RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がヴフレダル市内の一角に侵入した」と報告、ウクライナ軍は人員不足が解消していない段階でクルスク州に侵攻したため、数的優位を生かしたロシア軍の攻勢拡大に対応出来なくなり、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊している格好だ。
根本的な問題は動員法改正案の取りまとめに手間取って時間を浪費し、このギャップが解消していない段階でクルスク侵攻に踏み切った点にある
RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がピヴデンノドンバスカ第3炭鉱付近で支配地域を広げた」「ロシア軍がヴフレダル市内の一角に侵入した」「ロシア軍がカシュラハッチ川の対岸にある農場一帯とダーチャ一帯を占領した」「ロシア軍の火力によってヴフレダルに対するC-051134経由の補給は複雑化している」「ピヴデンノドンバスカ第1炭鉱に隣接するテリコン付近の状況は不明」と報告。
視覚的にもロシア軍兵士がピヴデンノドンバスカ第3炭鉱の管理棟=Ⓐで国旗を掲げる様子、ロシア軍兵士がヴフレダル市内=Ⓑに侵入する様子が登場、前者はロシア軍によるピヴデンノドンバスカ第3炭鉱の占領が、後者はヴフレダル市内へのロシア軍侵入が事実であると裏付けており、ロシア軍の攻勢に対応できなくなったウクライナ軍の防衛ラインは各所で崩壊している格好だ。
仮にヴフレダルを突破されてボホヤヴレンカやウスペニフカ方向に進まれると「グラホヴェ南東地域が大釜に捉えられる可能性」が、グラホヴェ方向でも「ロシア軍が線路沿いにセリダブの背後へ回り込む可能性」「ロシア軍が線路沿いにクラホヴォ方向へ前進するとヒルニクが大釜に捉えられる可能性」が浮上しており、この潜在的な可能性はウクライナ軍に「限られた戦力の分散」か「拠点の放棄」を強要し、全ての拠点を守ろうとすればポクロウシク方面の戦力が手薄に、拠点を放棄すればロシア軍に領土を明け渡すことになる。
ウクライナは戦略的予備と比較的静かな戦線から抽出した部隊を投入し、ポクロウシクに向うロシア軍の前進を阻止することに成功したが、クルスク方面に相当量の戦力(約2万人)を投入しているため東部防衛のための選択肢が少なく、攻勢範囲を広げてきたロシア軍に対応出来なくなっているのだ。
戦況悪化には滑空爆弾の使用、防空システムの不備、武器・弾薬の不足といった要因も挙げられるが、根本的な問題は動員法改正案の取りまとめに手間取って時間を浪費し、このギャップが解消していない段階で「東部戦線から抽出した精鋭部隊」と「敵攻勢の火消し役(もしくは疲弊した部隊のローテーション)として投入されるべき予備戦力」でクルスク侵攻に踏み切った点にある。
ロシア軍が東部戦線からクルスクに戦力を移動されていれば今と違った展開もあり得たが、移動させた戦力は攻勢への影響が少ないものばかりで「数的不利なウクライナ軍の戦力が薄く引き伸ばされただけ」という結果に陥り、まもなく提示される勝利計画で具体的な成果が引き出せなければ政治的にも軍事的にも八方塞がりだ。
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※アイキャッチ画像の出典:ИЗНАНКА
大丈夫大丈夫
世紀の大軍師であるゼレンスキー大統領が考えた勝利計画なんですから、西側諸国は称賛して大規模な支援をしますよ
そしたらウクライナからロシア軍を叩き出して世界で最も偉大な男して歴史に名を残しますよ!!
まあ愚案も(ロシアのように)案無きより勝るとは言いますからなあ。
ロシアが侵略を続ける限り、少なくともほどほどの支援は続くでしょうねえ。
言わないし無策と決めつけるその考えが敗北の元では
だってやってること脳死で現状維持してた方がマシなレベルの愚策しか行ってないじゃん
釣られてしまい笑ってしまいました
策が無いから何かを犠牲に戦線を維持して来て
それも限界に達しそうになり
一発逆転の一手も相手に冷静に対処されてしまった
軍の指揮官に貴方は成りたいですか?
決めつけるも何も、緒戦を除いてロシアに戦争終結につなげる計画の存在を窺わせる行動ってありましたかねえ。
まあ、案無き方が愚案より勝るというのであれば、価値観の違いとしか言いようがないです。
✕ 大軍師
◯ 元コメディアン
元コメディアン ⇒ ウクライナ大統領 ⇒ ロシア名誉大元帥
なんかビックリマンシールで出てきそうな。。。
ついにカウントダウン開始かな?
