ウクライナ戦況

ウクライナ軍がスームィ方面で拠点を奪還、ロシア軍は東部戦線で前進

DEEP STATEは26日「ウクライナ軍がスームィ方面で拠点を奪還した」「ロシア軍がクピャンスク方面とポクロウシク方面で前進した」と報告、RYBARは「ロシア軍がポクロウシクの中心部に進出した」という報告について「先走った行動だ」と批判した。

参考:Мапу оновлено
参考:225 ОШП звільнив Кіндратівку на Сумщині: у кацапів мінус 3 батальйони та 1 комбат
参考:Хроника СВО за 25 июля
参考:Хроника специальной военной операции за 25 июля 2025 года

RYBARも「ロシア軍がカミアンスケからステプノヒルスク方向に突破した」と報告し始めた

RYBARはスームィ方面について7月9日「ウクライナ軍が大兵力を投入してコスティアンティ二フカとキンドラティフカの間の防衛ラインを突破した」「ウクライナ軍がアンドリイフカ方向で反撃してロシア軍を集落から追い払った」と、13日「キンドラティフカ付近で激しい戦闘が続いている」「ウクライナ軍がキンドラティフカ集落内に侵入してきた」と報告、視覚的にもロシア空軍機がキンドラティフカ集落内を空爆する様子が登場し、DEEP STATEも21日「ウクライナ軍がキンドラティフカ集落内からロシア軍を押し戻した」と報告した。

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DEEP STATEは「キンドラティフカを奪還した」とは評価していなかったが、26日「ウクライナ軍の第225独立突撃連隊がキンドラティフカを奪還した」「これで同連隊が奪還した集落は2つ目だ」「キンドラティフカにしがみついたロシア軍部隊は包囲されたものの完全な排除には時間が掛かった」と報告し、ウクライナ軍はスームィ方面の左側面で成功が続いている。

スームィの北と東は広大な森林地帯に守られており、ロシア軍もリマン方面やクピャンスク方面の広大な森林地帯の突破に失敗しているため、もしロシア軍がスームィに向かうなら「広大な森林地帯の突破」ではなく「西への迂回」を選択する可能性が高く、ウクライナ軍がユナキフカ方向ではなくキンドラティフカ方向に予備戦力を投入しているのは「森林地帯で保護されていないホーティン方向への突破」を阻止するためだろう。

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ロシア国防省はクピャンスク方面について6月20日「ロシア軍がモスコフカを占領した」と、7月6日「ロシア軍がソボリフカを占領した」と発表、国営メディアも「ロシア軍がクピャンスクから1km~2kmの距離まで前進した」と大きく報じたため、ロシア人コミュニティの間で「ロシア軍がクピャンスクを包囲しようとしている」と噂が飛び交ったが、RYBARは「モスコフカやソボリフカを占領した形跡が見られない」と何度も指摘し、今月13日「ロシア軍はクピャンスクに接近しているが様々な問題で攻撃は始まっていない」「この手の報道は一時的な話題作りを目的にしたもので、正確な情報を伝えることに重きを置いていない」と報告。

RYBARは25日「ロシア軍がキンドラシフカ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がラドキフカ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がラドキフカ周辺で支配地域を広げた」と、26日「クピャンスク市内で戦闘が始まったという報告は今のことろ事実と異なる」と、DEEP STATEは「ロシア軍がラドキフカを占領した」「モスコフカ方向にグレーゾーンが伸びた」と報告、ロシア軍はクピャンスクから北に伸びるP-79を遮断し、交戦範囲も線路を超えた地域に広がった格好で、この方向の狙いはフルシフカ、ネチヴォロディフカ、ソボリフカ辺りからP-07を物理的に遮断することだろう。

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DEEP STATEはリマン方面ゼレベツ川沿いについて23日「ロシア軍がカルピフカ方向に前進した」「トルスケがグレーゾーンに入った」「ロシア軍がセレブリャンスキー 自然保護公園で支配地域を広げた」と報告していたが、24日「カルピフカ・リドコダブ方向の前線とグレーゾーンを修正した」と報告。

ロシア軍支配地域が広がった部分はピンク、ロシア軍支配地域やグレーゾーンが縮小した部分は青で表示しているものの、DEEP STATEは「修正」と呼んでいるため、これはロシア軍の前進やウクライナ軍の反撃ではなく「前進位置やグレーゾーンの範囲の修正」という位置づけだ。

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DEEP STATEはポクロウシク右翼方面について26日「ロシア軍がミコライウカ東郊外まで支配地域を広げた」「ロシア軍がミロリュビフカ東郊外まで支配地域を広げた」「ノヴォエコノミチネ集落全域がほぼグレーゾーンに収まった」と報告、RYBARは一部のロシア人が「ロシア軍がポクロウシク市内中心部まで侵入している」と主張している件について「ウクライナ軍の状況は悪化して陣地を失っている」「このペースで行けばポクロウシク・ディミトロフ都市圏での防衛は何れ崩壊するだろう」「それでもロシア軍がポクロウシクのほぼ中心部に進出したという報告は先走った行動だ」と批判した。

