DEEP STATEはチャシブ・ヤール方面について17日夜「ロシア軍がカリーニン東地区と南に広がる森林地帯を占領した」と報告、これでロシア軍はチャシブ・ヤールの東正面を完全に確保したことになり、DEEP STATEはトレツク方面でも「ロシア軍が前進した」と報告している。
アルテーモヴェとピヴ二チネに侵入したロシア軍はジリジリと前進を続けている
DEEP STATEはドネツク州チャシブ・ヤール方面について17日夜「ロシア軍がカリーニン東地区を占領した」「ロシア軍がカリーニン東地区の南に広がる森林地帯を占領した」と報告、RYBARは「ロシア軍がカナル地区の南に広がる森林地帯を支配している」と主張しているが、ここについてDEEP STATEはグレーゾーンという評価を変更していない。
これでロシア軍はチャシブ・ヤールの東正面を完全に確保した格好で、このままシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河を越えてチャシブ・ヤール西市内やカリーニン西地区に入ろうとするのか、北方向や南方向から回り込もうとするのか、それとも攻勢を小休止して再編に入るのかは不明だが、アウディーイウカからポクロウシク方面に進む動きはチャシブ・ヤールの兵站拠点として機能するコンスタンチノフカへのアクセスルートを圧迫するだろう。
シヴェルシク方面、トレツク方面、二ューヨーク方面の動きもチャシブ・ヤール方面の戦いに影響を及ぼす可能性があり、この広範囲な戦線での攻勢を食い止めれられるかどうかが、チャシブ・ヤール西市内を守りきれるかどうかが、今後のドネツク州を巡る戦いを左右するだろう。
DEEP STATEはトレツク方面について「ロシア軍が第13中学校を占領した」「アルテーモヴェ市内のグレーゾーンがペトロフスコゴ通りを越えた」「ピヴ二チネ市内のグレーゾーンが広がった」と報告、アルテーモヴェとピヴ二チネに侵入したロシア軍はジリジリと前進を続けており、この方面のウクライナ軍はまだ一度もロシア軍を押し返したことがない。
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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила
カリーニンがこんなに早く陥落したのは予想外だ。
カナル地区を失った余波は大きいな。
東岸の防衛の要だったんだな。
茶渋ヤール、切断したいと思う程の大きな幹線道路が直接繋がってるわけでもない街で、今の前線が尾根に位置しているのでそのまま平押ししていく希ガス。ただIvanivske南部の高台も制圧して渡河ポイントを増やした方が良さそうなのでIvanivske南部の制圧を優先する可能性があるかも?
そこらへんにFIRMSの反応が断続的に繰り返し出ている
航空写真では農地で森林ではなさそう
砲兵陣地でもあるのかな?それとも無関係?
戦況に全然関係ありませんけど
廃墟になっていますが、こんな小さな町でも戸建ての家より明らかにマンション群が多いですよね。
気になって調べてみたら、必要なライフラインからすべて自分で行う(または管理会社に委託)する必要があり、また官僚から建設業者まで集合住宅に焦点を当てているとか。焦点を当ててる意味がよくわかりませんでしたが、おそらく政策面や、企業だとノウハウ面であまり充実してないのでしょうね。そのため、非常にお金がかかり、維持も自前、行政のサポートはないらしいので、日本の電話して電気繋ぎに来てくれるとかではないみたいですね。
そのためマンション住まいが中心になるみたいです。
おそらくネックになっているのは下水道でしょう
電気はどんなに田舎でも簡単に引けますし、水道管も頑張れば埋設できるんですが、下水道だけはだだっ広い場所に戸建てされている住居にいっぽんいっぽん引くのは到底採算が取れません
日本でも住宅地から少し離れた場所にある工場は、基本的に下水道に繋がっておらず浄化槽か汲み取り式です
日本でも地方の県は半数近くの世帯が浄化槽だし下水はそんなに関係無いと思う。アメリカとか貧しい地区だと浄化槽すら無くて垂流しらしいし。
引用はRUSSIA BEYONDってサイトで検索掛ければ割と簡単に引っ掛かります。
今ウクライナでしょ、って思った方は正解ですね。私も乗せた後気づきましたが、占領されてるのでギリセーフですし、結局街並みも似たようなものなので事情もあまりかわらないのでしょう。多分
私は、単純に寒い地域なので集合住宅で周りが熱持つと暖かいから好んで住んでると思っていました。
だから多いのかと。住宅事情が日本よりはるかに厳しいということなんでしょうね。
なかなか面白いです
セントラルヒーティングの効率では?
