ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏は3日「前線の状況は本当に危機的だ。我々の勝利を妨げている主な問題は最高司令官の無能さと無責任さだ」と指摘し、政府の意思決定の遅さ、戦略的決定を実行しない組織、何事も順調としか報告しない体質を糾弾した。
参考:БУТУСОВ ПЛЮС
この話がどこまで事実かは「戦場の結果」と照らし合わせて見ないと何ともいない
ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏は自ら前線に赴いて「現地の危機的状況」や「直面している問題点」をいち早く報告するため注目を集めており、メディアが取り上げるようになった「ローテーション問題」や「防衛ラインの欠如」を最初に取り上げたのもブトゥソフ氏で、前者については2023年10月に、後者についてはセベロドネツク、リシチャンシク、ソレダル、バフムートを巡る戦いで度々言及し、アウディーイウカについても2023年11月に「十分過ぎるほど時間があったのに準備された防衛ラインが存在しない」と報告している。
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出典:Юрій Бутусов
そのブトゥソフ氏が3日「前線の状況は本当に危機的だ。我々の勝利を妨げている主な問題は最高司令官の無能さと無責任さで、これについては誰の目にも明らかだ」と言及した。
“我々は戦場の問題について革新的な解決策を生み出すことができるのに、最高レベルの集中的な管理や指導力が欠如しているため、結果を出した解決策の規模を拡大させることが出来ないでいる。最高司令官(ゼレンスキー大統領)は勝利について語るが、自身が下した命令が実行されているのか管理出来ていない。最も分かり易い例は無人機だ。我々は弾薬、大砲、航空機、戦車、歩兵の数で敵よりも劣っており、技術的な優位を確保できる唯一の手段が無人機だ”
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出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ Lancetの類似品について説明を受けるゼレンスキー大統領
“世論の圧力を受けて今年2月に無人システム軍が創設されたが何の変化も生まれていない。無人システム軍の指揮統制は未だに手つかずで、任命された司令官にも権限が与えられておらず、予算獲得にしか興味がないため「無人機で占領者を排除する」という目標に責任を持つものは誰もない。だから問題解決や結果が出てこないのだ。私は近々、大々的にアピールされた無人システム軍がなぜ失敗しているのかについて詳しく書くつもりだ”
“世論の圧力を受けて昨年11月に要塞建設が決定されたが、その実行は非常に原始的だ。兵士が戦っている最前線には何の変化もなく、コンクリート製の構造物が供給されることもなく、自らの命を守るため自力で建材も機材も調達しなければならない。ロシアは攻勢に転じている時でも防衛ラインの強化を続けている。弾薬の生産についても同様で生産拡大計画は10%も実現していない。この2年でロシアは木材からセルロースを生産し始めたのに我々は何をしているのか?”
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出典:Сухопутні війська ЗС України
“将軍や旅団の司令官レベルで過去の反省や分析が行われていない。彼らは近代的な戦術への理解度が乏しく地図に頼った戦い方しかできない。リーダーシップはなく、無駄に人員や装備を失い、何も学ぼうとせず、全てが順調で状況はコントロール下にあると報告する人々が昇進しているだけだ。最大の問題はこのことを誰も気にしてないことだろう”
“我々は多くの場所で戦術的勝利、英雄主義、兵士個人の技量、個々の指揮官や部隊のプロ意識を発揮しており、だからこそ3年間も前線を維持出来ているのだ。しかし動員された戦力による大規模戦争では政治と軍の最高指導者に意思決定を集中させなければならない。兵士も砲弾も爆弾も少なく無人機で勝負するなら、より優れた管理、組織、運用によってのみ優位性を作り出すことができる”
