ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は戦況報告に関連して「防衛ライン建設に関する政府の説明は全て嘘っぱち」「何かを作っていたとしても考えなしなので全く利用されていない」「いつになったらゼレンスキー大統領は夕方の演説以外のことを始めるのか」と強烈に批判した。
参考:Ситуація на фронті станом на 24.10.2024
クルスク方面の戦い
“ウクライナ軍はクルスクに新たな戦線を開いて緩衝地帯を作り出し、ここには第80独立空中強襲旅団、第82独立空中強襲旅団、第95独立空中強襲旅団、第36海兵旅団、エイブラムスやブラッドレーを擁する第47機械化旅団など主要な予備戦力が集中し、その他の戦力を合わせると10以上の旅団が戦いに関与している。一方でロシア軍は第810独立親衛海軍歩兵旅団、第155独立親衛海軍歩兵旅団、第11独立親衛空中強襲旅団、第76親衛空挺師団、第7親衛空挺師団に加えて多数の自動車化狙撃連隊をクルスクに投入し、ここでも数的優位を築いてウクライナ軍の橋頭堡を破壊しようとしている”
“ウクライナ軍兵士は皆「この土地にどれだけの価値があるのか?」「スジャと幾つかの集落を除けば広大な森や農地が広がる土地に貴重な予備戦力を投入する価値があるのか?」「このような機動戦にどんな意味があるのか?」と疑問に思っている。さらにウクライナ東部の主要な防衛ラインで不足している予備戦力をクルスクに集中させることが「望ましいことなのか?」という疑問を生じている。これは非常に重要な問題点で、私は今のところ「戦略的・戦術的見地からクルスク侵攻には正当な理屈がある」と述べるウクライナ軍将校を1人も見たことがない”
“私はクルスク侵攻で敵が大きな損害を被り、1,200平方kmの土地を占領し、沢山の捕虜を手に入れ、緩衝地帯を作り出したと信じている。しかし「緩衝地帯」とは死に物狂いで維持しなければならない空間ではない。国境地帯に地雷原や障害物を設置するための時間的・空間的猶予を作り出し、迅速な敵の反撃を阻止するため機動戦を展開し、敵に最大限の損害を与える射撃場=キルゾーンであるべきで「占領地の保持」にこだわるべきではない。戦略的・戦術的に意義のない土地を巡る戦いで戦力を消耗するのは最大の過ちであり、敵が成功し続けているドンバス方面の守りを強化せず、クルスクに戦力を投入し続けないことを願ってる”
ブトゥソフ氏はクルスク侵攻の必要性について過去「不要なものだったとは言わないし必要な作戦だったかもしれない」と擁護しているが、東部戦線からクルスクに戦力を誘引することに失敗し、東部戦線とクルスクの両方で数的優位が確立されてしまった=両戦線を維持する戦力がないので「我々に今必要なのは優先すべき戦場の見直し」「数的の劣る戦力を何処に集中させるかだ」と主張している。
クルスク方面の戦い
“敵はオスキル川に到達するという作戦目標を達成した。状況は非常に厳しくクピャンスクに向けてクルフリャフカからの北上、シンキフカからの南下を始めるだろう。この方面の主のな問題は戦力不足ではなく司令部の指揮能力や部隊運用の手順にある。未だに同問題に対処できていないため敵の前進に繋がる無秩序な行動が続いている。全ての戦いは数で決まるわけではなく組織の運用能力が重要だ”
つまりクピャンスク方面の戦況悪化はクルスクの問題とは関連がなく、戦いを指揮する司令部の能力や指揮官に問題の原因があり、ブトゥソフ氏が言及した「敵の前進に繋がる無秩序な行動」を過去の言及から推測すると「当該地域で戦う部隊同士の協調能力や意思疎通の不足」「周辺部隊との調整なしで行われる勝手な移動や撤退」を指している可能性が高い。
ポクロウシク・ヒルニク・クラホヴォ方面
“いつ通り準備された防衛ラインがないため兵士が身をかがめるしなない。誰かが防衛ラインを建設しているという政府の説明は全て嘘っぱちだ。何かを作っていたとしても考えなしなので全く利用されていない。さらに政府は工兵部隊に要塞建設のための資金を供給せず、当該地域の軍政当局にしか資金を供給しない。何故なら当局お気に入りの企業に工事を発注するには身内を通した方が都合が良いからだ。この点に関しては本当に厳しい状況だ”
