ドネツク南西・ドニプロペトロウシク南東方面ではロシア軍兵士がアンドリーイフカ・クレフツォヴェ集落で国旗を掲げる様子が登場、RYBARも「ロシア軍が集落を占領した」と報告したが、ウクライナ軍側から「占領を演出するためだけの国旗部隊」を証明する視覚的証拠が登場した。
参考:Мапу оновлено
参考:Як “флаговтик” вбиває OSINT: кейс-метод з Іскрою
参考:Фейкові “перемоги”: окупанти знімають постановочні відео захоплень населених пунктів
参考:Хроника специальной военной операции за 14 августа 2025 года
集落を占領したと見せかける新たな偽情報戦術は非常に厄介、言い方を変えれば非常に効果的だ
DEEP STATEはドネツク南西・ドニプロペトロウシク南東方面について8日~16日までの間に「ロシア軍がオレクシイウカ、ノヴォハツケ、トルストイを占領した」「ロシア軍がゼレニ・ハイの大半を占領した」ロシア軍がヴォスクレセンカの大半を占領した」「ロシア軍がダクネ周辺に支配地域を広げた」「ロシア軍がドニプロペトロウシク州内支配地域を確保した」と、RYBARは15日「ロシア軍がアンドリーイフカ・クレフツォヴェを占領した」と報告。
視覚的にもロシア軍兵士がアンドリーイフカ・クレフツォヴェ集落内=Ⓐで国旗を掲げる様子、ロシア軍兵士がオレクサンドロフラード集落内=Ⓑで国旗を掲げる様子が登場したが、DEEP STATEは「何度も言及しているがロシア人は休暇と引き換えに旗を掲げる任務を行っているだけ」「アンドリーイフカ・クレフツォヴェを支配している訳では無い」「外国人や一部のウクライナ人はロシア軍がオレクサンドロフラードを占領したと主張しているが事実ではない」と報告し、これを裏付ける視覚的証拠と旗を掲げる任務を行ったロシア人兵士の捕虜の映像が登場した。
ウクライナ国防省情報総局は15日「ロシアは情報戦に新たな偽情報戦術を積極的に採用している」「これは集落を占領したと見せかける映像を撮影して戦場での成功を意図的に作り出すことを目的している」「ロシア軍は国旗を掲げるための小規模なグループ(2人編成)をウクライナ軍の陣地の背後に回り込ませて『占領』を主張するための映像を撮影している」「このような映像はクレムリンに勝利を報告するため、ウクライナ社会への圧力を目的にした情報戦に使用されている」と報告し、アンドリーイフカ・クレフツォヴェの状況について以下のように述べている。
“敵は先日、アンドリーイフカ・クレフツォヴェで国旗を掲げた映像をネット上に拡散させたが、情報総局特殊部隊に所属するロシア義勇軍団の兵士、第5独立重機械化旅団の兵士が集落の実態を明らかにした。この集落で国旗を掲げたロシア人は情報総局特殊部隊の兵士によってゼレニ・ハイで排除された”
情報総局はウクライナ軍兵士がアンドリーイフカ・クレフツォヴェ集落内=Ⓒで国旗を様子、旗を掲げる任務を行ったロシア人兵士の捕虜を公開し、DEEP STATEも「ロシア人が旗を掲げているだけで集落を支配していない証拠が登場した」「アンドリーイフカ・クレフツォヴェでは最低でもロシア人兵士50人が排除され10人以上が捕虜になった」「したがって、アンドリーイフカ・クレフツォヴェの状況に変化はない」「ゼレニ・ハイ経由で旗を掲げる任務を行ったロシア人兵士が侵入してくる以外は」と述べた。

出典:Головне управління розвідки МО України
ウクライナ側が主張していた「占領を演出するためだけの国旗部隊」の存在が証明されたため、ロシア軍兵士が国旗を掲げて占領を主張しても「信憑性」が低下し、モニター越しの観察者に「どれが事実でどれが嘘なのか」を見抜くのは不可能に近く、オレクサンドロフラード占領を主張する映像も「占領を演出するためだけの国旗部隊」によるものかもしれない。
ロシア人からすれば「情報総局やDEEP STATEが嘘をついている」「戦場の劣勢を隠すための演出だ」と主張すれば済む話で、情報空間の認知を歪めて対立が煽れば「ウクライナ社会への圧力」として機能するため、集落を占領したと見せかける新たな偽情報戦術は非常に厄介、言い方を変えれば非常に効果的だ。
追記:ウクライナ軍がポクロウシク方面ゾロティ・コロディアズ方面で反撃を行っている視覚的証拠が登場、第93機械化旅団がヴェセレ周辺でロシア兵士を掃討している様子や、第93機械化旅団の兵士がヴェセレ集落でロシア軍兵士を捕虜にした様子、ウクライナ軍部隊がヴェセレ集落を支配している様子が確認できる。
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※アイキャッチ画像の出典:Воин DV






















視覚的証拠が出てきたのでポクロウシク北部の反撃は成功だったみたいですね。
ロシア側もあんまり芳しくない状況だったので黙ってなのかも知れませんね。
以前からドローンでの旗立てやらもありましたし、陣地へ攻撃してる映像とかしか信用出来ませんね…。
