ウクライナ戦況

ウクライナ軍の反撃が続くポクロウシク方面、ロシア軍がシェフチェンコから後退

ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは15日「ロシア軍はクルスク州スジャ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍はウクライナ軍の反撃でポクロウシク方面シェフチェンコ集落の支配を失った」と報告し、特にポクロウシク方面のロシア軍は後退の連続だ。

参考:Хроника специальной военной операции за 14 марта 2025 года
参考:Курська операція виконала своє завдання – Зеленський
参考:Losing foothold in Kursk Oblast would be ‘politically significant,’ experts say

T-0406方向のロシア軍支配地域を刈り取ることも妄言ではなくなってきた

クルスク方面では14日「ロシア軍がザオレシェンカ集落の住宅地でウクライナ軍と交戦している様子」が登場し、RYBARも15日「ロシア軍がザオレシェンカ集落内で支配地域を広げた」と報告したが、現在のクルスク方面にスジャ陥落までの激しい動きはなく、状況変化のテンポは随分落ち着いてきた。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ゼレンスキー大統領はクルスク方面の状況について「非常に厳しい」と認めた上で「この作戦はポクロウシク、ハルキウ、スームィから敵戦力をクルスクに誘引することで、敵はハルキウから可能限りの戦力を引き抜いたため同方面に対する圧力は軽減された。敵は東部戦線からも戦力を引き抜いたがポクロウシクに対する攻勢を放棄しなかった。それでも我々は攻勢が止まる可能性を強く信じ、そして思っていた通りになった。ハルキウとポクロウシクの状況は安定している」と、クルスク方面で戦った兵士らにも「彼らは任務を達成した」「もう敵にポクロウシクを占領するチャンスはない」と指摘。

この結果は事前に計算されたものなのか、結果を見てから合理的な説明をつけただけなのかは不明だが、ゼレンスキー大統領が言及した「ハルキウとポクロウシクの状況安定」は「実際の戦場状況」と一致しているため一定の説得力はあるものの、公言してきた「クルスク占領地を潜在的な領土交換に活用する構想」が破綻したことには触れておらず、KyivIndependentは「占領地に関する交渉立場を明かしたことはロシアの奪還努力を強化するきっかけになったかもしれない。これを失えば勝つ見込みがないというトランプ政権の主張が補強され、人々は『もう諦めるしかないのか』と思い始めるかもしれない」と報じている。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

RYBARはポクロウシク方面について「ウクライナ軍がシェフチェンコ方向で反撃を続けている」「この集落からロシア軍を追い出そうとしている」と述べ、視覚的にも「ウクライナ軍兵士がシェフチェンコ集落西端にあるレクリエーション施設に到達した様子」が登場し、RYBARは15日「ウクライナ軍の反撃でロシア軍はシェフチェンコの支配を失った」と報告。

まだRYBARは「ウクライナ軍がシェフチェンコを奪還した」とは評価しておらず、シェフチェンコ集落全体をグレーゾーンと扱っているが、ここまで来ると「戦うことなく奪われてしまった要塞」へのアクセスが可能になり、T-0406方向のロシア軍支配地域を刈り取ることも妄言ではなくなるため非常に興味深い動きだ。

関連記事:一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍の連続した反撃が登場
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

一方的でなくなった2025年の東部戦線、ウクライナ軍の連続した反撃が登場前のページ

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コメント

    • 猫モフル
    • 2025年 3月 15日

    ウクライナの停戦違反が起こったとして、アメリカが違反の補償を行うことができるかという問題やその逆も然。停戦などナンセンスとしか。長続きしないし、停戦すら無理と思うよ。

    15
    • 猫モフル
    • 2025年 3月 15日

    一度停戦違反が起これば、2回も騙されまいと永久に交渉は決裂。だったら、最初から停戦しないほうが良い。損をした側の指導層は敵に騙されたと自軍の兵士たちから馬鹿にさせることになるというおまけ付きだ。

    16
    • ふむ
    • 2025年 3月 15日

    平常運転で押し返したのならウクライナの継戦能力は健在と言えましたが、ゼレンスキーの言及の仕方からするとクルスク戦線の成功を主張する為に無理攻めしてる可能性が濃くなりますね…

