2025年に入ってもロシア軍の攻勢は一向に衰える気配がなく、ウクライナは毎日領土を失い続け、多くの観測者が「不味いことになる」と予想していたヴェリカノボシルカ方面に至っては最悪の状況で、DEEP STATEも「今から街を救うのは手遅れだ」と指摘した。
参考:Мапу оновлено
参考:Ситуація навколо Великої Новосілки
ヴェリカノボシルカの運命が尽きるのは時間の問題で、この街の喪失はヴフレダル陥落後に起きたことを再現するかもしれない
DEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ方向について「ロシア軍がザパドネ集落北にある大きな森林地帯を占領した」と報告、この時期の樹木は葉が枯れ落ちているため身を隠すのにどれだけ有効かは謎だが、オスキル川西岸に上陸したロシア軍はドヴォリチナ集落の中心部を制圧し、川沿いから5km離れた地点まで前進したことになる。
オスキル川沿いから離れれば離れるほど東岸からの火力支援が弱まるため、ロシア軍の優先はドヴォリチナを確保して西岸に重装備を持ち込むことだと思われるが、その前にロシア軍が西へもっと前進すれば「歩兵とドローンを主体にした作戦で前進可能」となるため、それはそれで興味深い事例になるかもしれない。
ドヴォリチナ一帯はロシア軍が支配するオスキル川東岸よりも標高が高く、小型ボートで川を渡河しているため重装備を持ち込めず、これと対峙するウクライナ軍は地形、補給、装備の面で圧倒的優位を有しているのに「ロシア軍をオスキル川に追い落とせない」「ドヴォリチナに取り付いた敵を排除できない」「どんどん西に食い込まれる」「西岸に新たな戦場が設定された」という状況は、ウクライナ軍がクリンキーでやろうとしたことに類似している。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
DEEP STATEはクピャンスク方向について「ロシア軍がタバイフカを占領した」「ロシア軍がP-07沿いで支配地域を広げた」「グレーゾーンがクピャンスク方向に伸びた」と報告。
キスリブカ付近の前線が動くのは本当に久々で、これでDEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がタバイフカ一体を支配している」という評価で一致したが、ロシア軍がP-07沿いで支配地域を広げ、グレーゾーンがクピャンスク方向に伸びたことはRYBARの報告にないため、RYBARの報告を追認したというより「新たな前線の動き」と解釈すべきなのだろう。
DEEP STATEはスバトボ方面ゼレベツ川沿いについて「ロシア軍がマキエフカ付近のゼレベツ川西岸に支配地域を広げた」と報告。
DEEP STATEがマキエフカ付近の状況に言及するのは本当に久々で、ロシア軍がゼレベツ川西岸で支配地域を広げていること、ロシア軍がフレキフカ方向に前進していること、将来的に「ゼレベツ川西岸の足場からフレキフカ方向に向う動き」と「ペルショトラヴネヴェ方向に南下してくる動き」がチェルネシュチナ付近で合流する=ライホロドカ~ノヴォボジヤンの正面を迂回する可能性が危惧される。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面西方向について「ロシア軍がウダチネ南郊外で前進した」と報告。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について「ロシア軍がノヴォアンドリイウカ北郊外で前進した」「ロシア軍がダクネ方向に支配地域を広げた」「グレーゾーンがアンドリイフカ集落内に伸びた」と報告。
