DEEP STATEはザポリージャ州フリアイポレ方面について「ウクライナ軍が4集落からロシア軍を押し戻した」「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告、さらに第110旅団がヴェルボーヴでウクライナ国旗を掲げる様子を公開したが、DEEP STATEは「ロシア軍の国旗部隊と同じことをやるな」と批判した。
参考:Мапу оновлено
参考:Сили Оборони України здійснили зачистку Соснівки, Хорошого, Новоселівки та Січневого
参考:Бійці 110 ОМБр публікують кадри знищення ворога та демонстрації прапора в центральній частині Вербового
参考:Северску приготовиться освобождение Выемки и Федоровки
参考:Головнокомандувач ЗС України
ドローンに監視された状況でロシア軍の国旗部隊がどうなったかを考えれば、人員に余裕のないウクライナ軍が同じことをやる必要はない
DEEP STATEはザポリージャ州フリアイポレ方面について3日~4日の間に「ウクライナ軍がノヴォセリフカからロシア軍を押し戻した」「ウクライナ軍がシクネヴェからロシア軍を押し戻した」「ウクライナ軍がソスニフカからロシア軍を押し戻して集落を奪還した」「ロシア軍がソスニフカ南郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がヴェルボーヴ東郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がノヴォミコライウカ南郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がノヴォイヴァノフカとオルヒフスケの間で支配地域を広げた」と報告し、この方面の状況について以下のように述べている。
“我々の情報源によれば第225独立強襲連隊の第3強襲大隊がドニプロペトロウシク州の集落3つを、第141独立機械化旅団の部隊が別の集落で掃討作戦を実施し、ソスニフカ、ホロシェ、ノヴォセリフカ、シクネヴェからロシア軍を押し戻した。これらの集落は別の機械化部隊に引き継がれて安定化のための措置が続いている。作戦上の安全面から安定化措置の結果は戦況マップに反映していない”
“ロシア軍はノヴォセリフカとシクネヴェへの攻撃を再開し、集落周辺で敵兵士の存在が確認されているものの安定した足場を築かせないよう務めている。この地域の南側(O-041404沿いやウスペニフカ方向のこと)で我が軍の防衛作戦が失敗したため新たな問題が発生している。ウクライナ軍はオレストピルにロシア軍が接近するのを阻止している”
さらにDEEP STATEは4日「第110機械化旅団の兵士がヴェルボーヴ集落中心部での敵撃破と国旗を掲げる様子を公開した」と報告し、フリアイポレ方面の防衛ラインを支える主要補給ルートに最も近い交戦地点について以下のように述べている。
“第110機械化旅団が公開した映像には敵の動きや「集落占領のイメージを意図的に作り出す敵の常套手段=国旗部隊の行動」が映っている。ロシア軍はヴェルボーヴに圧力をかけ続け、集落や周辺地域の様々な地点で敵兵士の存在が頻繁に確認されている。特に敵のドローンが常に状況を監視しているため集落を取り巻く状況は非常に複雑だ。敵の国旗部隊に対抗するため「集落中心部でウクライナ国旗を掲げろ」という指揮官の命令は状況を変えるどころか、敵の数位的優位の中で貴重な人員の犠牲を増やすだけだ”
“第110機械化旅団の兵士が集落中心部で国旗を掲げたにも関わらず、ヴェルボーヴの状況は敵兵士が頻繁に侵入してくるグレーゾーンのままだ。これはロシア軍による集落占領を意味しないが、ここがレッドゾーン=ロシア軍支配地域に変更する必要がないことを、旅団がヴェルボーヴ防衛に十分な人員を確保できるを願っている”
