RYBARはドネツク州ポクロウシク方面について31日夜「ロシア軍がセリダブ市内の一角、ドリ二フカ、ハリツィ二フカを占領した」と報告、Financial Timesも「ゼレンスキー大統領はロシア軍が東部戦線で急速に前進したため軍人、議員、アナリストから猛烈に批判されている」と報じている。
参考:Покровско-Кураховское направление: бои в Селидово и освобождение большей части Галицыновки обстановка по состоянию на 18:00 31 августа 2024 года
参考:Volodymyr Zelenskyy faces backlash over Russia’s breach of eastern defences
期待されたクルスク侵攻作戦は「敵に成功の機会を与えただけ」という評価に近づきつつあるのかもしれない
RYBARはドネツク州ポクロウシク方面について31日夜「ロシア軍がセリダブ市内の公園とスタジアムを占領した」「ロシア軍がセリダブ南市内に侵入した」「ウクライナスク方向で戦闘が始まった」「ロシア軍がドリ二フカを占領した」「ロシア軍がハリツィ二フカの大部分を占領した」「ロシア軍の先遣部隊がゼランヌ・ペルシェに入った」と報告。
視覚的にもロシア軍兵士がハリツィ二フカ集落内の大祖国戦争記念碑=Ⓐに赤旗を掲げる様子が登場、さらにRYBARは「ロシア軍はクラホヴォに向けて前進し、ネベルズケ~クラスノホリフカ方向に展開するウクライナ軍部隊を徐々に包囲している」「ロシア軍は敵が保持できないと判断して放棄したドリ二フカを占領した」「先遣部隊が入ったゼランヌ・ペルシェでも敵部隊の大半が撤退している」と述べている。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は3日間の戦闘でノヴォホロディフカを失った原因について「防衛手段が無かったため=戦力不足」と指摘していたが、ヴォブチャ川沿いに南下するロシア軍の前進速度が早いもの「戦力不足による拠点や陣地の放棄」に原因があるのかもしれない。
因みにFinancial Timesは東部戦線の状況について30日「ゼレンスキー大統領は『クルスク侵攻によってポクロウシク方面におけるロシア軍の前進スピードが鈍った』と主張したが、ロシア軍が急速に前進しているため軍人、議員、軍事アナリストから猛烈に批判されている」と報じている。
“多くのウクライナ人はクルスク侵攻を喜び、このリスクの高い作戦がロシアにクルスク方面への戦力投入を強制し、戦争の流れがウクライナ側に傾くことを期待していたが、戦略的に重要なポクロウシク方面の防衛ラインに亀裂が生じたためキーウ指導部に対する反発が起きている。ウクライナ人軍事アナリストのオレクサンドル・コバレンコ氏はポクロウシク方面の状況について「防衛作戦の失敗」「これは前線で戦う兵士ではなく決定を下す人々の責任だ」と述べ、ウクライナ指導部に失敗の責任があると指摘した”
“この方面で戦う第93機械化旅団の兵士も「全てが急速に崩壊している」「こんなことは今まで見たことがない」「ポクロウシクの陥落はバフムートの時よりもずっと早いだろう」と述べ、最高議会の国防委員会に所属するマリアナ・ベズガラヤ議員も「8月中旬にポクロウシク方面の前線を視察した際、幾つかの塹壕に入ってみたが誰もいなかった。誰も塹壕を守っていなかった。ここにウクライナ軍は存在しない」とFacebookに投稿し、 ウクライナ国防省と密接な関係にあるDEEP STATEの共同創設者=ロマン・ポゴリリー氏も「ポクロウシク方面の状況は完全に混乱状態だ」と述べた”
“外交政策研究所のロブ・リー氏も「ポクロウシク方面におけるロシア軍の成功要因は『ウクライナ側の経験豊富な兵士不足』と『余裕のないリソースのクルスク転用』にある」「ウクライナは予備戦力をクルスクに投入したため、他の戦場で生じたギャップを埋める選択肢が少なく、経験豊富な旅団の一部部隊は経験不足の新しい部隊によって置き換えられた」と、ポクロウシク方面で戦うウクライナ軍の将校も「まともな訓練も経験もないまま送り込まれた新兵の多くは最初の爆発に驚いて逃げ出す」と、同方面の砲兵部隊も「手持ちの砲弾が尽きつつある」「全く砲弾が足りない」と語った”
“東部戦線で兵士として戦っているウクライナ人ジャーナリストのスタニスラフ・アセーエフ氏も「ポクロウシクだけでなく南部戦線全体が破壊されるかもしれない」「この問題は要塞の代わりに花を植えたり、軍上層部が塹壕で戦う兵士の問題を理解していなかったりする複合的な理由から来る」「ポクロウシクのために出来ることは残念ながら多くの人々を避難させることだけだ」「何故ならポクロウシクは直ぐに消滅してしまうから」と訴えている”
