ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は6日「ヴフレダルほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は南ドネツクに存在しない」「ヴフレダル喪失は戦略的に深刻な結果をもたらす敗北だ」と報じ、ブトゥソフ氏の指摘は「ウクライナ軍の予備戦力が如何に枯渇しているか」を浮き彫りにしている。
ウクライナにとって喫緊の課題はF-16や長距離兵器ではなく、ローテーションが行われていない部隊や兵士の入れ替え
ウクライナメディアのRBC-Ukraineは1日「ヴフレダルを失ってもノボウクラインカとボホヤヴレンカに要塞があるため防衛上の問題は少ないものの、この都市はドネツクからヴォルノヴァーハを経由してザポリージャ方面に伸びる鉄道を火力管制下に収めるための重要な拠点だった。そのためヴフレダルからの圧力が失われるとロシア軍は直ぐに鉄道輸送を再開するだろう」と報じていたが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は6日「ヴフレダルほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は南ドネツクに存在しない」と主張した。
ブトゥソフ氏はヴフレダルについて「ウクライナ軍が南ドネツクを制圧する上で有利な位置にあり、圧倒的な高さ、密集した建造物、無人機運用にとって最高の電波到達範囲、あらゆる兵器の射撃位置を提供する極めて重要な場所だった」「この都市は多数の陣地と地雷原によって強力な要塞地帯を形成していたため、ヴフレダル喪失は戦略的に深刻な結果をもたらす敗北だ」「敵はヴェリカ・ノボシルカ方向やクラホヴォ方面から押し上げてくるだろうが、もう南ドネツクにヴフレダルほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は存在しない」「早急にドニプロとザポリージャの州境を東側からカバーする新たな防衛ラインを構築しなければならない」と指摘。
ヴフレダルからの撤退についても「ヴフレダルとボホヤヴレンカを結ぶ道路が敵の射撃管制下に入った24日時点でドネツク作戦・戦術グループの司令部は第72機械化旅団に撤退命令を出すべきだった」「敵は26日までにヴフレダルへのアクセスをドローンによって遮断したが、それでも司令部は撤退命令ではなく『持ちこたえろ』と第72旅団に要求しつづけた」「第72旅団の指揮官は1日までに『これ以上の防衛は不可能』と判断し、ヴフレダルに留まっていた部隊を独断で撤退させたが敵の砲撃による損失を招いた」と明かし「撤退命令を適時に下せない問題が繰り返されている」と示唆。

出典:Воин DV
さらにヴフレダルを失うことになった直接的な原因についても「第72機械化旅団を強化するための予備戦力と補充兵が不足していたためで上級司令部に全責任がある」と述べ、ヴフレダル方面の戦力格差や第72機械化旅団が置かれた状況が如何にひどいものだったかを以下のように述べている。
“ヴフレダルを守る第72旅団は装備も貧弱で不完全な第125領土防衛旅団と第123領土防衛旅団から派遣された数個大隊、戦闘準備が整っていた第1独立強襲大隊(ダビンチ・ウルブス大隊)によって強化されていたが、第72旅団自体は損失を補う補給を受け取っていなかった。これに対してロシア軍は第14独立特殊任務旅団が支援する第36自動車化狙撃旅団、第37自動車化狙撃旅団、第5独立親衛戦車旅団、第40独立親衛海軍歩兵旅団、第430自動車化狙撃連隊を集中させていた。つまり第72旅団は満足な補給や増援がないまま「攻撃に必要な補給を絶え間なく受け取る6つの部隊」と対峙していたことになる”

出典:Сухопутні війська ЗС України
“ウクライナ軍は組織的に相互運用の概念が乏しく、各部隊の能力や実際の戦闘能力を考慮せず任務を割り当てる。特にヴフレダルの地理的特性(障害物や遮蔽物が少ない開けた地形)はドローン攻撃を行うのに適していたが、作戦司令部や作戦・戦術グループの司令官はドローンやEWシステムへの理解度が低いためドローンを用いた作戦を強化せず優位性を活かせなかった”