    まあ我々は当事者では無いので、時間が正解を教えてくれるのをゆっくり待てますが
    ウクライナ国民は精神的にも疲弊不可避で大変ですね

    54
      • たむごん
      • 2025年 3月 15日

      まさに仰る通りで、我々は当事者ではないですからね。

      若年ウクライナ人、動員対象拡大の話しもありますから、なかなか大変だなと思います。

      16
      •       
      • 2025年 3月 15日

      ウクライナは、軍事的な合理性よりも、映えのため・ウケのために軍事的な無理をする国家。
      クルスクでの劣勢を誤魔化すために、グッドニュースに見えるものを強引に作るぐらいやりかねない。

      本当に良いニュースなのかは、ウクライナ側とロシア側の被害がハッキリしないから。何とも言えないな。
      開始1週間でヤバイと思ったバットニュースの反抗作戦すら、5カ月間グッドニュースに見せた西側メディアの腕の見せ所ですね。

      27
        • 朴秀
        • 2025年 3月 15日

        そう考えると西側ってメディアはおそろしく有能ですね
        西側最大の武器だと思います

        24
          • 両刃の剣
          • 2025年 3月 16日

          ✓自分達の認知を歪ませて、現実策を取ることができなかった
          ✓熱狂させたのは身内の西側だけで、多くの国の反応は冷たかった
          両刃の剣でももっと役に立つのでは?

          5
    • kame
    • 2025年 3月 15日

     クルスク攻勢をしている間の東部での損失を全てペイできて初めて攻勢に意味があった、と言える訳でイスタンブール会談以降では初の具体的な交渉を前にロシアがクルスク戦線を解決させるために一時的に戦力を引っこ抜いただけかもしれない東部戦線で多少な戦果が得ても、大勢に変化は無いような気もしますが今回のような反撃が続けられるならウクライナの底力を対外的には証明できるのかもしれない。

    21
    • ののの
    • 2025年 3月 15日

    >>結果を見てから合理的な説明をつけただけなのか

    後付けの説明に決まっとるやろがい!
    最初からクルスクに突っ込む精鋭を東部に回してたら、そもそもポクロウシクの目と鼻の先に迫られることなんて有り得なかったし、なんならはるか手前のヒルニクの高台陣地あたりでまだ粘ってた可能性すらあるぞ。

    42
      • 通りすがりA
      • 2025年 3月 15日

      アウディーイウカやウグレダールの2年レベルの頑健さを見る限り、そう思えますね。マリンカやクラスノホリフカも、陥落したとはいえ相当保っていますし、チャシフヤールやトレツクは今も耐えている。クルスクに無駄に投入した戦力があれば、ヒルニクやセリダブ、ウグレダールやヴェシカノボシルカが数ヶ月で破られることはなかったでしょうに。

      16
    • お茶
    • 2025年 3月 15日

    戦況図を見る限り、クルスクはひとまず包囲の危機を逃れた形でしょうか。とはいえ重装備捨てて戦力ボロボロなので、ロシア軍の追撃を耐えられるか疑問です。ロシア寄りの情報で真偽は不明(というかかなり疑わしい)ですが、ウクライナ軍の空挺旅団3個、独立突撃旅団2個、戦車旅団1個が損耗率80%で壊滅したみたいな話が出てました。

    ドネツク戦線は戦況が急速に好転しているみたいですね。ロシア軍の意図的な誘引戦術の可能性も否定できませんが、ロシア軍のポクロウシク南西方向への攻勢は撃退されつつも継続中らしいので、シェフチェンコの戦況がロシア側に好ましくないのは間違いないでしょう。

    関連してヴェリカノボシルカ方面ですが、個人的には早々に崩壊すると踏んでいました。実際にはなかなか粘っているようで。ISWは「ブルラツケでロシア軍が攻撃、ウクライナ軍が反撃した」みたいなこと言ってて、思いのほか時間がかかりそうです。

    14
      • 黒酢
      • 2025年 3月 15日

      仮に現在クルスク州にいたウクライナ軍がポクロウシク方面に転進したのなら、ロシア軍がクルスク州の領地を全土奪還し次第ロシア軍もポクロウシク方面に兵を向ける事が可能になるでしょう。
      それまでの間ポクロウシク方面のウクライナ軍は快進撃を続けることが出来るでしょうが、戦力を整えたロシア軍がポクロウシク方面に向かえば、ポクロウシク方面のウクライナ軍の快進撃も終わると考えます。

