ウクライナ戦況

ロシア軍はリマン方面ザリチネで国旗を掲げ、ウクライナ軍はザリチネ奪還を発表

ロシア軍兵士がリマン方面ゼレベツ川沿いのザリチネ集落内で国旗を掲げる様子が登場したが、ウクライナ軍参謀本部は9日「第425独立強襲連隊がロシア軍を押し返してザリチネ集落を完全に制圧した」と発表、さらに集落中心部にある中学校でウクライナ国旗を掲げた様子も公開した。

参考:Мапу оновлено
参考:Генштаб сообщил об освобождении Заречного возле Лимана

今回も「ザリチネ集落内でロシア国旗を掲げる映像」が登場したタイミングで「ウクライナ国旗を掲げる映像」を公開

DEEP STATEはリマン・シヴェルシク方面について6日~9日までに「ロシア軍がセレブリャンスキー自然保護公園内で前進した」「シヴェルシク北郊外にグレーゾーンが伸びた」「グレーゾーンがノヴォセリフカ方向に広がった」と報告、視覚的にはロシア軍兵士がザリチネ集落内=ⒶⒷⒸで国旗を掲げる様子が登場。

出典:管理人作成

ウクライナ軍参謀本部も9日「第425独立強襲連隊がザリチネ集落を完全に制圧した」と発表、さらに集落中心部にある中学校=にウクライナ国旗を掲げた様子も公開した。

ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は夏季攻勢を総括する中で「ロシア軍はクピャンスク市はほぼ完全に封鎖されている」「クピャンスク市の約半分を制圧している」と主張、ロシア国防省も3日「無人機の映像によってクピャンスク市の約半分を制圧していることが判明した」「映像にはクピャンスク市議会付近、サッカー場付近、倉庫、テレビ塔付近など市内の主要拠点にロシア軍兵士が到達している様子が映っている」と発表し、ロシア軍兵士が上記4地点で国旗を掲げる様子が登場。

ウクライナ軍の第10軍団も3日、待ち構えていたかのように「ロシア軍が演出されたプレゼン資料を通じてクピャンスク方面の成功を誇示しようと試みた」「ロシア軍兵士は民間人に扮装してクピャンスク市内で国旗を掲げたが全て無駄に終わった」「この侵入者らはウクライナ軍によって即座に鎮圧した」「ロシア軍がクピャンスクをプロパガンダの舞台として利用する試みは全て失敗に終わるだろう」と発表し、ロシア軍が2人編成の国旗部隊で映像を撮影する様子、撮影後に撤退する国旗部隊の様子、家屋に逃げ込んだ国旗部隊を処分する様子、国旗部隊から手に入れたロシア国旗などを公開した。

今回も「ザリチネ集落内でロシア国旗を掲げる映像」が登場したタイミングで「ウクライナ国旗を掲げる映像」を公開しているため、国旗を掲げるゲームで「集落占領」を主張させないことに気を使っているのだろう。

因みに第425独立強襲連隊がザリチネ集落を完全に制圧したかどうかは不明で、まだDEEP STATEもRYBARもザリチネ集落の状況について何も言及していない。

関連記事:ポクロウシクを巡る戦い、ウクライナ軍が複数方向でロシア軍を押し戻す
関連記事:ロシア軍がほぼ全ての戦場で前進、ドネツク・ドニプロ方面は情報が錯綜
関連記事:ロシア国防省、クピャンスク市内の複数地点で国旗を掲げる映像を公開
関連記事:混沌としたドネツク・ドニプロ方面、ウクライナ軍が複数拠点で国旗を掲げる
関連記事:ウクライナ軍はポクロウシク方面で反撃、ロシア軍はポクロウシク包囲を発表
関連記事:また美しい報告書が登場、ゲラシモフ参謀総長がクピャンスク包囲を発表
関連記事:ウクライナ軍がクピャンスク方面で反撃、ロシア軍の突出部を切り落とす
関連記事:ロシア軍がポクロウシクに隣接する集落を占領、フラミンゴミサイル開発企業に不正疑惑
関連記事:RYBAR、ロシア軍の東部戦線における成功とウクライナ軍の反撃を報告
関連記事:リマン方面の厳しい状況、ロシア軍がザリチネ集落内に定着し始める
関連記事:リマン方面の戦い、ロシア軍との交戦がゼレベツ川西岸のザリチネ集落内で拡大
関連記事:ロシア軍がオスキル川西岸からのクピャンスク包囲に迫る、事実上の包囲まであと4km
関連記事:ウクライナ軍がスームィ方面で反撃、ポクロウシク方面は混沌とした状況
関連記事:リマン方面の森林地帯を巡る戦い、ロシア軍がウクライナ軍を追い詰める
関連記事:DEEP STATEがNew York Timesに明かしたポクロウシク方面の状況

 

※アイキャッチ画像の出典:ГИПЕРИОН/Генеральний штаб ЗСУ

ポクロウシクを巡る戦い、ウクライナ軍が複数方向でロシア軍を押し戻す前のページ

インドネシア海軍が伊空母ガリバルディの取得を計画、TB3との組み合わせ?次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ウクライナ陸軍、外国人部隊初の戦闘部隊をキエフ郊外に配備

    ウクライナ陸軍は8日、創設した外国人部隊(ウクライナ領土防衛国際部隊)…

  2. ウクライナ戦況

    反攻作戦の進展が遅い原因、ウクライナ軍の作戦スキルが不足しているため

    西側諸国の安全保障や軍事分野のアナリスト達はウクライナ軍の反攻作戦が行…

  3. ウクライナ戦況

    侵攻開始から200日が経過、ウクライナ軍は解放した領土の防衛に移行か

    ロシア軍による侵攻開始から200日が経過、ウクライナ政府高官や軍関係者…

  4. ウクライナ戦況

    ポーランド領にミサイル2発が着弾、モラヴィエツキ首相が緊急閣僚会議を召集中

    ロシア軍は15日午後に100発以上の巡航ミサイルや自爆型無人機でウクラ…

  5. ウクライナ戦況

    ウクライナとロシアが和平交渉を開始、トルコ外相は両国の幸運を祈る

    トルコのイスタンブールでウクライナ代表団とロシア代表団による和平交渉が…

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 欧州関連

    アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフはアゼル領と認識しながら口を噤んだ
  2. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  3. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
  4. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
  5. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
PAGE TOP