RYBARはクルスク・スームィ方面について「激しい戦闘が続いている」「ウクライナ軍が前進している」と、DEEP STATEはクピャンスク・シヴェルシク方面について「ロシア軍が前進している」と報告、ポクロウシク方面ではウクライナ軍の反撃を裏付ける視覚的証拠が登場した。
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 12 августа 2025 года
参考:Хроника специальной военной операции за 15 августа 2025 года
参考:Хроника специальной военной операции за 16-17 августа 2025 года
クルスク方面テトキノ方向とスームィ方面の状況
RYBARはクルスク方面テトキノ方向について7月7日「敵は過去数ヶ月間に渡り、テトキノと周辺地域からロシア領への侵入を試みてきたが成功しなかった」「それでも敵は国境沿いの陣地を長期間占領・維持することに成功した」「ロシア軍は延々と続いた陣地戦を経てテトキノ~ヴォルフィーノ方向への攻勢を開始して第158独立機械化旅団の部隊をベザリフカから駆逐することに成功した」「この拠点はウクライナ軍が国境を越える足がかりとしていた場所だ」と、9日「ロシア軍がベザリフカを占領した」と報告。
DEEP STATEは現在までベザリフカについて何も報告していないが、ウクライナ軍参謀本部は10日「ベザリフカを奪還した」「第33突撃連隊と第24突撃大隊の部隊がベザリフカ解放作戦でロシア軍兵士18人を排除した」と報告、RYBARもベザリフカの状況変化について何も言及していないものの、16日「テトキノ方面で激しい戦闘が続いている」と報告し、DEEP STATEとRYBARは「クルスク州オトルバ周辺とノヴィ・プット周辺でロシア軍は支配を回復できていない」という評価で一致している。
RYBARはスームィ方面について「ウクライナ軍がヴァラチネに食い込んで来ている」「ウクライナ軍がオレクシイウカを攻撃している」「ウクライナ軍がノヴォミコライウカ方向に前進した」「国境地帯の戦闘が激しくなっている」と報告、視覚的にもロシア軍がノヴォミコライウカ方向の樹林帯にあるウクライナ軍陣地=ⒶをFPVドローンで攻撃する様子が登場した。
DEEP STATEはスームィ方面について何も報告していないが、ウクライナ軍参謀本部は16日「北スロボジャンスキー(スームィ方面のこと)の特定方向でウクライナ軍が1km~2.5km前進した」と発表し、DEEP STATEとではなく「RYBARとウクライナ軍参謀本部の報告が一致する」という奇妙な状況が生じている。
スームィ州におけるロシア軍の意図(緩衝地帯の創設やスームィへの前進など)が何処にあるのか不明なものの、スームィの北にはリマン・クレミンナ方面やクピャンスク方面よりも広大な大森林地帯が広がっているため、ここを北から南に突破するのは容易ではなく、ロシア軍はキンドラティフカやアンドリイフカを占領して西に大きく迂回するための起点=ホーティンに迫る勢いだったが、ウクライナ軍が両拠点を奪還してロシア軍に圧力を加え続けており、スームィへの前進やスームィを砲撃圏内に収める位置への到達は阻止された格好だ。
クピャンスク方面ボロバ方向とシヴェルシク方面の状況
RYBARはクピャンスク方面ボロバ方向について13日「ロシア軍がゼレニ・ハイを占領した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がゼレニ・ハイ集落内=Ⓐで国旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEも16日「ロシア軍がゼレニ・ハイを占領した」「ロシア軍がゼレニ・ハイ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がノヴァ・クルフリャフカ方向に前進した」と報告した。
