New York Timesは1日「もはや戦争は膠着状態ではなく、ウクライナにとってのウィークポイントは武器供給ではなく兵士不足だ」と報じたが、ウクライナメディアも5日「膠着状態だった前線の動きが激しくなっている」「ウクライナ軍の相次ぐ撤退と防衛ラインの崩壊は人員不足が原因」と指摘した。
参考:Overstretched Ukrainian forces struggle to contain Russian advance as US elections loom
このまま「戦争継続への支持」と「動員に対する否定的な態度」が続けばジリ貧だ
ウクライナも西側諸国も「いずれロシア軍は損害に耐えかねて前進できなくなる」と予想したが、昨年10月に始まった東部戦線での攻勢は11月に入っても一向に止まる気配がなく、現在も夏季攻勢に匹敵する速度で前進を続けており、Economistは先月末「ロシア軍が多大な損失を被っているようにウクライナ軍も規模と質が低下し、前線部隊は人員不足と死傷者の発生によって疲弊している。ロシアも人的資源の供給に問題があり補充能力も無限ではないが、欧米当局とウクライナ当局の間では『ウクライナの方が先に限界を迎える可能性』を懸念している」と言及。
New York Timesも1日「もはや戦争は膠着状態ではなく、ウクライナにとってのウィークポイントは武器供給ではなく兵士不足だ。ウクライナは将来の人口動態に対する影響を懸念して強制動員の年齢引き下げを躊躇している。ウクライナが『民主的で慎重な対応』と呼ぶ強制動員によって兵士不足に陥っている」と、ウクライナ最高議会のコステンコ議員(安全保障委員会所属)も2日「現在の戦況を考えると50万人の追加動員が必要」と述べ、kyivIndependentも5日「膠着状態だった前線の動きが激しくなっている」「ウクライナ軍の相次ぐ撤退と防衛ラインの崩壊は人員不足が原因」と報じた。
“ロシア軍の前進ペースが加速している。これは西側政府関係者やアナリストが「膠着状態」と呼ぶ消耗戦で「ロシア有利」になっている証拠だ。ウクライナ軍は第15特務旅団(カラダグ旅団)をセリダブ防衛に投入したためロシア軍の前進は鈍化したが、敵はセリダブ市を直接攻撃するのではなく、人員不足に悩まされ疲労した旅団が守るセリダブ郊外の陣地を攻撃し始めた。取材に応じた第15特務旅団の将校も「(セリダブ郊外の陣地を破壊することで)敵は我々の側面を露出させて街を完全に包囲した」と述べた”
“さらに要塞都市と呼ばれていたヴフレダルも奪われてしまい、ロシア軍は南ドネツクを巡る戦いで優位性を獲得した。ロシア軍はヴフレダル(と周辺のテリコン)にアンテナを設置してウクライナ軍支配地域の奥深くまでドローンを飛ばせるようになった。そのためヴフレダル北西の防衛ラインは相次いで崩壊し、開けた草原を10km以上も前進してクラホヴォに通じる幹線道路に接近した。2024年の初めまで火力発電が稼働していたクラホヴォは急速に3方から包囲されつつある。この前進はドネツク州西部のヴェリカノボシルカ、その先にあるザポリージャ州とドニプロペトロウシク州の境界線まで脅かしている”
“ウクライナ軍の防衛にとって南ドネツクだけが懸念材料ではない。激しい市街戦が展開されているトレツクでもロシア軍がじわじわ前進している。チャシブ・ヤールではシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河と経験豊富な第24機械化旅団の組み合わせでロシア軍の前進阻止に成功していたが、10月中旬に幹線道路沿いと運河の防衛ラインを突破されてしまった。クピャンスク方面でもロシア軍がピシュチャネ方向から約15kmも防衛ラインを突破してオスキル川に到達してしまった”