      ウクライナ軍がクルスク州への逆侵攻を行っていた際、フォーブス誌では「クルスク州でロシア軍5万が総攻撃の構え ウクライナ軍精鋭2万が迎え撃つ」なんて記事がありましたが、もしロシア軍がその兵力で東部戦線に配置するようなら逆にロシア軍が盛り返す可能性すらあります。

      18
    • たむごん
    • 2025年 3月 15日

    クルスク侵攻が、ポクロウシク防衛に寄与したというのは、失敗したとも言えないでしょうがさすがに…

    ポクロウシク方面は、お互いがテリコンを押さえていますから、しばらくどうなるのか見守りたいですね。

    10
    • 八等兵
    • 2025年 3月 15日

    トレツクは視覚的証拠により逆にロシアが押し返していますのでポクロウシクも長持ちはしないでしょう。
    むしろ攻めている分リソースが切れたときに一気に押し返される可能性がある分余計に危険だと思います。

    37
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2025年 3月 15日

      トレツクが急に塗り替わったという話ですよね
      これとポクロウシクの状況を含めて、何が起きてるのかよくわからんですな

      10
        • hoge
        • 2025年 3月 15日

        ポクロウシク、クルスク崩壊を受けてスームィ防衛に兵力を引き抜かれた
        オレホボ(ザポリージャ州)、ロシアが攻勢を計画中
        これらのソースはロ系メディアだから様子見が必須と思うけど

        ただまあクルスクで起こったことを考えれば、やはりウクライナ軍は混迷の最中にあり
        それに乗じるロシア軍というのが俯瞰した構図になるのでは?

        13
      • 無名
      • 2025年 3月 15日

      2日ほど前から、トレツクのスタジアム周辺まで前進したウクライナ軍の、後方への圧迫が始まってたので、分断される前に後退したか分断された可能性があります。
      ポクロウシクとか他の地域に部隊を移動させた可能性もありますが。

      12
      • ふむ
      • 2025年 3月 15日

      ポクロウシク方面はなんだかんだ河川(下記参照)があるので、真っ当な戦力があり普通に指揮できていればしばらく粘れる筈ではあるのですが
      これまで河川など無かったかのように崩れていたので今更粘り始めると困惑しますね…
      ウクライナ軍はドラパティ少将のお蔭で立ち直ったのか、それとも停戦前に最後の力を振り絞った粉飾か果たして

      (河川…ヴィドロジェニア〜ノヴォブスチンカ〜ノボトロイツケ〜ノヴァシリウカのライン)

      7
    • 匿名希望
    • 2025年 3月 15日

    ゼレンスキー大統領のコメントはともかくポクロウシク方面の反撃は非常に興味深い動きですね。
    抑えるだけでなくまさかこんなに押し返すとは…。
    これで要塞を奪還できればドラパティ少将の手腕は本物と言えるでしょう。

    14
      • a.k
      • 2025年 3月 15日

      「要塞奪取」と言われても、突出部の先端でロシア軍のように横に広がって空間を作る訳でもないような攻め方をウクライナ側はしていますから、後ろを閉じられて要塞の中で補給も受けられずに包囲殲滅、という街亭の戦いになるんじゃないかとしか思えないんですが。

      26
    • nk
    • 2025年 3月 15日

    クルスク最優先でリソース使用していたが奪還されるのも時間の問題なので、ポクロウシクとトレツクを優先することにした感じなんでしょうかね。
    ロシアが現状位置での一時停戦に結局は何やかんや応じるという予測の元に前に出ている様にも見えるけど、たしかにウクライナに残された各リソースや支援の不透明さを考えればただ守っていても疲弊消耗して遠く無い未来終わるということでこの攻勢も賭けになるが少しでも戦況を良く見せ支援継続確保と戦線膠着に近づけたいという感じなんだろうか。