“第72旅団への増援として派遣された領土防衛旅団の部隊は装備も能力も不十分で、戦場に投入されても状況の改善には役に立たず、敵の前進を一時的に停滞させただけだった。第72旅団の各大隊も被った戦闘能力を回復させる時間、訓練、補充が与えられず、過去4ヶ月間で補強と呼べる唯一の措置は第1独立強襲大隊の派遣のみで、組織的に計画された反撃の欠如、地雷原で守られた質の高い第二防衛ラインの欠如などもヴフレダル陥落の要因だ。私は第123領土防衛旅団の第186大隊司令官が死亡した件についても同旅団の兵士から情報を集めており、近い内に状況を明らかにするつもりだ”

出典:72 ОМБр ім. Чорних Запорожців
ウクライナメディアは第186大隊司令官の死亡について「入手した内部報告によると司令官は指揮所内で自殺した」と報じており、自殺原因については様々なバージョンがあるものの、共通する点には「第123領土防衛旅団の兵士約100人は武器不足のためドネツクでの任務を拒否したこと」「ヴフレダルで割り当てられた任務が大隊の能力に見合っておらず苦悩していたこと」などが挙げられ、第123領土防衛旅団の司令部も司令官の死について公式調査を開始したと発表している。
2022年2月から1度もローテーションが行われていない旅団の話は沢山あり、動員法改正時に説明していた「8ヶ月以内=年内の復員規定に関する法案制定」も最高議会議長が7月「戦時中の動員解除は行わない」と示唆し、この状況でクルスク侵攻を強行したため「ウクライナ軍の戦力事情は極度に悪化している」と考えるのが妥当だろう。

出典:43 окрема механізована бригада
まもなくロシアとの戦争は丸3年を迎えようとしており、兵士の献身さで人員不足をカバーするのも限界に達しているため、ウクライナにとって喫緊の課題はF-16や長距離兵器ではなく「ローテーションが行われていない部隊や兵士の入れ替え」で、この問題を先延ばしし続ければ前線が内部から崩れていくかもしれない。
因みにブトゥソフ氏はアウディーイウカ陥落前の2月5日「アウディーイウカはドンパスにおける戦略的な交通要衝で防衛の拠点だ。ここを敵に明け渡すということは得策ではない。もしアウディーイウカを失えば地形的に不利な戦場で戦うハメになるしかなく、ポクロウシク、ディミトロフ、クラホヴェが最前線の街になるだろう。つまりアウディーイウカを失うということは戦闘に有利な地形まで後退することを強いられ、その過程で多くの土地を失うという意味だ」と指摘していたが、現在の状況はブトゥソフ氏が指摘したものに酷似している。
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※アイキャッチ画像の出典:72 ОМБр ім. Чорних Запорожців
アウディイウカ陥落の際、欧米の軍事研究所とやらは「戦略的意義は小さい」「ロシアの払った犠牲の方が大きい」といった楽観論を述べ、本邦マスコミも概ねこの見解に沿って報道した。
しかし、半年以上経過した今振り返れば、やはりアウディイウカは戦略上も要衝であり、その喪失はロシア軍の進軍ペースを加速させたと言う他ない。
このような経緯から毫も学ばず、ブフレダル陥落についてアウディイウカの焼き直しのような議論が繰り返されていることは遺憾。
もう冷静な議論と言うよりも、政治家・官僚・学者・マスコミが失敗を認めたくないだけに見ています。
各国の国民から、税金の無駄遣い・ミスリードを指摘されて、叩かれるのを恐れているのかもしれません。
軍事的な観点から、仰るような冷静な議論・分析を見たいのですが、失敗を認めなければいいというのを繰り返しており進歩を感じませんね…
議論というよりは最早ただのプロパガンダ報道ですね
西側の思想は常に正義であり悪に屈することなどありえない!
自由主義は必ずや専制主義を打倒するのだ!
