ウクライナ戦況

ロシア軍が前進するドネツク州ヴフレダル方向、急速に状況が悪化

RYBARは「ウクライナ軍がクルスク方面スジャ方向で前進した」と、DEEP STATEは「ロシア軍がクラホヴェ方面ヴフレダル方向で前進してプレチスティフカを占領した」と報告、特にヴフレダル周辺の状況は目に見える形で急速に悪化している。

参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции за 3 сентября 2024 года

クルスク方面でDEEP STATEとRYBARの評価が徐々に一致し、ロシア軍はクラホヴェ方面で前進

DEEP STATEはクルスク方面について1日夜「ウクライナ軍がマラヤ・ロクニャ~ポグレブキの一帯を制圧した」と報告、RYBARは「マラヤ・ロクニャ周辺で戦闘が続いている」と主張してDEEP STATEの報告を否定していたが、3日夜「ウクライナ軍がマラヤ・ロクニャ一帯を占領した」「ウクライナ軍がマルティノフカ郊外で支配地域を広げた」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

マラヤ・ロクニャ方向におけるDEEP STATEとRYBARの評価には微妙な食い違い(ポグレブキ周辺)が存在するもの「38K-024方向の前線位置」は徐々にハッキリしてきた感がある。但し、ウクライナ軍がスジャ方面で何を達成しようとしているのか不明(恐らくポジションの改善)なため「前進した」としか言いようがない。

DEEP STATEはクラホヴェ方面について先月27日「ロシア軍がヴフレダルをパヴリフカ西郊外とヴォディアンから包囲しようとしている」と警告していたが、3日夜「ロシア軍がヴォディアン方向に支配地域を広げた」「ロシア軍がピヴデンノドンバスカ第1炭鉱方向に支配地域を広げた」「ロシア軍がプレチスティフカを占領した」「グレーゾーンがゾロタ・二ヴァ方向に伸びた」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍は既にヴォディアンやピヴデンノドンバスカ第1炭鉱の直ぐ側まで前進しており、ロシア軍は占領したプレチスティフカからノボウクラインカ方向に向う可能性が高いものの、T-0509を西に進んでゾロタ・ニヴァを占領すればヴェリカ・ノボシルカ方面のウクライナ軍は側面を突かれることになる。

コスティアンティニフカ~ヴフレダルを結ぶ道路=T-0524に向うロシア軍の前進は顕著で「ヴフレダルが危ない」と分かっていたが、特に8月の前進範囲は大きく、このままではロシア軍がヴフレダルの周囲を一気に飲み込むかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила

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コメント

    • たむごん
    • 2024年 9月 04日

    ヴフレダル、開戦初頭から2年以上、よくぞ粘ってきましたが苦しそうですね。
    ウクライナ軍前線歩兵ローテーションほとんどない中で、地図を見れば、よくこの地で粘ってきたなと感じます…

    炭坑ですから、坑道を利用した、地下陣地があるのではないかと推察します(露天掘りではないように見えます)。
    地下陣地があるとすれば、炭鉱に近付けば、1つずつ爆破するような形で制圧していくのか注目したいと思います。

    16
      • たむごん
      • 2024年 9月 04日

      追記です。
      マリウポリなどもそうでしたが、地下施設は防衛力の高さを感じますね。

      >ブフレダールは近くの炭鉱のために建設された町で、周囲の平地より高い地点に存在する。高層階を有する複数の建物は、強固な地下施設と並んでウクライナ軍の守備隊に相当の優位性を与えている。

      (2023.02.14 「まるで射撃場の七面鳥」、ドネツク州の激戦地で大損害被るロシア軍 今後の攻勢に向け暗雲も CNN)

      11
      • まる
      • 2024年 9月 04日

      地下坑道なら立坑(通気坑道を兼ねてる場合が多い)を爆破処理すれば終わりです。酸欠で片付ける事が出来ます。

      19
        • たむごん
        • 2024年 9月 04日

        仰る通りですね。
        ロシア軍が前進していますから、1つずつ潰されていくかもしれません…

        最前線に2年以上こもっているわけですから、換気用の電力確保をどのように行ってきたのかも興味深く感じています。
        ディーゼル発電機を活用するには軽油が必要でしょうし、後方から電源ケーブルを這わせているならば、ヴフレダル周辺に浸透されつつあるのは苦しいだろうなと。

