ドネツク州シヴェルシク方面とトレツク方面で特筆すべき視覚的証拠が登場、ロシア軍がシヴェルシク方面のフリホリフカとヴェルフノカミャンスケで国旗を掲げる様子、トレツク南市内にロシア軍が食い込んでいることを裏付ける視覚的証拠が確認された。
トレツク南市内の交戦位置を確認できる視覚的証拠の登場は恐らく初めて
ロシア軍はドネツク州シヴェルシク方面でも徐々に支配地域を拡大しているものの、他方面の前進テンポに比べれば比較的落ち着いた戦場と考えられてきたが、ロシア軍兵士がフリホリフカ集落の家屋=Ⓐで国旗を掲げる様子、ロシア軍がヴェルフノカミャンスケ集落の家屋=Ⓑで国旗を掲げる様子が登場。
ウクライナ軍がビロホリウカを失った、ロシア軍がセレブリャンスキー自然保護公園のドネツ川沿いで前進したという報告や視覚的証拠はないが、Ⓐは「ロシア軍兵士がフリホリフカ集落内に存在する」と強く示唆しており、仮にロシア軍がセレブリャンスキー自然保護公園からドネツ川を渡河してフリホリフカに足場を築いた場合「ビロホリウカの背後が脅かされている」ということになる。
ヴェルフノカミャンスケ集落の家屋に掲げられた国旗についてはロシア軍兵士が映っていないため「ドローンで設置した可能性」も考えられるが、この映像には位置を特定できない家屋にロシア軍兵士が国旗を掲げる様子も含まれており、もしウクライナ軍がヴェルフノカミャンスケを失っていた場合「シヴェルシクの東側面が無防備になった」ということになる。

出典:IZ.RU
DEEP STATEもRYBARも登場した視覚的証拠に評価を下していないため、今のところ何も断言できないが、もし登場した視覚的証拠がロシア軍の前進を裏付けるものならシヴェルシク方面の状況は一気悪化するかもしれない。
トレツク方面でもウクライナ軍がトレツク市内の住宅地区でロシア軍陣地=Ⓐを攻撃する様子、ウクライナ軍がトレツク南市内の住宅地区でロシア軍陣地=ⒷⒸを攻撃する様子が登場、前者はRYBARが報告する前線位置が事実であると示唆し、後者はトレツク南市内にロシア軍が侵入していることを裏付けており、トレツク南市内の交戦位置を確認できる視覚的証拠の登場は恐らく初めてだ。
ロシア軍がトレツク南市内で足場を築けているのかどうかは不明だが、ジェルジンスキー鉱山に向けて前進を試みていることだけは確かだ。
ザポリージャ州カミアンスケ方面では「ロシア軍がカミアンスケ北岸地区のウクライナ軍陣地を襲撃する様子」が登場、これを受けてRYBARは「ロシア軍が貯水地の土手を通ってカミアンスケ北岸地区に侵入した」と報告していたが、今度はウクライナ軍がカミアンスケ北岸地区のロシア軍陣地=Ⓐを攻撃する様子が登場。
この映像を投稿したウクライナ人は防衛作戦に参加した特殊作戦軍(第3特務連隊)の報告を引用する形で「カミアンスケ北岸地区への襲撃は大きな犠牲を出して失敗に終わった」と述べているが、カミアンスケ方面の状況は情報と報告が少ないため良くわからない。
因みにDEEP STATEの報告が来ていないので、いつもの戦況報告は夜か明日になるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:ДМИТРИЙ ЗИМЕНКИН
シヴェルシク方面でもロシアに突破を許した様ですね、ウクライナ軍の損耗はハイエースではどうにも出来ない模様。
クルスク補給切られそう、ハリコフ膠着、東部圧倒的劣勢、南東部圧倒的劣勢、南部劣勢な感じに見てるけど最近のウクライナ軍は毎度ロシアに突破からの包囲が当たり前になってしまっているのは改める気も戦力も無い状況なのだろうか。
戦争3年目ですから、ウクライナ軍前線歩兵は仰る通り損耗をだしながら、ここまでよく粘れたなという印象を持っています。
ロシア崩壊がネットは盛り上がっていましたが、もしも崩壊しなければこれからどうなるのか、そろそろ現実を見た方がいい気がしてるんですよね…。
最近でもロシア軍の1日の死傷者数が1000人超えているとイギリス国防省が主張しているので異世界戦記はまだまだ続きそうですね。
ロシア死傷者一日1000人超えは何も間違ってないと思うが
ロシア軍兵士の1日当たりの死傷者数平均について、9月は1271人だったと発表した。2022年2月の侵攻開始以降、最多だとしている。ロシア軍の死傷者の合計は64万8千人を超えたと推計した。
これが本当ですかね?
