ウクライナメディアのRBC-Ukraineは「本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?」と疑問を投げかけたが、Economistも「依然として東部戦線の状況は厳しい」と報じ、取材に応じたウクライナ人兵士も「我々の損害は甚大で派遣された増援部隊が3日間で全滅した」と明かした。
参考:Danger in Donbas as Ukraine’s front line falters
もはや人間の命や死は悲劇ではなく統計に過ぎない
ウクライナメディアのRBC-Ukraineは「本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?」と疑問を投げかけ、取材に応じたウクライナ人兵士は「敵の前進が鈍化した、状況が安定してきたという誤解を与えるべきではない」「前進ペースが落ちたことはポクロウシクを巡る戦いの開始を遅らせただけで、敵にポクロウシク占領を断念させたわけではない」「現在のポクロウシクはバフムートやアウディーイウカに対する攻撃前と同じように大砲で激しく砲撃されている」と述べたが、Economistも「依然として東部戦線の状況は厳しい」「兵士の命と領土を時間と敵のリソースと交換しているだけ」と報じた。
“過去2ヶ月間、ロシア軍はクラホヴェの北西に位置する物流拠点=ポクロウシクへの攻撃にリソースの大半を注ぎ込み、ウクライナ軍は表向き「同方面の軍事的圧力を軽減する」という目的でクルスクへ侵攻したが、ポクロウシク方面の攻勢は驚くべき速さで進み加速した。先週にウクライナ軍が反撃を実施したことで戦線は安定したように見えるものの、取材に応じたウクライナ人兵士は「ロシア軍がクラホヴェの北と南のより広い前線に沿って戦力を再編し、我々を包囲しようとしている」と語り、戦闘の中心はクラホヴェから約15km離れたウクライナスクとハリツィ二フカに移っている”
“ウクライナスク近郊を拠点とする第59機械化旅団の兵士によればウクライナ軍の損害は甚大で、第71独立猟兵旅団から派遣された経験の浅い歩兵部隊の増援について「3日間で増援の100人が0なった」「逃亡する者いれば倒れた者もいる」と述べて全滅したと語った。但し、戦いは一方的なものではなく戦車や歩兵の反撃でロシア軍も幾らか後退を余儀され、最終的にセリダブ近郊の南地区から撤退した。しかし状況は依然として不安定でロシア軍はポクロウシクに通じる道路の制圧に集中している。この兵士は「我々が戦っている所が最後の守りで兵站部隊も塹壕に放り込んだ」と述べた”
“ポクロウシクよりも南で戦う兵士は敵に包囲される危険があるものの、まだ切羽詰まった状況ではない。それでも戦いを支える兵站には明らかに変化が生じている。クラホヴェの人口2万人は5,000人まで減り、燃料トラック、補給車輌、司令部も街から離れた。そのため補給は迅速でなくなり、迫撃砲弾やジャベリンを手にいれるのに最低でも半日はかかるようになった。さらに負傷者の移送はもっと複雑だ。戦場の近くには野戦病院があるため重症者の容態を安定させることはできる。しかし主要道路が寸断されているため後方の病院に辿り着ける者は少なくなっている”
“ロシア軍の攻勢はポクロウシクからヴフレダルまで広がっており、ウクライナ軍兵士は「敵が予備戦力で東部戦線の攻勢を強化した証拠」と考えている。大統領旅団第21大隊の砲兵中隊を率いる指揮官も「活発な前線が広がったことで敵には選択肢が増えた」「ロシア人は数的優位を活かして防衛ラインの隙を見つけ攻撃に適した場所から攻めてくる」と述べた。さらにロシア軍はドローンと電子戦でも優位性を維持している。特に偵察ドローン、攻撃ドローン、大砲、航空機を連携させた索敵・攻撃システムでロシア軍の優位性は顕著だ”
