ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは6日「ウクライナ軍がポクロウシク方面とクラホヴェ方面で反撃を実施した」「ロシア軍はkm単位の後退を余儀なくされた」と報告、この日のロシア軍は「獲得した領土」よりも「失った領土」のほうが大きく、ウクライナ軍にとって久々に良い1日だ。
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 6 февраля 2025 года
参考:Сводка на утро 7 февраля 2025 года
参考:Курская область, обстановка на вечер 6 февраля
ウクライナ軍がポクロウシク方面とクラホヴェ方面で反撃、司令官交代の結果なのか、偶然の産物なのかは不明
クピャンスク方面ドヴォリチナ方向でウクライナ軍が軍がフィホリフカ集落の北端=Ⓐでロシア軍を攻撃する様子が登場、このロシア軍がドヴォリチナ方向からやって来たかの、ノヴォムリンスク方向からやって来たのか、ロシア軍がフィホリフカ集落内に定着しているのかなどは謎に包まれており、今のところDEEP STATEもRYBARもフィホリフカの状況に何も言及していない。
オスキル川西岸の状況を推し量る上で「ロシア軍の重装備が登場するかどうか」が一つの目安になり、これが登場すると安定的な渡河ポイントが設定されたことになり、特に砲兵装備やEWシステムがオスキル川西岸に持ち込まれると厄介になるだろう。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面西方向について「ロシア軍がウスペニフカ方向に前進した」と、RYBARは「ウクライナ軍がピシュチャネ方向に反撃を開始し集落の東郊外に足場を築こうとしている」「ロシア軍支配地域がピシュチャネ集落の中心まで後退した」と報告。
視覚的にもロシア軍がポクロウシク炭鉱第3立坑付近=Ⓐでウクライナ軍の装甲車輌を攻撃する様子、ウクライナ軍がウスペニフカ集落内=Ⓑでロシア軍を攻撃する様子が登場、前者はRYBARの報告が事実であると裏付けており、ウクライナ軍が東部戦線でkm単位の反撃を行うのは非常に珍しく、しかもロシア側が「荒野ではなく占領された集落の奪還に動いている」と報告するのは初めてかもしれない。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について「ロシア軍がアンドリイフカ集落内で前進した」「ロシア軍がダクネ集落内の学校を占領した」と、RYBARは「ロシア軍がダクネを占領した」「ウクライナ軍がゼレ二フカ東郊外で反撃を行いロシア軍支配地域が1km以上後退した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がダクネ集落の西端にある学校=Ⓐで国旗を掲げる様子が登場したが、本当にダクネ集落全体を支配しているのかは不明だ。
さらにポクロウシク方面と同様にRYBARは「ウクライナ軍の反撃」を報告し、この日のロシア軍は「獲得した領土」よりも「失った領土」のほうが大きく、こんな逆転現象は2023年夏以降に1度も見たことがない。
この変化はドラパティ陸軍司令官がホルティツィア作戦・戦略グループの司令官に就任した結果なのか、偶然の産物なのかは不明だが、ウクライナ軍にとって久々に良い1日だと言える。
因みにロシア国防省はクルスク州スジャ方面について「全ての攻撃を撃退してチェルカスカヤ・コノペリカとウラノクの支配を維持している」と発表したが、RYBARは「国防省発表と矛盾する情報が登場している」「ウクライナ軍は我々の防衛ラインを突破した」「ロシア軍支配地域がウラノク方向に後退した」と報告して「ロシア国防省の発表」を完全に否定。
ロシア人ミルブロガーのДва майораも「ウクライナ軍が我々の防衛ラインを5kmも突破してしまった」「敵は現在もチェルカスカヤ・コノペリカとファナセエフカに存在する」「新たな攻撃準備の兆候も報告されている」と、АРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗАも「最大350人の兵士と最大50ユニットを擁する敵部隊が最大5kmの深さまで我々の防衛ラインを突破した」「敵は主要目標のウラノクにまだ到達出来ていない」「この過程で多数の人員と装備を失ったものの確保した範囲の陣地強化を始めている」と報告し、もはやロシア国防省の発表を信じる者は皆無だ。
