DEEP STATEは異例とも言える1日2回目の戦況報告を発表、前回報告で指摘していたドネツク州ロズヴァツケ周辺でロシア軍が1km以上も前進し、第31機械化旅団の兵士が高台陣地に取り残されたままならロシア軍の大釜から脱出するのは困難だろう。
第31機械化旅団の兵士が取り残されたままでDEEP STATEの報告が正しい場合、もはやロシア軍の大釜から脱出するのは困難だろう
DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク方面について23日夜「ロシア軍がプロレスから線路沿いに前進した」「ロシア軍がプロレスの南で前進した」「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ集落内で支配地域を広げた」と報告し、ロズヴァツケの南にある高台方向で戦うウクライナ軍部隊が「包囲の危機に晒されている」と警告した。
DEEP STATEは「プロレス方面で戦う第31機械化旅団の第1大隊と第3大隊の兵士から訴えがあった。ロシア軍はロズヴァツケの南にある高台を確保してイワニフカに向かおうとしている。第31旅団の兵士らは現在のリスクと起こり得る結果を大隊長に報告し、大隊長は兵士らの主張を支持しているが、旅団司令部は最後の1人になるまで敵に包囲されそうな高台陣地の保持を望んでいる。我々は皆、ゼニト要塞保持に固執してどの様な結果に終わったかを覚えている。正しい決定が下されて兵士の命を救われることを望んでいる」と報告していたが、異例とも言える1日2回目の戦況報告を発表。
DEEP STATEは24日朝「ロシア軍がロズヴァツケからティモフィウカ方向に前進した」「線路沿いからイワニフカ方向にグレーゾーンが伸びた」と報告、DEEP STATEの戦況報告は基本的に24時間間隔で、急速な事態の悪化(最近だとアウディーイウカを巡る戦いの終盤戦やオチェレティネ突破時など)がある場合にのみ短時間で複数回の戦況報告を発表するため、ロズヴァツケ周辺とプロレス周辺の状況が「急速に悪化している」「何か致命的な問題がある」と示唆している。
まだロズヴァツケの南にある高台陣地に第31機械化旅団の兵士が取り残されたままでDEEP STATEの報告が正しい場合、もはやロシア軍の大釜から脱出するのは困難だろう。さらにロシア軍の攻撃はヴォフチェ方向、イワニフカ方向、ゼランヌ方向に伸び始めており、一向に食い止められる気配がない。
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※アイキャッチ画像の出典:31 окрема механізована бригада
これは総司令官があの人に代わったから?
救援もしないなら全軍の士気が下がるだけだと思うが。
一応告発の内容見ても救援そのものは来ているっぽい
少人数で全く足しになってないようですけど
まあ根本的にもう兵力が尽きてきちゃったんでしょう
ボグダンさんが最新の動画で話していましたが、停電で経済活動が麻痺してどこも開店休業状態なのに求人倍率は物凄いことになっているそうです。
働き盛りの男たちが動員で軒並みいなくなってしまったからだと。
動員逃れの横行で兵士が足りないなら動員令の整備でなんとかなるかもしれませんが、物理的に存在しないとなるとまさに「無い袖は振れない」状態。
期限までに登録したのは対象者の半分だったみたいだね。
半分は罰則受けてもいいから登録すらしないということ。
さらに登録した人に赤紙送ってそれにどれ位が応じるんだろう。
ゼレンスキーも停戦を言い出してるのに、今から言って死ぬ意味ないって思いそう。
後もう少し逃げ回れば戦争終わるという方向に希望を持つ。
前の記事でもコメントで書きましたが、撤退するならもっと早く段取っておかないといけないケースです。