ヴフレダルを守り続けた英雄達もまさか自軍の無茶な作戦が原因で陥落するとは思ってなかったでしょうに…。
ISWがヴフレダルは戦略的価値のない場所と言ってますがここで散った兵士の墓の前で言って欲しいです。
戦略的に価値のある場所ってどこなんでしょうか。
守れている場所のことですよ。
戦略的価値が無くなるとまもなく陥落するんです。
あとはウクライナが奪回できそうなとこも急に戦略的な要衝になりますよね。
>戦略的に価値のある場所ってどこなんでしょうか。
クルスクらしい
プーチンの権威失墜で反戦運動がおこる予定らしい
ハリコフ等の州都やそれに近い規模の都市や、マリウポリやポクロウシクのような一定以上の規模と設備を持つ陸海空何れかの交通の要所でしょう。産業や資源に関しては、現状のウクライナにおいて戦略レベルで重要な一都市は少ない上に他の条件を満たしていると思います。
あくまで戦略規模で重要な拠点・地域か否かの話であって、それ以外の拠点・地域に戦力が不要な訳でも、受けた被害を矮小化出来る訳でも、その失陥が戦略的な拠点の状況に悪影響を及ぼさない訳でもありません。
特にリソースが不足している側では猶更です。
その内、ウクライナが「戦略的無価値」と認定される日もそう遠くはないかもしれません。
仮にもアメリカの軍事や政治に影響を及ぼす研究機関が、ゴールポストをずらして精神的勝利に堕落するような体たらくでは予後も悪そうです。
→ISWがヴフレダルは戦略的価値のない場所と言ってます
ISWの分析能力がここまで酷いとは思わなかった。ヴフレダル陥落後の影響は2年前のバハムート攻勢の時期から、管理人様が記事で取り上げていたよ!
あの頃はマリンカへの側面攻撃が危惧されていて、今と少し状況が違うけど、ヴフレダルはクラホヴェ方面の前線の側面を約3年間に渡り防衛してきた最重要拠点の一つ!!
ロシアに占拠されそうになると、そこは実は重要な場所では無いとなるのは本当にプロパガンダでも止めた方が良い、犠牲になった兵員が余りにも哀れ。重要地点であったがロシアの猛攻に耐えきれず、残念ながら守備隊は壊滅したが彼らの犠牲は無駄に出来ない、で行かないと士気終わると思うけど何故未だにそういったプロパガンダやるのか、、効く層も結構いるということなんだとは思うけど余りこの戦争に興味無ければ、額面通りに受け取って終わるのかな。
プロパガンダを続けるとバカを騙してるつもりが
いつのまにかそれを発信してる方まで自分の大本営発表情報に乗り
知能が低下してるような判断、行動を取るようになるものなんですね
リアルタイムで見てると本当に恐ろしい
逆にロシアが殆ど戦況プロパガンダをしないのは国民性なのか
実際の戦場では逆に強みになってますね
どういうことじゃろとググると↓とのこと
>ロシア軍がヴフレダルを占領してしまう可能性はあるものの、そのことがドネツィク州西部における攻勢作戦の流れを根本的に変える結果になる可能性は低い。ヴフレダルは死活的な重要性をもつ兵站結節点ではない。そして、ロシア軍はすでにヴフレダルに流れる主要道路(T0509道路ヴフレダル~プレチスティウカ区間、C050524道路パウリウカ[Pavlivka]~ヴフレダル区間、T0524道路ヴフレダル~マリインカ[Marinka]区間)の大部分を制圧している。そして、ボホヤウレンカに向かうC051134道路を火砲の近接射程圏内に収めて、もうすでにこの道路に対して、確実な脅威を及ぼしている可能性が高い。それゆえ、ヴフレダルが占領されたとしても、ロシア軍がすぐさま新たな進撃路への入り口を手に入れることにも、ウクライナ軍を死活的に重要な補給路から切り離してしまうことにもならない。また、ロシア軍がヴフレダルを占領できても、そのことが、ドネツィク州西部のいずれかの場所へ向かう今後の攻勢作戦の発起点を、ロシア軍に与えることになるとは必ずしもいえない。
【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」2024.09.24 – ウクライナ戦況:ドネツィク州ヴフレダル
(「ISWがヴフレダルは戦略的価値のない場所」でググったらでてきました)
要は、
・もうウクライナ軍の補給路はロシア軍に脅かされてるからウグレダルが陥落しようがしなかろうが大して変わらないよ
・ウグレダルの陥落を今ホットなポクロウシクの攻略につなげるためには30キロにわたる畑(?)を作戦機動する必要があり、そっちへ戦果を波及させるのは難しそうだよ(ここのコメント欄の情報では他の方面に出るにも状況は同じらしい)
・ウグレダルの陥落でウクライナ軍が薄く引き伸ばされることはないよ(撤退してある種の戦線整理のようになるから?)