前回の反撃は作戦意図が不明瞭(なぜベルダン方向に支配地域を広げる必要があったのか謎)だったものの、今回の反撃は「スジャ防衛における最も脆弱な南側面の状況を改善する」という明確な意図が見て取れ、ロシア人らも今回の反撃について「南からスジャにアプローチするためのマフノフカが遠くなった」「ウクライナ軍がスジャを保持できる時間が伸びた」と一定の評価を与えている。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ウクライナ軍の反撃成功はこれまでの傾向と比べイレギュラーであり興味深い事象ですね。ここ最近ロシア軍の攻勢が停滞していましたし、ポクロフスク方面において無尽蔵に思われたロシア軍の資源も流石に消耗していたのでしょうか。記事中でも触れられているウクライナ軍の改革が関連している可能性もありそうですね。
しかし言うまでもなく、反撃がこの程度の規模で終わってしまっては意味が無いわけで、例えばクルスク方面ではプレホヴォへ伸びたロシア軍の突出部を排除してスジャへの脅威を取り除くなどの成果が無ければ犠牲に釣り合いません。しかもそれを維持しなければいけない訳で。
特に兵員不足の著しいポクロフスク方面においてウクライナ軍が成功を手にできるかどうかは大いに怪しいでしょうね。エリート部隊揃いのクルスクにおいてはもっと状況は良いでしょうが、今度はそもそもクルスクでの作戦の合理性と言う大問題があるわけで…最良の結果を出したとしてもそれは「白鳥の歌」でしか無いと感じます。
クルスクにおける北朝鮮軍の撤退とロシア軍の戦闘車両の枯渇が本当なら、ウクライナ軍はロシアと対等、若しくは多少押し返せるかもしれない。ウクライナ側の無能な司令官が一掃されたのだし、このタイミングで西側がもっと武器を与えれば(半年後と想定される)停戦合意で有利になる。
ウクライナにとっての最大の援助はNATO軍、特に米軍の参戦でしょう。3年経っても明確な成果を挙げられない西側兵器を半端に増やした所で割れ鍋に綴じ蓋かも(ウクライナが最も善戦していた時期は彼等が使い慣れ、しかも当地の戦場に最適化した旧ソ連兵器で戦っていたからでは?)。第三次世界大戦のリスクなんて、キーウ政権と米英が叫ぶ「自由と民主主義を守る」「ウクライナ国民を救う」という理想が本物なら、全然無視できるリスクです。それが本物なら自宅から10キロ先の米軍基地に落ちた水爆で喜んで蒸発しますよ。真面目な話。「五族共和」だって本物だったら素晴らしいスローガンですし…。もし本当にウクライナ国民を助けるつもりなら最初から本気でやるべき!米軍が参戦でき無いなら戦争回避の為最大限の外交力と譲歩を駆使するべきで…。純粋にウクライナを応援する皆さんには申し訳ない気持ちですが、ウクライナ対ロシアの勝敗は戦前から明確で「足し算・引き算」の世界だと思います。他人を信じる心、弱き者や負け側に心を寄せる「判官贔屓」は素晴らしい精神で、日本人の美徳かも知れません。只往々にして美点は欠点とコインの裏表とも感じます。「陰謀論」のレッテル貼りで、いとも簡単に騙され、誘導されてしまう日本が心配でなりません。
どう読んでも「割れ鍋に綴じ蓋」の意味を間違って覚えているとしか。
ぶっちゃけ去年の暮れあたりもトレツクやチャソフヤールで同様の押し返しに成功したけど、結局は両都市とも落ちてしまった思い出…。
ポクロウシク方面、ロシア軍が北・E-50に向けて圧力をかける動きに対して、反撃は根元を切断することになります。
ここを維持したり、反撃を継続したりできるのか、しばらく見守りたいと思います。
ただ、ロシア側も周辺のテリコンを、いくつか押さえていることにくわえて。
シェフチェンコ南の要塞を、ウクライナ側がそのまま奪われてしまったのが、今見ると致命的に痛く感じますね。
ロシア軍の最前線近くの根元に、安定した防衛線が存在することになりますから、これ以上先の反撃に対するリスクヘッジになります。
アンドリイフカ方面は攻勢では無く早急に撤退しないとすでにアンドリイフカ中心部までロシア軍到達しているのでどういった思惑か不明ですね。
ポクロウシク方面も攻勢掛けても結局守れないと思うけどこのままロシアに西進されても不味いので陽動という所なのでしょうか。
クルスクは清々しい程にやる気を感じますね、ウクライナはまだ戦えるというアピールにはなるかもしれませんがどうなりますかね。