        9
        • 酸欠
        • 2024年 9月 04日

        水源が近ければ水責めとか
        排気ガスを通気口から流し込むような
        戦術も考えられるので地下は怖いね

        12
          • たむごん
          • 2024年 9月 04日

          仰る通りで、ガザ戦争で同じような話がありましたね。
          海が近いですから。

          前線は、過酷だなと感じます…

          6
        • ぱあ
        • 2024年 9月 04日

        同じく坑道がたくさんあるソルダールではそんなことやらんかったし、今ソルダールの坑道は露軍の物資の倉庫になってるらしいからそんな全部ぶっ飛ばして生き埋めなんてことはしないでしょう

        3
    • グロズヌイ
    • 2024年 9月 04日

    包囲寸前って…あたりまえの結果。クルスクに兵力突っ込んで「兵隊が足りない!!」ってなめてんのか。頼むから誰かまともな軍事的指導をしてくれ。ザルジニーカムバック
    ウクライナはもう東部領土をロシアに割譲する予定なのかな?ぶっちゃけ荒廃しきった不発弾と地雷だらけの領土を取り戻したところで、復興費用を負担するのは西側なわけで、だったらもうそのままロシアに譲り渡した方が得まである。米英からしたらこの戦争はロシアを消耗させることが目的なわけで、それを達成出来ればウクライナ領が削られたところでなんの問題もないのよね。

    もちろん、ここでロシアに寸土でも譲り渡して得をさせてしまえば、侵略した者勝ちの世の中になって世界秩序が乱れるって意見もあるけど、仮に勝ったところでロシアははたして得してるんですかね…?
    無茶苦茶な西側資産接収やそれにともなう経済制裁で国としての信用を失い、頼みの中国には思い切り足元を見られ、大勢の兵隊が戦場で死にまくり、自国の未来をじゃぶじゃぶ当座凌ぎの軍備に注ぎまくってようやくウクライナの3割くらいを手に入れました!では全く得してないし、このロシアの惨状を見て「侵略すればうちの国も領土貰えるんだ!!」って考えになる国家なんていないと思いますけど。「うわ〜…西側がこんなに邪魔してくるのか。戦争って割に合わねぇ」ってなる国の方が大半では。普通なら。

    32
      • 総督
      • 2024年 9月 04日

      その西側がロシアのおかげで衰退、弱体化したので
      後続は西側なんてすぐに息切れして大したことないになるんじゃないですか?

      52
        • グロズヌイ
        • 2024年 9月 04日

        ??
        西側諸国のどこがロシアのせいで衰退したんですか?せいぜい資源が高くなった程度でしょウクライナ戦争の戦費負担で経済が傾いた国なんて存在しませんよ。というか傾かない程度の支援しかしてないですもん。普通にGDPも上り坂ですし。
        そりゃ、移民問題やら高齢化やら中国との経済競争でやられっぱなしやら、自業自得な面で衰退しまくってるところはありますが、NATO軍は無傷で健在なわけで、これを「西側なぞ大したことない」と思える国なんてせいぜい中国くらいでしょ。
        「ロシアが西側を衰退させた!」っていうのは流石にプーチンの幻想では。これなら「イスラエルの暴挙が西側の信頼を失墜させ行く行くは衰退に行き着く!」のほうが遥かに説得力ある。

        18
          • 名無し
          • 2024年 9月 04日

          西側のGDPが上り坂で産業が傾いてないってどこの世界の話だよ
          西側というか特にヨーロッパだけど普通に低成長&工場閉鎖&倒産しまくってるんだよなぁ

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          4
          • 総督
          • 2024年 9月 04日

          戦争初期はずいぶん威勢のいいこと言っていたと思うんですが、傾かない程度の支援しかできない西側が舐められるは当然じゃないですか?戦争前と違い備蓄を吐き出した状態で別の紛争が起きた時同じ規模の支援ができないと第三国が思うのも自然だと思います。NATO軍が健在でも今回のように介入できなければ意味ないですね。

          53
            • ののの
            • 2024年 9月 04日

            その通り。ロシアによる不当な侵略に対し「この程度の支援しかできないのか」と思われたらそれでおしまい。そもそも1番の脅威は中国であって、その中国が「西側なぞ大したことない」なんて思ったら日本的には大問題なわけです。

            このままウクライナが敗戦にも近い講和を結ぶことになったらど偉いことだ。正直日本も、人道支援名目で対空ミサイルの無償供与くらいするべきではないか。ロシアの流れ弾が小児病院やスーパーマーケットに直撃してるし。あるいは前線部隊を滑空爆弾から守る野戦防空システムでもよい。この際退役した35mm機関砲でもかまわぬ。

