ゼレンスキー大統領は自らドイツに赴いてラムシュタイン会議に参加したため「何らかの重要な決定」や「武器支援に関するサプライズ」が期待されたものの、Kyiv Independentは「長距離攻撃兵器の追加提供も使用制限の変更もなかった」「支援規模も小規模だった」と報じた。
参考:Howitzers, missiles, armor — what Ukraine was promised in Ramstein
参考:Остин о дальних ударах вглубь России: Только одно средство не является решающим в войне
オースティン国防長官はATACMSやストームシャドウさえあれば戦争に勝てるという考えを牽制
ウクライナはラムシュタイン会議にレズニコフ国防相やウメロフ国防相を派遣してきたが、今月6日の会議にはゼレンスキー大統領自らドイツに赴いて参加したため「何らかの重要な決定」や「武器支援に関するサプライズ」が期待されたものの、Kyiv Independentは会議の結果を受けて「切望されたATACMSやストームシャドウといった長距離攻撃兵器の追加提供はなく、公の発表でも使用制限の変更について言及がなかった」「発表された支援は紛れもなくウクライナに恩恵をもたらすが、前回会議(総額650億ドル分の支援を約束)とは比較にならないほど内容が小規模だ」と報じた。
米国はブラッドレー、M113、AIM-7、スティンガー、155mm砲弾、105mm砲弾、TOW、AT-4、HIMARS向け弾薬など2.5億相当の支援、ドイツはPzH2000(12輌)を含む1.65億ドルの支援、さらにオランダ・デンマークと共同で進めているレオパルト1A5(77輌)の供給を出来るだけ急ぐと、カナダは廃棄予定だったCRV7(8万発以上)、退役したM113(29輌)とCoyote LAV(64輌)の提供、英国はマートレット=Lightweight Multirole Missiles (LMM/多目的誘導ミサイル)の650発提供を約束。
スペインはHAWKシステム(6基+迎撃弾)の提供、オランダは引き渡したF-16の運用に必要な資材(9,000万ドル分)を提供すると約束したが、英国とスペインの支援内容はラムシュタイン会議以前に発表済みだったため、実質的な新しい支援の発表は米国、ドイツ、カナダ、オランダだけになる。
因みにウクライナは戦争1年目の2022年に「KMWとPzH2000×100輌の購入に関する協議を行っている」と報じられ、独紙も同年7月「政府はPzH2000のウクライナ売却を承認した」と報じていたが、Kyiv Independentは今回の記事の中で「ウクライナはPzH2000の運用数においてドイツに次ぐ国になる予定だったが契約は成立しなかった」「他の自走砲に比べて取り扱いが難しいメンテナンス上の問題に関連しているのかもしれない」と報じている。
追記:オースティン国防長官はラムシュタイン会議で「この戦争において長距離攻撃兵器だけが唯一の決定的な手段ではない」と述べて「ATACMSやストームシャドウさえあれば戦争に勝てる」という考えを牽制し、既にウクライナはATACMSやストームシャドウの射程を大幅に越える独自の攻撃手段を持っていると付け加えた。
関連記事:ドイツがPzH2000×100輌のウクライナ売却を承認、売却額は17億ユーロ
※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
クルスクの大戦果を引っ提げて大統領自ら行った割にはサプライズは公式発表ではなかったですね。
発表されてない裏取引がどれだけあるのか注目したいですね。
こういった会議ではウクライナ要求して支援国がそれ合意という流れが多いですが、逆に支援国から動員の強化とか賭博的作戦はしないようになどの要求されることがあるのでしょうか。
被害国のウクライナへの要求は二次加害になるからNGとかなんでしょうか。
現時点でクルスク侵攻を大戦果と言えるような状態でしょうか?東部方面が持ち堪えるか少しの後退で済んでいたなら別でしょうが現実はそうではない。
支援国が出来るのは提供した兵器や物資の使用制限ぐらいで学徒動員レベルでは無い強化や国際法等に抵触しないような作戦はウクライナの主権の範囲内でしょう。
出来るのは命令では無くお願い、後は忠告とかでしょうがウクライナがやらかした後のケツ持ちなんてしたくないでしょうし博打で借金こさえるなら後が無いだけでしょう。仮に自爆しておいて助けてくれなんて流石に厚かましいにも程があります。
まあ、国民からしたら何かしらいい知らせが欲しいよな
とは言え大統領自ら行ってこの結果なら、それで納得するしかない理由とかゼレンスキー大統領に直に伝えられたのかな?