“本当に最高司令部は何もしない。ポクロウシクではウクライナ国内の製鉄に使用するコークスが生産されているのにだ。この国の最高司令官=ゼレンスキー大統領はいつになったら夕方の演説以外のことを始めるのだろうか?最高司令部の仕事は防衛に関する決定に責任を負うことで、嘘と欺瞞に満ちた夕方の演説の原稿を用意することではない。動員は進行中で成功していると報告されているが意識は完全に崩壊している。我々に欠如しているのは動員された人々を効果的に運用するシステムだ”
“ポクロウシク方面には何個かの予備戦力が投入されているが、編成方法や訓練内容が杜撰なため実戦に投入出来るレベルに達していない。軍は経験豊富な兵士を補充するのではなく、不十分な訓練しか受けていない戦力を作り出しているだけだ。ポクロウシク方面は砲弾の数で押されているのではなく、軍司令部の無責任で誤った決定や行動に原因があるのだ。最高司令部による統制も欠如しており、彼らは全く状況を把握していない。大統領は前線を視察することも止めてしまった。もう最高司令部の人間は前線の状況に興味を失ってしまった。大統領が描いた勝利計画は戦場の現実に結びついていない空想上のプロジェクトに過ぎない”
“一般的に「戦場の大惨事」は戦場で起きているのではなくキーウで起きているのだ。これは率直に言っても衝撃的でしかない”
もはやポクロウシク方面への言及はウクライナ軍上層部への不満で埋め尽くされているものの、これは過去に言及してきた内容の繰り返しに過ぎず目新しいものは何もない。戦争1年目のウクライナ軍は「NATO方式を取り入れた効率的で革新的な組織」という評判だったが、実際には旧ソ連時代のやり方や概念にどっぷりハマったままで、ドローンなど一部の分野を除けば「何かを変える」という点に置いてもロシア軍の後塵に拝している。
ヴフレダル方面
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はヴフレダル陥落時「南ドネツクを制圧する上でヴフレダルは圧倒的な高さ、密集した建造物、無人機運用にとって最高の電波到達範囲、あらゆる兵器の射撃位置を提供する極めて重要な場所だった」「この都市は多数の陣地と地雷原によって強力な要塞地帯を形成していたため、ヴフレダル喪失は戦略的に深刻な結果をもたらす敗北だ」「敵はヴェリカ・ノボシルカ方向やクラホヴォ方面に前線を押し上げてくるだろうが、もう南ドネツクにヴフレダルほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は存在しない」と指摘していたことがある。
ロシア軍がボホヤヴレンカ~ノボウクラインカ~シャフタールの防衛ラインを食い破ろうしている状況について「ここにロシア軍を長く拘束するのは不可能だ」「敵がヴフレダルを支配している以上、この戦場における高さの優位性はロシア軍にある」「敵の方がドローンを使用した作戦で優位なためウクライナ軍は採算が合わない」「そのため当該地域から撤退するのは正当だ」と述べている。
因みにブトゥソフ氏の評価は24日時点のもので、記事中の戦況マップの内容はリンクしていない部分もある。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
「我々に欠如しているのは動員された人々を効果的に運用するシステムだ」
ここに消耗戦のノウハウが凝縮している。
ロシアは過去の失敗やワグネルの教訓を吸い上げ、軍全体として戦場に適応する能力を示してきた。一方でウクライナは3年が経とうとしてもまだ海外の支援や一部の部隊の戦果に依存する歪な構図から抜け出せない。
国外支援の金額は問題ではない。ウクライナ人の意思と国民精神の問題だ。現実を直視する強さがなければ、同じ過ちを繰り返し完全に国家の破滅を待つだけである。
仰る点、かなり深刻ですよね。
ウクライナ人の停戦交渉拒否は理解できていないだけで、現状を理解した頃にはボロボロ、屈辱的な停戦条件を飲まされかねないなと…。
最前線の戦況は、その傾向になりつつあると感じています。
