ウクライナ戦況

ロシア軍がスジャを奪還、露大統領は安全確保のためスームィ侵攻を示唆

DEEP STATEとRYBARは12日夜までに「ロシア軍がスジャを占領した」と報告、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長も「敵に占領された領土の86%以上を解放した」と発表したが、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は「合理的かつ必要な限りクルスクでの防衛を維持する」と述べた。

参考:Українська армія відступає на Курщині, але не виходить із неї
参考:Хроника специальной военной операции за 12 марта 2025 года
参考:Путин приехал в Курскую область и заслушал доклад Генштаба
参考:Ukraine says it’s ready to fight in Kursk Oblast ‘as long as necessary,’ as Russia claims to retake over 86% of seized territories

ロシア軍が安全地帯を創設するためスームィ州に侵攻してくるなら「クルスクでの防衛」を維持した方がマシ

ウクライナ軍は2024年8月6日にクルスク侵攻を開始、14日までに国境から11km離れたスジャを占領、8月末までにコレネヴォ郊外やセイム川東岸まで到達し、グルシコフスキー地区=セイム川南岸地域のロシア軍が物理的に孤立するところまで迫ったが、この勢いは9月上旬までしか維持できなかった。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍は9月10月に開始した反撃でスナゴストまで、10月上旬までにリュビモフカまで、12月中旬までにノヴォイヴァノフカまでウクライナ軍を押し戻し、ウクライナ軍は侵攻開始から約5ヶ月間で獲得した占領地の半分を失ってしまう。

2025年に入ってもロシア軍の反撃は止まらず、2月上旬までに「スナヒスト川沿いの防衛ライン」と「ノヴォイヴァノフカ南郊外の防衛ライン」が崩壊、17日までにスヴェルドリコヴォを失ってしまいスジャ防衛の生命線=38K-004~H-07経由の補給に支障を来し始めると前線が急速に崩れ始め、ウクライナ軍は3月12日までにスジャの大半を失ってしまい、ゼレンスキー大統領が公言している「交渉材料のクルスク占領地」は最盛期の1/5以下(目測)になってしまった。

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この大崩壊はタイミング的に「トランプ政権のウクライナ支援(軍事援助・情報提供)停止」と被ってしまったため「クルスク方面の状況悪化はトランプ政権に原因がある」と思われがちだが、現在の結果は「スジャにアクセスするルートが何処にあるのか」を理解していれば誰にでも予想でき、DEEP STATEも「ユナキフカとスジャを結ぶH-07~38K-004での移動は今年1月から困難を来してきた」「それにも関わらずウクライナ軍は具体的な対策を講じてこなかった」「問題がピークに達したのはスヴェルドリコヴォの喪失だった」と指摘している。

つまり、現在の結果を招いたのは「トランプ政権によるウクライナ支援の停止」ではなく「北部作戦司令部が具体的な対策を講じなかったこと」に原因があり、兵站を叩かれたためクルスク方面のウクライナ軍は弱体化して「ロシア軍の攻撃を抑えきれなくなった」と解釈する方が自然だ。

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DEEP STATEは12日「ロシア軍がスジャ、ザモステ、マフノフカ、ドミトリウコフ、カザチャ・ロクニャ、ボグダノフカ、第2ク二ャジを占領した」「ザオレシェンカとゴンチャロフカにグレーゾーンが広がった」と報告、スジャ中心部ではロシア国旗を掲げる様子が複数登場し、Ukrainska Pravdaの取材に応じた兵士も「クルスク方面で大幅に後退している」「空挺部隊を含む幾つかの部隊がクルスク方面に残っている」「まだスジャにもウクライナ軍兵士が残っている」「クルスク方面の陣地を保持できるかどうかは補給や移動のための道路が確保できるかどうかに左右される」と回答。

RYBARも12日夜「ロシア軍がスジャを占領した」「周辺の集落解放を進めている」と報告、ゲラシモフ参謀総長も「敵に占領された領土の86%以上を解放した」「過去5日間で24の集落と259平方kmの領土が解放された」「特に600人以上の兵士をパイプラインで移動させた作戦は敵を驚かせ防衛ラインを後退させることに貢献した」「敵は抵抗を続けることに絶望して積極的に降伏し始めている」「これまでに敵兵士430人が捕らえられた」と発表したが、まだロシア国防省は「スジャ解放」を正式に発表していない。