囲われてるペンギンのコラ思い出したけど、これから一気に腐敗とか内部の混乱が収まったらいいんだが
会議の場で急に新たな支援が決まるわけないので、次につなげるために参加したんじゃないかな。
PzH2000はロイターだったかの動画でナビゲーションシステムがよく故障して戦場で修理できないとか言ってたから信頼性が低いとか?
navi系の電子システムだけでなく、機械的な部分も良くも悪くも世界に冠たる精巧なドイツ製ですから、そうそう簡単に補修部品を自国生産出来ないのでは。
日本も大戦中に輸入したドイツ兵器をコピー出来ずに持て余していましたね。
レオパルト2の修理も大変そうでしたからね…。
PzH2000の足回りレオパルトですし、重量55tの重量でストップ&ゴー・激しい射撃が続いたりすれば、足回りへの負担も大変だろうなと推察します。
(2024.01.24 ウクライナ軍のレオパルト2戦車が「絶滅」の危機 部品不足で修理進まず Forbes)
(PzH2000自走榴弾砲 Wiki)
支援有りきで継戦しているウクライナには厳しい内容なのでしょうが、自国よりウクライナ支援を優先する国というのはそもそも存在するわけも無く直近ではないにせよ将来的に敗北する可能性の極めて高いウクライナには支援縮小して行くのは当然の成り行きかと。そもそも支援するにしても兵器の在庫の問題もあれば予算もあれば国民の支持の問題もあるので無制限にドンドン追加でどうぞなんていうのあり得ない話で、欧米にロシアとの徹底抗戦唆されたにせよ終戦後は最終的には全てウクライナの責任ということにされ欧米はなんだかんだ言いながら時間はかかるが制裁を自ら骨抜きにして結局はロシアとの資源の取引再開する予感がする。
大きな兵器の支援は基本、在庫からしていて、去年は反転攻勢でロシア敗北、戦争早期終結という風潮だったから、兵器への投資が抑えられていた。
だってロシアの敗北で戦争終わったら、軍備の強化無駄になるから。
今年はウクライナ負けるんじゃね? 次はNATOだ、と各国軍備増強している。いずれは増えた兵器生産のおこぼれがウクライナにやってくると思うよ。
>反転攻勢でロシア敗北、戦争早期終結
反転攻勢が成功してても戦争が終わってるわけない
戦線が移動してるだけ。
日本の立場で考えれば、ウクライナとの貿易取引は輸出入0.1%未満(輸出入1000億円程度)、どうでもいい金額・内容なんですよね。
ウクライナ産の小麦・鉱物資源も、安全保障を考えれば(黒海封鎖リスク・戦争懸念)、わざわざ輸入先として選ぶ必要性も皆無でして。
ロシアとはサハリンの石油・天然ガス取引、各種資源プロジェクトがあり、中東依存脱却の要でした。
ロシアの方が経済取引・資源取引で仰るように重要なため、ウクライナにとって比較対象が厳しすぎるんですよね…
(2023年8月10日 ウクライナ ウクライナ基礎データ 外務省)
最大の支援国アメリカは大統領選の天王山となる討論会を火曜日に控えており、民主党への攻撃材料となるウ政策の転換は難しい情勢。それ以外の大国も内政問題で厳しい状況。
昨夜発表のNYTの大統領選世論調査では全国投票でトランプが1Pリードしており世論調査平均でもトランプ陣営が追い上げている。(民主党は全国投票でリードしても選挙人団で敗北する可能性が大いにある。全国投票で負けているのは極めてまずい)
第二位の支援国ドイツは地方選挙での極右の躍進とエネルギー高騰による経済低迷に苦しみ、経済危機と政治危機がドイツをますます内向きにするだろう。
フランスではマクロンが穏健右派から首相を任命し左翼の猛反発を招いている。極右国民連合と取引するという危険な賭けだろうが政界の混迷が増している。
ストームシャドウやATACMSの効果は薄いと言われて数も大量にある訳でもないのにこだわる理由はなんでしょうね?
このまま解禁せずにロシアとの交渉の一手として残した方が得策な気もします。
やっぱりクリミア大橋を破壊したいんでしょうか。
ATACMSの代わり、例えばJASSM貰えたらいいし、ATACMS絶対ないとなれば、ロシアも航空機を前線近くの飛行場に配備し直すだろう。
クリミア大橋は近くの鉄道フェリーをネプチューンで破壊してるからいらないと思う。
クリミアはATACMS OKだから、クリミア大橋もATACMSで破壊してもOKだよな。
少なくとも領海の範囲のは。
まあ何か言われてるかも知れんが。
誰か書いてたがロシアの攻撃で弾薬庫やられて結構破壊されたとか?