“もはやロシア領クルスク州でもウクライナ軍は完全に劣勢だ。ロシア軍の相次ぐ反撃で多数の集落を失い確保した占領地も当初の約半分まで縮小した。ウクライナ軍は残りの占領地を守るため最強部隊(恐らく第47機械化部隊のこと)の一部をクルスクに投入せざるを得なくなったが、ここでの戦闘に北朝鮮軍が加わるため「占領地防衛の任務はますます困難になる」と予想される。比較的平穏な前線はザポリージャ州のみだが、この状況も長くは続かないかもしれない。昨年夏に大きな犠牲を支払って獲得した小さな突出部はゆっくりと削りとられており、ロシア軍が新たな前線の押し上げを始めるかもしれない”
“2024年に露呈したウクライナ軍の問題の1つは人員不足で、kyivIndependentの取材に応じた将校3人(ドネツク州の異なる戦場で勤務中)も「弾薬不足、要塞の不備、指揮系統の問題によって状況が悪化したとはいえ、これだけの早いペースで前進を可能にしている主な要因はウクライナ軍の悲惨な人員状況だ」と証言し、ロシア軍の攻撃、砲撃、ドローン攻撃に直面しながら陣地を維持する歩兵が足りないのだ。この問題の全ては2024年の動員アプローチに原因がある”
“2024年4月に成立した新動員法(発効は5月)は強制動員の年齢を27歳から25歳に引き下げ、適切に管理も更新もされていなかった動員対象者リストの運用方法を刷新したが、法案成立の土壇場で服務期間を36ヶ月間とする条項(復員規定)が削除され、動員期間の終わりを明確に示せなかった。クラホヴォ方向で戦う匿名のウクライナ軍将校はkyivIndependentの取材に「フレッシュな新兵が、少なくとも信頼できる後衛が必要だ。しかし現実は(部隊が募る)寄付金が集まらなくなり、これまでと同じように人々は戦い参加したがらない。そのため前線で戦う兵士は精神的にも肉体的にも疲れ果てている」と語った”
“もう1つの問題は動員した人々の活用方法だ。ウクライナ軍は旧ソ連時代の習慣に基づいた不十分な基礎訓練に慢性的な問題を抱え、さらに新兵の多くは経験豊富な旅団ではなく新編成の旅団に配属されるため、組織として戦闘経験のない旅団は戦場で大きな損失を出すことが多く、必然的に多くの脱走兵を生み出すことになる。結局のところ人気のない動員は十分な数の補充兵や新旅団編成に必要な数の兵士を確保できず、不適切な訓練内容、体力に問題を抱えた高齢者(40代~50代)の動員、戦闘経験のない新編成旅団の戦場派遣は人的損失の増大に繋がり、これが新たな動員の必要性に行き着くのだ”
“戦闘経験が豊富な旅団でも短期間で回復不可能な損失を被れば旅団としての戦闘能力が急速に失われる。外交政策研究所のロブ・リー氏も「この1年でウクライナ軍の人員状況は悪化した」「前線で戦う旅団の大半はローテーションが行われておらず、時間の経過と共に疲労が蓄積し、旅団としての戦闘能力も劣化するしかない」「ロシア軍に占領されるまでアウディーイウカを守った第110機械化旅団、ヴフレダルを守った第72機械化旅団は2022年から1度もローテーションが行われないまま戦った」と指摘した”
“塹壕に送り込む兵士不足については「砲兵部隊や防空部隊など他の専門部隊のスペシャリストを歩兵部隊に送り込み損失を補充している」という報道もあり、この問題の深刻さを物語っている。マリアナ・ベズーラ議員(元安全保障委員会のメンバー)は2日「防空部隊の人員を歩兵部隊に送り込んでいる」と主張し、チャシブ・ヤールの北で戦う部隊の指揮官も「夏の終わりまでに大隊が歩兵不足に陥ったため砲兵部隊とドローン部隊から抽出した人員を塹壕に送り込んだ」と述べたことがある”
