DEEP STATEはロシア軍が仕掛ける攻勢の勢いについて「9月に入っても激しくなるばかりで19日の交戦回数は過去最高となる226回を記録した」「1日あたりの平均交戦回数を月別に見ても右肩上がり」「残念ながら敵にはまだ余力がある」「9月に予想されていた敵の疲弊は見られない」と報告した。
参考:Противник продовжує активно штурмувати в напрямку Курахового
参考:Перегрупування ворога та рекордна кількість атак за 19 вересня — аналіз зведення ГШ ЗСУ щодо ворожих атак
ロシア軍は4月から現在までノンストップで前進を続けており「攻勢限界」という言葉が虚しくなるほどだ
DEEP STATEはクラホヴェ方面の状況について20日「第46独立空中強襲旅団はクラホヴェに前進を試みるロシア軍とホストレ、ヘオリフカ、マクシミルヤニフカで交戦し、現在も困難な戦いが続いている。ロシア軍は多数の歩兵と車輌を投入してホストレ方向に足場を固めようとしているが、ウクライナ軍の大砲とドローンの激しい攻撃に晒されている。ロシア軍は失敗し続けるへオリフカを迂回してホストレからマクシミルヤニフカに進みたいと望んでいる」と報告。
さらに「ロシア軍はウクライナスク、ゼランヌ・ペルシェ、ネベルズケ方向での成功に基づいてクラホヴェ方面の攻撃を活発化させている。周辺地域から最近部隊が引き抜かれたものその為だ。ロシア軍は現在、ゼランヌ・ペルシェとウクライナスクを完全占領するための掃討戦を実施しており、同時にヒルニク方向に前進するための兵力集結と部隊の再編成も行っている。ロシア軍が次に何処へ向うのかは時間が経ってみないと分からない。何故なら敵は決まった方向ではなく「防御の最も脆弱な部分」を見つけて利用することが多いからだ」と指摘し、ロシア軍の関心はポクロウシクではなくクラホヴェに集中している。
他にもDEEP STATEは「9月に入ってもロシア軍の攻勢は激しくなるばかりで、昨日(19日)の交戦回数は過去最高となる226回を記録した。1日あたりの平均交戦回数(5月122回、6月125回、7月143回、8月145回、9月170回/参謀本部発表の公式集計)を見ても月を追うごとに回数が増加している。残念ながら敵にはまだ余力があり、9月に予想されていた「敵の疲弊」も見られない」と述べ、昨年10月に始まったロシア軍の攻勢は月によって程度が異なるものの、約1年間も消耗が激しい攻勢の姿勢を維持していること自体が驚異的で本当に底が見えない。
2024年に前線の動きが大きく落ち込んだのはアウディーイウカ陥落後の約1ヶ月間(戦況マップをほぼ更新しなくても良かったので本当に良く覚えている)だけで、ロシア軍は4月10日頃から現在までノンストップで前進を続けており「攻勢限界」という言葉が虚しくなるほどだ。
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※アイキャッチ画像の出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка
攻勢限界やロシア軍の疲弊に関する話は、ウクライナや西側の専門家が研究調査して出てきた結果について話しているのでしょうが、どうも精度が低いと言わざるをえないですね。意外な事ですが、ここを見ている、いわゆる素人の方々の認識とは、多くの面で逆になっている印象で、何故か専門家が言ったようにはならないという感じです。これも、かれこれ三年に及ぼうとしているわけで、そろそろ学習してほしいところです。勿論、正しい認識の専門家もいますが、こういう場合は御用学者の採用が増えてしまうんですかね?