            9
              • toto
              • 2024年 9月 04日

              >人道支援名目で対空ミサイルの無償供与
              汚職で消えるだけかと。ベトナム戦争で南ベトナム政権を支援し続けた頃のアメリカと同じジレンマを抱えています。当時も、対ソ連のドミノ理論防ぎで南ベトナムを支援する理はありましたが、政権が無能すぎてどうしようもなかった。

              38
              •  
              • 2024年 9月 04日

              日本がウクライナに軍事支援を行ったとしても、戦況に対する影響は極めて限定的です。さらに、ウクライナと日本は地政学的に異なり、武器提供は日本の安全保障や外交に大きなリスクを伴います。政治的デメリットも大きく、憲法第9条に反する行為は平和国家としての立場を揺るがします。日本は武器ではなく、医療や復興支援に焦点を当てるべきです。

              10
                • グロズヌイ
                • 2024年 9月 04日

                復興支援はやめてくれ…一体何兆円飛ぶと思ってる。荒れ果てた戦地は講和会議でロシアに譲り渡してくれ。そうすれば復興は向こう持ちで、日本の持ち分はせいぜい内地の空爆復旧くらいだ。どうせロシアは得られる領土の100倍くらいの損を戦場でたたき出してるんだから、くれてやればいいやろ。

                16
                  • 名無しの悪夢
                  • 2024年 9月 05日

                  今日本からのウクライナ支援は総額1兆8千億円っていわれてますね
                  何かと物議を醸しだした湾岸戦争の支援額を超えてるので気に留めておいてください

                  7
            • Artillery
            • 2024年 9月 04日

            それを「衰退」って書くのは言葉遣いおかしくないですか?

            4
            •  
            • 2024年 9月 04日

            総督さんが言う「西側が舐められている」って考え方ですが、支援の規模や「備蓄を吐き出した状態」だけで西側の力が弱いと判断するのはちょっと短絡的だと思います。西側諸国は戦略的に支援を続けていて、その結果ロシアの侵攻をかなり抑え込んでいます。つまり、「傾かない程度の支援」でも十分効果を発揮してるってことです。

            それに、NATOが直接介入しないのは全面戦争を避けるためであって、これを弱さと見るのは間違いです。加えて、ウクライナはNATO加盟国ではないため、NATOが自ら介入する理由はありません。むしろ、NATOが健在でいること自体が他国に対する強力な抑止力になってます。他の紛争が起きても、西側は協力して対応できる力を持っているのは明らかですから、「西側が弱体化している」という見方は正しくないし、そう思うのは危険だと思いますよ。

            7
          • 通りがかりさん
          • 2024年 9月 04日

          たかが資源と思っておられるかもしれませんが、その資源が大事なんですよ経済には。一番激しいドイツでは4倍も5倍もになっています。VWが複数のドイツ工場閉鎖を検討するほどで、決定されたら冗談抜きに経済が壊れます。

          27
            • 通りがかりさん
            • 2024年 9月 04日

            言葉が抜けていたので。
            何倍にもなっているのは電気ですね。産業電気より抑えられていますが3倍程度で家計も酷いことになっています。結果、消費が冷え込んでいます。

            15
            • 2024年 9月 04日

            アメリカはともかく日本やヨーロッパは資源輸入してる国々ですし、原材料や資源無いと作れませんしね。
            ウクライナ何かは資源が東部にある訳で、それが丸々ロシアが所有すると考えたら余計に。

            ドイツはロシアに資源頼ってから仕方ないんですけど、もう国内で製造業が操業出来ないレベルですものね。

            2
            • グロズヌイ
            • 2024年 9月 04日

            資源の値上げは、ぶっちゃけロシアによるものよりイスラエルが大暴れしたことによるものが遥かに影響大きいと思うんです。
            紅海にミサイルが飛び交ってスエズ運河が使えないことによる資源輸送の遅延、経済的打撃にくらべたらロシアの影響なんて瑣事

            4
              •  
              • 2024年 9月 04日

              石油のことでしたらロシア産原油の締め出しによるOPEC発言力拡大が原因でしょう

              16
              • 通りがかりさん
              • 2024年 9月 04日

              鉱物系では特にロシアの影響が出ていますね。発生時期からすると確かに経済制裁の影響が見えます。
              海運の問題は影響範囲が広いのは間違いないですが、コロナ影響の軽減策で少しだけマシな状態です。あとはまぁ、あそこは度々荒れていたので。
              とはいえ決して楽観できる話ではないですね。

