ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはクルスク方面の状況を更新し、ウクライナ軍によるマフノフカ奪還=スジャに南から迫るロシア軍の試みが失敗に終わったという評価でDEEP STATEと一致し、クルスク方面の大部分で攻勢作戦が一時的に中断されたと報告した。
参考:Бои за рудники в Часов Яре и продвижение к Свердликово — сводка о событиях в зоне СВО
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DEEP STATEとRYBARはウクライナ軍によるマフノフカ奪還=スジャに南から迫るロシア軍の試みが失敗に終わったという評価で一致
DEEP STATEはクルスク方面について先月9日「ロシア軍がノヴォイヴァノフカ、ゼレ二・シュリャク、レオ二ドォ、アレクサンドリアを奪還した」「ウクライナ軍が38K-030沿いで支配地域を失った」と、19日「ウクライナ軍がマフノフカの陣地を奪還した」と報告。
RYBARも4日「ロシア軍が38K-030沿いで支配地域を広げた」「ロシア軍がチェルカスコエ・ポレチノエ方向に支配地域を広げた」「ロシア軍がマフノフカの陣地を維持出来ず郊外に押し出された」と報告し、ウクライナ軍の左翼の状況についてDEEP STATEとRYBARの評価は概ね一致した。
チェルカスコエ・ポレチノエ方向については両者の評価が元々一致しておらず、ルスコエ・ポレチノエ周辺、ベルダンとチェルカスコエ・ポレチノエの間で「支配地域」と「グレーゾーン」の評価が異なるが、どちらが正しくても全体的に見れば誤差の範疇=大した違いはない。
それよりも重要なのがスジャ防衛に重要なマフノフカの状況で、RYBARは「ロシア軍がマフノフカにあったウクライナ軍陣地を1月上旬に破壊して集落内に侵入したが、ウクライナ軍の反撃が続いて確保したマフノフカの足場を維持できなくなった。特にウクライナ軍が運用する無人機や悪天候が大きな影響を及ぼし、集落の南エリアがグレーゾーンに移行した。1月末にロシア軍はチェルカスカヤ・コノペリカからマフノフカに何度か攻撃を試み、これを映したウクライナ側の映像によってロシア軍がマフノフカから撤退したことが裏付けられた」と報告し、ウクライナ軍によるマフノフカ奪還で両者の評価が一致した格好だ。
因みにRYBARは「マフノフカを巡る戦いは霜が降りて大地が凍結した後に再開される可能性が高い」「クルスク方面の大部分で攻勢作戦が一時的に中断された」と報告しており、ロシア軍による3回目の攻勢はウクライナ軍左翼の状況を酷く悪化させたものの、スジャに南から迫る試みは失敗に終わり、暫くはクルスク方面で大きな動きはないだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
そうなるとやはりポクロウシクに集中するのかな?
ひとまずは良かったのかな?
ただこうなると今まで以上にクルスクの占拠地維持の為にウクライナは部隊や装備を回すでしょうから、他の戦線での部隊や装備不足が解消されるのは遅れるでしょうね。
クルスクが死守されたのはウクライナ軍がそれだけリソースを投入している結果なのでロシア軍の思う壺ですね。
死守されたのはウクライナ軍がそれだけリソースを投入している結果なのでロシア軍の思う壺ですね。
スジャ死守のために次々と予備を投入しているという話がありましたから、何とかそれで持ち応えた形ですかね(当然その分東部戦線に皺寄せが行ってますが)
一方でスームィからクルスクへのウクライナ軍補給路がほぼロシア軍の光ファイバードローンの管制下になってしまいかなりの損害が出ているため、補給路を半ば遮断しつつクルスク内のウクライナ軍を削っていく流れですかね
スジャ近辺は守りが堅いな兵力も入れてるんだろうけど。
バッサリ包囲殲滅は理想なんだろうけどそれで失敗しちゃ意味ないし上から少しずつ削って行った方がよさそうに見える。
これが出来るだけの高練度な防衛戦力と陣地構築資材があるなら南ドネツクに使って欲しかった…
そうすれば未だにヴフレダルは維持できてたかもしれないし、ポクロウシクはおろか手前のセリダフやノボフロディウカのコンクリート建造物群で相当粘れてたでしょ
本当にこれが全て。
確かに南方面からの攻撃に対しては相当な要塞を作っているっぽいのですが、無防備な横腹(ドニプロペトロウシク)を刺されたらどうにもならない···
限られたリソースを集中投資したからできているのであって、どこを突いてくるかロシア軍次第な他の戦線で同じことは再現できないでしょう。
北朝鮮軍が撤退したという情報もあります、ウクライナ軍にとって久しぶりの吉報です。
撤退の理由として大損害で戦闘不能になった、若しくはトランプ大統領との密約で戦線を縮小しているのか。
北朝鮮軍って工兵と砲兵な訳でウクライナが主張するような4000人の損害はどうかなと。それこそ北朝鮮兵だけで突撃している訳でわなくドローンの観測で砲爆撃の支援があり崩せそうな所に強襲しているわけで。
当初の主張ではマトモな装備もないガリガリの北朝鮮兵みたいな(精鋭部隊なのに!?)ザコ扱いだったが時を追うごとに装備はロシア軍以上とか北朝鮮兵の脅威を主張している時点で北朝鮮絡みの記事は全く信用ない内容だ。
ブダノフ氏自ら北の撤退を否定しているようで
リンク
死傷者数については本当に諸説ある感じだけど
やっぱりこういうのは間を空けて待っていた方が良いですね
クルスクは、どちらにしても一進一退の消耗戦が続くのでしょうかね。
トランプ大統領の外交ディールが、メキシコ・カナダ・パナマ・コロンビア・ベネズエラなど一定の妥結をしており、ウクライナがどうなるのか注目したいと思います。
(2025年2月3日 米にレアアース供給を、トランプ氏がウクライナに 支援の見返り ロイター)
鳴物入りで投入された北朝鮮軍は結局大して役に立ってないんかね。日本では一部のメディアが「最強部隊」だと大騒ぎして持て囃し、感涙しながら送り出したのに…
赤旗とか朝鮮日報とかですか?
