ウクライナ人が運営するDEEP STATEは6日夜「ロシア軍がトレツク市内とポクロウシク方面で前進した」と報告、特にポクロウシク方面で突破を許してはいけない方向の防衛ラインに裂け目が生じており、ポクロウシクとクラホヴェを結ぶ幹線道路もロシア軍に遮断されてしまった。
参考:Мапу оновлено
参考:Угроза снабжению Покровска, отход из Нового Комара, слухи про штурм Херсона — сводка за 6 декабря
裂け目が拡大するとコークス生産が絶たれるというシナリオが現実味を増してくる上、ポクロウシク南郊外の要塞地帯も危なくなる
DEEP STATEはトレツク市内について「ロシア軍がトレツク市内ザバルカ東地区を占領した」「ジェルジンスキー鉱山付近のテリコン群でグレーゾーンが広がった」と報告、ザバルカ西地区、ジェルジンスキー鉱山、テリコン群の大半がグレーゾーンに包まれており、ここをロシア軍に取られるとトレツクを巡る戦いは事実上終結してしまう。
特に周辺よりも飛び抜けて標高が高いテリコン群を失うと「高さの優位性」がロシア軍に移るため、ニューヨークの北部=ネリピフカ、レオニディフカ、シュチェルビニフカも保持も困難になり、トレツク・ニューヨーク方面の状況は一気に悪化するかもしれない。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について4日夜「ロシア軍がシェフチェンコ郊外に足場を築いた」と報告し「ロシア軍はセリダブ占領後も成功を積み重ね(前進規模は)相当大きなものになっている。敵の絶え間ない攻撃が続いているのはスッヒ・ヤル~リシフカ~ダチェンスケとペトリフカ~ジョフテ~ノヴォプスチンカの区間で後者については危機的な状況だ。敵は占領したジョフテからノヴォプスチンカやノボトロイツケ方向に攻撃を続けている。さらに不愉快な状況はシェフチェンコ郊外にロシア軍の存在が確認されたことだ」と指摘。
さらに「敵にとってシェフチェンコ占領は重要な目標で、ここを確保するとポクロウシク方向に進むためのスペースが生まれるだろう。ロシア軍は将来的なポクロウシク占領ため積極的に兵站ルートを遮断してくると予想される。残念ながら敵は多くの装備と歩兵を毎日投入することで成功し続けており、我々が数的優位の敵に「量」で対抗するのは無意味だ。質の高い兵力と適切な組織防衛のみが敵を阻止できる。もしシェフチェンコを失えばロシア軍は他戦線から戦力を持ってくる可能性があり、特にクラホヴェとヴェリカノボシルカが落ちればロシア軍の大群がここに集中するかもしれない」と述べていたが、不愉快な状況が現実のものになった。
DEEP STATEは6日夜「ロシア軍がシェフチェンコ市内に侵入した」「ロシア軍がT-0515を物理的に遮断した」「ロシア軍がノボトロイツケ集落に侵入した」「ロシア軍がプーシキンの北で支配地域を広げた」と、RYBARも「ロシア軍がシェフチェンコ郊外に到達した」と報告し、最も突破を許してはいけない方向の防衛ラインに裂け目が生じた格好だ。
この一帯でロシア軍支配を広げられるとポクロウシク炭鉱が大砲の砲撃範囲に入ってくるため、国内のコークス生産が絶たれるというシナリオが現実味を増してくる上、シェフチェンコを取られるとポクロウシク南郊外の要塞地帯=ゼレーネ、ダチェンスケ、リシフカは3方から圧力を受ける状態に直面し、ポクロウシクの防衛状況は危機的なものになるだろう。
ウクライナ軍がポクロウシク防衛に生じた裂け目を埋められるか、ロシア軍が裂け目を広げて決定的なものにするか、ここがポクロウシクを巡る戦いのターニングポイントになるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
なんか今年中にポクロウシク炭鉱に辿り着きそうな勢いですね…。
流石にウダチネ周りの防衛は強固だと思いたいですが、西の集落に沿って進んで迂回するかも知れませんね。
8月中→10月中→今年中と先送りされていますからねえ。
HTS並みのスピード感がないと無理じゃないかと。
?
は?
え?
なんか忘れている方々が多いようですが、8月20日の記事で既に「ポクロウシクまであと10km」とアナウンスはされているんですよ。
だから何???