              2
          • 停滞はしているような
          • 2024年 9月 04日

          停滞はしているような。特に、ロシアからパイプラインでガス石油を買っていた旧東側は。旧東側との経済が密だったドイツの実質成長率はマイナスになったし。
          >普通にGDPも上り坂ですし。
           インフレでの上げ底でしょ。

          >「イスラエルの暴挙が西側の信頼を失墜させ行く行くは衰退に行き着く!」のほうが遥かに説得力ある。
           これは確かに。

           世界から孤立するロシアが予想されたけど、グローバルサウスは西側の子分ではなく自分の意志を持っていた。 ドルの兵器化とか、西側の影響力を嫌がる国が増えた。 影響力を上げたのがインドとトルコかな。
           地味だけど、ウクライナのイスラム過激派支援とか。かなり印象が悪いような・・・

          2
      • 田舎者
      • 2024年 9月 04日

      割に合わないと判断するかどうかは個別案件であって、近邪魔が入らないか抵抗力が低いと判断した弱国が近隣にあれば、軍事侵攻に限らず積極的な行動に出る可能性はあるでしょう。

      不完全とはいえ、西側の庇護下にあるウクライナへの侵攻は仰る通り相当なリスクがあると証明されたと言って良いでしょう。

      一方、ロシアに対する侵略は、テロ対策という程度の低リスクで挑めることになりました。積年の恨みを持つ国や地方、有望な資源や国土を奪いたい国は複数あると思います。クルスク侵攻を見て、目を輝かせて涎を垂らしているのではないでしょうか?

      中国の動向が気になります。

      8
        • toto
        • 2024年 9月 04日

        中国はまずは台湾を統一しに来る可能性が高いと思います。

        1
          • 田舎者
          • 2024年 9月 04日

          政治的思想的に台湾は中共の不倶戴天の敵と言えますのでアピールは盛んですが、経済的な結び付きが強く、海峡を挟むこともあって軍事的にも制圧困難な相手と言えます。

          一方、露は一応の友好国ですが、それ故に弱いとみれば経済的搾取対象→手切れにステップアップが容易でしょう。しかも、長い陸の国境線を有する隣国なので、格安に静かな浸透が可能です。

          付け加えて、仮に中国が露に侵攻したとして、実質を伴う制裁をするような国がどれほどあるかな?と思っています。

          6
      • abc
      • 2024年 9月 04日

      「弱兵」ロシアにこんだけ手を焼かされてるならロシアと協力すればもっと簡単に漁夫をえられるじゃん。これで、国庫の半分を外貨準備高として宗主国に預ける生活は終わりだヤッター。
      こう思ってるアフリカの国は少なくないですよ。

      44
      •    
      • 2024年 9月 04日

       もともと国境紛争や民族紛争、宗教紛争があるところを除くと、単純に資源、領土欲しさの紛争は減っている。
       グローバルサウスから見た場合、自分たちの都合やイデオロギーで介入してくる西側の方が厄介。

       西側から戦争を仕掛けられる可能性を無視している。
       ロシアは戦争しなかった場合、ドンバスの独立派がウクライナ軍にボコボコにされ、クリミアを巡り戦争になり、どのみち経済制裁の可能性が無視できないレベルであった。ウクライナは領土奪還戦争であり、侵略ではないと主張する。
       イスラエルに対する態度を見れば分かるように、自分たちの民族弾圧には寛容だ。
       後手後手に回らないため先手を打った。

      31
        •     
        • 2024年 9月 04日

         21年末の段階で、ドンバスの独立派は英米の支援を受けたウクライナ軍にボコられていた可能性が高い。
         ロシアが戦争をしない場合
        ドンバス独立派の敗北:95%
        クリミア奪還戦争とロシアに対する経済制裁:60%
         数字に根拠はないけど。ロシア政府がこのくらいの見積もりをしていても、奇怪ではない。
         皆さんならどうするか? 戦争をするか。 いやいや確率高すぎと考えるか。

        13
        •  
        • 2024年 9月 04日

        ロシアから見たら、ウクライナ侵攻ってむしろ長期的な防衛戦争なんやろな。ドンバスの独立派がウクライナ軍に潰されて、クリミア問題で火種が残っとる中で、ロシアはどうせ戦争避けてもウクライナと衝突するのは時間の問題やったし、経済制裁も逃げられへんかったやろ。