みたいな謎の自信がロシア軍優勢の事実を曇らせているように思います。
軍事的な合理性より政治的な願望が優先されるのはロシアより西側のほうが強いのかもしれませんね…
西側の支援するウクライナとイスラエルがどちらも選挙を実施せず
事実上の独裁国家になっていて
逆にロシアやイランは選挙をちゃんとやってる民主主義国家なのが皮肉な話ですね
米国のアブガン徹底や西アフリカ諸国からの軍事基地撤退など
あの辺りの変化が潮目の気がします
民主政治が独裁化するのはww1からの伝統だから仕方ない
イランはまだしもロシアが選挙を行っているから民主主義国家というのは違うと思います。
対立候補の排除(殺害も含む)や反対派市民への弾圧、不透明な投票行動等が継続的に行われており、事実上の専制主義国家が妥当な評価では。
日本で自民党に敵対する政党の党首が逮捕監禁されますか?
SNSではミリオタ軍事通や一部国際政治学者が話題を牽引してしまってるので、今だにイケイケドンドンで好き勝手言ってるのもなかなかの悪影響があるなと思ってます。
管理人さんの、ブフレダル方面戦況図の北の都市群は
泥濘期明けから次々に陥落していく、と予想しておきます
アウディーイウカ陥落後からの西の都市群と同様に、
もうまともに守れる要塞化された都市がないので
多少抵抗できるのはクラホヴェくらいでしょうな
つか、ウクライナ側はもう泥濘期のうちにそこからも撤退しないと不味そう
泥濘期になれば進撃が止まるというのは願望であると今のうちに予言しときますw
ペースは多少落ちるかもしれませんが現在の火力比で止まる気がしない
アウディウイカとウクレダールがドネツクに刺さったトゲだった。そのトゲが2本とも抜けた今、露軍の作戦の自由度はさらに大きくなったと見られる。軍事的には無駄なクルス攻勢まで始めたクウクライナ軍の自由度はますます低下、得意の粘度も低下しつつあるように見える。ほって置くと、どこかの時点で大崩壊する可能性が大きい。一部ではゼレンスキー政権は露と交渉せずウクライナ軍には崩壊するまで戦わせて、政権幹部は脱出して、ロンドンあたりに亡命政権を作って「自由と民主主義」の旗手として西側の支援金で維持するのを狙っているとの憶測も出てきた。そんなことなら罪深いことだ。
さもありなんですね
ウクライナが紛争前から要塞化してきた都市は
全て陥落したので大崩壊する可能性は、、、
結構ある、というかもう崩壊しつつあるような
後はもうトレツクとシベルスク、チャシブヤールぐらいかな
スリャビャンスクとかも要塞化されてますよ
チャシブヤールも1月前には川越えて西地区に侵入されてるから、ロシア側が戦力集中すればもう持たない状況なんだよな
現状ではウクライナの有権者が総力戦に必要な規模の負担や犠牲(あるいは妥協)を受け入れる気配が無く、状況が悪化する程に建て直しに必要なリソースや取捨選択が増加するので悪循環となっています。
当然政軍にも責任はありますが、一定以上に機能している民主主義国家で他責を続けても破綻しないのは国力と状況に恵まれた極一部の国家だけでしょう。
仰る点、自分も非常に疑問に感じています。
日本人は太平洋戦争のように、ウクライナ人が国債購入・貯金・増税受入・金物拠出など、ギリギリの支払いをしていると勘違いしている人がいると思うんですよね。
ウクライナ政府が、援助国に文句を言いながら資金・物資を要求していて、負担の実体がよく分からないなと感じています(外交努力とも言えます)。