要するにヴォヴチャ川やヴォロナ川沿いでは4つ集落からロシア軍を排除(安定的な支配を回復させたのはソスニフカのみ)し、この状況を引き継いだ別の機械化旅団も安定化作戦を継続しており、その結果は安全上の理由で戦況マップに反映されていないため「実際の状況」はもっとポジティブかもしれないが、ヴェルボーヴの状況は第110機械化旅団の報告(集落内の敵を殲滅してウクライナ軍が完全に支配している)ほど楽観的ではなく、ドローンに監視された状況でロシア軍の国旗部隊がどうなったかを考えれば「人員に余裕のないウクライナ軍が同じことをやる必要はない」と言いたいのだろう。
追記:もう積極的に前線が動いているのはフリアイポレ方面のみで、ここの動きが秋の泥濘期を迎えて停滞すると「積極的な戦況マップの更新」も大地が凍結する11月頃まで停止するかもしれない。
追記:RYBARはシヴェルシク方面について4日「ロシア軍がルドニク方向に支配地域を広げた」「ロシア軍がヴィムカを占領した」「ロシア軍がフェドリフカを占領した」と報告、視覚的にもロシア軍がヴィムカ集落内=Ⓐでウクライナ軍陣地を掃討する様子、ロシア軍兵士がフェドリフカ集落内=ⒷⒸⒹⒺで国旗を掲げる様子が登場。
シルシキー総司令官は4日「ヤムピリ周辺の状況は安定している」「地上軍、特殊作戦軍、国家親衛隊の部隊がヤムピリ周辺で敵の破壊・工作部隊の残党を殲滅している」と発表した。
さらにRYBARは「ロシア軍は特別軍事作戦の前線でロバを弾薬運搬や移動式電子装置として活用したが、これは前線の問題を解決しようとするプロトタイプに過ぎず、今度は前線で馬が登場し、ウクライナ軍も直ぐに馬と騎手への攻撃シーンを公開した。このような取り組みは前線の膠着状態から抜け出すための創意工夫として説明でき、前線ではドローンの影響で装備や人員が不足し前進も兵站も非常に困難になっているからだ。その一方でロバや馬を攻撃や輸送に活用した成功例は全く見られない」と述べて以下の述べている。
“前線で馬は全く役に立たない。少なくとも敵にとって馬はバイクよりも移動速度が遅く、サイズも大きいため狙いやすい標的だ。さらに馬は一般的に高価で入手性も良くない。敵の防衛ラインを突破する方法は部隊の組織化と戦闘指揮のレベル向上、受動的及び能動的な対ドローン技術に求めるべきで、結局のところ「ドローンに狙われたら動くな」という愚かな教義を兵士に教えないことが必要だ。技術的進歩を技術的後退で補うのは不可能なので前線地域から馬を下げるのが妥当だ。ロバに関しては既に前線地域から下げられている”
ロシア人ミルブロガーのАРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗАも「FPVドローンは自律的に飛行し、センサーが目標を検出して攻撃を仕掛ける鉄の鳥ではないことを理解しなければならない」「FPVドローンはオペレーターが目視で機体を制御し目標を探しているため、遮蔽物のない荒野のど真ん中でポンチョを被っても敵から見えなくなるわけではない」「逆にFPVドローンを前にして動きを止める行為は敵オペレーターの失笑を買うだけで、殺された後に無能なロシア軍兵士として映像が公開されるだけだ」と述べたことがある。
“残念ながら、このような映像はネット以上に何百本も存在する。あなたを救う唯一の方法は移動を止めないことと携帯火器でドローンを叩き落とすことだけだ。繰り返しになるが、携帯火器でドローンを叩き落とすことは小銃をドローンに投げつけることではなく、安全な距離からドローンを正確に射撃することだ。戦争が4年目に突入した現在でもこのことを注意しなければならないが本当に残念だ。この過失は誰の責任なのか?これは有益を情報を与えてくれないTelegramチャンネルのせいでいではなく、分隊長以上の下級指揮官に責任がある”

出典:АРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗА
RYBARとАРХАНГЕЛ СПЕЦНАЗАの言及は「動かなければFPVドローンに発見されないと教え込まれているロシア軍兵士が大勢いる」と示唆しており、ドローンが飛び交う前線地域でロバや馬を使用するという発想もドローン戦争に対する認識がズレているとしか言いようがいない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
