“ロシア軍の成功は人員、弾薬、装備の全てで優位があることに加え、訓練不足、装備不足、疲弊した部隊が配備されているウクライナ軍の弱点を的確に狙い撃ちしてくるためで、この問題は南ドネツクで特に深刻だ。ロシア軍が最大の成果を上げているのも領土防衛隊が守っている地区で、クラホヴォ方向で戦う将校も「これらの部隊は撤退すると罰せられるため報告なしで陣地を捨てる」「彼らが所定の陣地を保持していると報告しても、実際にはロシア軍に乗っ取られているため我々の部隊は孤立することが多い」と証言”
“リー氏も「この様な問題が悪化したのは全てクルスクのせいだ。(ロシア軍に対して数的不利のウクライナ軍は)クルスクに侵攻することで薄く引き伸ばされ、守るべき前線の範囲を長くしただけだった。指揮官たちはロシア軍の攻勢に対応するための援軍や予備戦力が少なくなっている」と指摘する。ウクライナの上層部は絶え間ない前線のプレッシャーの中で「良く言えば物議を醸す決断」「悪く言えば自滅的な反応」を示す。つまり旅団戦力を大隊や中隊規模で切り離し、別旅団の指揮下で別の戦場に送り込むのだ”
“このやり方は戦場に統一性のない混乱した指揮系統を発生させ、全体的な戦闘効果を損ないながらバラバラの対応を強いることになる。リー氏も「ウクライナ軍は旅団単位で戦場に配備するのではなく、旅団を構成する大隊を異なる戦場に配備することが多い。このようなやり方は急場しのぎに過ぎず、バラバラの配備が長期化すればするほど戦場に大きな問題を引き起こす」と述べている”
“今後の展開を予想する上で最大の変数は「ロシア軍の攻勢努力がどこまで続くのか」という点だ。ウクライナ軍参謀本部は4日「ロシア軍の人的損害(死傷者数)は70万人を超えた」と発表し、契約兵士の入隊ボーナス引き上げや、北朝鮮が数千人の兵士をロシアに派兵したという報道は「ロシアの人的資源供給が決して無限ではない」と証明しているものの、こうした兆候がロシア軍の攻勢鈍化に繋がっていないことも事実だ”
“リー氏は冬の見通しについて「全てはロシアが月2万人~3万人の契約兵士を確保し続けられるどうかにかかっている」と指摘し、結局のところ誰が米大統領に選ばれても、パートナーがウクライナのためどんな行動を起こしても「歩兵同士の戦い」に大きな変化をもたらすと考えにくい。ウクライナの運命は米国の新大統領が来年決めることになると思うが、それでも前線で戦うウクライナ人将校は「ロシア軍の前進を止めるため自身の問題に取り組まければならない」と言う”
“クラホヴォ方向で戦う将校は「全ての人々が前線のために働けば状況を安定させることは可能だ。健康な人々は動員に応じて前線で戦い、故郷にいる人々も戦争初期のように寄付をすることができる。そうすれば信頼できる歩兵と戦う手段を手に入れることができる」と訴えたものの「このようなことは今となっては夢物語だ」「残念ながら現実と離れ過ぎている」と付け加えている”
kyivIndependentの記事は「今年の前線状況の推移」と「過去に取り上げたウクライナ軍の問題」を凝縮させた内容で、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏が指摘する問題と共通する部分も多く、現在の状況を引き起こした主原因は「長距離兵器の使用制限」や「F-16戦力化の遅れ」ではなく「動員プロセスのまずさ」「動員義務に否定的な態度をとる国民の姿勢」に起因した兵士不足だ。
ブトゥソフ氏が勝利計画について「西側諸国への要求は具体的なのに自らの行動については具体的に語らなかった」「これは本当に無責任な計画で何も変わらない」と、米政府高官が「非現実的で計画の殆どが西側の援助に依存している」と批判したのは、恐らく「戦争に勝つためウクライナ人が取り組むべき課題」を具体的に言及せず「長距離兵器の使用制限を解除してNATOに入れてくれれば戦争が終わる」と全ての責任を欧米に押し付けているためだろう。