つまり「ロシア軍兵士がゼレニ・ハイ集落内で国旗を掲げたのは『集落を占領したと見せかける国旗部隊』の仕業ではない」という意味で、DEEP STATEが報告する「ロゾヴァ周辺やゼレニ・ハイ周辺の状況悪化」はRYBARよりも一歩進んだものと言える。
DEEP STATEはシヴェルシク方面について8日「ロシア軍がセレブリャンスキー自然保護公園のドネツ川方向で支配地域を広げた」と、10日「ロシア軍がセレブリャンスキー自然保護公園内でドネツク州境に前進した」と、16日「自然保護公園内のポケットがグレーゾーンに移行した」と報告、さらにロシア軍兵士がセレブリャンカ集落内のⒶⒷⒸⒹで国旗を掲げる様子も登場し、この映像を投稿した第3親衛諸兵科連合軍の公式Telegramチャンネル(本物かどうかは不明)は「ロシア軍がセレブリャンカから敵を追い出して支配的な高地で国旗を誇らしげに掲げている」と述べている。
今のところDEEP STATEもRYBARの本映像に触れておらず、ロシア軍がセレブリャンカを占領したかどうかは不明だ。
因みにRYBARはセレブリャンスキー自然保護公園内でのロシア軍前進について過去「ウクライナ軍はビロホリウカを守る友軍支援のためドネツ川の対岸=セレブリャンスキー自然保護公園に迫撃砲部隊を展開させていたが、ビロホリウカを失ったことで同地を維持する必要性がなくなった」と述べていたことがあり、これが事実ならフリホリフカやセレブリャンカの状況に連動して自然保護公園の部隊を後退させる可能性が高く、もしセレブリャンカを失えばシヴェルシクを正面から攻撃する条件が整うことになる。
コンスタンチノフカ・トレツク方面とポクロウシク方面ドブロピリア方向の状況
DEEP STATEはコンスタンチノフカ・トレツク方面について14日「ロシア軍がヴィロリュビフカ方向に前進した」と、RYBARは18日「ロシア軍がステパニフカ方向に前進した」と報告。
この方面の非常に興味深いところは「ロシア軍のチャシブ・ヤール占領を『集落を占領したと見せかける国旗部隊による仕業』としてウクライナ軍とDEEP STATEが否定している点」「チャシブ・ヤールを占領したと主張するロシア側が『チャシブ・ヤール北郊外でヴィロリュビフカに前進するロシア軍の動き』に何も言及していない点」で、ロシア人の関心はもっぱらクレバン・ビクスキー貯水池南岸=シュチェルビニフカ、カテリニフカ、クレバン・ビクに注がれている。
ロシア人はポクロウシク方面ドブロピリア方向に関する独自の情報を持っていないため、ロシア軍がゾロティ・コロディアズに到達してペトリフカやノボトロイツケまでグレーゾーンが伸びる様子をDEEP STATEの報告で知り、RIAノーボスチのアレクサンドル・ハルチェンコ特派員も12日「インターネットでドブロピリア方向に対するロシア軍の前進を観察している」「この信じられないような突破は決して魔法ではない」「敵の兵力は日を追うごとに減少して前線の戦力密度は薄くなっている」と期待感を口にした。
RYBARも12日「ロシア軍がドブロピリア方向の防衛ラインを突破した可能性があるという情報がネット上に登場している」「この成功が確認されれば過去の成功例=ポパスナでの突破、オチェレティネでの突破、スジャのパイプライン作戦のような状況を再現することになるだろう」「現時点でロシア軍がドブロピリア周辺に足場を築いたと考えにくいものの、DRG=ロシア軍の破壊・工作を行う特殊部隊による浸透戦術が用いられている可能性が高い」「DRGの任務は敵に混乱をもたらすことだ」「客観的な証拠が登場するまで何も断言できないものの良いニュースが増えることに期待している」と指摘。