で、簡単に言ってしまえば「これまでどおり浸食され続けるよ」ってだけなんじゃないかな
なんというかISW憎しで表面だけ読んで意訳しすぎな印象
おっしゃるとおりかつては要衝だったが、ポクロウシク方面の崩壊からもはや死守する意味はない、というのは尤もですね。私も包囲される前に撤退した方が良いと思いますが、現地の兵は許されず疲弊していると先の記事であり…
なにはともあれ元の記事を参照するのは大事ですね。
情報ありがとうございます。
つまり、価値が変わったということですね。
まあ、普遍的な価値と状況によって変わる価値がありますからね。
色々なアナウンスもベースにある考え方を見誤らないようにするこが重要ってことですね。
でも、体内のアドレナリンによって刺激される欲望には抗いがたく。。。はう(白目)
なるほど、そういうことだったんですね。
解説ありがとうございます。
楚漢戦争のエピソードで「敗軍の将は兵を語らず」という件がありますが。
米国の戦争研究所は、いろいろ外しまくりのくせに語り続けますね。
ウグレダルが陥落したら、次はボゴヤブレンカとノボウクラインカでしょう。コンスタンチノフカの西にある複数の集落も危険度が高まる。
ポクロフスクまではちょっと遠い、って、ねえ。
ウクライナ軍が薄く引き伸ばされることはない、というのも、何なんだか。ウグレダル方面は、ウグレダルの町の外では、既にウクライナ軍の守りが極めて手薄になってますよ。
たぶん「戦略的」の意味合い違いじゃないかな
都市が一つ落ちれば次の都市が標的になるのは当たり前なんだし、自分の引用した「ドネツィク州西部における攻勢作戦の流れを根本的に変える結果になる可能性は低い」がすべてでしょう
戦略的に価値のない場所と言っておきながら、兵士には撤退を許さず死守させようとするのがウクライナ軍上層部とゼレンスキー。
まあこの調子だとそのうちウクライナの東半分には価値が無いとか言い出すんじゃないですかね。
価値がないならロシアに全部あげて
戦争回避すれば良かったのに
戦略的に価値がないと仮定しても戦死者交換レートで優位性があるならギリギリまでそれを活用しようという判断なのでしょう
確かる見込みがない将兵を残置してそれより多くの敵兵を倒させようという判断が
なんか先日のロシア軍の大規模弾薬庫爆破のニュースでここのコメント欄が「ロシア軍全体で見れば大したことない」となった状況と同じなんじゃないかな。立場は入れ替えて。
よくも悪くもISWは中立って感じがする
そもそも前提が全然違いますよ。
失われた弾薬はまた生産すればいいだけですが、失われた土地と兵士の命は二度と戻っては来ません。
特に要衝と言われている都市は交通の要だったり地勢的な重点だったりと、替えが効かないからこそ要衝なんですよ。
だからこそウクライナも多大なリソースを投入して要塞化している訳で、そこが失われる事は全然「大したことなない」ではないのです。
ISWはバフムートやアウディイウカの両都市とも陥落後に「戦略的に価値のない場所だった」と言ってますし、もうISWという組織に戦略的な価値が無いと思いますよ。
バフムートの時はそう言ってた気がしますが、アウディーイウカでも言ってましたっけ?
