ウクライナメディアのRBC-Ukraineは9日「本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?」と疑問を投げかけ、取材に応じたウクライナ人兵士は「敵の前進が鈍化した、状況が安定してきたという誤解を与えるべきではない」「敵にポクロウシク占領を断念させたわけではない」と述べた。
参考:Криза минула? Що відбувається у боях за Покровськ і чи дійсно Росія сповільнила наступ
敵の前進が鈍化したとか、状況が安定してきたという誤解を与えるべきではない
ロシア軍はドネツク州における夏の攻勢が大きな成功を収め、特に8月のポクロウシク方面では集落がほぼ毎日失われる状況に陥り、この方向にウクライナ軍が構築した塹壕、対戦車障害物、拠点を活用した要塞などはロシア軍の攻勢を阻止できず、RBC-Ukraineの取材に応じた兵士はロシア軍の前進に寄与した決定的な要因に「精神的・肉体的な兵士の疲労」と「部隊間の調整不足や指揮官の作戦・戦術レベルにおける無能さ」を挙げた。
ウクライナ軍はポクロウシク方面に増援を投入することでロシア軍の前進を食い止め、最も悲観的なシナリオ(9月末までにポクロウシクで市街戦が発生する状況)を回避することに成功したものの、軍事アナリストのイホル・ロマネンコ氏(ウクライナ軍元中将)はRBC-Ukraineの取材に「敵はポクロウシクに向う前に側面の安全を確保する必要があると判断した」「ポクロウシクを占領する前にセリダブの問題を解決する必要がある」「今後1週間で敵の攻撃と我々の防御のどちらが優勢かが判明するだろう」と指摘。
さらに取材に応じたウクライナ軍関係者も「ポクロウシク方面における敵の動きは明らかに鈍化した」「これは増援部隊の到着と敵が抱える問題が原因かもしれない」と述べたが、ポクロウシクに対する脅威は終わっておらずネベルズケ・クラスノホリフカ方向が最も危険な状況だ。
敵はセリダブ~ヒルニク~クラホヴェ方面に攻撃の軸を移しており、ここはポクロウシク地区に隣接するクラホヴェ地区へのアクセスルートでネベルズケは既に占領され、包囲の脅威に晒されているネベルズケ・クラスノホリフカ方向からヴォブチャ川方向に我々を押し出そうしている。この計画が成功すればポクロウシク方面の敵左翼が強化されることになるだろう。
ウクライナ軍参謀本部で報道部長を務めたセレズニョフ氏も「敵がポクロウシク方面で動きを止めているのは側面の安全を確保するが重要だからだ」「敵は我々の突破を阻止と前線部隊の包囲を防ぐため側面を広げようとしている」「敵にそのためのリソースがあり、これこそが今後の戦場を左右する決定的な要素だ」と指摘したが、この計画が成功してもロシア軍は戦力の消耗に問題を抱えているため攻勢の一時休止を余儀なくされると付け加えた。
セレズニョフ氏は「敵が側面の安全確保に時間を費やしているため、我々もポクロウシク方面の防衛を強化する貴重な時間を得ている」「もし敵が我々をヴォブチャ川方向に押し出し、セリダブを占領できたとしてもポクロウシクやディミトロフに向うには多くの戦力が必要だ」「情報機関の評価によれば敵は10月初旬までに攻勢のためのリソースを使い果たす見込みだ」「つまりウクライナ軍は最大4週間持ちこたえれば敵は一時休止を余儀なくされる」「このチャンスについてウクライナ軍は防衛ラインの強化に充てるか、独自の反撃を実施するか選択することになる」と述べている。
但し、RBC-Ukraineの取材に応じた別のウクライナ人兵士は「敵の前進が鈍化したとか、状況が安定してきたという誤解を与えるべきではない」「敵の前進ペースは落ちているものの激しい戦闘はポクロウシク方面全域で続いている」「前進ペースが落ちたことはポクロウシクを巡る戦いの開始を遅らせただけで、敵にポクロウシク占領を断念させたわけではない」「現在のポクロウシクはバフムートやアウディーイウカに対する攻撃前と同じように大砲で激しく砲撃されている」「ロシアはどれだけ犠牲を払ってでもポクロウシクを占領するつもりだ」と指摘しており、この冬に大規模な市街戦に発展する可能性も0ではない。