但し、RYBARは正確な前線ラインが定義できないため戦況マップに「ドブロピリア方向への突破」を反映させていなかったが、アゾフ軍団とDEEP STATEが16日「ウクライナ軍がロシア軍の突出部を分断することに成功してゾロティ・コロディアズを奪還した」と報告し、ロシア人コミュニティの間でも「そもそもゾロティ・コロディアズ付近まで本当にロシア軍が到達していたのか」という主張が登場したものの、第93機械化旅団がヴェセレ周辺=Ⓐでロシア兵士を掃討している様子、ロシア軍兵士を捕虜にした様子、ウクライナ軍部隊がヴェセレ集落を支配している様子が登場。
さらに第79独立空中強襲旅団がゾロティ・コロディアズ=Ⓑを解放した様子を公開、視覚的証拠の位置情報をまとめているロシア人マッパー=Сливочный капризも「ウクライナ軍がゾロティ・コロディアズに対する攻撃を実施し、住宅地の掃討戦でロシア軍兵士が捕虜になった」と、RYBARも18日「ウクライナ軍がゾロティ・コロディアズとヴェセルを攻撃している」「ウクライナ軍がゾロティ・コロディアズとヴェセルの攻撃した様子を公開している」と報告し、ロシア軍がゾロティ・コロディアズ付近まで到達したもののウクライナ軍の反撃を受けていると認めた格好だ。
因みにクレバン・ビクスキー貯水池南岸やゾロティ・コロディアズ方向の突出部分断にについて「敵が包囲された」と大騒ぎしたくなる気持ちは理解できるが、何度も戦況報告の中で言及されているように認識力が拡張された戦場で「大規模戦力(数百人規模~)の集中運用」は不可能で、仮にクレバン・ビクスキー貯水池南岸やゾロティ・コロディアズ方向に分断された地域に戦力が取り残されていても「第二次大戦レベルの包囲(大隊や旅団レベルの包囲)」とは次元が異なるため、戦力=歩兵の損失という観点で言えば双方の戦闘能力に及ぼす影響は極小だろう。

出典:Фенікс 379
それでもクレバン・ビクスキー貯水池南岸を失うことや、T-0514まで伸びた移動経路を側面から分断されることは戦術的な失敗と映るため、両陣営の情報戦にとっては非常に有益で、特にSNS上でマウントの取り合いに興じる人々にとって格好のネタなのかもしれない。
追記:RYBARの戦況報告の更新回数は8月に入ってから急減し、特にポクロウシク方面については14日から更新されておらず、ウクライナ軍が報告する衝突回数も減少気味だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Фенікс 379




























ウクライナもアメリカからの停戦圧力が強まると考えてかどうかは不明ですが、ここに来て多方面で反撃を実施してそれなりの成果を出せています。
可能であればこの勢いのまま反撃を継続したいところですが、ウクライナ軍の予備戦力が何処まで続くのかというところが気がかりです。
この戦争に詳しい小◯悠によるとこの夏が正念場とのことで、この夏を乗り切れればロシアの経済的負担もかなり強まっていることから、何かしら展望が見えるのかもしれません。
伏せ字にする意味ありますか?神聖三文字ほど嫌われてもいないと思いますが。
でもって、どの発言だろうとXとか見に行ったけど、ポストが多すぎてわけわかんない。
私が確認したのは不動産情報のYoutube 楽待チャンネルに出演していてそのような発言をしておりました。
あのお方の分析・予想は斧氏並みに酷いもんで空想レベルと思います。
そのうち斧氏同様クビになるやもしれませんな。
なんと5月にForbesクビになったんですね。
行った先が、Euromaidan Pressとはいっそ旗幟が明確で潔いですわ。
いやどこが?斧なんかとは全く違うし、豊富な知識に基づいたで正確な分析に定評がある人なんだが。
あの人を貶してるのはロシアを極端に支持してる人々だけでそれ以外は陣営に関わらず彼の知識は認めている。
日本の安全保障にとっても重要な人物だ。
全裸先生を貶してる時点でキミの言ってることの方があてにならないね。
いやどこが?斧なんかとは全く違うし、豊富な知識に基づいたで正確な分析に定評がある人なんだが。
味噌とク○の区別もつかないか?