ロシアが策定した目標でもあるまいし
その8月20日の記事で、管理人さんがポクロウシクは8月中に陥ちると主張したとでも言うおつもりか?(私にはその記事はとてもそうは読めない。)また、その記事へのコメントで誰か一人でも8月中にポクロウシクが陥ちると主張した人がいたでしょうか?
陥落はともかく、8月中までには到底辿り着けないとコメントで主張した人もいなかったですけどね。だからこそ住民避難を急げという話でしょう。まあ瞬間とはいえ、1~2km/日とそれ以前より1ケタ早く侵攻できてたわけですからねえ。
でも4カ月近く経ってたどり着けなかったという結果が出た後でも、同じような主張をするか?といったところですな。
つまり、最初の投稿の「8月中→10月中→今年中と先送りされていますからねえ。」というのは、あなたの脳内の話であって、当時ここでは誰もそんなことは主張していなかったということですね(「8月中までには到底辿り着けないとコメントで主張した人もいなかった」ことを根拠とするのは、さすがに無理がありすぎます)。また住民避難は、ポクロウシクがロシアの砲撃圏内に入ったからという話であって、問題の「8月中には」とは何の関係もありません。
その理屈だと、「住民避難は、ポクロウシクがロシアの砲撃圏内に入ったから」というのも記事の中ではコメントも含めて誰も主張していないから、貴殿の脳内の話ということになりはしませんかね。
前後の記事のコメントまで探して証拠立てる気は全くないですが、今ですら「あと20日でポクロウシク炭鉱に辿り着きそうな勢い」と言っているぐらいだから、当時の気分も推して知るべしといったところでしょうね。
住民避難と砲撃圏内の話は、当時のこのブログの前後の記事やニュース記事でかなり言われていたので、私の脳内の話ではないのですが…。また、あなたがわざわざ持ち出した記事には、あなたが主張するようなことは誰も言っていなかった、というのは確認できる事実です。議論は事実に基づいて行なって下さいね。
その理屈だと「その記事自体へのコメントでは8月中に陥ちると主張した人がいない」という論拠だけでは「8月中→10月中→今年中と先送り」がフェイクということになりはしませんけどね。
それに貴殿も別に「当時のこのブログの前後の記事やニュース記事でかなり言われていた」事実を示しているわけではないですからねえ。
追記です。今回のあなたの「8月中→10月中→今年中と先送りされていますからねえ。」というあなたの主張について、「少なくともこのブログでは8月中などという主張は誰もしていなかった」という事実が確認できたのですが、主張を維持されるのであれば、その論拠を事実としてお示し下さい。でなければ、何を言ってももはや…というお話でしょう。
8月にはセリダブ以下ポクロウシクの南にもウクライナの防衛線が張られていましたし、南のブフレダール戦線も耐えてました。
しかし現時点でポクロウシク以南の情勢は悲惨なもので、8月時点よりもロシアの進軍の条件は整いつつあります。
確かに平和な日本で、戦局に興味を失った人間同士がレスバする上でならポクロウシクまで後10kmは変わってません。
しかしウクライナ軍にとっては同じ10kmではないのは明らかです。
そりゃあ同じ10kmじゃないですが、「あと20日でポクロウシク炭鉱に辿り着ける勢いがある」根拠にはなりませんな。
4カ月たっても整わない進軍条件が20日以内には整うと言われても説得力はないというものです。「明日には状況が激変してポクロウシクに辿り着けるかもしれない」程度なら4カ月前と変わらんです。
ポクロウシクからウダチネ方面へ伸びる鉄道路線を走行中の列車を攻撃するロシア側の映像が出ていますね。
つまりポクロウシク炭鉱から石炭を運び出す列車も最早ドローン攻撃に晒されうるということですから、実質的に石炭積み出しが困難になり、生産が断たれたと見ていいのではないでしょうか。
ただ耐えているだけでは、いずれは「南隣」のロシア軍が合流してきてしまうでしょう。
どちらの方向性とするにせよ、此処で中途半端な対応を為してしまえばいよいよ命取りになりそうです。
それにしても、ウクライナ戦況の記事を読むと、シリアでも火の手が上がっているとは本当に起こっていることなのだろうかと思えてきてしまいます。
ちょうど十年前もウクライナ政変とシリアアレッポ戦の前哨戦と過激にやり合っていたので…
まさに流行病による大国の仮初の小康状態が終わったということなのでしょうね。
イドリブで一度トルコと停戦合意したのもウクライナに集中する為だったんだろうなって。コロナ禍も挟んだとはいえ。結果は御覧の有り様でロシア側が裏切られたけど。
ロシアが裏切られるのは毎度の事です。