RYBARはヴェリカノボシルカ方面について23日「ロシア軍がカシュラハッチ川を越えてヴェリカノボシルカ市内に侵入した」「ロシア軍がシャイタンカ川沿いにヴェリカノボシルカ南郊外へ前進した」「ロシア軍がヴェリカノボシルカ市内を貫通してモクリ・ヤリー川に到達した」「ヴェリカノボシルカ市内のウクライナ軍が分断され南市内の敵が孤立した」と報告。
さらに「孤立したヴェリカノボシルカ南市内に第110機械化旅団の兵士が取り残され、北市内のウクライナ軍もモクリ・ヤリー川の渡河を試みている」と付け加えたものの、本当にヴェリカノボシルカ市内のウクライナ軍が南北に分断されたのかどうかは視覚的に確認されていない。
但し、ロシア軍がモクリ・ヤリー川の渡河を試みるウクライナ軍を攻撃する様子らしきもの(位置が特定出来ない)が登場しているため、ウクライナ軍はヴェリカノボシルカを維持するための防衛を放棄している可能性が非常に高い。
DEEP STATEもヴェリカノボシルカ方面について23日夜「ロシア軍がヴェリカノボシルカ郊外の職業学校を占領した」「ロシア軍がヴェリカノボシルカ市内中心部まで前進した」「ヴェリカノボシルカ市内のほぼ全域がグレーゾーンに移行した」と報告し、市内の状況について以下のように述べた。
“ロシア軍は市内の東郊外に前進して残念ながら成功を収めている。この作戦のため敵は長い期間をかけて戦力を集積し、足場を築き、要塞を構築し、現在は占領した陣地を利用して絶え間ない圧力をかけている。ロシア人は市内の至るところで目撃されており、10人前後のグループで攻撃作戦を実施している。特に本攻撃を支援するためヘリコプター、大砲、迫撃砲、無人機などが積極的に投入されている”
“我が軍は敵の前進と街の占領を阻止するためあらゆる手段を尽くしているものの、文字通り全方向からの圧力に晒されている状況で敵を止めるのは困難だ。事態が進展するかは時間が経過すれば判明するが、ヴェリカノボシルカ周辺の戦術的状況が兵士の無意味な死を招かないことを願っている。もう(ヴェリカノボシルカを救うなんて)手遅れなのだから”
DEEP STATEは遠回しに「現在の状況でヴェリカノボシルカに拘っても兵士が無駄死にするだけだ」と示唆しており、恐らくヴェリカノボシルカの運命が尽きるのは時間の問題で、この街自体に何らかの経済的価値があるのかどうかは不明だが、周辺には抵抗拠点になりそうな規模の大きな集落や街がないので「ヴフレダル陥落後に起きたこと」が再現されるかもしれない。
追記:ロシア軍兵士がヴェリカノボシルカ中心部の建物=Ⓐで国旗を掲げる様子が登場。
この映像を投稿したロシア人ミルブロガー(Воин DV)は「敵の陣地は制圧され、建物からも敵が排除され、ウクライナ軍の兵士と装備は破壊され、既に集落の中心にはロシア国旗が掲げられている。敵は逃げ場を失い、我が軍は勝利に向かって突き進んでいる。ヴェリカノボシルカ解放のため激しい戦いを繰り広げている全て人々に幸運を祈ろう」と述べているため、国旗を掲げた映像は「ヴェリカノボシルカ占領」を意味するものではない。
それでも「DEEP STATEが報告したロシア軍支配地域が事実である」と裏付けており、市内(特にシャイタンカ川の南の区画)に残るウクライナ軍兵士にとっては非常に厳しい状況だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Оперативне командування “Схід”
>周辺には抵抗拠点になりそうな規模の大きな集落や街がないので
「ヴフレダル陥落後に起きたこと」が再現されるかもしれない
おそらくおきるでしょうね。西のドニプロ州の防衛陣地は東からの
攻勢を想定していないでしょうし、北のアンドリイフカ西部も
備えができているとは思えない。
アンドリイフカが落ちれば、南ドンバス〜ドニプロ州東はロシアに
とっては事実上フリーパスになり、削り取られ続けるわけで