仮にウクライナが望む武器を全て与えられても「塹壕を埋める兵士」がいなければ意味がなく、この問題は1年以上も前から指摘されていた部分だ。ウクライナ人が「戦場で死にたくない」と考える気持ちも十分理解できるし、それが間違っているとも思わないが、誰かが塹壕を守らない限り「ロシア軍の前進」を阻止することも出来ない。
そろそろウクライナは「(命をかけて)ロシアとの戦争を継続するのかどうか」を国民に問う必要があり、このまま「戦争継続への支持」と「動員に対する否定的な態度」が続けばジリ貧だ。
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※アイキャッチ画像の出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка
(西部のみ・信任投票でもよいので)大統領選挙の争点に、動員拡大・継戦を争点にすべきなんですよね。
ウクライナ軍が、ロシア軍をきちんと受け止められる防衛ラインは、一体どこなのか?南ドネツク周辺ではそれが問われていると思います。
ロシア軍の動員不足=戦線の膠着ですから、その頃まで削られ続けるのは相当厳しく、戦力比がさらに悪化していく可能性する感じています。
ウクライナの歴史を見ていると、フメリニツキー以来、統一的に国民の支配もできていないのに独立自営にこだわって結局蹂躙されるの繰り返しだからなぁ。
最初期のウクライナ社会党以外に民族融和か反民族主義を掲げた政党ってあったかなあ
>「(命をかけて)ロシアとの戦争を継続するのかどうか」を国民に問う必要<
難しい話ではありますが、自分とは無関係な場所でいつの間にか戦争が終わっているだろうと考えて、徹底抗戦を唱えてきた人達に向かって、『これからは貴方達も戦場に向かって下さい』と伝えても素直に聞くかは怪しいでしょうね。むしろ、ゼレンスキー大統領筆頭に、政府高官や議員、徴兵員などに対して武力を用いた反抗を行う事も十分に有りえますし、ロシア軍とは無関係に内部崩壊するかもしれません。
個人的にウクライナが統制が取れない形で崩壊すれば、混乱に便乗した略奪や殺人が発生する可能性もあり、それこそ一般市民にとっては地獄絵図になるでしょう。出来るならば、まだ統制がとれる内に、徹底抗戦したとしても勝てるのかどうか、という点を踏まえた上で、ウクライナの将来を決定すべきでしょう。
徹底抗戦すれば、玉砕して負けます。
徹底抗戦しなければ、降伏して負けます。
孫子の兵法では、「小敵の堅は大敵の擒なり」です。
いずれにしても、ウクライナは負け確定です。
ロシアは、戦いの最終目標として掲げたことを達成して終わらせます。
ウクライナは、最終目標を達成できずに終わります。
トップ画像のお前らの募金待ってるぜ!感
ウクライナの場合募金に加えて武器と兵士になるわけですが
3人中2人がドローンのコントローラ握ってるのが印象的ですな。
クルスク侵攻が行われる前までの世論調査ではロシアの最低条件の四州割譲は受け入れなくても現前線ラインでの停戦なら受け入れるという意見が増加傾向でした
現状クルスク侵攻で唯一ウクライナ大統領府にとってプラスになったのはこの国民の停戦機運の高まりを完全に粉砕した事ですが記事中の通り停戦は受け入れないが自分が戦場には出たくないという意見が主流になってしまい停戦模索は出来ないが前線の状況を改善する見込みはないという悪循環に陥ってますね
兵員不足はザルジニーが解任される前から散々警告していた予想出来る問題の為、遅かれ早かれだったでしょうがクルスク侵攻が切っ掛けで問題が一気に悪化した印象です
今後はこれから電力不足のまま冬を迎えることで国民の世論がどう変化するかが要注目でしょう
「戦争継続への支持」が実際にはどれだけ存在しているのか、疑問ではある。