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出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ
“戦いに勝つため規模で圧倒する必要はないものの、あらゆる面で敵よりも先行しなければならないが、残念なことに犯罪的で不道徳で知的にも制限があるロシアは、自由で民主的で知的にも道徳的にも優れたウクライナより変化する戦場への対応力、戦略的決定のスピード、規模の全てで先行している”
“もしゼレンスキーがプーチンとの取引に応じたくないのであれば「口だけでなく勝利」ではなく「本物の勝利」が必要で、それには戦略的決定でロシアよりも先んじなければならない。全ての可能性はそこにかかっているが、今のところゼレンスキーは何も変えようとしない”
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出典:Генеральний штаб ЗСУ
ブトゥソフ氏は「政府や最高司令部の意思決定の遅さ」「戦略的決定が実行されていない組織」「何事も順調としか報告しない体質」と批判し、物資的に劣るなら「せめて他の面で先行しなければならない」と訴えているのだが、この話がどこまで事実かは「戦場の結果」と照らし合わせて見ないと何とも言えない。
但し、ブトゥソフ氏の批判が出てくると「何かが起こる=ウクライナ軍にとって良くないこと」ので嫌な予感がする。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
実際のところ
勝利を危うくしたり物事を歪めるのは
全てを自分と関係ない責任者のせいにする メンタリティーであって
日本のメディアと同じようにこのような 論法を使うメディアとそれに影響された国民の責任だと言わなければならないでしょう
メディアの「私たちのせいではない」という趣旨の決めつけにたやすく乗っかる人間があまりにも多すぎる
ロシアを侮った結果ボロ負けするってこれで歴史上何回目だろ、カール12世→ナポレオン→ヒトラー→ゼレンスキーの流れ?
ゼレンスキーと言うより、米英だと思う。
ロシアと大陸欧州の接近は覇権の崩壊に繋がるから
ぶっちゃけ、その中にウクライナ入れる必要あるか?先に挙げている人達なんて実力を伴った上でロシアに攻め入った方でウクライナはあくまで弱者であり防衛戦争で攻められた側。
舐めるも何も身の丈に合った攻撃しているだけでしかないと思うし、正直な話をすると現代において大国がこれだけの損害を出してなお継続中ってのを見通せた人がどれくらいいたんだろうな?
ほぼ同じような国がアフガニスタン紛争を越える損害受けてもなお戦うと言う過去に無かった事が起きていて、それをして侮ったと言うのはどうなのかなとは思う。
> 残念なことに犯罪的で不道徳で知的にも制限があるロシアは、
> 自由で民主的で知的にも道徳的にも優れたウクライナより
> 変化する戦場への対応力、戦略的決定のスピード、規模の全てで先行している
記事本文より。
ロシアを侮っていなければ出てこない悪口のオンパレードワロタ。
そして知的にも道徳的にも優れた存在が全てで劣る展開にもワロタ。
それは突っ込まれるわ。
それはウクライナのメディアや司令部への皮肉でしょう
無人システム軍の指揮統制が未だ手つかずというのは驚きですね。
ただ、所在不明の70万人の兵士についての調査にしても、
2個旅団分の兵士が見つかったという話の続報が無い事からして、
ブトゥソフ氏の意見は正しいように思えますね。
現在、前線でのウクライナ軍の死傷者が1日1000人だそうですので。30日で3万人の兵力が失われる計算ですね。
2ヶ月間兵士を探して2個旅団の兵士を見つける間に、前線では6万人がリタイアです。
その半分としても3万人。
2個旅団って1万人に満たないくらいでしょうから、完全に焼石に水ですね。
仰る通りです。
ウクライナ軍が、休暇中に逃亡・休暇のために賄賂を支払う話など、これを見ると兵士が増えているのか疑問に感じています。
追記です。
ウクライナ人活動家ボグダンさんが、2024年4月23日のtwitterで、10万人自主脱退という指摘を思い出しました。