“第68独立猟兵旅団の指揮官は「ロシア軍の航空戦力と砲兵部隊はほぼリアルタイムで反応できる」「動いているものは直ぐに発見されて破壊される」「そのため戦車は前線から離れた後方でほぼ静止した砲台として使用されている」と語った。第79独立空中強襲旅団の兵士も「我々の弱点は人員不足と弾薬不足という非常にシンプルな方程式から生じている」「米支援が止まった2023年10月からの半年間を乗り切るため大量の歩兵を投入するしかなかった」「この過程で大量の熟練兵を失い、この問題を動員計画の失敗が悪化させた」と述べ、同旅団が2024年に失った兵士の数についても「過去18ヶ月間で失った数より多い」と見積もっている”
“ウクライナ軍兵士にとってポクロウシク周辺での反撃は希望をもたらしたものの、多くの兵士は慎重な立場を崩していない。あるウクライナ人兵士は「このゲームを続けるための鍵は兵士を大切に扱うことで、ロシア人と殺し合いで勝負しても勝てない=領土にしがみつくのではなく柔軟なアプローチの採用という意味」と話し、第79独立空中強襲旅団の兵士も「ウクライナはロシアに有利な条件で戦い過ぎているのではないかと考えている」「最悪なのは我々全員が死に慣れすぎてしまったこと」「もはや人間の命や死は悲劇ではなく統計に過ぎない」と述べた”
本当に極少数の海外メディアで「ウクライナ東部戦線やポクロウシク方面に対する楽観的な報道」を見かけるが、ウクライナメディアや海外の主要メディアは「依然として状況は厳しい(2023年の反攻作戦が失敗に終わってから状況が厳しいという姿勢に変わりがない)」と伝えており、管理人が目を通す範囲のウクライナメディアで提灯記事のような報道(大統領や軍高官の発言を報じるものを除く)は本当に見かけたことがない。
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※アイキャッチ画像の出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка
開戦当初だとウクライナは絶対善みたいな感じだったのに変わってしまいましたね
(私の知人も当初はロシアが全部悪いと言っていましたが、最近はまだ戦争してたんだみたいな程度になっていました)
この記事に出ている兵士の方々のように、前線で戦う人達は祖国を守ろうと奮戦しています。その志は紛れもなく、崇高なものだと思います。
反比例するように、ウクライナの“政府”=“ゼレンスキー政権”のやり方が無責任かつ汚すぎる。蔓延る汚職、欧米は支援を寄越して当然という態度、都合の悪いことは全てロシアのせい、兵士を使い捨てる無慈悲な死守命令、政治的成果に固執するロボティネやクリンキー、挙句の果てにクルスク侵攻の暴挙。
ウクライナの政権の問題点を挙げれば枚挙に暇がないですが(未だにポーランドに謝罪していないことなど)、ゼレンスキーが大統領であり続ける限り、今の政権が続く限り、失われた前線の兵士の命が報われることはないでしょう。
>欧米は支援を寄越して当然という態度
この原因は不当なまでの自己評価の高さに起因するのでしょう
キエフはスラヴ圏においてはマストな存在であり高い格を有すると言っていいでしょう
でもその価値観は西欧にとってはまったく値が付くものでは無い「地方人のどんぐりの背比べ」
この現実を受け入れられるようになるまでロシアを削る駒として踊らされ続けるのでしょうね
キエフの何が高い格を持っているのですか?低いものではないとは思いますが。
またキエフの地なのかコザックなのかも不明です。
イメージ的には、キエフ=京都、奈良だと思うと分かりやすいと思う。 ルーシーキエフのルーシーがロシアの語源だから。モスクワは東京みたいな感じ。東日本や東海を支配したところで、京都抜きなら日本の支配者として微妙になる。
歴史的にも東方正教会的にも大変格が高い。 コンスタンチノーブルが陥落して以降は、キエフが中心になった。
ロシア人はモンゴルに敗北したので、長い間、微妙な立場。ロシアの正教会としてはキエフは欲しい。
日本はロシア正教会の下だけど、キエフのあるウクライナの下か、独立する可能性がある。
欧米が革命やら内政干渉しまくってロシアとトラブルってるんだから。欧米が責任とってウクライナを支援するのは、当然だと思う。 ウクライナはバランス派が多数派だけど、欧米の支援を受けた勢力に革命で倒される。民意が反映されない体制だ。 ウクライナ国民に責任を問うのも難しいと思う。