New York Timesは8月13日の記事の中で「秘密裏に計画されたクルスクでの作戦は大きな賭けだ」「もしクルスクで獲得した領土を維持できればロシア軍を薄く引き伸ばすことができ、プーチンに大恥をかかせ、和平交渉の切り札を手に入れることが出来る」「逆にロシア軍がクルスクからウクライナ軍を追い出し、ドンバス方面で前進することに成功すれば『敵に成功の機会を与えただけ』と軍上層部は非難されるだろう」と報じていた。
海外の主要メディアは「クルスク侵攻の成功は『東部戦線の防衛』とセット=ポクロウシクを失えば意味がない」「プーチン大統領に戦争計画の再考=占領地から戦力転用を強いるには最低でも州都クルスクや原発を占領する必要がある」と指摘しており、ゼレンスキー大統領とシルスキー総司令官が期待したクルスク侵攻作戦は「敵に成功の機会を与えただけ」という評価に近づきつつあるのかもしれない。
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関連記事:ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
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※アイキャッチ画像の出典:Репортёр Руденко
劣勢なのに残存兵力をかき集めて攻勢を行うというものなかなか非常識ですからね。
しかもロシア軍は受けに回って受けきってしまった。
ウクライナ軍の戦争はここでおしまいなんだと思います。
そう、「終わった」んだよ、この時点で
この程度で終わり?ないない。ウクライナを舐めすぎ
ロシアにも大打撃を与え続けてるわけだし戦争がまだまだ続くのは間違いない
勿論ロシアが先に音を上げる可能性もある
ロシアが先に音を上げる要因がないじゃん
私見ですが、人の命を軽く見すぎでは。
戦後のシルスキー軍司令官の評価はどんな物になるんでしょうね。かの牟田口閣下も例の作戦以前は「中国大陸で戦功を重ねた猛将」でしたが。
貧すれば鈍するの通り、資源が欠乏し手詰まり状態に晒されて続けると、刹那的な考え方に染まり破滅的な博打に希望を見出す様になるのが、人の習性なのかもしれませんね
インパール作戦の「牟田口閣下」の名前が出ましたね。彼には戦後の批判が強いですね。おっしゃるように、シルスキー司令官の戦後の評価はどうなるでしょうかね、
実は、シルスキー軍司令官やインパール作戦の牟田口将軍は実は能吏タイプだと思います。ザルジニーとは違ってゼレンスキーに逆らったりしないというか、逆に上の考えに忖度するタイプです。
でも、正しい面もあるのですよ。ゼレンスキーは大統領だし、上の決定に従うのが軍人の本分ですからね。反面、結果が悪くても失敗しても、それは上の責任だからと考えるわけです。
ポクロウシク方面ですが、シルスキーもそれなりの能力はありますから、ポクロフスクの街の重要性は分かっているので、無理をしてかき集めた兵力を送っているかもしれませんね。
それだと、ロシア軍のポクロフスク攻略は遅くなりますが、ウクライナ軍が砲爆撃、特に滑空爆弾で兵力が削られ続ける状況は変わらないですから、時間の問題なのかもしれません。
お分かりかも知れませんが、閣下の名前を出したのは「劣勢なのに残存兵力をかき集めて攻勢を行う」作戦を実行したことが共通しているからですね。
ウクライナ側がオールインしたクルクス占領地も、攻勢だけでなく維持にも軍事的資源を費やす訳ですから、「戦力回復」のニーズがより増加しただけの様に感じています。
最早「苦戦」とかそういうレベルじゃない。完全なる戦線崩壊としか言いようがない。
西側メディアは仮にポクロフスクが陥落した時、何と言うのだろうか。「あの都市は大して重要じゃない」と言い出すか、「むしろよく持った方、ウクライナ軍強い」と騒ぎ立てるかのどっちかな気がする。
西側メディア
①ボクロフスク陥落はベタ記事で伝える
②ウクライナ軍のクルスク侵攻によるロシア国内の混乱を大げさに伝える
このような説明で、軍事に詳しくない一般国民は納得するような・・・
そもそも軍事に詳しくない一般国民は、
あーまだウクライナ?って戦争中なんだ。
って程度だと思いますよ。
それに最近は、クルスク侵攻を批判してる記事もけっこー見ますよ。
本当にそれに尽きますね。
あの産経新聞ですら、ポクロフスクとトレツクを「小都市」で済ましています。
ポクロフスクが陥落すればもうドネツク南部に有効な防衛ラインは無く、トレツクが陥落しコンスタンチノフカが落ちればドネツクのウクライナ支配は終わりだと言うのに。
1年以上に渡ってトレツク方面のロシア軍の前進を阻んできたトレツク〜ニューヨークの防衛ラインがここたった数週間で崩壊しつつある事がどれだけ異常事態か新聞書いてる人はわかってるでしょうにね。
>数週間で崩壊しつつある事がどれだけ異常事態か新聞書いてる人はわかってるでしょうにね。
どうでしょうねぇ?