    11
      • 通りすがりA
      • 2025年 3月 15日

      ただひたすら固く守ったところで国力に勝るロシアを前にジリ貧なのは事実ですから、方針としては間違っていないと思います。結局、停戦や交渉の落とし所、「戦争のゴール」を何処に設定するかが問題でしょう。
      受験に例えるなら、試験日が何時で、どこの大学を受けるかが決まっていなければ、限られた勉強リソースを何処に割くべきかも答えが出ません。「何処でも受かるように満遍なく勉強する」は財力と体力のある大国のみに許された特権ですし。

      7
    • 2025年 3月 15日

    なんというか、ゼレンスキーの発言は上のやらかしで大損害を受けたのを現場がなんとかしてリカバリーしたところに何食わぬ顔でやってきて「ね!俺の言った通りでしょ?」とやってるようにしか聞こえない大損害すね…

    30
      • 2025年 3月 15日

      最後が変に誤変換されました。スイマセン。

      2
    • ほえぇ猫
    • 2025年 3月 15日

    トランプがクルスクのウクライナ兵の命を助けてやれ、とか
    プーチンがクルスクに降伏勧告とか言ってるので
    クルスクのことはおそらくディールができたと推測
    おそらくクルスクの残存占領地とウクライナ兵捕虜を交換、というところか

    13
    • Mr.R
    • 2025年 3月 15日

    シェフチェンコからウスペニフカのあたりで切り取れれば良いのですがそれだけの時間と兵士の余裕が残っているかどうか···
    ドラパティ将軍は身辺に気を付けてほしい···

    5
      • Mr.R
      • 2025年 3月 15日

      アメリカがATACMSの代わりにGLSDB(妨害への対策済み)を供与するとかなんとか。
      ATACMSは40発程度のしかウクライナに渡されていなかったらしく、とっくに弾切れだったとのことです。
      バイデンおじいちゃんさぁ···

      14
        • paxai
        • 2025年 3月 15日

        ATACMSの供与数に関しては個人的感覚なれど40発未満ではなく100発未満という数字を支持したい。
        ロシアの迎撃数評価を見るに40って事はないだろうと。
        思った以上にロシアの迎撃率が高くてそれを隠したい意図があるように見える。

        20
          • Mr.R
          • 2025年 3月 16日

          なるほどです。
          そうなると(トランプ政権でなければ)数を用意しやすいと評判のGLSDBがどうなるか気になりますね

          3
      • 無名
      • 2025年 3月 15日

      優秀すぎると味方からも狙われますからね。

      10
    • 2025年 3月 15日

    ゼレンスキーはクルスク侵攻の功績でポクロウシクが守られたって言ってるけど、ウグレダルが陥落して火力発電所や給水地があるクラホベや周辺もとられてポクロウシク方面と繋がって、よりドネツクの州都やアゾフ海沿岸に手が出せなくなってしまって、そのクルスクも補給や撤退に使う道路を使えなくされて維持できなくなってしまってるんだから話にならない。
    プラスよりマイナスの方が大きくて兵士や兵器も失いまくった作戦を自画自賛するとか無理がある、

    27
    • 2025年 3月 15日

    ゼレンスキーはクルスク侵攻の功績でポクロウシクが守られたって言ってるけど、ウグレダルが陥落して火力発電所や給水地があるクラホベや周辺もとられてポクロウシク方面と繋がって、よりドネツクの州都やアゾフ海沿岸に手が出せなくなってしまって、そのクルスクも補給や撤退に使う道路を使えなくされて維持できなくなってしまってるんだから話にならない。
    プラスよりマイナスの方が大きくて兵士や兵器も失いまくった作戦を自画自賛するとか無理がありすぎ。

    10
    • 自己弁護は聞いてて呆れる
    • 2025年 3月 15日

    ゼレンスキーの「敵は東部戦線からも戦力を引き抜いたがポクロウシクに対する攻勢を放棄しなかった。それでも我々は攻勢が止まる可能性を強く信じ、そして思っていた通りになった。」と言うのが、完全に軍部の努力を無視した自己弁護にしか聞こえない。
    結局ポクロウシクの手前でロシア軍を止めることが出来たのは軍部がクルスクから兵力を持ってきたから。クルスクに侵攻する事でロシア軍が止まったのではない。クルスクを損切りした事で止めることが出来たのが真実だろ。
    大統領がクルスク作戦中、何を信じていたなんてどうでも良いし、いい加減自己批判したらどうなのか?