本当だとするとこの数字以上の損害をウクライナ軍は出していると思いますが。(特にアウディーイウカ以降)
メディアゾナの推計値を見ると、死者:負傷者=1:4換算ならギリギリありえなくもない数字ではあるんですよ
確定値で死者7万人超、推定値(最大)で12万人とあるので、仮に死者:負傷者=1:4なら推定最大値ベースで12万(死者)+48万人(負傷者)=60万人
ただ、あくまで「推定最大値と1:4割合なら、死傷者60万人もありえるかもね」でしか無いので本当のところはわかりませんし、ウクライナ軍の死傷者は全く数字が出てこないので何もわかりません
異世界では、盛り上がってるのですね。
大英帝国を引き継ぐ国が、物語作りの能力(世界世論への影響)を、延々と見せつけてきますね。
どんな形の停戦をしたとしても、ウクライナが勝ったと、シナリオありきで物語を完結させる事を予想します。
ロシア軍の衛生兵はベ◯マとかザオ◯クが使えるらしい
そりゃ毎日1000人倒して2年以上が経過、単純計算でロシア軍の定員数の7割くらい倒したはずなのに前線ではウクライナ軍の7倍いるとかいう謎の現象が起こるわ
1日平均の死傷者が1千人だったら、
1年365日で36万5千人、2年で73万人、2025年2月の3年経過時点で109万5千人、ということになりますね。
何でウクライナが負けているのか。
何でウクライナ軍がロシア軍を押し返すように戦線を動かして失地を回復できないのか。
ウクライナ軍の兵士は青年男性が少なくなって中高年男性が多くなっているのに、何でロシア軍の兵士はまだ青年男性が多いのか。
謎ですな。
それは、すり傷も含めてるな
英国防省はロシア兵のすり傷まで観測できると(白目)
そんなにすごい情報収集能力なのにどうして、、、
こうなった、、、。
ロシア兵はシャベルを振り回して突撃するから手に血豆ができるんじゃね
そろそろダイナかキャンターの2トンで
歩いてる男片っ端から連れて行く勢いになるかも…
ウクライナ兵は街頭で採れる…
床屋に行ったら、捕まって、結局、部隊で散髪したよ…って中年男性兵士のインタビューがありました。
ヴェルフノカミャンスク周辺はシヴェルスクを守るウ軍にとっても、シヴェルスクを攻める露軍にとっても非常に戦術的価値のある土地ですわね。
スピルネの方だと崖になってて露軍としては攻めにくいので、露軍の支配地域から尾根で繋がってるヴェルフノカミャンスク方面から攻めるのが定石でしたが、流石のウ軍も重点的に守っていたのでしょう。実際Googleマップでも要塞が確認できますし、度々交戦してましたね。
ついにその守りが突破されたとなると大変なことですね。
アツい展開です。
シヴェルシク西方は、スラビャンスクがあるため動向は気になりますね。
ポクロウシクの補給路破壊・周辺の圧迫が、コンスタンチノフカ・クラマトルクスク・スラヴャンスクといった都市・前線への補給に与える影響が気になっています。
主要補給路が1つ・複数使えなくなれば、他の補給路に対する負荷が、極めて大きくなるからです。
トレツクでは前線位置が大きく動き、シヴェルスクやカミアンスケ北岸地区では1年以上膠着状態だった箇所に変化が生じた。
威力偵察程度だったり、本命の攻撃のための助攻的な陽動などの可能性もあるけど、気になるのは膠着状態だった各戦線の守備部隊のローテーションは出来ているのかどうか。もし、ウブレダルと同様に守備部隊の損耗と継戦能力に限界が来たために突破を許した(特にロシア側が大規模な攻勢をかけたわけでもなく)のだとしたら、相当深刻な事態と見えます。