因みにNew York Timesの取材に応じたポクロウシク市のドブリャク軍政長官も「何れロシア軍は大砲を移動させて(バフムートやアウディーイウカと同じように)街を破壊するだろう」と述べ、New York Timesも「もう敵の砲撃からポクロウシクを守るには遅すぎる」と述べており、最低でもロシア軍をポクロウシクやディミトロフから20km以上押し戻して大砲を遠ざけないと街の破壊は止まらないだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
4週間凌げば攻勢限界がくると言ってますがノヴァホロディフカはほぼ無傷で確保してますしE-50も占領地内で通ってますし希望的観測な気がします。
軍政長官のいうように最終的に更地にされてしまうような…。
軍事に限らず起こり得ることですが、状況を楽観視しない人々の必死の働きで破綻を回避出来た事態が、大山鳴動して~と軽く扱う人々のせいで再度悪化するのは見ていて楽しい光景ではありません。
24年のウクライナが動員や徴税を十分に強化しない(出来ない)まま博打の性質が強い作戦を選ばざるをえなくなったことを、有権者が今以上に深刻に捉えてくれるといいのですが。
つまるところ「需要」と「供給」ですな
中国崩壊論は20年前から、ロシア崩壊論は2年前から
これに飛びつきストレス解消される人が多数派なので
需要が多数なのでカウントダウン(カウントダウンとは
秒読みという意味なのですが)を数百回する方もいますな
真偽無視で喜ぶ方が多数派なので何も変わりません
残念ながら
日本人は、スパイト行動が激しい民族性という指摘がありまして(不思議な現象、説明つくかなと)。
日本にとって、中国崩壊・ロシア崩壊までしてしまえば、悪い影響の方が多そうなんですよね。
核保有国が不安定になったり、内戦はじめて、日本に貧乏難民が大量流入で養うなんて悪夢です…
どちらにしても他国の不幸を願っても、日本人が豊かになるわけではないのですが民族性なのでしょうね。
(日本人は『いじわる』がお好き!? 大阪大学社会経済研究所 第3回行動経済学センターシンポジウム 「経済学は実験できるか」 西條辰義大阪大学サステイナビリティサイエンス研究機構)
正面突破なんかせず側面拡張してからのお約束の両翼包囲でしょ。
そして南ドネツク、トレツク、チャシブヤル方面とも作戦を同期させることを考えてるだろうし。
想定以上にウクライナ軍が崩れたからここだけ進み過ぎて突出してしまったので待ちの構え。
砲兵の射程に入ったので既に補給ハブとしての機能は失ったのでその影響を受ける周辺地域を刈り取っていくだろう。
これはまさにその通りで。
そもそもウクライナはこの冬の電力不足というとてつもなく大きな爆弾を抱えており。
ロシアはゆっくりその仕込みが炸裂するのを待てばいい立場です。
そしてポクロウシクの戦略価値が兵站流通の拠点であることから,もう砲爆撃とドローン攻撃が自由気ままに可能な射程距離に置いた時点で、既に戦略目標を達成しています。
ところが、ウクライナとそれを支援する西側メディアは、「人命を無視するロシア軍は、ウクライナの都市を手に入れるためにゾンビ突撃を繰り返して消耗して自滅する!そしてウクライナの勝利!」という神話を繰り返し叫ぶわけです。
来月には、「貴重な戦力をポクロウシクに集結させるウクライナ軍と、それを滑空爆弾で吹き飛ばすロシア軍」といういつもの光景が見られるでしょう。
火力発電所の復旧、ソ連製で部品・エンジニアを自国で手当てできてないですが、電気どうするつもりなのでしょうね…。
ドネツク市から30km程度で近い位置が前線ですし、ポクロウシク手前の都市・街を比較的綺麗な状態で確保してますから、ポクロウシクは廃墟にしてから攻撃するかもしれませんね。
ポクロウシクから避難する映像(2024年8月時点)を見ると、鉄道が綺麗な状況で残されているので今まで使えていた事が分かりますが、砲爆撃が本格化すると補給も厳しいだろうなと。
おっしゃる通りですよね、「敵はどれだけ砲弾を犠牲にするのか(又、街が更地に?)」が
ウクライナ軍の本音だろと自分も思ってます
砲とドローンより滑空爆弾の方が射程が長いのに、来月まで待たないといけない理由はなんなのだろう?