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どちらにしてもDEEP STATE、RYBAR、視覚的証拠の3つが揃ったため「ウクライナ軍のスジャ喪失」は確定的で、ウクライナはクルスク占領地を全て放棄するのか、退路が確保できるゴゴレフカ~オレシュニャ(+グエボとゴナル)まで後退して「ロシア連邦領の集落と領土を占領している状態」を維持するのかは不明だが、ゲラシモフ参謀総長から報告を受けたプーチン大統領は「安全地帯の創設検討」を指示したため、ロシア軍は国境で止まらずスームィ州に侵攻してくるかもしれない。

追記:シルスキー総司令官はスジャ周辺で両軍が衝突していると認めた上で「最も困難な状況において優先されるのは兵士の命を救うこと」「そのため必要に応じてより有利なポジションに移動する」と述べたが「合理的かつ必要な限りクルスクでの防衛を維持する」とも付け加え、ロシア軍が安全地帯を創設するためスームィ州に侵攻してくるなら「国境までの撤退」に意味がなく、出来る限り「クルスクでの防衛」を維持した方がマシだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:АРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗА

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コメント

    • Mr.R
    • 2025年 3月 13日

    国境地帯の地雷原はあるんでしょうね? ありませんでは良心がない

    30
      • 納屋の戸
      • 2025年 3月 13日

      ウウウ……(クルスク担当司令官を解任)

      33
      • cosine
      • 2025年 3月 13日

      蜘蛛の子を散らすがごとき敗走なんて想定していなかった=撤収時のことなんぞ考えとらんわという鼻息の荒さだったことからして、むしろ自分達も逃げ難いほどの地雷が埋まってる可能性も?

      18
    • 名無し
    • 2025年 3月 13日

    スジャに進軍してきたロシア軍兵士がウクライナ軍が現地民に対して虐◯してた証拠や捕虜からの証言が得られた言ってるんで停戦案もお流れだろうな

    51
      • paxai
      • 2025年 3月 13日

      ロシア云々以前にたぶん停戦案がウクライナの中で纏まってないと思う。
      恐らくウ高官は領土譲渡に部分的であれYESと言ったはず。でもゼレンスキーは領土で妥協はしないと言ってる。
      だからロシアは黙って待ってるだけでまたトランプVSゼレンスキーが始まると思うよ。
      サウジアラビアでゼレンスキー抜きで会談したら話は纏まるけどちゃぶ台返しの可能性が残ってしまうもの・・・そして彼はそれをやってしまうタイプだと思う。

      57
      • たむごん
      • 2025年 3月 13日

      ブチャの宣伝、情報戦として非常に力を入れてきたと思うんですよね。

      アメリカを敵に回して、(仮に)スジャでの行為を事実として宣伝・指摘されれば、国際的な同情もどうなるのか分からないだろうなと。
      そうなれば1年後、いわゆる国際世論とやらも、どうなるのか分からないと思うんですよね…

      クルスク侵攻は、外交政治軍事どのステージを見ても、かなりの悪手だったなと感じてしまいます。

      26
      • 朴秀
      • 2025年 3月 13日

      解放軍を自称していたロシアと違って
      ウクライナがやらない理由が見当たらないんですよね
      住民が無事ならいいんですけど

      11
        • とある帝國臣民
        • 2025年 3月 13日

        ロシア人もウクライナ人も中身は一緒ですからね。
        お互いに同じ事をする。

        2
          • やみと
          • 2025年 3月 13日

          考え方が全然違うでしょう
          ウクライナは独自性を強調するために「我々はロシア人とは異なり、ウクライナの歴史はロシアに抵抗する歴史だ」と宣伝し、多くの兵士はロシアの民衆を攻撃すべき異民族の敵と見なしている
          ロシアは「そもそもウクライナはロシアの一部であり、ウクライナ人とはなまりのあるロシア人にすぎない」と強調している……

          19
          • レプタリアン
          • 2025年 3月 13日

          ブチャの時はウクライナは民間人に火炎瓶持って突撃して来いって空気煽ってたから
          スジャと住民の温度感全然違うと思うの

          7
    • 2025年 3月 13日

    「最も困難な状況において優先されるのは兵士の命を救うこと」「有利なポジションに移動」「クルスクの防衛」

    矛盾の極み
    結局敗走するパターン

    53
      • 通りすがりA
      • 2025年 3月 13日

      典型的で聞き飽きた、ウクライナ司令部のポジショントークですね。この「有利なポジションに移動」=「何の対策も講じていない」が、ずっと続いていて一向に改善されないのが何とも。

      40
        • NIVEA万能論
        • 2025年 3月 13日

        ロ、ロシア側も同じような言い換えはやってるから…(震え声)