「北朝鮮最強軍」なのですから何の矛盾もないのでは?
変な時間だが起きてしまったので書こう。
ロシア側がどう考えているかによりますね、と思う。
これはクルスクの事についてもそうですし、シヴェルシク方面でもそうなのですが。
ロシアがまだ停戦したくないなら、引き延ばす為のアプローチは色々ありますが、例えばその一つはウクライナ市民の戦闘意欲をあまり削らないってのもあると思うんですね。
引き延ばしたいなら要所の侵攻は継続しつつ、あまり大きく変化しなかったり、それほど戦略的要地で無い場所については「ウクライナにいい所を持たせてやる」ってのも一つの方法です。
それならクルスクもシヴェルシク方面も別に今のままでもたいした問題はありません。
そして、それをロシア側が意図してやっているかというとそれはそれで違うと思うのです。
多分どちらも作戦目的を完遂したいつもりでやってると思う。
でも、上手くいかなくても、こういう風にも考えているならプーチンというかロシア中枢としてはとりあえずそれぞれの方面の司令官とかに適当に叱責したり、注意勧告しても、余程ロシア軍が派手に崩れたり損失が出ない限りはあまり騒がないと思います。勿論大損害が出るようなら怒ると思いますけども。
という事でどちらの方面も特に大きな変化が無ければ、ロシア側は大きく作戦変更したりはしないと思います。
適当にこれらのうまくいってない戦線にもウクライナ側に圧力をかけつつ、やはりポクロフスクなどの攻略を進めていくと思いますね。
結局ロシアが(プーチンが)どこまで欲しいのかが大事な事です。それによってトランプ政権なりゼレンスキーなりもどう動くべきかが決まると思うのです。ただ、当然ですがロシア側はそこはハッキリさせないようにしていると思います。なんならプーチンは側近にすら明確な区切りについては精々仄めかすに止めていると思うのですね。
そして、側近達や閣僚もまたそこら辺は突っ込んで聞かないと思うのです。知らなければ口を滑らす事もありませんから。
ロシア劣勢ならこれは有り得ませんが、現状ではロシア側が戦場では有利ですからね。
納得できる推論ですが、悪魔的発想でもありますね。
関係ないはずなんですが『胡麻と百姓は搾れば搾るほど油が出る』という言葉が浮かびましたね
Mr.R様。この文脈では、とても適切な引用だと思います。只、「胡麻(菜種とも)と百姓は…」は本多 正信を墜とす為に文脈を変えられたとか、祖も原典の「本佐録」が上記を目的としたフェイクの可能性も…という説に触れた事があります。正信 自身は「権力者は富を、富者は権力を持ってはいけない」という考えの持ち主だったそうです(「知恵の泉」の受け売りですが…)。権力と富を(加えて発信力も)、相当部分独占している合衆国が揚げるも墜とすも自在で傲慢に振る舞っている事実を見ると、考えさせられる思想です。いつの時代も自分達に都合が悪い存在は消すか墜としてしまえ…という事かも知れません。このウクライナ戦争の帰趨も、そうした検証と無関係ではないでしょう。
なるほどです、勉強になります。
<富者は権力を持ってはいけない。←全くもっておっしゃる通りかと。(アメリカの方を見ながら)
ロシア(プーチン)がどこまで欲しがるか?なのですが、
これは既に紛争開始時に「ドンバス解放」を謳っているので
ここは確定で、このラインの譲歩は絶対にないでしょう
後の「緩衝地帯を削り取る」は後から言い出しており、
どの程度、どの地域・範囲を明言していないのは、欧米
ウクライナの対応次第なのではないでしょうか?