        せやから、ロシアとしては先手打って動くしかなかったんちゃうか?後手に回ったらもっと厳しい状況になっとったやろし。しかも、西側諸国がイスラエルには甘々やのに、ロシアにだけ厳しい態度取るダブルスタンダードもあったしな。

        28
      • nachteule
      • 2024年 9月 04日

       何をしてマトモと考えるかなんだけどね。敵の弱い所を攻めるのも一つの手ではあるのだから現在進行形では残念な結果になっているけど東部戦力のシフトとか上手く乗ってくれたら別の評価もあっただろう。
       戦力シフトしたら移動による疲れとか地形等の環境に対する対応、移動中は遊兵になるし上手く移動中を叩けるなら成果も大きい。まぁ大多数を殺傷したり捕虜を取ったとしても当初の目的通りになっていないのは事実。

       割に合わないかは実際に核保有しているのかどう戦争が推移するか次第でしかないので当初の目標通り3日で終わって速攻出来てたなら今ほどのロシア制裁起きていたかも怪しい。
       長くダラダラ戦争した結果が今なので短期間で終わった場合に割に合わないと思う程のダメージを西側が与えるような行動するのかな?戦争が終結後に領土割譲するのはけしからん、10万人以上は殺傷しないと収まりがつかないので攻撃しますとか流石に有りえないでしょ。

      2
    • ざる
    • 2024年 9月 04日

    ゼレンスキーがクルスクの占領した土地を無期限に保持するなんて発言しておりますね。
    緩衝地帯としては必要でしょうがリソース割いてまで保持し続けるのは疑問です。
    クレバ外相含め大臣も複数解任してますしますます独裁色が強くなってきた気がします。

    44
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 9月 04日

      この手の威勢のよい発言をすればするほど、失敗した時(阻止・奪還された時)にダメージになるのは2023年の反攻作戦で嫌と言うほど体験済みのはずなんですけどね…なんで同じ事を繰り返そうとするんでしょうね
      ワケガワカラナイヨ

      39
      • Easy
      • 2024年 9月 04日

      秘密作戦ですから、閣僚たちにも一切知らせてなかっただろうことは想像出来ます。
      特に停戦交渉に当たってた外相はハシゴを外された形ですから、辞表叩きつけるのもやむなしかなと。

      35
        • 無名
        • 2024年 9月 04日

        外相が辞表を叩きつけたか、マリとかニジェールと断交に至った責任を擦り付けられた・あるいは情報機関がイスラム過激派に協力したことに抗議して外務省と情報機関が揉めたのかも。

        30
      • たむごん
      • 2024年 9月 04日

      戦時中に、ウクライナの顔になってきた外務大臣を解任する理由が謎なため、独裁色という仰るような見方も妥当に感じます…

      クルスク侵攻後、期待していた外交成果が得られなかった責任問題なのか、何れにしてもメリットを感じないなと(大国のカウンターパートも忙しいでしょうし)。

      29
      • 赤狐
      • 2024年 9月 04日

      クレバ外相については「更迭」です。
      「辞表を提出」したのは

      ベレシチュク副首相兼被占領地域再統合相
      カミシン戦略産業相
      ステファニシナ副首相(欧州統合担当)
      マリュスカ法相
      ストリレツ環境保護・天然資源相
      国有財産基金のコバリ総裁

      の六人だそうです。面白いですね。
      もしかしたら本当に俺の予想通りに実はクルスク攻撃は西側諸国が「ウクライナの責任でやるように」勧めた可能性が高くなってきました。その場合の窓口と取り纏め役がクレバ外相、常に傲慢で大言壮語をしていたクレバ外相、というのはわかります。西側主要国の首脳相手以外にはどうも軒並み酷い対応だったらしいですし。こういう人は得てして簡単に「虎の威を借る」ので西側諸国がお勧めした事なら強くやるようにゼレンスキーにも言った可能性があります。
      彼の発言は面白いですよ。傲慢なウクライナ人の本性が包み隠さず出ています。なにしろこれが「外相」でいいと思っていたのでして、ウクライナは。
      辞表を提出していた人達は? 蚊帳の外に置かれていたがつい先日どうなっていたか知った人達、でしょう。
      彼らはブチ切れ組だった訳ですね。