ロシア軍の戦術的重点目標はあくまでも「ウクライナ軍の破壊」なので。
無人のポクロウシク陣地を破壊するのではなく。そこにウクライナ軍が詰め込まれてから、ウクライナ軍兵士を殺傷するために滑空爆弾を叩き込む、という戦術を使います。
でも、西側では「ロシア軍は領土欲に取り憑かれた狂気の独裁者プーチンの命令で、寸土を獲るために兵士を犠牲にして突撃させる」という神話を疑ってはならないという厳しい宗教的戒律がありますので。
ウクライナ軍は突撃してくるはずのロシア兵を倒すために機関銃を構えて陣地を作り。そこを滑空爆弾で吹き飛ばされる、という構造が戦線全域で何度も何度も繰り返されています。
最近ではロシア側メディアにすら「ウクライナ軍は戦術の基礎が分かっていないのではないか」「ロシア軍は兵士を減らしたくないから砲撃と空爆を攻撃の主体にしているが、何故かウクライナ軍はそれを見て”ロシア軍の突撃を止めさせることが出来た!我々の戦術的勝利だ!”と叫んで毎日滑空爆弾で兵士を吹き飛ばされて喜んでいる。もはや理解し難い。」とか書かれてしまってますね。
彼らの信仰が報われる日は来るのでしょうか。
しかりしかり。今のウクライナ軍に必要なものは、ATACMSの敵地攻撃許可などという派手なパフォーマンスではなく、敵の砲爆撃を防ぐための堅実な支援だ。
滑空爆弾を防ぐためには、搭載機を寄せ付けない追加のHIMAD(IRIS-T SLM~パトリオット)、それらを中型観測ドローンから守る短SAM、MANPADSを頭上から押さえつけるクアッドドローンを排除する電子的妨害装置が必須。
砲撃に対しては対砲兵レーダーに対抗射撃用のクラスター弾薬、長射程砲、徘徊型弾薬が効果的だ
支援資金は限られているのだから、正直F-16みたいな莫大な後方インフラや人員育成を必要とする装備より、この手の使用実績のある装備に優先的に資金を供給してほしい…!
バフムト、アウディーイカでも同じ事を言ってた気がします…「進軍は止まった」「あと〇〇で攻勢限界」「ロシア軍は消耗している」などなど
結局はいずれも希望的観測でしかなく、周到に周辺地域・高台を攻略されジリジリと攻略されてきたのです
悲観的になりすぎるのはマイナスでしか無いですが、楽観的になりすぎるのもダメでしょう
士気の維持・向上に必要なのでしょうけど、すぐに楽観的過ぎる観測・報道を広めようとするのはウクライナの悪い癖だと思います
ロシア軍は大きな拠点を取ったあとはお休みがもらえると言ってたんだから、ある意味、攻勢限界はあったというべきじゃないのかな。
それとも別の部隊が攻勢継続?
