DEEP STATEはポクロウシク方面について12日「ロシア軍がゾロティ・コロディアズ方向に突破した」と報告、これを受けてウクライナ軍はアゾフ軍団を投入して反撃を開始し、DEEP STATEも16日「ウクライナ軍がロシア軍の突出部を分断することに成功してゾロティ・コロディアズを奪還した」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Стабілізація в районі Добропілля
参考:President Trump Participates in a Press Conference with the President of the Russian Federation
ゾロティ・コロディアズ方向への突破、ドブロピリアとクラマトルスクを結ぶT-0514の遮断、ドブロピリアへの迂回の可能性はほぼ消滅した
DEEP STATEはポクロウシク方面について12日「ロシア軍がゾロティ・コロディアズ近郊まで前進した」「ロシア軍がヴェセレ・フルヅケ近郊まで前進した」「グレーゾーンがノヴォボジアン近郊まで伸びた」「グレーゾーンがペトリフカ近郊まで伸びた」と報告、ウクライナ軍も国家親衛隊第1軍団=アゾフ軍団の部隊をポクロウシク方面に投入して反撃を開始し、ゾロティ・コロディアズ方向に伸びた突出部を含むポクロウシク方面で広範囲の反撃に成功したようだ。
アゾフ軍団は16日「ポクロウシク方面のフルズケ、ヴェセレ、ペトリフカ、ノヴォボジアン、ルビジュネ、ゾロティ・コロディアズからロシア軍が掃討された」「ドブロピリア方向の安定化作戦を継続している」と、DEEP STATEも「ウクライナ軍がペトリフカ、ノヴォボジアン、ヴェセレ方向に迫っていたロシア軍を押し戻し、ゾロティ・コロディアズ、ドロジニェ、ニカノリフカを奪還した」「ウクライナ軍がゾロティ・コロディアズ方向に伸びた突出部を分断した」「ウクライナ軍がビールィツィケ方向に迫っていたロシア軍を線路の樹林帯まで押し戻した」と報告し、現地の状況について以下のように述べている。
“ロシア軍は防衛ラインの弱点を発見し、これを利用してゾロティ・コロディアズ方向に突破を試みたが、幸運にもDRG=ロシア軍の破壊・工作を行う特殊部隊は無秩序な行動で前進を続けたため、主力部隊やドローン部隊が投入される前までに十分陣地を固めることが出来なった。ポクロウシク方面に派遣されたアゾフ軍団と第79・82独立空中強襲旅団の部隊は他部隊(第425突撃連隊、第25突撃大隊、第92突撃旅団、第32機械化旅団、第38機械化旅団、第14特務旅団、マジャール、国家警察、保安庁)と協力してロシア軍の掃討作戦を開始した”

出典:1-й корпус НГУ «Азов»
“ゾロティ・コロディアズ方向の問題は比較的早くに発見され、統制の取れた反撃が実施され、敵に協調性を伴うウクライナ軍の力を示すことが出来たものの、まだ完全な成功を宣言するのは時期尚早だ。状況は依然として困難で、ロシア軍はポクロウシク方面に追加戦力を投入し続け、後方での兵站活動を活性化させており、この事は同時に「ポクロウシク方面での作戦で敵が大きな損害を被っている」と証明している。我々は今回のような反撃が増えること、突破を許す原因となった間違った報告が減ること、今回の状況を歪めて報告した人間が責任を問われることを期待している”
ウクライナ軍がロシア軍の突出部を側面から切り落としたのは恐らく初めて、ロディンスケ・ビールィツィケ方向でも敵を押し戻して集落を奪還しており、今回の反撃が成功したのは「敵が定着する前に、安定的な足場を固める前に、ここに追加戦力が送り込まれる前に反撃を実施できたため」で、これまで今回のような反撃が実現しなかったのは上級司令部への報告が歪められ、事態の把握が遅れ、これに気づいた時には敵が足場を固めて定着したあとだったためだ。
今回のような対応が今後も続くのかは不明だが、とりあえず「ゾロティ・コロディアズ方向への突破」「ドブロピリアとクラマトルスクを結ぶT-0514の遮断」「ドブロピリアへの迂回」の可能性はほぼ消滅した。
追記:トランプ大統領とプーチン大統領は会談後の記者会見で「大きな進展があったものの正式合意には至らなかった」「合意が成立するまで合意はない」「合意出来なかった事柄は極わずかだが、その中には重要なものが1つある」と述べ、ウクライナとロシアの停戦は発表されなかった。