DEEP STATEとRYBARの評価は「ディミトロフ~ロディンスケ方向におけるロシア軍の成功」「ポクロウシク南郊外におけるロシア軍の成功」「ロシア軍がポクロウシク市内中心部まで侵入しているという報告が事実に基づいていない」という3点で一致した格好だ。

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DEEP STATEはザポリージャ州カミアンスケ方面について25日「ロシア軍はカミアンスケに進出して陣地を固め、既に集落の外に前進しようとしており、プラヴニ方向とステプノヒルスク方向への攻撃を続けている」「ロシア軍の目標はコンカ川のラインに到達することだ」と報告していたが、RYBARは26日「ロシア軍がカミアンスケからステプノヒルスク方向に突破し、ステプノヒルスクの南郊外で激しい戦闘が続いている」と報告したが、前線位置の具体的な変化には触れていない。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

  • コメント (10)

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    • たむごん
    • 2025年 7月 26日

    ポクロウシク方面は、北の補給路がいつまで持ち超え耐えられるのかでしょうか。

    ヴェルカノボシルカは、北側の補給路遮断・南の高台をとられたことにより、一気に陥落したんですよね。

    ポクロウシク方=ディミトロフ周辺、このままの流れが変わらないのか、1週間くらい注目したいと思います。

    12
    • Mr.R
    • 2025年 7月 26日

    クピャンスク方面もなかなかにアカン感じになってる……

    9
    • Panzer
    • 2025年 7月 26日

    クピャンスク方面、大きく動きましたね。今回は戦闘正面が狭く戦力密度が双方高かったため、薄くなった防衛側につけ込んでの突破というよりは戦力集中投入による突破と思います。
    一気に戦闘正面が広がるので従来戦力のロシア軍では攻勢継続が困難そうですが、増援を投入しているのでしょうか。

    加えて、ポクロウシクが早期に陥落した場合ロシア軍はかなりの戦力を他戦線に回せるのでどう動くか気になるところです。

    13
      • 無名
      • 2025年 7月 27日

      クピャンスクのウクライナ軍は決断を迫られてますね。
      クピャンスク東側を守る精鋭部隊を引き抜いて北側のロシア軍に対処するか、クピャンスク東側を守りながらクピャンスクも守るか。
      東側の部隊を引き抜けば、そこが今度は攻められるのは間違いないので、本当は大規模な増援が望ましいですが、スームイ奪還を優先したっぽいからクピャンスク方面にまともな増援は望めないでしょう。

      17
    • hoge
    • 2025年 7月 26日

    よほどの戦略予備(あるの?)を投入して北面を押し返さない限り、これでクピャンスクも詰みやね
    リマンはまだ粘れそうだけど「まだいけるはもう危ない」の形になってる

    23
    • お家芸
    • 2025年 7月 27日

    Карта Zは誤った前進を投稿で間違いないけれど、
    ポドリャカ、AMKとKalibrated、DSとRYBERでポクロフスク戦線の認識が一致しないのはもどかしいです。
    divgenも間違った映像取り上げた自覚があるのかポクロフスクに触れなくなってしまいました。

    ポクロフスクほど注目される最前線ともなるとプロパガンダや不正確な情報が蔓延りやすいのですかね。

    11
    • 納豆兵
    • 2025年 7月 27日

    ウクライナ軍も反撃してるけどそのぶんロシア軍が他を占領しちゃうからプラスになってないですね…。
    政治的にも簡単に引くわけにはいかないし…手が回らない感じ…。

    9
    • 山田
    • 2025年 7月 27日

    スームィはロシアにとって、いらなかった地域だから明確な目標持って攻めづらいのかな

    4
      • 伊怜
      • 2025年 7月 27日

      ウクライナが本来クルスクでやりたかったことを逆にやられてる状態なので、ロシア側は無理に攻める理由がないんすよ。
      ここにウクライナの戦力を割かないといけない時点でウクライナにはマイナスでしかない。
      クルスク侵攻がなければ発生しなかった損失だというのがもうね…

      25
        • 理想はこの翼では届かない
        • 2025年 7月 27日

        そうですね。中途半端に前進しても横から補給線を砲撃される事になるでしょうし、ロシア軍としては「緩衝地帯」として縦深を確保できてればいいのです
        ウクライナ軍が対処しなければ都市部を砲撃範囲に収めるぞと威圧され、対処するなら貴重な兵力をスミィに裂かなければならないというジレンマ

        6

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