ロシア軍兵士はシヴェルシク市内の至る所で国旗や軍旗を掲げ、RYBARも11日「ウクライナ軍が多数の地下陣地を設けていたシヴェルシク市内のレンガ工場を放棄して撤退した」と報告、ロシア軍もプーチン大統領に「シヴェルシク解放」を報告した。
参考:Освобождение Северска
参考:Президент по видеосвязи провёл совещание о ситуации в зоне СВО
参考:Кадры из освобождённого города Северска Донецкой Народной Республики
参考:Министр обороны РФ поздравил военнослужащих с освобождением населенного пункта Северск Донецкой Народной Республики
ここまで念入りに国旗や軍旗を掲げた様子を公開するということはクピャンスクとは異なり「シヴェルシク占領に自信を持っている」という現れだろう
ロシア軍は2022年7月までにリシチャンシクを占領し、ここを起点にシヴェルシク経由でスラビャンスクに向うと考えられていたが、リシチャンシク西郊外に設定された防衛ラインが非常に強力で、クレミンナ南郊外に広がるセレブリャンスキー自然保護公園も障害となったが、この方面を担当する第3軍団、第6、第7、第123、第85旅団の司令官や指揮官らは特に無能で、ドローンによる戦場認識力が拡張され「戦力の集中運用は自殺行為だ」と証明されても機械化部隊による突撃を繰り返して大損害を出し続けた。

出典:IZ.RU 以前の偽報道
さらに第3軍団は上級司令部に「攻撃作戦が成功して◯◯を占領した」と偽報告を行い、ロシア国防省もビロホリウカ、セレブリャンカ、フリホリフカ、ヴェルフノカミャンスケを解放したと発表したものの、軍上層部は占領したはずのビロホリウカに行くことが出来ないことを知って第3軍団、第7、第123、第85旅団の司令官を更迭したが、第6独立親衛自動車化狙撃旅団の司令官は生き残ることに成功し、RYBARは「不幸な旅団は自殺行為に等しい方法でヴェルフノカミャンスケを攻撃し続けている」「シヴェルシク方面は嘘とごまかしに満ちた独特の雰囲気が支配している」と指摘したが、この状況は2025年3月頃に転機を迎える。
シヴェルシク方面で何が起きたかは明白で、ロシア軍は機械化部隊による攻撃を少人数部隊による分散攻撃に切り替えて8月頃までにビロホリウカを本当に占領し、永遠に前進できないと思われたセレブリャンスキー自然保護公園も浸透戦術によって9月末までに制圧、セレブリャンカやフリホリフカはドネツ川北岸に広がる自然公園からの火力支援を失い、ウクライナ軍はセレブリャンカ一帯の高地も失ったためヴェルフノカミャンスケを失い、バフムトカ川沿いに北上してくるロシア軍も阻止することに失敗して補給が苦しくなり、徐々に抵抗力が弱まってシヴェルシク市内へのロシア軍侵入を許してしまったのだ。
ロシア軍がシヴェルシク市内に侵入したのは11月中旬頃だが、12月9日までにシヴェルシク東市内を失い、DEEP STATEは10日「ロシア軍がシヴェルシク西市内に支配地域を広げた」「ウクライナ軍は侵入するロシア軍兵士を捜索して排除しているものの、市内への侵入ルートが複数あるためロシア軍兵士の数はどんどん増え続けている」と報告していたが、ロシア軍兵士がシヴェルシク市内の至るところⒶⒷⒸⒹⒺⒻⒼⒽⒾⒿⓀⓁⓂで国旗や軍事を掲げる映像が登場。
RYBARも11日「ロシア軍部隊はシヴェルシク市内中心部で足場を築いた後、バフムトカ川を強行突破してシヴェルシク市内からウクライナ軍を押し出した」「ウクライナ軍はシヴェルシク北西市内にあるレンガ工場の地下に多数の陣地を設けていたが、市内中心部の守りが崩れたためレンガ工場を放棄して撤退した」「このレンガ工場をロシア軍は掌握した」「近いうちにロシア国防省はシヴェルシク解放を正式に発表するだろう」と報告。

出典:Сливочный каприз
ロシア軍もプーチン大統領に「シヴェルシク解放」を報告、ベロウソフ国防相もシヴェルシク解放に参加した第6旅団と第123旅団の指揮官と兵士を祝福し、ここまで念入りに国旗や軍旗を掲げた様子を公開するということはクピャンスクとは異なり「シヴェルシク占領に自信を持っている」という現れだろう。
