ゼレンスキー大統領は動員法改正案の議論に合わせて一定期間服務した兵士の復員を指示したが、東部戦線で戦う部隊は常に「人員不足」を訴えており、もう戦争が終結するまで動員解除は見込めないかもしれない。さらにトレツク市のチンチク軍政長官は11日「ロシア軍が街の約半分を占領した」と明かした。
参考:Коли буде закон про демобілізацію: що кажуть у Раді
参考:Russia gains Donbas ground as Ukraine’s Western allies delay weaponry talks
参考:Ukraine holds 40-50% of Toretsk, official says
もう戦争が終結するまで動員解除は見込めないかもしれない
ゼレンスキー大統領はロシア軍の侵攻に対応するため厳戒令を発令し、この枠組みの中で18歳~60歳までの男性を動員しているものの「現行法は厳戒令中の動員者に関する服務期間」を定めていないため、特定の条件を満たす場合でないと動員解除が認められておらず、各地で兵士の親族らが「他の人間が戦争に行く時が来た」「勝利の責任(負担)は平等であるべきだ」「軍人にも家族がいる」「1人だけで戦争に勝つことはできない」と訴えて動員解除を要求。

出典:hromadske
これを受けてゼレンスキー大統領は復員を指示、動員法の改正案には当初「動員から36ヶ月間が経過した兵士を交代させる復員規定」が盛り込まれていたものの、これはシルスキー総司令官の要請で削除され「8ヶ月以内に交代と動員を直接関連づけた新しい法律が制定される」と説明、安全保障委員会に所属するコステンコ議員も6月「参謀本部は予想を上回る動員ペースに満足している」「このペースが夏の終わりまで維持されれば動員解除に関する法案の作成に取り掛かるだろう」と述べていたが、最高議会議長は7月「戦時中の動員解除は行わない」と発言。
最高議会のステファンチュク議長は出演したテレソンの番組で「私は戦時中に復員を行うような国を知らない。唯一の例は1919年のウクライナ人民共和国(中央ラーダに復員法案が提出され成立)だけだ。そして1919年に何が起ったかを説明する必要はないだろう。私にとって中央ラーダの過ちを繰り返さないことが非常に重要だ」と述べ、Ukrainska Pravdaは「ステファンチュクが動員解除を検討しないことを示唆した」と報じていたが、RBC-Ukraineも11日「国防省と参謀本部は動員された人々の復員に関する法案を起草すべきだが、最高議会は前線の状況が困難なため近いうちに復員問題が解決する可能性は低いと考えている」と報じた。

出典:Рустем Умєров
“動員法改正案が議論されていた当時、明確な復員規定(12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月)について協議が行われていたものの、ウメロフ国防相とシルスキー総司令官は「ロシア軍の圧力を受けている中で動員解除は不可能だ」と説明して改正案の条文に明確な復員条件を明記しないよう要請した。そのため改正案は「明確な復員条件」の代わりに「動員解除の明確規定を盛り込んだ法案の作成」を義務付け、この法案は2024年末までに起草されることになっていた”
“ステファンチュク議長は「単なる動員解除は前線の崩壊を招く」と、安全保障委員会に所属するヴェニスラフスキー議員も「最高議会は内閣と国防省に関連法案を提出するよう指示しているが、未だに法案は提出されていない。ウクライナの占領地でロシア軍の数が増加していることを考慮すると、近いうちに復員問題が解決する可能性は低いと思う」と述べた”

出典:Генеральний штаб ЗСУ
東部戦線の報道に登場する指揮官や兵士らは常に「人員不足」を訴えており、Kyiv Independentの11日の記事で「トレツクを防衛する第109領土防衛旅団の兵士は深刻な人員不足を訴え『街が長く持ちこたえられるとは思わない』と、軍事アナリストも『街の状況は非常に悪い』『予備戦力が投入がなければ状況は壊滅的なものになるだろう』と語った」と報じ、新たに戦端が開かれたクルスク方面も人員不足に拍車をかけているため、もう戦争が終結するまで動員解除は見込めないかもしれない。