追記:DEEP STATEはDRGがポクロウシク市内に侵入した件に関して10日「ロシア軍はポクロウシク市内で破壊活動を行うため、50人で構成された戦術グループを3つ用意した」「この部隊の目的はセリダブの再現、つまりポクロウシク市内に侵入してウクライナ軍部隊にパニックを引き起こし撤退させることだった」「7月19日にポクロウシク市内に入って破壊工作を開始したが、これまでに120人がドローンの攻撃で無力化され一部のロシア人は投降した」「現在もポクロウシク市内では生き残っているロシア人の掃討が続いている」と述べた。
第7空挺突撃軍団も15日「ポクロウシク市内からDRGが排除されウクライナ兵士や住民の移動が可能になった」「ポクロウシクへのアクセスは大幅に制限されているものの街に行くこと自体は可能だ」と発表し、DRGのポクロウシク侵入はほぼ収束した可能性が高い。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України






















流石にこんな形の突出部分を遮断出来なければウクライナ軍弱すぎじゃね?ってなりますからね
プーチン、トランプ会談は、動画で見れる部分はロシアに酷い待遇ですね。会談地は中立ではない米軍基地。それぞれの航空機を降りるとトランプの航空機には太い赤絨毯。プーチンの航空機からはギリギリ歩ける細い絨毯が敷かれ、トランプの太い絨毯に連結されてる。そこまでは小さな嫌がらせですが、出迎えて二人で歩き出した上空を轟音で戦闘機と爆撃機の編隊が飛んでいき、あらかじめ知らされてたのかカメラはその編隊を映し出す。これが米国の外交なんですね。日本に関税免除約束しつつ関税かけるようなこともわざわざやってるんでしょうね。
仲介者は絶対的な力がないと成功しないから正しくはあると思う
半分強はトランプの見栄だろうけど
戦況図のイメージから「ピノキオの鼻みたい」とは思っていましたが…。ロシア側は会談を巡って進軍を焦っている…という評価が多い様ですが、ウクライナ側は会談の合意結果を丸呑みする気は0でしょうから、今後の動きで「冷静に仕切り直しを企図している」のか「頭越しの会談に劣勢も手伝って逆に焦っている」のか、見えてくるかも知れません。
二回目の会談はロシア側でやる予定ですし、ロシア側が待遇面で気にしてるならアメリカ側を遇するだけの気がします。
> 動画で見れる部分はロシアに酷い待遇ですね
米が露を歓迎している(ように見えてしまう)動画は、一時的に掲載されたけどすぐ削除されたという情報もあるようです
今回の首脳会談にて、アメリカによるロシアへの制裁について何ら言及が無かったのが気になりますね。
記者会見の場でもトランプ氏もプーチン氏もいがみ合った雰囲気も無く、今回の首脳会談で制裁が有耶無耶になったのなら、ロシアとしてはまずまずの成功なのではないかと思います。
米露関係を無駄に悪化させるよりも、互いに歩み寄って互いの実利を優先するように、話し合ったのではないでしょうか。
ウクライナの要求する「無条件停戦」や「領土の回復」は、ウクライナファーストであって、アメリカファーストではありません。
トランプは、アメリカファーストであって、ウクライナファーストではありません。アメリカファーストに属する実利を幾分得られて、それなりに満足したのでしょう。
本来なら今回の会談の主題は「ウクライナ問題と停戦協議について」になるハズでした。
なのにアメリカがウクライナに参加を呼びかけても当事者であるウクライナが参加しなかったことで、会談に参加したロシアに制裁を課すのはアメリカとしても仲介役の立場上フェアじゃありませんからね。
どんな思惑があるにせよ、参加しなかったことでアメリカによる制裁が棚上げになったのなら、ウクライナによる「他人任せの外交」は失敗したものだと思います。
情報が少なすぎてロシア側の突破の意図が分かんないですね。
大包囲を目指すにしては力不足だし、後方線への脅威と敵の部隊移動を強要する目的なんてすかね?
偶々穴があったから前進しちゃったという機会主義的な突破だと思います。
意図した突破では無かったから、後詰めが間に合わず、残念ながら切り落とされてしまいましたね。
普段のロシア軍が前進する時のように1日に数kmずつ着実に前進していればこんな失態を犯すことは無かったんだろうな…停戦の話もでているから少しでも領土を獲得しようと焦り判断を見誤ったのか?