>正式に退役出来ない為、休暇などを利用して逃げる兵士が急増している
>その事実をある専門家が語り、大きな波紋を呼んでいる
>既に10万人の兵士が自主脱退を行った様だ
そうは言ってもその実現には西側に好まれないレベルの中央集権化及び権力の行使が必要です。戦後の自己犠牲(もしくは支援国による強制)も付いてくるでしょう。
個々人の優秀さに民主主義を損なわない程度の適切な管理さえあれば、というのは両国の国力差を考慮すると限りなく理想論に近いような。
そもそもの国力が違う時点で、ウクライナ政府が主張している完全な勝利(ロシア軍の完全なる撤兵etc)が不可能な事なんて初期の時点で分かっていたこと。だからこそ、一時的にロシア軍をはねのけた後にトルコでの協議が行われたのであって、あの時点で米英に何を言われても無視して、ロシアと講話してれば良かった。
最大のチャンスを棒に振ってまで、国民にロシアとの継戦を強いた以上、ゼレンスキー大統領の責任は重く、どんな形であれ勝利する以外に、彼の未来は暗いものなのは理解できるが、それは私がウクライナ国民でもなく、単なる第三者でしかないからであって、犠牲になり続けているウクライナ国民、特に前線で交代もさせられる事もなく戦闘し続けている兵士達やこれから強制的に連れてこられる兵士候補の人間からすれば到底納得できる事ではないでしょう。
まあ、ゼレンスキー大統領は政治家ではなく、未だにコメディアンを続けているだけというなら、納得する人もいるのかもしれません。
あの時点の講和でも(そもそも可能かすら怪しいですが)失地を理由とした失脚は免れないでしょう。本質的にはともかく多くの報道では勝っている状況での屈辱的な講和なので国に残れるかも怪しいところです。
国家元首である以上最終的な責任は取らないといけませんが、政権初期の現実的かつ過剰ではない対露穏健路線を(選挙では支持したにもかかわらず)否定し続けたのは有権者というのは忘れてはならない部分かと。講和出来たところで、二度あることは、を現実で見るだけな気がします。
ゼレンスキー政権反露のきっかけとしては汚職問題とか経済的な問題とか解決できずに支持率低下したから反露に逃げただけっていうしょうもない話だし、それをやられて黙ってる国じゃないことも分かってるはずなんだけど
サアカシュヴィリから失敗談(NATOに見捨てられた)聞いて、じゃあNATOが介入せざるを得なくすれば勝てるんじゃ?とでも思ったんかね
ゼレンスキーも西側首脳も本心では時間が巻き戻せるならあの頃に戻りたいと思ってるでしょうね
それはウクライナのメディアや司令部への皮肉でしょう
レス先間違えました失礼
仰る通りです。
日露戦争の講和会議で、両国担当者・上層部は命懸けでした。
停戦交渉も胆力が必要ですから、能力不足だったという結論になるでしょうね…。
(2024/02/06 猫とみるポーツマス条約締結【猫ミーム 猫マニ】 Youtube)
The War Zoneの記事から抜粋
GPS妨害装置に追尾する追跡装置付きJDAM-ER翼爆弾がウクライナへ
西側諸国の精密誘導兵器がロシアのGPS妨害に悩まされていると報じられる中、ウクライナに新型シーカーを搭載したJDAM-ERを供与する計画が浮上した。
事実かつ有効な兵器なら朗報では?
Pole-21のGPS妨害電波発信部分はただのアンテナですから、HARM撃ってもアンテナにしか当たりません。
対空ミサイルはそのアンテナが高価で精密なフェイズトアレイ方式なのでアンテナ破壊=システム破壊ですが。
Pole-21のアンテナなんてテレビアンテナに毛が生えた程度の金属の棒ですから、あれを破壊しても大した打撃は与えられないですよ。
それに続いてGLSDBやドローン投入すればいいだけだから、今の打つ手なし状態が変わるってだけで値千金かと
国力で負けているので最高司令官や最高指導者を誰がやっても変わらないと思います。
ロシアが冒険主義的な作戦をやったのは初期だけで後は石橋叩いて渡ってるので進みは遅くとも崩れることはないでしょう。
>犯罪的で不道徳で知的にも制限があるロシアは、自由で民主的で知的にも道徳的にも優れたウクライナより変化する戦場への対応力、戦略的決定のスピード、規模の全てで先行している
犯罪的・不道徳は置いとくとして、知的にウクライナより劣るロシアがなぜ対応力で勝ることができるのか?