各国の国民に、ウクライナ支援を納得させるためにも、ウクライナが増税・歳出削減・財産税などの税収増加策を積極的に行うべきなのかもしれませんね。
比べるのが極端過ぎるとは思いますが
44年の日本は国家予算の85%を軍事費に突っ込んだのに比べると
ウクライナは必死さが足りない気がします
太平洋戦争時の日本は、軍事予算の大半が仰る通り注がれており、国内は国債・海外は軍票を大量発行してましたよね。
ゼレンスキー大統領が、徹底抗戦を叫び続けるのであれば、次期大統領選挙に欲をかいたり・国民の人気は完全に諦めるべきだと考えています。
今の日本は4公6民~5公5民+インフレ禍で、消費税増税・社会保険料増加・相続税増税・金融所得課税・財産税などを議論しているため、ウクライナ政府の消極姿勢はウクライナ支援の説得力が欠けてしまうんですよね。
仮に85%を軍事費に突っ込んでも人的資源が足りない気がしますね。
72旅団を適切に補充すればヴフレダルを守れたという見解にはあまり同意できない。
結局72旅団が守るヴフレダルそのものは最後まで落ちず、ヴォディアンとプレチスティフカの突破を許して包囲が実現してしまったのが原因なのだから。
適切に補充さえできていれば守れたはずだ!というのはちょっとロシア軍をナメすぎなのではないかという印象を受ける。
因果関係をどこまで辿るのかということだとは思いますが、ヴフレダールに潤沢な重火器があれば、両翼の二都市はヴフレダールの火力管制下に置くことができるので、両翼に取り付こうとするロシア軍の攻勢をヴフレダールからの火力支援と機甲部隊による機動打撃力によって効果的に抑えられていた、というのが、ドネツク南部戦線拮抗の鍵だったはずなんですよね。
それが、まずヴフレダールの砲兵戦力が補給難とロシア軍の砲爆撃によって低下→ヴフレダールからの火力支援が失われた両翼の二都市が陥落→包囲により補給路が完全に途絶えたことによりヴフレダール陥落という流れになるので、大きな要因としてヴフレダールの砲兵火力を適切に補充&維持できなかったことがあるのは間違ってはいないと思います。
勿論、もう一つの重要な防衛の要である機甲部隊による機動打撃の能力がクルスクに誘引されたことと、そもそも最前線の砲兵火力を減退させる直接的な要因となった滑空爆弾の脅威に対する抜本的な打ち手がなかったという2つの要因も大きいのですが。
≫“ウクライナ軍は組織的に相互運用の概念が乏しく、各部隊の能力や実際の戦闘能力を考慮せず任務を割り当てる”
目を疑いたくなるような話ですが、ウクライナ側ジャーナリストの中でも現実派のブトゥソフ氏からその主張が出た事はそれが実態なのでしょうね。
相互運用の未熟さはウクライナ軍に限った物では無いとは言え、部隊の戦闘能力を考慮せず任務を命じるのはとんでもない事ですね
なんかもう末期ドイツみたいな各師団の充足率がバラバラで、本営が自軍の戦力を把握しきれず全く的確な命令が出せなくなった1945年を彷彿とさせるぞ…
米軍が州兵も連邦軍も同じ編成で兵器も新旧の差をほとんどつけていないのはこういうことなんやなって
そのアメリカもアフガン・イラクの泥沼に耐え切れず(それでも全部で20年だけど)に結局逃げ出してますし。両国の占領維持するのに連邦軍だけでは足りず、州兵も片っ端から動員してたけど。
>>そのアメリカもアフガン・イラクの泥沼に耐え切れず(それでも全部で20年だけど)に結局逃げ出してますし。
??