ヴェリーカヤ・ノヴォショールカの戦いは最終段階ですね。特にRybarの報告によれば市街地南部のウクライナ軍が完全に包囲されていることが気になります。これまでは完全包囲だけはおそらく双方が避けてきたのですが。まあ、北部の部隊も川を渡ることが極めて困難である以上、完全包囲に近い形ではありますが。
また、ウクライナ軍は背水の陣を敷いている(敷かされている)格好にも関わらず、市街戦が順調に進んでいる点も気になりますね。一部の親露アカウントがウクライナ軍が市街戦において攻撃され大量に死傷している映像を投稿しているという話も聞きましたし、満を持して市街戦に突入したロシア軍にウクライナ軍はまともに抵抗できていないのだと思います。第110旅団は完全に捨て駒にされた格好ですし、士気も低いのでしょうね。こんなところで死んでも犬死にです。どうか降伏して生き残って欲しいものです。悪いのはウクライナ軍上層部なのですから。
よく引き合いに出される冬戦争時のフィンランドですが、初期は善戦したものの後半は体制を立て直したソ連軍の猛攻に押され結局ソ連のほぼ要求取りの領土を割譲して停戦してるのでそれと同様になるのでしょうか。
フィンランドの時はマンネルヘイム元帥がたとえ領土割譲してでも戦える力が残っているうちに講和すべきということで反対を押し切り停戦となりました。
翻ってウクライナの場合は初期の善戦からのロシアが体制を立て直してからの劣勢は同じですが悲しいことにマンネルヘイム元帥枠がいないし、支援国側もウクライナml侵略者に屈するなという意見も大衆側では強い。
なので支援が途切れてもずるずると戦いは続くのではないかと。
それでどこまで領土が削られるかわかりませんが…
ただ冬戦争はソ連有利になってから講和の交渉したからか、カレリア地峡、ハンコ半島、ラドガカレリアおよびフィンランド湾に浮かぶスールサーリ島の割譲をってソ連が要求釣り上げたんですよね。
ソ連はヴィープリ陥落が時間の問題まで進んでたし、陥落したら外交交渉より首都まで進軍を選ぶだろうしで選択肢はなかったでしょうけど、割譲地域の殆どがフィンランド軍が保持してたのにそれを相手に渡すってのは屈辱でしょうね。
まあ、当時のソ連は人口1億6千万、フィンランドは人口370万程度な事を考えたら、圧倒的国力差相手に国が残ってるだけで大健闘ですが、当事国のフィンランドは割譲地域の避難民等含めソ連への復讐心が育ち、それが継続戦争へ続きまた同じような結果になったのが問題でしょうか。
ウクライナはどういう結末になるかは分かりませんけど、プーチン大統領はゼレンスキー大統領を任期切れなのもあってか交渉相手に認めてないので、交渉は出来なさそうなんでどうするんでしょうね?
もし交渉出来てもロシアの最低条件である東部4州の割譲、今後NATOには加盟しないって部分で進まさそうで、更に戦いを継続して戦力を擦り減らし後退していく気はしますが。
フィンランドの場合は当時の支援国の影響が今のウクライナよりは小さく、独立国として主体的に判断出来たのも大きいかも知れません(大日本帝国も同様。にしては遅すぎ!)。又「陰謀論」めいたニュアンスを感じさせてしまうでしょうが、ウクライナ現政権はそれらと段違いの操り人形…どころか手首が見切れた手踊り人形なので、米英・イスラエルの“シン・悪の枢軸”の出方次第かと…。悲惨です。
冬戦争はシモ・ヘイヘを始めとした超人レベルの兵士達だけではなく神レベルの指揮官であるマンネルハイムなど勢ぞろいしてリスト・リュティといった優秀な政治家もいたからね。
みんな、冬戦争を美談としていますが、継続戦争とセットで結果を見ると、かーなーり、イマイチ。。。
フィンランドではなくソ連視点でものを言ってるので、ソ連の勝利(領土獲得)で終わってたらそれでいいのです
ソ連=ロシアであり、結局領土を明け渡して敗戦国となるウクライナに肩入れするのは間違ってるという結論が導き出せればそれでいい