科学系記事とか専門度が高くなると、判らない人が書いている感じですからねぇ。
ウクライナ戦争に関しては、専門家すら知識と情報を持っているはずなのに分析に関してはポンコツ状態。
>あの産経新聞ですら
「ですら」の意味が難しいな。あそこって、バイアスなしの新聞でしたっけ?
意外とポクロフスクはこれから長く保つと思います
ロシア軍の南旋回が著明なので
この攻勢の焦点はもはやポクロフスクではなく東部戦線全体の崩壊に当てられているようです
ここ最近まともな戦闘もなくロシア軍が制圧した集落群に散在していたウクライナ兵が事前に撤退してポクロウシク市内に集まっている可能性もあると思います。自分もポクロウシクはそれなりに長持ちするのではないかと見ています。
今ならまだ増援を送ることも可能ですが、長期化すればそれはそれでバフムトの二の舞でしょうけど。
>完全なる戦線崩壊としか言いようがない
随分としょぼい「戦線崩壊」ですねえ
しょぼかろうが、小規模であろうが、ポクロフスク方面で戦線が崩壊しつつあるのは大問題です。
ゼレンスキーが「随分としょぼい戦線崩壊だな」としか思っていないならば、状況の改善の余地がない。
また、ゼレンスキーの取り巻きがそういうことしか吹き込まないならば、同じことになる。
君側の奸とは、どこにでもいるものですから。
近頃のウクライナ政府の外交の傾向や、ゼレンスキー大統領がクルスク攻撃を勝利のための作戦の一部だと表現したり、勝算の割にはリスクの高いことが明白な作戦が実行された事実を考慮すると、まだ何かしら(作戦の成否に関係なく)政治的かつ軍事的に重大な結果を引き起こすであろう案を練っている気はします。
個人的には、そのような(当事国間だけの問題では済まないであろう)作戦で何が起きるかを考えたくないので、杞憂であってほしいですが。
このまま順当に行けば敗戦なのでクルスク侵攻以外にも一発逆転を画策している可能性は普通にあるでしょうね。
それが大迷惑なものでない事を祈るばかりですが。
ポクロウシクが重要な拠点であるにも関わらずウクライナ軍の戦力が異常に薄いのが気になります。
ロシアの軍事ブロガーによると5個旅団ほど装備の整った予備が残ってるからどこかに突っ込んでくると予測してるな。
別戦線に突撃する可能性は否定できないですが、やるならやるでクルスク初動の勢いがあってロシア軍が対応に慌てている時点でやるべきだと思うのですよ
今の落ち着きつつある状況で突撃しても、それはそれで対応されて終わりな気がしてしょうがないです
5個旅団って人数に直すと1万人
逆に言うとそれだけしか残ってないんですよね
100万近くいたウクライナ軍の予備としては心もとない
セリダブ市内の報告があって2日で侵入ってもう電撃戦のレベルじゃん…というか相変わらずロシアは手堅く攻めるんだね。しかしこんなほぼ終戦状態でも日本のメディアは記事にしないから下手したらウクライナ優勢に勘違いしてる人の方が多いんじゃないかな?某ニュースのコメント欄でこの調子でモスクワを陥落させろ!とかいうふざけたコメントに共感されまくってるのを見て絶句したよ…
日本メディアの報道は、仰る通り、心苦しく感じる事があります。
日本が当事者でない戦争なのに、ウクライナ優勢に感じさせるような報道を続けるのは、不思議な事象として興味深いですね。
ガザ戦争の報道が、イスラエルと一定の距離感を置けているため、尚更感じています。
(58:22~)尾崎考史さん(写真家・現地ボランティア)が、ポクロウシクの重要性についてインタビューで解説されているため、理解しているはずなんですよね…
(2024/08/31 【深層NEWS】ウクライナ越境攻撃開始から3週間…人道支援でウ軍同行の日本人写真家が現地の状況を生報告・緊迫の実態は▼ウクライナ実戦投入のF16墜落の背景▼ゼレンスキー氏「勝利計画」内容と提示の理由 Youtube)