編成の画一化は継戦能力になんら影響しないが…?なんでこんな返信がくるのかわからないが、もしかして私のコメントを米軍賛美か何かと勘違いなさいましたか?旅団ごとの能力がバラバラでロクな指揮統制も出来ないウクライナ軍を批判するために、編成が画一化された米軍の例を出しただけなのですが。
>>州兵も片っ端から動員してたけど
まさにこれが「編成の画一化」の最も大きい利点でしょう。
州兵所属だろうが連邦軍所属だろうが、歩兵旅団戦闘団は全部同じ編成だから、派遣先では同じ規模で同じ任務を引き継ぐことができる。これほど司令部が戦力を把握しやすい仕組みはない。全軍規模でこれができているのは米軍くらい。人民解放軍もあと10年くらいすれば旧式兵器の退役が完全に終わってこの水準に達するはず。
編成だけじゃなくて兵器もだな。州兵も連邦軍も等しくエイブラムスとパトリオットを使っている。
例えば、州兵は型落ちパットンと改良ホークを使ってて、戦闘力が正規軍と全く違うなんてことが全くない。発揮出来る能力がほぼ一緒。こんな管理の楽な軍隊はない。外征型の軍隊の理想系
(まあ裏を返せば装備更新量が膨大すぎて装備置き換えが中々進まないのだが。エイブラムスが延々アップグレードされ続けたり、M109が未だに使われてる所以)
まあまあ、熱くならずに。どこの国にも事情があって、師団、旅団、機動師団、機動旅団と個別最適化?するところもあるのだから。みんなちがってみんないい。
む、かえって燃料投下か。司馬遼太郎先生の言い草ではないが、その点明治の陸軍は偉かった…編制や管区は均一で、装備の違いは砲兵連隊くらいだし。
前にも出てましたが、各部隊が暗号で連絡しており連携が取れない話がありました。相互運用の優先が低いので改善されずに来ているのでしょう。
行き着く先は各個撃破される話です。
一方露軍は隊長機以外に無線機がないのに部隊連携できてるとかいわれてましたな。
露軍指揮官は戦場観察から自分がどう動くべきか自己判断して動いてるのかな?
自殺した大隊長は2014年から兵役に就き、小隊長から大隊長、中佐になった経験豊富な人物だった様ですので、こういった変えの利かない人物を失うのはウクライナとしては痛いでしょうね。
そこにはそれなりの事情があったこととは察するが、士気の面を考え且つやはり武人として戦場に死を求めるという判断はなかったのかとも思う。
撤退を許さなかったため部下の兵士に射殺されたとの説もでてますね。キリスト教国なので天国へ行けませんから自殺の可能性は少ないのではないかと個人的には思います。よくわかりませんが、いずれにせよ末期的症状。
さらっと指揮官が自裁とは末期臭漂う絶望感
降伏したウクライナ人のいない階級まで突然昇格させられたんだろうか
何事も事前準備(訓練)しなきゃろくに結果を出せる訳が無いので、ウクライナはもっと早い段階で大規模動員を決断して十分な訓練を行い、ローテーションできるようにすべきだったと思います
が、現実問題として色々と出来ない理由はあったでしょうし、もはや結果論でしか無いのでどうしようもないですね
ロシア軍は訓練を施してローテーションできているという話ですので、やはり純粋な国力・人的資源の差はいかんともしがたいのかと
ウクライナ軍がここから建て直せるとはとても思えません
まあはっきり言えば、戦う前から勝敗は決まっていた、2022年2月のロシア参戦の前から「戦えばロシアが勝ってウクライナが負ける」ということは必然的だった、ということですね。
まあ、もともとウクライナはDead on Arrival(病院到着時死亡)のCPA(心肺停止)だったのを西側諸国が大量輸血だの体外循環式心肺蘇生法だの採算無視の高価なリソースをぶち込んでまだ死亡していない状態を続けているだけですからね。
どうやって社会復帰させられるかなんて想像もつかないです。
まさにフランケンシュタイン。
であれば怪物は死ぬ運命にあるわけですが、その死に様が問題ですね。
なんでもそうですが、終わらせるのが一番難しい。
本邦では自民が鈴木宗男氏と選挙協力するようだが、これってただの選挙対策なんだろうか?
水面下でウクライナの敗戦や対露関係の再構築をいよいよ考え出した兆候か?