面倒なのでソースは探してないけど言ってたと思う…
ゼレンスキーにいたっては陥落した直後に「戦略的に価値のないアウディーイウカを取るために損害を出しまくったロシア軍は何がしたいのか分からん」的な事をメディア向けに発言してたのをこのサイトでも取り上げていたはず…
言ってましたが、文脈は「アウディーイウカの戦術的優位性を次の戦略的優位性につなげられるかは疑問」って感じ
実際、アウディーイウカ陥落後しばらくは順調に攻略を進めたものの、ウクライナ軍の防衛線に到達してからは停滞気味(迂回とかいろいろやってたし、ロシア有利だったことは間違いないが)で、その状態はウクライナ軍がクルスクへ兵や兵器を引き抜くまで大きく変わらなかったことを考えると、まあまあ妥当な評価だったんじゃないかなと思うところ
「戦略的価値のない場所」って表現は、情勢の移ろいによって戦略的価値が下がってしまったってことですから仕方のないことだと思います。
現にロシア軍もヴフレダルを通るT-0524を通らずとも迂回路を確保しており、ウクライナ軍がここをいつまでも守ったところで「遊兵」を作ってしまうことになりますので、今のウクライナ軍に遊兵を作るほど戦力に余裕が無いのだからヴフレダルの戦略的価値が相対的に下がるのは当然のことだと思います。
アニメ銀河英雄伝説で例えるなら帝国側が「ラグナロック(神々の黄昏)作戦」を発動した際に、イゼルローン要塞を放棄したヤン・ウェンリー並みの判断力がウクライナ側に必要って事です。詳しくは「ラグナロック作戦」を調べて下さい。
>イゼルローン要塞を放棄したヤン・ウェンリー
いまちょうどその辺りを見直してるところ。
田中芳樹バージョンのウクライナ戦記って出ない。。。ね。おっさんしかいないもんな。。。
言わんとするところは解ります。
でも「ウグレダルの戦略的価値は損なわれた」と言うのであれば、それは「ウグレダルから南下してマリウポリまで奪回することは、もはや不可能」ということ、延いては「勝利計画でアゾフ海岸まで到達し失地回復することは、不可能」ということと、ほぼ同義です。
「ウグレダルの戦略的価値は損なわれた」けれども「勝利計画にはまだ可能性がある」などと言うのであれば、欺瞞ですよね。
「戦略」というからには、戦争の長期展望まで含めた現実的で合理的な話をしなければ。
ISWはまたそんなこと言っているのか(呆れ)
約二年間ロシア軍から街を防衛し続けていたウクライナ軍はキレてもいいと思う
ポクロウシクも陥落すればISW曰く「戦略的に価値がない場所」になるんですかね。
>>戦況悪化には滑空爆弾の使用、防空システムの不備、武器・弾薬の不足といった要因も挙げられるが、根本的な問題は動員法改正案の取りまとめに手間取って時間を浪費し
ほんとそれ。
アメリカの支援停止の影響のせいにする論調あるけど根本はマンパワーの不足。
武器弾薬があっても使う兵士がいないと意味ないのだ。
人間は攻撃好きなんだけど。攻撃側はそんなに有利なのか?という点が抜けている。
攻撃側がそんなに有利なら、小国なんて消滅しているし。23年6月の反抗作戦でウクライナ軍が大勝利。ロシアは敗北している。
実際は大規模攻撃を仕掛けたウクライナ軍が消耗。その消耗を未だに回復できていない。
守りを固めたから劣勢少数でも戦えたのに、攻勢に回れば上手に行かないどころか、事態が悪化するのは、当然なような気がするな・・・
戦争は防御だけでは成り立たないのである程度の攻勢を仕掛けること自体は間違ってないかと
ただ今回に限って言えばその目標がクルスクでいいのか?と言われるとそれは違うと思うけど…
というか23年6月に始まった反攻は上手く行ったのは初期だけで結局目標達成してないからウクライナの勝利とは言わないと思うの
2枚目の広めの地図を見ると、本当に至る所で防衛線が綻んでるのがわかりますね
こうなったら広範囲で防衛を諦めて、100kmぐらい防衛線を下げないと立て直しは無理なのでは
かといって、粘れそうな都市部を何もせずに見捨てたとなると政権批判が激しくなるのでしょうね
詰んだ?
泥濘期までセリダブ、クラホヴェ、ヴフレダルを使って露軍を足止めして、ロシアの機甲部隊が動けないうちに後方の都市で守りを固めるしかないんでしょうね。
とにかく時間を稼いで、アメリカから一発逆転の神風が吹くことを祈る…
ウクライナに栄光あるかなぁこれ…
問題は、泥濘期前の今はセリダブ、クラホヴェ、ヴフレダルらの平地ラインの要衝となる小都市が狙われていますが、泥濘期に入れば今度はディミトロフ、トレツク、チャシフヤールなどの泥濘の影響を受けにくい中規模都市の攻略に滑空爆弾などの空軍戦力も合わせて集中させてくる可能性があること。
そして、厳寒期に入ればまた平地ラインでの前進が再開され、コンスタンティノフカやポクロフスクが狙われればそこを守らざるを得ないので、結局南東平野部の後方の都市の守りは中途半端にならざるを得ない。
頼みの綱のアメリカの神風は、ゼレンスキーと同じユダヤ人の同胞がレバノンで起こしている殺戮の血風によってかき消されました。アメリカからの支援の動きの最大の枷となるのがユダヤ人の暴走というのは、歴史の皮肉と言うべきでしょうか。
ヴフレダルは泥濘期まで持ちそうにないようですが。
正直もう欧州各国も米国も普通に負けて終わると思ってるだろ
どの程度の痛みで負けられるかは分からんけどウクライナの痛手よりもロシア軍の戦訓が他国より突出して増えた事の方が重大に思ってそう
どんどん彼我の格差が開き完勝となれば、大量の戦訓を得て、戦争特需の旨味を堪能し、その上でNATOが大規模支援した国に勝利したという栄光を手にするわけです。露側も少なくない犠牲者が出てるでしょうし、少々好条件で停戦してもそのまま納得し止まり続けるとは思えません。
そうなれば本邦が負けた側に肩入れした事実は消えませんし、どういう接し方をしてくるか…暗い未来しか想像出来ません。最低でも、積極的支援した国の旧首脳部や立案担当者には、露から情け容赦無い過酷なプレゼントが贈られそうです。
ロシアが勝利した後、ウクライナ支援国にどのような報復をするのかはわからないが日本は割と自由に立ち回れる余地があるとは思う。
欧米諸国と違ってトルコ・イランなどのロシア寄りの中東諸国との関係は良好だしサハリンの利権もまだ残っている状態だから、うまいことウクライナの復興事業かがら空きの海外投資枠に入れれば支援に見合った対価を手に入れられるかもしれないね。
現代で本当に戦争が儲かると思ってるならそれは甘すぎるとしか 軍産複合体とか信じてる方ですか?
