トレツク方面でロシア軍がアルテーモヴェ郊外の変電所付近まで前進したことを示す視覚的証拠が登場、このまま前進(約2.5km)されると二ューヨークへの主要ルートが遮断され、東市内と郊外に陣取るウクライナ軍はロシア軍の大釜に捉えられるかもしれない。
ロシア軍の前進速度が早いのは 「ウクライナ軍が集落を巡る戦いで粘らなくなった」という側面もあるのかもしれない
DEEP STATEはトレツク方面について2日夜「ロシア軍がアルテーモヴェ郊外のダーチャに向けて前進した」「グレーゾーンがアルテーモヴェ市内南西の端まで拡大した」「ロシア軍がトレツクまで約100mの位置に到達した」「第100機械化旅団が公開した映像から前線位置が明らかになりつつある」「敵は確実に戦術的成功を収めている」「敵は既にトレツク自体への侵入を試みている可能性がある」と報告。
DEEP STATEが言及した第100機械化旅団の映像とは「ダーチャの南=Ⓐでウクライナ軍がロシア軍を攻撃する様子」のことで、この視覚的証拠から約100m先がトレツク=ウクライナ人はアルテーモヴェ郊外のダーチャを「トレツクの一部」と見なしている可能性が高い。
さらにRYBARは3日夜「ロシア軍がドゥルジバ集落内で前進した」「ロシア軍がツェントラルナ通りを越えて前進した」「ロシア軍がアルテーモヴェ市内のテリコン周辺に前進した」と報告。
RYBARの主張が事実なら「ロシア軍がアルテーモヴェ市内の大半を支配している」という意味になり、これを裏付けるウクライナ側の視覚的証拠が変電所近く=Ⓐで確認され、ロシア軍は変電所の直ぐ側に陣取っている。
ここにロシア軍が存在するということは「テリコン周辺の住宅地を支配している可能性」が高く、変電所を奪われればトレツク市内からネリピフカを経由するルートが遮断され、西に約2.5km進まれると川沿いのルートも遮断され、二ューヨークの東市内と郊外のポケットはロシア軍の大釜に捉えられる危険がある。
ロシア軍をネリピフカ郊外で食い止められるのかどうかは不明だが、現在の前進速度を考えると「約2.5km」という距離は短期間の内で到達されるかもしれないため、二ューヨーク方面の状況が一気に崩れるかもしれない。
因みにDEEP STATEとRYBARはポクロウシク方面について「ロシア軍がヴェセレを占領した」と報告していたが、ロシア軍がヴェセレ集落内=Ⓐを掃討する様子が登場した。
これまでのウクライナ軍なら「集落内の建造物」が全て破壊され抵抗拠点が無くなるまで戦うのだが、この映像に映るヴェセレ集落内の家屋は比較的原型を留めており、ロシア軍の前進速度が早いのは 「ウクライナ軍が集落を巡る戦いで粘らなくなった」という側面もあるのかもしれない。
関連記事:侵攻892日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に支配地域を広げる
関連記事:ロシア軍がチャシブ・ヤール市内に侵入、トレツクまで約100mの位置に到達
関連記事:危機的なドネツク州ポクロウシク方面、ロシア軍が猛烈な勢いで前進
関連記事:侵攻890日目、ロシア軍はポクロウシク方面で前進してヴェセレを占領
関連記事:ロシア軍がチャシブ・ヤールで運河を越え、ポクロウシク方面の状況も悪化
関連記事:侵攻889日目、ロシア軍がコスティアンティニフカ~ヴフレダル方面で大きく前進
関連記事:侵攻887日目、ロシア軍がトレツク方面アルテーモヴェの大半を占領
関連記事:侵攻886日目、ドネツク州ポクロウシク方面の状況悪化が止まらない
関連記事:侵攻885日目、ポクロウシク方面のロシア軍はノンストップで攻撃を続ける
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ウクライナ軍、血と汗の代償が、よく分からないですからね。
前線歩兵、ここまでよく頑張ったと思います。
2014年〜維持することに成功していた最前線拠点ですからね。
