ロシア軍の夏季攻勢は昨年を上回るペースで進捗しており、ポクロウシク右翼方面ではカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを突破してラジンを占領、ポクロウシク南郊外でもシェフチェンコをほぼ占領し、このペースで前進されると7月の領土喪失は「2025年最悪を記録した6月」を越えるかもしれない。
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 10 июля 2025 года
参考:Мирное освобождено обстановка на Новоселовском направлении по состоянию на 15.00 13 июля 2025 года
このペースでロシア軍の攻勢が維持されるとポクロウシクは年内に陥落する恐れがある
DEEP STATEはトレツク方面について10日「ロシア軍がトレツク東郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がレオニディフカ集落の大半を占領した」「ロシア軍がシュチェルビニフカ集落内に侵入した」「ディリイフカ集落全体がグレーゾーンに収まった」「グレーゾーンがビラ・ホラ方向に伸びた」と、11日「ロシア軍がルシン・ヤール方向に支配地域を広げた」と、13日「ロシア軍がディリイフカ集落に侵入した」「ロシア軍がトレツク東郊外で支配地域を広げた」と、RYBARも10日「ロシア軍がT-0504沿いで支配地域を広げた」と報告。
トレツクとチャシブ・ヤールを結ぶシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河沿い=クルディウミフカ方向に新たなポケットが生じており、ロシア軍にディリイフカ→ビラ・ホラ→プレデテキネと進まれるとチャシブ・ヤールの南側面を突かれ、形的にはクラホヴェ攻略と同じ形になるのが興味深い。
さらにトレツク東郊外=ネリピフカ、レオニディフカ、シュチェルビニフカ方向の状況もDEEP STATEとRYBARの評価が一致し始めており、コンスタンチノフカの状況認識も「前線から遠く離れた拠点」ではなく「ロシア軍が迫りつつある前線に近い拠点」に変更され、ポクロウシク方面さえなければ「ここが夏季攻勢の本命」と言われていただろう。
DEEP STATEはポクロウシク右翼方面について12日「ロシア軍がノヴォトレツケ集落に侵入した」「ボイキフカ集落がグレーゾーンに入った」「ロシア軍がマーン北郊外のポケットを占領した」「ロシア軍がマーンを占領した」「ミコライウカ集落がグレーゾーンに入った」「セリシュチェ・ベリイカ集落がグレーゾーンに入った」と、13日「ロシア軍がカゼニ・トレツ川を越えてラジンを占領したロシア軍がシェフチェンコをほぼ占領した」と報告。
RYBARは「ウクライナ軍はカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを維持しようとしている」「この川を渡ればロシア軍はロディンスケに進出することが出来る」と述べていたが、ウクライナ軍はカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインをロシア軍に突破されてラジンを失ってしまい、ロディンスケの右側面はクラスノリマンスカヤ炭鉱とテリコン群のみになってしまった。
DEEP STATEはポクロウシク左翼方面について11日「ロシア軍がヤルタを占領した」「ロシア軍がトルストイから北に前進した」「ロシア軍がマーン中心部を占領した」「ロシア軍がシェフチェンコの北郊外で支配地域を広げた」「ヴォスクレセンカ方向のグレーゾーンが大きくなった」と、12日「ロシア軍がジルカを占領した」「ノヴォハツケまでグレーゾーンが伸びた」「ロシア軍がコマールをほぼ占領した」と、RYBARは13日「ロシア軍がノヴォハツケ、トルストイ、マーンを占領した」「ロシア軍がマーンからシェフチェンコまでの前線を西に押し上げ」と報告。
この方向のロシア軍はドネツク州とドニプロペトロウシク州の州境に向けてぐんぐん前進し続けており、恐らく夏の終わりまでにドニプロペトロウシク州に侵入して幾つか足場を確保するだろう。
追記:DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いのドヴォリチナ方向について13日「ロシア軍がドボリャンスキー 国立自然公園をほぼ占領した」「クラースネ・ペルシェがグレーゾーンに移行した」と報告した。
DEEP STATEが「今後数日以内に発生する可能性が高い」と予想していたオドラドネやボロヒフカへの攻撃は確認されていない。
追記:DEEP STATEはカミアンスケ方面ドニエプル川沿いについて11日「ロシア軍がカミアンスケ北岸地区で支配地域を広げた」と、12日「カミアンスケ北岸地区全体がグレーゾーンに移行した」と報告した。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України


























おぉ……もう……
クピャンスク、ポクロウシク、コンスタンチノフカの要塞群と、多点同時に脅威を与えていますね。
これが作戦術というものなのでしょうか?