クルスク侵攻の成果・目的を軍事アナリストに問うと大抵皆さん「政治的目的」っておっしゃいますよね。素人から見ても軍事的な合理性なんて無いですし、皆さんなんとか捻りだせる説明がそれしかないわけです。
一方でポクロフスク方面でロシア軍が進むメリット(ウクライナのデメリット)なんて枚挙にいとまがないわけで。
・交通の要所を抑えることでウクライナの補給ルートが複雑かつ困難に
・ポクロフスクはウクライナの製鉄業で使う全てのコークスを供給しているため産業基盤が壊滅し継戦能力激減
・E50高速道路を抑えることでロシアは泥濘期でも舗装路で楽に補給が可能に
・2年半にわたりロシア軍を阻んできたヴフレダルやクラホヴェ方面の後ろに回り込める
などなどありとあらゆる戦線を崩壊させうる要素が盛りだくさん。
誰もが危惧した通りの結果になったというだけの話ですね。
つい2,3日前までE-50がカルリブカは落ちてなかったので
T-0511の補給路を絶ってロシア軍を干上がらせるとか
昨日一昨日までハリツィニフカも落ちてなかったので
そこを拠点にE-50を通るロシア軍に嫌がらせするとか、それなりに説得力のある作戦が言えたんですよね。
さすがにセリタブとウクライナスクは必死に守ると思いますけど背水の陣もいいとこですよ。
結果の半分はロシア側の行動に左右されるからね
なんだったか太平洋戦争のアーリットン空襲でしたっけ? 単機で帝都東京を空襲したあれも軍事的には無意味な作戦だったけど、結果的に軍事的には危ういミッドウェイ攻勢に日本を急き立て(日本軍の機動艦隊が壊滅したことで)アメリカ優位を確立する契機となる作戦と評価されてるものの、逆にミッドウェイ防衛に失敗し米艦隊が壊滅した場合や日本が意に介さなかった場合は真逆の評価をうけただろうし、ウクライナのクルスク侵攻も同じかと
仰る通りですね。
ウクライナ軍はロシア軍が釣れれば成功のクルスク侵攻に踏み切り、ロシア軍は冷静に対応して餌に喰い付かなかった。それが全てでしょう。
ウクライナの失敗点は、そのハイリスク-ハイリターン作戦のハイリスクがあまりにハイリスクすぎ、ハイリターンの部分を見込める確率を見誤った事です。
おっしゃるとおり相手の行動に左右されるのはそうですが、それでも作戦成功しなかった場合のリスク度外視と見られている現状かと。
余裕があった米国は失敗時も時機に多少の変動があった程度でしょうし、餌に飛びつかなかった場合の計画も修正可能です。
同様の挑発行動をするなら一機…とは言わずともそれなりの規模の軍での一撃離脱であればリスク少なくリターンが見込めたかと思います。
返信からは離れますが、そもそもクルスク攻勢で前線戦力を多少誘引できたとしても肝心のポクロウシクなどの前線に兵がいないのでは意味がないはずですので、やはりこれは無理のある言い訳かと。
まあ、失敗時のリスクマネジメントとしての計画が戦線整理で、今戦力集中の電撃戦か後方陣地形成で立て直しを図っているかもしれません。
ドゥーリトル空襲ですね。
ただミッドウェイ海戦は米側が意図せぬ副次的事象でしかなく、また米軍は航空機の軽微な損失のみで作戦を終えており、占領維持など後々のコストが発生しなかったのがウクライナ軍のクルスク侵攻と異なる点ですね。
軍事的にあまり意味がなく国内の士気を上げるためだけの作戦だったのはその通りですが。
>太平洋戦争のアーリットン空襲
ドーリットル空襲のことかな。1942年(昭和17年)4月18日に、 航空母艦ホーネットからやったやつかな。
あれは初めっから軍事目的ではなく、政治目的だったような。
1942って映画があったけど。アメリカは負けまくりで当時のアメリカ市民は日本にビビっていたからねぇ。
なんでも良いから一撃入れたかったんだよ。
>軍事的には危ういミッドウェイ攻勢
軍事的に危ういとのは、日本、アメリカどっちなのでしょうか?