ブトゥソフ氏の鋭い指摘はいずれもウクライナ軍の知力の限界を示すものではないのか?
ウクライナ民族>ロシア民族 だけど、最高司令官が無能だからダメだと言いたいんでしょうけど。
個人的には、ロシア軍の対応力の高さが興味深い(兵器の生産に関しては実務家のプーチンが何とかするだろうけど)。 ロシア軍将校は、見た目、高齢な人が多いので、改革できそうもなかったんだけど、それなりに改革を続けている。 内部でいろいろと議論しているのだろうか?
旧日本軍は、将校のキャリアが原因で、空母戦術に難があったけど(年功序列で空母戦術をイマイチ理解していない人が上にい多数いた)。古い教育を受けたはずのロシア将校が、ドローンを活用できているのが不思議だ。それとも、単に現場の中間管理職の中年世代が上手にやっているのだろうか?
ウクライナが無能なだけで、西側軍将校>ロシア軍将校なのかもしれないけど。
ここ数日、ロシア軍の勤勉さに驚くコメントをよく見かけててうすうす感じてたことだけど、ノルマの語源なだけあっての強圧的な目標設定をかすものの方法論まで強制しない文化があるのかもと思った
言い換えれば自分で方法を考えないと自分が死ぬって環境だから必死になって考えてる状況
上層部「XXを攻めろ」
現地指揮官「そんな無茶な・・とにかく使えそうなものは何でも使って目標を達成しないと」
末端兵「マジかよ。後ろには督戦隊がいて戻れないし、とにかく塹壕掘って自分の身守らな」
ロシアではウクライナの戦場に合わせた戦術が開発されたり、去年の7月には高級将校向けの軍事誌でドローンを将兵に普及させれば非常有用であるという論文を投稿したりと研究熱心な面が見えていますよ
仰る通りです。
戦時中、報道管制下なので、何らかの枕詞が必要とは思うのですが…。
ガス代すら自腹で払えない貧困国が、総力戦を行うのは難しいと思います。
ベラルーシの方が、ロシアを利用し続けてきたのに参戦要請を回避・核配備(核シェアリング?)まで獲得していますから、なんだかんだ知的だと感じています(個人的な意見です)。
ベラルーシの核配備は「押し付けられた」に近いと思われ
体制保証の意味合いが、強いのかなあと感じます。万が一にも、NATOが空爆できないでしょうし。
ウクライナだけでなく、ポーランド・リトアニア・ラトビアは、陸上で国境を接していますから物凄く嫌でしょうね…
ぞの文章のロシアを中国、ウクライナを日本に書き換えて、「犯罪的で不道徳で知的にも制限がある中国は、自由で民主的で知的にも道徳的にも優れた日本より変化する市場への対応力、経営と投資のスピード、規模の全てで先行している」だったら本当に笑えない。
独裁国家は上層部に権限が集中するので、問題を解決できなければ支配者の立場が危うくなる。独裁体制を維持するために上層部は「能力」と「道徳」を備えなければならず、逆説的に能力の高い者が支配者に君臨できるのかもしれません。
日本のような「権威主義的な民主主義国家」では「失敗は末端の責任」「お前たちの努力が足りない」「支持層の利益優先」で上層部は責任逃れできるし。
なんでもピンとキリですよ
中国は能力以上に熱心な党員であることが求められる国でもあるし、汚職撲滅キャンペーンで民間・行政・政府など広範囲にわたって逮捕者が続出してるわけで、結局は制度じゃなくそれを運用している社会文化そのものが重要なのでは
常に一番危険な最前線に送られてる第47機械化旅団の司令官が、兵を危険な任務に就かせた。とかの理由で3人も解任されてる辺りからも、兵士の犠牲の責任や不満の矛先を現場に押し付けてるのがよくわかります。
他の部隊もきっと似たようなものでしょう。
ウクライナ国内で、ゼレンスキーを公然と批判するのは勇気のいることでしょう。
プレゼントされた手りゅう弾が、事故で爆発しないことを祈るよ。
フレンドリーファイアじゃないかな?
