ウクライナ軍は再び訓練中の部隊が弾道ミサイルで攻撃され、ドラパティ陸軍司令官は1日「責任をとって辞任する」と発表、ロシア軍もウクライナ軍の特別作戦でA-50、T-95、Tu-22M3などの航空機に大きな損害を被り、ロシア人ミルブロガーらは政府と軍の怠慢を激しく非難している。
参考:Росія випустила по Україні майже 500 дронів і ракет: ППО знешкодила 385 цілей
参考:РФ завдала ракетного удару по навчальному підрозділу Сухопутних військ: 12 загиблих, 60 поранених
参考:Командувач Сухопутних військ Драпатий подав рапорт про відставку
参考:Зеленський про операцію СБУ: Використано 117 дронів, “офіс” був біля управління ФСБ
ウクライナ軍とロシア軍の双方に深刻な損害をもたらした1日の攻撃
ロシア軍は先月17日夕方から18日未明にかけて273機のShahed(囮を含む)を発射、24日夜から25日朝にかけて弾道ミサイル、巡航ミサイル、誘導ミサイル、無人機を計367発(内Shahedは298機)も発射、Economistは25日「ロシアのShahed生産能力は月300機程度だったが、現在では同じ数を3日以内に出荷することができ、ウクライナの諜報機関は『1日の生産量を500機まで増やす計画を示唆する文書を持っている』『ロシアは1,000機の自爆型無人機を1度の攻撃に投入してくるかもしれない』と懸念している」と報じていた。
この兆候を示すようにロシア軍は31日夜から1日未明にかけて巡航ミサイルと無人機を計479発も発射、ウクライナ空軍は「ロシア軍が囮を含む472機のShahedを発射した」「210機のShahedと3発のKh-101/Iskander-Kが火器によって撃墜され、172機の無人機が電子戦によって制圧=目標に届かず失われた」と発表し、再び「ウクライナ侵攻後最大の無人機攻撃」の記録を更新したが、1日最大のショックはロシア軍が訓練中の陸軍部隊にIskander-Mを命中させて多数の死傷者を出したことだ。
ウクライナ軍は何度も訓練中の部隊を弾道ミサイルで攻撃され、その度に「現地の指揮官が手順を破って一度に多くの兵士を一箇所に集めて訓練させた」「二度と同じことが起きなようにする」と発表しているものの、今回もドニエプル川付近でロシア軍の無人機が確認され、その直後にドニプロペトロフスク地域の第239訓練場にIskander-Mが着弾、死亡者12人を含む72人以上が死傷者し、これまで陸軍に前向きな変化をもたらしてきたドラパティ陸軍司令官が「責任をとって辞任する」と発表。
ドラパティ司令官は「訓練の問題を根絶しようと努めたが、まだ悲劇が繰り返されるなら私の取り組みは不十分だったことを意味する」「指揮官が兵士の命に責任を負う軍隊は生き残ることができ、損失に誰も責任を負わない軍隊は内部から滅びるだけだ」「今回の攻撃で犠牲になった若者たちは死ぬではなく、必要な知識を学び、生きて敵と戦うはずだった」と述べたものの、ゼレンスキー大統領が辞任を受理するのかどうかは不明だ。
ドラパティ司令官は各部隊の指揮官と信頼関係を築く方法、ドローンとEWシステムの相互運用性、批判的な意見に耳を傾ける真摯さ、部下に嘘をつかない態度、下した命令に責任を負う姿勢などが評価され、前線でも結果を出し、意欲的な指揮官や兵士からも支持が異様に高いため、彼を辞任に追い込むことになった弾道ミサイルは1日全体の攻撃量よりも価値が高いかもしれないが、ロシア軍の戦略戦力も今回の戦争で最大規模の損失を出し、ロシア人ミルブロガーから大きな批判に晒されている。
ウクライナ軍参謀本部1日「ウクライナ保安庁=SBUはロシア軍の爆撃機を破壊するため大規模な特別作戦を実施している」「SBUはドローンを使用してA-50、T-95、Tu-22M3を含む40機以上の航空機を破壊し、20億ドル以上の損害を与えた」と発表、Kyiv Postは「この極秘作戦(コードネームはWeb)はロシア連邦領内のムルマンスク州オレニヤ、イルクーツク州ベラヤ、リャザン州ディアギレヴォ、イワノヴォ州イワノヴォにある空軍基地を標的にしたものだった」と報じたが、ムルマンスク州オレネゴルスクにある北方艦隊司令部でも爆発が確認されている。