ポクロウシクへ=ディミトロフへの補給路、T-0515・E-50への圧力が気になりますね。
スームィ~スジャ~マラヤロクニャ周辺も、補給路に対して、FPVドローンによる補給車両への圧力があったからです(運転席側面の窓からの攻撃など動画がでていました)。
ロシア軍が、ドニプロ州に足場を築くことが現実的になりつつあるわけですから、ウクライナの政治外交にどういった影響がでるのか対応を考える時期が来ているのでしょうね。
追記です。
防衛側は、『内戦の利』があると言われますが、戦線が長大・策源地が西部という難しさを感じます。
スジャ国境~クルスク~クピャンスク~リマン方面~コンスタンチノフカ・ポクロウシク~ザポリージャ方面、あまりにも動いている戦線同士の距離が離れているように感じますね。
ポクロフスクの補給路ですが、軍事用は不明ですが、残った住民の方用はほぼ途絶しているみたいですね
以下、ウクライナの方(Донбас Оперативний)のテレグラムチャンネルからの抜粋(自動翻訳)です
‼️ ポクロフスクの状況について地元民から聞きました。
・街への食料の搬入は止まり、人々はそこに残っていたわずかな集積所で、最後の食料をかき集めている。
・ここ2週間は本当に大変でした。何日も至る所で火災が発生し、空気中には煙が絶えず漂っています。何がどこで燃えているのか、はっきりとは分かりません。
・街への砲撃はますます頻繁になり、通りには不発のドローン、地雷、そして地面から突き出た砲弾が溢れている。ドローンは至る所で爆発している。
情報ありがとうございます、勉強になります。
やはり補給は、非常に厳しいような印象を受けますね。
残った住民の方は、高齢者の方が多いと思いますが、早めに避難して欲しいものですね…
ロシア軍によるハルキウ州再侵攻の時もそうでしたが、
ウクライナ軍は連戦連勝、ロシア軍は屍の山。みたいな情報を信じてる住民は、ロシア軍が迫っても
すぐに我が軍が駆逐する。と考えて避難しなかったみたいなので、ロシアによるポクロウシク攻撃は失敗に終わった。みたいな話を信じてる住民は、反ロシア派でも避難しないと思います。
仰る点ありましたね。
国内避難先が、(経済的な面からも)見つけられないという話しも思い出しました。
ウクライナ国内避難民の中で、マリウポリを避難した20万人のうち3分の1が戻ったという話しも思い出しました。
西側諸国はいい加減軍事支援の目的を「ウクライナの勝利」から「自分たちの再武装が終わるまでの時間稼ぎ」に変更すべき。さしあたって5年くらいウクライナには稼いでもらう。2014以来、「親ロシア派の鎮圧」を名目に国境でやりたい放題やっていたウクライナが、普段は温厚だがついぞブチ切れたプーチンに報復を喰らった途端、突如被害者ぶって西側諸国を騙し大金をせしめた、という構図がこの戦争なので、キエフ政府とその人民は詐欺の責任を血で払ってもらいます。
たとえば、西側自らが喉から手が出るほど欲しがってるHIMADの類をウクライナに供給するなんてもってのほかで、それよりも都市爆撃を食らっても反戦暴動が起きないように抑え込むための治安装備を供給しましょう。パトリオットやアスターは1発数億円するが、催涙ガスやライオットシールドは遥かに安い。人員不足も、各国に流入したウクライナ難民をあの手この手で送り返せば、数だけは揃うはず。その手の人道支援基金は西側再武装に流用しませう。
あと4年弱時間稼ぎできればアメリカ民主党が政権を奪還してウクライナ軍は無双できるはずだから。
この4年間で西側諸国市民はトランプやAfDなど新ロシア派極右の無能さを学習できるだろう、それまではウクライナに耐えて欲しい。
ロシアには、世界最強レベルの核戦力があるので無双できる装備なんて渡せないんだよ。そもそも、それ財政緊縮を廃止してまた赤字国債刷りまくるということでしょ今ドル価格が11%低下しているし次は本当にアメリカの信用が其処を尽きる。そんな事になれば、ウクライナどころか、欧州も沈没、ドルを採用してる国も沈没、日本も沈没。
ぶっちゃけそんなことになる前提で言えばロシアの方が先に死んでるよな
そんな根拠はどこにあるの?
経済封鎖したらロシアは破綻する見立てじゃなかった?