        7
    • Merkel
    • 2025年 3月 13日

    もう「あぁぁぁ」の声も出ない。
    大崩壊は突然始まり、凄い勢いでウクライナ軍の敗走が進みましたね。
    この勢いでスームィ州に侵攻しても、その時点でウ軍司令部は、東部戦線に回したであろう”精鋭部隊”を回してくるでしょうから、露軍の進軍は限定的なものに抑えられるのかな。
    そうだと願う。
    にしても、当然のことで言うまでもないが、戦場において「兵站」「補給線」は何よりも重要だと再確認できましたね。

    31
      • ニーモーター
      • 2025年 3月 13日

      精鋭部隊の配置転換の隙をついて今度はクピャンスク、トレツク、ポクロウシクでロシア軍が前進するようなパターンもあるかもしれません……

      31
        • Merkel
        • 2025年 3月 13日

        私もそのパターンだと思います。
        それがこれまで露軍が取ってきた戦略の一つですし、今後起こる、精鋭部隊の少ない国に対する戦争における基本戦術となり得ましょう。

        25
          • a.k
          • 2025年 3月 13日

          その、「他方面への戦力の誘導による攻撃圧力の低下」というのは本来はウクライナ側のクルスク侵攻の目的だとされていたのに、逆に自分の方が鼻づら引き回されてどうするんだろうなぁ?
          と呆れる話ではあります。

          戦力少ない側のやる手段じゃ無いよねぇ、とは最初から言われていた事ではありますが

          21
          • T.T
          • 2025年 3月 13日

          独ソ戦史を思い出して欲しいのです。
          ドイツには精強な国防軍や武装親衛隊の装甲師団や独立重戦車大隊がいくつも存在していましたが、戦力的に劣る同盟国の部隊や動員部隊が狙われて戦線を崩されていました。精鋭部隊も火消しの度に消耗しますし、一般の部隊が撃破されて損害を受ければ戦線維持自体が出来なくなり・・・のループです。
          弱いところから敵を削っていくのは、誰かの評したような行き当たりばったりなどではなく、伝統的な基本戦術の一つです。

          10
    • 通りすがりA
    • 2025年 3月 13日

    グエボとゴナルはともかく、今は退路が確保できるゴゴレフカ~オレシュニャとて、ノヴェンケ、バシフカが取られると兵站をほぼ物理的に切られて孤立してしまう(規模がスジャとは違うから、兵站の量は少なく済むとしても)。そもそも司令部はスジャにあったわけで、これだけ一気に司令部と陣地を失った後で、兵站の細い残存部に固執するのは危険すぎると思う。
    アウディーイウカをごっそり失った後で、何も用意されて無い平野の西集落で「ゼレンスキーの幻の第二ライン」に固執したときと同じ失敗を繰り返すだけではないだろうか。

    38
      • hoge
      • 2025年 3月 13日

      うん
      今回の攻勢でジュラフカとバシフカは守りきったように見えるけど
      最後にできた地図を見ればあくまで助攻だから落ちなかっただけとわかる
      ウクライナがゴゴレフカに踏みとどまるならユナキフカ北面の圧力は遥かに高まるだろう
      クルスクに可能な限り留まるという話がポジショントークではなく本気なら酷い決定だ

      20
    • cosine
    • 2025年 3月 13日

    トランプの顔を一度は立てる。
    戦勝記念日を停戦期間中に迎える。
    この2点のための「有期かつ短期の」停戦は成るのではと私は予想しています。
    言われている4月20日付近を目処として。

    クルスクでの「圧巻の大勝利」と「兵達が持ち帰る悲痛な報せ」を手土産に、兵達と国民を今一度「発揚」しにかかるのではないかと。立てよ国民!ってやつです。
    捕虜の尋問含めて「証拠集め」を概ね終えた時に、停戦…というより休戦開始になると。

    破られればそれこそ「ウクライナは残虐行為を揉み消し居直ろうとしている」と格好の口実にされるでしょうね。
    まあ、この手のは何時何処の対立でもお互い様ではありますが。

    25
    • お茶
    • 2025年 3月 13日

    DEEP STATEの「対策を講じなかった」って評価はちょっと行き過ぎで、実態は単純に力負けしただけかなぁと。

    そもそも北朝鮮兵含め8倍近い戦力差がありながら、12月以降突出状態を維持できただけでも奇跡です。もちろん、ロシアの戦略判断で放置されてた説もありますが、定期的に逆襲して橋頭堡潰してましたし、ウクライナ軍が無策だったわけではない。我々が見ている崩壊は、それでもなお一部の攻勢を叩ききれなかった結果に過ぎません。

    強いて無策だったと言えるのは、どう考えても不利なクルスク占領を長引かせた張本人のゼレンスキー大統領です。ただし、彼も「クルスク占領地を交換材料に」という策を持ってたわけで。無策というよりセンス無い見当違いぐらいの評価が妥当でしょう。