ミッドウェイって日本海軍優勢なのに、ミスして負けた話だったような。
>日本が意に介さなかった場合は真逆の評価
別にミッドウェイ海戦を引き出すことを目的にしてないし。
空爆に失敗したら、まぁ大失敗だけど。そのときは隠蔽すれば良いし。
当時のアメリカには、時間が経てば生産力で優位に立てる目処があったから。
戦意を維持することの方が重要だったのかもしれない。
もしかしてドーリットル空襲のことでしょうか?
しかしアレは単機ではなかったですが。
実際は陸軍のB-25が16機ですが、細かいディテールが違ってもだいたい通じますね。
陸上爆撃機のB-25を無理矢理空母から発進させたのはいいが、まさか後世で艦載機型B-52が爆誕すると誰が予想しただろうか。
報告があって2日で侵入って電撃戦かな?でも日本のメディアは報じないから劣勢ってことは伝わらないよな…
クルスク侵攻の成果・目的を軍事アナリストに問うと大抵皆さん「政治的目的」っておっしゃいますよね。素人から見ても軍事的な合理性なんて無いですし、皆さんなんとか捻りだせる説明がそれしかないわけです。
一方でポクロフスク方面でロシア軍が進むメリット(ウクライナのデメリット)なんて枚挙にいとまがないわけで。
・交通の要所を抑えることでウクライナの補給ルートが複雑かつ困難に
・ポクロフスクはウクライナの製鉄業で使う全てのコークスを供給しているため産業基盤が壊滅し継戦能力激減
・E50高速道路を抑えることでロシアは泥濘期でも舗装路で楽に補給が可能に
・2年半にわたりロシア軍を阻んできたヴフレダルやクラホヴェ方面の後ろに回り込める
などなどありとあらゆる戦線を崩壊させうる要素が盛りだくさん。
誰もが危惧した通りの結果になったというだけの話ですね。
クルスク侵攻の成果・目的を軍事アナリストに問うと大抵皆さん「政治的目的」っておっしゃいますよね。素人から見ても軍事的な合理性なんて無いですし、皆さんなんとか捻りだせる説明がそれしかないわけです。
一方でポクロフスク方面でロシア軍が進むメリット(ウクライナのデメリット)なんて枚挙にいとまがないわけで。
・交通の要所を抑えることでウクライナの補給ルートが複雑かつ困難に
・ポクロフスクはウクライナの製鉄業で使う全てのコークスを供給しているため産業基盤が壊滅し継戦能力激減
・E50高速道路を抑えることでロシアは泥濘期でも舗装路で楽に補給が可能に
・2年半にわたりロシア軍を阻んできたヴフレダルやクラホヴェ方面の後ろに回り込める
などなどありとあらゆる戦線を崩壊させうる要素が盛りだくさん。誰もが危惧した通りの結果になったというだけの話ですね。
セリタブが落ちてしまうと以南の鉄道輸送が出来なくなりヒルニクやクラヒフカへの補給が困難になりそうですね
クラスノホリフカを攻めていた部隊の休養が終わり北西へ侵攻が再開された場合新たな大釜が形成されそうで心配です
ポクロフスク方面の兵士の声は色々な所で見かけますが「塹壕はあるけど守る兵士がいない」という声につきますね。いまだにクルスク方面では謎に前線の押し合いをしているみたいですが、その兵士をポクロフスクの塹壕に放り込むだけで全く状況は違っていたのではないかと思うんですよね。
クルスクの寒村を一つ二つ取るために貴重な兵士を浪費するっていったい何の意味があるんでしょう?
ロシア軍の戦力を引きつけるどころかウクライナ軍の戦力引きつける結果になっちゃってどーすんのこれマジで
完全な自爆じゃん
ポクロウシク陥落より先にゼレンスキー政権が崩壊するんじゃないかと思うくらい壊滅的な状況ですね…
崩壊した方がウクライナ国民のためなんじゃないですかね?