まあ他人のふんどしで戦っているウクライナと、全て独力で
戦っている(外交戦略も含めて)ロシアとでは、おのずと
意思も国民精神も堕落の度合いが違ってくるのでしょうね
汚職国家ランキングではロシアの方が酷いはずなんですが、、
ブトゥソフ氏の魂の叫びはゼレンスキー閣下に届くかどうか
概ね同意しますが、翻って本邦が同様の立場に立ったときに与那国島や石垣島、沖縄本島や奄美大島、あるいは北海道のいずれかの地域を放棄できるかと言われればウクライナ人を正面から責められない気持ちがありますね…。
幻のゼレンスキーライン
連戦連勝のウクライナ軍という設定なので負けて後方に下がるのが前提のゼレンスキーラインなんて屈辱的なので本格的に作る訳が無い
汚職で予算が無いだけじゃなくてプロパガンダの浸透が悪い方に働いている
まあ、これは西側全般に言える事ですね
「ロシアはT34を使う程に戦車が枯渇!」とかそんなニュースを現時点でもやってるぐらいですし・・・
欧米と我が国の専門家・諜報機関・マスメディアの
予測ことごとく外れていますよね。
これだけ外しまくるのはプロパガンダもあるのでしょうが、
強い感情バイアスがかかっているのでしょうな
当初から半信半疑だった俺はもう信頼度ゼロですよ、、
何度も書くけど。本当にソ連式なら、防衛ライン重視して、ロシア軍みたいに強固なのが存在しているだろ。
腐敗の多いのをソ連式と言うが。親米組織はメチャクチャでも親米だからと大目に見られる。むしろ、海外銀行にお金たっぷりパターンの、中南米やアフリカ、東南アジアによくある親米型腐敗に見える。
ChatGPTに質問すると。
1. ソ連の腐敗:日常的で小規模な「サバイバル腐敗」
2. 親米国家の腐敗:派手で利潤追求型
ウクライナは両方らしい。
現場でチョロまかしまくる兵卒たちと、トップで横流し蓄財しまくる将軍たちと。
上から下まで良いとこ何も無いじゃないですかそれは・・・
確かに・・・良いとこなしですが。
ChatGPTが言うには、兵士も含めて、庶民が生活苦が原因で、チョロまかすらしい。
だから、サバイバル腐敗と、ChatGPTが名前を付けた。
個人的には、判り易いネーミングだと思う。
政府、軍、国民にとって耳の痛いことも報道できる、ブトゥソフ氏こそ次期ウクライナの大統領にふさわしいです。
同氏は「自分は大統領の器でない」と固辞すると思いますが、
ウクライナが置かれた厳しい立場を国民に伝達すること、NATO各国との拗れた関係の修復、ロシアとの過酷な戦後処理が
できる人物は、この人以外には無理な気がします。
ブトゥソフ氏は極右思想だから国民全員動員して滅亡するまで戦いかねんぞ。
何だかんだと言っても根っこがポピュリストあるゼレンスキーとプーチンはそこまでして戦争する気もない。
ブトゥソフ氏は兵役の経験があったとは思うが軍務経験がある優れたジャーナリストと言うだけで持ち上げるのはどうなんですかね。政権の外で出来た事を政権の中で出来る保証が無い以上は無理だと思いますよ。
仮に元ジョージア大統領のミハイル・サアカシビリ氏のように縁故を無くし汚職を短期間で徹底的に排除する考えを持っているならワンチャン有りだと思いますが、厳しい状況の戦時内閣においてそこにメスを入れるのは混乱を含めてどこまで出来るのかが問題。それに今海外で修行しているザルジニー氏でも良いのではとは思います。
全ての真実を開けっぴろげに公開してまともな国体の護持が出来るかの問題、結構な劇薬だと思います。今のウクライナでは尉官級で良い情報を上げる割合が高いので間違った情報を元に計画を推進したベトナム戦争で米軍が陥ったような状況にあると思います。ウクライナ参謀本部が毎日発表する敵に対する損害にしてもどこまで正確な情報なのか疑問ではありますね。
国民には知らせないが正しい情報を精査して適切な対応をとるだけで十分です。全ての国民の信頼を落とさないグレーな発表は許容されるべきではあるとは思いますが、姑息な水増しは止めた方が良いと思いますね。そんな情報を出している時点でロシアよりはマシな情報ソースとしか思えなくなりましたし。