    DEEP STATEの「今の結果がトランプ政権によるものではない」という評価には100%同意です。今回の規模の攻勢が2,3日で準備できるわけがないですし、それ以前から攻勢は続いていました。

    35
      • じゃぐりんぐ
      • 2025年 3月 13日

      1万人は最近「包囲の危険性」ででてきた数字では。米シンクタンク戦争研究所(ISW)は同州に駐留するウクライナ兵は最大3万人に及ぶと推定していますし、補給線機能しなくなった先月から既に撤退は始まっていたのではと思います

      19
        • hoge
        • 2025年 3月 13日

        たしかロシアの主張だとウクライナのクルスクで出した死傷者数は6万人くらいだったと思う
        つまりISWが最大3万人いると思ってた戦力が
        実は1万人しか残っていなかっただけというオチな可能性もあるんだよね

        と言うか、これまでのウクライナの負の実績からすると
        計画的な撤退というものが「クルスクに限って行われた」
        という考え方は楽観的すぎるのではないか?

        しかしまあ、まずは様子を見てみよう
        以前も書いたがロシアのスームィ進行がどれだけ困難(楽)な物になるかで
        クルスクが崩壊だったのか撤退だったのかが明らかになるはず

        19
          • じゃぐりんぐ
          • 2025年 3月 13日

          元々クルスク侵攻部隊は10万って話だったので6万がどこかに消えて残3ならカウントは合う気が(白目

          14
            • cosine
            • 2025年 3月 13日

            3割消えたら全滅。では3割しか残っていないのは…何なんでしょう?

            11
      • NIVEA万能論
      • 2025年 3月 13日

      ウクライナ軍はクルスクに10個旅団以上を投入しているため3~4万人を投入している事になります。
      一方で同地域のロシア軍戦力を北朝鮮兵含め8万と言ってるようですがどう見ても8倍の戦力差はありませんよ。

      27
      • お茶
      • 2025年 3月 13日

      追記
      趣旨からは外れますが、8:1になったのはここ10日ほどで、これまでは平均して3:1だったらしいですね

      10
    • 懐中電灯
    • 2025年 3月 13日

    最悪の結末。結果論ロシア軍に利して自分達の首を絞めた。
    ポクロウシクの炭鉱操業停止は非常に大きいと思う。
    軍上層部、マジで何してんの?

    20
      • cosine
      • 2025年 3月 13日

      だからシルスキーが現場責任者をクビにしたのでしょう()

      26
    • らっく
    • 2025年 3月 13日

    ドローン戦術への答えは『穴を掘る』でいいのかな?

    3
      • やみと
      • 2025年 3月 13日

      ジャミング(ただし光ファイバーFPVには対応できない)
      鉄柵や網のようなスラット装甲
      高速で移動し、平地での時間を短縮
      兵士を分散化させ、撃たれても1回のダメージを最小に抑える(例えばバイクは高速と分散を両立)

      12
        • やみと
        • 2025年 3月 13日

        隠蔽や偽装をして最初からばれない
        穴を掘るか、森や建物を使って、FPVの視界や攻撃を妨げる
        熟練FPV使用者をできるだけ優先的に殲滅する
        自分も敵より数の多いFPVを採用
        だいたいこれくらいかな

        10
          • やみと
          • 2025年 3月 13日

          FPVは小さく、飛行高度が低く、発見されにくいうえ、価格が安く数が多いため、防空だけでは対応できない

          8
          •    
          • 2025年 3月 13日

          防衛だったら、布で通路を覆うが有効。衛星にも効果あり。

          1
    • ななっしー
    • 2025年 3月 13日

    ロシアは今ここ休戦のテーブルに着いた方が後の交渉で有利になれる気がするのですがどうなんでしょうかね。クルスクからのウクライナ軍撤収したら話は聞くみたいな感じで。

    2
      • じゃぐりんぐ
      • 2025年 3月 13日

      撤収を材料にされるようなことはしないのでは。
      クルスクからは実力で排除して「そんなコトありましたっけウフフ」にしたほうがロシアとしてもシンプルでしょう。

      31
    • メロン
    • 2025年 3月 13日

    この作戦で無駄に死んだウクライナ兵が浮かばれんな
    一方のロシア兵は祖国では英雄扱いで凱旋するだろう
    勝ち負けは重要じゃない、なんて大嘘だ
    勝ち負けは重要だ