他責主義の他力本願で草生える
世論は信用できないものですね。
中国の話ですが、宋美齢が幅を利かせていた頃の台湾は彼女の反日活動も影響して反民主主義国家と見られていた一方で大陸こそがが新しい民主主義国家という評判だったといいます。
今は実際それが逆になっただけでなく、最初から大陸は反民主主義国家で台湾は親日の民主主義国家であるかのような認識が作られている印象があり不思議な感じがします。
記事内の兵士が言ってる通り兵士の命を代償に時間と土地を守っているのが現実ですよね。
その稼いだ時間を停戦交渉などに使うわけでもなくクルスクに攻め込んでますし…。
政府や軍は遺族や散っていった兵士の墓の前で立派にやってると言い張れるのでしょうかね。
こころなしかクラスノホリウカ、ネベルズケ、ハリツィニフカの三角形のエリアにウクライナ軍の不健全さが見える気がします。
確かに取られたらヴォフチャ川東の村が残っていてもヒルニクとクラヒフカまで危機的になってしまいそうですが、それでも時間の問題でしかないというか
よく言えば粘り強いとも言えるんですが、それでも何かしらの代償を支払っているようにしか見えず、精神論的な影が見え隠れしているように思えます。
泥濘期までの時間稼ぎならそれほど悪くない撤退計画かもしれませんが、それをロシア側に見透かされてあえて本腰を入れてないようにも見えます。
カルリブカ防衛部隊が、壊滅状態で後退して、指揮官が懲罰(後に撤回)されていたのが不思議でした。
ウクライナスク近郊で、増援100人が0人になるような戦いを行っていたとの内容を見て、ウクライナ軍の南ドネツク防衛戦術なのだと納得致しました。
ウクライナ兵に1万人以上の脱走しており、士気低下しているという記事もでていますが、増援100人がすぐ全滅するような戦い方をしているのであれば脱走するのも理解できます。
>「3日間で増援の100人が0なった」「逃亡する者いれば倒れた者もいる」と述べて全滅したと語った。
>ウクライナ議会によれば、検察は2024年1~4月だけで、役職を放棄したり脱走したりした兵士約1万9000人に対して刑事手続きを開始した。ウクライナでは軍や治安部隊に100万人あまりが所属しているが、検察が刑事手続きを開始した対象には前線から遠く離れたオフィスで働く人たちも含まれる。
>これは驚くべき数字だが、おそらく不完全な数字である可能性が高い。複数の司令官によれば、多くの将校は脱走や軍務放棄を報告しておらず、罰を受けずに自発的に復帰するよう説得することを望んでいる。
(2024.9.2 侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領 航空万能論)
(2024.9.9 人員・装備で劣るウクライナ軍、士気の低下や脱走も悩みの種に CNN)
さらに初期の脱走は無罪らしいですね。多すぎて取り締まる側がパンクするとか
国家間戦争・消耗戦は大変だなと、どれだけ脱走兵が出ているのでしょうね…
脱走兵の問題は随分前から言われてましたものね。
まあ、無理矢理徴兵された人はやる気も無いし、死にたくないから逃げるのは分かりますけど。
何かウクライナ軍には最大20万人の脱走兵がいるって話もありましたし、本当なら動員してるのに死傷者数以上に人手不足になるのも分かるんですが。
仰る通りです。
全滅するような戦況・戦い方で、兵士個人1人の出来る事はないでしょうし。
上司に賄賂・休暇を獲得、そのまま帰ってこないという話しもありますから、厳しそうな現実を感じますね。
人手不足、仰る点が裏付けられているようにも感じてしまいます…。
「米支援が止まった2023年10月からの半年間を乗り切るため大量の歩兵を投入するしかなかった」
「この過程で大量の熟練兵を失い、この問題を動員計画の失敗が悪化させた」
2023年10月といえば、ちょうどアウディーイウカへの攻勢が始まった時期。確かにあの頃から、特にアウディーイウカ周辺でウクライナの兵士の死者数が増加していった覚えがあります。
