DEEP STATEは15日夜「ウクライナ軍がクルスクのヴネザプノエを占領した」「ハルキウ州クピャンスク方面でロシア軍が支配地域を広げた」と、RYBARは「ウクライナ軍がクルスクのゴルデエフカを支配している」「ロシア軍がポクロウシク方面で前進した」と報告した。
参考:ЗСУ взяли під контроль 82 населені пункти у Курській області, – Сирський
参考:Курское направление: бои в Беловском районе и уничтожение колонны ВСУ под Сафоновкой что известно к исходу дня 15 августа 2024 года
参考:Ukraine’s plan to force Putin to retreat in shame
参考:Мапу оновлено!
シルスキー総司令官はクルスクで82の集落を支配していると言及
DEEP STATEはロシア領クルスク方面について15日夜「ウクライナ軍がヴネザプノエを占領した」と、RYBARは「ウクライナ軍がゴルデエフカを支配している」「ウクライナ軍がミハイロフカを支配している」「スパルノエを巡って戦闘が発生している」「以前と比べて戦闘の激しさが若干減少したものの安定化からは程遠い」と報告。
シルスキー総司令官は15日「クルスク侵攻以来、我が軍は35km前進し1,150平方kmの領土を管理化に置き82の集落を支配している」と明かし、Independentの取材に応じたウクライナ軍の将校も「クルスクで2,000人ものロシア軍兵士が捕虜になった」と述べており、ウクライナは捕虜交換に必要な金貨を大量に獲得した可能性がある。
DEEP STATEはハルキウ州クピャンスク方面について「ロシア軍がピシュチャネ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がピシュチャネの北にあるウクライナ軍陣地を占領した」と報告。
ロシア軍はタバイフカやピシュチャネの背後にある高台方向に突破を果たした格好だが、ここはロシア軍にとって主要な攻勢地域ではない=優先順位が低いため「急速に状況が悪化する」とは考えにくいが、確実に状況が悪くなっていることだけは確かだ。
RYBARはポクロウシク方面について「ロシア軍がノヴォトレツケ方向に前進した」「ロシア軍がフロディフカ集落内で前進した」「ロシア軍がムイコラフカ集落内に入った」と報告、ポクロウシク市のセルヒー・ドブリャク軍政長官も「敵が急速にポクロウシクへ近づいている」「ロシア軍は市郊外から約10kmの位置にいる」「状況が今よりも良くなることはないので住民は荷造りをして避難しろ=避難を拒否して街に残っている住民に『諦めて逃げろ』という意味」と呼びかけている。
ドブリャク軍政長官が「約10kmの位置にロシア軍がいる」と公の場で述べているため、DEEP STATEやRYBARが報告するロシア軍の前進位置が「事実である」と裏付けた格好とも言える。
関連記事:ロシア軍がポクロウシク市に急速接近、軍政長官が住民に避難を呼びかける
関連記事:後退が続くトレツク・二ューヨーク方面、ロシア軍がザリズネを占領か
関連記事:現地メディアによるクルスク侵攻の見通し、縦ではなく横への前進が理想的
関連記事:ロシア軍が二ューヨーク中心部を制圧、ディミトロフ郊外まであと6km
関連記事:クルスク侵攻のリスクは東部戦線の状況悪化、リターンは交渉材料の獲得
関連記事:クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がスジャを含む複数の拠点を占領
関連記事:侵攻902日目、ウクライナ軍はクルスクでロシア軍はドネツクで前進
※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила
ロシアは侵攻して破壊した地区にインフラや社会を構築する余裕がある。