一般の日本国民はロシア崩壊を信じてる感じすらありますね
ネットでクルスク侵攻を否定的にコメントなんてしたら親露工作員かプーアノン扱いが普通です
軍事的に冷静に状況を分析しようとしてるココなんて例外中の例外なんでしょう
ウクライナや西側は、自分でやっていたプロパガンダの自家中毒に侵されて
軍事的にではなく政治的(しかも間違ってるロシア認識)に軍事作戦を進めてしまったとしか思えない
太平洋戦争当時の日本人、別世界と思っていましたが、今も変わらないなと感じています…
戦争当事者でもないのに、レッテル貼りを仰るように見かけると、今の方が悪い面もあるのかなと感じています。
戦況くらいは、レッテルを貼る事なく、冷静に見たいものですね…
間違いない。ウクライナ国民を逃げれないよう囲ってから数年、ようやく明確になってきただけ。彼は一部ではBloody King と呼ばれている
ドリ二フカとハリツィ二フカ落ちるの早すぎです
ヴォフチャ川から東の戦線を維持するのに必要な補給路にしか見えないんですが僕の目が曇ってんですかね
ゾリアンまで南下しないとまともな道なさそうなんですが
州都クルスクや原発はロシアが守りを固めて到達は無理だから、最早ウクライナはロシアの戦争計画の再考や占領地から戦力転用という最低条件を満たせない事になってますよね。
そして補給に難を抱える敵地で田舎の占領地を維持するのに、貴重な兵や物資等のリソースを使うのも勿体ないですし、さっさと撤退してそれらを東部や南部に回した方が良いと思いますけど、ああも大々的に宣伝した手前政治的に出来ないんでしょうね。
というかウクライナはクルスク以外から引き抜いてポクロウシクへ回してるようなので、ロシアじゃなくてウクライナの方が戦力転用してる事になってるような。
何かヤバくなってから慌てて引き抜いて援軍に出すのこれでウクライナ何回目って気もしますけど。
戦線増やして兵力引き伸ばして、有利になるのは兵力に優る方ですしね…
寡勢でも全体的には守勢に周り防御設備で必要な兵数を減らして、捻出した兵を一箇所に集めて局地的優位作り出すとかの小細工はできますが
クルスクほぼ止まってるので局地的優位も怪しいところ
砲弾数で負けているとはいえ兵数だけは多かったウクライナの優位、いつの間にか尽きてるのは薄ら寒いものがあります
発表上のキルレを盛っても戦場は正直
現代戦で予備部隊がいかに重要か、よく分かる戦況ですね。
攻撃側はいつでもどこでも戦力集中できて数的優位を作れますから、防御側はそれを予備部隊で素早く手当するのが基本です。
で、じゃあ予備部隊が無かったらどうなるか。非常に貴重な実例となってますね。普通はなかなかこんなことにはなりませんから。
仰る通り、戦略予備の重要性を痛感する戦況ですね。
プログレスでの一糸の綻びから、あっという間にこの現状ですから…。
ロシア軍の南下が止まりませんね。
ヴフレダル方面もT0524道路が遮断され、市街も包囲されそうな状況ですし、クラスノホリフカは北岸を残し陥落。ウクライナ軍としては戦略・戦術面でも価値が低下した為、セリダブから南側・クラホヴェから東側地域は放棄する気かも知れませんね。
逆に北側侵攻・ポクロウシク方向が停まっていますが、ディミトロフ市街攻略に向けての準備・再編ですかね。
無いのでは?と言われていたディミトロフ防衛線ラインで一旦停止した様ですが、どう観てもウクライナ軍が止めた理由では無さそうですし、セリダブ攻略、ヴォフチャ川東岸包囲も上手く進んでいる為、其れ等の進捗を確認しながらの侵攻かもです。
ウクライナ軍の予備兵力や増援の有無次第でしょうが、これからも戦況変化が早く・激しそうですね。
先日、ゼレンスキー大統領から「ポクロウシク方面へ増援を送る。」との言及報道がありましたが、実際にはどうでしょう…?