ですが日本のメディアも欧米のメディアもその事は触りません。
だからロシア側が何時も裏切ってるみたいな事になるだけですがこのウクライナの件でも調べるほどウクライナをあまり優しい目では見られなくなるんですよね。本音で言うと。
ただその事にロシア人はどうも既に慣れっこみたいです。上から下まで。
これでロシアで革命とかは流石に起きるわけは無いです。
天然ガス、ウクライナお友達価格の最優遇・踏み倒しを見ても、仰る通りかなり優遇されているなと感じています…
日本は、民間出資・政府保証などかなり出資リスクもとって、長期契約のリスクまでとって獲得しているわけで。
(原発停止も悪いのですが)天然ガスを中東などから、スポット価格で一時とんでもない価格で購入、どんどん日本は貧乏になっていきました。
ウクライナは、ロシアが天然ガスを格安で売ってくれている事に慣れているのかもしれませんが、日本人から見れば有り得ないような話しなんですよね。
ロシアの親露政権ウクライナへの甘々な政策は世界的にはありえないモノだったのですけどねぇ・・・
紛争中ですらインフラ攻撃をギリギリまで我慢したり甘さが目立つ
軍事ブログの読者の方々ならではで、甘い政策・甘い攻撃について、コメント欄でも仰るような指摘されてきましたよね。
数百年間にわたって同じ国、ソ連時代も最近までで、国境もゆるゆるでしたよね…。
シルスキー総司令官が分かりやすい事例ですが、両親・家族・親戚・恋人・友人などが密接なのも影響あるのかなあと。
日本の島国・同一民族の環境に慣れ親しんでいるのですが、大陸国家・同一民族が複数国にまたがると複雑だなと感じてしまいます。
あまり信じにくくて参考情報程度ですが、HTSの指導者は地方分権を主張してて反政府を結束させようとしており、これはトルコの対クルド政策と反するという説もありますね。
また、アスタナプロセスの外相会議をドーハで本日行うようです。何が各外務省で広報されるか待ちですね。
まあHTSは偉大なるエルドアンとか言ってますし、イドリブ停戦の枠組みを踏まえてもトルコの意思がないわけがないのですが。
それに、シリアで地方分権は多数派と少数派既得権益、資源資本の関係で不可能ですので、ただの戦国時代にするということに過ぎないでしょう。
本日トルコが前リーダーのトルコ内資産を凍結したと発表したのもHTSを公式的にはテロ組織としてきたはずのトルコのポーズだと思いますが。
ただ、HTSの米向け声明はまさに米デモクラシーに沿っているので、どちらかというとトルコ以上に米の影響が強いかもしれません。
追記
返信書いてからこっちはシリア情勢の記事じゃないことに気づきました…興が載って長文になってすみません
日本で一番詳しそうな記者氏によると、”シリア内戦が燃え広がった理由には、アサド父子の統治スタイルの違いがある。部族連合的側面を持つシリアにおいて、アサド父は角栄的な手法を取り各部族の長らに対しよく話をしカネを配ってなあなあな関係を作って治めていた。アサド父死後、ロンドンから呼び戻された歯科医のアサド息子は米欧の要求に沿い英国式ネオリベ政策をとった。これは純一郎的な地方切り捨てでもあって各部族は無茶苦茶不満を溜めていた。そこに米欧や湾岸王制国やトルコ、(イスラエル?)らが「シリアの春」を奇貨として手を突っ込み内戦にしたのだ”と。というわけで、中央集権制を高めたのはアサド息子の時代で、地方はそれに非常に不満を溜めていたのでHTSの”地方分権で行きまっしょい!”はそこを突いてきたんじゃないかと。
なおシリアのネオリベ化の淵源は、湾岸戦争の時に米国に調略されシリアやリビアが米国側に回ったことにあります。で「構造改革」を迫ってきたと。米欧は裏切りダヌキですから、あれしてやるこれしてやるからと外堀内堀を埋めさせ、実は豊かで先進国並みのリビアカダフィ政権から一切を奪って滅ぼし、シリアは亡国手前まで追い詰めたと。
ポクロウシク炭鉱は、鉄道輸送により物資を運びだしている可能性が、極めて高いんですよね。
コトリーネ・ウダチネが陥落、もしくは鉄道線を制圧すれば、ポクロウシク炭鉱を占領しなくても運び出せなくります。
突出部は、戦略予備・正規軍の余力で叩けなければ、ウクライナの草原は進軍を止めるのが昔から難しいですね。
ヴフレダル~クラホヴェに進軍した効果は、南ドネツクの戦線整理にもなっており、戦線正面の長さを短くする事にも繋がっています。
追記です。
GoogleMapで、ポクロウシク炭鉱~コトリーネ付近、線路を追っていけば非常に分かりやすいと思います。
ポクロフスクの南の幹線道路に到達したけど、ちと突き出し過ぎだから、ここらでまた戦線を平らにしそう。北のポクロフスク市よりも幹線道路沿いに更に南のアンドリイフカ行くか?