2024年2月にアウディーイウカが陥落してから、4月23日頃のオチェレティネの崩壊、7月20頃のプログレスの崩壊と二度の連隊単位での持ち場放棄が起こり、8月末にはポクロフスクが砲撃の射程に入るまで迫られた。
東部戦線の一連の流れで考えると、今前線にいる兵士の苦悩、絶望感は想像を絶するでしょう。肝心の最後の予備戦力はクルスクにに留まり続け、まとまった援軍が期待できないのですから。
米国の支援が停まったのは、ちょうどガザ侵攻の開始時期と重なる。あれでウクライナ支援も細り、米国の二重基準により大義も怪しくなって、結果だけ見るとロシアに益するところが大きかったように思える。
ウクライナは、イスラエル支持表明が、世界有数の早さだったんですよね。
日本外交が、中東の顔を立てて曖昧にやり、上手く立ち回ったのと大きな違いを感じています。
>ゼレンスキー氏は7日、ハマスによる越境攻撃の直後にそんな声明を出した。同日夜のビデオ演説では、ウクライナもロシアの「テロ攻撃」を受けているとして、イスラエルへの共感を表明。
(2023年10月25日 苦境のゼレンスキー大統領「イスラエルと連帯」 関心低下を恐れたか 朝日新聞)
共和党がゴネて支援がストップしたのが本当に痛すぎた
他国の支援頼みで戦争をすることの最大の怖さですね。
根本的に“他人事”の人々に自分の心臓を握らせるようなもので、ウクライナの前線の兵士からすればアメリカ議会の鈍重さは憎悪すら掻き立てるものだったでしょうが、そのアメリカの兵器頼みで自分達は戦争をしているという現実が重くのしかかる。
結局のところ、自分達の利益にならない、都合が悪いと判断すれば、南ベトナムやアフガンでそうしたように、アメリカはウクライナを損切りして見捨てるでしょう。また、イスラエルやスエズ運河のフーシ派のこともありますし、ウクライナだけに何時までも構っていられないという現実も出てきます。中国と台湾、フィリピンも懸案事項です。
他国の支援頼みで戦争をすることの怖さ・・・
本邦も耳が痛い話です・・・
この期に及んで「少数精鋭のウクライナ軍がロシア軍の人海戦術を西側のハイテク兵器で凌いでいる」といった何周遅れかわからないナラティブを垂れ流しているメディアやインフルエンサーは一体何なのだろう?
一般人でもデータを見ていれば「火力に勝るが数で劣るロシア軍をウクライナ軍が兵数で遅滞、すなわち血で土地を保ってきた」のは明らかだとわかるのに…
見たくない現実から目を背けるのは我が国の常套手段ですし。
そうやって少子高齢化も国力衰退も視界に入ってるのに、見たくないから問題を先送りして後世託すとか言ってる。
最近の「少数精鋭」って言葉自体、一般の企業でも人手不足なのを誤魔化している言葉ってイメージが強いですからね。
訓練不足の徴募兵がすぐさま精鋭になるなんて事はないですし、熟練兵が大量に減って全体的に素人の徴募兵の比率が多くなっている状況なのですから、本当の意味での精鋭もごく少数になっているのは事実でしょうね。
「アットホームな戦場です」
「若手士官が活躍!」
「成長できます(生き残れれば)」
「未経験者大歓迎」
「やりがいがあります」
もはやブラック企業の謳い文句ですね
不謹慎ながら「アットホームな戦場です」はさすがに草
腹よじれました
宇宙犬さんのおっしゃる通りと思います。
基本的に、ロシア軍は砲爆撃の優勢を生かした戦い方をして、ウクライナ軍は兵士の数を生かした戦い方をしていました。
しかし、そのためウクライナ軍は兵士の損失の多さと動員力の低下によって、最近では兵士の数が減っています。現在では、兵士の数はロシア軍より少し多いくらいになっていると個人的には推測しています。
砲爆撃は、時期によって比率は違いますが、最初からウクライナ軍はずっと劣性です。しかし、最近ではウクライナ軍の兵士の数の優勢がなくなってきているのです。これが、全般的にウクライナ軍が圧されている原因です。
(もちろんロシア軍にも損害は出ていますし、ウクライナ軍の部隊の粘りや強さの原因とか逆のベクトルのこともありますが)