この攻撃はロシア連邦領内に潜入したSBUの工作員がトラックで目標周辺に近づき、FPVドローンを使用して空軍基地に駐機してあった航空機を破壊するというもので、ロシア国防省も攻撃を認め「ムルマンスク、イルクーツク、イワノヴォ、リャザン、アムールの飛行場がFPVドローンによる攻撃を受けた」「全ての攻撃は撃退された」「ムルマンスクとイルクーツクでは複数の航空機が炎上した」「既に火災は鎮火し死傷者はいない」「既に今回の攻撃に関与したと見られる一部の人間を拘束した」と発表。
ゼレンスキー大統領はSBUの特別作戦について「本当に素晴らしい結果だ」「ウクライナによる独自の成果だ」「計画の立案から実施まで1年6ヶ月と9日かかった」「この作戦に関与した我が軍の部隊は予定通りロシア領を離れた」「SBUに作戦の詳細と結果を国民に知らせるよう指示したが今直ぐ話せない部分もある」「それでも今回の作戦は歴史の教科書に載るレベルの成功だ」と述べた。
さらにゼレンスキー大統領は作戦内容の一部についても「我々のロシア領内における作戦拠点はロシア連邦保安庁の本部のすぐ隣にあった」「この作戦には計117機のドローンが使用された」「飛行場に駐機してあった戦略爆撃機の34%が被弾した」「現地で我々の作戦を手助けしてくれた人々は作戦実行前夜にロシア領が連れ出され安全だ」と明かし、SBU関係者も「この歴史的な特別作戦に参加した大半の人々はウクライナに滞在していた」「したがって、プーチン政権が誰がを拘束したと主張したとしても仕組まれた演出に過ぎない」と指摘している。
どれだけの損害をロシア軍が被ったかは不明だが、RYBARを含むロシア人ミルブロガーらは「これまで何度も航空機を何の保護手段もない飛行場に駐機させるのは危険だと訴えてきた」「このリスクが確認されてから2年が経過するのに何の対策も取られていない」とロシア軍を非難しており、RYBARは以下のように述べている。
“3.5年もあれば無知な猿にでも手榴弾の使い方を教えることが出来る。残念ながら2014年以降、ロシアではウクライナを含む全世界に対して知的優位性があるという神話が蔓延し、この誤った神話が間違った認識を招いている。ウクライナの特殊部隊や組織は何らの超人でも天才でもないが、これを愚かな田舎者と見下すのも適切ではない。そもそも「賢いウクライナ人」か「愚かなウクライナ人」か「イギリス人」か「アメリカ人」を議論する意味があるか?我々に損害を与えることが出来れば、それが誰なのかなど議論する意味がない。敵の攻撃を評価する上でウクライナ人を無能者として扱うことは本当に価値がない”
‼️BREAKING: Right now the SBU is striking the Russian military airfield Belaya in the Irkutsk region by controlling drones in real time, receiving a video signal from the drones! (Video is from the Irkutsk region)
Belaya Air Base, located approximately 85 km northwest of… pic.twitter.com/6yQ7lvBrED
— Special Kherson Cat 🐈🇺🇦 (@bayraktar_1love) June 1, 2025
“ウクライナ側は40機以上の航空機が破壊されたと主張しているが、恐らく実際の被害はそこまで多くないだろう。それでも今回の損害は非常に深刻なもので、この事実から目を反らし逆のことを主張すれば「自己欺瞞の域を越えた有害行為に等しい」と言える。もし攻撃に参加する予定だったトラックの一部が阻止さなければ航空機の被害はもっと深刻になっていただろう。最も重要なのは今回の損失を回復するのは不可能という点で、飛行場の防空体制、保護手段の建設、国内からの攻撃を取り締まる関係者らの怠慢に感謝の言葉を送るしかない”
結局のところロシアが戦略戦力のA-50、T-95、Tu-22M3を保護するコンクリート製シェルターを建設していれば、今回のようなFPVドローンの攻撃で損害を被ることはなく、ロシアがウクライナとの戦争に投資している莫大な予算があればシェルター建設は十分可能なのに、ロシア人も「ロシア軍が如何に有能でウクライナ軍が如何に愚か者かを描くプロパガンダ」によって正常な判断ができなくなり、これも今回の怠慢を招いた要因の1つなのだろう。