全体的に直近で戦果求めている様に見えますが、ウクライナ側が領土を奪還したというのは侮れない力を残しているという一時的な証明は出来たという所でしょうか。
クラホヴェの方は大釜の中なんだからとっとと逃げろって…。
まあ、地図見たら川が入り組んでいるから両軍共に攻めにくいし逃げにくい地形のようだけど。
クラホヴェに関しては、押したのが【吉】なのか、判らない状態。
まだ、戦力居るんだ。逃げてないんだ。という感じが強い。
うーん、ドラパティ司令官に交代した事による成功と言うにはまだ時期尚早かな
ドラパティ司令官の交代を何より望んでいた当のブトゥソフ氏がずっと主張していたのは、「ウクライナ軍は防衛陣地をしっかりと構築し、そこに戦力を集めて兵力、装備の数で勝るロシア軍への損害を防衛戦によって最大化すべし」「にも関わらず今のウクライナ軍は領土に固執して、進軍した後防衛陣地を構築したロシア軍への反攻を仕掛けて多大な損害を被っている」「これによって兵力も装備も無駄に消耗している」というものだったはずです
まあこの反撃によるウクライナ軍の損害は完全には把握できないにせよ、司令官が変わったから不足していた兵士や装備が突然荒野にスポーンするわけではないので何かしら強引な運用が隠れている可能性もあります
確かに喜ばしいんだけれど、少し様子も見なきゃなぁって感じですね。
ダクネについては残りの掃討がどれだけ早く終わるのかが指標になるでしょう。個人的には撤退してウクラリーやバハティル、アンドリイフカの守りを···といった感じですが。
ここしばらく現地の天候が悪く衛星画像が確認できていない(最後は1/20)のですが、この一帯に造られていた対戦車壕等の陣地群がドネツク州とドニプロペトロウシク州の境目で綺麗に途切れています。行政的な問題で陣地が造れなかったのだとしたら悔やんでも悔やみきれないですね···
ウクライナ側もそれが分かってるからこその最期の抵抗くさい
>最期の抵抗
この言葉もすっかり聞き飽きたなあ
ボブ・ウッドワード著の、WAR(ウォー)3つの戦争を読むと
アメリカのバイデン政権はロシアによる核使用を恐れて、ウクライナ軍の行動に色々と制約をかけていたようです。
アメリカの政権交代でそのあたりの制約が緩んで、ウクライナ軍が動きやすくなった
という可能性もあるのではと考えます。
面白そうな本ですね
こういう情報はタスカル
そういえば昨年、米政府は今以上のエネルギー価格高騰を避ける為
ロシアの製油所などへのドローン攻撃は抑制するようウクライナに求めているとの報道がありましたが
トランプ政権成立前後から、ウクライナはロシアの原油や天然ガスの関連施設に集中して大規模なドローン攻撃を繰り返しています
これもバイデン政権特有の制約だったのかもしれませんね
ハルキウでの追撃をやめさせたとかあるらしいですね
ハルキウのような追撃ならともかく、ウクライナ領内での反撃をアメリカが止める理由がないから今回の反撃と米大統領は関係なさそう
ちなクルスク逆侵攻が半年前らしい
繰り返し、申し訳ありません。どの政権にせよ、アメリカ合衆国が当地の紛争・戦争・民族問題に肯定的な影響を及ぼす事は皆無だと確信します。せめて、連中のエゴと「停戦」という流れが一致してくれれば…と祈るばかりです。
さっそくkindleでポチりました。
ちょっと前まではこの手の本の入手にはタイムラグが必要でしたが便利な時代になったもんです。
先月の月末辺りから
トレツク等でウクライナ軍が小規模な反撃を行っていましたが
今回は大きく出ましたね
クルスクでロシアが反転攻勢に出た時と同様、今回の動きも分析されるでしょうから
各メディアの発表か楽しみです
ウクライナ側が反撃に出て少し押し返すけど、数日後には元通りになっているパターンの繰り返し
ウクライナ軍の反撃が成功したんですね。
追撃があるのか、一時的なポジション改善で終わってしまうのかは気になります。
もう一つ気になるのが、2025.2/7のアックス氏の記事によると「北東部クピャンスクにロシアの大軍 成功のカギは渡河作戦」とありこちらはどのようになっていくのやら・・・
ドラパティ将軍の赴任でやる気を出したかでしょうが、ポクロウシクもアンドリフカも無理な攻勢より堅実な防御に徹するべきでは?重要拠点こそ奪回すべきでしょうが、アンドリフカ内部に敵がいるのになぜゼレニフカ?ポクロウシク鉱山本体を守らねばならないのになぜ第3鉱を取り返しに行く?
意味の不明な攻勢万能論は将軍交代でも変わらないのか?