希望的観測でしょうね。
ロシアは、未だ未だ動員出来ますからね。
兵器不足は、お互い様だし。
ロシアびいきなんで差し引いて聞く必要がありますが佐藤優氏がウクライナで2年生き残れればモスクワ郊外にマンションが買えるので志願兵は減らないとか週刊プレイボーイの記事で述べていました。
「専門家」という看板が金になる、飯の種になってしまうからこそ、【政治上層部に阿る】ことや【民衆にウケそうな内容】に偏ることが多いのでしょう。基礎の齧った程度の素人の意見は、ある意味で「教本通り」でしょうから、ロシアが堅実な戦いをしている限り、合致することが多いのかと思っています。
逆に、ウクライナのクルスク越境攻撃を予想できた人はいませんでした。ゼレンスキー政権が“次にやろうとすること”を軍学知識から予測することは不可能だと思われます。
この戦争ですとウクライナに寄せることが「民衆にウケそうだった」というよりも、ウクライナに背くことが「民衆に攻撃されそうだった」ということが大きいと思います
ウクライナの敗北を予想することが飯のタネにならないどころか、その予想を公開することで市井の反感を買い飯の種を恒久的に失いかねない空気感がありました
先の大戦の「適性語」のようなムーブメントが自由主義陣営全体で発生していたわけです
西側諸国は戦争の「意思」によって行われる側面を軽視しすぎていたのでしょうね
西側にとっての戦争は、所詮は小国相手の火遊びであり、正規戦は経済的にデメリットが大きい、政権が耐えられないといった、自分たちの感覚から結論を導いている一方、ロシアにとっては純然たる生存闘争ですから、何にもまして勝利することが重要です
西側が多くの”権威主義国”に革命を輸出し、時には軍事介入をして政権を崩壊させているのを見てきているわけですから、プーチンが戦争の備えをしていないはずがないし、国民はソ連崩壊→プーチンによる立て直しを身をもって味わっていますから、プーチンを信頼しないはずがないのです
クルスクでもグルシコフスキー方面の進撃が1週間経過しても国境付近で停滞するなど完全に失敗していると親ウクライナOSINTからもジャッジされていますし、ハリコフでもライボケの前面でロシア軍がじわじわ前進して陣地を回復させつつあることに加え、ザポリージャでもカムヤンスキー周辺でロシア軍が昨年の反攻時に奪回された部分を奪い返しているとの話も出てきていますから、ウクライナメディアの報道も合わせるとやはりロシア軍の補充能力よりもウクライナ軍の消耗と腐敗が激し過ぎるのが大きいのではないかと思ってしまいますな
おまけにヴォストヴィジェンカの方向でもロシア軍が少しずつウクライナ軍陣地を占領しつつあるという話も出てきているため、ポクロウシクから伸びる補給路の物理的な遮断にも本格的に動き始めたのかなと
現実と予想が食い違う場合は、見落としている要素があるか前提の数字が間違っているかですが、この場合だと「ロシア軍の損失は甚大」辺りが怪しいのではないか…と感じます。
先日のキーウインディペンデントの記事でも領土の喪失と味方の損耗を報じつつも敵に損害を与え続けている、と述べられていましたが、ウクライナ側の報道には味方の損失から逆算して敵の損害を(おそらく1:3くらいで)判定しているのではないかと思わせられる様子があります。
火力投射で負けている相手に損失比で優位に立ち続けているという意味不明な前提を捨てるのが現実に近い予想を立てる第一歩ではないでしょうか?