    33
      • ななし
      • 2025年 3月 15日

      ゼレンスキーは、何があっても自分の過失を認めるわけには
      いかないのです。ひとたび認めてしまえば「じゃあ責任取れよ!」
      の大合唱が始まり吊し上げとなる。完全な自業自得なのですが

      だから彼(彼等)はなんとしても自分の過失の責任は認めず、
      ウクライナを奈落の底の底まで引きずっていくでしょう。
      まあもう既に落ちるところまで落ちている、とも言えますが

      トランプもプーチンもそこは理解しているでしょう
      現状ウクライナはトランプの剛腕に期待するしかありませんな
      哀れなピエロはどんな末路を辿るのか

      4
      • 通りすがりA
      • 2025年 3月 15日

      「だったらトランプを怒らせて支援を一時停止されたのもあんたの思っていた通りか?」と問いたくなりますね。しかし、この人物を国家元首に据えたまま、ロシアとアメリカを相手に停戦に関する交渉をせねばならないウクライナ外務省はとんだ罰ゲームだと思う。そりゃ、前の外務大臣もトンズラする。

      19
    • ななしびと
    • 2025年 3月 15日

    ウクライナ軍がクルスクからの撤退となると、クルスク方面に展開しているロシア軍もある程度戦場を移動出来るわけで、ドネツクがどうなるかまたわからなくなっただけなのでは…?
    しかも撤退時に無傷の西側装備を置いていくほどの潰走ぶりともなると、国内に戻った部隊がどの程度戦力を保持しているのかも不透明ですね。
    まあクルスク作戦自体評価には値しないと思っているので、ようやく撤退(ただし負け戦状態で)したのはウクライナ軍としては良しとしても、何もそこからいなくなるのはウクライナ軍だけではあるまいし、楽観視しすぎな気もしますね。
    誘引されていたとされるロシア軍が東部に戻ってきたらまた後退していくだけになる気がします

    20
    • ななし
    • 2025年 3月 15日

    ゼレンスキーは、何があっても自分の過失を認めるわけには
    いかないのです。ひとたび認めてしまえば「じゃあ責任取れよ!」
    の大合唱が始まり吊し上げとなる。完全な自業自得なのですが

    だから彼(彼等)はなんとしても自分の過失の責任は認めず、
    ウクライナを奈落の底の底まで引きずっていくでしょう。
    まあもう既に落ちるところまで落ちている、とも言えますが

    トランプもプーチンもそこは理解しているでしょう
    現状ウクライナはトランプの剛腕に期待するしかありませんな
    哀れなピエロはどんな末路を辿るのか

    2
    • ななし
    • 2025年 3月 15日

    >この結果は事前に計算されたものなのか、結果を見てから
    合理的な説明をつけただけなのかは「不明」

    もはやどちらかなのかは、誰しもが理解しているでしょう
    しかし本人はなんとしてでも過失を認めるわけにはいきません
    「じゃあ責任取れよ!」の大合唱が始まりますからね

    14
      • 通りすがりA
      • 2025年 3月 15日

      過失を認めないから、3年間改善が出来なかったのでしょうね。クルスクを失い、外交で大失態を演じた頃に、現場に僅かに改善の兆しが見え始めるというのは、「手遅れ」というか、「出来たはずのことなのに惜しい」というべきか。
      客観して見れば、ウクライナ軍の戦争能力も、戦う意志も相当なものがあった。政権がまともであれば、ロシアを相手に善戦してポーツマス条約に近い形に持ち込むことも不可能ではないポテンシャルもあった。しかし、組織が腐っていれば土台無理だった。

      13
        • ななし
        • 2025年 3月 15日

        彼は紛争前に「ロシアとの融和」を掲げてウクライナ大統領
        に当選、就任しましたが、ロシア系住民の浄化を掲げる
        極右国粋主義者達の説得ができず、一転変節したのです

