ウクライナでも「兵士の高齢化」が目立ち、第65機械化旅団の大隊指揮官は「やって来る新兵の大半は45歳以上」「50歳以上の新兵は医師の診断書付きでデイケアセンターを管理している気分になる」と証言していたが、強制動員の対象年齢を55歳に引き下げる法案が提出された。
参考:У Раді пропонують зменшити граничний вік перебування в армії з 60 до 55 років
問題は25歳~40歳までのボリュームに「動員可能な男性」がどれだけ残ってるかだろう
ロシア軍兵士=契約兵士の高齢化が問題になっているように、ウクライナでも「強制動員した兵士の高齢化」が目立ち、Ukrainska Pravdaの取材に応じた大統領旅団の指揮官は2023年12月「補充兵の年齢が2022年末から2023年初頭まで43歳~45歳だった」「40歳を超える兵士はストレスによる胃潰瘍、関節痛や高血圧といった慢性疾患を発症し、手足を骨折することも多く、こういった理由で特定の任務を回避しようとする」さらに医者も『あの任務から解放しろ』『病気療養休暇を与えよ』と指示してくるため『塹壕を守れ』と命令出来なくなる」と証言。
Economistも今月24日「ウクライナの動員キャンペーンは目標の2/3しか達成できず、政府高官は春までに(前線の状況が)取り返しのつかない事態になるかもしれないと危惧しているが、人員不足よりも深刻なのは新兵の質で、第65機械化旅団の大隊指揮官は『司令部から送られてくる新兵の殆どは高齢者でやる気がなく役にたたない』『一握りの若い新兵を除けは全員が45歳以上だ』『私のところにやって来る50歳以上の新兵は医師の診断書付きで戦闘部隊ではなくデイケアセンターを管理している気分になる』と証言した」と報じた。
さらにEconomistは「この旅団の訓練場を訪れてみると指揮官の言いたいことがよく分かる。ここで新兵らは最終訓練を受けて前線に向かうことになり、最近やってきたポルタバ出身の新兵は51歳の元労働者だ。彼は『眼鏡がないと何も見えない自分が動員されることに驚いた』『防弾ベストを着て歩くだけでも苦労する』『銃器の扱いには慣れたが目標に命中させるのは苦手だ』と述べた」と報じていたが、最高議会のオレクシー・ホンチャレンコ議員は25日「強制動員の対象年齢を60歳から55歳に引き下げる法案を提出した」と発表して注目を集めている。
ホンチャレンコ議員は法案提出の理由について「55歳~60歳までの男性は健康状態が悪く、体力が限られていると判定されると戦闘任務を完全に遂行できなくなる。2022年から動員され、特に負傷した50歳以上の者も前線勤務から交代させるか復員させなければならない。指揮官らも『軍隊が高齢化している』『高齢者は特定の戦闘任務を効果的に遂行できない』と訴えている。このイニシアチブは多くの国民に支持されており、動員年齢の上限引き下げには2.5万人分の署名が集まっている。これは軍の有効性、兵士の交代、健康を確保する重要な取り組みで速やかな検討を要求する」と説明しており、出来るだけ速やかに実施すべき内容だ。
西側諸国の資金援助はウクライナ軍の維持=人件費に流用できないため自国の財源で賄われており、税収の全てを国防費に割り当てても資金が足りないため、大幅な増税と国債の発行で何とか凌いでいる状況だ。人数合わせのため高齢者を軍に引き止めても資金の無駄になるだけなので、もっと若い兵士と交代させた方がマシなのだが、問題は25歳~40歳までのボリュームに「動員可能な男性(このボリュームには動員延期の権利をもつ学生、3人以上の子育て、両親の介護、戦争で兄弟を無くした者、産業界からの動員延期要請などが多い)」がどれだけ残ってるかだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
本命となる動員年齢引き下げのための地ならし的な法案なのかもしれませんね
もしくは、この期に及んで政府が前線の状況を把握していなくて「高齢者は役に立たないから下げよう」とだけ考えたか