出典:Оперативне командування “Схід”
ウクライナメディアも「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」「社会全体がロシアを必要以上に蔑んだことが2023年の結果を招いた」と反省していたが、ロシア人もプロパガンダや特定の戦闘結果に毒されすぎてウクライナ人の能力を舐めすぎていたのだ。
そしてロシアメディアにはロシア軍の信用を傷つけ貶めるような情報発信が法律で禁止されているため、ウクライナメディアのように多角的な視点で自軍の問題を取り上げるのは到底不可能だろう。
関連記事:ロシアのShahed生産は1年前なら月300機程度、現在は同数を3日以内で出荷
関連記事:Shahedを使用した攻撃方法の巧妙化、一部の機体は光に反応する
関連記事:ウクライナメディアによる2023年の総括、自分達で作り出した罠に嵌った
※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
ドローンはゲームチャンジャ―どころの騒ぎじゃないやん
僅か数万円で戦略攻撃しとるがな
まあ、ドローン一つでこんな大事件がおこせるわけもなく。
背景にはウクライナナンバーの車が平気でロシア中を走り回っていたという、おおらか過ぎる土壌もあったようで……。
日本も時局に応じてチャイナ・パージを進めないと不味いですね。
今すぐやれってわけにはいきませんが。
官邸へのショボいテロで速攻ドローン規制した日本政府は色々と叩かれてましたけど、ここに来てそれが正しかったと証明されるとは…
もちろん秘密裏に持ち込んだり保管することは可能でしょうが、厳格に管理されている以上は難易度は格段に上昇するわけで
ドローン規制でドローンによるテロが防げると考えるのはナイーブすぎるのでは?先週あたりにも禁止されている東京スカイツリーの違法空撮動画がバズっていました。
まあ、ジャマーとかも設置したのかも知れませんが、光ファイバー使用機には無力ですし、ハードキル対策しないと。
自衛隊の航空基地も同様で、ドローンテロには現状無力でしょう。VADS…RIP。
それは原価厨みたいなものでしょ
1年半かけた時間と工作員が払ったリスクは数万円などでは決して無い
24/11/19の大統領令「核抑止力におけるロシアの国家施策の基本」より
「ロシアの核兵器使用を可能とする条件」の一つに「核戦力の運用に混乱を与えるロシアの国家機関、軍事施設への攻撃」
があるそうです。
世界の終末時計はまた一つ針を進めたようで。
近日中にトランプとプーチンの電話会談が行われるような気がします。
TACO同士の会談ですね
近日中にトランプとプーチンの電話会談ですか?そうかもしれないし、今は実務レベルではアメリカとロシアのやり取りはかなりされているように思い出す。
現在の状況は、
ゼレンスキーは戦争を続けたい。今の彼の戦略は、プーチンに報復をさせて、それでアメリカの世論を変えて一発逆転を狙っている。
プーチンの方は停戦を考えているが、今は戦況がいいので、もう少しこのまま戦争を続けたい。
トランプは第一に、ウクライナ戦争を決して第三次大戦にはさせない決意を持っている。次に、できるなら早く停戦させたい。
ゼレンスキーはロシア側の何らかの報復を狙っているのではないか。
ロシアへの影響というより、アメリカの世論への影響と変化を狙っているのだと思う。トランプ政権もアメリカの草の根の世論は無視はできないからね。
昭恵夫人とあってたのはその準備ですかねえ。
個人的にはあのご婦人はあまり好きではないのですが…
ドローンの脅威もそうですが、より「失敗の本質」に踏み込んだ管理人の考察は流石ですね。タイヤを積んで凄い凄いと自賛してたら手痛いカウンターパンチを喰らった、と…
敵対する相手を過小評価し、みくびり、自己を過大評価して現実を後回しにした結果、壊滅するというのは本邦の伝統芸でもあるので、ウクライナ軍やロシア軍の失敗から何かを学んでいればいいですが、そのような深い洞察を行える当事者が果たしてどれほどいるか…悲観的にならざるを得ませんな。
また日本はダメだbotが出たよ
日本を侮り、貶し、過小評価して喜んでるキミがそれ言うんか…
毎回空さんの意見を感情的に否定するだけなのはなぜ?