>恐らくヴェリカノボシルカの運命が尽きるのは時間の問題で、この街自体に何らかの経済的価値があるのかどうかは不明だが、周辺には抵抗拠点になりそうな規模の大きな集落や街がないので「ヴフレダル陥落後に起きたこと」が再現されるかもしれない。
東西南北の結節点に当たるので、物流センターと兵站拠点としての価値があると思います。
人が居なくなったので経済的な価値はかなり低下してますが、軍事的・流通的な価値は高いかと。
ヴェリカノボシルカから北西10kmにあるリチウム鉱床を守る意味も強いかもしれません
ウクライナで4カ所見つかっているリチウム鉱床のうち、規模が大きく商業的にも有望なのがここだった筈です
それでか。
ヴェリカノボシルカ北西数キロの辺りに二重または三重の対戦車壕が掘られています
かもしれません。
昨年ゼレンスキーが語っていた勝利計画(?)の5項目の一つ、天然資源の共同開発(戦略的経済能力)で上がっていたリチウム(他はウランなど)の鉱床がまさにここですから
一応リチウムは他にもドニプロ西部でも見つかっていますが、まだ調査段階であり、今のところ開発可能なのはここだけですので
ポクロフスクといい、地図見たら複数の鉄道や幹線道路が交差していて軍事ド素人でも要衝なんだと分かる筈なのに。
たぶん、現状においての価値だと思う。通常時とか、1年前ではなく。
物流センターと兵站拠点としての価値が【あった】であって、現状は、さすがに機能しないでしょ。
オスキル川の渡河地点ですが、川幅が短いところで15mしかありません
比較的上流域でこの程度の川幅であれば、(日本の川とは多少違うでしょうが)水深も大したことないと思われます
ましてや冬季で水が最も少ない時期です
ロープなどの補助があれば歩いてでも渡れるでしょうし、タイミングを選べば乗用車(SUV)でも渡れてもおかしくありません
また、この程度の川幅なら橋などなくとも、昔ながらの滑車とロープを使った渡しで重量物も輸送できてしまいます
だからこそ、ウクライナ側も半包囲された左岸がいまだに維持できるのでしょう
クリンキーの時は、、、あの辺りは最低でも川幅が500mありましたし、河口付近で水深もかなり深い
中州もあって移動距離はキロ単位になるので、輸送にかける労力が比較にならない
正直言って無謀な渡河作戦だったと思います
ウクライナ側がここを保持する理由の一つが「2023年の反攻作戦で奪回した領土だから」という象徴的理由なんですね。
あの作戦でこの地域を奪取するのに数個旅団分の西側兵器と万人単位の兵員をつぎ込み、さらにここまで維持するのにも万を超える犠牲者を出しているわけです。
あの時に「さあ進め、やれ進め,進め、進め!」と命令を下した上級指揮官たちはまだまだ現役でその地位にいるので。
今更,「ここは大した価値がないから撤退しろ」とは言えないんですね。
意思決定の問題として見ると、サンクコストがメンツと結びついて強固に間違いを保存するという非常に不幸なパターンです。
そして、クルスクで全く同じ理由で戦果を維持するために撤退を命令できず。。
コンコルド「呼ばれた気がした」
管理人様の指摘通り、ヴェリカノボシルカはブフレダルの再現になり得ると思う。
地図で確認したけど、確かにヴェリカノボシルカ10km圏内に有力な街は無かった。一番近いのは北方15kmの小都市コマールぐらい(あとシェフチェンコ多すぎ)。加えて、以前から言われていたように、アウディーイウカ以西はドニエプル河までほとんど平地になっている。
そんな場所で2024年10月以降の強度の攻勢に晒されれば、戦略予備もローテも無いウクライナ軍は大打撃を受けるはず。少なくとも、ロシア軍との正面対決には耐えられそうにない。後退しようにも拠点が無いので、追撃するロシア軍を隔離できないまま押し込まれ続けるのが目に見えている。