軍事的効果よりもゼレンスキーの政治的実績として勝ち取りたいのだろうね。
正攻法でロシアを押し返すことはできないということを、ウクライナ自身が認識していることの表れだと思いますね
ロシアを押し返すことはできないが、交渉で妥協もしたくない、とくれば、プーチン体制の動揺を狙うほかありません
軍事目標ではなく、原発やロシア主要都市のインフラを狙って、民間被害での「一撃講和」に夢を見るしかないのでしょう
それがあまりにも見え見えだから、米は当然拒否するのだと思います
今から作るウクライナより多く持ってるのは確実だし、半分ぐらいは米の偵察能力によるターゲッティング(目標選定)能力が欲しいのでは
邪推するのであれば、ストームシャドウやATACMSでロシアの重要拠点・都市を攻撃したら、ロシアがブチ切れて全面戦争状態へ移行、それに対抗するためNATO参戦で「やったー!」ってことでは?
それに対して釘を刺す意味でオースティン国防長官は「既にウクライナはATACMSやストームシャドウの射程を大幅に越える独自の攻撃手段を持っていると付け加えた」と発言したのだと思いますよ
要は「ロシアに本格的にケンカを売るのはいいけど、自分の責任でやれ。アメリカや支援国を巻き込むな」という含意があるのではないでしょうかね
長距離兵器の使用制限に関しては許可をする気配が全くないですね
ウクライナは「敵基地を攻撃するため」と繰り返し訴えていますが恐らくアメリカには「どこの基地の」「何を」目標としたいかは伝えていると思います
その上で「そこを攻撃するなら長距離ドローンでいい」と返されているわけですが…
推測ですがアメリカに説明している軍事目標以外を攻撃するのを見透かされているのではないかと思います
具体的にはロシア国内のエネルギー施設やインフラですね
アメリカはロシア国内のエネルギー施設への攻撃は一貫して反対していますのでそれに使われる可能性が高い訴えに許可できないのでしょう
そしてアメリカの同意が得られないと悟ったウクライナ政府がSNSやメディアで訴えてラムシュタイン会議までに支援国の世論の後押しを受けようとしたが間に合わなかったという感じですかね
西側支援国の目標
努力目標:ウクライナの勝利
必達目標:ロシアの弱体化
米英の目的が、大陸欧州の弱体化にしか思えないのだけど?
ロシア以上に弱体化してきてるから。
それはないわ。いや、ドイツもフランスも物価高やら死にかけてるけど、それを引き起こしているのはイスラエルでしょ。あいつが大暴れしているせいで紅海にミサイルが飛び交ってスエズ運河が使えない。直近の大陸欧州の衰退の原因なんて8割こっちだわ。
プーチンは盛んに「西側はロシアに無謀な制裁を仕掛け、自滅した!」と宣伝してるけど、正直ネタニヤフが欧州にもたらした諸々の害悪(海運寸断、西側の信頼失墜、高価な迎撃武器の摩耗etc…)に比べれば、プーチンの悪行なんて子供のイタズラレベル。
西ヨーロッパがスエズ運河に輸送を頼っているモノって何ですかね?
原油。
アジア向け輸出とか。
喜望峰回ると輸送費が上がる。
最近ぼちぼちマシになってきたけどイギリス経済も大概では?