ちなみに発電所がやられて冬がヤバい、ってのは、電力ではなく発電所の排熱利用のセントラルヒーティングが止まるから
>>集合住宅で周りが熱持つと暖かい
思い出したんですが旧共産圏てセントラルヒーティングが主流だから、そのへんの効率とかの兼ね合いもあるんじゃないでしょうか
アレ熱源に近いと真冬でもパンイチで過ごせるぐらい暑くなるそうなんで。そして熱源から遠くて断熱が悪い(自分はこっちだった)だと地獄のように寒い。コート2枚着て毛布被ってストーブつけてもまだ寒い
こういうのはだいたいソ連時代の
「フルシチョフカ」
という公営の集合住宅の団地、公務員のための公舎や官舎、寮であり、社会主義体制では住民はみんな公務員であり、住宅会社も建設会社も民営ではなく公営であり、土地も個人の私有地というのはなかった、個人の地主というのはいなかったわけです。
個人の地主は殺されたりシベリアの収容所に送られたりして、私有地は政府、共産党に没収され、そこに共産党が公営集合住宅の団地を作ったのです。ソ連崩壊後も建て替えする予算はなく、ほとんどみんなそのまま住んでいるわけです。
持ちが良いので(日本と同じサービスを期待していないのもある)使ってるのもありますが、普通に新規建造もしてるのでお金がないから仕方ないとかじゃないです。
チャシブヤールとボウチャンスクって川を挟んで攻める側と守る側が逆になってる感じになったけど、ボウチャンスクでウクライナ軍が入ってきてる係争地に滑空爆弾が投下されまくってウクライナ軍は前進できなくなってる感じで、逆にチャシブヤールはまだ滑空爆弾は余り投下されていないから、今後西に行く複数ルートを確保してから空爆が強化されたら結構あっさりと落ちそう。
他の記事にもあるけど、クラスノホリブカやトレツク&ニューヨーク方面でもウクライナ側の指揮官が非難されるぐらい一杯一杯な感じだから、そろそろロシア軍がキエフの北側やヘルソン西側やハリコフを捨てた時のような前線の整理を始めないと一気に崩壊するかもしれんね。
>そろそろロシア軍がキエフの北側やヘルソン西側やハリコフを捨てた時のような前線の整理を始めないと一気に崩壊するかもしれんね
まーた崩壊するする詐欺ですよ。一体何百回聞いたことか
ロシア崩壊するする詐欺ですか?
ホント何千回聞かされたことか、いつ崩壊するんでしょうね?
別にロシアが崩壊するなんて一言も言ってないがな
ロシア崩壊!もウクライナ崩壊!もないだろって言ってるだけで
某ビジネス右翼のYouTubeでは何百回目かの
ロシアカウントダウンがされてるな
永遠にカウントダウンするつもりなのか?