因みにDEEP STATEとRYBARのトレツク南市内に関する評価には大きな食い違いが存在し、ウクライナ軍が支配する街の範囲をDEEP STATE基準で見ると「70%~80%」を保持しているように見えるが、トレツク市のチンチク軍政長官は11日「ウクライナ軍は街の40%~50%を支配し残りはロシア軍が占領した」と明かした。
チンチク軍政長官の話が事実だとするとRYBAR基準の方が近いように見え、ますますトレツク南市内の状況が怪しくなってきた。仮にRYBAR基準が事実なら乳製品工場一体のポケットからウクライナ軍は撤退している可能性が高く、ジェルジンスキー鉱山(もしくは中央鉱山)と隣接するテリコンまで失えば市街戦の趨勢はほぼ決まってしまうためトレツクの状況は非常に緊迫している。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ボグダン氏の動画によると、復員したらしたで、
ストレスや薬で頭傷んでる人扱いされて
雇用主にも異性にも相手にされないらしい
ランボーみたいなヤバい帰還兵が街に溢れて
進むも地獄、停戦するも地獄でしょうね
ベトナム帰りより酷そう。米兵はホームタウンは無傷だったから
それだけ健康な状態で除隊して帰ってくるウクライナ兵士がほとんどいないって事でしょうね。
そういや今の動員は公約破りだったか
キエフ政府も戦争税5%とか、金融25%とかバカみたいな税取ってるけど国家予算は支援頼みだし末期的だ
とっくに任期切れてるのに選挙もやらずに居座り続けている大統領…
ゼレンスキーは選挙やれば再選ある程度の支持はありますよ。他にやりたがる人も選ぶ人もいませんし
問題は彼の所属政党国民の僕で支持率10%以下とか言う与党陥落は確定の状況です
じゃあ1年1日でも長く戦争やって議員で居続けるしかねえよなぁ!
軍部含む工作込みではゼレンスキー再選は可能性はありますね。なので影響力がある人物を煙たがっているのですが
今回の戦争では国土が戦場になってるような状況でどうやって民主主義を維持するのかという課題も表面化しちゃいましたね。
選挙が出来ないので民意を図る方法が世論調査くらいしかない。
世論調査では今のところウクライナの世論は戦争継続を支持する人が過半数ですが、国民投票なら違う結果になるかもしれない。
ゼレンスキー政権にとっても戒厳令を出している間は政権交代の心配はないので「戦争継続が延命の手段になってしまってるんじゃないか」という疑いがどうしても出てくる。
理論上は戦争が続いていればゼレンスキー氏が辞めると言い出さない限り十年も二十年も政権が維持できてしまうわけですから。
こういう状況で制度に則った選挙ができた国はほとんどないと思うのでウクライナに限った問題じゃないと思います。
ゼレンスキー氏も一応資産家なのだから、国民に多大な税金や自分の命まで差し出しているのだから、自分の全財産を投じてウクライナ国民の負担を少しぐらい和らげることぐらいしろよって思いますね。
ウクライナに欠けてるのは、汚職文化なので仕方ないのですが、まさに仰る部分なんですよね…
ウクライナ高官が身を切る覚悟見せて、他国に支援要請していれば、他国民からもっと納得感を得られたでしょうね。
ウクライナ軍は兵士の補充もままならない一方でロシア軍は兵士に休暇を与える余裕もあるわけで
もうウクライナの敗北確定していますよね
南部攻勢失敗した時点で完全に敗北確定してたと思いますが、ゼレンスキーのクルスク侵攻で自らトドメ刺す動きは読めませんでした。
負け方としてはウクライナに取って非常に厳しい内容になるでしょう、ただ破れかぶれで原発にすでに行ってますが強度の高い攻撃やテロしないかが非常に心配です。
米大統領選でハリス氏が当選したらまた「民主主義の正義のために〜」とか言って現時点までに2000名前後が投入されている事実上のNATO義勇兵を本格的に送ったりするんですかね?
やりたい放題ですね。
トレツクですが、トレツク南北のロシア軍に半ば包囲されているトレツク南東のウクライナ軍突出部が中々動かない所を見るにクルスクのウクライナ軍包囲殲滅時のような数百人単位以上の結構な戦力が包囲下に置かれているように思います。
トレツクのロシア軍は包囲網に圧力を掛けながら西側に前進できるだけの戦力優位があるので、かなり危ない状況かもしれませんね
アメリカが軍事支援を続けている限り、ウクライナは停戦できないのでは?