ここから今更撤退命令が来ても敗走の潰走にしかなりません。判断が遅れたのがいけないのか、それとも別に戦略的な理由があってここで数日の時間稼ぎが必要なのかは分かりませんし、戦後の研究者の判断を待たねばなりませんが。
なんにせよ,西側の支援が届いているはずなのに前線ではウクライナが押されまくっているのはちょっと不思議です。
まだ全部は届いてないのかもね。
アメリカから海路、陸路だと数ヶ月かかるとか
それ米軍の兵站能力終わってるやん
ウクライナ「武器はまだか!」
米軍「サマーバケーション終われば送るぜ兄弟」
人がいないんじゃー支援が届くとか届かないとかのレベルの話じゃないような
砲弾やミサイルを地面に置いとけば勝手にロシア軍を追い払ってくれるわけじゃあるまいし
またネットの内ゲバ告発で
無能司令官の吊し上げが始まる
実は必死に前線を維持していた司令官を無能と告発して追放した結果、より状況が悪化したのがこの結果・・・なんて事じゃ無ければ良いのだけれど。
無能と軍を追放された司令官、後方でスローライフを無双する
攻撃側は防御側の3倍の力が必要だと言うけど、そんなん関係なしにウクライナ軍は撤退するので一杯一杯って感じなのは、前線を延ばされて迎え撃てる力を分散されてるからなのは間違いないし。
最近は特に突破を安易と許してしまってるから、司令官への前線からの不満がリークされまくってるのを見ても本格的な末期症状が出始めてるっぽいね。
せめて、どこか一つでもロシア軍を押し返せてれば話は変わってくるけど、工場内にいるロシア軍を包囲したと言われてるボウチャンスクですら一ヶ月以上も進展なしだと、クリンキやロボティネやウロジャイネと同じ末路を辿る可能性が高くなってきてるのも間違いない。
ボウチャンスクについては川の南にロシア軍を来れないようにするという意味では成功してるのかもだけど、全ての戦線で負けて膨大支援をしてもらってるのに「支援が少ないせいだ」と周りのせいにしてたら全土奪回なんか夢のまた夢だし。
オレンチュネの時は側方防御を担当していた郷土防衛隊が圧に押し負け後退しそのまま戦闘から離脱した為。
今回はプロミスそのものを防衛していた歩兵部隊が独断で集落を放棄し戦闘から離脱した為。
状況が多少違えど一部部隊の独断後退が原因の突破を第47機械化旅団が対応するも失敗したという防衛線崩壊の過程があまりに近似しており驚愕としか表現しようがありません。
また完全包囲下に置いて死兵として抵抗されるよりも半包囲下に置いて困難な後退を強要するのがロシア軍の常套手段でありここまで大胆な包囲機動をしているのも気になる所です。
もしこれがロシア軍の何らかの変化の兆候なら浸透戦術が実施されたバフムート戦以来の事かもしれません。
衛星画像をみると、プロレスからT0504へ向かう道路脇にも、防衛陣地のようなものが2つ道を挟んで並んでありますので、それも含めて半包囲を狙っているのかもしれません。
>もはやロシア軍の大釜から脱出するのは困難だろう
ロシア軍はウクライナ軍と違いジュネーブ条約を順守して捕虜に水と食料と医療を提供してくれるでしょう。知らんけど。
民間人の捕虜でもガリガリになる待遇だからなあ。
日本軍みたいに食料がないわけでもないだろうに。
結局ウクライナの方が補給線が長いのが問題なんだろね。
アメリカ、西欧で作っても補給に黒海が使え無いから大規模物資が鉄道になるし各国鉄道の狭軌の企画も違う。
ボルチャンスクはウクライナが押し戻されてるみたいで
リプシも牧場からウクライナ軍が追い出されたみたいですね、
司令部の意に沿わない形で戦線離脱した部隊が原因で生じた突破口を第47機械化旅団が対応するも失敗し防衛線の崩壊が急速に波及していく。
切っ掛けになった部隊が圧に押し負けて後退したか戦いもせず逃げたかの違いはあれどオレンチュネ失陥と事態が近似し過ぎててどうして…という感想しか浮かびません。
ロシア軍の方は、半包囲ではなく完全包囲を狙った機動をしているように見えるのが興味深いですね。