    43
    • たむごん
    • 2025年 3月 13日

    スジャから西部に後退、クルスク州~スジャ州国境地帯に少し引いたとして、補給は本当に改善するんでしょうかね?
    両国国境沿いに大きな町はないですし、ウクライナ軍の精鋭部隊・兵力不足の問題は、結局何も解決していないからです。

    ロシア側は、スジャ・スジャ北部の鉄道ルートを活用できるようになりますから、スジャ西部の縦深を確保すれば補給は改善していく事になります。
    スームィ州に緩衝地帯設置となれば、ウクライナ軍がスームィ市北西~東に広がる森林地帯を防衛線とするのか、初戦とは両軍の戦術が変わっているため注目したいと思います。

    18
      • たむごん
      • 2025年 3月 13日

      追記です。
      クルスク方面を担当する北部司令部の司令官=クラシルニコフ少将を12日に解任したことについて拝見しました。

      ゼレンスキー大統領=シルスキー総司令官が、中心となって密室・情報封鎖しながらクルスク侵攻作戦を立案した事は、管理人様が過去記事で言及されています。

      トカゲの尻尾切りをやってるだけに見えますから、失敗した時の保身をやってるだけに感じてしまいますね。

      20
    • 犬の〆
    • 2025年 3月 13日

    クルスクに踏みとどまって防衛するなんて、そんなに奥行きがあるようには見えないのだけれど。
    ロシア軍の正面は詰まってきてるし、こうなると逃げ場のない相撲になってしまうような。
    どうせ国境線にはろくな塹壕はないだろうし、ウクライナ側の兵士にはかける言葉もない。

    11
    • ななし
    • 2025年 3月 13日

    規模こそ違えど、これは現代のインパール作戦ですな

    ゼレンスキーとシルスキーがほとんど二人で決めた訳で
    東條は辞任、牟田口は更迭されましたがさてどうなるやら

    方面司令官を根こそぎ粛正して終わりでしょうね多分

    24
      • じゃぐりんぐ
      • 2025年 3月 13日

      クルスク侵攻当初想像したのは「ロシアにワンパン入れて100年先までの民族の誇りを」でやったのかな、と。
      なんですぐ撤退すると思ったんですけどねぇ。
      でも孫の代まで酒場でグダるネタにはなったんじゃないですかね「俺らロシア殴りつけたし!」と。

      9
        • cosine
        • 2025年 3月 13日

        その孫の国籍が気になるところです。

        31
        • T.T
        • 2025年 3月 13日

        我々も伊号潜水艦と搭載水偵でアメリカ本土爆撃をしてのけたことを話のネタにしていますからね。
        クルスク作戦とは違い、戦果もほぼ皆無ですが特に損害も無いのでこちらの方が上と言えるでしょう。

        5
        • toto
        • 2025年 3月 13日

        「俺らロシア殴りつけたし!」byナポレオン 帝国は終わったけど!
        「俺らロシア殴りつけたし!」byヒトラー 国家分断されたけど!

        7
          • Mr.R
          • 2025年 3月 13日

          モンゴル帝国「ほーん、それで?」

          2
    • tokisada
    • 2025年 3月 13日

    Xで読んだけど、クルスクから脱出した第95空挺旅団で成功したのが全体の10~15%と言う壊滅状態なのに、次の任地がホホレフカ(ドネツク)って地獄だね。
    空挺旅団でそれだけなのだから、全体の生き残りは1000人ですかね。

    15
    • DEEPBLUE
    • 2025年 3月 13日

    一貫して「本当にウクライナの指導者はさぁ・・・」と言わざるを得ないクルスク侵攻。

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    • いざとなればロシア憲法も味方
    • 2025年 3月 13日

    いやゴゴレフカ~オレシュニャで最後の抵抗に及んでも、ハシフカ、ロクニャを落とされたら玉砕だよ。遅滞しつつも、宇領に後退したほうが良いと思うな。
    ここはロシア憲法の「徴兵兵士は国外で従軍出来ない」を積極的に利用すべきでは?いくら8:1の戦力比でもロシア側は徴兵兵士で水増し、契約兵もいつまでもクルスク、スミィにいるわけでもなく、勝機がなくなればドネツク方面に移動する訳で、ハシフカ、ロクニャに籠もってロシア契約兵の追撃を撃退すべきでは?

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      • cosine
      • 2025年 3月 13日

      戦う必要の無かった相手にわざわざ殴りかかり、しかも最後はボコられて涙目敗走とか、本当に何がしたかったんでしょうかね…

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        • イースターバニー
        • 2025年 3月 13日

        “プーチン政権に無理やり徴集されたロシア兵達”に西側製の高性能な玩具をプレゼントしたかったんでしょうね

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