        彼はウクライナ国民の民意を裏切った。この時点で辞任し、
        改めてウクライナ国民の民意を問うべきだったのですが、
        その後はアメリカの軍事支援に便乗し、ドンバスをドローンで
        攻撃し、「浄化」を平然と公言しました。支持率は一桁代まで
        落ち政治的に窮地に陥っていましたが、紛争で全て有耶無耶に
        なり、なぜか「救国の英雄」となりました

        なので紛争前から政権はまともな状況ではなく、組織は腐敗の極み
        だったので、この結果は必然です。ドラパティがどれほど優秀でも
        どうにもならないですね

        18
          • hoge
          • 2025年 3月 15日

          ゼレンスキーはアライブオンリーの高額賞金首ですな
          ロシアは絶対に捕まえたいと思ってるはず
          戦後の暴露本を楽しみにしているが、出版されるかは五分五分以下でしょうね
          消されるとしたらやっぱりイギリスかアメリカにやられるんだろうなあ

          10
    • a.k
    • 2025年 3月 15日

    とりあえず、「ウクライナ側がクルスクで失ったもの」が全くはっきりとはしないので、これをもって戦局がどうこうとは簡単には言えませんので(「貰い物」の重装備をだいぶ失ったのは確実なようですが、人的被害は数個旅団が壊滅からほぼ無事に撤退までさまざま言われていますから)

    いずれにしても、この影響が出るのは双方の戦力移動と再編が終わる数週間後からでしょう。
    なので今現在では無く来月以後までは、前線の細かい動きにあまり神経質になるのは意味が無い様な気がします。

    少なくとも、ロシア側はクルスクでは大打撃を受けてなどいないのだけは確実ですから。まあ噂の「シュレディンガーの北朝鮮軍」は東部戦線の方には出ないと思われますけど(笑)

    6
    • メロン
    • 2025年 3月 15日

    正直今現地で何が起きてるかなんて、正確にははわからんけどな
    特にクルスクなんてパニック状態だから状況混沌としてるし
    ただゼレンスキー氏の発言はいつも通りなので、軍事的な視点では気にするに値しない
    フロントラインが離れすぎているのに戦力の誘引は有り得ないだろ
    ヨーロッパからカネ引っ張るノリで軍事的な意義や理由も捏造するのが、ホンマ性質悪いなこのオッサン

    19
    • 58式素人
    • 2025年 3月 15日

    写真の砲は、73mm無反動砲なのでしょうね。
    ロシア軍の歩兵突撃には、無反動砲の直射で散弾を撃つのは有効と思えます。
    ウクライナ側は、兵員が少ないのなら、こうした砲を運搬と装填を機械化して、
    多数運用したら、などと思ったりします。
    西側のものなら、106mmM40の装填を機械化して、軽車両(軽4躯?)の
    荷台に載せて運用したら、などと妄想します。
    軽車両はハイブリッド車で、攻撃時に電動で静かに移動できるようにして。
    5〜6発くらいを1分で連射出来たらいいな、などと妄想します。
    実現できれば、1〜2名くらいの兵員で、大きな効果が見込めるのでは、と妄想します。

    4
    • 名無し
    • 2025年 3月 15日

    自画自賛を繰り返し、映えながら滅びていく国、ウクライナ
    といった印象がより強くなった。

    そもそも、アウディーイウカ陥落から続く敗退で此処まで攻め込まれたのは、すべてクルスクに対する自殺的攻撃(スーサイドアタック)が原因やろ。

    16
    • 結局問題は解決していない
    • 2025年 3月 15日

    ドンバスが安定してる事は良いけど、ゼレンスキーの言うところのドンバスから誘引に成功したロシアの大軍がスミィ州に侵攻出来る位置まで迫ってる訳だが…

    12
    • こんな上司は嫌だ
    • 2025年 3月 15日

    「戦略的価値はない」(陥落するアウディウカについて)とか、「思った通りになった」(南ドネツクでもクルスクでも惨敗した上で)とか疲労した兵士の心を何処まで逆撫で出来るか試してんのかこいつ?