コイツは何を見ても日本を貶し事実とかけ離れたネガティブキャンペーンを行うだけの荒らしだから
いつも記事の内容から話をそらして日本下げに繋げようとする
この発言だけ見たらわからないかもしれないがこれまでの発言を見たらわかる
感情的な否定ではなく幾度も事実の提示を行ってきた
この人は前からこんなコメントばかりで周りから一斉に突っ込まれてましたよ。
最近は「またアイツか」とスルーされてますが。
航空機はまた作れば良い
問題はウクライナ訓練兵の損失直ぐには穴埋めできないのは両方一緒だが人間は航空機より時間も手間も影響も大きい。
とはいえウクライナ側の今回の訓練兵損失は戦死12名、負傷は程度不明ながら72名程度なので小隊二、三個分くらいですからね……
トラパティ司令も戦死ではなく辞任ですし今回ばかりは戦略爆撃機複数損失してるロシアの方が手痛い損失かと
今回のウクライナのドローン攻撃、ロシア側のパイロットや整備士の損失ゼロとは思えませんし、長期的に見るとここでの航空戦力損耗の波及効果は大きいのでは
大きいかどうかは現在の稼働率次第だと思うしメンテナンス体制がどうしようもないレベルだと、火力投射手段を陸上中心にしていきそうではある。
爆撃機が減って通常の巡航ミサイルの運用が難しくなれば米国のラピッドドラゴンみたいに輸送機まで使い始めると思う。
作ればいいと簡単に言ってももうロシアにはTu-95を作る力が無いのが問題でしょう
フランカーだったらまあ作り直せるけど、略爆やAWACSはさすがにそうそう作り直せるもんでもないわ。ポンポン量産してるアメリカや中国を見て感覚ぶっ壊れているかもしれないが
A-50はともかくベアはそんな作るのに手間かかる大層なもんではない
生産ライン閉じてるもんを再生産するのは普通に大層な手間がかかるよ
新規で再生産しなくても山ほどモスボールある機体だから再生するだけでしょ
またつくればいいとは言うのは簡単ですが
1990年代で生産終了している機体を仮に再生産するとしても
ラインを再度作り直さなければならないので莫大な金と時間かかるんですよ
しかもツポレフは現時点で一切爆撃機を生産しておらず、大型機は民間旅客機しか作ってないので
そもそも能力があるかどうかも疑わしいわけでして
日本でも3.11でF-2を総数の2割が津波で水没、既に生産ラインを閉鎖し始めていた段階でもラインを再開できず、
新規取得再開ではなく、新品をつくるよりも高額な費用を投入して修理して復帰させていますし
それでも修理完了まで7年、18機中13機しか修理できなかったわけでして
見えなくするだけなら亀戦車のようなバラック小屋でもよかったのに
アレは空間装甲以外にも重要部分を見えなくする効果ある
命張ってる陸軍と内地で暮らす空軍との差だな
空自も掩体不足なようで、コンテナ船がごまんといる日本で似たようなことされたらひとたまりもない…
今後怪しいドローンに対する先制攻撃等の法整備も必要そうですね
ほんと仰る通りです。
コンテナ船の大きさを考えれば、無人機をラックごと簡単に積み込めるわけで、しかも海岸沿いの自衛隊基地かなり多いですからね…
ロシアに関しては敵(ウクライナ)を侮る以上に西側が阻止するに違いないみたいな期待がありそう
ここもウクライナ擁護の内容が多くなったな。今度はウクライナ支持者に媚び売ってんのか?ほんま節操がないな
いやいや今回は単にウクライナ擁護関係なくロシア空軍の失態でしょう。媚も何も事実を報道しているだけでは
>>プロパガンダ」によって正常な判断ができなくなり、
コメント欄でさっそく実例ちゃんを見れるとは思わなんだ
確かに一時期親露偏向感はあったし、ロシア寄りのデマを記事で紹介してしまいXで炎上なんかも起きたけど、管理人さんにどちらか一方を贔屓する作為性はハナからないと思うわ
戦況の優劣によって、露宇の一方を持ち上げたり落としたりする記事が連続する時期がどうしても生じるだけじゃないかな
戦闘の影響や強さ・弱さの原因を分析する記事作りをすればそうならざるを得ない
管理人氏はどちらに媚売ってるわけでもなく事実を書いてるだけなのに、どちらかに不利な記事が出てくるとその陣営の狂信者が発狂するね
何言ってんの。ここは最初からウクライナ寄りだよ。2022年から読み直すといい。
管理人氏はウクライナ支持だけど事実は事実として偏りなく載せてるよ
それをウクライナへの肩入れとか言っちゃうのはあまりにこのサイト見て無さすぎる
なに、親露ブログと勘違いされがちだし、それが転向したわけでも無いから掣肘したまでよ。