もう10月ですからね、泥濘期に向けてどうなるのか。
都市攻略1ブロックずつ進めたり、ドローンによる削り合いが続くのか見守りたいと思います。
追記です。
ロシア石油精製施設への攻撃が目立っていますが、報復攻撃と思われるものも行っていますね。
インフラ施設への攻撃は以前から行っていましたが、今年から来年にかけてどういった規模になるのか見守りたいと思います。
>また、4日未明には北部チェルニヒウ州で複数の電力供給施設が攻撃を受けて損傷し、5万世帯が停電となったほか、3日には東部ハルキウ州と中部ポルタワ州にあるガス施設が大規模攻撃を受けました。
>国営のガス会社「ナフトガス」は、2022年の侵攻開始以降、最大規模の攻撃だとしたうえで、「人々の日常生活に不可欠なガス施設に対する意図的なテロ行為であり、冬に暖房を使用できないようにしている」として非難しました。
(10/5 ウクライナ ロシア軍による鉄道駅攻撃で1人死亡 数十人けが 電力供給施設やガス施設にも大規模攻撃 TBSnews dig)
すでにロシア軍は人口密集地であるポクロウシクやクピャンスクなど、泥濘期に入る前に各人口密集地付近にまで攻め入ってますし、泥濘期である以上は積極的に攻め込んでもロシア軍は兵站に負担を抱え込んでしまうので、泥濘期が過ぎるまでは積極的な攻めはないかもしれませんね。
クラホヴェやヴェリカノボシルカの各攻防戦の時のように冬頃に人口密集地に対して猛攻を仕掛けるかもしれませんが、それに向けてロシア軍はクピャンスクではオスキル川西岸部に相当数のロシア軍兵士が蓄積されているようですし、ポクロウシクではロシア軍は兵員約10万人以上も集結していると言われており、着々とロシア軍は攻略に向けて準備を進めています。
仰る通りですね。
トランプ大統領の停戦交渉ですが、ドネツク州・ルガンスク州の未占領地=ロシア占領地の交換の話しがでていました。
泥濘期、要塞都市のどこかが陥落するようなきっかけがでれば、停戦交渉に何らかの影響が見えそうなのか注目したいと思います。
ここに来てロシアメディアはドプロピリア方面でロシアが優位に立ったと主張し始めてるのね
戦力の移動や再編が終わったということだろうか
引き続き情勢を見守りたい
戦線とは直接関係ないけどチェコの議会選挙でウクライナ支援に積極的な、いわゆるEU派が大敗したね
全ての政党の議席を合わせても過半数に届かないとのこと
パベル大統領はウクライナ支援に批判的かつ人気ナンバーワンの政党であるANOを無視する(ドイツのAfDみたいに)意向を示していたが、野望は実現しなかった模様
情報ありがとうございます。
ドプロピリア方面、ここからどうなるのか見守りたいですね。
(納税者の豊かさに繋がらない)違法入国者や環境利権に、欧州が無駄金をバラマキすぎたり=国家資源を浪費した反動がでているのでしょう。
ウクライナ支援は義務ではないため、ウクライナ支援国の政治情勢に大きく左右されるリスクは指摘され続けてきたわけですから、今後どうなるのか見守りたいと思います。
第225連隊(スカラ連隊)といえばポクロウシク等で活躍した精鋭部隊ですが、彼らが投入されたとなると上層部もフリアイポレ方面にそれなりの危機感を抱いたってことかもしれませんね。
そして第110機械化旅団···アウディイウカからの彼らの受難はいつまで続くのか···
そういえばロシア兵が遊び半分で馬を撃ち殺す動画が拡散され当該兵士の住所氏名電話番号から口座まで特定されていましたが彼は今も生きてるんでしょうかね···
第110機械化旅団…
ロシアの情報空間内では「アウディイウカでの玉砕」も含めて何度、壊滅戦力外判定されたことやら。
そりゃ何度も後方で再編成はしてるだろうけどね。
この部隊のアウディウカ最終局面やブプレダル最終局面での捨て肝じみた悲惨な戦闘が印象に残りすぎて、この部隊が来たなら、ウクライナは撤退戦に移るんだろうなという予想が付くようになったと言いますか。
本当に壊滅してたら短期間に戦力回復はできんから「何度も」前線に出てこれませんな。新編成した方が早い。ガダルカナルで壊滅した本邦第2師団は再建に1年以上かかりましたからなあ。