?
は?
え?
お?
ポクロフスクの炭鉱も重要な資源だが、ヴェリカ·ノヴォシルカ近郊にはリチウム鉱床が存在する。トランプ大統領とのディールの切り札に資源を売り込む動きが見られるがロシア軍が急速に前進する地域に多くの資源が存在する。
クルスクの冒険の代償はやはり重いようだ。
しかし丁寧な戦い方するなぁ、ロシア軍……
炭鉱に関してはもう駆け込みで積み出して操業停止でしょうね……
その上積み出しの輸送路である鉄道も無事では済まないという
物資の送り出しが出来ない、という事はもう補給路が断たれ始めてると解釈しても良さげですね
ウクライナ側はもう炭鉱爆破して逃げるか、炭鉱に爆弾仕掛けて逃げるしかない段階思うの。
鬼畜GMが主宰するTRPGでありそうなシーンですね
ただ、炭鉱を調査するのも無人機械使うだろうから、結局資産の毀損で終わるだけのような……
D&Dとかのネタは何%の人が理解できるだろうか?
よくわからんけど「爆発オチなんてサイテー」ってことでは。
ウクライナでの採掘は地表付近で良質な物が取れるから坑道堀りではないと思うが露天掘りだと何爆破してもそこまで影響あるのかな?
人海戦術が「丁寧な戦い方」とは恐れ入りました
既にロシアはロシア全軍を上回る数の兵士が死亡している筈なのに(70万人だっけ?)ウクライナは相変わらず領土を失い続けているし、ゼレンスキー直々に領土の武力奪還は不可能だと認めている不思議(棒)
ヤッパリ兵士は畑から取れるからの理屈では?1日1000人の損害を補充する能力があるからウクライナ軍は後退するって話なので。
丁寧というのは主観的かつ抽象的すぎて微妙ですが、過去記事でも語られるようにロシア軍の戦術は手を変え続けて成功を収めていることはウクライナ含む西側が認め、戦場に現れていることです。
華々しさは全く無く地味にジワジワと少人数であらゆる所から浸透を延々と続けられると劣勢側はどうにもならないですな
それこそ、大部隊を編成して大規模に一撃に賭けるような戦い方をしてくれた方がウクライナ軍としても対処し易いでしょうね
ロシア軍が単純に人海戦術だったらとっくにウクライナ軍の勝利で終わってる気がする
言葉の綾みたいな感じじゃないの
大舞台を編成して大規模な一撃を加えるような戦い方ではないけど、大部隊と同じ以上の人員を広く薄く分散させて(薄いところに)バイク突撃のようなことをやってるわけで、これを人海戦術以外に言いようがあるとは思えないし
日本での人海戦術という言葉は朝鮮戦争での中国人民義勇軍の浸透人海戦術でしよう。それに対する言葉は国連軍=米韓軍の火海戦術かと思われます。航空戦力、火力で圧倒的な差があった義勇軍は夜間秘匿して長距離を行軍して敵陣に接近要塞内に浸透して、手榴弾の一斉投擲と大集団で一斉に襲い掛かる。同じイメージは日本軍にもあり夜間に敵陣の後方に強行軍で回り込み密集銃剣突撃で敵陣に飛び込み白兵戦で制圧する。守備側の米軍に徹底的に準備されて待ち構えられてガダルカナルなどで大損害を出した。
日本で言われている露軍の人海戦術なるものは損害無視の強攻や真昼間にむき出しで囚人を督戦隊が強制的に突撃させるといった戦術をイメージさせている。露は人権無視で兵士を使い捨てていると言いたいわけだ。
しかし日本の報道でも露軍はウクライナ軍に対して空軍力と火力でかなりのアドバンテージがあり、旧日本軍や人民義勇軍とは置かれている状況がまるで違う。
人海戦術という言葉は日本人のウクライナ戦争への認識をミスリードしており適切とは言えない。露軍の戦術はそれとは遠いものがある。露軍は伝統的に大砲、火力を極めて重視している。現在言われている露軍のいわゆる人海戦術なるものは火海戦術と散兵戦術の組み合わせだ。アウディーイウカなどで下水道を通って敵陣の後方に攻め込む。バイクやバギーを使った少人数の部隊を多数散開して前線を偵察して薄い所から浸透する散兵戦術の極致のようなことを各所でやっている。ドネツク南部での戦いぶりを見ると完成の域に達している感がある。