それに私は貴方のようには管理人氏を信奉していないだけなので、そのように言われる筋合いは無い。
今までの嫌がらせと違ってHVT大量に撃破してる大戦果だな…
特にムルマンスクはフィンランドに隣接してので、他から引き抜いてでも穴埋めしなきゃいけないのでは
これって花形の前線には人も予算も権限も回って来て改革出来る余裕があるけど後方は閑職でそんなものは無いので改革出来ないってよくあるアレじゃないですかね
後、思想取り締まりって大抵暇を持て余した自警団がカスみたいな通報を大量にして来て業務量が膨大になるんですけどちゃんと使える人員は増やしたんですかね
どうも舐めてたからパンチ貰ったってよりパンチに夢中になってたらローキックを喰らったイメージ
ウクライナの今後の戦略は決まりましたね
パンチ勝負はせずにひたすらローキックで隙のある下半身を狙えば自然と上半身も崩れる
徴兵と国家親衛隊合わせたら前線と同じ位人員はいるしフィンランドとの国境に前線基地作る余裕もあるんだから、空軍基地の防御する人も金も無いわけではない。
RAYBARが言うように後方が平和ボケしてるだけ
>>RAYBARが言うように後方が平和ボケしてるだけ
願わくばロシア人が最終的に同じ結論にたどり着きますように
基地近くを普通に走ってる民間トラックになぜか自爆ドローンが満載されていて攻撃されるという極めて阻止しづらい攻撃を、それこそ中国並みの監視社会でギリギリ防げるか…?みたいな攻撃を
Qなぜ防げなかった
A平和ボケして気をつけていなかったから
Qどうすれば防げる
A気をつける
程度の分析で済ませてくれるなら今後もウクライナ特務の作戦が決まりまくるだろう。喜ばしいことだ。
しかも今回はロシアの軍需物資の中になぜかウクライナのドローンが混ざっていたという
今後は1箱ずつ検問ごとに検査するとかしないと防げないのではないか
備えてたものが違ってたみたい
ウクライナからの大量ドローン攻撃に備え(ウクライナ本土から攻撃ドローン飛来の警報が出たらすぐ空中避難できるように)燃料満タンにして路上待機してたら、数キロという近距離からドローンが大量に湧いて出たため迎撃する間もなく空襲を許したという状況らしい
コンクリート製のシェルター(駐機バンカー)があれば防げたという主張には若干の疑問が付きますが、周辺警戒が不足していたのは事実でしょうね
ただ、ウクライナ側も直前に鉄道・橋爆破によって注意を引くなど周到な計画をしていたので周辺警戒をしていれば防げたかというのも怪しいです
ドローンの速度を考えるとある程度の距離に近づけてしまえば数分もかからずに攻撃ができてしまいますから
書き忘れ
それにしてもドラパティ司令という有能な人を辞任に追い込んでどうするのでしょう?
ノウハウが共有されて有能な個人に依存しなくてもよくなったのか、それとも責任押し付け気質が変わらないのか
この事例はウクライナを侮ったロシア無能で終わるのではなく、我々も対策を講じる必要性が出てくる話ですね。
例えば対中戦の際に日本、台湾、アメリカの空軍基地に付近に潜伏した工作員が一斉にドローン攻撃でもされたら例えコンクリート掩体あってもドローンならそれを避けて航空機をピンポイント攻撃出来るわけで、それに加えて巡航ミサイルや弾道ミサイルも加われば開戦数分で空軍が壊滅状態に陥る可能性も高いです。
一時期ネットでは自衛隊の自慢の潜水艦隊は開戦数分で全滅する、何故なら開戦と同時に基地で停泊中にドローン攻撃されるからという冗談がありましたが、もはや冗談ではなくなりました。
いや、もともと冗談ではなく、呉港なんて、近くのコンビニから停泊中の潜水艦を一望できるわけで、ドローンなんか使わずとも砲丸投げで届くレベル。
マジであれ、どうするつもりなんだよ。
ドラパティ陸軍司令官辞任って本当に引責辞任なのかなあ。
もちろん、責任があるかないか、と言えばあるんでしょうけど、ウクライナ軍が無能の極みでこの程度の損害を生じたことは枚挙に暇がないでしょう。
クルスク方面作戦で、だれか責任取ったんですか?
もともと嫌気が刺してて、辞任理由を探していたとか。
戦闘機と比べると大型の爆撃機の駐機場をシェルター化するのはそれなりに大変だし
ドローンが飛来するようになったのは最近のことなので
頻繁なリロケーションやウクライナから物理的に離れた地域に展開でロシア軍がよしとしたのは分からなくもない
ブロガーは大損害のショックで事後公明のヒステリー起こしてるが
ロシア軍の爆撃機運用が特別に無能だったとも思わない
まあ今後は何らかの対策を取らざるを得まい
爆撃機サイズの掩体壕って見たことないんだけど、そもそも存在するのだろうか?