まさか、事ここに至って、膠着状態のクルスクを打開するために、シヴェルスクやカミアンスケ方面などの部隊を引き抜いた結果突破を許した、何て珍暴挙はないと信じたいですが、今のゼレンスキーはやりかねないとも思う。
どちらの方面も報告されていた前線位置よりロシア軍が深く進出している事を示唆する視覚的証拠でびっくりですね
トレツク市南方は外部からここまで深く進出し陣地を構築するのは不可能なので少なくともRybarの主張する範囲が現実に近いのか自動車整備工場付近のロシア軍支配地域がMAPより大きいと考えるのが自然そうです
シヴェルシク方面はあまりにも急すぎてよく分かりません
現状では偵察部隊が後方浸透しているのかローテーションの間隙に奇襲され一気に突破されたのか判断がつきません
後者は言わずもがな前者だとしても集落内への侵入に気が付かない程、ウクライナ軍の警戒網が穴だらけなのを強く示唆しており兵力不足であることだけは間違いなさそうです
リンク
追加情報です
AMKMappingによるとトレツク南部はザリズネから森林地帯を抜けて市街地一角に定着後、トレツク東部から南下する部隊と共同して占領したとの事です
Rybarの主張するようにニューヨークから北進した訳ではありませんが大都市の一区画が数日程度で陥落したのは驚きです
元から放棄され空白地帯にでもなっているか守備隊が丸ごと潰走でもしないと説明がつかない陥落速度なのでウクライナ軍はジェルジンスキー鉱山を防衛ラインにして市南部は諦めざる得ない戦力状況なのかもしれません
部隊吐き出させて充足も削った状態に追い込んで別の戦線でも突破を図る…
hoi4で死ぬ程やった戦い方だわ
この戦争の傾向としてロシア軍のま連日の少量の前進とウクライナ軍の電撃構成を繰り返しているようなかんじですね。
ロシア側最前線は弾薬の備蓄は残っているので、弾薬庫破壊成功は中長期的には影響はあるかもしれませんが短期的にはロシア前進が続きそうです。
>弾薬庫破壊成功は中長期的には影響はあるかもしれませんが
中長期的な影響を論じ始めたら、ウクライナ側の電力不足と停電のほうが遥かに深刻になってしまいます。
弾薬庫を破壊してもロシアの民需工場も軍需工場も何も影響を受けず、生産活動は維持されますが、ウクライナは発電所や変電所が破壊されているため、工業生産そのものが激減せざるを得なくなっており、農産物の備蓄にも影響は出ます。
電力という近代社会の血液を2/3近くも削られながら戦争を続けるというのは、肉体(国体)の重症化を早めるだけかと。
トレツクが想像以上にロシア軍の占領下に置かれていてびっくりした。これ、年内にも落ちそうな気がする。
ふと思ったんですが、自国領内で侵攻軍に対して核を使った場合ってどういう理屈で核報復になるのでしょうかね。
あり得ない仮定ですが例えばロシアがクルスクでウクライナ軍に核を使ったり、ウクライナが自国領内で西側供与の核をロシア軍相手に使った場合。
>どういう理屈で核報復
使われた側(相手国領土に侵攻している側)が使った側に対し報復する理屈
クルスクへはどうなんでしょうね。細かいことを言いだしたら今占領してる範囲は併合してロシア領になってるにも関わらず使ってないわけだから、ロシア領であっても「国家存亡の危機(特殊軍事作戦から戦争への昇格)」とでもならないと使えないんじゃないかな
ウクライナ侵攻初期はウクライナに核使ったら、ウクライナ領のロシア軍を通常兵器で(西側が)徹底攻撃するとは言われてたけど今はどうなんだろう? 高度な兵器はウクライナへの供与で在庫払拭してるとの話あるし、NATO/アメリカの使える軍事力がどの程度あるかしだいかな