朝鮮特需でさえ結局は民生を圧迫する結果にしかならなかったと再評価されているのに未だに戦争は儲かると思ってんの?
そもそも過酷なプレゼントってロシアに何ができんのさ ロシアが未だに東側の盟主みたいな気分でいるんですか?
こんなにあっさりと市内に侵入するとは思わなかった。年内には陥落するとは思っていたけど、もしかしたら10月中に陥落するかもしれない。
街自体は小さいから、一度防衛線破られて懐に飛び込まれると長くは持たない…
いやもうこれはもはや9月中に陥落してもおかしくない流れでしょう。
旅団同士で補充兵の取り合い、奪い合いという状況では、補充兵のこなかった旅団はもはや再編成不可能で、実質的には解散状態です。砲弾、弾薬も少ないでしょうが、それらを撃てる兵士がほとんど死傷してしまったのかもしれませんし、文句を言う指揮官はすぐに罷免され、更迭されます。あとはもう退却するか、降伏するか、あるいは死ぬ以外に選択肢はありません。
この数か月ロシア軍が大幅に前進している東部戦線で一番気になってるポイントが、装甲戦力をあまり投入していないという点なんですよね。
DPRやLPRにT-90Mを供給するレベルで、戦車を始めとする装甲戦力には多少なりとも余裕がある筈です。
今後予想されるポクロウシク攻防戦でも主力は歩兵(+砲兵と滑空爆弾)でしょうし、ポクロウシク戦後にがら空きの東部地域へ機甲部隊を投入して機動戦をやるつもりなんでしょうか?
バグラチオン2でも始まったら流石にnoteは参戦するかな?
自分の予測では装備も人員もないから参戦出来ず見てるだけだと思うね。
広域地図助かります
Google Mapとは名前違ったりして照らし合わせがこんなんなので
ロシアは若者を犠牲にしている
→犠牲にしているかもしれないがウクライナからの人口流入も間違いなくある
ちなみに戦後はベビーブームが起こるかもしれない
ロシアは経済を犠牲にしてる
→犠牲にしているかもしれないし戦後は不況になるかもしれないが、一方西側のうちEU、イギリスは宣言した戦時体制に移行すら出来ず世界情勢と自らかした環境保護のせいでエネルギー、交易ルート、産業基盤の全てを喪失して景気の長期停滞の様相を示している
ロシア軍は見かけほど強くなかった
→戦争後半になるにつれて巻き返し、始める前より終わった後の方が強くなるいつものあれ
ロシアの力による現状変更は許さない
→イスラエルは黙認
西側さぁ……
その点で言うと本邦は間抜けだらけの欧米なぞよりよほど優秀だし、日本人はそのことを誇りに思うべきだ
イスラエルには対ハマスまでは容認しつつ、違法なイスラエル軍の駐留とレバノンへの攻撃は明確に反対し、産業基盤も全然残ってる
欧米の環境保護政策の失敗はまさにトヨタが預言した通りだ
経済も実質成長で言えば先進国の中でも上位グループに入っている
もっとも欧米がしかけたフェミニズムの欺瞞に気がつき、少子化を止めなければ衰退が止まることは決してないが
日本が進むべきは西側の一員として足並みを揃えることではなく、世界のモデルケースとしてリーダーシップを発揮して独自路線をいくことだと政治家も国民も気づいてくれればいいのだが
>力による現状変更は許さない
これウクライナ側というかウクライナに味方する陣営からは必ず付け加えられていた文言ですね。
今も言ってる人がいるので懐かしくもなんともありませんが
「許さないならどうする?」「(経済)(軍事)力で対抗する!」といった結論しか見られないのが非常に残念なところです。
>欧米がしかけたフェミニズムの欺瞞に気がつき、少子化を止めなければ
女性の社会進出は1900年代初頭から世界が目指していた物なので、こういう直結させた発言はわかりやすくはありますが社会的に危ないです。
もっと別のアプローチを目指しましょう。