格納庫レベルでも無いよりはマシだと思うけど。
前々から中国あたりが日本にやったらヤバいのではと言われていた戦術が実際に成功した形。
まず間違いなく中国も似たようなことを戦術として考えていたでしょうし、ここで実例が作られたのは日本にとっては良かったのかもしれない。対策する時間はまだあるので…
とはいえ住宅地に隣接した基地も多い日本が完璧に基地周囲数キロを常時警戒するのは不可能に近い。となると近くまでドローンが飛来してくるのを前提として、センサーとカメラに対ドローンレーザーと迎撃ドローンを組み合わせた常時監視型の警戒システムが必須になるのではないでしょうか。
そしてこのくらいなら現在開発中の基地警戒システムを応用させれば十分実現可能に見えます。警備要員削減による人手不足対策で始まった開発ですが、なんとも時勢がいいのか悪いのか…
レーザーまではいかなくてもマイクロ波のドローンバスターでもそれなりに有効のようです。
中の回路を焼き切るので光ファイバー誘導のでも墜とせるみたい。
明日の会談の日に合わせての攻撃ですかね。
以下は被害受けたみたいですね、
Tu-95MS爆撃機5機
Tu-22M3爆撃機2機
An-12軍用輸送機1機
40機破壊が8機に下方修正・・・
ウクライナが支援引き出したいのは分かるが・・・
仮に掩体があったとしても、出撃前などに無防備な時間はあるわけで、どこまで許容するのか悩ましい問題ですね。
長い滑走路だけでも4000m超もあったりするわけで、周辺まで含めれば広大な敷地の外側を、全て警備するだけでも大変だろうなと。
戦略爆撃機の屋外駐機などは、アメリカとの核協定で決められているのではないのかな?
ロシアはオープンスカイ条約から2021年12月に脱退してるので、そんなものは存在しないかと。何でもかんでも出来ない理由に結びつけるより、戦い方の変化を受け入れた方が建設的かと。
管理人さんの仰る通りと思います。
核戦力は、安全保障の最上位という位置づけなうえに戦時中ですから、ロシア空軍が出来る事をやってこなかったならば怠慢と言われても仕方ないかなと。
たむごんさん、管理人さん、ありがとうございます。
2021年12月にロシアは、その条約は脱退しているのですね。いつも的確なご返事を本当にありがとうございます。
それならロシア側には、ロシア側の無改善というか油断がありましたね。またウクライナ側は、その前日に列車の爆破とかしましたし、ウクライナ側にはあせりがあるのかもしれませんね。
ポンポコさんのコメントがそんな管理人氏に晒し上げられるほど電波垂れ流したとは思いませんけど、内容には全面的に同意しますね
なんてったって戦時中なのですから
ロシアの核戦力の他の部分は、現在どうなのだろう。
Tu-95/22M3/160の再生産は難しいと時々言われているような。
大型のICBMの発射実験の成功率も下がったようだし。
あとはSSBNなのだけれど、その現状は、よく判らないですね。
ロシアは今後どのようにして核戦力を維持するつもりなのかな。
核戦力は、ロシアの武力の(少なくも表面上は)根幹だろうし。
Tu-95MSって、区分は戦略爆撃機だけど、実態として戦略爆撃機なのかね?
みたいな意味では、確かに看板は汚したけど、実態のロシアの戦略核交戦能力には、ほとんど影響がないのでは?