トップリーダーは、こうなる前に(前線が限界になる前に)、余力のあるうちに停戦交渉するのが仕事だなと。
集落における戦いで粘らなくなった、のか、粘れなくなった、のかはわからないにしても、現状ロシア軍の前進を止められる状態ではないというのはありそうですね。
プロフレスで包囲されそうになったウ軍は脱出出来たようですが、今回の釜の中でも撤退命令がきていないとしたらまた一悶着ありそうな感じがしますねぇ…
ウクライナ万歳のYouTubeチャンネルではポクロウシク方面のロシア軍は犠牲を省みずに突撃してるだけだからもうすぐ力尽きる。って今日も言ってます。
いい加減、見なきゃいいのに。
この手の炎上商法は付き合えば付き合うだけこちらが損する様に出来てますからね。資本主義論者に言わせれば儲かれば才能ということらしいですが、明らかな愚者を教化できないというのは設計上の欠陥とみるしかないでしょう。こういう所が東側に利用されてんのに分かってて対策できないという。
どちらの主張も見聞きするのは必要と思ってます。
向こうはロシア有利の話を聞くのも嫌な人が多いから書き込みはしませんけど。
見に行くのは勝手だけど、どこかのYoutubeチャンネルがいつも同じことを言ってるという話を定期的に書き込みされても、もうわかったよ、としか。
このサイトも自分と違う意見を認めない人だらけになると苦しいので。
昨日だか一昨日だが、自分と違う意見は反露だの言う人間いましたし…
やっぱねぇ…って感じですよねぇ
ネタ動画で人が多く釣れるあたり、ロシアの工作なんじゃね?とか言ってみたくなる。まぁ違うと思うけど、思うつぼといえばそう。
その記事に突っ込めばいい、ここで報告する必要はない
私もそんなことねーよとツッコミコメントよく入れてます
まあ怒涛のバット貰うわけですがw
この変電所攻守共に大事な位置にあるけど、ウクライナの変電所の守備隊というのはどの程度の規模と練度なんでしょうね。もし変電所守れそうも無いならニューヨークは早急に撤退すべき時が来ていると思われるがどうするんでしょうかね。
変電所って結局、鉄塔とトランスと電線と碍子の固まりなので、インフラには必要施設では有っても、戦闘で使えるような遮蔽物は無く立て籠もって守れるような場所では無いので、守備隊は置かないんじゃないかという気がします。
まあ今の時点で送電されている訳でも無いでしょうから、電流の危険性は無いのかもしれませんけど。
軍の規律としては駄目ですが、撤退できてるのであればウクライナ兵士にとっては命を守る良い選択だと思います。
その代わり勝手に撤退した周りの部隊に皺寄せが来てまともに防衛できてないんでしょうかね。
そうですね。実態がどうなのかがわかりませんが、望ましいのは軍司令部が撤退を命令したうえでの規律だった撤退です
逆に望ましくないのは命令無視での個々の部隊が好き勝手に判断して撤退(持ち場放棄)な訳で
軍司令部が何かしらの戦略的意図(別方面に注力、兵力温存など)の元に早期撤退をさせているならいいのですが、ご指摘のような規律がダメになってしまっている状況の場合は更に前線が崩れている恐れがありますね
どうなることやら
ソ連と距離を置くためにわざわざ改名したニューヨークが陥落したら
欧米とウクライナの劣勢を如実に表すシンボルになりそうですね
最近の感じだと、まだ陥落してなかったの、という感じ。
ロシアが占領したら改名するのかな。
ニューヨークもロシア語読みの元の名称に戻すだろね
すでに バフムート -> アルチェモフスク
組織だった撤退であればよいのですが、プログレスなどの重要拠点からのおそらく勝手な撤退から続く撤退では、これまでも前線が包囲されたりしたようにいい状態ではありません。これを機に組織だった戦線整理に入る可能性もありますが、それも包囲に入ろうとしているニューヨーク北東、プログレス付近の東岸地域の観測で近々わかることでしょう。
このままだとどこまで押されるのかね。