もう1つの理由は、ロシア軍は現場の改善力が高いように思われます。この記事でも、ロシア軍の情報の対応力がリアルタイムになってきたと述べられています。
例えば、イスカンデルの運用も従来は中央がやっていましたが、現在は各旅団レベルで運用するようになったようです。目標の選定・攻撃が早くなっています。
例えば、ゴルフカートやオートバイなどの使用も日本のブロガーらにはさんざん馬鹿にされていました。しかし、現場の工夫で実際に有効性があって、広まったわけです。
ロシア軍組織は硬直した面も見られますが、現場の運用は意外に柔軟性があるように思います。
クルスクが始まる前は「そろそろ停戦に向かうのでは」という雰囲気もありましたが、クルスクとここ最近のロシア都市部へのドローン攻撃もあって、とてもじゃないですが停戦という空気は無くなったように思えます
ポクロウシクに増援が入ってもすぐに損耗してしまう状況なのであれば、ウクライナ軍は援軍を送り続けなければならず、状況は悪化する一方に見えますし、ロシア軍も諦めるような気配がありません
一体、いつになったらこの戦争は終わるんでしょうかね
停戦に向けての努力はどこにいったのやら
ショルツ首相は地方選挙の結果もあってか和平についての発言をしていますが、肝心のウクライナや他の西側諸国からは停戦というのは感じられませんね。
金曜日にバイデン大統領とスターマー首相が長距離攻撃兵器の制限解除について協議する予定というブリンケン国務長官の発言がありましたし、眉唾ですがトルコの情報機関の話としてJASSMはすでにウクライナへ供与済みであり10月7日のプーチンの誕生日にロシア領土への攻撃を計画をしているという話もありました。
停戦どころかさらにエスカレーションしていくとしか思えません。
停戦努力は毎度ゼレンスキーが踏み荒らしているよ
イスラエルとハマスですら報道がある度に、双方に何かしら戦闘をやめるよう呼びかけがあるのに
この戦争に限ってはそういう声が一切ないのは呆れますよ
「同旅団が2024年に失った兵士の数についても「過去18ヶ月間で失った数より多い」と見積もっている」ここを見て『日本軍兵士』の絶望的抗戦期を思い出しました。 日本軍の犠牲者の9割が1944年の以降に発生したというもので、敗戦必至ながら抗戦を続けたため犠牲者数が跳ね上がったと。ウクライナはまだ前段階の戦略的守勢期に当たると思いますが、ここでも日米の戦力差はどんどんと拡大していきました。状況はウ・ロ戦争とは全く異なるので当てはめるのは難しいとは思いますが、引き際を誤ったサイパン島陥落以後の日本軍のような道を辿らないようにと祈るばかりです。
いくらゼレンスキーが誇大妄想狂だったとしても、さすがに旧日本軍の上層部より無能だとは思いたくないですね
ウクライナ軍の参謀や将官も、ゼレンスキーの腰巾着はいるでしょうが今のところは旧日本軍の将官ほどの無能はいません
し。
部隊を撤退させた指揮官の懲罰も撤回されてます。
ただ、クルスクは一歩間違えればインパールになりかねないので、本当にここが瀬戸際だと思いますね
ゼレンスキーには本当に諦めてほしいと心から思います。
クルスク攻めのシルスキーも、
反転構成失敗のザルジニーも
兵法のセオリーを無視して
兵力を分散投入して失敗してるし
指揮官としては無能カテゴリに入ると思う
>ロシア軍の航空戦力と砲兵部隊はほぼリアルタイムで反応できる
リアルタイムというのは流石に大袈裟で、10分を切るかどうかぐらいだそうですよ。リアルタイムに見えるのは、実はその前から目をつけられて監視されてるんですね。
ただ、戦争前は目標を発見して上層部に報告して、そこで夕方の会議の議題になって明日の攻撃計画に組み込まれて。そこから空軍に依頼をかけて、いや明日はメンテがあるから明後日にしてくれと言われて再度攻撃計画を組み直して、全部隊に伝達。
とかやってたから目標発見から着弾まで丸2日かかってたそうです。
それがまあ、2年も命がけで戦争やってると、10分で連絡から砲撃やイスカンデルの発射ができるようになったとのことで。
人間、命がかかると凄い力を発揮するもんですね。
情報ありがとうございます、勉強になります。