今回の損害の評価はこれから判るのでしょう。
ICBM/SSBNの状態も順次に判るのでしょう、きっと。
ロシアが今後にできるであろう努力も評価され、
加味され、評価が決まるのだと思います。
実際の交渉時にどのような態度をとってくるかも
観察の対象になると想像します。
戦果としてはお見事ですけどまた色々と物議を招きそうな手段ですよねえ。
この前の鉄道爆破といい一線越えた作戦が増えてきそうです。
前線だとスーミィやコンスタンチノフカ方面で押されっぱなしであまり良い材料がないので、
最近はウクライナの戦果PRはロシア国内での破壊活動に注力している印象です。
ただ、この作戦1年半も準備かけてると言っているので、そんなに何度もできるものでもなさそうです。
ロシアもこれ受けて対策するでしょうし。
今回のはちょっと物議じゃ済まなさそうな気がしてる
というのも今回の攻撃が戦略爆撃機に的を絞っており、ロシアから見ればロシアの核戦力に対する挑戦、ひいては相互確証破壊を前提とした核抑止体制への攻撃に映ってしまうから
特に攻撃されたのがムルマンスクというのもまずい、どう考えてもフィンランド領空などから行われた偵察飛行の情報が重要な役割を役割を果たしてしまったわけで、NATOがウクライナをしてロシアの核戦力を破壊させたと取られてしまう
おそらく思っているより大きな反応が返ってくる、ああ今回は本当に洒落にならないエスカレーションになりそうで嫌だなあ
どうなんですかね。
クルスク侵攻の時もそうでしたけど、あの時も大したエスカレーションはされなかったので、西側としてはロシアはどうせ大してエスカレーションが出来ない口先だけなのだから、これを気にロシアの核戦力の破壊をウクライナにやってもらたいと考えてると思います。
ロシアの核戦力運用能力を減衰出来れば西側の優位性が高まりますしので、次は戦略原潜へのドローン攻撃とかやるんじゃないでしょうか。
クルスクは確かに核こそ使用されなかったものの、これは冷戦期の戦略と同様に迅速な敵前線への浸透によって核攻撃に適さない戦場を作り出した結果でしかなく、むしろ北朝鮮の直接参戦という着実で大きなエスカレーションを招いている
そういう相手の忍容性を踏みにじる冒険主義的な言舌が蔓延した結果また今回のような危険な一歩を踏み出させたのだとしたら、非常に遺憾だとしか言いようがない
あなたの言う通り結局ウクライナはロシアが実際に核を使うまで暴走し続けるだろうし、それを西側も後押しするんだろうなと思うと暗澹たる気分になる
でも核を撃ち込まれるのはウクライナで西側諸国じゃないから(厚顔無恥
ありがたい人柱様やでホンマ
相手の忍耐力を試すような行動は本当によくないです
「ロシアは核を使う度胸はないんだ!プギャーw」
相手を舐め腐るこの思考が欧米我が国には蔓延している
プーチンがプッチンしたらその時世界が終わるわけで、
それは相手の理性に「依存している」ことを理解しないと
ウクライナ人はロシアの巡航ミサイルで家族も殺されてるのに第三者が忍耐力を試してるなんて決めつけるのも同じ様に良くないと思いますがね
民間人の運転手と民間トラックを使って民間コンテナに偽装して運び込んだ発射機から攻撃って、割とアウトですよね。普通にテロ攻撃の部類に入ると思うけど・・・。戦場での偽装とは一線を画すよねえ。
Tu-95と22はまあ今さら新規生産なんかしないだろうけど、160は普通に新工場作って再生産されてるよ
ですね
結構前に50機再生産する話(出来るかはともかく)はあったので、生産自体は一部西側製を使えなくなる以外問題なさそう
ただ今後の基地防護コストの上昇や航空機の配置効率悪化など、見えにくい部分での負担をロシアに押し付けることに成功したのでそういう意味でも戦果は大きそうですね
(そして全世界の軍隊が頭抱えてるんだろうなぁと)
再生産されているのは事実ですが一般的にイメージする再生産からは程遠いので注意。
現在までに完成しているのは4機だけで、内3機はソ連時代の在庫部品を使って製造され、もう1機が既存機の近代化改修です。
さらに4機とも完全には完成してはいないらしく計画から2年遅れていますが未だに実戦配備されておらず、肝心の工場は今年1月にウクライナ軍の攻撃を受けています。
いつかは生産出来ると思いますが現時点では難航しています。
これが事実なら再生産してるなんてとても言えないですね
逆に日本が同じ事したらここのコメ民は再生産してるなんて絶対認めないのが目に見える
予算措置的に遅れてるのかと思ってましたが再生産のやり方自体がゼロから立ち上げじゃなかったんですね
情報ありがとうございます
作りかけの機体が何機も工場に眠っているのを有効活用しただけで、おそらく最終的に目指すのはゼロからの新造で合っていると思いますよ。
50機の再生産計画が生きているかはわかりませんが、プーチン氏は工場視察や操縦?を繰り返すなどTu-160に並々ならぬ思いがあるもよう。
作りかけの機体をただ組み立てるだけでこれだけ四苦八苦してるのにゼロからの新造なんてできると思うほうがどうかと思うけど
ロシア側が関係者全員の引き渡しを要求して拒否されたら戦術核の脅しをかけるくらいはしそうな案件に思えます。
逆にシャヘドなどによる攻撃で報復を済ますならやっぱりプーチンは相当分別のある人物に思えます。
この大惨事をプーチンの理性の強さの話に持っていくあまりに無茶のある電波を発するとかもはやロシアの敵では。
では今回のことをアメリカに置き換えて考えてみては?