例えば人口の一極集中、日本であれば東京、韓国であればソウルに人口が集まっていますがどちらも他の地域に比べ極端に低いです。
また、人口減により社会が衰退するという概念は自由資本主義経済において人が生産し消費し人が需要を賄う、という要は人が資本であり経済の大本という構造に起因する物と思います。
そこをこの点アメリカは上手くやれてます、出生率が減ろうと他国から人を入れればいいのですから、世界が憧れる自由と民主主義の経済大国、住みたがる人は数多くいます。
では、ではそういう魅力のない国ではどうでしょうか?アメリカを目指せばいい?じゃあ他国の人間を受け入れやすいよう英語を公用語にしましょう。
…まぁいろいろ考えることは多いです。
少子化は複合要因なのであくまで一因ですが、(偽)フェミは大きな一因ですよ。
未だにフェミの流れに乗ってお一人様になった御老体が若者に嫉妬し邪魔してますから。米国でも多様性と言いつつ典型的な家庭的主婦の草の根推進に噛みつくのと同じですね。ブーム定着するかは知らないですが。
リベラリズムも力を否定していなかったのですが、リアリズムへの攻撃のためにいつしか力による変更なんて言葉を使うようになりました。本当にあの学派は改めて自己批判して原理主義からやり直してほしいですね。
仰る通りです。
アメリカ民主党を代表例として見れば、20世紀アメリカの主要な戦争は、民主党時代が多いんですよね。
一年前は東側を犠牲にドニエプル川西側に要塞線を築いて、小康状態もしくは休戦状態に持ち込んで体制を整えるべきと主張していた気がするが、現実は東側の要衝に防衛網がない状態だった。
三か月前には一時停戦の代わりに、ウクライナ軍を後方に下げて再編してワンチャンス堪えるかと思っていたが、クルスク侵攻で停戦は無理だなっと思った。
今では何の手立てもないだろうと思っている。もしクルスク侵攻に使っていた戦力を東側防衛に使っていたとしても、今の状態と何も変わっていないのではないか。ウクライナが守っている後ろ側に竜の歯とか地雷原なんてなさそうだしな。
結局ゼレンスキー線って何処に有るんだろ?
独ソ戦の第一ウクライナ軍はかなり塹壕構築してた筈なんだけど。
地図や書類上には存在しているとかそういうのでは?
予算やら何やらはウクライナ名物汚職とかで消えてってパターンでしょうけど。
ウクライナ兵が士気低下というか死を覚悟している兵士がいないんだと思います。
以前はここを守れば祖国を守れる、家族を守れる、英雄になれるというのがあったと思います。
しかし今は、クルスクが仮にうまくいっていたとしても、グッと堪える戦いをしている自分たちが当たり前に扱われるのは気持ち良くないでしょう。
ましてクルスク侵攻が戦争を終わらせる直接的な戦果でもないなら尚更。
耐えても支援が来ない、そんな状況で留まって戦ったり、死の危険を少しでも感じたら逃げるなというのは無理がある。
世界大戦を除き、大昔からほとんどの戦いって全体の数%どころかそれに満たないレベルの死者が出たら、一方は敗走していたんですよね。
今はそれが起きつつあるように見えます。
要衝の防衛や占領が、戦略として重要ではないとなると、戦争の目的自体がなんだかよく分からなくなるな。今まで色々と垂れ流されているけど、局地的にドローンでロシア軍を追っ払ったとかのほうが重要なのかな?
つまりこんな感じだろう。
「隊長!敵戦車、および歩兵部隊を撃退しました!」「うむ!で、○○要塞は守りきれたのか?」「いえ!それは失い、敵に占領されました!」 こんなんでええの?大統領がコメディアンだからといって、それでは駄目でしょう。まぁ、ニュースの展開は、おおまかにこんな感じだけれど。
ゼレンスキー的に見れば、そんな地味なのは、自分が目立たないから個人的戦略としては意味が無いのかもしれないが、つまりゼレンスキー先生の次回作にご期待くださいということだろうかな?
