ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEはは23日「ロシア軍がクピャンスク方面オスキル川沿いとリマン方面ゼレベツ川沿いで前進した」「ウクライナ軍はクピャンスク方面ボロバ方向でロシア軍を押し戻しナディアを奪還した」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Бійці 3 ОШБр зачистили населений пункт Надія на Луганщині
ロシア軍はオスキル川沿いとゼレベツ川沿いで前進、ウクライナ軍もボロバ方向で集落を奪還
DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いのカムヤンカ方向について「ロシア軍がトポリ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がカムヤンカ東郊外で新たな足場を築いた」と報告。
DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いのボロバ方向について「ロシア軍は2月下旬~3月上旬にナディアを占領したが、それ以上の前進は収めることは出来なかった。そして第3独立強襲旅団の第1強襲大隊は23日にロシア軍を押し戻してナディアを奪還した」と報告。
第3独立強襲旅団も「ナディア奪還の様子」を公開し、この作戦にまとまった戦力を投入しているのが確認できる。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
DEEP STATEはリマン方面ゼレベツ川沿いについて「ロシア軍がイヴァ二フカ近郊のゼレベツ川西岸で支配地域を広げた」「ロシア軍がヤンポレフカの東で支配地域を広げた」「ノボリュビフカ近郊でグレーゾーンが伸びた」と報告。
関連記事:一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍も黙っていない
関連記事:ロシア人ミルブロガー、クルスク方面やベルゴロド方面の状況は複雑
関連記事:将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍が東部戦線の複数方面で前進
関連記事:トレツクに関する嘘報告とウクライナ軍の反撃、市内は巨大なグレーゾーン
関連記事:ロシア人ミルブロガー、クルスクから撤退したウクライナ軍は力を失っていない
関連記事:ウクライナ軍はスジャ方向で安定を取り戻し、ベルゴロド西部に侵入
関連記事:比較的静かだった南部戦線で動き、ロシア軍がザポリージャ方面で前進
関連記事:東部戦線、ウクライナ軍がオスキル川とトレツクでロシア軍を押し戻す
関連記事:ウクライナ軍がスジャ撤退を認める、包囲されることなく自国領へ撤退中
関連記事:ロシア軍がスジャ一帯をほぼ奪還、ウクライナ軍は国境まで4kmの位置に後退
関連記事:ウクライナ軍の反撃が続くポクロウシク方面、ロシア軍がシェフチェンコから後退
関連記事:一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍の連続した反撃が登場
関連記事:ロシア軍が東部戦線で前進、ポクロウシクではウクライナ軍の反撃が続く
関連記事:クルスク方面の状況は悲惨、ロシア軍はウクライナ軍を前後から挟み撃ち
関連記事:ロシア軍がスジャを奪還、露大統領は安全確保のためスームィ侵攻を示唆
関連記事:交渉材料を巡る戦い、ロシア軍がスジャ中心部で国旗を掲げる様子が登場
関連記事:露メディア、停戦ボールを賢く投げ返さないと米国の怒りがロシアに向く
関連記事:ウクライナは条件付き停戦を受け入れ、米国は軍事援助と情報提供を即時再開
関連記事:交渉材料のクルスク占領地は失われる寸前、ロシア軍がスジャ郊外に迫る
※アイキャッチ画像の出典:3-тя окрема штурмова бригада
ウクライナの防空ミサイルが不足しているうえに、ガザ・イエメンでも紛争が再開していますからね。
ロシア軍が、ベルゴロド越境攻撃で攻撃ヘリ投入の指摘もありましたので、防空ミサイルにも注目したいと思います。
画像の弾幕すごいですね、塹壕・天蓋付きの陣地に入ってないと負傷者が続出しそうに見えます…
(2025.3.23 ウクライナ、防空兵器が枯渇 米支援鈍化、欧州に期待 共同通信)
まだ地図上にハッキリとした動きとして現れていませんが
スームィのユナキフカが第二のスジャになりそうな雰囲気ですね
H-07という柔らかい横腹をロシア軍に刺されてまくってます
クルスクに猫の額のような占領地が残ってるのは罠みたいです
どうも東部(と南部)の戦線は両軍にとってかなり重要度が下がっているように見えます
もちろん戦果そのものに価値がないわけではないのですが……
スームィ州の方がキエフに近いし、ゼレンスキーの政治的・軍事的失敗を強調して追い込むのなら、そこで攻勢掛けた方が良いとプーチン氏は判断してるのかもしれない
ウクライナはロシアの下腹に穴を開けたんじゃなくて、自分の肩辺りに穴を開けてしまったのかもしれない
そんな上手くはいきませんよ
スムィ州は森林地帯で防御側が非常に有利ですし、ウクライナ軍のクルスク攻勢と同様にロシア軍がスムィに進攻することを考えるとどうしても後方連絡線はH-07の1本頼りになり脆弱です
あくまでも可能性だし、この方面でプレッシャーをかけつつ擦り減らすのが一番合理的な判断に思える
ロシア軍の目的はH-07を抑える事に見えて来てる
だからまだクルスクの端っこのウクライナ軍は生かされているように見えた
政治的に見れば、都市の人口規模は大事ですから、仰る視点も有り得ると思います。
スームィ市の人口ですが、東部最前線の主要都市より、そもそも人口が1桁多いんですよね。
スームィ市郊外~ユナキフカの距離ですが、25km前後です。
ゼレンスキー大統領が、防空ミサイルの在庫不足に言及しており、ユナキフカが仰るような厳しい環境になったとしても引くに引けないのかもしれませんね…(空爆などの情報がでていますね)
スームィ市 25.6万人
コンスタンチノフカ市 6.7万人
ポクロウシク市 6万人
クピャンスク市 2.6万人
交渉のために、無理矢理ロシア領内にウクライナ占領地を作ってるのと一緒で
以前からルハンシク州の喪失率をなんとしても100%にしたくないように動いてるように見える。
ナディアに纏まった戦力を費やしてるのはそういう理由だろうか。
アゾフも何回も戦って消耗激しいだろうに復活するんだよなあ。
ウクライナの国家規模の何処にその無尽蔵の抵抗力があるのか理解出来ぬ・・・
第3旅団等の精鋭も半分以上ピクセル兵なのでは?
ベルゴロド侵攻作戦はあまり進撃できていないようで、クルスク侵攻初期のような国内や海外の熱狂的盛り上がりがないですね。
ベルゴロドでロシア軍が包囲されてるって主張を何処かで見ましたがはてさて。
東部戦線でも局所的な反撃が成功していますが、ウクライナ軍優勢を印象付ける程鮮やかではないのでやはりインパクトに欠けます。なのでゼレンスキー大統領の性格から言ってまた何処かの鮮やかに進撃できそうな場所を見つけてそちらに精鋭を送って新たな戦端を開くのじゃないかと思ってます。その時期は侵攻初期の勢いが持続できている間に停戦交渉を始める必要があるので、5月停戦というのであればその1週間前とかに始めるのでは?
こちらの方面でウクライナ軍が活発になったと思いきやポクロウシクで再びロシア軍に押され出しているので、もう根本的に複数の戦線を維持する力が無いっぽいですね…
あちらを立てればこちらが立たず、が広大な戦線のあちこちで起きている感じですね。局所的に奪還しても、総合的には失った領土のほうが多い以上、結局はジリ貧が続くだけという。そして何よりも、人的資源の損失は回復できていない。