さらにシヴェルシクの背後にある高地=Ⓝでもロシア軍の存在を示す視覚的証拠が登場しており、ウクライナ軍がシヴェルシクから西に進むロシア軍を何処で食い止められるのか、このまま一気に突き崩されるようなことになればリマンの背後が怪しくなり、ここを失うとスラビャンスクへの道が開かれるだろう。
関連記事:遂にシヴェルシク陥落か、ロシア軍兵士が市内の17ヶ所以上で国旗を掲げる
関連記事:ロシア軍がシヴェルシク西市内に進出、ディミトロフ南市内もほぼ占領
関連記事:ロシア軍がシヴェルシク東市内を占領、ディミトロフに通じる全範囲がグレーゾーン化
関連記事:ロシア軍が71万人以上の戦力を展開、シヴェルシク市内も大部分がグレーゾーン
関連記事:ロシア軍がシヴェルシク市内に足場を確保、同都市最後の補給ルート付近にも進出
関連記事:シヴェルシク東市内が交戦エリアに移行、ロシア軍はフリアイポレ東郊外にも到達
関連記事:ロシア軍がシヴェルシクを半包囲、全ての補給ルートを遮断した可能性
関連記事:ほぼ全方面でウクライナ軍の後退が止まらない、複数の主要都市が危機的
関連記事:シヴェルシク方面で自滅するロシア軍、嘘とごまかしが支配する呪われた戦場
関連記事:またシヴェルシク方面で偽報告、ロシア軍の前進や成功は事実ではない
関連記事:シヴェルシク方面の嘘報告がバレる、占領した集落はウクライナ軍支配下
関連記事:ロシア国防省がセレブリャンカ解放を発表、RYBARは到底不可能と指摘
関連記事:ロシア軍はトレツク市内で前進、シヴェルシク方面の成功は存在しない勝利
関連記事:シヴェルシク方面で三色国旗が掲げられ、トレツク南市内にもロシア軍が侵入
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России






















なんてこったい
もはや問題は「スラビャンスクに至るまでにまともな防衛拠点は存在するのか」といったところですかね。
Blackbirdgroupの地図を見ると、チャシブヤールを通っていた運河と堤防が北に伸びてシヴェルスクとスヒャビャンスクの間あたりを流れていまして、運河沿いに対戦車壕と陣地が構築されてますね。機能さえすれば大変立派な防衛線です
ただ所々暗渠になっていて普通に運河の上を歩いて通れる地点がちょくちょくあるのと、そもそも陣地に詰める歩兵がいるのかという根本的な問題ががががが
どんな強固な防衛線も迂回されるか、詰める歩兵がいなければ無意味だと何度も目にしてきたので
人事を改善して新しいやり方に馴染ませるだけでもこれだけ成果が違う、ってのは人間組織の面白い所ではある
ビロホリフカ砕石工場周辺、あれだけ長期間の足止めしてきたのに、ここまで劇的に変わるのは驚きですね…。
DEEPSTATEを始めウクライナ側が「国旗部隊だ」とも何とも言わないあたり、どうやら本当に陥落したようですね。
もはやウクライナ軍の前線部隊からまともな報告が上がってこないとか?
築50年は経っていそうな、6階エレベーター無しの鉄筋コンクリート造の団地でも冷戦期に作っており市街戦の際に盾としての利用も考えられていたからか建前の強度が強いですね。
日本の50年前の旧耐震の団地の造りだと、このレベルで攻撃されると木っ端微塵になりそうな気がする。
建物が頑丈というより、以前のように敵兵がこもる建物を砲爆撃で破壊するのではなく
ドローンを飛び込ませて敵兵を排除する方向に変化したような気もします。
他も崩壊してきてるとはいえこの短期間で攻略できる場所に何年も成果をあげられなかった前任者はどんだけ無能だったんだ…
高台にいるウクライナ軍は歩兵だからと無視して麓の道を機械化部隊が通るって戦術を辞めて、歩兵部隊が高台を一つずつ地道に占領していった結果でしょう。
シベルシク東側の高地帯を守っていたのは山岳強襲旅団で、山の戦いに特化した部隊だったから、壊滅したか、市街戦は苦手だったのでしょう。
シベルシクレベルの街を占領したら、年末年始とかロシア正教のクリスマスの時期(1月7日)頃に休暇をもらって帰れる可能性が他の部隊より高くなるから、ロシア軍の士気がものすごく高かったでしょうね。
ロシアとウクライナの力の差から考えると、ある程度予想された可能性だったとはいえ、現実に見るときついものがあるなぁ
1つ見かけたら数十はあると思え、みたいな旗の増え方ですね…
あるいは合体スライムの仲間呼びみたいな…
それはさておき、ウクライナ側が早めに撤退した結果であるならばむしろ改善であるとも言えてしまうのかもしれません。
ウクライナはシベルシク陥落を否定しているので、撤退は上層部の指示ではなさそうです。
つまり部隊が勝手に徹底した感じですかね?