勝手な持論ですが、そんな予備兵力があればクルスク侵攻へ全BETしそうな勢い、流れですが…、。
この方面は捨ててそうですね。
そうですね。現状漏れ聴こえる話しでは増援は難しいと考えます。
そうなればなるほど、取捨選択が重要ですし、非情な判断が必要でしょう。
重要度から鑑みれば、一番はポクロウシクで間違いなく、二番は北側に池が有り、線路・道路を落としてしまえば東側からの防備で済むクラホヴェでしょうか。
残念ながら市街戦で大勢決しており、南北の主要都市が戦火に陥るセリダブは放棄かと。。。但し、西側の防衛線は大事ですので何処に造るかも含め、構築が急務でしょうね。
ウクライナとしては、何処か一つでも侵攻を止める事が重要ですし、ロシアとしては、なるべく機動的に各三方向の戦線をコントロールして、停まらずに進む事が重要。そのせめぎ合いでしょうか。
Forbesの記事なので信頼性には疑問符が付きますが、機械化旅団や空中強襲旅団、国家親衛隊などの計6個旅団ほどがポグロウシク方面へ投入されたとの事です。その中の一つは第15作戦任務旅団(通称「カラダフ旅団」)という精鋭部隊なんだとか。
もっともその記事の中でさえ「焼け石に水に過ぎない」と書かれてますけど。
ちなみに斧先生の署名記事です。
あの斧先生がクルスク侵攻以降は何故か悲観的な記事ばかり書いていて心配です。
何か悪い物でも食べたんですかね。。
「現代戦でも奇襲は可能だ」ってウクライナ関係者のコメントがあった気がしますが(うろ覚え)、結果だけ見ると単に素人にありがちな定石無視の一手でしかなかったって事になっちゃいそうな形勢ですね…
奇襲が成功し戦闘で勝利しても
軍事戦略的には大敗北という典型例なんでしょうね
政治的にどうだったのかは良く判りませんが
ウクライナ勝利のニュースに熱狂していた様子を見るに成功だったのかな?
今の逆転批判が出るまでセットですから、政治的には大失敗も甚だしいです。2週間ぐらいの喧伝と僅かな士気向上をピークに、多大な喪失感と外国からの不信と作戦立案能力への疑いなどと言い切れないほど多数の悪い影響が出ています。
褒める所を探しても出てこないぐらい、どの面でも酷い結果です。
戦略的に意味のない地域での奇襲は可能ってだけのこと。
ロシアと言えど長い前線全てで鉄壁の水際防御することなど不可能なんだから、縦深のあるところでは機動防御で対応するでしょ。
結局クルスク戦線は曖昧な希望的観測に基づいて貴重な戦力を無駄遣いしているだけ、というのが現状ですからね
批判されまくるのも当然ですわな(´・ω・`)
>「ゼレンスキー大統領はロシア軍が東部戦線で急速に前進したため軍人、議員、アナリストから猛烈に批判されている」と報じている。
攻め込まれてる防衛側が、貴重な戦力を自ら剝がしているわけだから、そうなりますよね。
集中豪雨で今にも氾濫しそうな川で、堤防に穴を開けたらどうなるか?
だれにでもわかることですよ。
これだけ大規模な部隊移動があって意味不明な前線から引き抜く再配置もあって、英国や米国が「いや、本当に俺達知らなかったんだ」ってのはまず有り得ません。
本当に知らなかったら巨大なペナルティーを科してくるはずです。なにしろ費やした費用も人手も時間も膨大でしょうからね。ウクライナにロシアを侵攻させるプランは。
だから、このバカ作戦は高確率で英米、そしてNATO参謀府、EU首脳(これは弱小国は事後承認かも)は恐らく承知の上だと思います。案の定NATOの事務総長がウクライナの越境攻撃を擁護しました。みんなしてバカを晒しただけの話だと思うんですね。ノルドストリームの件での愚劣な顛末と同じで。
批判している専門家()達も幾分かはそう考えつつも、とりあえず(ゼレンスキーだしウクライナだからいいや!)で批判してるのでしょう。
本当にもうやめたらどうです、って思います。プーチンやロシアに対してではなく、西側のお歴々に対してでしかないですが。もうあのあたりのみなさんあの世に引っ込んだらどうでしょうか。世界に迷惑にかけるのではなく。
しかし、この件では一体どこから嘘とかくだらない計画とか始まっていたんでしょうね。とりあえずオバマ政権時代からなのは確実ですが。