バイデン路線を引き継ぐ民主党のハリス大統領になったら軍事支援は継続
現実主義者の共和党のトランプ大統領になったら停戦交渉を行うことになりそう
ハリス氏はゼレンスキー大統領が執務不能に陥った時に備えて後継者を指名するように求めたという話がありましたよね
つまりはそういうことでしょう
戦争規模を戦略規模にまで拡大させ自国の負けを回避しようとするゼレンスキー政権の計画を米民主党は支持しないという明確な意思表示かと
クルスクに侵攻しなければもうちょっとマシなローテーションを組めたかもしれないけど、クルスク侵攻は政府のメンツを保つ為に必要な事でしたし中々上手くいかないものですね。
ベトナム戦争映画では「もうすぐ除隊」って言葉いっぱい出てきたけど、攻められてる国には除隊がないってことかな?
もうすぐ除隊…もしかしてそれは死亡フラグというやつでは?
ベトナムはアメリカにとってはただの介入戦争はだけどこの戦争はウクライナにとっては国家総力戦だからね
しかも負けてる国家総力戦だし
為政者がどこかで継戦を諦めない限りは最後の一人になるまで徴兵されて戦場に送り込まれる
国家総力戦ってのはそういうもの
だから歴史上革命が起きるか首都を攻め落とされるか原爆を落とされるか以外で終ったためしがない
それ以外の総力戦の終わり方は冬・継続のフィンランドコースですかね。
当初の相手の要求より大幅に過酷になった条件を呑むしかない。
ロシアの要求が2州ならそれ以上になるでしょうね。
まぁ、スムィ、ハリコフの割譲は上乗せするよね。
もしくは黒海沿岸のミコライウ州・オデッサ州・ヘルソン州の未占領地を獲得して、沿ドニエストル共和国の併合まで結びつけるかと・・・
復員を規定すると、新兵には安全な任務を割り当てる一方で復員が迫ってきた兵には死傷率が高い任務を割り当てるインセンティブが生じます。
上からすると戦死傷にしても復員にしても兵力じゃなくなるのは一緒である一方で、しばらく使える兵士に死なれると兵力減になるので。
トレツク防衛のような人員不足は、ヴフレダル・カルリブカなど、ドネツク方面に共通する問題です。
守備隊が不足していれば、都市・集落ごとの各個撃破にも繋がりますから、広域を維持する能力が低下しているとも言えます。
ウクライナにとって(ロシアもですが)、前線兵士が何よりも貴重ですから、本来ならばロシア(ヘルソン撤退・クルスク撤退)のように戦線整理を行うべきですが政治的に無理なのでしょうね…。
キエフでデモしてる画像で、真ん中の男は最初膝立ちしてるだけかと思ったのによく見たら両脚が無い…。
ロシアはロシアで老人新兵やら学徒勤労とかが始まりそうだから
我慢比べになってきたような。
兵士不足に苦しむロシア 新兵”高齢化”進む 「隊員はおじいちゃんだ」の声も
日テレニュース 2024年10月9日 23:54
ロシアの独立系メディアによりますと、現在モスクワの契約兵の半数が45歳以上で、平均年齢も今年初めの40歳から最近では50歳にまで上昇しているということです。
高齢の契約兵の数は今年8月から増え始め、60歳以上の男性も応募していると伝えています。
クルスク侵攻で愛国心に燃える老人が大挙しているのか?