あの人を貶してるのはロシアを極端に支持してる人々だけでそれ以外は陣営に関わらず彼の知識を認めている。
日本の安全保障にとっても重要な人物だ。
イズムィコ先生を貶してる時点でキミの言ってることの方があてにならないね。
こんな無知コメにイイネが大量につくとかウクライナ侵攻以降ここの民度も下がったな
こんなのばかり相手にする管理人氏が可哀想だ
意味のない伏せ字は悪印象だしやめましょうね。
本当に広い戦線で、戦闘が続いているなと感じています。
(クルスク侵攻など)米軍情報の重要性が指摘されてきましたが、効率的に部隊運用していくために防御側も大変だなと。
日本も、米軍からの情報共有を前提として作戦立案するという面もあるわけですから、ウクライナ戦争は色々と考えさせられますね。
RYBARもスン…ってなるよな。ロシア軍上層部の悪い部分と重なって見えてしまう。
しかしウクライナの兵力は尽きないなあ。
ロシア軍がFABとTOSをぶち込みまくったらあっけなく終わると思う。
オーバーキルは市民もいるのでなかなか出来ない。
FABはともかくTOSなんてドローンで戦線から30キロ圏内がキルゾーンの今となっては乗るのが自殺行為では……
と言うことで、TOS-1同様T-72/90車体に射程延長されたロケットを搭載したTOS-3が開発されたんですね。
兵力が尽きる尽きないって話と練度の高い兵力が尽きたかどうかってのは別次元の話だからなー
旧日本軍かて太平洋戦争の最終局面の段階でも兵力が尽きたのかと問われれば尽きてはいない
でも組織的に軍事的にまともに継戦できるような兵力はまだあったのかと問われればノー
ウクライナは有力旅団の配置換えやりくりで何とかもってるレベルだからそこチマチマ削られたら厳しいっしょ
クルスク・スーミイのウクライナ軍の攻勢は前もって計画されていた政治的なものではないかな。軍事的にはポクロウスクやコンスタンチノフに増援する方がいいと思うのだが。
クピャンスク・コンスタンチノフ・ポクロウスクは包囲が進んでいるように見える。ポクロウスク北方で突然にロシア軍が1日に15キロ以上進んだところは、ウクライナ軍側の増援がかなり入って押し戻されていると思う。
ただ、直近の細かいことは時間が経たないと評価や解釈は難しいと思う。例えば、第93旅団の映像もそんなに進撃には見えず後退時の家屋破壊とついでの戦果のようにも見える。まあ、わからない。しかし、第93旅団は素晴らしい部隊だった。今はそんな戦力はないと思う。
停戦成立してもしなくても
始まる前からデフォルトしかけてた国が
遺族年金と公務員給与払えるんかなと毎回思うのであった
ヒント1∶行方不明者は(しばらくは)死亡扱いにならない
ヒント2∶欧米に兵士の給料払えと言っている
仰る点、自力では100%無理ですね。
ゼレンスキー大統領が(通常の年金支払い)堂々と無理だと説明しているわけですが、ウクライナ老人も負担を分かち合って、遺族年金を最優先すべきと考えています。
>ゼレンスキー大統領は11日、訪問先のラトビアで記者団に対し、西側諸国による財政支援がなければウクライナは1100万人の年金受給者への支払いができなくなると述べました。
>これに先立ち、スビリデンコ経済相は外国メディアのインタビューで、西側諸国からの援助がなければ年金に加えて50万人の公務員や140万人の教員の給与の支払いも遅らせる必要があると述べています。
(2024年1月12日 ウクライナ・ゼレンスキー大統領が窮状訴え「西側の支援なしでは年金支払えない」 テレ朝NEWS)
ウクライナ側は…
何故ハリコフ州で頑張らなければならなくなったのか。
何故スムイ州で頑張らなければならなくなったのか。
スムィ州で反撃→優先順位に?マークがつくけどまぁわかる。ウクライナ領だし。
クルスク州で前進→アイエエ!? クルスク!? クルスクナンデ!?
ドネツクが火の車だというのにクルスクに兵力をつぎ込む。おかしいと思いませんか? あなた
本当にセレブリャンカが陥落してるなら、シヴェルスク方面は今後大きな動きがありそうだけど、ここ最近の「占領した」話はいずれも胡散臭いので様子見