ウクライナ戦況

停戦ラインを巡る戦い、ヴェリカノボシルカ方面でロシア軍の前進が顕著

ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは東部戦線について「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がリマン方面とポクロウシク方面で前進した」と報告し、ポクロウシクやチャシブ・ヤールでは新たな動きは観測されていない。

参考:Мапу оновлено
参考:Новые победы под Курском, наступление на Лиман и движение под Курахово — сводка за 27 февраля

東部戦線で動きはあるもののポクロウシク方向やチャシブ・ヤール方向で変化はなし

RYBARはリマン方面ゼレベツ川沿いについて「ロシア軍がコロディアジ方向に前進した」「ロシア軍がビロホリフカ(廃村)方向に前進した」「ロシア軍がゼレベツ川東岸の森林地帯を占領した」と報告、この方向の見通しについて「ゼレベツ川両岸での成功はトルスケとザリチネの状況を困難なものにさせ、我々の砲兵とドローンオペレーターがリマン・ドロビシェフ方向で活動するのを幾らか容易にし、これらの要因がシヴェルシクに北から圧力を掛けることを可能し、長期的に見ればスラヴャンスク到達への足がかりになるだろう」と言及。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

現在の前進テンポでリマン、シヴェルシク、スラヴャンスクに到達するには相当な時間(1年以上?)が必要で、米国が仲介する停戦協議の方がまとまれば上記拠点を巡る戦いは回避されるが、もし停戦協議の合意に時間がかかったり、協議自体がまとまらなければRYBARの見通しが現実のものになるかもしれない。

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RYBARはポクロウシク・ディミトロフ方面西方向について「ロシア軍がナデジディンカの南西で支配地域を広げた」と報告。

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DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がブルラツケ集落に侵入した」「ロシア軍がブルラツケ郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がシェフチェンコ方向に前進した」「ロシア軍がプリヴィル集落に侵入した」と報告した。

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※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр

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コメント

    • たむごん
    • 2025年 2月 28日

    シェフチェンコ周辺ヴェリカノボシルカ方面一帯が、ドネツク州=シェフチェンコのリチウム鉱床でしょうか?(クラホヴェ周辺にもあるわけで、シェフチェンコの地名多いですね…)

    ロシア軍の補給、ドネツク~トクマク方面への鉄道線・ドネツクからの距離が離れていくわけですから、このまま攻勢が続いていくのか見守りたいと思います。

    ウクライナ軍は、ロシア軍の攻撃が他正面もあるうえに、クルスクに予備を投入したため火消しができていないのか気になっています。

    14
    • ふむ
    • 2025年 2月 28日

    ヴェリカノボシルカ方面は撤退時の兵器や人員の消耗が激しかったんですかね110旅団の
    陥落後の防衛線はどこに引くのか

    7
    • なんとも
    • 2025年 2月 28日

    うーん。局所的には優勢ではあるものの全般的には押されているという長く続く状況には変化がないですね、、、

    この状況が変化する兆候は見えず、クルクスも苦戦中となれば、停戦しかないですね。
    トランプもあの下品な発言の数々は最悪です。しかし、バイデンが中途半端なことしかしてないのがこの苦戦の原因なんですよね。和平を目指すでも、勝利を目指すでもない中途半端な支援をしてたのが問題かなと。

    5月に暴露本出るみたいですけど、バイデンの衰えを周囲と本人が隠蔽してたらしいです。認知機能が衰えた大統領とそれを隠蔽する政権。こんなのにまともな戦争に関する判断くださるわけがなかったという順当な結果になりそうです。

    24
      • ななし
      • 2025年 2月 28日

      >和平を目指すでも、勝利を目指すでもない中途半端な支援
      ホントこれですよ。世界最強の覇権国が何をしたいのか
      よく分からない対応を続けた結果がこの大惨事です

      ロシアを弱体化させたかったのかもしれませんが、結果は
      極北のヒグマを覚醒させ激怒させ、中国と同盟関係を結ばせ
      我が国は対応に非常に困る事態となりました

      本当にアメリカのボ◯ジジイはなんてことしてくれたんだと

      28
        • なんとも
        • 2025年 2月 28日

        そうなんですよね。同じロシア弱体化を狙うでも、日露戦争の時のイギリスは仲介役という最高のカードを絶対に手放さなかったわけです。それ考えると、「バイデン何やってんの?」ってなりますね。

        で、結果はロシアの強化、西側の弱体化につながったと。フランスやドイツ、イギリスもアレコレ言っていますが要約すれば「アメリカさん見捨てないで。離れる時は搾り取れるだけ搾り取ってからですよ」という図々しいにもほどがある要求ですからね。
        バイデンもリベラル勢も侵略者に利益が出ないことが大切とかお題目言ってましたが、「じゃあ、勝てるように戦争して力で納得させろよ」って話で終わってしまいます。

        なんというか、現実が見えなくなるんですかね?

    • 匿名
    • 2025年 2月 28日

    ウグレダル陥落後みたいに穴の空いた防衛線からどんどん押し込まれてる?アンドリイフカ方面からの部隊と合流しそう。

    15
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 2月 28日

    一方、トレツクではウクライナ軍の反撃が激しくなるなど、まだ停戦に向けての取り合いは終わらないようですね
    ロシア軍もクルスクに力を入れた分なのかあまりドネツク方面は動きが大きくない感じ
    平和はまだまだ遠そう

    9
      • col
      • 2025年 3月 01日

      ウ軍はトレツクという街の規模に対し、異常に少なすぎる守備隊しかいなかった。
      なので露軍は取れたが、この街を掌握しきるだけの後続兵力・要員を送れてない。
      スカスカなので、ウ軍はゲリラ的にやってきたり、ドローンを飛ばせる拠点も確保してるという感じでは無いですか。
      とはいえ、前線から近い場所に安全な寝床があり即応体制の取りやすい露軍の優位は覆せないと思いますね。

      4
    • お茶
    • 2025年 2月 28日

    地形の有利も手頃な集落も無いからしょうがないよ。ヴェリカノボシルカ方面は下がり続けるしかない。
    ドニプロ州境まで行くとどうなるのかはちょっと気になる。
    政治的影響とか停戦とかを考えると下手に侵入させたくないはずだから、ウクライナ軍が州境あたりに何か準備していても不思議ではない。
    ロシア軍視点だと停戦は正直どうでもいいので何してくるか分からん。ドニプロへ越境、北ドネツクに注力、兵站整備、ロシア側には選択肢が多い。

    14
    • nk
    • 2025年 2月 28日

    ウクライナはどうやらクルスク、ポクロウシク、トレツクを優先する様に見えるのでヴェリカノボシルカ方面はバハティルからコマールのラインまでは押される一方だろうなと見ていますがどうなりますか。
    北西のシェフチェンコはさすがに固めているとは思いますが突破されればもうドニプロ州へ露の侵攻を止める手段がなさそう。

    10
    • 名無し
    • 2025年 3月 01日

    アメリカとウクライナの会談は失敗に終わったみたいですね。

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