当然、ウクライナ軍上層部だって百も承知だろうから、何かしら陣地か防衛線を設定中だとは思う。それでも、ブフレダル陥落→クラホヴェ陥落までの再現が関の山じゃないかな。あるいは何か奇策があるのかもしれないけど、頼むからクルスクの再現だけはやめてくれ。
ウクライナの川は、西岸が高く、東岸が低い川が多いというのを見かけました。
ヘリコプターを、市街地攻撃に投入しているという事は、(包囲下で攻撃しやすいかもしれませんが)携帯式対空火器が最前線では尽きているのかもしれませんね。
追記です。
ヴェリカノボシルカ中心部に、国旗があるのならば、ウクライナ軍守備隊は無理をしないで欲しいですね…。
>ヘリコプターを、市街地攻撃に投入している
本戦争の最初期にホーカムがボコボコ落とされて
戦闘ヘリの時代は終わったかと思いましたがそうでもなさそうですね
要は使いようなんでしょうね
おそらく、Ka-52を夜間の逃げる兵士狩りに使ってるんじゃないですかね。
ドローン全盛のこの時代ですが。
逆にいうとドローンは電子戦兵器でかなり無力化出来ますし、有線タイプは射程も2キロ程度に制限されます。
なので、ウクライナ軍は夜間に川を渡り,2-3キロ先で待っている迎えの車両に飛び乗って逃げる,という段取りを組んでいるはずなんですが。
が、そこにアリゲーターが襲ってくるわけですね。あれは8キロ先まで暗視装置で照準して、無線妨害の効かない対戦車ミサイルを撃ち込んでくるので。せっかくドローンよけに無線妨害装置を備えてる逃走車両を容赦なく破壊してくる、と。
ドローンと対戦車ミサイルを同時運用されると,かなり対処が難しいですよ。
兵器の射程差、たしかに仰る通りですね。
ロシア軍ヘリコプターの運用は、ウクライナ軍の南部反転攻勢時に使われていましたが、守備的な運用で依然として効果があるとされていた記憶があります。
ここにきて攻勢作戦に組み込まれているうえに、ドローンが加わった諸兵科連携となると、かなり高度な能力に感じますね。
仰る通りですね。
3年間の期間内・局面ごとに、変化していく戦争だなと感じています。
>要は使いようなんでしょうね
スペックも重要だけど、運用も大事だよね。彼らがどんなアイデアで運用したのか、戦後が楽しみだ。
MANPADを使う人とか、事前にドローンで牽制・排除しているのだろうか。 それとも、やっぱり、ゲリラ戦は苦手だけど、自陣からの中距離ならやっぱりヘリは有効と言うことなのか。
非常に興味深いですよね。
相手の能力を把握しているわけですから、偵察能力もかなり高いように感じてしまいます。
特定の状況では以前ほど力を発揮できないというだけで、出番が終わったわけでは無いって事ですね。
ドローンなど最先端兵器が活躍しているのは事実でも、前線で戦い大量に血を流しているのは変わらず人間。
小銃持って戦う人からすれば戦闘ヘリなんて悪夢でしかないでしょうし、落とせてないウクライナ軍の装備や陣地の現状が結果に表れていますね。
そこまで分析して使える兵器を見極めているロシア軍が、着々と現代の戦い方を身に着けて戦後はそれを前提とした軍備強化を行うのは長期的に見ると恐ろしい。
仰る通りで、まさに悪夢という感じがしますね。
ドローン偵察・ドローン観測による砲撃・指揮官のドローン活用による細かい指示・ヘリによる援護・無人機による攻撃など、これらが連携しているとなると…
運用面では、仰る通り軍備強化されている気もしますね。
以前のロシア軍は撤退に追い込んでなるべく戦闘を回避して占領するというスタイルだったけど、逃がさないようにして殲滅するというスタイルに変わってきたかな。兵力差が圧倒的有利になったからだろうけどね。
大統領旅団が残ってるって話があったから、ロシアが大統領旅団をナチスの親衛隊みたいなものだと認識してるのなら包囲殲滅を目指すのもありえます。
綺麗に包囲できたら戦果も欲しくなりますし
撤退する機会はいくらでもあった
粘るだけ粘ってロシアの進軍を止めた
最後まで粘り強く戦ったからGGとはならんかなって感じですかね