赤軍よろしく先発部隊が目標線に達したら停止再編、後続部隊が超越交代して戦闘を継続とやってるんじゃないですかね?何しろこちらはウクライナ軍のローテーションを狙って攻撃してるので、そのあたりの抜かりはないかと。現位置で交代すると、経路の調整に努めるにしても、前線に向かう部隊と下がる部隊の干渉は起こりがちですからね。
ポクロウシクが、大砲の通常射程に入っている時点で、補給の結節点として手痛いんですよね。
クルスク侵攻にリソースを優先、部隊を引き抜き・ローテーションを誘発したことにより、ポクロウシク前面の防衛失敗した可能性が高いです。
ポクロウシク防衛のために、今度は他方面の部隊を引き抜いており、別方面が厳しくなっているのが現状なのかなと。
ウクライナは本質的に、兵士・武器・弾薬が不足しており、防衛陣地も汚職などによる手抜きが相次いで報告(ハリコフ・ポクロウシク・アウディーイウカ後方など)されています。
継戦していて大丈夫なのか?改善の見込みがあるのか?というのが本質でしょうね。
継戦の話はその通りです、クルスクの占領地には当然電気が無く
ロシア軍は滑空爆弾を使い構造物を破壊して、寒さに耐えられなく
するのではと言う意見も出てました。冬になれば草木も枯れて
隠れるところも減ると言ってるみたいです。
仰る通りですね。
ウクライナ人が寒さに慣れてるとしても、電気ガスなしは過酷だろうなと。
氷点下の野営、考えただけでも、やりたくないですね…。
>カーネギー国際平和財団のコフマン研究員らはフォーリンアフェアに「ウクライナ軍はロシアのクルスク州の茂みを生かして兵力を隠蔽中だが、冬に入って葉が落ちればロシア軍がクルスク州で反撃する可能性がある」と述べた。
(2024.09.10 士気低下で脱営続出のウクライナ…ロシアは目の前まで進撃 中央日報)
まあ日本のマスコミはロシアのポクロウシク侵攻が遅れればウクライナの戦略は大当たりだと喜びそうですね。
記事を読んでいて何時も気になる事なのです。
RBCウクライナでもウクライナプラウダでもキーヴインディペンデントでも、それこそ日本の報道でも。なんならつべのウクライナ応援動画でも。
>「ロシアはどれだけ犠牲を払ってでもポクロウシクを占領するつもりだ」
ほぼ必ずこういう言い回しが使われます。しかし、変なんですよね。というのは、
>「現在のポクロウシクはバフムートやアウディーイウカに対する攻撃前と同じように大砲で激しく砲撃されている」
これがあるから。
攻撃前に激しく大砲で砲撃するのは攻略をしやすくする為でもありますが、歩兵や機甲部隊に無駄な負担を与えない為でもあります。急速にポクロウシクに接近したにも関わらず、まずは砲撃からと言うのは犠牲が出る事を気にしてない軍隊がやる事ではありません。
そういう軍隊ならまずはポクロウシクに突入して橋頭堡を作らせるはずなので。
しかしそうせずにまずは砲撃や爆撃で叩いてからというセオリーを破る気がない。(個人的には破らない方がいいと思います。これはロシア軍とかウクライナ軍とかそういうの関係なく一般論として。)
とにかくロシアが損害を気にしない戦いをしているという事にしたがってる人達はあまりにも多く、それはウクライナの前線の兵士達にも広くそういう意識になっていると思われます。
ロシアが友軍や味方にも厳しいえげつない軍隊だというイメージを植え付けたいのかも知れませんが、ウクライナの兵士達もそれを信じてしまっていませんかね、と思う。それなら文字通り身を捨てての戦いをしない限りは「臆病風に吹かれて逃げた」と解釈しがちだと思います。普通に撤退しても。
なんかこういう所で既に侮りが発生していてそれが全体の調子を狂わせている気がします。
一方ウクライナは長居するつもりならほぼ決死作戦ですねってクルスク攻撃をしている。おかしいなあと思います。命が大事なら冬になる前に退却すべきだと思いますが、多分11月を過ぎてもクルスクにウクライナ軍はいると思います。