「後悔先に立たずと」いうのが古来の格言だ。始まったばかりの頃は熱に侵されて威勢がいいが少し経つと現実に晒されて何で戦争になってしまったかと後悔するがすでに遅い。我が国もウクライナ戦争を他山の石として直視して威勢の良いことを言う前に足元を直視すべきだ。多少の軍備の増強などかえって害にしかならない。北朝鮮のように全てを犠牲にして徹底的な軍国主義化を図る覚悟をするか平和国家として専守防衛・善隣外交と過疎化が進む国土の復興に舵を切るかの分かれ道だ。今後人口が激減していく我が国には多くの選択肢はない。コロコロ変わっていく米国の政策に振り回されるのはそろそろ卒業したほうがいい。
ウクライナは西部ウクライナ人とロシア系ウクライナ人の親露感情の温度差が大きいので傍から見てると行動と発言に齟齬が発生しているように映る
ロシア軍にロシア系住民を人海戦術でぶつけておき、主たるウクライナ民族主義者達は最新の西側武装でキエフ政権を維持管理と思っていたここに来て思惑が大きく外れて来たので右往左往
クルスク侵攻なんてまさにソレ
逆にロシアとしては民族主義者の部隊をロシア国内に釣ったというか引き込み叩けてるので願ったり叶ったりでしょう
実際は「戦争を起こされないように強力な軍備が必要」「軍備を整えるためには外貨が必要」なので、両極端には振れない事情があるんですよね。
日本は専守防衛と言っても明らかにアメリカの核の傘に守られてきたわけで、トランプ大統領になると防衛負担の増額を迫られるでしょうからますます経済対策とのバランスが必要になってきます。
これ以上円を毀損すると海外製品の調達が難しくなってきますから、国債に頼った予算も組みにくい。国内産業を育てようにもどこも人手不足という状態では、防衛に振る余力がなくなってしまいます。
なのでアメリカから卒業というのは現実的ではなく、それこそアメリカ側に居続けるのか中国側に移動するのか、二者択一を迫られているというのが実情ではないかと思いました。
日本には、産業を動かすための資源調達のシーレーンを実質的に支配している国に付き従う以外の道はありません。
中東から調達するにせよ、豪州や北米から調達するにせよ。
シーレーンを支配する国が変わったり複数になったりすれば、自動的に付き従う相手も変わったり増えたりします。
動員ポリシーが迷走してますね。ロシアがやっている途上国からのリクルートを本来なら西側が仲介すべきだったのでしょうが、トランプ再選がなった今や後の祭り。
図面上の兵力ではそれなりに拮抗しているように見えても、一部のエリート部隊以外はこんな有様なので停戦合意も相当不利になるしかないのですよね。
戦えるうちに戦争を終わらさせたフィンランドのマンネルヘイムの慧眼が光る。
自国民の高齢者を徴兵して、結局役に立たないなら、仰るとおり、少数の義勇兵部隊なんてケチなこと言わずに、大規模な外人部隊を作った方が費用対効果が高かったかもしれませんね。
最近のエントリの兵士の写真が、やたら老けた兵士ばかりで、陰鬱な気分になります。
まあ、スラブ系の人は急に老け込むせいもあるのでしょうけど。
途上国からのリクルートって言っても、歴史的に恨まれてる西側に、それが可能なのかって問題が有ると思う。
まさか50代に入って動員されるとは本人達も思っていなかっただろうに
最大の問題は、動員されても役に立たない、資金と時間が無駄になる、結局戦争に負ける、ことでしょうね。その上、戦後の高齢傷病兵への補填まで考えたら、頭が痛いどころじゃない。残るのは未来への借金だけ。
単純計算でウクライナの対外債務の支払いは1500年にも及ぶ可能性があるとウ国内で物議が持ち上がってるそうですね
いやぁ、保証国の日本はマジでやばい
仮に、ウクライナが分裂して、キエフ共和国、リヴィウ国連保護領、ハリコフ人民共和国、オデッサ人民共和国になったりした場合、対外債務はどこが引き継ぐのでしょうね。一般法人の破産申請のように、上から責任持って行う国家がないから、破産と内戦がセットになったら取り立ても覚束ない。
そうなったら押し付けあいでしょう。
キエフを管理する国家が一番押し付けられるかな。