完全包囲下に置いて死兵として抵抗されるよりも半包囲下に留めて厳しい撤退戦を強要してきた今までのロシア軍の戦術から外れており今後数日の推移に注目したいですね。
すみません
ラグでコメントが反映されなかった為、似たような内容を二度送信してしまいました
西に寄っていくほどNATOの偵察が捗るのを嫌っての変化かもしれません。
いまだに維持してるボルチャンスクの部品工場の包囲はガセっぽいけどこっちの包囲はガチっぽいな
ウクライナ軍ついに女囚も使い出したってよ
日本人義勇兵2名が脱走したらしい
女囚という文字を見ると反射的に「さそり」と連想する老人。
NATO基準とおだれられ
(兵員を)割いてみせれば散らされる
ウクライナは死傷者が多すぎて
ろくな指揮官が残ってないんじゃないのか
意味不明な死守命令ばっかりやん
本日もロシアの進撃停まる気配まるで無く進撃速度も上がってきてる状況と、政治的理由もあるので今の前線死守という感じなのだろうけどこの防衛の仕方ではもはやロシアに数キロの突破すら許し旅団包囲される事態とまるで歯が立たないことがわかりきっているわけであるから、以前ロシアが行ったように相当後方防衛陣地までなけなしの武器や物資放棄してでも兵員全員撤退し戦線を整理し徹底防御して時間稼ぐしかない様な気がするが、問題は現状時間はロシアに有利に働きそうなのと、どのラインまで下がるかやそもそも後方に防衛陣地あるのか、下がって防衛したとてロシアに突破される可能性大な気もするので結局は早めにロシアと交渉するが吉なんでしょうね。
後方に有力かつ各防御陣地の連携が取れ兵站も問題がないような防御陣地群があればそこに逃げ込みたいところでしょうが、ウクライナにはそのような防御陣地群はないのでしょうね。
このあたりは予想されるウクライナの反転攻勢に対して防御計画を立て時間をかけて防御陣地群を構築したロシアと、反転攻勢失敗後の成り行きで防御に回らざるを得なくなってしまい陣地構築が追いつかずなんとか地形を活用して縦深防御風に戦っているウクライナの差が如実に現れていますね。
ウクライナ軍、プロレスの陥落もそうですが、この方面で急速に崩れ出したようにも見えます。
1週間程度たてば、どの程度の崩れ方なのか分かりそうです。
ウクライナ軍、ポクロウシク方面の予備隊が、枯渇しているのかもしれませんね。
追記です。
ボグダンさんが、Youtubeで先ほど配信している内容を拝見しました。
インフラが、ボロボロになっており、生産力にも影響がでていると考えるべきかもしれません。
停電が特に酷くなっており、1日20分しか供給されていない地域もあり、深刻な影響がでているようです。
(4.12~)ステファンのお家とかはもうほぼほぼ電気なくて。
昨日ね1日間で電気が供給された時間っていうのが20分ぐらい。
だからもう5分7分電気がつけばいい方だから、ずっとね家から出て車つけてその中でエアコンでちょっと過ごしたりとかでね。
あのモールとか映画感とか、涼しそうなとこイメージするじゃないですか。
そういうとこ行ってもエアコンも全部切れてるんですよ。
あのエアコン切れてなくても最低限のエアコンしか回してなかったりとかして。
なんか発電機がもうねあの壊れちゃったりとかしてもう全然動かないっていうところがあったりとかして。
今、水不足も起きててあのま僕の家もそうなんですけど電気消えた後最初の30分間って泥水しか流れないんですよ。
(2024.07.24【最高気温45℃】夏の停電がかなり深刻です… Youtube)
上としては前線部隊を撤退させるつもりはなく全員戦死するまで時間を稼げということなんでしょうね。
アウディーイウカのように組織的な脱出が不可能になっていることを見届けてから形ばかりの撤退指示を出すかもしれませんが…
何にせよ稼いだ時間で何らかの効果的な手が打てるといった兆候は見られませんし、時間稼ぎ自体が目的の時間稼ぎであろうことが見て取れるのが救いがないと言わざるを得ません。