富裕層の流出に加え、イギリスの基礎研究を下支えしてきた留学生も近年は集まっていない
金融業のアメリカ、アイルランド、フランスへの流出傾向も全然収まってないんだ
ロシアはというとカナダ、イタリア越えはほぼ確実の成長を遂げている
西側ってそんなにまとまってないよ。
アメリカの目標は、欧州とロシアの結びつきに楔を打ちたいはずで、経済・金融制裁とノルドストリーム爆破、その上、高額なLNGを売りつけることで、おおよそ達成済み。
イギリスの目標は、北欧2カ国のNATO加盟のはずで、それも達成済み。
フランスやドイツは、欧州大陸で戦火が起きたから、仕方なく支援してるけど、守りたいのはEUであり、ウクライナではない。
日本は、アメリカとロシアのご機嫌を損ねないさじ加減で、うまく立ち回るのみ。
大統領自ら出向いてこの程度の成果なら、クルスク侵攻を快く思ってない国が多いんでしょうね。
ウクライナ国内のどこかで奇襲攻撃に成功してロシア軍から100の集落を奪還してたらなら支援は何倍も約束されてたでしょう。
そもそも「我々ウクライナ軍は、もらった兵器は好きなように使う」とあからさまに兵器供与国との協定を破っており。
ウクライナの感覚では「ロシアをやっつけるんだから何したって良いだろう」なんですが。
兵器供与国の西側には議会制度とか法の支配とか色々ありまして。現状で新たな兵器供与なんて、議会が通すわけがないんですね。供与の前提条件をウクライナ自らがぶち壊しているんですから。
ところが,そういう感覚がウクライナ側には無いんです。
これは本当に「民主主義を守る価値観の戦い」なんでしょうかね。
契約社会っていう欧米の価値観からずれると欧米の世論面でも厳しくなりそうですね
ATACMS使ってないよね。
ブラッドレーやMAXPROやジャベリンや対空ミサイルは協定破って侵攻に使ったし、HIMARSも通常弾はバンバンロシアに撃ち込んでるけど、まだATACMSは使ってないからくれるよね?ってことですよね。
これでバイデン政権はともかく、アメリカの上院下院の審議に耐えられると思えますかね。
アメリカ人は資金使途にはかなり厳しい文化ですよ。気前よくものすごい額を出しますが、その後の事後チェックは共和党民主党問わず、かなり厳格です。そこで無駄を追求して人気を取って政界をのし上がって行く、そういう社会です。
HIMARSはプーチンの緩衝地帯構想の結果、OKが出た。それまでは使ってなかった。
ブラッドレーとかはそもそも協定あったの?
ロシア領への逆侵攻
うまく行ったならまだしも
西側兵器を投入したのに滑りましたからね
そりゃ何をやっているんだとなります
武器使用用途違反は、安全保障の信義則違反ですから、支援武器の返還請求されても仕方ないんですよね。
資金使途違反も準じますから、ウクライナ支援資金を停止・今すぐ全て返還しろ、というようなややこしい話しにもなり兼ねないわけです。
クルスク侵攻ではなく、ウクライナ国内での仰るような集落奪還であれば、支援のお土産は違ったでしょうね。
クルスク前ならその話は意味を持つけど、クルスク後に西側の武器をロシア領内で使ってOKという話が出たあとに、ウクライナ支援資金を停止・今すぐ全て返還しろ、というようなややこしい話しにもなり兼ねないなんて、ならなかったね、で終わりじゃない?
ロシア領に進軍したらプーチンは核を使う論と同じ。もう終わった話。
そうですね。
だからこそ、「お代わりが渋くなってる」訳で。
まさに仰る通りで、約50カ国が参加して、この結果な訳で。
クルスク侵攻により、大幅に武器支援・経済支援が増えたということには、なっていないんですよね。
ウクライナ防衛コンタクトグループには、日本も出席したりしています。
(2024年9月6日 対ロ長距離兵器、ウクライナが制限解除要請 米「戦況一変せず」 ロイター)
(ウクライナ防衛コンタクトグループ Wiki)
単に出すものがないだけなんじゃ?
ドイツは予算切れだし。
精鋭とされるクルスク方面の旅団でさえ民生車を多用するウクライナ軍に必要なのは1両でも多くの戦車と装甲兵員輸送車なのは開戦時から変わっていません
あれほどレオパルト2供与許可の圧をドイツかけならがら実際に供与する段階でロクな数提供しない周辺国こそウクライナに文句を言われる謂れがありそうなものですが最近は当のゼレンスキーも長距離打撃で一発逆転という思考に陥っているようにしか見えなくてなんとも
旧ソ連、ロシア製戦車と同じく西側戦車もドローンで破壊されてしまうのを目の当たりにしたからでしょう。
戦車に限らず、高額兵器が安価なドローンにボコボコとヤラれ目的を達せられないのであれば、顧客の購入意欲の減衰は免れません。趣味の嗜好品と違って実用品ですので。
不要に至らずとも仕様変更を余儀なくされ、なるべく使用しない戦術に変わってゆくでしょう。
とは言っても、既存の製造ラインや在庫を無駄にはしたくないでしょうから、欠点が露呈するような戦場には提供したくないステージになってるのかもしれませんね。一要素として。
ウーム……、無理も無いんですけどね、何れも。
>「長距離攻撃兵器の追加提供も使用制限の変更もなかった」