ウクライナを応援している身としてはここ暫く本当に辛い。クルスク以外でウクライナ軍前進のニュースを聞かせてくれ······まぁ劣勢だからって手のひら返すようなことはしたくないけど
今日更新されたwar spottingでT-90Sがウクライナ軍に鹵獲されてたから珍しいと思ったらシヴェルスクだったでござる。かの地のロシア軍司令官は是非とも職務に邁進してもろて。
この際、戦線を押し返せなんて贅沢言わないから、「露軍の攻撃を完璧に阻止した」「1ヶ月に渡って露軍は前進できていない」みたいなニュースでいいから聞きたいよ…
2年以上に渡って露軍を撃退し続けてきたウグレダル要塞は今月頭に落ちましたね…
二か月くらい前にはポクロウシクでそういうニュースがウクライナ政府から聞こえたんですが、現実には存在しなかったのが…
ディミトロフとポクロウシクの真正面突破とかいう愚を犯さずに足場固めと兵站切りを優先したから最短距戦線だけをみれば3ヶ月ぐらい止まってるからこれを敵の侵攻を押し留めていると評するのは嘘ではない
言葉遊びの領域だけど
一応トレツク方面は押し戻したようで。
とはいえポクロウシク方面がこの調子で劣勢なら一時的なものにすぎませんが。
トクマク方面(ザポリージャ近郊)では少しですがウクライナ軍が反撃に成功しているそうですよ
といっても、オレホポ方面に向けてロシア軍がちょっかい出した分を押し返した程度のようですが
これまでに報告されていた事の集大成みたいな話ですが、もうどうしようもなさそうな雰囲気がひしひしと伝わってきます
ブトゥソフ氏が身柄を拘束されたり消されたりしないことを祈ります
ここまで強い批判を言うと氏の安全が心配ですね
別にゼレンスキーガーとかウクライナの圧政ガーとか言う訳じゃなく
正当であっても真理であっても、その発言が国民にとって害であると何処かが判断したのなら、米だろうが露だろうが逮捕等されるのは世界的にも当然でもあります
つまりは言い方の問題なのですが、今回の発言は少々棘が強い言葉が並んでいるのでブトゥソフ氏が心配になります
このところ、短期間で無傷で落ちる街が多すぎるし
守備隊が臨機応変NATO式で逃げたり
組織的に降伏や寝返ってるんじゃないの
アフガンのガニ政権末期みたいに
あまりにも市街地での戦闘が無さすぎるので、早々に撤退して集積した戦力で「第二のクルスク」をどっかでやるんじゃないかともちょっと思ってきました
やれる所があるんかという疑問は先立ちますけど
次はベラルーシで「第二のクルスク」をやってもあまり驚けない。デメリットしかないような内容でも、ゼレンスキーの精神安定剤としてやりかねない。
ゼレンスキーラインは、建設失敗したと解釈しました。
第2線の防衛ライン建設・後退した先の防衛線も、かなり弱いということでしょう。
(2014年頃から)最前線の強化してきた防衛拠点に、最優先で兵力・武器弾薬を供給しなければなからなかったということですね。
ゼレンスキー大統領は、クルスク侵攻に血眼・外交マターにしていまいましたが、(東部)最前線の防衛ラインが崩壊すると厳しい事を理解していたのか疑問に感じています。
ブトゥソフ氏は前線の問題を伝えてくれる記者として見ると良い情報源ですが、全体の改善について語る際は上層部の腐敗と無能に全責任を押し付けたまま前に進まない傾向にあるのがどうにも。
23年以前から今戦争が国家の将来に悪影響を及ぼす程の膨大なリソースが必要な総力戦であることと、兵士だけはウクライナが用意しなければならないと主張していた人々は国の内外問わず(ザルジニー前総司令官ですら)受けが良くなかったことを思えば仕方ない面はありますが。
そりゃまあ、腐敗した上層部が無能を晒している限り全体の改善なんて不可能ですからね。
自民党と岸田政権という日本の無能は、更迭と新内閣の果てに選挙で過半数を失うことで裁かれましたが、ゼレンスキー政権は戒厳令を盾に選挙を拒否してる。
組織は腐敗していても一定の機能はしますが、上層部が清廉潔白になれば、戦況は変わらない内から最低数十万規模の追加動員と各種制度を支えるための追加増税(完全な領土回復を求める場合は更に増加)と、将来の人口動態と経済への深刻な打撃を有権者が快く受け入れるということでしょうか?
