DEEP STATEは21日「ロシア軍がスバトボ方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、特筆すべきはロシア軍がポクロウシク方面のフロディフカをほぼ制圧し、ヴフレダル包囲の動きが目に見える形で明確になってきたことだ。
参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции за 20 сентября 2024 года
ヴフレダルを両翼から包囲する動きが明確になってき
DEEP STATEはスバトボ方面ゼレベツ川沿いについて「ロシア軍がマキエフカ集落の中心部を占領した」「ロシア軍がマキエフカ郊外の農場の一部を占領した」と、RYBARも「ロシア軍がマキエフカ集落の大部分を掌握した」と報告、この方向における両者の評価は概ね一致しており、ウクライナ軍はマキエフカ集落の中心部から後退を強いられたようだ。
但し、マキエフカを手に入れたロシア軍が次に何を狙っているのか、O-130505に沿って西=オスキル川に向いたいのか、O-131306に沿って南=ネフスケ方向に向いたいのか、それだけの戦力が同方向に投入されているのかなど不明な点も多い。
DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がフロディフカからムイコラフカ方向に前進した」と報告、ロシア軍はフロディフカのジュラフカ川沿い広がる住宅や郊外の建築物(倉庫?)を占領してムイコラフカ郊外やクラスヌイ・ヤル郊外に到達したことになり、クルティ・ヤルの西にあるテリコンも占領されているため、もうクラスヌイ・ヤル~クルティ・ヤルの突出部維持は絶望的になってきた。
DEEP STATEは20日の報告で「ロシア軍の関心はクラホヴェ方面に集中している」と言及していたが、ロシア軍にムイコラフカ、クラスヌイ・ヤル、クルティ・ヤルを確保されるとディミトロフ南市内は無防備な状態=直接攻撃に晒される危険があり、国内外のメディアに登場するウクライナ人兵士が言うように「前進テンポが遅くなっただけ」でロシア軍はポクロウシクへの到達を諦めていないのだろう。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について20日「ウクライナスク、ゼランヌ・ペルシェ、ネベルズケ方向での成功に基づいてクラホヴェ方面の攻撃を活発化させている。周辺地域から最近部隊が引き抜かれたものその為だ。ロシア軍は現在、ゼランヌ・ペルシェとウクライナスクを完全占領するための掃討戦を実施しており、同時にヒルニク方向に前進するための兵力集結と部隊の再編成も行っている。ロシア軍が次に何処へ向うのかは時間が経ってみないと分からない。何故なら敵は決まった方向ではなく「防御の最も脆弱な部分」を見つけて利用することが多いからだ」と指摘していたが、ロシア軍はウクライナスクから西に前進した。
DEEP STATEは「ロシア軍がウクライナスクから西に前進してC-051137に到達した」と報告、ロシア軍はツクリネの北に位置するテリコンに迫っており、高さの優位性を手に入れるつもりなのかもしれない。
DEEP STATEはヴフレダル方面について「プレチスティフカ~パヴリフカ間のT-0509沿いから北にグレーゾーンが広がった」と報告、視覚的にもロシア軍の装甲部隊の一群がノボウクラインカとプレチスティフカの間にあるウクライナ軍陣地=Ⓐを攻撃する様子が登場。
この動きは誰もが予想していたヴフレダルに対する左翼からの攻撃で、まだロシア軍は確定的な足場=支配地域を確保していないものの、ヴフレダルを両翼から包囲する動きが明確になってきた。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
またロシア軍お得意の両翼包囲か
黄金パターン入りかけてるな
ディミトロフ=ポクロウシクは、前線が近付いており、かなり厳しいですね。
ヴフレダル周辺は厳しくなってきていますが、ウクライナ軍はアウディーイウカ陥落後のようになる事が懸念されます。
クルスク侵攻を続けていますが、ヴフレダル維持=後方防衛線構築はどうするのかなと。
話がズレるけどヤフコメで10/1日までにプーチン大統領がクルスク奪還を指示したけど達成できないだろうからプーチン大統領の面子が潰れるみたいな書き込みが有るんですけど、実際にプーチン大統領が指示した映像とかが有るんでしょうか?