ドニプロ川東側がロシアに占領されるまでかなあ。
停戦時だか講和時に普通にハリコフ〜オデッサにかけての残りのノヴォロシア地域の割譲を要求されそう
まあ包囲の危機とは言いつつも、何だかんだこれまでウクライナ軍はむざむざと包囲殲滅されたことはありませんから、今回もある程度抵抗したら撤退するんじゃないですかね。
これまでのような領土維持至上主義から兵力温存を優先する方針に転換しつつあるようですが、領土奪還・反撃という積極的な動機によるものなのか、それとも休戦を見据えて交渉力を確保する為という消極的な動機に基づくのかが気になるところです。
個人的には領土奪還の為であって欲しいですが、、、、、
ボグダン最新動画によると
11月の米大統領選までに
目に見える戦果を出さないといけないので
リソースを貯めて反転攻勢を仕掛けるそうです
軍事的な方針に政治が絡み始めると
だいたい終わりの始まりです
トランプさんもだけど副大統領候補の人も、必要な予算とそれで見込める戦果、その辺りを厳しく査定すると言ってますからね。
勝ち目内なら損切り強いるでしょう
戦果の為にシリアやマリやロシア国内でのテロ活動になってます
情報ありがとうございます。
攻勢の成否がでた直後に、停戦妥結となればいいんですけどね…
平時の条約でも煮詰めるのに時間がかかるのに、停戦交渉、今すぐは妥結しない気がしまして。
春の目覚め作戦のように、残存戦力を消耗、さらに押し込まれる事にならならなければよいのですが…
指導部が内外に影響力を失ってるように見えるので軍部が実権握り出したんじゃないですかねぇ>粘らなくなった
この状況まで
粘らなくなったですか。
この間も司令部と現場での軋轢の記事でてましたけど、もしかしたら命令に従わなくなった感じかな
急に命を大事に方針に切り替えたとは考えにくいし
ブラッドレーが対戦車ミサイルで破壊される映像が出てましたが、森林横の道を走ってたのに、生き残った乗員は来た道を走って逃げてました。
以前似たような映像が出た時は乗員はすぐに森林や車両の影に身を隠していて、救援に来た装甲車両に乗り込んで撤退していたのですが。
第47旅団すら質が落ちたのか、隠れても助からないとか救助が来ないって思っているんでしょうね。
建物に留まっても滑空爆弾で吹き飛ばされるだけなので、郊外の森林部に分散して潜伏したほうがいいという事だろう
建物と違って明確な目印がないので直撃はしにくい
写真の兵士、めっちゃ強そう。
酒に。
ニューヨークは町の北のフェノール工場が文字通り最後の砦のようで
スマホで自軍の状況分かれば、死に場所を探す武者じゃなければ逃げるだろ
家族だって、逃げてでも生きるよう勧めるでしょう
こんな戦況では、何の縁のない私とて生き延びて欲しいと思うわ
反転攻勢の為の戦力を貯めていて、今は耐えているという説もありますが
正直守るよりも損害増えそうな反転攻勢増えそうなやる余裕がウクライナにあるのか?
戦力を残したまま降伏は出来ないので。
旧日本軍もドイツ軍も、1944年になってからも最後の悪あがきとしての大作戦を決行しています。
これぞ戦争の美学ですよ。滅びゆく軍事組織が散り際に魅せる生命の輝きというやつです。やらされる将兵には迷惑ですが、仕方ないんですよ。
日本軍は本土決戦用で300万用意してましたけどね。
一度か二度は返り討ちに出来るくらいは。
まあ原爆とソ連参戦で降伏してしまいましたが
ウクライナで違法に連れて行かれた三人の男を釈放するように
市民がデモを起こしてるそうです、拉致徴兵がかなり問題になってるみたいです
先月ウクライナ兵を6万人死傷させたとロシア軍が発表してるんですが
ニューヨークタイムズの記事にウクライナでは毎月三万人の徴兵を行なってると
ネットでもロシア軍の急な侵攻はウクライナの徴兵が間に合ってないのが
主な原因と解説してました、死傷するスピードが早いと充分な訓練期間も与える事が
出来ずに前線に送るしかなく、死傷するスピードが更に加速すると