その可能性が高いですね
日本は利権が保たれてるなどロシアと完全に関係切れてない節が見受けられます
他所の問題に頭から突っ込んで問題を起こす必要は全く無い。関係を切るのは戦争へ自ら足を進める事そのものだ。日本の立地はヨーロッパではない事を覚えておくべき。
鈴木宗男はもともと自民だったしあまり深読みする必要はないと思います
ロシア軍は圧倒的火力投射量でウクライナ軍を削りに削っている様ですで、東部南部共に一気に攻勢に出ても問題無さそうな気はするが慢心せずさらに慎重に兵站と損害を検討した上で確実に侵攻するという、地味ではあるが確実に歩を進めているのを見るとウクライナ軍に巻き返す手段は無いというか膠着に持っていければ大健闘レベルなのが現実なのでしょうね。
ウクライナの場合は大健闘の末膠着まで持って行けても、次の手が無いであろうことが末期感を感じるしやはりクルスクで戦略予備を大きく使用したのは世紀の愚策だったと結論付けても良さそうな状況ですね。
まあ要衝が陥落してもそこはもう要衝では無いので特段問題無くロシアは大きな損害を出した等と、精神的勝利で満足している様ではウクライナの行く先は非常に暗いでしょうね。
今ウクライナが西側に頼み込むべきなのは、「(使い勝手が旧ソ連機と全然違うデジタルフライ・バイ・ワイヤの)F-16を増強しろ」だの「ATACMSの使用制限を解除しろ」などというパフォーマンス要素の強いものなどではなく、「(5月の改正動員法で集めた)うちの新兵たちをどうかお宅で鍛えてくれませんか」であるべきではないのか。
人的資源が枯渇しかかって教官連中すら前線に突っ込まれているウクライナ軍に必要なのは訓練された兵士だ。すでに南部反攻のときにNATO各国が諸部隊に訓練を施してるんだから、普通に可能だろう。この2月にポーランドに共同訓練センターを設ける話がでてきたけど、あれを前倒しするなり、大規模化するなりして、兵士の補充体制を補強しないと、あと1~2年もつかも怪しいぞ。
欧州のNATOは頑張っても、最近は年間10万人を訓練できるのが限界で、消費速度に追いつけないと思う
欧州に到着してから逃亡する人もかなりいるに違いない
そして、一時的でも補充兵の減少で前線が崩壊しないかが問題だ
>>最近は年間10万人を訓練できるのが限界で
これだけ補充があれば、戦線を建て直して露軍の足を止めるには十分です。一部の部隊に限れば少しずつ動員解除もできるかもしれません
>>一時的でも補充兵の減少で前線が崩壊しないかが問題だ
すでに崩壊してるからへーきへーき(白目
どうして…どうしてこんなことに…
ウクライナ軍の死傷者が、仮に1日平均300人であるとしても、365日では約11万人になります。
1年間の補充が10万人なら、11万人には足りない(その分が総兵力減少になる)訳です。
死傷者の1日平均がもっと多ければ、なおのこと。
ゼレンスキーの掲げる東部とクリミアの奪還という到底達成不可能な目標が達成されるか、手足を失う負傷をするか、死ぬか、ロシア軍に降伏するかしないと軍役から解放されないこの世の地獄に送られるなら
ウクライナから脱出した時点で行方をくらますことが考えられますね、ハイエース動員ならなおさら
フセインイラク軍vs多国籍軍なみの技術格差があれば兵器性能でぶちのめせるんでしょうけど、今回の相手はロシアっていう屈指の軍事技術大国ですからねぇ。
個々の兵器性能でそんなに大差がない状態なら、第一次大戦よろしく普通に補給と人員の潤沢な方が勝ちますわ。
これを機に西側は自国の軍需産業体系を大幅に見直すべきだ。このレベルの正規戦に備えてる国なんてアメリカと、ギリギリポーランド、アジアなら韓国ぐらいなもんだろう。
ポーランド抜いてトルコ入れた方がよくね
西側がこれだけ支援し続けても押されるなんて
やっぱロシアと戦争しちゃダメですね
責任を押しつけられたのか逃げ出すのか、ブダノフ氏などが更迭されるという話がまことしやかに囁かれてますね
※現時点では真偽不明
ロシアのブフレダル攻略部隊は恐らく休暇をもらえて後方に下がってる。