だから侵略に意味がある
ウクライナは防衛で手一杯、そもそも国内のインフラもズタボロにされているのでそんな余裕はない。
結局、ウクライナ、ロシアを含めた国内外への戦意喪失していないアピールにしかならない。
ロシアはアルメニアとアゼルバイジャンへの介入を諦めてまでウクライナ対応を優先したわけで、
ちょっと噛みつかれたぐらいで驚いて引き下がることもなければ、交渉で譲歩することもないでしょう。
それは本当に戦争の初期の初期にしかできなかったし、電撃戦に失敗し浮き足立っていたタイミングのイスタンブール停戦協議が潰された時点で終わった話。
ウクライナ健闘のニュースネタとして、数ヶ月は続くでしょうが、何も得られない。
今のロシアにはそんな体力は無い。
首都モスクワですら、セントラルヒーティングもすぐに修理できず、排水設備も老朽化し、洪水被害が出ている始末なのだから。 西側の制裁もあり、ロシア各地で鉄道、道路、ダム等がかなり破損しているのに、ウクライナにインフラを構築するのは無理でしょう。
一等国民であるモスクワ市民が黙ってないでしょう。
三等国民の東部市民は存在する価値なしなので、何を言っても一等国民の西部市民の言いなり
これぞ民主主義の鏡なり
災害後24時間で交通再開したりする日本と比べると、その手のサービスは世界の何処でも遅くて能力がないと判断されてしまいますね。
言い方の問題ってのは分かるし、理解もできるんだけれど、
侵略に意味がある。
すごく納得したくないでござる。
綺麗事なんだろうけどね……
綺麗事でなくすならシリア支援してイスラエル追い出すという話になるので、西側も侵略肯定というか黙認状態なのですよね…
斯くも所属陣営ではなくルールに則るというのは難しいものなのか
意味のない暴力の方が怖いよ。あなたの違和感はそこじゃないかも知れないけど。
それに、加害者被害者の構図で政治を考えるのは危険だと思う。…これは単に歴史的に罪を重ね合ってるとか喧嘩両成敗とかだけの話じゃなくて、究極的に今の世界秩序を作ってる側がとんでもない極悪人って話に落ち着くから。
世界は巨悪で埋まってる
それでもどっかで妥協しなけりゃ人類滅ぶ
グロドフカ(地図ではフロディフカ)でのロシア軍前進は重要ですね。グロドフカ自体はやや大きい集落であるだけですが、西に高台と、ウクライナ軍の塹壕と組み合わされた大規模な砲撃陣地が二つあります。この陣地はGoogleEarthでも細部まで確認でき、なかなか軍事的に面白いので興味があれば見てみると面白いかと。
この陣地からポクロフスク中心部までは10kmちょっとしか離れていません。砲撃が楽々届くのでここを占領できればポクロフスクの兵站基地としての機能は大きく損なわれるのではないでしょうか。
クピャンスクは背後が川ですしさっさと撤退して、橋を落として川の反対側で陣取る方が懸命なのでは…。
着々と進軍し続けるのがロシア軍ですし、気づけば包囲網が閉じてましたということになる気がします。
クピャンスク方面が、クルスク攻勢の影響を受ける関係性を、地味ですが気になっています。
補給線ですが、キエフ~スームィ(クルスク)~ハリコフ(ボルチャンスク)~クピャンスクになるからです。
ヒト・モノ・カネはどの組織も限られており、西側を優先すれば、一番東のクピャンスク方面(ドネツクもですが)は後回しになる可能性を考えています。
>ウクライナ軍の将校も「 クルスクで2,000人ものロシア軍兵士が捕虜になった」と述べており
さすがに盛りすぎだろ
重装備も与えられていない警備部隊ですからさっくり降伏していけばそんなものでしょう
2000人の部隊なら佐官以上の将校も数名いるはず。
兵士を置いて逃げることはロシア軍では重罪。必ず一緒に捕虜になってるだろう。
ウクライナなら喜んで上級将校の捕虜をビデオ出演させるだろうが何故か出てこない。
ロシアメディアにでてますよ。
兵士おいて逃げた佐官級の将校、現場指揮官に責任おしつけているでしょうがね。
1万2000人の規模で2000人の捕虜を取るとか、人員を大量に削られるし、動きが鈍化するから『ただの阿保』やで?