若者には響かなかったようだ。
親死子死孫死
これが一番目出度い順番なのだと一休宗純禅師も言っておりましたな
若者が死ぬのは早い、次世代を育んでからで良いのです
今50-60代はエリツィン時代の地獄を経験している上、祖父母や共同社会がWW2を経験して話を伝えているからでしょうか。
ロシアの若者は危ないことが好きでも軍は嫌うし、西側に対する恨みもないとこの辺りの反応の差は出てきそうですね。
実際ウクライナ軍もロシア軍も老新兵どう活用できるのでしょうね。前線で少なくとも若者と一緒に配備しても大した力は出せないと思いますので、動かない防衛戦線と後方メインでしょうか。
ウクライナ優勢を今でも平気で流す日本のメディアが報道する「ロシアの独立系メディアによりますと」ほど信頼に値しないものもない。何せ、自分達で特派員を送って調べた内容ですらない。ネットの海から都合の良い内容をまとめただけで、都合が悪くなれば「私達が言ったのではありません。ロシアのメディアの話です」と逃げる。
もともとソ連崩壊と社会に出るのが同時期で定職につけなかった氷河期世代の志願が多かったらしい
ウクライナも財政逼迫で苦労してるけどロシアも同じく苦労してるから、国内産業の好況にあずかれないまま割を食ってる高齢者(というには50,60は若いが)が経済弱者として追い立てられてる状況なんだろうね
むしろお金がもらえるので参加意思が高いんですよ。生き残れば家が買える。もし亡くなっても子世代や妻、親戚に結構な金額を残せる。
捕虜になると不利に扱われ、自決も戦死じゃないから遺族への恩給が無いので、追い込まれたら撃ってもらいたがるという話はありましたね。
若い人はこれからまだ先があるからね
最後に一発稼ごうとする年配の人が報酬によって来るのは自然なのでしょうね
そういえばロシアは最近、伝統的な価値観への回帰を行ってます。読売あたりで記事になってましたが
チャイルドフリーの喧伝の禁止
人工妊娠中絶の規制
結婚して子供をもつことの価値観の道徳的授業の導入
LGBTを過激テロとして禁止
上手くいくかは分かりませんがね、どうしても人口増加を考えると個人の自由とはトレードオフの関係になりがちですし。
21世紀に少子化を克服した国こそ、22世紀の覇権国になる?
目標として据える事と、それが成功するのかは別ですからね
ロシア政府の唱える伝統的価値観とやらをどれだけ実践し易い社会になるか、そして実践した国民がどれだけ楽で得で幸せになれる社会制度にできるかが重要かと思いますがどうなるか
>LGBTを過激テロとして禁止
これは正しいことではないでしょうか
自分は女だと自称すれば男でも女子スポーツに参入して無双し放題
そんな事態を回避する為にも必要な措置かと
伝統的な価値観について。そもそも盛り上がってるのは米国中心で欧米観押し付け、つまり植民地化を彷彿とさせるので、世界的にはかなり煙たがられています。宗教問題に価値観という武器で横から殴り始めたと言えば厄介さが分かるでしょうか。
やり口が弱者のポリコレで殴ってるだけなので合わない文化にはとことん合わない。
ロシアの老人新兵は、無理やり入隊させられたとかじゃなくて報酬目当てで自ら志願が多いみたいです。
半ば強制のウクライナほどではなさそう。
ロシアだと兵員不足の話がウクライナだと若者を戦場に行かせないために中年が頑張る美談になります
面白いですね
ボロクソに叩かれてるゼレンスキーさんを敢えて擁護すると,
ウクライナNATOはクルスク逆侵攻でロシアがビビり,
一撃講和に応じると考え,完全に憶測ですが
ロシアに秘密裏に停戦をしたのかもしれませんな
ロシアプーチンはこれをはねつけ逆に弱気の現れと見て
東部攻勢をさらに強化したと
クルスクを1年前に成功させてたら脱走も減って志願兵も増えてたんだろうな
その当時には実現不可能だったから意味のない仮定だけど
コメ欄にスクロールするまでに関連記事がいくつか並んでいるけど、そのうちの特にウクライナ(と西側)が優勢だった頃の話が今となっては…
一番腹が立つのは西側のメディアがいまだにこの現状を認識してなくウクライナ政府の公式の著しく過小な上更新されてない死者数を平然と垂れ流してること
それを前提に支援がどうとか言ってるからね
実際は死者だけで確実に十数倍以上重傷者も入れたら下手したら数十倍以上いるのに
JETROのキーウ支部開設と華々しいニュース見て別の世界線かと疑いました。キーウが再び戦場になることはないにしても、戦争の終結が近く、ウクライナの復興支援を西側主導でできる選択権があるかのような浮かれ具合です。