その意味不明な前提をいくら否定しても捨てないのがロシア憎悪を無意味に煽りづつけた効果です
東製ミサイルは無誘導で無意味な場所を叩いているから実質火力投射量はウクライナの方が10:1で勝っているという人間が多数現れる時点で説得あきらめて戦況地図を押し付けることに
現実的な数字で行くと圧倒的劣勢の状況に置かれているのがウクライナだと公言してしまうことになるので、プロパガンダ継続せざるを得ない状況なのでしょう。
まだロシアに勝てるという夢から醒めない人間には何を言っても無駄なので、日々ロシアの前進する戦況図眺めて貰い自分で気が付いて貰うしかないと思うけど縦深防御だ釣り野伏せだとか言い出すようなら完全に末期なので関わってはならないと思う、価値観の大きな相違ということで関わらないのがお互いの為。
ロシア軍は必ず兵士に夏休みを消化させるようだ
ホワイトな職場だね
吹雪いたら冬休みを返上で雪かきしなきゃいけなさそうな国柄ですものね。
日本人がお盆を大切にする文化が今もあるように、季節にあった休みというのは国ごとに色々あるのだろうと思ってます。
仮に、中国軍が本格的に戦争に動いたとして、春節は兵士の多くが帰郷するのかとか、興味あります。
伝えられているロシア軍の損害は日本で言えば自衛隊が2回消滅するほどの甚大なものですが勢いは全く衰えませんね。
こんな化け物と戦うことを選んだウクライナはこれでよかったのでしょうか。
攻勢によるロシア軍の消耗より、総合的に不利なウクライナ軍の消耗の方が大きいのかも知れませんね
ランチェスター第2法則的には、数の差が開いてしまえば多数側の損害はどんどん減ります
14年以来の要塞地帯を抜かれてしまったのが大きいのでしょう
充分な防御設備は、遠距離からの火力投射による損害を減らし歩兵による白兵戦を強いる…つまり戦場に働く法則をランチェスター第1法則に近付け多数側にも損害を与え易くなるのですが
どうしても後方は8年掛けて強化した当初の交戦ラインより柔らかく、陣地化が不十分なようで人数で守るしかない
バハムート、アウディーイウカ、ウグレダール…あれらは本当に堅牢でした
ウクライナの自走砲、砲身がダメになってるみたいですね。
ロシアばかり報道されてましたが、まあ消耗品だから仕方ないなと…
ウクライナ戦争の砲弾発射量が、とてつもなく多いという現実を感じます。
西側の長砲身155mm砲は、砲身の量産性が悪いのであれば、国家間の消耗戦に向かないかもしれませんね。
(2:41~)(Pzh2000の)砲身にはラインメタル射線の52口径L52 155mm砲を搭載。メーカー発表では4500発の発射まで耐えられるとされていますが。
供与から1年でPzh2000は2万発以上を発射したことが確認されておりこれまで5万発以上を既に発射したことが推測されます。単純に考えれば11両の砲身がすでに限界を迎えています。(さらに中古のため…)
(4:06~)(ラインメタルによる砲身の量産は)2024年から2029年の6年間で行われます。つまり年間生産料は17本ほどだけです。
全てウクライナ向けであれば問題は解決されますが先ほども述べたように採用国は他にもいます。
(4:44)同じくドイツのRCH155、アメリカのM109シッパラディンやスウェーデンのアーチャーでも使用されているので生産枠を全てPzh2000枠向けにするわけにもいきません。
しかもこの3つともウクライナに供与されています。つまり方針不足はさらに拡大する懸念があります。
(2024.9.20 西側製自走砲はウクライナでの砲撃頻度で砲身が摩耗!パーツも不足し、稼働率が低下 Youtube)
欧米というか西側は兵器を消耗品っていうことを忘れてた気がするんですよね。
西側の兵器って高いし生産量も限られるのもあって、そんなすぐ壊れたりしたら政治家や有権者とかにも色々言われるから、大事に使うのも分かるんですけどね。
まあ、今まで国家間の消耗戦を考えず、格下やテロリスト相手の非正規戦に切り替えてたから仕方ないと思いますけど。
後ウクライナに関してはもしモノがあっても使う人がいる問題が気になるとこですね。
ドローンのオペレーターも塹壕に突っ込んだりと、あれだけ人的資源浪費してると。
自分を含めて、兵器をカタログスペックで見る風潮が、仰る通りあったように感じています。
BTGの思想からして、仰る通りの考え方に感じますから、軍隊として変えていく必要性を感じます。
人的資源に関して管理人様の過去記事では、ドローンオペレーターに加えて通信兵・砲兵が歩兵として戦闘していることを示唆していて、それ大丈夫なのか?と心配になりますね。
(2024.08.24 逼迫してきたポクロフスク方面、ドローンパイロットまで塹壕に送り込む 航空万能論)
攻勢限界とはどういうものか、それは2つの要素から起きます
1つは物資の欠乏、集積した物資の量的限界と距離的制限のために前線部隊が停止を余儀なくされる減少です
1つは消耗による統制の喪失、ただ移動するだけでも兵士も装備も失われていきますから効果的に戦うためにいずれ再編成が必要になります
しかし特に1つ目は過去の話です
非接触戦能力は物資の集積を困難にし、物資の局所大量投入による攻勢は成り立たなくなりました
備蓄出来ない物資をジャスト・イン・タイムで消費していく戦争、それがウクライナで起こっているものです
おそらくロシアの物資は既に枯渇しているはずです、しかしベースの生産量が現在の使用量くらいなのでしょう
また、ロシア軍は接触戦(突撃)担当と非接触戦(それ以外)担当の編成を抜本的に分離しています
特に接触戦(突撃)担当の部隊はストーム中隊として余剰戦力から臨時的に編成されるものですから、いくら攻撃を続けても基幹となる非接触戦(それ以外)担当の部隊はさほど消耗しません
そのためロシア軍は連続的な攻勢を続たからといって大規模な再編成が必要になることはあまりありません
一つ目の物資供給については、ダラダラ長く理由として説得力があると思いました。
しかし二つ目については、小規模で散発的な戦闘のみなら解釈として納得出来ますが、今回の戦争の規模で2年半の継戦能力維持の理由としては不十分では無いでしょうか?