>「ロシアはどれだけ犠牲を払ってでもポクロウシクを占領するつもりだ」
それは早期の獲得を企図してリスキーな攻撃をも厭わないということを意味するものではないものと思われます
普通に正攻法での攻略を目指す上で生じる損害が通常許容されるレベルを超えても計画を断念しない意図をロシア側は有している
そういったウクライナ当局の認識を表すものかと
それならもっと穏当で適切な言い回しがあります。例えば、
「ロシア軍はポクロウシクを攻略する為にリソースを惜しみなく注ぎ込むだろう」
とかなんとか。
そうではなくて「人的被害を気にしないプーチンとロシア軍」というニュアンスを入れるのをやめられないという事です。
ですがそういう言い方はしないのです。
それについては面白い記事があります。ヤフーにも掲載されている中央日報が出したフィナンシャルタイムズの記事ですが、
>CIA長官「プーチンはチンピラ…ロシアはウクライナに戦術核使用するところだった」
わざわざチンピラと言い回しを使った訳ですね。
また戦術核の使用を本当に検討したかどうか俺達には実の所わかりません。CIAや英国情報部が適当な事を言っていてもわからない訳ですよ。信憑性については特にウクライナ関係においての英国情報部のお話とかCIAではないですが、ISWの今まで出したレポートと現実の推移を照らし合わせる程度の事しか出来ない。
ですが、あえて公開の場でこういう言い回しをするのはそう言うレッテルを貼りたいからだと思われます。
プーチンはチンピラで無ければいけないのです。
付け加えると「人は自分が言われたくない事を憎む相手に言い放つ」という傾向がありますが、そう考えるとCIAは一体どんなものなのでしょうと思います。
MI6同様にジェントルマンの集まりなのかも知れません。
おっしゃるようにロシア軍は、ポクロウシクでも、無駄な犠牲を出すような攻撃はあまりしないのではないかと思います。その反面、ドネツク州の占領のために交通の要所のポクロウシク攻略は必ずやると思います。
さすれば、なぜポクホウシク攻略が止まりったのか、2つの見方があると思います。
1つ目は、ウクライナ軍の増援のため、ロシア軍はもっと効率の良い、南ドネツクの攻略の方を優先しているのではないか、というものです。
それは、セリトボからクラホボとウグレダールをつなぐ線の内側、つまりクラスノホリフカの東側です。なぜなら、大釜になりますね。
突出部を作ってから包囲作戦への移行は、航空万能論の以前の記事にもあったと思うのですが、ロシア軍のよくやることです。
2つ目は、ポスロウシクへウクライナ軍の増援があったので、当面はまずゆっくりと滑空爆弾や砲撃によってウクライナ軍の兵力を減少させる意図かもしれません。ポクホウシクでは増援の兵力を時間をかけて長距離兵器で削っていくことを優先するというものです。
これもロシア軍のパターンですが、個人的にはもしそうなら増援を過大評価しているのではないかとも思います。
なぜなら、増援の第93旅団は団結力があり、私も過去の戦況から非常に思い入れのある強い旅団ですが、すでに戦力はあまり残ってないのではないかと思うのです。
同じく増援の国家親衛隊の第15旅団と第13旅団は人数はいても、もともと国内治安維持部隊なのでそれほど強力だとは思えないのです。例えば同じく第3突撃旅団アゾフなども宣伝は上手いが実績はあまりないように思うからです。
ロシア軍は負けない戦い方を優先して、敵を過大評価することと自軍の損失を恐れ過ぎる傾向があるように思います。この点は旧日本軍と真逆です。この傾向は一長一短はありますし、兵士の供給を契約兵に頼っていることも原因していると思いますが。
> 情報機関の評価によれば敵は10月初旬までに攻勢のためのリソースを使い果たす見込み
これ泥濘期に入ってロシアが一旦進撃止めるだけじゃないの?