動員対象外や最前線への動員から逃れた人は勇ましいことを言えるのかもしれないが、戦時体制下にあり選挙も行えない状況では、物言えば唇寒しであろうことは想像に難くない。
そもそもゼレンスキーが大統領に選ばれたときにはドンバス問題を対露交渉で解決することが期待されていたのであって、ロシアと敵対して戦争するなんて望んでいたウクライナ人はほとんどいなかったのでは。
彼が一躍時の人となった国民の僕のストーリーを見る限りでは、それも微妙に違うと思います
戦争するにしても平和的解決をするにしても、対露外交など優先度で言えば二の次だった筈です
彼が政治家として一番期待されていたのは、ウクライナ中枢に蔓延る汚職の撲滅だった気がします
既得利権との繋がりが薄いゼレンスキーなら、国民の僕のヴァシリ・ゴロボロジコのように腐った権力者達をぶっ飛ばしてくれると期待されていたのでしょう
結果は周知の通りですが
皮肉な話ですが、ウクライナ国民が一番欲しかった大統領はプーチンのような男でした
彼が一躍時の人となった国民の僕のストーリーを見る限りでは、それも微妙に違うと思います
戦争するにしても平和的解決をするにしても、対露外交政策など優先度で言えば二の次だった筈です
彼が政治家として一番期待されていたのは、ウクライナ中枢に蔓延る汚職の撲滅だったと思います
既得利権との繋がりが薄いゼレンスキーなら、国民の僕のヴァシリ・ゴロボロジコのように腐った権力者達をぶっ飛ばしてくれると期待されていたのでしょう、結果は周知の通りですが
皮肉な話ですが、ウクライナ国民が一番必要だった大統領はプーチンのような男でした
知ってた&知ってた速報
総兵力で勝る露軍が動員掛けてんだから
そりゃそうなるわな
>「これらの部隊は撤退すると罰せられるため報告なしで陣地を捨てる」
客観的に見て死守命令というべきものがウクライナ軍に課せられているのは明白なのに、日本の言論空間では「ウクライナ軍は民主的軍隊なので死守命令など存在しない」ことになってるんですね。
都合が悪いことは見て見ぬふり,報道しない自由を存分に発揮。そしてSNSですらそれに輪をかけて「ウクライナに不利な報道は、たとえそれがウクライナ人がウクライナ国内で書いたものでも全否定」。
さすが、大本営発表の祖国ですね。
普段使っていないXで検索してみましたが「死守命令」ではウクライナが乱発して酷いことになってるとか妥当なツィートばっかりだったのですがどこの空間をどのように定量的に評価されているのですか?
本当にその通り。
他の人のコメントでも日本のメディアや世論を十把一絡げに決め付ける論調が目につきますが、それこそ空想のイメージ作りで危険な行為に思えます。
では、ウクライナが街角で強制動員をかけて拉致同然に市民を戦場に送り込んでることや、最前線の部隊に撤退を禁じて事実上の死守命令を下し、戦術的柔軟性を欠いて無駄に兵士を死なせていることを。日本のマスメディアのどこか一社でも報じたことがあるんですか、と。
「では」じゃないのよ。。。
痛いとこ突かれたからって論点すり替えちゃだめよ
テレビや新聞などの所謂マスコミの報道とXにおける有象無象のツイートを等価のように扱うのは不適切であると思われます
それが今や、SNSを分析する会社が10社以上ある時代。
>ウクライナ軍参謀本部は4日「ロシア軍の人的損害(死傷者数)は70万人を超えた」と発表し、
何の情報と根拠によるものなんでしょう
ロシア軍の進行速度が加速してる現実と乖離しすぎで、これが事実ならストリゴイイやクドラクによる不死者の軍団でも実戦投入したんでしょうか(棒)
バフムト戦あたりから「プーチンはエクソシスト」とか「ロシア軍にはネクロマンサーがいる」とか言われてたからね、不死者の軍団がいてもおかしくないね!