これについてはもう西側諸国が出してないものは「我が軍の主力兵器」と「我が軍の近い将来の主力兵器」と「我が軍の未来の主力兵器予定のもの」くらいしかないです。
長射程タイプのATACMSとかストームシャドウはその典型であって、ウクライナ軍が必ずロシア軍を打ち倒せるならともかくそうでないなら「なんか適当に使われて性能丸裸にされて終わった……」というエクスカリバーとかと同じ運命を辿るのが間違いないからでしょう。むしろロシアも「使うなら使えよ。 ウクライナの言い分聞いてやれよ」くらいでしょうから、ますます提供する側としては萎えると思います。
なんならF35とか出して欲しいでしょうしね。
俺もどの程度活躍できるか知りたいのでF35をウクライナの空に飛ばして欲しいです。
>「支援規模も小規模だった」
上と絡みますが「ウクライナ軍がそれで勝てるなら」幾らでも出すでしょうが、クルスク攻撃とか面白いというか興味深い事をやり、(俺は西側の強い関与を疑ってますがね)そして結局、原発や州都どころか、恐らくこれも知りたかった?であろう「NATO軍が動いた時のレッドラインがどこか」とか肝心な所だったはずのものは文字通り何も判明しないで終わりました。原発も州都も脅かされないで終わったからですが。もっとも脅かすくらいの戦力規模の結集ならロシアがもっと早く対応しています。なんだか目的が判然としない程度の「大戦力」だから見誤っただけでしょう。
そしてPzH2000はすっかり張り子の虎とバレてしまいましたね。コストを度外視すれば最強クラスの兵器とかは多少戦争を真面目に考えている軍隊のどこだっていらないと思います。それこそドイツですらね。
貰えそうもない長距離兵器要望アピールするのは、”貰えない代わりに欲しい何か“が本命では?と考えるようになりました。わざと過大な要求をするのも一般的な交渉術です。
考えられるのは、ドローン開発用に使える機材とか、製造用のパーツとか。なので、アメリカ側も“ウクライナには既に長距離ドローンがあるじゃないか?”と発言しているのかもしれません。嫌味で意地悪な発言というだけではなく。
ドローンという言葉の意味する範囲が広すぎるかもしれませんけど、現状はもちろん今後を見据えたら、様々な兵種で活躍すること確実です。ウクライナが勝手に開発し実戦投入しているのですから、成果を挙げたものや見込みがありそうなアイデアを見定めて自国に合った運用を考察した方が、最初から自国で開発するより費用対効果が大きいでしょう。
苦しい時ほど画期的アイデアが続出するだろうと期待し、停戦などもっての外などと継戦ばかり考える鬼畜な連中がいるような気がしています。
丸裸も何もATACMSもストームシャドウもクリミアで使ってるのに今更
意表をついて西側を見切り、生産過剰の中国に直接物乞いし、人口過多のインドに傭兵を発注するくらいの政策方向転換を実行出来るような首脳部であれば、相当に戦況が撹乱されそうです。
ウクライナ戦争は、消耗戦・削り合いですから、ゲームチェンジャーみたいな便利なものですぐ終わらないと考えるべきでしょう。
ポクロウシクのコークス工場について、管理人様の過去記事で気になったので、ウクライナの製鉄所を見てみたのですが。
製鉄所が海岸になく、輸入で代替できないのであれば、使い物にならなくなるかもしれませんね。
ロシア占領地に目を向けると、ドネツク冶金工場が2014年から不安定な操業を繰り返してきましたが、安定稼働を始めています。
ヴフレダルが陥落しそうですが、戦争経済・統治面に与える影響も注目しています。
>ポクロウシクには現在稼働している唯一の炭鉱があり、製鉄に使用する全てのコークス炭を生産している。
>2014年以来、ウクライナ側からの攻撃と経済封鎖のため、操業停止を繰り返してきた。
>そして、同工場は8月に約2万2,600tの製品を生産した。同社のモスカリョフ第一副社長によると、4月に新投資家が工場に乗り込んだ時点では、原料の在庫がゼロだったにもかかわらず、2024年4~8月の生産量を3倍以上に拡大した。
(2024.08.29 ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ 航空万能論)
(2024年02月07日 ウクライナの鉄鋼生産:製鉄所ごとの明暗 ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
(2024年09月09日 ロシア占領下でのドネツク冶金工場再生の動き ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
なるほど、支援兵器を調べましたけど今までの内容から比較しても確かにパッとしない
支援も自国民の税金つぎ込むし、表向き支援はずっと続けると言っても、本音では早く停戦して欲しいところかな
あんまゼレ大はそこらへん考慮にいれてなさそうだけど
クルスク侵攻も評価されてないのかな
目的がはっきりしない以上、betできないところ?
いつも狩りに行っては獲物を捕らえてきて献上してきたスキタイ人にボウズだと怒ったキュアクサレス王みたいな。
どうなったかはヒストリエ。