リヴィウ周辺は反ロシアだけじゃなくウクライナ至上主義者や反ポーランド、反ハンガリー勢力なんかもいる地域だから、その地域が独立したらキエフの政府だけじゃなくポーランドやハンガリーと武力衝突しそうな気もしますけど。
オデッサは現キエフ政権から逃げ出しそうな雰囲気を感じますね
ウクライナが真面目に返済すると思って融資する国家があったら、正気を疑います。
貸し倒れは折り込み済みでしょう。
ウクライナ国債の金利は、1年35%、3年20%以上なんですよね。
日本の破綻国融資あるあるで、仰るような債務償還年数を考えると、債権放棄するしか選択肢がないでしょう。
日本政府はきちんと説明して、ウクライナ支援の債権放棄を絶対にしないならば、先に明言すべきなんですよね。
日本人を騙すような融資スキームを使ったり、耳障りのよいスローガン(力による一方的な現状変更)などを掲げずに、債権放棄の可能性をきちんと説明すべきと考えています。
フランスのル・モンド紙が「英仏はウクライナへの軍部隊と軍事産業従業員の派遣を検討し始めた」と報じてます。
軍部隊は訓練要因だとしていますが、状況によっては訓練兵を率いての参戦、なんてことにもなりかねないんじゃないの?と思っています。
それ以前に、スウェーデンの高級士官がウクライナ国内の訓練所ごとミサイルで吹き飛ばされて、外務大臣が辞任する羽目になったなんていうニュースがありましたが、同様の事になったらどうするんでしょうねぇ?
そういえば自称「義勇兵」のポーランドその他の外国人兵士の話は最近聞かれなくなったようで。
もっとも「英国しぐさ」で、結局は口先だけで終わる可能性も高いかもしれませんけど。
担当官「軍事産業従業員の派遣という歴史的な事柄については、異次元の民主主義への脅威に対抗するため、可能な限り善処しつつ、前向きに検討いたします」
記者「従業員を派遣して何をするのですか?」
担当官「それは、高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処することになるかと思われます」
EU系の軍事関連資本がウクライナ内の軍事工場等の投資を損切り出来ないで政治的に足掻いてる状態でしょうね
既に東部鉱山に突っ込んでいたブラックロック等は、もう諦めて損切りしてる雰囲気ですが
どっちにしろ義勇兵や民間軍事会社レベルの派兵では、大局はもう変わらないので見苦しい限りです
まあ、小規模に参戦して、一方的に叩き潰されて現実を突き付けられるまでは、ゴチャゴチャと言い続けるでしょう
あれはよく読むと、「ウクライナ戦後の平和維持軍派遣のための下慣らし」ですよ。
あれだけ戦争を煽っておいて、シレッと戦後は「平和のために来ました!」みたいな顔でいっちょかみしてやろうという狙いですね。
相変わらずの欧州しぐさですよ。
開戦当初においてマクロンとプーチンで会談出来る関係でしたし、最近でもG20でマクロンがラプロフ外相と接触したとの報道がありましたから、一定の外交関係は維持してる様に感じます。
水面下では停戦後に関するロシア側との取り決めをしているのかもしれませんね。
最前線の塹壕に、人間がいなければ、どうしようもないですからね。
報道では、ドローンや対戦車ミサイルなどが脚光を浴びてきましたが、前線を維持する多数の歩兵がいなければどうしようもないなと。
ウクライナが徹底抗戦を続ける中で、年齢を言い訳にできなくなってきたのでしょうね。
人がいなければ素通りですからね。止められないにしても、時間稼ぎすらできないわけで。
人がいなければそういう兵器使う人もいなくて、兵器だけあるとか本末転倒なことになるでしょうし。
まあ、現状は人も兵器も両方無いようですが。
とはいえウクライナの年代別人口を考えると、若くて健康な年代を動員すると、短期的には交戦できる代わりに、長期的には国家維持に必要な人間を消費することになるので、未来無いんですよね。
人口三千万下回ると百万規模の軍隊とか維持無理でしょうし、ウクライナはロシア占領地の人口を省いてないんで、そこを加味すると最早三千万切ってるでしょうし。
まさに仰る通りで、人がいるだけで素通りできなくなりますからね。