独断にしては規模が大きいので現場の軍司令官の指示か、休暇を目当てに殺到してくるロシア軍の勢いを川でも止められなくて本当に現場の無断撤退か。
軍隊で勝手に撤退するのって重罪じゃなかったけ?
たいていの軍では銃殺です。
『強将の下に弱兵無し』嘘報告まみれてた指揮官(弱将)が変わるとここまで変わるとはなあと。
鉄道があるため、西に向かって20km程度は、最低でも前線を押し上げていくのかなと想像しています。
『地下陣地』が、砲爆撃に耐えるためには不可欠でしょうが、ここから後方に構築できている+前線兵士も配備となると難しいだろうなあと…。
早期停戦しない決断をしてきたわけですが、大丈夫なんでしょうかね?
耐火物工場が地図によく出てくるがウクライナって耐火物産業が盛んなんだろうか?
あくまで推測ですが…。
ドネツクは、重化学工業が強い場所でして。
鉄鋼産業、石炭・鉄鋼石・石灰石などを含めた、重化学工業の産業クラスターかなと。
日本であれば、日本製鉄(新日鉄)が、黒崎播磨などと仲が深かったりするので、そういう感じで見ています。
今まで散々嘘っぱちの占領アピールをやってきた戦線だからこそ、沢山旗を立てて今度こそ本当だということをアピールする必要があったんですね。
あんなに堅固で不動だったシヴェルシクがこんなにあっさり陥落したことを未だに受け入れられない…。 あとDeep state mapが本日2回目の更新をしたので全域が占領されたことを認めたのかと思ったら、シヴェルシクは何も変わってなくて代わりにクピャンスク周辺がウクライナ軍に奪還されて、市内にロシア軍支配を示す飛び地が出現してました。確かにクピャンスクは長い間動いてなくて不明瞭だったから、漸く現地と連絡が取れて戦況が鮮明になっただけだと思うけど、このタイミングの更新だと何か意図がありそうね。
地味ですが重要な戦術の変化として、「建物内の敵歩兵のクリアリング」がドローンの登場で一変したとの話がありまして。
バフムト戦の頃は、通り一つ建物一つ、果ては部屋一つを巡って、歩兵が踏み込んでクリアしていく地獄の戦闘が必要であり。
ロシア側にとてつもない大損害を出していました。ウクライナ側はここぞとばかりに罠を張り待ち伏せして、時には裏を取って奇襲をかけたりと様々なテクニックでロシア兵を削っていったそうです。
が。
現在ではロシア歩兵がほぼ全員ドローンを使いこなすような時代となり。
部屋のクリアにいちいち踏み込まず。ドローンで確認できてしまうんですね。しかもサーモカメラでちょっとやそっとの偽装では下に隠れてる人間の体温が映ってしまうと。
さらに、ドローンを定点カメラとして使い、建物の出入り口や窓を継続監視して、どの部屋にウクライナ兵が潜んでいるのか特定して。特定したらそのまま爆装ドローンで部屋ごと吹き飛ばすか、テルミットを投げ込んで焼き殺すか。
とにかく市街戦での攻撃側死者が激減しているとのことです。
あくまでも防御側が補給不足で攻撃側がドローンで圧倒しているという状況での話ではありますが。
町にこもってゲリラ戦、が通用しなくなってる時代が来ているかもしれません。
アイキャッチ画像で後ろの壁に何か描かれてるの、建物内部にトラップ等が無いことを確認済みというサインなんだそうですね。