大言壮語して掻き回すような事を言っていた割には堅実な経済内政外交運営をしていたドナルドトランプがなるほどね、こんな人達ならそりゃ嫌いでしょうね。有能を装った無能達が、お馬鹿さんにも見えるやり手を嫌うのは当たり前です。
自分も挑発の経緯から知ってた口なので正直冷めてました
一連の出来事に同質の悪意を感じる辺り、西側の上が絡んでますよね
確かではありませんが、当初からウクライナからの情報がちゃんと出てこない、嘘混じりを伝えられているという不和はありました。
その後にさらに悪化したとの話は聞きましたが改善したとは耳にしていないですね。何もない期間は信頼回復していたんだと思いますが。
仮に目論見通りロシア軍が
クルスクに食い付いてたとしても
東部戦線を押し戻すだけの兵力が
ウクライナ側に無かったと推測
ロシア軍はクルスク侵攻部隊の
後方の橋や兵站路を叩いているので
ウクライナを冬まで疲弊させて
後方を遮断してしまう作戦でしょうか
ゼレンスキーがメンツを捨てて
撤退判断ができるか、興味深い
ウクライナ軍はドニプロからポクロフスクへ武器弾薬や兵を送り、ポクロフスクからT-0504道路でコンスタンティノフカへ、コンスタンティノフカからチャシフ・ヤールや北のクラマトリスク、スラビャンスク、リマンへ武器弾薬や兵を送っている。またポクロフスクから南のクラホボへ、クラホボから(南の)コンスタンティノフカ(陥落したけど)、ウグレダールへ武器弾薬や兵を送っている。ウクライナ軍はポクロフスクから南北へ伸びる補給路を通って東部戦線へ武器弾薬や兵を送っている。ウクライナ軍にとってポクロフスクを失うと言うことは(より正確にはポクロフスクから南北へ伸びる東部戦線の補給路を失うと言うことは)東部戦線そのものを失うと言うこと。そしてウクライナ軍が東部戦線を失うと言うことはウクライナがドニエプル川まで防衛ラインを下げると言うこと。ウクライナがドニエプル川から東側を全て失うと言うことだ。ドニエプル川の東側は平坦な地形で防衛に向いていない。ドンパス・リングの防衛ライン(東部戦線)の後ろ(西側)にはもう防衛ラインは無い。ドニエプル川まで。だからドイツ軍は1943年7月から始まったクルスクの戦いで8月にハリコフを失った後、防衛ラインをドニエプル川まで下げた訳だ(しかしそれでも3ヶ月でキエフを失った)。そしてウクライナ軍が防衛ラインをドニエプル川まで下げてロシア軍がドニエプル川から東側を全て制圧した後、いよいよこの戦争の最終局面に入る。すなわち、ロシア軍によるドニエプル川渡河作戦及びキエフ攻略戦。この時には再びベラルーシからロシア軍はキエフを目指しウクライナに攻め込むだろう。北面と東面からの二正面作戦となるだろう。また、ベラルーシも参戦するだろう。
仰る通りです。
ポクロウシク陥落・機能不全は、東部の最前線がロジスティクス崩壊により壊死していく、強固な要塞陥落により防衛崩壊を意味します。
ウクライナは農業国ですが、ドニエプル川の本流・支流などの水資源があり、広大な平野に支えられているため守りにくい土地になります。
工兵部隊が、長大な後方陣地戦をすぐに築くのは現実的ではないですから(ゼレンスキーラインの事例)、大幅な後退が視野に入ってしまいますね。
クルスク攻勢の悪影響、あまりにも大きかったですね…
セリダブの市街戦、この勢いならばどうしようもなく、防衛部隊が不足しているのでしょう。
ポクロウシク方面ですが、大都市ドネツク市は人口約97万人、都市圏人口200万人(ドネツィク Wiki)が、ロジスティクスの観点から見れば非常に近い位置なんですよね。
ドネツク都市圏から前線近くまで、鉄道・幹線道路が複数繋がりましたから、ロシア軍の補給切れは期待できません。
管理人様の過去記事を読み返していたのですが、クラスノホリフカが陥落するまで頑強に抵抗していましたが、その後この方面の戦線あまり動いていませんでした。
セリダブを攻撃しながら、クラスノホリフカ後方に北側から大きく迂回することを重視しており、かなり両軍の戦力差があるように見えます。
(2024.05.12 ロシア軍がクラスノホリフカの工場地帯を制圧、チャシブ・ヤール方向にも前進 航空万能論)
(2024.07.21 侵攻879日目、ウクライナ軍はクラスノホリフカから追い出される寸前 航空万能論)