      44
      • 赤狐
      • 2024年 9月 04日

      クレバ外相については「更迭」です。
      「辞表を提出」したのは

      ベレシチュク副首相兼被占領地域再統合相
      カミシン戦略産業相
      ステファニシナ副首相(欧州統合担当)
      マリュスカ法相
      ストリレツ環境保護・天然資源相
      国有財産基金のコバリ総裁

      の六人だそうです。面白いですね。
      もしかしたら本当に俺の予想通りに実はクルスク攻撃は西側諸国が「ウクライナの責任でやるように」勧めた可能性が高くなってきました。その場合の窓口と取り纏め役がクレバ外相、常に傲慢で大言壮語をしていたクレバ外相、というのはわかります。西側主要国の首脳相手以外にはどうも軒並み酷い対応だったらしいですし。こういう人は得てして簡単に「虎の威を借る」ので西側諸国がお勧めした事なら強くやるようにゼレンスキーにも言った可能性があります。
      辞表を提出していた人達は? 蚊帳の外に置かれていたがつい先日どうなっていたか知った人達、でしょう。
      彼らはブチ切れ組だった訳ですね。

      4
      • 赤狐
      • 2024年 9月 04日

      クレバ外相については「更迭」です。
      「辞表を提出」したのは

      ベレシチュク副首相兼被占領地域再統合相
      カミシン戦略産業相
      ステファニシナ副首相(欧州統合担当)
      マリュスカ法相
      ストリレツ環境保護・天然資源相
      国有財産基金のコバリ総裁

      の六人だそうです。面白いですね。
      もしかしたら本当に俺の予想通りに実はクルスク攻撃は西側諸国が「ウクライナの責任でやるように」勧めた可能性が高くなってきました。もしもそれなら協力国()の意見の取り纏めと推進役はクレバ外相でおかしくないですから。
      辞表を提出していた人達は蚊帳の外に置かれていたがつい先日どうなっていたか知った人達の可能性が高いです。
      それならこの体たらくにブチ切れたのでしょうなぁ、となります。

      4
      •    
      • 2024年 9月 04日

       ゼレンスキー大統領は、新欧米嫌ロシア勢力の操り人形ぽかったんだけどな。
       遂に、独裁者に昇格か。
       彼を見ると、ピノキオを思い出すんだけど、人間になったんだね。

      26
    • まる
    • 2024年 9月 04日

    ヴフレダールから第72旅団を他の線区に転身させて、代わりに第110旅団を守備隊にするプランが進んでいたと聞いたことがあるので、ローテーションの隙を突かれた形になったのかもしれませんね。

    19
      • 無名
      • 2024年 9月 04日

      アウディーイウカで消耗し尽くして、その後もポクロウシク方面で戦い続けてたあの110旅団ですか。
      そんな情報をロシアが把握してたらそりゃ攻撃してきますよ。

      33
    • 無名
    • 2024年 9月 04日

    クルスクに精鋭部隊投入してポクロウシクが危なくなって、
    周辺からポクロウシクに部隊を派遣してやっとロシアの侵攻が遅くなりだしたら今度はこちらですか。

    ブフレダル包囲を目指すか、このままヴェリカノヴォシルカに向かうか、確かに今の時点ではわからないですね。

    19
      • toto
      • 2024年 9月 04日

      東部戦線全体で兵力が不足しているなら、彼方立てれば此方が立たぬ、になってしまうのは厳しいですね。
      やはり、クルスクに戦力を引き抜かれた影響があちこちに出てます。
      攻撃側のロシアは、主導権を持って有利なタイミングで敵の手薄な個所を攻められますし。

      17
    • ななし
    • 2024年 9月 04日

    もうクルスクはロシアお得意の「焦土作戦」じゃない?

    住民の避難は終わってるみたいだし、占領に何の価値もない
    辺境をウクライナに進撃させて「勝利感」を味わせて、
    逆にドンバス進撃の実利を取ってるようにしか思えない

    19
      •    
      • 2024年 9月 04日

      縦深防御かな。 攻撃側は領土を取っているけど。 攻撃側の被害>守備側の被害 、攻撃側の被害の回復力<守備側の被害の回復力。 その結果、領土は取っているけど、消耗が激しく、ある程度進むとひっくり返されてしまう。
      焦土作戦は敵戦力にダメージを与えるというよりも、補給を困難にして弱体化させるのかな。

      ナポレオンの場合、進軍のダメージよりも追撃された撤退時のダメージの方が深刻だったような気がする。
      ウクライナ軍はどうなることやら。

      25
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