被侵略を理由として復活した徴兵制の猶予・免除条件を増やしたり、戦闘行為が続いている中で徴兵制再廃止議論が首相クラスから出てもスキャンダル扱いにならないなど戦争への備えに消極的だったのがウクライナの民意ですが。
選挙に関しても、最高議会の全派閥が戒厳令下の大統領任期と権限の不整合に関して憲法裁判所に訴えないことを合意している時点で、誰も後任を担う気が無いという前提を無視した理想論でしかないでしょう。
>一般的に「戦場の大惨事」は戦場で起きているのではなくキーウで起きているのだ。
「事件は現場で起きてるんじゃない!会議室で起きてるんだ!」というのは、古今東西ダメダメな組織の特徴ですな…。
>「事件は現場で起きてるんじゃない!会議室で起きてるんだ!」
>“「戦場の大惨事」は戦場で起きているのではなくキーウで起きているのだ。
この構文って海外でもあるんだ。
それとも更に原典があるのかな。
ウクライナのTVは一日中
政府のプロパガンダ放送を流してるらしいですが
市民は信じてるんだろうか
日本ですら「ロシアは北朝鮮軍に応援を頼まないとダメぐらい疲弊して兵士不足で崩壊寸前!」
を信じてる人が多数居るので普通に信じてるんじゃないですか?
まあ、全員じゃないでしょうが・・・
何時ぞやか、ゼレンスキーはアフガニスタンのようにはならないと言っていたけど、どう転んでもアフガニスタンだな。
仮に近々停戦できたとしても、経済・財政が破綻してる上、支援金も無くなり、膨大な債務負担だけが残る。
国内はナショナリストや障害者、路上生活者で溢れ、治安も悪く、政治は極度に不安定で、汚職や腐敗も蔓延したまま。
唯一の救いは、外国に避難した何百万人のウクライナ人。今後半世紀くらいは、彼らの外貨送金が頼りになるでしょうね。
個人的にはアフガニスタンの方が将来性はあると思いますよ
タリバンの強権政治で政情不安はなくなりましたし、
今財政的に苦しんでいるのはアメリカが一方的に資産凍結し、
あろうことかそれを流用しているからです
潜在的には資源豊富な国ですし、ロシア・中国から中央アジア
を経てインド洋に至る経済プロジェクトも少しずつですが進んで
いますな
もちろん長い時間がかかるでしょうが、それでも将来性は資源も
重工業地帯も、農業利権も人材も何もかも失い、汚職借金まみれの
破綻国家よりは明るいでしょう
アフガニスタンは先行き不安だと思うなぁ。
イランやパキスタンとは国境紛争を抱えて、国交を結んでいないから、ロシアや中国と提携しても、内陸国なので難しいと思う。それに内戦を終えた国は、膨大な兵力が残っており、兵力の削減や維持に苦労する。ベトナムも同じように。
ウクライナとアフガニスタンどっちがマシか?
ということですね。どっちも酷い状態に異論はないです
タリバンは対立していた北部軍閥を解体したり、最近は
女性の権利にも少しですが寛容になってきていますな
国境問題は水資源の問題もあり、困難な政治的問題ですが
尖閣問題や、カシミール問題を抱える我が国やインドが
中国と経済活動が活発なように徐々に活性化していきます
勝ち目のない紛争を延々と続けている国よりはマシという
わけです
失敗国家指数的には
ウクライナ93.1
アフガニスタン103.9
で数字が低い方がいいのでまだウクライナの方がマシですな
台湾みたいなもんだよ。政府として認められていない。国交もない。
でも交流はある。タリバンはパキスタンと関係が深い。パキスタンが承認しないのはアメリカへの配慮。
旧アフガニスタン政権はインドと仲が良かった。パキスタンにとって現状の方が良い。
>個人的にはアフガニスタンの方が将来性はあると思いますよ
底が見えないウクライナより、アフガニスタンのほうが将来性ありそうなのは同感です。
あまり悲観的な内容で締めくくりたくなかったので、少し希望的なことを書きました。
残念ながらブトゥソフ氏の叫びは最高司令部には響かないでしょうな
ブトゥソフ氏は軍事的勝利を目指し、最高司令部や取り巻きは横領・賄賂の一獲千金や権力と利権維持を目指す
見ているところが違い過ぎる様に思えてならない
「実際には旧ソ連時代のやり方や概念にどっぷりハマったまま」
汚職も旧ソ連時代から変わらないし、要塞の汚職や兵役逃れの汚職も氷山の一角だろう。もういっそのことウクライナは旧ソ連スタイルに戻れば良いんだよ!!