もちろん情報漏洩・交渉を有利にする為秘匿している側面は
あるでしょうが、緩衝地帯の明確な区切りはロシアも
決めていない(決められない)のかもしれませんな
クルスクはウクライナにとっては進むに進めず引くに引けない泥沼の戦場。戦略的失敗の失敗たるゆえん。戦力をズルズルと逐次投入せざるを得ない不治の潰瘍。幻の北朝鮮軍に大損害を与えたという幻影だけが残っている。実際どうなのか確かめようもないが数千人が死傷したと発表されたにもかかわらず怪しげな捕虜1人2人を残し忽然と戦場から姿を消したということなら、北朝鮮軍の神秘性がさらに高まる結果に。今後の動向が注目だ。朝鮮戦争では米軍は逆に捕虜を得ても人民義勇軍が大攻勢をかけるまでは参戦をかたくなに否定していた。ウクライナは逆に参戦を言い続けている。人は自分の都合に合わせて幻影を作り上げる。
枝葉末節なのですが、難治性潰瘍はあっても「不治の潰瘍」なるものは、胃潰瘍にしろ褥瘡にしろ、薬物療法・外科的療法・栄養学・理学療法などの進歩でほぼ無くなりました。糖尿病性潰瘍はダメなら諦めて切っちゃいます。
一種の「カンフル剤」並みの昭和の表現になってしまっています。
貴重な西側装備の部隊を投入してくると考えたらクルスクの突出部を下手に潰さずに生かさず殺さずの状態にした方がロシア的には美味しいだろうしなあ
北朝鮮が撤退したと一部報道で大喜びしているが
普通にロシア軍が一時撤退したから再編のため撤退しただけだろう。
やられた北朝鮮軍もウクライナ憎しでさらに増員してくることも考えられる。
常識的に負けてもないのに全面撤退はしない
北の部隊が本当に精鋭部隊なら部隊再建のために引き揚げた可能性も。
ソマリアで米軍が引き揚げた理由にゲリラ相手の市街戦に特殊部隊を消耗させたくないってのがあったらしい。
精鋭部隊は訓練に時間やお金がかかるので。
それもあるかもしれませんが、いわゆるブラックホークダウンで、兵士の死体が市中引き回しの映像が流れたのが大きいのでは。
あとトランプが派遣中止を命じたソマリアの米軍駐留をバイデンが覆して再駐留を命じていたはずですけど。
またトランプが派遣中止にするのかね。
ちなみにWikipediaの英語版がやたら詳しいですけど、2023年の1月にISの指導者ら10名をSEALs Team 6が戦死者無しで殺害しており、特殊部隊を派遣していないというのも疑問です。まあ空爆や無人機での攻撃が主体なのは確かですけど。
まぁスジャ周辺で押し返しても他で押されてしまうんだが……
政治的な事が関わると必死になるのは非常に分かり易い
> まぁスジャ周辺で押し返しても他で押されてしまうんだが……
で、いつロシア軍はクルスク奪還できるの???
>政治的な事が関わると必死になるのは非常に分かり易い
それはクルスクに北朝鮮軍動員までしちゃったロシアの方だよね
一瞬AIかと疑ったが、このアレさは間違いなく思想が偏った人間だな
>で、いつロシア軍はクルスク奪還できるの?
むしろ奪還しない方がウクライナ精鋭を釘付けに出来る分、ロシア側としては戦略的に都合がよい。
>それはクルスクに北朝鮮軍動員までしちゃったロシアの方だよね
なんで北朝鮮と連合したのがウクライナよりも必死なのか明確な根拠に乏しい
クルスクで確かに停滞してますがスームィでの援軍を破壊し続けてると
ロシアが映像を出してますね、ポクロウシクはウクライナ軍の反撃で
ロシア軍を押し返してる地域も有ると聞きました、レアメタルの件で
アメリカの支援が再開されたのでしょうか?
後、気になる事を言ってたんですがハリコフの緩衝地帯で近々
ウクライナ軍の反撃が有るとか、ベオグラードまで視野に入れてると
最近はウクライナに良いニュースが有り頑張ってるようで
ウ軍は、そもそもマフノフカに侵入される事自体が問題。
Berdinに割く戦力があれば、Plekhovo奪還を狙った方が良かった。
H07道路など、あちこちで兵站を狙われている。
突出部は店終いした方が良い。
クルスクは管轄が違うからか、取る所は取るまで粘る他の戦線と違い、緩急を付けて動いているように見受けられます。兵士ソースの違いからかもしれませんが。