損害を抑えてうまく遅滞戦闘を完遂して交代休養できればこそ、何度も出てこれるといものです。
なんというかですが。
アウディウカ〜ブフレダルの時期まで、ウクライナ軍は旅団全てを投入するわけでもなく、複数の旅団から一部部隊を分遣して、継ぎ接ぎ部隊でロシアの組織的攻撃に対抗していました。それが余りにも有効ではないということ軍団制を採用したのが現状です。
だからアウディウカやブフレダルで110旅団全てが全滅した訳ではないし、かと言って両箇所で同旅団の分遣隊による悲劇的な撤退戦が行われたのも事実です。それを否定するのはウクライナにとって何の利益があるのかと。
前半はあるとして110旅団が戦力としていまだに健在なのは変わらんと思いますが。
何事にも可能性は存在するので「悲劇的な撤退戦」を直接否定した覚えはないですが、正直蓋然性があるとは思えませんね。包囲は不完全だし、後退距離も短いですからね。
同じくこちらも110旅団の全滅なんて主張してませんし、毎回110旅団は悲惨な戦場に送られてるな程度の事しか書いてません。
ただ110旅団はまだ存在しているから、アウディウカ、ブフレダル撤退戦は矮小化できるとはならないと言いたい。
アレだってそもそも旅団の細分運用でろくに連携が取れてないから、一部部隊を取り残して後退したわけだし、そこら辺の問題が全く解消されてないから今も軍団クラスの指揮官の更迭が相続いてるんだろと。
追加ですが、仰るように110旅団の兵士がアウディウカ以来の歴戦の古参兵なら、こんな虚無な国旗掲揚行為はしないでしょう。
ウクライナ、ロシア双方が何度も批判してきた行為を歴戦の古参、精鋭がやると?幾ら否定しようが、この旅団も含めて再編成で諸々の質が下がりつつあるのはウクライナ軍自体が証明してしまっている。
そらもう部隊の看板が同じなだけで、中身は開戦後から軍人になった人間に入れ替わっとるでしょ
フレッシュな人間が供給され続けるなら精鋭旅団の名前は消えんよ
第47機械化旅団だったかな
26歳の中佐(!)がそこの旅団長になったとかいうニュースが先日あったし、実情はお寒い限りだと思う
本邦への直接的脅威となり得たロシアの空挺旅団や海兵旅団もかなり使いまわされましてますからねえ。同様に開戦前の熟練兵がほとんど磨り潰されているとなると総合的な術力はかなり低下していることでしょう。
まあこの状態では馬を持ち出したくなる気持ちも分かるが…
戦車じゃ前進できないし、かと言って歩いて突撃しろはあんまりだし
FPVにどうせ防御が成立しないなら馬でもええやん!ってなるのは分かる。
冷静に考えたらバイク以下だろは全くもって正しいけど。
もう歩くかバイクしか現実的解決策はないみたいですね。
馬はバイクよりも静音性で優位とか…。そんな事無いか…。騎乗スキルもバイクの方が簡単そうなイメージもありますが…。数千年間兵科&移動手段のトップだった騎兵と馬を侮るなかれ、とは思います。前線の兵士は馬よりかはバイクが良いかも知れませんが…。
動かなければドローンに狙われないと考えている兵士は本当に現代人なのか?
あまりにも無知なので奇妙だ
チェルノブイリに塹壕掘ってた部隊もいましたからね
そう言う環境で育った人もいるのでしょう
<チェルノブイリで塹壕掘り
いましたねぇそんなの。まぁ何というかお大事にとしか(生きていれば)
ロシア軍が撤退後にIAEAが現地調査して結果を公表してましたけど
ロシアが占領していた期間中にずっと塹壕にいたとしても健康被害の出ない線量(推定総実効線量約0.3mSv)でした
多分、緒戦の戦訓が新兵の訓練マニュアル化された結果だと思う。当時はドローンに見つかれば砲弾が飛んできた訳だから、遮蔽物を探して伏せるというのは間違いではない。
馬やロバは携行物資の増大を狙ってるんだろうと思う。本来ならヤマハのグリズリーやカワサキのミュール(四輪バギー)辺りが正解なんだろうけど。
たぶん夜間と昼間の違いや味方との連携の有無などで、動かないことで助かる例もそれなりにあるんだと思う
ウクライナの反攻作戦の話で、夜間用ドローン(サーマルセンサー装備)と日中用ドローン(光学センサー装備)が切り替わる隙間時間に地雷除去を行っているという報道があったので、時と場合によっては動かないことで助かることも多いのでは