わりとロシアは名の知れた街を占領すると参加部隊に休暇を与えてる。
(全員ではないだろうけど)6個旅団が前線から離れてるのはウクライナ側にはチャンスだけど、反撃の力はないだろうなあ。
せいぜい、ロシアの進撃が止まったのはブフレダル攻略作戦で6個旅団が壊滅的打撃を受けたから。って主張するくらいの事しかできなさそう。
ロシア軍の動画を見てると米国よりは貧乏臭いけど兵士の健康維持、士気維持に凄く気を使ってるのが判ります
地下壕にサウナ作ったり、食堂作ったり、薪ストーブを配置したり
前線近くにパン焼きトラックやフィールドキッチンカーを手配したり
正規の食事内容だけなら米軍より上かもしれん・・・
直接戦闘用の兵器だけじゃない軍隊維持の力がロシアは並外れてる気がします
ワグネル,ストームZなどのマスコミ報道が異常だっただけで
ロシア軍の一般兵にそれをやれば反乱が起きてる
東部の前線部隊にはドネツク市などから兵站が十分届いてる
ゼレンスキー暫定政権は政治的なクルスク侵攻でウクライナ
軍の兵站を破綻させてる
司令官の自殺は2ちゃんねるで見たけど、デマと思ってた
私はスプートニクの記事で知って、何かしらのプロパガンダか?と思いました。
『100名以上の兵士がウグレダルの陣地から脱走した責任を取り、自決した』と報道されていました。
よく「それはロシア軍のプロパガンダ」って言い方を目にしますが
後々から考えてロシア軍の明確なプロパガンダな嘘ってどれぐらいありましたっけ?
ロシア軍の傾向としては、嘘の数値を言うぐらいなら
そもそも発表そのものを止める傾向がある気がします
ロシア国防省の公式発表は都合の悪いことを隠したり、重大な損失を小さく見せたり、占領もしてない拠点を占領したと主張するため、ロシア人ミルブロガーらに「美しい報告書」と皮肉られています。ロジア人ジャーナリストのアナスタシア・カシェヴァロワ氏は「国防省がウクライナで負傷した兵士の98%が任務に復帰したと発表した。これは嘘ではない。何故なら負傷者は適切な治療が受けられないまま前線に送り返されているからだ」と批判していますし、こんなものは探せば幾らでも出てくると思いますよ。
これはウクライナも同様で、双方がプロパガンダを駆使しているため「どちらか一方が嘘をつかない正直者」ということはないでしょう。
私の書き方が悪くて済みませんでした
なんというか、都合が悪い事があった場合、ロシアってどんどん無口になっていくなぁー…って思っていたので
私が引っ掛ったのは『自決』『兵士の脱走が理由』です。
キリスト教国は自殺は忌避感が非常に強いのが一般的ですし、兵士は撤退ではないのか?と腑に落ちませんでした。
ウクライナ軍の悲惨さを強調する為に、多少脚色した可能性もあるかもしれません。
開戦当初から両国共に戦果を盛り、都合の良いように話をもっていこうとするので、プロパガンダ塗れに見えてしまうのです。
一方、くだんの72や123部隊の撤退要請を拒否して死守命令を下したウグレダー方面の指揮官は、功績が認められて大佐から准将に出世だそうで。
まあ、テレビ局で言えば、タレントの安全を優先するつまらないディレクターよりタレントに体当たりでガイドも警護もなしのユーラシア大陸横断をやらせる方が出世するのは当たり前ではありますが。
そのうち後ろから飛んできた流れ弾に当たりそう。
そういえば、今朝方10/8 nhkニュースでゼレンスキーがビデオ演説でクルスクへの攻撃は継続するみたいなこといってましたね。
捕虜の金貨集めにご熱心のとのことみたいです。
すでに過去のことのように語られてますけど、まだ進軍は続いてるんですよね。
なんと言うか「やらかしちまったことは仕方ない、次だ次!」ってなれない現状は相当ヤバイです。
トランプvsカマラ討論会当日に合わせて1/5取り返す強襲かけられて抉られてるのに一方的に進撃中と言い張るあたりそこが最後の希望なのでしょうね
本土の出血を無視して外地遠征に全力注ぎ込む国家指導者とか、21世紀とは思えない。