ドローンによる監視・着弾動画、なぜ大量に撮れるのか情報伝達が不思議だったのですが、とんでもない事になってますね。
ほぼ迎撃不可能なうえに、精密攻撃もあるわけですから、ウクライナ軍前線兵士の士気低下も理解できます…
内通者から軍議の場所を通報されて、すぐにイスカンダルで高級士官をまとめて爆殺できるレベルですからねえ。
大変有益な情報ですね。戦争初期の露軍との違いが明瞭です。
NATOが本格参戦しても、風説の露軍壊滅どころか逆に侵攻軍が壊滅になりそうです。
宇露戦争が停戦しても、露の戦闘意欲旺盛な連中や軍需産業が更なる拡大を仕掛ける可能性を感じます。猛火を灯してしまった代償として、次にどの国が狙われるか考察した方が賢明かもしれません。
「我々の弱点は人員不足と弾薬不足という非常にシンプルな方程式から生じている」非常に理解しやすく明確な解答ですね。
クルスク侵攻している場合では無いのだけは確かな所か。
最近日経の社説で「クルスク侵攻の成功を、ウクライナからロシアを全面撤退させる好機とせよ」と論じているのを見て我が目を疑いました。武器や情報で支援している西側の軍人や政府関係者がポジショントークするのはまぁ分かるんですけど、このタイミングでメディアがそれを掲載するか、という感じです。
西側諸国の応援者はもっともっと武器支援をして徹底抗戦しなければと言うのかもしれませんが、それこそロシアが言うように「最後のウクライナ人になるまで戦わせる」ことにならないか心配しています。
[社説]ロシア撤退を引き出す好機に:日本経済新聞
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この記事は本当にAIに書かせたほうがマシやろ。『クルスク侵攻がロシア撤退の好機』とか言ってるけど、現実的に見たらクルスク州でウクライナが一時的に進展したものの、ロシアはすぐに反撃に転じている。事実、ロシアの補給路は健在で、兵力も後退どころか増強されてる。さらに、ロシア国内の支持率も下がってるどころか、ほぼ横ばいだし、完全に撤退する兆候は見当たらない。こんな非現実的なシナリオをメディアが煽ってどうするんや?
前に兵士が足りないからってドローン部隊を塹壕に投入してたよな?
ドローン戦でロシア優位に傾いた原因って・・・ (兵站部隊を塹壕に投入する判断も同じような結末になりそう)
ドローンがないならそうなるでしょ。
恐ろしいのはモスクワにドローンが飛んできたらプーチンの権威が失墜してロシア国民の不満でプーチン政権が崩壊すると思っている日本人がいて
それがSNS等の有象無象ならともかく専門家や有識者の看板を持ってる人が言って大手メディアが報道していることです
いや、プーチンは国民を監視して恐怖で支配している独裁者の設定じゃなかったの?ドローンが飛んできた程度で崩壊する独裁者ってなんだよ???
私が仕事で関わったことあるロシア人は普段は静かな人なのに自分や仲間が攻撃されたと感じたら秒でキレて殴るような人でしたので
ウクライナに核落とせみたいな方向性で怒ることは想像できてもプーチンに怒りの矛先が向くとは想像できません
昔、戦略爆撃論という考えがありましてB-17の様な大型爆撃機でベルリンや東京を爆撃すれば市民はパニックになり暴動が起きて政権は転覆、火力戦などという金も時間もかかる戦術を採用しなくてもスマートに勝てるという考えがあったのです(戦間期のいかにして火力戦を回避して勝利するかという命題の英米版の回答、日独は機動、ソ連は回避しない)
勿論2024年に生きる私達はこれは誤りであり1944年になっても暴動など起きず、生産も大して減少せず、結局膨大なコストを掛けて歩兵が首都を占領するか占領が非可否である状況に追い込むという伝統的方法以外の方法は存在しないという当たり前の事を再確認するに終わったのですが
管理人さんは海外メディアの記事でも楽観的なものはないと言いますが、何故か日本で手に入る記事は楽観的なものばかりなんですよね、
インフルエンサーもみなウクライナ大勝利としてます。
ミリタリー系のまとめサイトも多くはそうです。