    16
    • うくらいだ
    • 2025年 3月 15日

    凄いですねウクライナ軍
    ポクロウシクでの自分たちが固めた要塞へいよいよ挑戦するのか。

    10
    • モヘモヘ
    • 2025年 3月 16日

    ウクライナ軍がシェフチェンコを奪還したとのことで、狙いはT−0406沿いのロシア軍の根本を切断して包囲殲滅でしょうか。

    クルスクでウクライナ軍がロシア軍にやられたことをやり返す意趣返し狙いでしょうかね。
    ここで大きな勝利を上げることができればゼレンスキー大統領の言う通り、クルスクで誘引したおかげで包囲殲滅が成功したと喧伝することが可能であり、クルスクでの敗北から国民と西側の目を逸らすことができなす。

    あとはアメリカに押し付けられた1ヶ月の停戦もロシアが破ったor受け入れなかったとして戦争を継続できます。
    なんだかんだ言ってアメリカの支援は続きそうだし、欧州の支援は増える見込み。

    これはもう勝利への道が再度ひらけてきましたね。
    2023年の大反抗前に感じた高揚感を久々に感じます。

    2
      • クルスクの負債
      • 2025年 3月 16日

      クルスクでの敗北が現在進行形で続いてる現状でそれは時期尚早では?
      クルスクの現状は圧倒的に不利かつ不透明で、その”ゼレンスキーが誘引に成功した”ロシアの大軍がスミィ州に侵攻してくるようであればドンバスの余剰兵力を送らねばならんし、もう任務完了としていくつかの部隊がドンバスに戻るようであれば、今の数的優位はまた崩れる。
      冒険も良いが、先ずは負けない事を優先するべきだと思う。

      4
    • col
    • 2025年 3月 16日

    ウ軍から見て、シェフチェンコを支配するのはかなり骨が折れるはず。
    というか無駄な努力になると思われる。
    もし停戦を考えているなら、コトリーネ方面で押し戻す方が良いのではないか。

    7
      • paxai
      • 2025年 3月 16日

      ドラパティ将軍が着任したのが1月26日  かなり動きは速く2月7日頃からポクロウシク方面での反撃行動を開始色々な場所をチクチクしながら一か月ぐらいかけてシェフチェンコを制圧?したわけだが・・・
      ここから要塞地帯の制圧が可能なのかねえ。相当なパワーが必要だし落とせなきゃ大損害だけ受ける事になると思うが。

      4
        • col
        • 2025年 3月 16日

        シェフチェンコを安定させるには東側のVidrodzhenniaも獲らなければなりませんね。
        違うサイトでは、露軍がシェフ・・・を半分獲り返したという報告もあります。
        真相は分かりませんが。

        5
    •  
    • 2025年 3月 16日

    ポクロウシク西部の炭鉱地帯は昨年までの無策なウクライナ軍からロシア軍があっさり奪い取りましたが、ウクライナはクルスク→ドンバス、ロシアはドンバス→クルスクに兵力を移動する中で、単なる脆弱な突出部になってしまった感はありますね。兵力に余裕のあるウクライナ軍は当然突出部を根元から絶ちに来る。
    クルスク戦域が終焉を迎えた現状、ロシア軍が余剰兵力を何処に投入するのか?

    3
      • col
      • 2025年 3月 16日

      ちまたで言われてる「トランプ停戦」をロシア側が受け入れる意思があるなら、移動・再編などやるよりスムイに向かって進むのじゃないですか。
      1万、2万と言う部隊が短時間に安全に移動するのは、大変だと思いますね。
      少しづつ、遠回りで移動すると作戦位置に着くまでにひと月以上かかるのではないですか。

      3
        • 今回の移動もかなり迅速だった
        • 2025年 3月 16日

        それはなんとも
        移動と言っても、今戦っている部隊を後方に引き下げて、後方で訓練している部隊を前線に出すだけなので自由度は高い。そもそもドンバス→クルスクへの露軍移動もウクライナにバレないくらいには迅速に達成されてるようですし、予断は良くない。

        4
          • col
          • 2025年 3月 16日

          私は森林の無い南部とクルスクの様な森林が豊富な場所では、軍や物資の集積・移動に違いがあると考えてます。

          去年のウ軍のクルスク侵攻は、露側にほとんど察知されていなかった。
          以前にスムイからスジャにかけての森林に少しづつ隠していたのではないかと書きました。
          今回のスジャ作戦の露軍も同じで、ウ軍は知らなかったと思ってます。

          5
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