従軍しているから。 ロシア軍への情報漏洩もありかな。
謎のロシア軍攻撃かもしれない。
東欧風に言うなら「国家機密漏洩罪でシベリア送り」なんですかね
ウクライナにおけるシベリア的なものが何かは知らない
負け始めると仕方ないけどみんな誰かの所為にしますよね
シルスキーが有能で責任感あるとは思いませんが、兵士が足らない、武器支援が来ない状況ではどうしようもないかと
兵士は大規模な動員をすると確信支持層の動員につながり政権が持たなくなる恐れがある、都市部や西部の人間は東部の人間を動員してロシアにぶつける戦争を支持しているわけであって、自ら塹壕に入って戦いたいわけじゃないからね。
兵力が足らないのにロシアとの講和を否定するならみな志願して戦場行けって話なんですけどね。
農村などの地方や東部からの避難者を集めて優先的に戦場送りしている疑惑がある。
武器支援にしても西側は専制国家ではないのだから、その国の国民を説得して捻出しないといけないわけで希望したものをデリバリーしてくれるAmazonではないのです。ましてやロシアとの戦争に必要な武器になるとね。
ゼレンスキー批判で暗殺されたり逮捕されたジャーナリストなんていましたっけ?
プーチンなら山程いますけど、ゼレンスキーに関しては自分の知る限り知りませんが……
あとこの人の語る事要約すると政府の中央集権による強権化・統制強化が必要って事なのでは……
ロシアを倒すために国内の政治体制をロシア化(独裁的な中央集権体制)したら、なんのために戦争してるのって話では。。。
戦争中の一時的な戦時体制は普通のこと。WW1でもWW2でもやってます。戦後も永続したら問題ですけどね。
> この2年でロシアは木材からセルロースを生産し始めたのに我々は何をしているのか?”
ほー理屈上できるのは分かってだけど実際にやるとはね
日本はコストはともかく材木には困らん国なのだからさっさとやるべき
針葉樹の方がセルロース含有率が高いので、是非とも全国の杉の木をニトロセルロースに転換して欲しいものですね!
一時期、セルロースを抑えればロシアは火薬を製造できないみたいな話があったけど。
紙に使う白いパルプって、ほとんどセルロースのはず。
だからロシアも日本も大量に生産しているはずなのに、意味が分からなかった。
科学が苦手なので、コットンとの違いが分からないんだけど。
あの綿花薬用のコットンは、脆くて弱過ぎて衣料用には使えない部位なんですよ。いわば,石油精製にともなうナフサ、豆腐生産にともなうおからみたいなもんで。
綿花生産に伴ってただ同然で手に入るので、価格競争力では他の素材で作っても勝てるわけがない=中国や一部の綿花生産国に生産が集中、という構図です。
もし何かの理由で綿が手に入らなくなれば、コストはかかるが別のものから作るのは簡単なんですよ。
推測ですけど手間と効率のちがいかと
綿:98%セルロース、脱脂したらそのまま処理してニトロセルロースにできる(作ったことあるけどホントカンタン)
木:セルロースは50%以下、まずチップにして(その前にタールも抜くのか?)、リグニンを抜く、ヘミセルロースその他を抜く、その後洗浄という工程が入るのでとてもじゃないけどコスト的に割に合わない
の差かなと
あと綿由来と比べるとどうしても繊維が短くなる分品質も変わるでしょうし飽くまで代替品てことなんでしょう
綿が98%セルロースなのに対して木材が50%切るぐらい。リグニンやヘミセルロース他取り除く手間考えると効率面では全く相手にならないです。複数の製紙コンビナート以上のものを建設しないといけないかと。あと繊維の長さが全く違うので品質的にどうなのかな?