接触線担当の兵士の損耗が相当に小さく供給能力が大きいなど、別系統の解釈が必要になると思います。
非接触戦は常に行われていて攻勢防勢に関係なく戦闘能力が一定に保たれています
接触戦は非接触戦で優位に立てた場合に臨時的に編成され突撃を命じられる小規模部隊なので、消耗が相当に少ないのはそれが原因です
しかしデメリットとしてロシア軍は攻勢作戦上の機動力を失っています
もっともこの非接触戦が強化された戦場で機動が成立するかは怪しいところですが
そもそもなぜ9月に攻勢限界に達するというのが前提で話が進んでいたのだろうかと思う
その結論(9月攻勢限界)、仰る通り、自分も疑問でした。
前提の数字、ロジックを見かけないんですよね。
大統領選のころには戦局が好転してなきゃ困るってことじゃないですかね
「こうなってほしい」が「こうなるだろう」にすり替わるのは組織あるある
適当に流したプロパガンダの嘘で自家中毒起こして、もはやウクライナ軍の中で真実になってるだけでは?
そうやって自壊していく印象やね、ウクライナ。
恐らく願望を元に組み立ててると思われます
雑念が入り歪んだ計画が成果に辿り着けないのは当然な訳で
色々な主張・希望的観測が混じった結果じゃないですかね?
・10月からは泥濘期になるから (気候要因)
・プーチンが10月1日までにクルスクを奪還しろと言ったから (※根拠、ソース不明)
・クルスクの影響でドネツクからロシア軍が誘引されてるから (ウクライナの主張)
・去年は両軍ともに9月で小康状態になったから (過去例)
・攻勢限界であってほしい (願望)
・etc…
SNS分析とかすれば「9月攻勢限界説」の発信元がわかるかもしれませんね
驚くべきことにこのロシアの快進撃の裏でロシア軍戦車が枯渇に近づいているようです
8月のロシア軍戦車の損失数は50両と、全盛期の半数以下となり戦場での目撃も減少しています
それでも進撃が衰えないのはタートルタンク化により戦車自身の性能が重視されなくなったこと、現在の戦法に戦車の重要性が薄れたことが関係しているでしょう
そういうのも今となってはどこまで本当やら。皮肉も煽りも抜きに。
まーた当たらない枯渇論か
どうせ第一陣の突撃を戦車や装甲車両じゃなくてバイク部隊が担ってるから接触線での損失数や目撃数が減ってるってだけのオチだろ
それは結果の話ですね
2023年と2024年の保管庫からの減少数による工場のボトルネック、T-62の損失数の増加、その他統計から戦車の運用数が減ったことが示唆され、その結果バイク部隊の話が出てくるわけです
保管数に関してはその通り数の根拠になるかと思いますが、戦場での運用数はいかがでしょうか?