ウクライナが核使うとかは120%ないので考えない
すいません 表現が悪くて上手く伝わらなかったみたいですね。
例えばクルスクに侵攻中のウクライナ軍に対してロシアがクルスク州内で核を使った場合、西側がロシアに報復する場合どういった理屈になるのかなーと思った次第です。
国際的にもクルスクがロシア領であることは疑問の余地はないので、その完全な自国領内で核を使った場合報復する理屈の組立が難しいと考えた次第です。
報復ではなく人道的介入みたいな名目になるんじゃないかな
ここのコメントでたびたび書かれてるようなコソボへのNATO介入みたいな感じの、攻撃はするけど宣戦布告しての戦争するつもりはないよって感じの
確かに人道的介入であれば過去の実績もありますし、西側国内での賛同も得られそうですね。
勉強になりました。
ベルカ式か
特に何もしないのではないか。ロシアへの非難轟々でウクライナへの支援が活性化、流石の中印もロシアをかばえずだんまり決めこむくらいに留まって、実際に西側にロシアに武力を使うまでには至らない気が。
ジリ貧のウクライナ的にはむしろクルスクで核が炸裂した方が戦局有利になるまである。
イラク戦争時にアメリカと英国は、
「イラクは大量破壊兵器を隠し持っていて攻撃を仕掛けようと企んでいる、だから自衛のために我々の方から先制攻撃を仕掛けてやる」
などという、「自衛のための先制攻撃」という理屈でイラクに攻め込みました。
ロシアに対しても、「自衛のための先制攻撃」という理屈でいけばいいのでは。
但しロシアはイラクと違って、本当に大量破壊兵器を保有しており、米英本土に報復可能ですけど。
「あり得ない仮定」というのは、報復されるからあり得ない、相手の核抑止力を無視できないからあり得ない、ということでしょう。
ロシア領土で核を使うのは
ロシアの主権問題でしかないので
遺憾砲くらいしか飛ばせないのでは。
核保有国はみんな開発のために
自国領土で核を使ってますし
そこに敵兵がいたところで
招かれざる客ですし。
本当に追い込まれたら事前予告して
退避しなきゃ知らんよ、で使うでしょう
今のロシアは追い込まれてないので
使わないとは思いますが
ビロホリウカと言えばセベロドネツク、リシチャンスク石油精製場の2つの大きな拠点から10キロ未満の場所なのに何度もロシア軍の攻撃を跳ね返してる異能生存体みたいな街ですよね。
Googleマップとかで見ても街が跡形もなくなるほどの砲撃を受けてるのに。北に川が流れてるのも大きいのか
>ウクライナ軍がカミアンスケ北岸地区のロシア軍陣地=Ⓐを攻撃する様子が登場。
陣地を作るとは、単純な偵察の延長戦ではないのかな。
>「カミアンスケ北岸地区への襲撃は大きな犠牲を出して失敗に終わった」
大きな犠牲を出したということは、ロシア軍はそれなりの規模と言うことだろうか? どうにも曖昧だな。
ウクライナ軍の報告は、どのくらい信用できるんだろう。
地図を見て貰えば分かりやすいんですが、カミアンスケの橋頭堡って一本道の土手をまっすぐ行かないといかないんですよね。
干潟がどれだけ乾いてるかにもよるとは思いますが、見晴らしの良い一本道とか砲撃やドローンの的だなぁとは思います
RYBARからの報告ですが、 やはりシヴェルシクの戦果はフェイクのようです
他の戦線に比べて進展が遅いことに焦った司令官による無意味な冒険行為のようです
RYBARも嘘はつくなと怒っていました
えらい痛烈に批判してるね。ただ建物が無さ過ぎて突破困難ってのはその通りなんだろうなと。