とはいえ戦況をひっくり返す反撃ではないからまだ余談を許さない状況ですね。
また別の場所が手薄になってドンドンロシア軍が占領していくかも知れません
ポクロウシク北方はようやくアゾフが最前線に出てきたみたいですね
ロシア側のモチベーションとしてはここでアゾフを叩ければ
ウクライナ側の和平の機運を高めるチャンスなので局地的に争いが激化しそうです
同じく視覚的証拠付きでポクロウシクの切断が嘘だったことも出て来てるしあそこらへんはまだ数日混乱が続きますね。問題はアゾフが集中したことで他戦線の崩壊が早まっている情報が出ていてそちらをどこまで偽旗作戦と見なすか
同じく視覚的証拠で切断は嘘だったとも出てるのでまだ情報が錯綜してますねあの辺。問題はアゾフが張り付いたことで別戦線への悪影響が既に出ているとの話ですが
もうAIフェイク動画も簡単に作れますし、複数の映像ソースを確保できる場面も限られるので、視覚的証拠も機能しなくなる日が近そうですね。
映像やメタの改竄有無を判定可能、署名といった仕組みはありますが、安価なドローンや単価を落とす必要のある兵士のカメラにわざわざそんなもの使わないでしょうし・・・。
一般人の立場でできるのは、できるだけ多数のソースから、心の中でスコアリングしていくしかない。
当記事のウクライナ国旗掲げてる画像も荒いですが短足に見えたり、ヘルメットカラーや顔の歪みで信憑性をちょっと疑っちゃいました。
今年ぐらいから宇露双方の写真や映像、特に人が移っているのは違和感を感じる者は多いように思いますねす。
まあ外野としては現実の戦線を待てばよく、当事者としてはどちらも効果的であると生地に書いてある通りですね。
戦争と同じ位に長い歴史のあるオーソドックスで典型的な偽旗戦術
非常に効果的な戦術
数年前は撃墜したTB2の残骸を色んな地域に運び何機体も撃墜した宣伝していた
紛争中なのですから、特にパンピー向けの戦果なんぞは戦場での事実そのままなはずは無いでしょうお互いに。
重要なのは、偽ったかではなく、偽りによる自滅を招かないかどうかです。
ともあれ、ポクロフスク近郊での次の展開は、駆けつけたウクライナ側がどれだけの反攻継戦能力を持てているか、別の言い方では、ウクライナとロシアのどちら側が効果的な後詰めを投じれるかあるいは膠着するかによる、なのかなと予想されます。
ウクライナの世論調査では、ウクライナ人の継戦意欲が低下しているとの兆候が見て取れます。
世論の継戦意欲は、当然のように影響してきますから、偽情報作戦は政治外交レベルでも影響してくると言えそうですね。
追記です。
ウクライナ人男性(29歳)家族(日本での密着インタビュー)、数分間まとめて、8月15日の終戦の日の特集としてあったんですよね。
『戦争はもっと自分に身近なものだと感じてほしい』なぜか日本にいる徴兵対象者が、日本人を巻き込もうとしているのは、見ていて不思議な気持ちになります(写真家は、兵役免除対象なんでしょうか?)。
ウクライナ国内、特に前線歩兵が兵士不足の中で奮闘している記事を拝見していると、兵役について汗を流している人達が優先して報われて欲しいいなと感じています。
(2025/08/15 【戦後80年】「平和はもろいもの」避難民の考える平和と“終戦” ウクライナ侵攻から3年…日本への避難民は1900人超
FNNプライムオンライン Youtube)
両陣営ともに旗立てて逃げるのはずっとやって来た事なので、まあそうだよねぐらいな感じ
ポクロウシクは北東での反撃が全体としての反撃に繋がるかどうかだけど、そこまで大きな増援でもなさそうなので火消ししただけで終わりそう
嘘報告なんて問答無用で撲滅すべきサムシングだったはずなのに、何を間違えたのか斜め上の進化遂げてるのが我らが大ロシアだな…
はたして偽情報とまで言えるのだろうか。数週間後には実際にウクライナの前線が後退してるだろう。偽情報と言い切るためにはウクライナがその地を占有してる証拠も必要なのでは?
巨大な無人地帯が広がっている。そのせいで歴史上かつてないほどにまで、占領の概念が曖昧化してるだけだと思う。
なるほど、山田さんのおっしゃるように時系列的に、ロシア軍が一時的に占領して、その後でウクライナ軍が取り返した、という可能性もグレーゾーンだった可能性もありますね。ウクライナ軍がいたら旗を出して撮影できませんからね。
と同時に、偽旗作戦やインチキで旗だけ立てて宣伝するとような謀略もよくされているという認識も必要だと思います。戦場ではリアルタイムに真実を掴むのは現場で戦っている当事者でも難しかったりしますから、錯誤とかはあって普通かもしれません。とにかく、我々も注意する意識は必要ですね。
直近の速報等は非常に興味深く戦況の未来をも想像させることも多いですが、反面、宣伝や間違いや先走り等もつきものです。
それに対して戦況がどうかの判断については、少なくとも1ヶ月くらいのだいたい確定した占領地の比較とかで判断する方が安全かもしれません。
アゾフ旅団などが現場に到着するにつれロシア側も動画増えて来ましたが、双方の物を見比べるとだいぶウクライナ側に厳しい状況に思えますね
ロシア撮影の攻撃動画で「美味しい絵面」の物がこんなに多いのは異常事態です