レーニンやスターリン並みの独裁者がウクライナに誕生すれば、膠着状態には持っていけると思うぜ!対ソ干渉戦争の戦時共産主義を復活させるべきだ!汚職なんて大粛清で解決できるだろ!旧ソ連のお家芸だからな!動員は秘密警察立ち上げて、兵役逃れは売国奴として処分しちまえ!欧米の民主主義や人権擁護とか捨てちまえ!
さぁウクライナよ!己の本能に正直になるんだ!旧ソ連から実態は何も変わらないんだからな!
そればっかりは絶対に無理ですね。歴史を通してウクライナには一度も統一的な権力者が誕生したことがありません。独自の王も立てられませんでした。故にポーランドやロシアの干渉を受け続けてきたのです。
民主主義的傾向の悪い面を引きずり続けているのは東欧に共通する特徴ですが、ウクライナの政権の脆弱さはその極端な例です。
→ポーランドやロシアの干渉
おそらく中世から近代のことを指していると思うが、その時代にはそもそも「ウクライナ」という民族概念はまだ生まれていませんよ。ウクライナ人のアイデンティティが注目され、その意識が普及するのは18世紀の半ばごろなので、そこからが、ウクライナの歴史の始まりと見るべきです。この前提のもとで考えると、ウクライナの国民国家は1918〜1919年と1990〜2025年の36年間しか歴史がありません。ウクライナには統一的な権力者が生まれない特質があると、決めつけるのは時期尚早です!!
実際問題耐えられなかったことは置いておいて、ボボヤヴレンカとか割と大規模な陣地あったような気がするけどブトゥソフ的にはああいうのも駄目判定なんだろうか
ウクライナ軍の防御が失敗してるのは単純に人員の枯渇で警戒線を維持できなくなってきたことが原因だと思ってるけどそうでもなく陣地側に問題があるのかな
逆転一発クルスク侵攻ロシア崩壊作戦!
を考えるような人間がウクライナ軍を指揮してるんですよ
仮にロシア軍と同じだけウクライナ軍に戦力あったとしても普通に敗北するわ
ギャンブラー指導者とギャンブラー司令官たちせいで迷惑被るのはいつの時代も兵卒達
まるでどこかの国の歴史をなぞってるみたいだ
あのレベルでも運用を間違えれば持たないのもありますが…それ以上にスロヴィキンラインという1年たらずで長大な防衛線構築というお手本のような築城を見せられて、軍事関係として脳が焼かれたのでしょう。
まあウクライナには資源的事情も人員不足も環境的要因(砲弾の雨)もあるという不可抗力要素もあるのですがね…
ただ、それができないということは長期戦は不可能という意味であり、愛国派としては認め難いのでしょう。
ブトゥソフ氏は相変わらず勇気がありすぎる……
不思議に思うのは、陥落した街や道中の村々を見ても防衛陣地的な物が無い事
敵が来る方向に土盛りする程度なら、国民の奉仕活動でもイケそうだけど、何故か無い
タイヤに土詰めたり、穴掘ったり運んだりのスコッパーは子供でも出来そうなもんだけど
普通の4~5階建ての集合住宅と農業倉庫、大きな橋の基礎ピアの事を陣地って呼んでるよね
前線は動くんでしょうがない思うけど、数十Km後方なら何らか構築できる思うけど?
数ヶ月後いざ敵が来ても、なーんも有りませんってのをずーっと続けてるのには違和感有る
ツイッターでは今日も元気にドローン爆殺動画アップ
場所も時間も分からないので、現在の戦局に影響してるのかどうかもさっぱり分からない
ゼレンスキーが夕方に演説し続けてるとのことですが、その目的はいよいよトンズラこくとなった際に、事前に用意したスピーカー音声(と影武者?)に置き換えても数日くらいはウクライナ兵達にはバレずに時間を稼げるようにするためなのかもしれないと、ふと思いました。
まずロシアは旧ソ連のやり方ではなく、戦前から多くの軍事改革が行われていた
ウクライナが今日まで戦うことができたのも、主に旧ソ連のやり方のおかげだ。NATOの革新というのは、こんな大規模かつ長期的なまともな戦争にはふさわしくない
今はサーキット場で競っているのではなく、数百キロの酷道で貨物を輸送している。40年も使っている古いトラックでも、おしゃれな新しいスポーツカーよりずっと適任になるだろう。ただ残念ながら、相手はもっと大きな新型トラック
昔だったら西側が駄目な指導者のクビをすげ替えてましたが、ウクライナはアフガニスタンやジョージアのようになる未来しか見えない・・・。