そもそも計画停電も続きこれから冬と空爆の季節になるだろうなかでよく開設なんて話を進めたのか。
日本は今年も停電対策で発電機を支援するからね。
「今年もまもなく寒い時期が来ますが、それを念頭において今年の10月から順次、発電機や大型の変圧器などを供与する準備を行っています。」
「そして、せっかく提供したものが壊されてしまうと元も子もありませんので、そのような発電機などを防御するために、いわゆる「ソイルアーマー」という補強資材も合わせて提供する準備を現在行っています。」
松田邦紀駐ウクライナ日本国特命全権大使 「勝利」は、ウクライナにとって、ウクライナ人が望む形の、公正なものでなければいけない
ウクルインフォルム 08.10.2024 12:30
いっそトランプ元大統領に適当でいいからウクライナ兵が100万人死んでるとか言ってほしいわ
メディアはお得意のファクトチェックをやってみてほしい
それは妙案!(膝ポン)
復員を行うとして、それが何万,何十万の規模になるのか、復員させた兵数の補填は、新兵の訓練リソースは、復員させた人々への補償や福祉は、再度動員する際に予測可能なリスクは、戦線に与える純軍事的な影響は、などと考えていくと、(現在の有権者の戦争に対する姿勢では)困難であることは明白でした。
しかし国民に向けて約束をしてしまった以上”現実的に難しい”と言えば収まる話ではありません。
加えて復員対象者の勤務地・内容の違いも問題になってくるでしょう。今でさえ動員は国民の間に無視出来ない規模の分断を生んでいますが、これが更に拡大する可能性もあります。
政府や軍が兵士への特別報酬などと同じように、最前線での勤務日のみを復員条件に数えるなどの案を検討している可能性も低くないと思っていますが、このような場合にも火種になりかねません。
結局のところ、差をつけてもつけなくても、総力戦における復員問題は(特に余裕が少ない側には)厄介な爆弾です。
米大統領選が終わらなければ方針が定め難いという意見にも一定の理はありますが、政権が復員問題に関して国民への情報提供や意思疎通をまともにしていないのは別の大きな問題でしょう。これは11月末までには行うとしている訓練状況の改善問題でも同様です。
残り二カ月半というのは決して長い時間ではありません。どのみち大きな騒動は避けられないので、内容や経緯はどうあれ年末までに通せばいい、ではなく、少しでも混乱を減らす(あるいは分散させる)ために有権者との意思疎通を図るべきです。
有権者に迎合するだけでなく、現実を突き付けるべきだという意味でも。
知ってた速報
この法案が取り沙汰された時から、動員拡大だけちゃっかりやって、拉致まがいの動員への規制や復員は骨抜きになるだろうと皆薄々感づいてましたよね…
兵力不足だって?
動員完了した100万ウクライナ軍はいったいどこに行ったのか
そりゃ死んでるか大怪我してるでしょうよ
まだ大規模反攻の失敗も数えきれない防御線の崩壊も起きてない22年11月末時点でフォン・デア・ライエン委員長はウクライナ兵の死者10万人って言ってたからね
今の死者がその三倍で済んでるわけがない
当然重傷者はそれよりはるかに多いはずだし
中央ラーダが思っていたより無能だった。そりゃソビエト勢力に負けるよ…
くだんの中央ラーダが結成された頃、当時の皇帝ニコライ2世も兵士の復員を求めない勅令を念入りに出していました。彼の頭にあったのもやはり戦場の兵力を増やすことだけで、ましてや減らすことなどもってのほかと考えたのでしょう。結果、内地の負傷兵や脱走兵はおろか戦地の兵卒に至るまで最も過激な類の革命思想が蔓延し、その勢力は大帝国ロシアを一瞬で滅ぼしてしまいました。
全ての国家リソースが逼迫する時ですから、自発性を見せた勇気ある人間の献身に甘えたくなる気持ちはよくわかりますが、回復の機会を与えないことは最も愛国的で最も献身的な人間から順に潰して行く行為と同じです。残った人間が臆病者のクズだというのではありませんが、献身を示した人間に国家が報いる姿勢を見せないのであれば、もう誰も献身を見せなくなる日も来るかもしれません。
一旦動員されると
棺桶か車椅子でないと帰れない
戦争初期にもロシア軍の調略で
寝返った部隊がありましたが
そういうケースも増えそうです
もしくはマイダン2革命か
贅沢言ってないでもっと外部から戦闘員集めないと保たんでしょ
質?言ってる場合かw ヤなら負ける速度が早くなったり負ける確率がさらに上がるだけ
※継戦不可=負け まぁ今でも先に力尽きそうだが・・・