見つかるまでは息を潜めて動かないのが賢明で、見つかったら勝ち目のない相手にひたすら逃げないといけない。
でもドローンに見つかったなんてその場でどう確認するの?と思いはするけどな。
それこそ下手に撃ち落としても、それもそれで何かがいるとバレるだけで救いようがない
ウクライナは余力の許すがぎり、執拗に反撃するしかないでしょう。全方面でそれが出来たらそりゃ良いでしょうが。
ロシアも正面からクラマトルスクを奪うのが無理そうで、南北からクラマトルスクを伺う更なる長期戦コースに転換。「今年には終わるだろ」と言う楽観的観測が打ち砕かれて不満が噴出するのも仕方ない。
結局はロシア政府がクラマトルスク攻略を何時までに終わらせられると考えてるかで今後の方針は決まりそうに思います。
ブロガーの意見は銃後の無責任な主張に思える。ドローンを冷静に撃ち落とせなんて、まずドローンに見つかってない前提で、ドローンに見つかったらどうするかの答えになってない。結局見つかったら勝ち目のない戦いをするしかないだろう。
魔法のポンチョにしても、無根拠的な代物を指揮官は採用するなと言うのは分かるが、彼らの言う「ドローンで狙われても動かない露兵」の大部分はそもそも狙われてるのに気づいてないか、狙われてると気付いて頭がフリーズしたかのどちらかだろうし、それを教育でどうにかするのは無理がある。
同意します。極限の状況で見つかるまでは隠れてじっとしている事を責めるのはお門違いですし、見つかったかどうかは狙われている側がそう簡単に判別できる事ではありません
ましてや、飛んでるドローンを撃ち落とせと言うのも「言うは易し」の典型でしかないと思います
仰る通りです。
『高台に避難しろ』(例えば日本で)昔から災害教育され続けてきたものでさえ、うまくいかずに大きな被害が生まれました。
ドローンは新しい兵器であり、質・戦術が日々進化しているわけですから、現場が対応できていないのを責めるのは間違っていますね。
結局教育するにしても
「ドローンに気付いたら何時でも撃ち落とせるように照準付けて静かに待機、ドローンが自分の元に突っ込んできたら撃て」くらいしか対策しようがないんでは?
ウクライナ側広報でも、ドローン襲来に対して息を潜めてやり過ごす兵士の様子が出てきますし、この方法がロシア側だけに広まってる訳でも、ドローン戦への理解が足りない訳でもないのではないか?
遮蔽物がある場面で有効でも無い場面では通用しないし、それを戦場で正確に判断ができない兵士は存在する。だからマニュアルを改定しようというだけかと。
ブログ主様も以前の記事でおっしゃっていたように、去年はロシアが一方的にじりじり支配地域を広げていた一方で、ことしはウクライナが押し戻す場合も出てきました。ロバや馬などは装備の質の低下を示唆している気がするため、さすがにロシアの圧倒的な物量にも陰りがでてきたということでしょうか。そうでも兵数をある程度揃えればまだ優勢は維持できる感じなのでしょうか?
現代ではロバや馬は経済動物とは言い難いので、入手性も価格もバイクより悪いと考えられます。実際にその性能のモノが欲しいのでしょう。
兵士がこっそりと歩くしか行けない場所に進出してる訳ですから、補給も兵士が担ぐかエンジンドローン位しか手がない筈です。
負傷者の後送も含めて積載量200kg前後の小型UGVが最適なんでしょうが、無いモノは仕方が有りません。
日本のネット界隈では馬だのスコップだの毎日毎日トンデモ仮想戦記ばかり垂れ流して誰も矛盾を感じないのかと。
馬というか駄馬の話題は僻地で戦争が有ると必ず出てくるネタなので、軍ヲタはあまり疑問に思わないと思う。本当にやっちゃったか程度。
要は軽トラ級車両(ケッテンクラート級)の必要性に対する問題提起なんだけど、平時は大概無視される。
M274 ミュール(騾馬)で画像検索すると実際に必要なモノが分かると思う。
今まで何度もロシア軍押し返したと主張してるが、それ以上にロシア軍押してるならウクライナ軍が押し返した云々主張する意味あるのか?
結局重要なのは全体の話だと思うし、プロパガンダみたいな印象操作じゃなく現状が先ず重要だと思う
(押し返したなんて主張は事前に撮影してれば出来るんだし)