ゼレンスキー政権はクルスク侵攻に限りある軍事資源を投入するなど軍事的合理性を無視していると疑われている。そういった条件下でシルスキー=ウクライナ軍は良く戦っていると言える。粘り強く戦い未だに大崩壊を起こしていない。しかしながらウクライナ軍には短期的にも長期的にも勝ち目はなく限界は誰の目にも明らかであり一刻も早い露の3条件の受諾による和平が望まれる。それが健闘しているウクライナ兵を救う道だ。
深く考えすぎなんじゃないですかね
一般的に軍事的な「人海戦術」は朝鮮戦争時の中国軍を連想させ、それと同様の人手による飽和攻撃を仕掛けた日本軍に対しては使われないわけで、ようは損失を上回る兵隊を投入し続けることで相手を圧倒して戦果を獲得することと定義するとそう違和感も下に見てる感じもないかと
別枝でご指摘されている通り人海戦術は軍事用語としてマイナスの意味もなく有効な戦術なのですが、「人海戦術が「丁寧な戦い方」」の中で問題なのはロシア軍の戦術を単なる人海戦術と切り捨てることです。
浸透やバイク突撃・ドローンによる垂直包囲で薄い地点を突破し防衛拠点を両翼包囲するのを繰り返して突破を図るのは単純に人海戦術とせず研究すべきでしょう。
人海戦術の例として朝鮮戦争時の中国義勇軍のそれを想起してるが、本朝では二百三高地攻撃辺りのイメージだわな。どれほどの損耗を出しても繰り返し大軍を送り込むスタイル。
あとはあまり言われないけど、第1次大戦のソンム会戦のようなパターンも人海戦術だろう。それこそ、鉄条網と機関銃と大砲とトーチカに向かって何万、何十万の歩兵らが突撃し、1日に何万、何十万人も死んだという。
ソンム会戦って1日2万人くらいが最高だって記録だったはずです。
1日何十万の戦死者って核兵器とかソーラレイ使わんと無理ぽ。
ロシア軍の戦い方は一貫して「敵の補給路、連絡線を断つ事をまず優先」「両翼包囲して敵の退路を狭め、ジワジワと飲み込む」という陸戦の王道と言えるものですよ。まあ、悪く言えば教科書通りの事しかしていないので手堅過ぎて新鮮味に欠けるんですが。
まあ、わーくにの軍事リテラシーは壊滅的でありますので皆まで言うつもりはございませんが。
そんな高尚なことはしてませんね、目先の取りやすい目標に片端から飛びついてるだけです
それでウクライナ側は拠点も領土も失い続けてるんだから世話ないですね。
そんなわけないでしょう、、、
目先の取りやすい目標に片端から飛びついてるケモノ
みたいな連中にNATO・ウクライナは押しまくられている
のですね
NATO・ウクライナ軍はそれ以下と言うことになりますが
ただでさえ火力人員で不足してるのに、なけなしの精鋭を政治主導の作戦にぶっ込んでまだ帰らせることができてない、娯楽重視の戦記物に出てきそうな分かりやすい無能司令官とその腰巾着に率いられてるのがウクライナ軍ですので
参戦してないNATOがそれ以下と言うのは意味不明ですが
またまた〜
NATOが参戦していないとか信じているのですか?
あなた自身信じてないでしょ
そもイギリスで兵士の教練しまくって兵器も供与
しまくってるのに、参戦していない!キリなんて
世界中の誰も信じていないですよ
言葉遊びがしたいなら鏡にでもどうぞ
片端から噛み付いてる誰かさんに対して懇切丁寧に解説してくれている人たちに対して、あまり失礼だと思いますが。
ななしさんのアレが「懇切丁寧な説明」に読み取れてしまうのですか
ご自分を鏡に映してみられては?