いや今回のは有利な陣地を得るポジションの改善として無理攻めという感じでもなくリソースを投入したものかと。特にロシア軍がずっと行ってきたようにウクライナ軍が薄い陣地の綻びを攻撃して打破したという印象です。
単発か戦術レベルでの改善なのか戦略リソースの配分が改善されたのか分かりませんが、結果に結びつく試みなので悪い戦略ではないかと。
指摘の陣地の守りが薄くなれば確かにだめですが。
ウクライナ軍の反撃は成功したんですね。
追撃があるのか、一時的なポジション改善で終わるのか気になります。
もう一つ気になるのが、今日のアックス氏の記事によると「北東部クピャンスクにロシアの大軍 成功のカギは渡河作戦」とありどうなることやら・・・
何と言うか宇軍の指揮について、少し教条的と言いますか上が計画した作戦はどんな環境でもやれと言う風潮があるような気がします。1ヶ月くらい前なら兎も角、今あんなところを攻めたところで何が改善するのかも分からない場所を攻めてないですか?
ポクロウシク南の突出やアンドリフカの包囲を許して1ヶ月以上経って、かなりの縦深をロシア軍は稼いでいるのに何故今更?
いつものマスコミ受け及びスポンサー受け狙いの派手な攻勢()に新設旅団突っ込んでるんでしょ
ロシア軍の攻勢は停滞していたと言えるのかな?南ドネツクが一段落ついた(アンドリフカとポクロウシクまで追い詰めた)からポクロウシク包囲のために北のトレツク、チャシフヤールに梃入れしていただけだと思うんだが…
もう既にポクロウシク南もアンドリフカ周辺も優位を失い、逆襲より遅滞に移っても良いような状態ですし、何と言うか戦術的以上に政治的な作為を感じてしまいますが。
おっしゃる通りウクライナ軍側は押されてる場所での押し引きという感じですが、ロシア軍が不気味な停滞ですね。もちろんこれまで軟調だった方面で動いてはいますが。
ウクライナ軍のリソース供給が改善された様子はないのでウクライナ軍より要因はロシア側にありそうです。
果たしてこの状況が継続されるかどうか。
南ドネツクでの機動戦からポクロウシク攻略に重心が移ってるだけにしか見えませんよ。ロシア軍も兵站を優先すればポクロウシクを放置してドニプロに深々と侵入出来るわけでもないし。
不気味な静寂どころか明白な戦略目標の転換なんでは?
南ドネツクの攻勢がひと段落したのはそうかもですが、用意された防衛線が強化される前に進むと踏んでいました。ポクロウシクが突出なのはそうですが、クラホヴェ方面のポケットも回収できてませんし(ポクロウシク防衛のためにまだウクライナ軍が頑強に抵抗しているのもありますが)。
とりあえずこれまでの異様な毎日数㎞の勢いは数日は鳴りを潜めてますね。これがローテや配置転換のための計画なのかはあと数日~一週間で出てくるかとは思ってます。
アンドリフカはもう無理でしょう。市街地に侵入されても撃退できないし、南はヴェリカノヴォシルカで掃討と休息を終えたロシア軍が退路を絶ちに北進してくるし、今回の攻勢とて見方を変えれば…ですよ。ドニプロ侵入の時間稼ぎにどれだけなるか
案外あっさりスジャ南方を明け渡した感じ、ロシア軍は今回のローテーションでかなりの戦力を下げていたっぽいね。
クルスク占領の意義や諸問題は一旦横に置き、2024年末から押し込まれながらも耐え続け反攻に繋げたのは理想的な形だと思う。崩壊寸前のクルスク北西はマラヤ・ロクニャだけ確保し、残りでスジャ方向に重点を指向すれば、まだまだ粘る余地はある。クルスクに戦力を割く選択自体が疑問だけど。
ドネツクにも反撃できる戦力が残っていたのは喜ばしい。てっきり予備は消耗し尽くしたと思ってた。まだ捨てたもんじゃない。
問題は「なぜ今なのか」ということ。ドネツク方面の戦力比はよく知らないけど、押し返せる好機だったとはとても思えない。特にクラホヴェなんか、ポケットの内側で反撃してどうすんの、アンドリイフカもう落ちますけどって状態。まだウクライナ軍の部分反攻の狙いが見えてこないね。
むしろポケットの中の部隊を逃がすためかなと思いました。ポケットの口は広ければ広いほど逃げやすいでしょうし
>この日のロシア軍は「獲得した領土」よりも「失った領土」のほうが大きく
このくだりだけめちゃくちゃ誇張して報道されそ