希望的観測で物事を語るのはやめましょうよ。あくまでロジカルに。
無双はないでしょ
せいぜいベトナムやアフガンみたいに泥沼化で粘って息切れさせるあたりが現実的では
思想強すぎてドン引き
なんでそこまでロシアに肩入れできるんだ…
言うほど肩入れか?
もうウクライナにはうんざりといったところ。
どこが肩入れかというと、この人、ひとつ前の記事のコメントでロシアの主張そのままの受け売りをしてたんだよね…
見てきましたけど全部事実ですよ。
独立派とロシアの非道は何も書いてないので公平さはありませんがね。
それ、ズデーテン地方でドイツ系住民が迫害されてたのが事実と言うようなものですよ…
突出部を切り落とそうって動きがほとんど全く見られなくなったなぁ(=一方的に殴られてる)
ベラルーシとの国境に配置した部隊を引き抜いてくるらしいけどどの程度の戦力になるのか
そしてロシアは手薄になったベラルーシ側をどうするのか
西側が再武装するには5年どころか10年あっても足りないと思う。生産力もないのにGDPだけは肥え太り移民問題で荒れている。侵攻から3年経つのに未だに新規の生産ラインも構築できてないし足並みも揃ってない。アメリカにおんぶに抱っこのツケが回ってきてる
予算は執行されたから動き出したら速いだろうがな
一度予算執行したら止まらないというか止められないのが国だ
恐らくウクライナ侵攻当初から西側陣営は既存の国際秩序の崩壊が避けられないと判断し、来たるべき新時代に向け再軍備を含めた態勢の立て直しのためにウクライナを支援して時間稼ぎをするつもりだったのでしょうが、誤算だったのは侵攻開始から4年目を迎えるにも関わらず、未だに具体的な動きを進めることができないほどに北米や欧州における産業の空洞化と軍備の弱体化が進んでいたという点でしょうね
まるで他国はそうではないかのような言いざまだな
ロシアとかもっとアレなんだがな
君必死だね。
君たちで言う親宇はもう来ないもんだと思ってたけど。
いつまでデマに騙されてるの?
申し訳ないがロシア信者こそロシアに対して幻想を抱きすぎではないだろうか
そこはしょうがありません。サボったのは我々西側の怠慢です。
しかたないのでウクライナには追加で10年くらい踏ん張ってもらいましょう。それくらい継続的に軍事への需要が喚起されれば西側の軍需企業も本気になるでしょう。
さんざんロシアを焚き付けてウクライナ侵攻を招き世界を不安定化させたのだから、キエフ政府とその人民にはその分頑張ってもらわねば困ります。
面で数キロ単位で各所でロシアが進軍している状況でウクライナは一部で反撃しているが全体的にリソース全く足りず各戦線どの辺りでロシア止める算段なのかも不明瞭という所でしょうか。
何にせよ本格的に戦線整理していかないとどうにもならないと思うけど、クルスク攻勢失敗の余波によりスムイやハルキウにもロシアがそれなりに力入れて来ているので本当にクルスク攻勢は戦略的に無意味で何したいのか理解に苦しみ失敗するべくして失敗した世紀の大失敗作戦でしたね。
恐らくロシアの大規模攻勢としては最後になるのではという予測があるが、どうなるかね とすればどちらにせよここが一番の勝負になるが
ロシア側は防御を強化して守りを固める方にシフトしていくんじゃないかとは前々から言われてたな
支援が継続しウクライナがまだまだ戦えるというならともかく、相手が弱ってるのに攻勢をかけてる側が守りに入る理由はないのでは…?
逆に聞きたいがロシアが大規模な攻勢を今後ずっと続けられると思うのかね?
ならその理由を言ってくれよ
テレグラムを見てるとウクライナ軍は何処の戦線でもとにかく補給が不足している(もちろん人員もだけど)との事。
恐らく先月から苛烈になっているウクライナの後方インフラへの攻撃がかなり効いてるんでしょうね。
シャヘドの量産が日産で100機超えという数になって、ようやく継続的かつ効果的なインフラ攻撃が出来たというのであれば本邦の有事の際の継戦能力の参考になるかもしれません。
欧米経済悪化してるし、ウクライナでは兵の被害多過ぎて50代徴兵し前線送り60代も兵士として採用し改善は無理でしょ
だから前線にリソースつぎ込まずロシア本土でテロ紛いの活動してる訳だし
欧米が大軍拡始めた上にロシアの方が悪化しそうなんですがそれは
ポクロウシク東側がどんどん迫ってきて北に回り込まれそうな勢いですねえ
反対側にあたる先日発表したドニプロペトロウシク州のダチネ占領の誘引がマジ効いてそう