B52などの戦略爆撃機部隊が駐留する基地がワルシャワ条約機構の様な敵組織に支援されたテロ攻撃に晒されて貴重な爆撃機を多数失う事になった。
イラクやアフガニスタンを血祭りにあげたアメリカが生温い対応をとりますかね?
民間人の死者数から考えるにプーチンは相当理性的だと思いますよ
例えばアメリカが国際法違反で不当にベラルーシに攻め込んだ結果、ロシアから支援を受けたベラルーシ特殊部隊にB-52やB-1をぶっ壊されても自業自得としか思いませんが…
いやチンピラヤンキーがベラルーシに攻め込むのを辞めれば済む話でしょうよと。
まぁなんというか大らかと言うか適当と言うか……
ある意味でロシア人らしい失態だな、と
今のところドローンの映像や衛星写真で損害を確認されたのが8機ぐらいなので、被害もだいたいそんなところで「40機を破壊」はさすがにかなり過大な数字だろう
それは間違いです
衛星写真で確認されたベラヤ基地だけで8機で、ドローン映像だけで依然として詳細不明のオレニャを合わせると既に13機に上ります さらに他基地の損害はまだ判明していません
ベラヤ
Tu-95MS 3機破壊 1機損傷
Tu-22M3 4機破壊
オレニャ
Tu-95MS 4機破壊
An-12 1機破壊
ウクライナ側としては巡航ミサイルによる都市攻撃を抑止したいのでしょうが…。黒海艦隊旗艦モスクワの時もそうですが、これで「戦局が大きく改善する」のであれば、大日本帝国はアメリカ合衆国に勝っていたと思います。停戦交渉を有利に進めたい思惑なら裏目に出る可能性も大きいですし…。寧ろ「この戦争はどんな勢力が何の為に起こしたのか」「何時、どの様な形で終わるのか」という検証フェイズに移行しないと、恐ろしい結果になるかも知れません(トランプに丸投げは危険)。少なくとも我々側は“自軍の封鎖が原因で飢餓に苦しみ、人道支援物資の配給所に集まって来た人々を撃ち殺す”勢力と同じ陣営だと言う事を肝に銘じる必要があります。その悪魔にも劣る外道を現ウクライナもアメリカも完全に支持・支援しています。最早、“どっちもどっち”の域を遙かに越えています。20年位前から「日本は又しても負け組の、しかも“悪”の陣営に付いた」と連呼し友人・知人と疎遠になりましたが、日本は又しても焼け野原(今度は放射能アリ)になってしまうのでしょうか…。
これはどうやって防いだものかな。防爆扉を付けた密閉式のコンクリートシェルターを全作戦機分揃えるとか、基地の面積的にも土地買収的にもほぼ無理なので出きっこないし、せめて路駐の機体をネットで覆い隠すのが対策なんだろうか
しかしそれだと網を外してから離陸しなければ行けないわけで即応性はグッと落ちるよなぁ。サッカーのゴールポストに車輪付けたみたいな、簡単に移動できる対ドローン航空機カバーみたいなの作るのはどうだろうか。
※すみません。自衛隊の立場になったときの話です
戦力面で価値が無さそうなF-15SJをズラリと並べて囮にしましょう
巡航ミサイル迎撃専門機としてはまぁまぁ価値はあるから(震え声)
戦術的成功には違いないけど、停戦協議という戦略だと逆効果な気がするなあ。
戦争を続けると対NATO用のハイエンド資産まで次々破壊されるぞっていうのはある意味最強のカードかもしれない
ロシアは停戦する気なんて最初から無いとウクライナに見抜かれてるだけでしょう
それなら少しでも相手に損害を与えてミサイル攻撃を減らしてるだけかと
>「ロシア軍が如何に有能でウクライナ軍が如何に愚か者かを描くプロパガンダ」によって正常な判断ができなくなり
最近はロシアと比べて欧米は雑魚、西側は過大評価、NATOの軍隊は惰弱みたいな感じで西側欧米諸国をsageてロシアを持ち上げるみたいなの多くなってたよね
今までの反動というか当て付けなんか知らんけど、旧東側シンパなのかロシア信者なのかそうやって西側を罵倒して侮辱するみたいなのが増えてた、勿論このブログの読者も例外じゃない
同意
「西側の敗北ロシアの勝利」とか訳の分からないことを言っている人が増えた