ウクライナには、面倒くさくなると森の中に穴を掘って埋めるという習性がありますので。
それでポーランドやハンガリーとめちゃくちゃ関係が悪いんですが。
今回もやらかして、後から出てきそうだなとは思います。彼らは国家として全く反省してませんから。
それロシアがやったことなわけだが
ヴィーンヌィツャ大虐殺のことなら埋められた場所がウクライナだというだけで、埋められたのも「ほとんどウクライナ人、ポーランド人を添えて」な感じです。
カティンの森の方はウクライナもソ連の一部の時代ですけど絡めるのは無理がある。
ならば何故隣国から強く恨まれてるんですかね。
マリウポリでロシアが累計2000人程度の捕虜確保だったからなあ。包囲降伏を決めてないウクライナがそれほどの捕虜を取れたか疑わしいもののすぐに捕虜交換で分かるでしょうからそれを待ちたい。
逃げ遅れた民間人とかも計上してそう
1枚目の戦況図の西にあるグルシュコヴォでウクライナがセイム川にかかる橋をGLMRSで攻撃しているという報告があるので、どうも西側はこの川を障壁として防衛陣地を築くつもりらしい。逆に言えばこのラインから先には行くつもりがないということだが。
言われている1万人規模だと、そろそろ維持できる範囲の厳戒が見えてきそうに思えます
東・南東・北東・北西の4軸に進もうとしているので、各方面が均等だとしてざっくり2500人前後
ここから更に分岐して進むと更に兵力分散になってしまいますし、横からの分断を防ぐために哨戒・防衛に兵員を割く必要があります
その辺の事はウクライナ軍上層部は当然考えているでしょうけど、逆にどこまで進めると考えているのかがさっぱりわかりませんね
「当然」の考えがあればそもそもこのような攻勢には出ないのでは?
あまりウクライナ軍・政府上層部がおかしな発想になっているとは考えたくないですが、現状を見る限りだと賭けというかヤケクソ気味な可能性も否定できないんですよね
ほんと何考えてるんでしょうね
堅実な手ではもう勝てないので…
勝利を至上命題に置くと、分の悪い賭けを連勝して大儲けとかいうハイレバFXみたいな手法しか残っていないのです
そうなる前に政治が終わらせるべきなんですが
クルスクの南西部がウクライナ軍の死地になりそうやな。
住民の非難が棲めばロシアとしては良い狩場になるだろうし。
アァァァ、これが独立国家日本だったら、観戦武官派遣出来たのかなぁ〜でも、観戦武官という概念すら古いのかなぁ〜でも、肌で感じる事は大切なような気がする…
正直戦訓として得られるものよりロシアとの関係において失うものの方が大きそうだと思います。
個人的には日本人義勇兵が帰ってきたら色々聞き出してみるのがいいと思います。ロシア側も含めて20人くらいは行ったと思われるので、一人一人は当てにならなくとも全部合わせれば結構参考になりそうです。
観戦武官は現在の戦争においてあまり意味がないとされていますが、我が国には防衛省から士官が現地に派遣される「防衛駐在官」というものがあります。
主な業務は軍事情報の収集であり、各国の軍・国防当局や他国の駐在武官から、軍同士の関係でしか入手できない様々な情報を入手することができます。(防衛省より引用)
現時点でウクライナには2名の武官がおり、これは仏独以と並ぶ人数で豪や伊より多く、日宇の防衛協力の状況を踏まえるとかなり力を入れていると言ってもよいかと思いますよ。
ロシア政権にとって悩ましいところとしては、敵国正規軍の侵入を許した以上、失地回復できてもそれだけではロシア国民から認めてもらえるわけではなく(そういう”国家運営”をしてきたからである)、敵国領まで押し込んで新たな緩衝地帯を形成する「仕返し」まで果たしてようやく支持率反騰に結びつけられるということだろう
それぞれの国民目線において、見据えている時間軸が短過ぎると映るウクライナ政権と長過ぎると映るロシア政権のどちらが先に民意崩壊することになるかの勝負かな
ロシアにとってはどうでしょうね…現代ロシアで人気のある過去の指導者はスターリンとピョートルであり、どちらも戦争の緒戦で大敗してロシア内に大きく国境侵入されるほどの危機を経験してます。とりあえず、政権はそれらのナラティブに合うよう、NATO侵略とそれに対するプロパガンダするでしょう。
なので、今回の場合は結局のところ終戦時にどこまでロシア国家の利益を獲得するかにかかっております。ロシアとしてはおそらく当初より大きな要求を行おうとするでしょうが、戦場の趨勢次第ですね。
特に問題はないでしょう
国境線は前線への補給部隊でごった返しており、当面の間強力な防衛陣地は置けませんので
侵攻軍を押し返したらその勢いで30kmぐらいはウクライナ領に食い込んでしまうと思います
侵攻軍を押し返したらの話ではありませんが、ウクライナのクリメンコ内務大臣が「スムイ地域の国境地帯に住む2万1000人の市民が避難し、さらに2万5000人を避難させる準備が出来ている」とテレソンの放送で発表したとか。
ロシアとの交渉材料どころか、既にロボチネやクリンキの二の舞いになってない?