ウクライナ国内で、国家としてどういう未来を考えるのか、もっと早く議論すべきと思うんですよね。
人口動態は、簡単に予測できる未来なわけで、出産適齢期人口+出生率が大きく影響を与えることになります。
ウクライナ統治下の人口は、3000万人を切っているというのは仰る通り公然の事実になっているわけですから、現実を見た方がいいと思います。
ウクライナの状況が厳しくなるほど、ロシア=ウクライナの停戦交渉は厳しい条件になり、ウクライナは友好国が周辺にいなかったわけですから民族問題で妥協を迫られることにもなってしまいます…
無視して進むわけにはいきませんし、そこに存在するというだけで意味ありますからね。
ただ防衛陣地が出来て無かったり、人や兵器が足りないから守れなくて、軍や政府が許さないから勝手に撤退する事になるのが問題になってますけど。
現状領土がどれだけ減るかって問題はあるけど、ウクライナが滅ぶことはもう無くなりましたしね。
ただそれもこのまま若い世代や労働人口がこれ以上減るなら、そのうち国が崩壊しかねないのが。
国外に一千万ぐらい逃げてますけど、その人々も生活基盤外国に築けばもう帰って来ないでしょうし。
戦えなくなれば相手の出す要求を飲むしかなくなりますが、戦う力残したまま停戦するなら要求は更に増えるにしても、これ以上の悪化を避けれますからね。
ロシア以外にもポーランドやハンガリー、ルーマニアなんかもウクライナと領土というか民族問題あるんで、最悪は東部どころか西部の方も火種が燃えそうですよね。
上限変えた所で下限や条件変更がないなら変わらないよ。条件変更の地ならしなら話は変わるけどね。
突き詰めるとそれに尽きる。
軍隊として以前に国として詰んでるわ
日本が中国と戦争になったら65歳まで動員されそう
日本は軍艦を失った時点でオワリですよ
島国は大陸国家と違い陸上戦を後退しながら戦えないので厳しい
旧日本軍の遺跡見てると海沿いに膨大な量のトーチカ類があるんですよ
日本の海岸線は長く陸自だけではとても足りないので徴兵的なのは行われると予想
大規模な上陸はないだろう
海自と空自の被害が甚大であれば、海上輸送を遮断することが中国にとってより良い選択かも
もちろん完全に遮断するのは難しいが、しばらくの間に食料や燃料の何割か減らせば……
この辺は見解の差だと思うんだけど
もし海自や空自が劣勢になれば、後方に下がると思うんだよね
第一列島線から第二列島線、何ならハワイやオーストラリアまで下がれる
そうすると沖縄はおろか九州はもう危ない
その時点で終戦になればいいけれど
ノルマンディや硫黄島のような大規模上陸戦はもう無理だけれど。俺は分散した兵による上陸戦はありうると思ってて。何ならジェットスキーでも使ったバイク兵の海上版とか
長崎や天草の離島はその手の攻撃に脆いんじゃないかなと思ってる
後戦闘機ね。
「もう駄目なのだから諦めなさい 今どうなってるか率直に国民に話してその上で国民投票にかけなさい」
個人的にはそんな感想しか出ないウクライナ。
バイクに乗って突撃ー!とかしてるロシアの兵隊達を相手に出来る訳がない。火力支援でも格段の違いがあるままなのに。
おじさん達のある種の狡さが活かせる状況は激しく動く流動的な状況ではなく、膠着戦になっている時ならば若い兵隊達の素直さ相手にどうにかなる事もあるかも知れませんが、今はもう無理ですよ。
ゼレンスキーとその仲間達は最早保身のために戦わせてるだけのことでしょう。
そうでなければ国民に問います。
真実を話してゼレンスキー政権の支持率が低下したとて、そもそも対抗馬がいないんですよねぇ
選挙が行われた倍に出馬を表明してるのは、youtubeで根拠薄弱な私見を述べて解雇されたアレストビッチだけです
よしんばザルジニー氏が周囲の期待を受けて立候補したとて、あの人は「もっとまじめに戦争をやる」方向で舵を取るのではないかと思いますが
55以上を里に返して
穴埋めはどうするのだろうか
いよいよ女性や18歳以下を動員するのか
YouTubeで勇ましいこと言ってる
上級キエフ市民なんかも動員するのか
何かしら病気や無理がきかない体。
医師の診断もあって制約も多い