正直、言い訳ばかりで、そういうのを真に受ける人がおかしなことを言い出すからやめてほしい。
ヴフレダル防衛=クルスク侵攻、天秤にかけるには、ヴフレダルはあまりにも惜しい拠点だなと。
ヴフレダル陥落が、アウディーイウカ陥落後と同じようになると考えれば、後方が総崩れになる可能性が高いですからね。
アウディーイウカ陥落後は、人海戦術で前線を保ちましたが、今は兵力も足りてないですからね…
線路に辿り着かれてしまったのでブフレダールは維持不能。敵の糧道を絶ったので、もはやポクロウシクも『戦略的価値のない拠点』になりつつある。
ポクロウシクは2つの性質がありまして、現状は厳しくなっていますね。
(1)後方へのルート キーウ・ドニプロ・ハリコフなど主要都市
(2)末端へのルート コンスタンチノフカ・バフムト・アウディーイウカなどの前線に近い拠点
ヴフレダルの外観は想像以上でした。
通りは広く敵を引き込みやすく、高所からの見晴らしはよく、引き込んだ敵を打ち倒しやすい、そんな構造が随所に見られる、見れば見るほど城塞として理想的な造りに見えます。
たしかに勿体ないと思いますが、ウクライナにはこういう構造の都市は多いのでしょうか?
コメント欄で教えて頂いたのですが、ヴフレダル守備隊が、コツコツ強化した地下陣地があるようですね。
ヴフレダル東西・巨大炭鉱なども含めて、防御力を保ってきたのかなと。
ヴフレダルのような構造で、防御力のある拠点ですか…自分には思いつかないかなと。
炭鉱・炭坑跡・テリコンを利用した防御は、他都市でも見かける気がしますね。
(Vuhledar Wiki)
ありがとうございます。
やっぱりこういう城塞造りみたいなものはそうそうありませんよね。
元々団地の住民のために採光を良くしようとか見晴らしを良くしようとかの意図からだとしても。
ウグレダールの後ろ(西側)にはもう要塞陣地は無いので。アウディーイウカ陥落後のようにロシア軍は広がっていくでしょう。ウグレダールの次はクラホボ、クラホボの次はポクロフスク、と陥落していくでしょう。そしてポクロフスクからの補給路を失ったウクライナ軍東部戦線は崩壊していくでしょう。コンスタンティノフカ、チャシフ・ヤール、クラマトリスク、スラビャンスク、リマン等次々と陥落していくでしょう。
じっくり見るとロシア軍が獲得していたT-509とドネツク市やマリンカから伸びるT-524(O-532?)の活用にくさびを打ち込む形でヴフレダルが存在しているので、ここを起点にドネツクなどの東部戦線と南部が切り分けられてた印象が浮かびますね。
平地から寄ってくる敵を狙い撃ちにできる優秀な要塞ではあるものの、敵が正面からの攻撃を避けるようになれば意味を為さない。包囲を阻止できないのなら本末転倒なことになる前に放棄した方がいいと思いますね。
ヴフレダルは半包囲状態にあるので元々取り返そうとするポイントとしては厳しい感じだね…
誤解が多い様だけどロシアがそこそこ押してるのは短期間の前進を目指して連続攻撃期に入っているからだよ。
そして、大軍で押し戻すというのは砲爆撃差で苦慮してるウクライナ側としては実際は難しく数を集めれば大きく撃破される懸念もあるから…そう簡単な話でもない。
それと、別方向に戦力を取られたのは別方向から侵入があった為であって、侵攻する為だけに集められた戦力ではないよ。ロシアが誘い出した戦力が国境を越えられないとたかをくくってたら超えられて余計な戦力を回さざるを得なくなっただけ。
ただ、ロシア側は無理やり捻出するくらいの国力と国家体制があるってだけの話だね。
連続攻勢され続ければ反撃の弾も限られるし、どうしてもじりじりと下がりながら戦うしかない。あとは相手側が突出した形をどれだけのペースで伸ばせるのかとか、半包囲したところを地ならししてからどこまでやれるのかって話かな。
だから、他の国の国防省はロシアの大攻勢が当初思ったほどは伸びなかったという事も語ってる。
一定の攻勢を続けるだけのキャパは現地に残ってはいるが、本来なら大幅補強や大幅補給を受ける算段が狂ってるんだろうね。
ロシア側も山積みにしてあった北方物資を破壊されたり奪われたりした分で南に回す分の装備を横取りされてるんだね。
お互いになんかこう…受けを軽視気味な感あったね。ウクライナはともかくロシアにはもっと余力があった筈なんだが不思議だ。
要するに、ロシアが押す番だから押し込めているだけで、ウクライナの戦線は崩壊などしていないという趣旨だと見受けましたが、それはウクライナの番が来ればそれなりに押し返してくれなければ成立しない見方だと思えます。殊にロシアが停戦交渉の前提を四州の割譲としていることからその戦争目的が領土の獲得にあることは明白である以上は尚更です。
実際、その連続攻勢期を過ぎればウクライナは戦線を押し戻せそうですか?