泥濘期を前に重量車両の運用を減らしての作戦運用だったり、上記されてる戦場での有効性から主力機動戦力の変更なども有り得そうですが。
そもそも因果が逆だからね
戦車、装甲車両が敵ドローンの攻撃に脆弱&地雷に対する視認性も悪いから、バイクを運用する事で敵ドローンや地雷を撒こうってのがそもそもの始まりなのに、「戦車や装甲車が尽きたからバイクなんかを引っ張り出してきたんだ!」ってのがこの手の人たちの認識
似たような話として砲弾はロシア一国でNATO全体の総生産量を上回っているってのが定説だけど、それに上乗せの形で北朝鮮から供給を受けてるのに対して、彼らにかかれば「北朝鮮に縋らなければならないほどに砲弾が枯渇してるんだ!」となる
そりゃあこんなおかしな認識でいれば何ひとつとして予測なぞ当たらないわな
リンク
それだとBMPの損失が依然と変わらないのに戦車の損失数だけ減っている理由にならない
戦車の数があるなら春頃のようにBMPの数を小分けにし、そこに一定数の戦車の護衛をつければいい
だから最初に装甲車両ではなく「戦車」と書いた
そのあたりをカバーする資料がRichard Vereker氏の統計の中でobr2022の損失数の割合がここ半年で緩やかに増加している点です。T-80obr2022系は毎月の供給数が15両と判明しているので割合の増加は分母の減少を意味します。まだT-80の統計しか出ていませんがT-72の統計も発表されれば同じようなグラフになるでしょう。T-80は損失の割合が全戦車の中でも1年を通して変化が少ないことが他の統計から判明しているので比較資料としても優秀です。
リンク
ずっと喧伝され続けている「専門家」の枯渇論は西側のプロパガンダに過ぎないと認識しております。
開戦直後にも「ロシア軍は侵攻2ヶ月目に入った時点でミサイルの7割が枯渇した、もうロシア軍はミサイルを撃てないとか散々言われてましたが、その後もロシア軍はペースを落とす事なくミサイルを撃ち続けてますから。2ヶ月目開始時点での消費が7割なら今までにロシア軍は通算210割くらいのミサイルを撃っている計算になりますね。
まさか彼ら「専門家」が本気でそう言っているのであれば、軍事専門家職の信用の失墜はとんでもない事になりますが。
なんつーかそこら辺の誰でもなれそうよね軍事専門家て
実際、肩書きは信用度と比例しませんね
最近の動向見る限りですが
ロシア軍がローテーションを組んで波状攻撃しているというのが本当なら、徐々に疲労は蓄積されていくとは思いますが、なかなか目に見えて衰えるというのは無いと思います。
現在はウクライナ軍が劣勢で特に人手が足りないというのは戦況図からもウクライナ側からのレポートでもわかります。つまり、部隊みんなで「ウラー!」してきても酷いお迎えを受ける可能性は少ない訳で、やればやるほどそういうルーチンワークに慣れるでしょう。戦場の空気に慣れ、命令で攻撃して、命令で報告し、命令で退却する事に慣れる訳です。そしてロシア軍の方が平均的に言えば若い。
こうなると回復も兵士としての成長もウクライナに比べると速やかになされます。単に数の違いと言うだけでは無く、このマネジメントの方向性の違いが大きな差になってきていると思うんですね。ロシアの比較的若い兵士達は疲労もあまり深刻では無く、戦いになれて成長していく。一方ウクライナの兵士達は年配の人と基礎訓練もろくに出来てない若い兵士の組み合わせが多い模様で、なおかつ疲れても交代できないことが多い。これではどうなるか明らかです。
何度も短い時間で出撃する事で戦場に出る事をあまり恐れなくなった兵士達は身心に対する負担も少なくなりますが、これを繰り返すほどウクライナが劣勢になるので余裕は色々な意味で大きくなっていくでしょう。
そういう訳で「むしろ激しさを増す」は俺としては実は予想通りだったりするのですがどうもそうなってる。
ウクライナにとって更に絶望的なのは「ロシアには戦場の空気に慣れてドローンや新しめの装備に習熟した比較的年齢の若い兵士が増えた」って事自体です。それが何が問題かというと、「援軍はやってこない」って事です。金で引っ張れる傭兵は幾分来るかも知れない。なんなら噂されるISのテロリストソルジャーも来るかも知れません。しかし、今のロシア軍相手にNATO正規軍が出撃する事は絶望的です。誰がこんなの相手に戦いたいのかという話です。
要するに、NATOは参戦しないという事です。ほぼ確実に。