ポクロウシク方面はロシア側からの情報が全然ないのが気になりますね。
何か不都合があるのか、情報統制されているのか分かりませんがウクライナ側からの情報に頼るしかないのでいつも以上に戦場の霧が濃い気がします。
ワンチャン行ければOKみたいな感じだったのかな?
そのワンチャン狙いで突っ込まされるDRGに黙祷
追記:コミケの列で書き込んでるけど暑いわ
熱い中ご苦労さんです。わたしゃもう夏コミは諦めましたよ。
飲み物3リットルが昼に無くなって震えてます
一時は「アゾフが命令を拒否」とか言われてましたが、増援としてちゃんと投入されたんですね
とりあえずなんとかなった形ですが、次はどこが兵力不足で突破されるやら
いくらなんでもウクライナ軍を舐めすぎましたかね
経験や装備を考えれば西側最強であろう陸軍相手になんて作戦をしてるんでしょうか
ウクライナ陸軍、西側最強まさに仰る通りと思います。
米露会談に向けての外交・政治的作戦だったのか、たまたま浸透できただけだったのか…
作戦意図どういったものなのかそのうち情報出そうですし、他方面に何か影響が出るのか、しばらく注目したいと思います。
最強であるなら無様な領土喪失なんて無く逆に大きく奪い返しているだろうし、経験はあろうが古参戦力がどれだけ生き残っているかまともな部隊ローテーションとかもしているのか怪しい。装備や資金的な物も外国頼み自国の力だけでまともに戦争継続出来ていない軍隊をして西側最強とか流石に言いすぎでしょう。
現環境下において極端な戦力差も無いロシアとの戦争に適応した軍隊相手に対して欲張った結果、上手くかみ合わなかった位の認識ですね同レベルの相手に対して冒険しすぎた。
え〜と、アメリカ陸軍の現役旅団戦闘団って何個でしたっけって話から、ドイツのアノ体たらくを考えると、後は韓国くらいって噺だと思いますよ。
アゾフや第82独立空中強襲旅団のような精鋭をはじめとする大量の旅団をポクロウシク方面に費やしたことで、引き抜かれた他戦域にどんな影響が出るのかが気になるところ。まあ流石に旅団全てを投入することはないだろうし、迅速に部隊を充てられて対応できたことを見るに、まだウクライナ軍の組織的な抵抗は維持できそう。
実際引き抜いた分だけコンスタンチノフカやクピャンスク方面で『塗り絵』されたいつものアレのようで
こんなことを言うのもなんですが、この突破は本当にあったことなんでしょうか? 我々はウクライナ陣営による自作自演に踊らされているのではないでしょうか?
私が見つけていないだけかもしれませんが、未だに映像一つなく、deep stateとウクライナ側が騒いでいるだけでロシア側から何の情報もなし
そもそもこの大戦果の発表タイミングがまるでプーチン・トランプ会談に合わせるかのように直前ででてきました。
非常に疑問です
進出そのものはおそらく間違いないですが、所謂威力偵察のようなものだったのかもしれません。
要は地図の塗り方の問題かも
あまりにもウクライナ劣勢続いてるから自作自演しただけでは?
実際は戦闘起きてない地域で戦闘起きたと主張し、押し返したと言ってるだけでは?
そもそもソースがウクライナ側だけだから、占領や奪還は双方が投降した現地の映像以外信憑性乏しすぎる
自分ところの前線部隊まで混乱させるような情報をウクライナ側が流す蓋然性はないですがねえ。
ここの管理人にしては珍しくDSの情報のみで更新したね
他の誰も(というか当のアゾフすら分断したとまでは言ってないのに)確認してないのにそう言われても、ノヴォエコノミチニネの陥落すら認めてないDSは信頼性ないなぁ
RYBARのみの情報で更新することも多々ありますが?
そういう揚げ足の取り方で「信憑性」の話に持って行くのは個人的に不愉快です。信用できないなら「ご自身が信用できる判断する情報源」をご参照ください。
追記:ロシア有利ならウクライナ側のDEEP STATEの情報でも真実だと信用し、ロシア不利ならDEEP STATEは信用ならないと言うなら、ロシア側の情報だけ見てればいいんじゃないですか?DEEP STATEやRYBARの報告は100%確実な情報だとは思ってもいないし、そもそも前線の評価基準が統一されていないので「同じ事象」の評価でも食い違うことは当たり前で、その差を少しでも埋めるための比較マップです。
それともウクライナ万歳とロシア万歳のマップを、同じ内容でもウクライナ万歳とロシア万歳の書き方を求めてるんですか? 率直に言うと現在の「ロシアを極端に信じて支持する人々」は侵攻初期の「ウクライナを極端に信じて支持する人々」と同じぐらいうざいです。
何に怒られてるのかいまいち理解できないんだけど、そんなおかしいこと言ってるかな?