様々な話を擦り寄せると「悪天候でドローンがあまり役に立たない状況だったためにロシア軍側は反撃を許した」のだと言えそうですが、まだそれぞれの方面の攻勢の規模感・実態がはっきりしないのでなんとも言えないですね
そして悪天候でも使える光ファイバー有線ドローンはやべぇわ
ロシアの空爆量が復調してるしロシア側の戦況評価が悪い感じはしないから心配はしてないな。
ウクライナは5万人の配置転換で前線の兵力を補充したのかも?とは思ってる。その場合は比較的長期間膠着するかもしれんなあ。
その5万人って、空軍や海軍から転用した人員でしたっけ。普通に軍隊としても国家としても末期状態。
クルスクは当初から要塞ができている感じではなく野原と小規模な村落を巡り機動戦が行われて前線が交錯していた。ウクライナ軍は先鋒が前進して追随する部隊が交差点を守り露軍の残存部隊と交戦して先鋒を前進させる形を続けてきたようだ。素早く進撃できるが後方の部隊が追随にできなければ先鋒は孤立して極めて危険になる。今回も進撃した後方地区でもあちこちで戦闘が続いていて前線がどこにあるかもわからない状態で混乱している。先鋒の行先は不明で露軍の対応次第。いずれにせよスジャの安全確保、ゼレンスキー政権が渇望する幻の和平交渉に向けたクルスクの占領地区の保全活動に過ぎず限界が丸見え。露軍にとってウクライナ軍は機動戦で忙しく飛び回ってはいるが実は掌の中をうろつきいている美味しい戦場だ。
ウクライナは本当にクルスクで何がしたいのか?
相変わらず達成目標が全く見えてこないですね
停戦交渉の材料としたいのなら、ベルダン方面に攻勢を
かける必要はないはずです。クルスクの占領地域は既に
3分の1程度まで押し返されており、現状ウクライナは
占領地域の防衛に専念するべきなので
もうそろそろロシア軍の攻勢も限界かな?今年の上半期くらいは再び東部戦線で膠着状態が続く気がする
しばらく大きな動きは無さそうだと静観していましたが、気になる動きになってきましたね。ここ最近のロシアの攻勢は、かなり北朝鮮軍に助けられていたという根拠になり得る感じがあります。台所事情が苦しいという感じの情報が各方面から出ていたので、もしかしたらと思っていました。
ここから大規模な装甲戦力で戦うというのもなかなか厳しい状況で、動くとしても厳しい戦いです。そもそも大国は、多くの支援を受ける小国には苦戦するというのは、アメリカを見てもそうです。
まだ難しいかもしれませんが、停戦の合意ができると良いですね。
ロシアが攻勢限界を迎えかけてるなら、クピャンスク方面で博奕めいた攻勢なんて仕掛けないと思います。兵力の余裕がないのにクピャンスクとポクロウシクで同時に攻勢が出来る訳がない。
宇軍が逆襲を掛けることで熱狂するのは分からないでもないですが、逆襲(博奕)を打つ度に根拠のないロシア限界論が出てくるのは、博奕打ちの思考回路そのものではないですか?
先はどこまで続くか分からないから、ロシア優位の内は守勢に徹して兵士の訓練を強化すべきでは?
言ってるそばからトレツク完全制圧か。(ロシア目線だと“解放”)
ゴルバチョフ様…。万万が一、ロシアが「攻勢限界」を迎えても、彼等は無理矢理にでも“やり切って”しまうと思います。西側とキーウ政権はロシア側の決意を読み違えているのは確かです。「虎の尾を踏んだ」「逆鱗に触れた」等という観念的なモノでは無く、ロシアの(少なくとも政治指導部と軍人の)根本的な生存本能と歴史的トラウマを全力で侵害してしまったのかも知れません。それ程に、バンデラ支持者(ネオナチというのは逆に遠慮した表現で、実質「ナチの残党」同然の思想の持ち主の様です)と組んでロシア系ウクライナ人を排除・殺戮するというのは重大な“罪”なのです。さっき観念的な例えを避けておいて忸怩たるものがありますが、今の米英とキーウ政権とロシアは「共に天を戴かず」という状態でしょうか…。プーチンが「消えて」も、同じです(もっと悪くなるかも…)。僅かな希望は、歴史や民族に全く興味が無いロシアの新世代が更に増える事ですが、先手を打って「愛国教育」をしている様ですし、イスラエルの暴虐と日本の転落で「アメリカ陣営にいるという事は何を意味するのか?」についての“正体”がバレてしまいましたので、過剰な期待は出来ません。