まーたそれを「ロシア苦戦!とか限界に達した!」とか言う前振りか
いいかげん気休めはウンザリや
ロシア軍の攻勢限界を把握できるなら、それより不利な条件で戦ってるクルクス方面の自軍の攻勢限界がロシア軍より早く来ることを把握した方が良いのでは、とまぜっ返したくなりますね。
ロシアの攻勢は1年続いているらしいから、泥濘期にも止まってなかったんでしょ
>情報機関の評価によれば敵は10月初旬までに攻勢のためのリソースを使い果たす見込みだ」「つまりウクライナ軍は最大4週間持ちこたえれば敵は一時休止を余儀なくされる」
一月頑張ればと励ますわけですね。
ロシアの弾薬やミサイルは来月には枯渇するって奴ですね。
ロシア側はポクロウシク前面ではウクライナ軍が集まってきたから停滞してるが、これはクルスクの成果とかではなく単にウクライナが別の戦線を見捨てて戦力集めた結果であり、だからこそヴフレダールが両翼方位されて陥落しつつある
ポクロウシク単体で見れば止まったように見えても攻撃の方向が南下してのクラスノホリフカ戦線部隊との合流によるウクライナ軍突出部の解消に向かっただけなのだ
今やポクロウシク戦線南部、クラスノホリフカ戦線北部においてはウクライナ側こそが前進するロシア軍の中で突出してしまっている
バフムトでも一度止まったときに損失過大、前進阻止といったがロシアは補給再編成で都市攻略の準備をしてただけなので今勝利宣言しても後でまた敗北をするだけなのだ
どうももうポクロウシクに戦略的価値なしの声が出始めたらいつもの流れと思われるけどね
ヘルソンの部隊も移動させたのでしょうか?
ドニエプル川にある島?をロシア軍が占拠し始めて、ウクライナ軍の
ドローン攻撃をうけてる映像があるとか言ってました
ヘルソン方面は元々クリンキ水泳大会と揶揄される程度には有力部隊である4個海兵旅団を無為に展開、侵攻させており、ここの海兵旅団を早期に東部戦線に投じておけばプロフレス以前の最初の崩壊であるオチェレティネ崩壊を防げた見立てがあるんで移動するのは特に咎められる話ではないですね
むしろ遅いまである
ロシア側がこの方面で侵攻を目的とした本格攻撃をするならば対岸に上陸して橋頭堡を確保し、橋を再建もしくは仮設橋の建造で補給を確立し、かつて放棄したヘルソンを再奪還しないといけないんでヘルソン方面での攻撃はロシア側がにとっても一大事業になる
かなり住人が減ってるという話もあるが、ヘルソンを取ると残ってる住民を食わせないといけなくなるので現状の軍に供給してる以上の兵站負担も発生する
現行ならば中州への進出はあれども本格的な攻勢は当面ないとは日々ツイッターで戦線図を投稿してるsuriyak氏なども見立てとして出している
ここで破壊工作を除く対岸への上陸作戦が起きたらいよいよウクライナが終わりなのでまだ先の筈で、こういう場所こそ領土防衛旅団にでも任せとけばいい所だったりするのだ
ありがとうございます
やはり偵察部隊が上陸してるだけなんですね
結局ウクライナのほうが部隊をたらいまわしにするようになってしまったな。
移動中に撃破された人達もいるだろうに
ロシア側が相手の様子観察してヘルプに行った穴を突けば効率的ですからね
ポクロフスクそのものの攻略に目が向きがちですが、ロシアというよりプーチンにとってドネツク南方・南西方への注力を止めない理由は、今最重要なのはあくまでも万が一の壱発大逆転負けのリスクを潰しにかかることだからなんだろうなと思います。
隣国の居直り大統領とその背後勢力の暴走によってクリミアやザポロジエでまさかが起こらないために、南方全体をどれだけでもより強固にしたい。
同じ「ク」から始まる地でもクルスクよりもクリミアの方が手当の優先順位は高いはず。
自レスですみませんが、この「クルスク」が州都や州そのもの、あるいは原発を指すならば当然話は変わるでしょう。念のために
ポクロウシクの価値は、それが支える南部要塞群の存在によっていることを忘れてはならない。ポクロウシクを守ったところで、ポクロウシクから先の南部要塞群を失えばポクロウシクの価値はなくなる。ロシアとしてはポクロウシク経由の貨物を砲撃するのみで南部要塞群の陥落が早まったなら、それはそれで何の問題もない。