ありがとうございました。疑問が解消されました。
綿が98%セルロースとは知りませんでした。
綿は服に使うから繊維の長さ・品質が必要。使えないダメ繊維もあり、それを使えば低価格でニトロセルロースを製造可能。
確かに手間のかかるパルプじゃコスト勝負にならないですね。
ありがとうございました。疑問が解消されました。
綿が98%セルロースとは知りませんでした。
綿は服に使うから繊維の長さ・品質が必要。使えないダメ繊維もあり、それを使えば低価格でニトロセルロースを製造可能。
確かに手間のかかるパルプじゃコスト勝負にならないですね。
綿花の生産地って中国インド中央アジアのキルギスやウズベキやトルコあたりだからロシアへの供給を断つのはほぼ不可能なんですよねえ。
ウクライナ側の戦況が悪いので、指導者の批判が出てきているのだと思います。
シルスキーは、天才ではないが事務的にはまともで、例えばアウデイーイウカ北西が危険でかつ重要だと見たら他から引き抜いて増援を送るなど、普通のことはやってきます。どちらかというと、ウクライナ軍の崩壊をある程度食い止めているように思います。
しかし、根本的に、砲弾の不足と兵士の不足があるので何をやっても難しいのだと思います。
ウクライナ軍で疑問なのは、例えば、南部のウロジャイネやヘルソン西岸のクリンキーなどに今も兵士を送り続けて、ロシア軍の砲撃の餌食にしていることなどです。ここらの判断は、ゼレンスキーによるのかもしれませんが、分かりません。
ゼレンスキー大統領が、メディアに神輿として担がれてから、メディアに評価を落とされる落差を感じてしまいます。
短期間であればプロパガンダによる士気高揚のみでよいですが、長引けば地味で地道な事が重要になってくるでしょうし。
戦争は勝たなければ、長引かせても犠牲ばかりになり、意味が見出しにくくなります。
仮に停戦したとしても、停戦後10年・20年単位で紛争は続いていくわけですが、余力を残さず消耗し尽くして大丈夫なのか心配になりますね…。
ウクライナというよりNATOがロシアの敗北とプーチンの失脚に全掛けしてしまったのでウクライナの勝ち以外に道がない。なのでウクライナの余力やその後なんて考えてもいないでしょう
そしてロシア分割案なんてぶち上げてしまったからロシア側としては引き下がる余地と理由が完全に消滅してしまってる。私だったらあれ2~300年は利用して見せます
アフリカの地図と並べて現代に蘇った植民地主義、次は豊かなロシアをヨーロッパが狙ってるといった感じで
ロシア内の反戦派なんて息してないんじゃないですかね
仰る通りです。
NATOは、本土決戦ではないため時間的な猶予もありますが、ウクライナは今も戦後も大変になりますね。
ロシアの反戦派どうしてるんでしょうかね。
海外行ったりして、色んな重要ポストを失ってるでしょうし。
外国政府にとっても、『自国民保護のために特別軍事作戦…』とか言われかねない厄介者ですから、ロシア人の面倒をわざわざ見ないでしょうから…。
>ロシア当局は昨年6月、戦争開始当初にロシアを出国した半数が既に帰国したと胸を張った。
(2024年5月3日 ロシアに戻る出国者、戦時経済を押し上げ-プーチン氏は宣伝に利用 bloomberg)
ウクライナはロシアの前はポーランドに支配されていました
ブトゥソフ氏の批判は全てポーランド・リトアニア共和国でも起こっていた事です
周囲が絶対王政で権力を集中させた上で軍事革命を成功させていく中、逆に黄金の自由により貴族(セイム)に権力が渡り、議会は拒否権により機能不全に、そして国家自体の行政能力が1世紀近く麻痺して中欧の覇者はすっかり草刈り場になり最後はロシア、プロイセン、オーストリアに分割されました
衰退してからも幾つかの部隊は善戦する事もありましたが改革を成功させた列強に勝つ事は不可能でした
まずこの悪い影響を捨てる必要があるかと思います
すみません、貴族がシュラフタで議会がセイムでした
なんだかプリゴジンやギルキンに糾弾されていた頃のロシア軍を思い出す内容ですねえ…
砲弾と兵士が足りないからだろ
負けてるから指揮官が責められてるだけ
遅レスですけど、知的というか知性自体の差は大してなさそうな…
(煽り部分はプロパガンダなんでしょうけど)