だからといって、診断を無視するわけにもいかず、怪我すれば人並以上に治療に労力をさく
怪我の治りも遅い
55歳上の強制動員はむしろウクライナ軍を弱くしてしまっているということでしょうね。
追記すれば、ゼレンスキーがいうには1人の兵に6人の納税ですからね。
その6人の納税分がご老体にも費やされているとすると、経済的にも負担の割に結果がみえないっすね。
普通に経済活動してもらっていた方がまだ良いですわ。
大規模外人部隊の設立がいるとはおもうよ。
1人分の働きをしてくれてもしてくれなくても6人分の金はかかっているでしょうからね…
50~60代の新兵に30kg以上ある歩兵の装備を身に付けさせて不整地を走らせたら膝とか腰を傷めて戦う前に負傷兵になるのがオチ
塹壕の中で木の根に足を取られて膝の半月版損傷とかしたらもう動けませんよ
中年高齢者には馴れない事をさせるより普通に経済活動をして貰って納税者になって貰った方がマシなのは当たり前だと思う
40代になると目も衰えるし、50代になると膝とか腰とか関節に来るからな。足もつりまくるし。
これは、日常生活での話。
YouTubeだったかテレビだったか忘れましたけど、元陸自幹部の方が言ってましたけど高齢者の徴兵は現場では滅茶苦茶評判が悪いらしいですね。
例えば五人ずつチームを組んで塹壕を掘るというタスクを若者五人のチームと老人三人若者二人のチームが担当するとする。
すると前者のチームは五人で平等に仕事をこなしますが、後者のチームは若者二人がパフォーマンスの低い老人三人分を余計に掘らないといけない。
このチームは老人が多いからノルマを減らしましょうという話にはならない。
万事こんな感じなので現場の兵士からしたらもう勘弁して下さいという感じになるらしいです。
ウクライナ人の平均寿命は、68.59歳(2022年)だそうです。
それから考えると、普通の対応のような?。
参考に、米国のそれを見てみたら、66.1歳(1950年)でした。
当時の米国の徴兵年齢は18〜45歳(1948年)だったと思います。
寿命の終わりに近づけば、何かと障害もあるでしょうし。
動けない老人兵であっても塹壕にぶち込めばある程度は戦えますからね。
ですが老人兵は老人兵、動きも鈍ければ歩いて逃げ出すことも出来ません。
碌に訓練もされていない老人を前線の塹壕へと送り込み、碌に管理も出来ていないウクライナ軍の死亡率は驚くほど高そうですね。
問題は、老人兵でも食糧と水は1人前を消費することでして。
それだけ兵站と補給のキャパを圧迫します。さらには怪我でもすれば医療班のリソースを消費しますし、高血圧や糖尿病の持病があればそれだけ薬品のリソースを消費します。
さらに、塹壕に詰め込んでドローンと砲弾の餌になってもらうにしても、せめてある程度周辺をうろついたり歩哨に立ってドローンに見つかってもらう必要がありますが。足腰が立たないと動かないし、少しでも砲声や銃声がすればびびって塹壕の奥に隠れて出てこないので、これでは砲弾の餌にもならないわけです。
さらには投降を呼びかけられるとすぐに投降して、部隊の内情をベラベラ喋る。だから郷土防衛旅団の陣地がスパスパ抜かれるんですよ。
現場から「無駄で邪魔だから送ってくるな!」と悲鳴があがるのもやむなしかなと思います。
投降に応じる老兵が多いのは、皮肉にもウクライナ人にもロシア語を理解できる人が多いってのも大きいと思います。
ロシア語を全く理解できないのは外国人兵士か、ウクライナ西部の反ロシア強硬派とかの可能性が高い。
その観点、まさに仰る通りです。
ソ連崩壊1991年・33年前ということは、青春時代をソ連時代に過ごしたり、家族・親戚・同僚・友人関係がロシア人に対して生まれます。
シルスキー総司令官の両親・親戚が、ロシア人としてロシアに住んでいるというのは、非常に分かりやすい事例と言えるかもしれませんね。
前に人口ピラミッド見た時は適齢期の女性が結構いるな、もっと活用できない物かと思いました。
誰に対しても変わらない筈なのに女性に暴力振るったら逮捕されるので兵士リクルーターから大切な男性守るのは手出しされない女性が体張ってみたいなケースもあるみたいけど特別な権利でもあるのかな?