言い返す為に必死に探し出してきた理屈を撒き散らしているように見えちゃうんですよねぇ。
誰彼構わず噛みついてゴロ撒いてちゃ建設的なやりとりにはなりません。
NATOの援助で戦争をしてるのですから
参戦してると言っても過言ではないと思います。
取りやすい目標を正確に見定めて的確に射抜けるということこそが「実力」なわけでして。
神の眼で視るゲーム画面とは違うのです。
神の視点で視られるゲームって具体的にどんなの想像なさってるんでしょうね、私は常に自軍の視界の制限に四苦八苦しながらプレイしてますが
正確に見定めた結果、クラホヴェ南側の集落群全てに突撃訪問することを選ぶわけですか
私には餌を見つけた粘菌のように原始的な挙動に見えますがね
脳髄に制御されてる様子が無い
>私は常に自軍の視界の制限に四苦八苦しながらプレイしてますが
これはゲームではないのです。現実に人がタヒんでいる状況です
あなたは現実世界の感覚に立ち戻る必要があります
言葉遊びが本当にお好きなのですね
粘菌は迷路のゴールに餌を置くと最短ルートを結んでくれます
だって非効率なルートを選ぶ意味が無いので
ロシア軍も最も効率的なルートを選びます
彼らは1日200〜500m前進するか足場を作れば仕事終了なので最も抵抗が薄く楽なルートを自動で選んでくれます
神の視点でプレイヤーが一々操作するより自動操作の方がミスも少ないし操作量も少ないです
ウクライナ軍も無理な命令をしてくる脳髄など無視して現場に任せれば良いのに
多大な時間とリソースを浪費して迷路全域を精査した上で、ですがね(それでも道を間違えることが多々ある)
ロシア軍の挙動はまさにそんな感じです
一端正面からぶつかってからズルズルと回り込み、さながら手探りするかのようにあちこち部隊を動かしてようやく弱点らしき場所に行き当たると
24時間上空をドローンが飛び回っているとは思えない視野の狭さです
緒戦に於いてロシア軍はBTGに傾倒しすぎて上級司令部が機能していないことが指摘されておりましたが、その問題がまだ解決していないように思われますね
上級司令部が骨抜きなため、部隊ごとの限られた偵察・情報処理能力でOODAループを回さざるを得ず視野が狭まっている
リアルの戦争と課金ゲーまたはバトル漫画の区別が出来ていない軍師様でしたか。
雑談掲示板があればここの住人にどんなゲームやってるー?
って聞きたいけどあまりにも不謹慎すぎて。
私はTACTICS2からやってましたが核兵器ルールにドン引きしました。
もっと具体的に分かりやすく書いてもらえませんか?ロシア軍の具体的な動き方なり、補給や陣地の構築なり。
目先の目標を取るために相手の粗を的確に突くのも戦術だと思いますが…
あなたの認めるところの戦術なんて何処にあるんですか?
何故か、ロシア軍の戦略・戦術意図を読み取ろうとせずに何でもかんでも「人海戦術」で終わらせる論調がありますが、根本的に数は正義なのですよ
相手よりも戦力を用意し、それを維持した上で、相手の戦力を無効化するために包囲を狙い補給路を遮断する…実に手堅く「丁寧な戦い方」です
損害が全く発生しないなどというのは夢物語でしかなく、軍隊という暴力装置においては許容できる損害(充足可能な損害)なら何も問題は無いのです
充足するための過程やその影響は国内政治が解決するべき事ですが、現状では費用の高騰と相対的な労働力の不足という問題は発生していますが、充足できないというほどでは無いのでまだ問題では無いでしょう
横綱相撲、正攻法という日本語がありまして。
ロシア軍の横綱相撲・ウクライナ前線歩兵の奮闘、自分は両立すると考えているのですが、なぜか人海戦術として仰るような貶め方になるのが不思議なんですよね。
通用しないであろう相手が一応いるはいるので、大関相撲くらいですかね。
その横綱は、「古傷の影響もあってか休場続き」ですが。
再び出場して優勝することははたしてあるのでしょうか。
たしかに横綱も、仰るように休場続いたりしますよね。
横綱(アメリカ)は、ウクライナ・ガザ・イスラエル防空・イエメンなどなど…中国に万全の状態をとるためにゆっくり休める日がくるのでしょうかね…
ロシアってソ連の頃から英米日独の敵の無力化より破壊を目指しているんですよね