占い師と変わりないな
美味しい商売ですね。
『暴落がくる!』これを言い続けるのと、似たようなビジネスを感じます。
ウクライナが戦時国債を発行しているのですが、アプリで気軽に買えるようになっており、240億円も集めているのは時代を感じますね。
国債利回りが15%を超えており、もっと金利が高くても違和感はないのですが、国の状況の参考になるかなと。
21歳の若者が、インタビューに『安全な投資』と答えていますが、大日本帝国の戦時国債もこんな感覚で買ってたのかなと見てしまいました。
>国民は、行政サービスにアクセスできるウクライナ独自のスマホアプリ「Diia(ディーア)」を使い、1000フリブナ(約4000円)から戦時国債の購入が可能。アプリ上には「国債購入で占領地の解放が近づく」といった愛国心に訴える言葉が並ぶ。26年1月償還の国債利回りは15.35~15.75%となっている。ウクライナ財務省によれば、これまでに約60億フリブナがアプリ経由で購入された。
>購入を検討している西部リビウ出身のアニ・サーキアンさん(21)は、安全な投資が簡単にできる点が魅力だと強調。
(2024年07月15日 国債増発、4兆円突破 「愛国心」あおり戦費調達―ウクライナ 時事通信)
へえと思って探したら、ウクライナ限定のデジタル総合行政プラットフォームDIIAでの話なのね。
国外からは買えない。
しかし、どう考えても「デジタル赤紙」が出るフラグにしか見えない。
デジタル赤紙、個人単位で容易に管理できるようになってるので、できそうですね。
条件は知りませんが、国内限定なら買うのも有りでしょうね。
ドルユーロの方が良いと思いますが。
そういえば外国人も買えるウクライナ国債もありましたけど、日本人どれだけ買ったんですかね。
国ごとの購入額でも公表すれば、他国に負けまいとより一層買ってくれそうな気がします。
いわば個人でもできる支援なのですから、日本にも支援賛成派が多数なのでもしかしたら結構な額いってたり。
たしかに気になりますね。
トルコ・リラ建て債券も売ってるくらいですから、通貨安関係なく買う需要はありそうです。
市場金利は、(データが間違ってなければ)これくらいのため、応援目的で買う人がでているかもしれませんね。
ウクライナ国債1年 70.2%
ウクライナ国債2年 34.7%
ウクライナ国債3年 31.5%
(ウクライナ国債利回り インベスティング・ドットコム日本語版)
核兵器一発より、大型の通常爆弾の五月雨撃ちの方がダメージでかそうですね。
広島・長崎の写真を見ると鉄筋コンクリートの建築物は意外と爆風に耐えてた。
まあ熱線や放射能で殺傷力は桁違いですけど。
それはソフトターゲットへの加害を最大化するために上空で爆発させてたってだけで
直接撃ち込んで地上爆発してたら跡形もなく吹っ飛んでるよ
あ、アンカミスった
そういう要素もあるでしょうね。
ただし、やっぱり核の地表爆発という運用自体がなさそうなので(核地雷とか動物愛護精神から廃止になりましたし)。
ロシア軍は攻勢限界に達してるとは一体・・・
結局止まってないじゃん
来年にはソ連の遺産が枯渇して守勢に回るらしいです。
開戦時から言い続けてますがね。
一部の使いでの良いものは当然倉庫から減るのも早いので、それが来年に無くなるのはありえます。ですが一機種だけなくなってもね。
来年のウクライナ軍の人的資源はどの程度まで確保できるのだろうか?
そもそもトランプ再選確定からの終戦なのでは?
ロシアが攻勢限界に達してるってYoutubeの怪しげな軍事解説でしか見たこと無いが……
夏頃には攻勢限界迎えるんじゃね?って話はそこそこ聞くけど
ロシア軍の前進はやはり滑空爆弾の量産配備に成功したのが大きいのでしょう。
強力な榴弾砲とはいえコンクリート構造物に対してはやはり力不足であり、市街地に立てこもられるといかに砲弾量で圧倒していたとしても攻め落とすのには苦労する様です。
しかし何トンもする強力な滑空爆弾であれば、どんな堅牢な建物でも一撃で粉砕できます。防御の手立てを失ったウクライナ兵はもは後退するしかありません。
昔、要塞攻略や都市攻略には巨大臼砲や列車砲が必須だった様に、現代では滑空爆弾が必須の兵器になっている様ですね。
一方、米国は、最大2000ポンド(900kg)にわざわざ安く済むはずのJDAMにレーザー終末誘導装置を付けたLJDAMにして、価格を上げて、調達性を悪くしました。SDBは論外でしょう。