人口ピラミッドで女性が多く見える理由は、開戦以前から出稼ぎ労働者が多かったからですよ。
国内の雇用機会が乏しいから、ロシアやドイツ、湾岸諸国に出ていって、祖国の家族に送金しているんです。
女性が多いわけではない。
それに、基本的に戦場は無法地帯ですから、嘘報告がまかり通るウクライナ軍では尚更です。女性が戦場に行って、どんな目に会うかは想像に難く無い。
そういった事例はウクライナ軍で数多くあります。西側メディアは報道しませんけどね。
その点ロシア軍は規律があります。ルール違反は懲罰部隊に送られるので
中国や日本などの「実戦経験の裏付けが乏しいカタログスペック軍隊」とは異なるガチの武闘集団を擁する国家は、実戦の場を欲求し続けることになる宿命にあります。
実戦の場を得られない、あるいは雑魚狩りしかしなくなれば、米軍でさえも例外無しに褪せていく運命なのです。
ロシアも、クリミアやグルジアでの戦訓では、ウクライナでの緒戦には対応しきれませんでした。
そういう存在相手にゴング鳴らしてわざわざ実戦の場を御提供した国家が、今やこうなりました。
しかも米欧が介入することでただの雑魚狩りではなくなったことにより、相手をレベルアップ…どころかクラスチェンジさせてしまうというオマケ付きで。
緒戦は完全に政府と諜報機関のミスでハンガリー動乱やプラハの春のノリで首都行ったら勝手にウクライナ政府がコケるわって考えでいった訳で
初手政府転覆出来なかった時点で戦略的勝利はなくなったよロシア
ウクライナはまあ戦争になった時点で負けなんだけど
停戦寸前まで行ったんだから、個人的にはロシアは80点。問題は停戦を蹴ったウクライナに何点つけるか。
頑張ったでしょうで60点かな。
今のロシアはそもそも勝利終結を主体的に目指してはいない、というのが私の考えです。
勝って終わってしまえば、国民に報いるというこれまで半端にしてきたことに本格的に向き合わねばならなくなる事情ゆえに。
報いきれるほどの満額回答をウクライナとNATOから引き摺り出せるのであれば話は変わるかもしれませんが、たとえトランプとでもおそらくそうはならないでしょう。
では何をしているのか。
地味に地道に事実を積み上げることでしょう。
ロシア軍再建の事実と、地図がどうであろうとも我等が同胞を”解放”せし地は我等に富と力をもたらす一部として機能しているという事実とを。
与えられなどせぬ。ゆえに在りて存することにて示すのみ、と。
今のプーチン・ロシア政権は、国民は国家の基盤であり国家は国民を保護するもの、って言うのを体現してる感じですね
25歳未満を動員するための下準備であったならば…
「55歳超の親父が帰され、25歳未満の息子が動員される」こともありえなくはないでしょうね。
親父の心境やいかに…
それでも親父だけでも帰ってこれればまだ…なのですが。
しかし、軍医が、老兵を診て「こいつは関節炎が酷いから後送しろ」とか言ってる余裕があるのが驚きです。
戦況から戦傷者の治療に奔走されているのかと思いましたけど、戦傷者を残置しているのでむしろ余裕があるのかとか邪推しちゃいます。
余裕が有るのではなく、本当に邪魔なので送り返してるだけでしょう
五十肩で全く腕が上がらず物が運べない老人、ぎっくり腰で身動き一つ出来ない老人、膝痛で歩けない老人
そんなの居ても意味が無いのに飯や水だけは確実に消費します
そもそも、老兵は戦傷者になるほどの前線にすら到達出来てない気が・・・