電撃戦は敵の無力化と重要拠点の占領を戦略目標にするのですが縦深攻撃は敵そのものの破壊を戦略目標とします
何故第一次大戦後日本を含めて破壊を捨てた後でも金も時間も掛かる破壊にこだわったかは分かりません
地理的なものか内戦の影響か敵だったモンゴル人に拠点など無いせいか
ですから我々の論理でロシアは無能だってのは間違っています
最終的には縦深攻撃は電撃戦に勝った訳ですし
ソ連流の縦深作戦も本懐は混乱により敵の士気を崩壊させて無力化するというのは変わりません
敵が頑強に抵抗するなら囲ったまま放置して飢餓で弱らせます
一般に言われる電撃戦との教義の違いは突破口の数だけであり、つまりはリソースの差です
そして現在のロシア軍は縦深攻撃の理論を何一つ実行できていません
だからそんな不完全なロシアなんぞに押されっぱなしのウクライナ(と西側)というオチになるだけ
そのとおりですね
むしろ士気の崩壊による壊走という敵の介在する要素を嫌ったことで生まれたのが縦深攻撃です
その本懐は攻撃による敵戦力の拘束にあり、対応力が飽和した敵を抵抗の弱いところから各個撃破していき突破点を連結させ判断の梗塞を自軍の手で作り出すことにあります
そしてこの縦深攻撃は80年も前の古い理論です
現在のロシア軍は縦深攻撃の理論を何一つ実行できていない?そんなの当たり前です、もう採用されていませんもの
縦深攻撃の説明自体はあってますが、ロシア軍が縦深攻撃を行おうというのはあまり見られないかと。
ウクライナ戦争の戦力規模・兵装の差が十分になく、ドローンによる火力統制を両軍が行っている今、縦深攻撃のような突破を前提とした作戦は困難です。緒戦のロシア軍の失敗やウクライナ軍のクルスク突破失敗がこの作戦計画の失敗に当たります。
長期的な小規模浸透の連続による突破を視野に入れた作戦計画程度しか現実を見て策定していないでしょう。
それをもとに行き当たりばったりという外面で評価するのも無理もないですが、これも不透明な技術環境に置かれた現場の適応の結果と私は考えています。
低コストで非常に有効な自爆ドローンの普及で大規模な高コストの装甲車や戦車の集中運用による縦深攻撃が難しくなってる感じですね
ましてやウクライナ軍は空軍力がほぼ無くなっておりクルスク侵攻は、その典型になってしまった気がします
ロシア軍も一部の無能将軍とかは、延々と古いやり方を繰り返し損害を増やしていたみたいですが
こうなると余程圧倒的な空軍力でもない限り現在のロシア軍が採用している少人数による浸透作戦が一番合理的になるのかもしれないですね
トレツクもチャシブヤールも数日前にウクライナ軍が奪還成功と言ってたのに、いずれも普通に街の中心部に入りこまれてますね…
ウクライナが一方的に押されてる訳ではなくて、一進一退の所ですからね。
「陣地の1つをウクライナ軍が奪い返した。」が、ロシアを貶す人達にはロシアが町から叩き出された。と映る。
一部で善戦できても他では突破され続けているし、その善戦箇所もいずれは息切れして突破されるという典型ですね…
トレツクは手を変えて南方向からアプローチしたら急に成功し始めたように見える
単純に考えれば予備戦力が投入されたように思うけど、実は修正前のrybarの前線位置が正しかったのかもしれない
動画の証拠といってもいつ撮影されたものか確かめるのは困難だからね
いずれにせよテリコンに取り付けたのは朗報だ、トレツクの戦いもようやく終わる
仮想戦記語りは別掲示板でやってください
数的優位の敵に、質で対抗するといつも言ってるけど、相手はどのくらい数的優位なんでしょうかね?もう一つの対抗手段としての適切な組織運用は、ローテーションなどロシアのほうができてるし、その時点で言ってる事が変で、質もロシアが上回っているのでしょう。
ロシア側もローテ回ってるかはちょっと怪しいですが
1年目に動員された兵士たちはまだ帰れてないようですし、志願兵の報酬も上がる一方です
動員された兵士は前線行かないと無期限と聞いております
ウクライナの前線に行っても無期限とは違うと思いますが?
まずローテーションと動員解除は別の概念です
「R&Rって知ってるか?」
「ばかにすんなよ!ロッケンロールだろ!」
レモンだ!