NASAのFIRMSで確認
スムィ〜クルスク方面では
Gorodishche(国境沿い)
クルペツの東、E38上
Budkiの北東
コマロフカ北東の森林地帯
クレミヤノエ内と南東郊外
カウチュク
マラヤ・ロクニャ周辺(38K-024沿いを南下するように反応が移動している)
チェルカスコエ・ポレチノエの北、RusskoePorechnoe
Ulanokおよびボルキ
スパルノエ〜クルペッツ間
カミシュノエ〜ギリ間
コンドラフトカ
この辺りで反応
ウクライナ軍のクルスク侵攻がわけわからんと言う軍事専門家も多いけど、宣伝戦と考えれば悪くはない。このブログでさえこれだけ記事になっているのだし、各国政府に与えるインパクトも無くは無いだろう。
問題は、このクルスク侵攻にあわせてゼレンスキーが外交戦を活発化させている様子が今の所見られないことで、ここぞとばかりに追加支援を拝み倒しに行く場面じゃないのかな…
クルスクで負けて、追加支援も引き出せないなら詰みだぜ…負けても、犠牲に見合う追加支援が得られてやっとトントン。
東部はもうしょうがない。ロシアの犠牲前提の歩兵戦術なんて、それこそアメリカくらいしか止められない。
倒産寸前の会社と同様のムーヴ…
西側向けのバズり狙いなら大成功ですよね
これで支援が増えなければ意味はないですけど
クルスク原発占領だのモスクワ攻略だのお祭り騒ぎしていた頃から随分スケールダウンしましたね(棒)
実際の戦況よりも派手なパフォーマンスや宣伝優先とか、やってることは木っ端野党や飛沫候補と変わらないんだけど。
あちらも政権取れないし選挙に当選できなくても派手なパフォーマンスや過激な演説で注目集めること自体が目的になってるから。
飛沫ではなく泡沫ですね
ロシアに侵攻して占領しても核なんて撃ってこない事は判りきっていたけど証明されましたね
結局のところゲームチェンジャーやレッドラインなんて政治上の脅し言葉でしか無いというか・・・
なるほど。核の報復をおそれてロシアの横暴を追認しようとする人に対して、非常に有効なアピールですね。
その一方で非常にリスキーなチキンレースでもある。
キューバ危機同様「ロシアの自制心」によってのみ担保される安全ラインであり、暗闇の中崖際を懐中電灯無しで歩くのと変わらない。ライン超えが一歩先なのか百歩先なのかはロシアにしか分からないのである。
それはウクライナ軍をわざと招き入れたか、短期的に排除できるからですよ
簡単に排除できるのに核を使うことで核拡散させるのはロシアにとっては上手くはない
西側にとってもロシアに核攻撃を決断させるようなことはしない。
だから少しずつ西側は上げている。まあロシアがどこで切れるかはわかりませんけどね。
プーチンは核攻撃や民間人への攻撃には反対のようですが、ロシア人の全てがそうではないということ
ロシアからすりゃ、この程度で核を使う理由がないだろうからなぁ。
それこそ、NATO軍が首都モスクワ侵攻とかしてくるなら
核も致し方なしってなるだろうけど
現状のウクライナに核を使って、なんのメリットが?としかならんでしょうから
証明も何もって感じがしますがね。
クルスクの件はクルスクの避難民からロシア国内に広がっていくようにプーチンへの不満が強まるのを期待しているみたいだけど、必要のない戦線を増やしただけというか維持するにも物資や兵員が必要なわけで、それでドンバス地域への兵員や武器弾薬の補充が疎かになって、結果的にロシア軍の進軍スピードが上がってるから話にならない。
クリンキやロボティネやウロジャイネに侵攻して維持しようとして損害を出してしまったことから何も学んでない。