(コメ稼ぎでどっちも煽るような所は除く)
ロシア有利なんて書こうものなら削除されたり、アク禁されたりします。
それだけ、大本営発表が大好きな国柄なのでしょうね。
太平洋戦争の敗戦から学んだはずの教訓を、数世代を経て忘れたみたいです。
十年前のクリミア併合の時はそうでもなかったのです。
ウクライナのクーデターは最初は批判的にヤヌコの腐敗と汚職が原因としながらもデモではなく訓練されたもの達によるものとNHKも報道していた、ネットはクリミアの検察官可愛いというものだった。
それと比べると昨今は異常
あの時も新聞は朝日から読売までウクライナよりではありましたが(毎日がやや中立)
今はオールです。
個人的には物質的な不足よりもむしろシステム面での改善の乏しさが戦況不利の原因な気がしますけどね
ロシア軍は編成からして開戦初期のBTG編成とは全く違いますし、今もどんどん変化していっていて、それ故に偵察から攻撃までのサイクルがどんどん効率化していっているというのに、ウクライナ軍がそれほど変化できているようには思えません
クルスクでロシア軍の反撃
十数キロ押し戻したと
朝日の記事が出てたけど本当ですかね
冬まで泳がすと思ってたけど
事実であれば思ったより早かったな
本当にウクライナ軍がそれだけの距離を押し戻されてても、日本の自称軍事専門家とかは、ウクライナ軍には無理にクルスクを維持する気も必要性も無いから意図的に撤退した。とか言いそうですね。
ロシア軍は国境付近の街から奪還してるらしいので
ウクライナの突出部を根元から
切り取る動きを見せてるのかもしれません
80年前のスターリングラードも
脇を守ってたルーマニア軍の崩壊から始まったが
ウクライナの側面が脆弱だったとすると
かなりの失策ですね
今クルスクにいるウクライナ軍が、侵攻当初の精鋭部隊ならロシア軍を撃退することも可能かもしれませんが、陣地構築とかを担う工兵や二線級部隊が中心ならロシアの攻撃を防げないでしょう。
しばらく様子を見ないとわかりません。
露側の装甲車両がスナゴトの北から攻撃をしながら侵入し、集落全体で攻撃をしている映像が出てますね。
映像を見た限りでは侵入する車両に対して攻撃は行われておらず、ほぼ損傷なく集落内に入って行った様に見えます。
侵攻から1ヶ月が過ぎて、手元の弾薬も食糧も水も尽きている頃です。兵士の疲労も限界でしょう。
ロシア側は新しい空挺部隊が到着して攻撃を開始しているように見えますね。体力も気力も充分、しかも国防戦争ですから士気も高く。
多分まだ威力偵察段階だと思います。本格反攻はこの後でしょう。
軍事素人のただの感想でしかありませんが、ロシアはこの時を待っていたような気がしてきました。敵の疲弊と補給が細ったところを見計らっての反抗開始で、ここに至る迄にしっかり準備してきたように感じています。
(『大釜』をこのサイトで初めて知ったレベルの素人です。何の根拠もありませんし、頓珍漢な内容かも。もしそうならお目汚し失礼しました)
戦況図を見に行ってるとロシア軍の数百人が威力偵察?みたいに
ノヴォイヴァノフカに侵攻したと数日前から言ってて
ウクライナ占領地からグレーゾーンに変えてるんですが、その事ですかね?
ウクライナは包囲殲滅を試みてたみたいですが、FABやドローンによって
阻止されてたみたいです、戦況図の方によってはロシア軍は退却できたと
言ってますが、他は今もグレーゾーンを変えずに留まってるのではないかと?
今朝の戦況図では、ウクライナ軍が少し北に進軍したと言ってましたが
ロシア軍は滑空爆弾の3000迄使い相変わらず空爆を繰り返してると言ってました
100万動員したのに前線でのロシア軍との兵力差はすでに十倍とかいうニュースを見たのだけど、
一体どれだけこの二年で死傷者を出したのやら
やはり二年で70万の再起不能を出したというのは正しいのではなかろうか
毎月三万ほど重症と戦死(脱走や降伏含む)なら丁度70万となりそこからすでに半年たっているなら前線の兵力はさらに減っている。
もしくは腐敗しきって数字だけ100万で賄賂などで徴用逃れして実態はそれにはるかに足りないパターン