兵士不足に合わせて質も低下してるみたいですね。
ウクライナのドローンが間違えて味方を攻撃する事例も増でてきているとの事。
ロシア支配地域に取り残されていた兵士を誤認
撤退してる味方を、向かってくる敵と誤認
見慣れない兵士(実は新兵)をウクライナ兵に変装したロシア兵と誤認等々。
軍事、軍隊の基本、規律が欠けている素人同然の人間にドローンの操縦をさせても結局そういう結果にしかならないということです。
基本的な意思疎通、連絡の手段、方法が欠如していれば、敵味方の識別ができず、味方同士の同士撃ちになるのは何もドローンに限らず必然的な結果です。ウクライナ軍は基本的な通信や連絡、部隊行動の規律を軽視して、素人同然の兵士にドローンを操縦させているのかもしれません。
ヘルメットに青とか黄色のテープ貼っても無理があるよねとしか。
あとでスロー再生してアチャーとか言ってんのかね。
攻めているロシア軍側からすれば敵味方の判別は容易ですが前線が入り組んで後退してる部隊が混在してるウクライナ側所では的確な判別は難しいでしょう
単純にウクライナ兵の質の低下というより現場の状況を考えら致し方ないのでは?
ここまでくるとロシアはトランプに停戦してもらわないほうがよさそうですね。
バイデンが勝つのを望むってのはこういうことなのかな?
ここで停戦するとウクライナに再起を与える事になる。
このまま行けるところまでいったほうが楽
シリアみたいにとどめ刺さないで、停戦していたら寝首かかれるかもしれないし
実質シリアを失陥した分、ウクライナで取り戻さないと(使命感)
黒海の制海権も、そこから地中海出るにもトルコがラスボスということが改めて浮き彫りになった。まあ、19世紀以前の露土戦争の構図に戻ったとも言いますが。
流石に助けるでしょう、中東勢からロシアが失望されかねない
ロシアが中東での評価上がったのはアサドを最後まで助けたのが大きい、アメリカはあれだけアメリカに尽くしたムバラクをあっさり見捨てたのと対照的だったから、これはアサド政権と対立していた湾岸諸国でもそう
中東にとって親米親イス政策は国民の不満を抑えつける政策で政権不安につながる、専制国家のサウジらでも民意を完全に無視するのは難しい。やりたくない政策やされてそれで暴動から逮捕され失脚し、それでも助けてくれないとなると親米なんてやってらんとなる、
直接の戦闘には関係ないのですが、テレグラムでロシア軍の大釜の包囲内にいるウクライナ軍だろうと思われる戦闘車両に引きずられていく牛(農家からの接収なのでしょうか・・・補給が断たれていて食料にするのでしょうか)が映った動画を見たのですが食肉になるとはいえ戦車に生きているのに引きずられるシーンは残酷ですね・・・。戦争は醜い。早く停戦になればと思います。
昔、ターンAガンダムで本来核ミサイルを収納する機体内スペースに民間人の老婆が飼っている牛を入れて戦場から避難させるシーンがあったのを思い出しました。
非常に対照的です。
シリア情勢に触発されたゼレンスキー大統領が、血迷って大規模攻勢とかやらなきゃ良いですけど。
1〜2ヶ月前にシリアのアルワタン紙が「ウクライナ軍がタハリール・アッシャームを訓練している」という記事を上げていたのて、ガッツリ関わっていると思います。
昔は日本関係記事だとコメ欄荒れていたが今は落ち着いている。今は露ウ関係の記事ではコメ欄が荒れる。(一部ですが)時代は変わった。
荒れてるってもその原因は精々1人や2人のせいだからな
書き込みできないようにしろだの騒いだ挙句に未だに色んな人に噛みついてますからね…
今このコメ欄にもいますね
今かなり落ち着いたなと、1年以上前くらいを考えれば感じています(過去記事コメント欄ご参照)。
ウクライナ南部攻勢失敗、苦戦の情報が、管理人様過去記事・SNSなどでは流れていた時期の話しです。
ウクライナ早期講和・余力のあるうちに早期停戦という話しを出せば、コメント欄で袋叩きだったんですよね。
Googleトレンドを見れば分かりやすいのですが、良くも悪くも世間の関心がなくなっていったように感じています。
(メディアコントロールにより)日本世論は、世界有数のウクライナ支援が盛り上がりましたが、最終的に停戦後どういった帰結なのか見守りたいと思います。