アメリカ戦争研究所の文章・画像生成AIフォルダと、ゼレンスキーの脳内フォルダには、実際に有ると思われます。
やがてウクライナが無双する並行世界への転生トラックが現れ、軍オタクニートが転生してウクライナ大統領になってプーチンに勝利する。という感じの物語を信じている人々の脳内フォルダにも。
ウクライナ側が勝手に期限を設定して宣伝し、ロシアはそれを達成することができなかったと勝利宣言するいつものパターンですね
バフムートやアウディーイウカなどで何回も見てきたやつです
それは大層な精神的勝利ですな。
日本のメディアもロシアや中国にマウントとるだけの記事は自己満足なだけで自国民の不満を誤魔化しているに過ぎないけどやめられないか。
ありませんな
開戦からプーチンが、時間で戦略目標の達成期限を切った
ことなど一度もありません
欧米マスメディアが勝手に騒ぎ、勝手に期限を設定し、
期限までにロシアが達成しなければ「ロシア苦境!」
と騒いでるだけです
ない
毎度恒例のいついつまで占領できなかったからメンツ丸つぶれって勝手に言ってるだけの詐欺
ヤフコメで聞いて下さいね
ロシア軍の攻勢でウクライナ軍が苦しい状況に追い込まれていた東部のポクロフスクをめぐっては、プーチン氏がロシア軍に対し2024年10月1日までに制圧するよう厳命していた。 しかし、ロシア軍がポクロフスクから空挺部隊など一部部隊をクルスクに転戦させたことで、もはやこの命令実行は事実上不可能だ。攻撃は続いているものの、命令は事実上撤回されたと言っていいだろう。
東洋経済オンライン 吉田成之氏の9月17日の記事から抜粋です。
プーチン 10月1日 で調べてもこのくらいです。言っていればトップに出るでしょう。こういうのが都合良く改変されていみたいです。
いつも不思議に思うのですが、プーチンの厳命とか
どこの情報ソースなのでしょうかね?
厳命して撤回とか、ロシアの最高首脳部の情報が筒抜け?
だとすると、ウクライナももっと有利に戦えるのでは
ないかなと思う次第です
開戦時、ロシア軍はキエフを3日間で陥落させようと電撃戦を仕掛けたが大失敗した!
とか日本では信じてる人が多いですからね
イスタンブール停戦交渉での圧迫外交だっただけとか判ってない人が多過ぎ
これを書くと親露でプロパガンダ工作員とか言われちゃうのが今の日本の報道の結果
2日で陥落させようとしたの間違い。
NHK 【詳しく】思っていたのと違う?誤配信に見るロシアの誤算
2022年3月29日 16時28分
国営の「ロシア通信」が、その記事を配信したのは、現地時間2月26日の午前8時ちょうど。ロシア軍がウクライナに侵攻を始めてから、2日後のことでした。
「ロシアによる進撃と新たな世界の始まり」という壮大なタイトルの記事はすぐに削除され、今は見ることができません。しかし多くの人が記事を保存していたことからSNSで瞬時に出回ります。
「ウクライナは戻ってきた」と書かれていますが、この時点どころか、今もウクライナは抵抗を続け、ロシアに屈服していません。
午前8時という切りのいい時間に配信されたこともあって、欧米メディアは、事前に準備していた「勝利を祝う予定稿」が誤って自動配信されたのではないかという見立てを伝えました。
ソースはウクライナメディア「RBKウクライナ」らしいよ。
産経新聞 ロシア、ウクライナ東部の重要集落制圧と主張 10月までにクルスク州奪還計画か
2024/8/20 23:14
一方、ウクライナメディア「RBKウクライナ」は20日、軍当局筋の話として、プーチン露大統領が10月1日までにクルスク州からウクライナ軍を駆逐するよう露軍に命じたと報じた
すでに何回プーチンのメンツが潰れているのだろうか。
最早、藁人形へのストレス解消みたいになってますね…
そんな話いつも無いですよ。勝手にウクライナ軍やメディアが締め切りを作って(例:戦勝記念日までにドンバスを占領するように指示)その締め切りを守れなかったからロシアの負け。みたいな事を毎回言ってますね。
ロシアに限らず大陸の人達はスケジュールを守る習慣がないことを知らないで日本人の価値観で妄想してるのでしょう
更新お疲れ様です。
私の不勉強もあり、最近のマップでは戦線の変化がわかりにくいので…できれば直近(1週間とか?)の戦線位置もマップに表記していただけないでしょうか
厚かましいお願いかとは存じますが、ご検討いただけると幸いです。
時間の問題で東部は抜かれるだろうこと間違い無いので、継戦する気ならドニエプル川に防衛ラインを今からでも作ったほうが良い戦況ですね。
将来的にドニエプル川東西で支配地域分ける感じまでには進むんだろうと思うけど、時間軸では見通し難しい所だけどそんなに遠い未来では無さそうだ。
汚職や中抜きだらけでろくに工事進まないだろうな
フロディフカは市内を川が流れてて、川の北側の方が高いし高層建築もあって守りやすかったはずだけど、川の北側の多くも制圧されてるみたいですね。
一機撃墜するだけで降ってくる爆弾がかなり減りますからね
実は撃墜や故障でかなり落ちているのです。毎回エンジンフルとっかえしてもそれ。
対NATO用の備蓄でしょうからウクライナの戦況にさして変化はないでしょうが、さすがのロシアとしても三万トンもの弾薬を失うのは痛いはず、弾薬庫の再建費用とあわせて兆単位になるのでは?
その分ウクライナの殲滅が遅れて被害が増えてしまいますし