ロシアのFABみたいな贅沢な使い方はできないわけで、どうするんでしょうね。
消費者が欲しいのは「安くてシンプルな商品」なのに、企業は付加価値をつけて値上げしたものを売らないと赤字になってしまうのでね。日本の家電メーカーはこれで中国に食われました
やっぱり世界一物価の高い国が軍備を供給するのは無理ですよ
顧客が本当に必要だったものを思い出します
安くて頑丈なものを作っていればよかったのです。
30年ものの扇風機とストーブと冷蔵庫が現役です。
無駄に多機能にして壊れやすくする必要などなかったのです。
そこはJDAM-ERとかJSOWとの比較じゃないのか
こんなのウクライナ相手だから使えてるだけ(しかも母機が時々撃墜されてる)で、中国とか相手だと射程が100km近いJSOWですら危険なんだから調達性もクソもない
そもそもJDAMは2007年時点で22,000ドル、消費者物価指数から現代の価値に換算すると31,000ドル。LJDAMや-ERの改造でざっと倍に計算するなら62,000ドル。一見UMPKキットの推定価格25,000ドルよりも高く見えるけど2020年時点でアメリカとロシアの物価差はドル換算で2.5倍あるので、アメリカの物価に換算すると62,500ドルとなり別に特段JDAMが高いわけでもUMPKが安いわけでもない。
アメリカ軍、ドンドン戦闘力が低下しているように感じています…
CEPに拘りすぎて、弾薬が足りないとなれば本末転倒だなと。
ロシアが前に出て行く理由は「必要な時には躊躇わずに退がる」を「選択肢に加える」ため
コツコツ貯金するようなものだが貯金といっても自分達に使うわけではなくいざという時の捨て銭の積立
その意味では2つの共和国すらも捨て銭候補に過ぎない
捨てることになったとしてもトントン捨てなくて済めば儲けもの
捨て銭を無理して急いで増やす必要なんて全く無い
これが「彼等の価値観」なんじゃないかな予想だけど
恐らく街が更地になるまで砲爆撃されるから
張り付かれた時点で引き際と思いますけど
また死守命令が出るのかな
カリーニン東側市街廻りが占拠され、チャシブヤール方面は運河沿いにキレイに戦線が整理された型になりましたね。ウクライナ軍が組織的に後退・戦線整理を行ったのでは無いか。と考えています。
ロシア軍としては、威力偵察を行いながら弱点を探して運河渡河作戦を行うのか。何時もの両翼進出からのチャシブヤール市街侵攻か。もしくは一旦小休止でしょうか。
個人的には、運河沿いにカリーニンから北進、フリホリフカ・オリホヴァ方面へ運河東側岸制圧。また南進してクリシェイフカ〜アンドリーフカ〜クルデュミフカ迄の運河東側岸を抑え、北側共含めた昨年のウクライナ軍反抗作戦時の奪還・喪失地域を再度奪い返すという、この方面の成果報告に最適な作戦も有り得るかも?等と考えながら注目してみています。
なるほど、運河沿い南北侵攻は面白いですね。
確かに南側は開戦前後の侵攻でも運河沿いで停まってますね。北側は運河にすら到達出来てなかった様ですし、プロパガンダとしては結構ウケるかもしれないですよ。
ロシア軍としても、この運河辺りが攻勢限界点の様になってた理由ですし、開戦侵攻時の雪辱戦でしょうかw
有難う御座います。なんちゃってトンデモ理論ですがww
通常考え得るなら、チャシブヤールを次に向かう橋頭堡として出来得る限り早く確保する事。後3〜4ヶ月間の11月中旬泥濘期前迄に南北の戦線を運河沿いで整理出来れば、ロシア軍として最良の結果になるのでは無いかと。
開戦時の侵攻最深地点+α、コンスタンチノフカへの橋頭堡確保。と夏季攻勢としては及第点になる様に思います。
トレツク方面、ドゥルジバで既に「渡河済み」
なのでここから北上すれば防御陣地も側面攻撃できる
、、、けど、チャシブヤールの動きが速いので、このペースだと普通にパイプラインの付け根の道路部分から侵攻かな?
手間取るようなら時間をかけて南から攻められるし、そうなると尾根沿いを取られるのでコンスタンチノフカも危なくなって来る
そうですね。カリーニン西地区を抑えつつ南下。また南側からダーチャ確保の両翼進出で、市街攻略戦が定石かと思っています。
ロシア軍はこの方面で、次に向かう橋頭堡としてチャシブヤールを。ドネツク・ルガンスク両州の支配地域拡大を。の2大目標に向けて作戦を行っていると考えますので、泥濘期迄に出来得る限りの支配地域拡大に向けて、南北運河沿い制圧が良いのではと考えました。
引き気味とは言えウクライナ軍も抵抗するでしょうから、そんなに上手くいくかは疑問ですが。