最近のDeepstateはちょっと不可思議なマップ書いたりしてるのは事実じゃん
クピャンスクのキンドラシフカテレポートとか、ノヴォエコノミチニェ全域グレーゾーンにしたり、あと最近ではシヴェルスクの露軍攻勢も失敗とか言ってたけど結局前進してたじゃない
そもそも俺はロシア支持ではあるけどRybarのマップなんか見てないし
むしろ2024年までガッツリ毎日deepstate見てたけど?
貴殿は現在Rybarもdeepstateも見ていないそうですが今は何を参照にしているのか御教授願います。
pouletとAMKとsuriyak
欧米やウクライナなど9割以上は西側の情報ばかりだし、匿名の自称ロシア人を信じ、その情報をロシア人の主張だと書いてるので今更
うーん情報不足でロシアがミスったのかどうなのか分からん。ウクライナの戦意を折る機会だったと思うのだが。
何かこの突出自体、トランプ会談に合わせた両軍のブラフな気がするな。
ロシア軍がこの方面で秘密裏に軍事行動を起こしたのは否定しないが、明らかにウクライナの過剰反応と言うか、不意打ちを食らって錯綜した情報を流したから、トランプの会談に合わせて単なる修正を「ロシア軍突出部の撃退」とかいかにも華々しい戦果としてでっち上げただけでは?
実態はクラマトルスク-ポクロウスクを分断するためのコマンド浸透でしかないんじゃないかな
>>因みに管理人は「ウクライナ側が報告するウクライナ軍の成功」
>>「ロシア側が報告するロシア軍の成功」より自軍の失敗、
>>つまり「ウクライナ側が報告するウクライナ軍の失敗=ロシア軍の成功」
>>「ロシア側が報告するロシア軍の失敗=ウクライナ軍の成功」の方が「何倍も信憑性が高い」と思っており、
はてさて?
管理人さんはDSをコケにされると怒るからね。
仕方がありません。中立的なつもりはないとも言ってるし、別にそれでいいんじゃないでしょうか?
どうせ時間が経てば何が正しいかは、後で分かる事だしな
日本目線で見れば、アメリカの二次関税は、甚大な影響がでる可能性がありました。
日本もサハリンの天然ガスを輸入しているうえに、中国・インドなどは主要貿易先のため、どういった混乱が生じるのか分からなかったからです。
米露会談それなりに上手くいったとも言えそうですから、(FOXで15日に発言したとされる)来月(9月)に向けて、二次関税ブラフかもですがどうなるのか注目ですね。
会談の内容は、来週中には多少漏れてくるかなと。
>15日の米ロ首脳会談後、米FOXニュースのインタビューで表明した。「2〜3週間後には検討しなければならないかもしれない」とも話した。
(2025年08月16日10時34分配信 【速報】トランプ氏は、ロシア制裁の一環としての「二次関税」を検討する必要は現時点でないと述べた)
(2025年8月16日 12:10 (2025年8月16日 13:04更新) トランプ氏、ロシア産原油購入国への制裁関税「現時点では考えず」 ウクライナ侵略 日経)
追記です。
会談に先立って、動きがでていたようですね。
日本も権益を保有していましたから、アメリカ企業が確実に残留となれば、(板挟み解消して)日本の権益ますます安定するという話しになります。
>ロシアのプーチン大統領は15日、米石油大手エクソンモービル含む外国企業がロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の権益を回復することを可能にする大統領令に署名した。
(2023年04月13日 サハリン1権益未譲渡分の売却期限を延長 (ロシア、日本) JETRO)
(2025年8月15日午後 9:30 プーチン氏、米エクソン含む外国勢の「サハリン1」権益回復を許可 大統領令署名 ロイター)
まあ、RYBARからロシア軍への「お叱り」があるのかどうか、あったとしてどのような内容かによって、そのうちなんとなしに分かることなのではないですかね…
機械化部隊はドローンに弱い
ドローンは軽歩兵に弱い
軽歩兵は機械化部隊に弱い
ということで綺麗な3すくみが成立しました
浸透戦術の性質上、一回痛撃を与えればロシア軍は攻撃を別方向に切り替える事が多いので今後、ロシア軍はポクロウシク包囲より別戦線での突破を選んできそうな気がします