その押し戻すための戦力をクルスクにオールインしちゃったから・・
ウクライナ側はプーチン大統領の面子の為にロシア軍はムリな攻勢を強いられ損害を出していると主張していますが、
現実はゼレンスキ―氏の方がよっぽど面子に拘っているんですよね。
クルスクでの勝利宣言をぶち上げた手前、もはや壊滅するまで止まらないでしょう。
アウディーイウカの大規模攻略戦は一月中旬から始まっています。
そして、事実上それから全体としては常にロシア軍は前進を続けています。小さな小休止を各戦線で挟むのは何時もの事ですが(というか、それをしないと持たない)止まった事はないのです。
チャシブヤールなどについても動きが無いようでしたが気がついたら南北からの両翼包囲作戦に切り替えられています。補給が怪しくなっている所に更に補給線を経ちつつ、持久戦も構わないという姿勢を見せる事でウクライナ軍に圧力をかけていくつもりでしょう。
本格的な泥濘期になったら多少止まるかも知れません。
しかし、現在のウクライナ軍の装備は大半が旧東側というかロシアのプロダクツによるものから西側のものに変わっています。しかしこれらは歩兵戦闘車ですら泥濘地を戦うようには出来ていません。よって、泥濘期になったらロシア軍の動きが止まる保証すらないのです。ウクライナの機甲戦力がお休みせざるを得ないのですからある意味チャンスなので。
現状はこんなものです。
西側の装甲は止まるけど東側の装甲は機動できる謎ルールで草
単純に接地圧と重量の問題だから東側だから泥で動けるなんてことはないんだよな
東側の装甲車は小河川の渡河は想定してますけど泥濘で機動できてる例とか聞いた事無いがな
そもそも東側という主語自体デカすぎだし適当なこと言ってんじゃねーぞ
>ロシア側は無理やり捻出するくらいの国力と国家体制があるってだけの話だね
2000年にプーチンが大統領に就任したばかりの頃のロシアには、そんな国力も国家体制も“なかった”という事実を忘れてはいけません。日本のように20世紀に築いたものを改革もろくに出来ず老朽化が進んでいる体制ではなく、プーチンとロシア国民が22年かけて「築き上げた」国力であり国家体制。そして、自身で作り上げたものだからこそ、戦時体制へ移行することも、欧州からアジアへ比重を移す経済の構造変換もこの2年半で成し遂げた。
ラムズフェルドは無政府状態のイラクをして「(アメリカがイラクにもたらした)自由の中には、罪を犯す自由もある」と言い放ったが
ロシア人はプーチンが与えた『不自由』を謳歌しているわけだね
そして同じ時期の日本が規制緩和・構造改革で企業に『自由』を与えた結果、どうなったことか
20世紀末のロシアは欧米と結託したオリガルヒに
収奪され兵士の給与も何ヶ月も払えなかったわけで
まさに国は崩壊寸前だった
プーチンはオリガルヒを粛清し、国を立て直し、
今や実質的にNATOに勝利しようとしているのだね
今現在、前線でウクライナ軍を後退させているものは、
ロシア軍の補給力?を別にすれば、滑空爆弾と歩兵突撃でしょう。
ゼレンスキー大統領が滑空爆弾/他を遠ざける為に長射程火力を
求めるのは、理屈として正しいのでしょう。
あともう一つの方法は、PAC-2などの長射程SAMと思います。
これもしばらく前から言っていますね。
現実には、パトリオットシステムが不足しているので、
(弾の方は生産が進んでいるようですが)
手持ちのS-300をどうにか使うしかないのでしょう。
フランケンSAMのS-300版ですね。
あまり話が出てきませんが、苦労しているようですね。
方向としては、S-300の弾をベースに改良型を生産するみたいですね。
次に、歩兵突撃を跳ね返すのは、単純に火力でしょう。
話に聞く、新設14個旅団のうちの10個旅団の装備不足を
早めに解消する必要があるのでは。あと、銃/砲弾の数でしょうか。
ロシアの基準では、敵兵正面の1㎡を1秒に2発の銃弾が通過すれば、
それはその敵兵の死、と定義しているそうです。
突撃してくる歩兵にそれ以上の銃弾/砲弾を浴びれば良いわけですから。