兵士達の安全のため準備された陣地へ移動した(n回目)やぞ
管理人様の記事とは直接関係はないのですが…冬戦争継続戦争の話題が多いので一つ…
日本だとフィンランドは冬戦争でソ連の侵略に抗い国土を維持した国として人気?が高いですが…ナチスドイツに協力してレニングラードを包囲し多数の民間人を餓死させた枢軸国であるという歴史を教えていないからでしょうか
継続戦争で徴罰として国が無くなるところをナチスドイツに協力した全ての責任は私個人にあるとして全ての咎を背負ったリュティ首相は正しくフィンランドの英雄だと思っています
訂正します
リスト•リュティは首相ではなく大統領でした
謝罪致します
枢軸国側だった事実や戦後ソ連ーロシアとの関係も含め、フィンランドは日本との“縁”を感じます。それだけに、今ウクライナ戦争に於ける米英側の目標の一つであろうNATO拡大と連中の兵器販路への組み込みの野心にまんまと乗せられてしまったのは非常に残念です。
東部や南部がこの状況でもキエフはクルスクに拘るんだろうなと、そろそろいつもの通りならクルスクにて全く上手くいかないと思うが何度目かのウクライナの反攻作戦が展開されそうな予感がする。
1/21辺りからウクライナ陸軍第95旅団の一部が寝返ったみたいな真偽不明の情報を見るようになりました。件の動画では1人の兵士がインタビュアーの質問に顔を出して答えています。彼の両脇にも兵士らしき人物がいるようですが見切れていて腕のあたりしか見えません。
私の調べた限り陸軍に95旅団は存在せず、空中機動軍の95空中強襲旅団はクルスクのポグレブキでロシア軍を食い止めたり北朝鮮兵を捕虜にしたとアピールしたりと損害はあるでしょうが寝返るようには見えません。
知らずに言っていたら恥ずかしいのでウクライナ陸軍第95旅団についてご存知の方がいればご教示いただけると助かります
typoとしては
第55独立砲兵旅団
第65独立機械化旅団
第92独立強襲旅団
第93独立強襲旅団
あたりが間違えやすい数字の部隊だと思います。
とにかく適当な情報を書き込んだ人物が情報の確度の挙証責任を有しているのに言いっぱなしで放言を繰り返すのは管理人さんも散々苦言を呈しているのです。いい加減にしろと。
あ、もちろんMr.Rさんに言っているのでないですよ。
ありがとうございます。
私もそこまでウクライナ軍の編成については詳しくないので間違えていたら恥ずかしいなぁと思って書き込んだまでですよー
真偽不明、や噂だけど、の枕詞をつければ何でもありのSNS。よもやwikiの方が信頼性に優れる時代が来ようとは思いませんでしたね。学生時代はwikiがソースなんて言ったらやり直せって言われていたのに。
アウディウカ、ウクレダールに続き、クラホヴェ陥落、ヴェリカ・ノボシルカ陥落は近く。ホクロフスク、チャシブ・ヤール、コンスタンノフカ、クラマトルスクがドミノ倒しになり、ハリコフ方面もクピヤンスクが迂回されるような状況になると、ドニエプル川以東でウクライナ軍は崩壊する可能性が出てきた。クルスクに戦略予備を無駄に突っ込み拘束され消耗している状況ではウクライナ軍のドンバス集団はドニエプルまで無事に撤退するのは不可能に見える。露軍の戦略と見られるドニエプル以東でのウクライナ軍主力の殲滅は成就されるのではないか?
最近のシルスキーのテレビインタビューの表情を見ると余裕は皆無。ゼレンスキーのコメントも支離滅裂の度合いを強めている。いずれにせよ長くは持つまい。トランプ政権が支援を打ち切ればゼレンスキー政権は崩壊して露は戦争目的をほぼ達成する。
トランプ政権がズルズルと中途半端なウクライナ支援に嵌った場合は多少長引く可能性がある。露軍がクルスクを片付けたあとそのままウクライナ領内に進攻するかどうか、ハリコフ方面、ニコラエフ、オデッサ方面に対する動きなど今年は戦況は大きく動いていくのではないか?
ベラルーシのルカシェンコ大統領は昨年の四月に
「今交渉をはじめなければ国家として存続出来なくなる恐れがある」
と警告し、すぐにでも停戦交渉を開始すべきだと主張しました。
彼の言葉は大抵そうなのですが、後になって「そうですね」ってことになります。
ルカシェンコこそがウクライナを本当に心配していた唯一の周辺国指導者だったと思います。プーチンもまあ心配はしていたと思いますが、ウクライナ市民はそれが仮に本当であっても受け入れがたいでしょうから、あまり関係ないです。
しかもその理由が実にいい。両軍とも手詰まりに陥っているが、ウクライナ軍では兵員不足が進んでるので、今こそがチャンスだと。
本当にそうでした。
何故ウクライナから停戦交渉をはじめなければいけないかというと、言外にルカシェンコは「この膠着状態は長く続かない。ロシアは現在の問題を次々と改善する手を打っているが、ウクライナはそうではない」と言っているようなものですからね。
ウクライナの人達もゼレンスキーも信じる相手を間違えたと思います。
俺の目にはまだトランプ新大統領は信用出来るように思えます。というか、理由を書くと長くなるので割愛しますが、トランプだけが文字通り頼みの綱であるだろうと俺は考えます。
ですが、ウクライナ市民もゼレンスキー達もこの先どう判断するでしょうか。物事がうまくいっていない時は、大体おかしな方向に走り出すものです。トランプの差し出してる手をちゃんと取れるかどうかが今のウクライナの問題でしょう。
おっしゃる事は概ね賛同できるのですが、ウクライナの側から見たらトランプ氏はアメリカ議会で超党派のウクライナ支援案がまとまりかけたその時に合意はバイデンへのプレゼントになると言い出してポシャらせた本人な訳で。そんな彼が停戦しろとタオルを投げてもかえって感情的になるような気もします。
今はもうハッキリしていますが実の所あの段階で既にウクライナ軍は劣勢だったのです。
アウディーイウカがあのような形で陥落させられた段階で先が無い事はわかっていました。
だから、トランプの支援差し止めも実質的には停戦の促しと言っていいと思います。ただ、それはバイデン政権、その他西側主要国の戦略的敗北でありミス、というのと同義です。そんな訳で彼等が停戦に向かう事はありませんでした。ゼレンスキーも言うに及ばず。
ですが、その後の展開については見ての通りです。根本的には兵器支援ではどうしようもなく、弾薬は出そうとしても実は供給が追い付かず、長射程ミサイルはあれだけ持て囃された割には最早空気です。F16も「そういえばありましたね」という枠に。前線の兵隊の問題とそのマネジメントが根本問題なら兵器の供与も効果は限度がありますからね。
ウクライナ人が死傷したり、これ以上領土を取られないようにするには一刻も早い停戦が必要で、その口実にトランプサイドの圧力を使ってもよかったのです。ただ、それを選ばなかっただけです。そのかわりにやった事がクルスク侵攻ですが、これは最早ロシアが侵攻を続ける口実としてのファクターの方が大きくなったと思います。
それで、これからウクライナはどうしていくだろうかとなると、ゼレンスキーは「ロシアのプーチン大統領がトランプ大統領を操作しようとしている」とか言いだしています。正直前途多難でしょう。
トランプがウクライナに提示した条件が恐らくウクライナにとっては一番いい条件になると思います。ただ、多分それは拒否されます。結果、ロシアの侵攻は続いて、更に領土を取られる事になる可能性が高いです。
とにかく引き際を見極められないのがゼレンスキーもバイデンもマクロンも特徴的な部分だと思いますね。
トランプの出した条件よりさらにロシア有利に傾くのは予想できます。
ロシアはトランプと折衝しながら自分たちの目的達成に動けば良いしウクライナに比べて余裕があります。
トランプも半年と言ってますし焦ってもいない様子です。次のゼレンスキーの援助要請にどう応じるかが見物です。
あとNATO高官が”アメリカから武器を買ってウクライナに援助する”と言ってます。つまるところ”欧州は兵器作成の工場などには投資しない”と言ってますから、砲弾増産だの兵器増産の工場作るのに投資すると言っていた以前と流れが変わった気がします。