両軍が数字を盛るから真相は闇の中ですわ
大祖国戦争が始まってスターリンがロシア正教会と和解したのは、ロシア正教の擁する復活の秘蹟が目的だったというのは歴史的に明らか。
ゼレンスキーは23年初めにウクライナ軍が88万人いると述べたが、23年末には約60万人いると述べた……88-60=28万
ザルジニーは毎月少なくとも2万人の新兵が必要だと述べた……2*12=24万
23年、ロシア国防省の毎日の報告では、ウクライナ軍の損失(死亡、捕虜、重傷)は基本的に600〜1000前後だった。1日平均800人で計算すると、800*365=29.2万
ロシア国防省の言い分は意外に誠実なようだ……
それが真実(嘘でしょうけど)だとしてもそれ以上にウクライナ側の人的損失が酷いのはないでしょうか…?
どう見てもロシア以上の損失でしょうし…
現代のアタナトイ(不死隊)だな
ウクライナが仮に停戦する気になっても戦場で優位に立ちつつあるロシアがそれに応じるとは限らないわけで
結局は条件が折り合わないと合意になりませんからね
ウクライナはロシアの条件で停戦する気が無く、
ロシアはウクライナの条件で停戦する気が無い
自分の条件で停戦する気、なんてのは元々誰でも持ってる訳ですから
クルスク攻勢のせいでバランスが一気に崩れてしまいましたね。前線の後ろに兵士がいないこと自分からロシアにバラしちゃったようなものですから。
よく言われてるトランプ当選しようと、ロシアは止める気無い可能性も高いし、なんなら西側の軍備払底がバレたんだから尚更なんだよな。
要するに「ウクライナは負けそうだけど、俺達のせいじゃない」、と
負けた後の事態が想定できないなら、最初から戦争なんかしなきゃいいのに
対露で団結できたのは北欧だけで、ウクライナを初めとした東欧の旧ソ連構成国は西側に対する印象が最悪になってますがな
「長距離兵器の使用制限を解除してNATOに入れてくれれば戦争が終る」とウクライナは本当に目を醒ました方が良い、寝言は寝てから言うべきで今迄何を見て来たんだと夢の中から現実世界にまずは帰ってくる所からになりそうだがもはや色々と手遅れ感が酷い。
ロシアがウクライナに核を落としてもNATOは参戦しないでしょうね
夢見るのは自由だけど現実は厳しいよね
少なくとも核を落とせばNATO構成国に核物質の影響が出るんだから、前に発言した通りウクライナ領内戦力への攻撃はするべきでしょう。そうでなければNATOの存在意義自体揺らぐと思う。
ただ下準備としてくどいほどロシア占領下のウクライナ領の扱いはしておかないと拗れると思うね。
ウクライナ政府側は大統領筆頭に見事な戦争バイアスにかかっているように見えますね。戦争継続を決定しても命を失うリスクは主に歩兵(国民)が負うわけで、自分は大統領の地位を維持できるので直接的なリスクは少ない。一方で自分の地位を脅かしかねない追加動員や停戦交渉はやりたくない。
欧米は確信犯でしょうから負けそうとなればしれっと手を引いていきそうですが、ウクライナは止まれないかもしれないですね。
管理人様の『そろそろウクライナは「(命をかけて)ロシアとの戦争を継続するのかどうか」を国民に問う必要があり、このまま「戦争継続への支持」と「動員に対する否定的な態度」が続けばジリ貧だ』というご指摘、重いですね…。しかし見ていると、現在のウクライナ国家指導部や富裕層からは全くそんな責任感は感じられませんね…。最前線の兵士達には同情するしかありません。
日本人義勇兵の方が、最前線地域の一般住民で、親ウクライナ派の人たちはもうだいたい避難済みで、残ってるのはロシアの進軍を待ってる人たちで、自分たちの場所が通報されることもあるというようなことを書いてたので、いろいろ厳しいような気がしますね。
不快でも現実から目を逸らしてはいけない。ちゃんと対処すれば破滅よりはマシな展開になるのだから。
思い付いた、ロシアの振りしてNATOにミサイルを打ち込めば参戦強制できるのでは
開戦間もない頃に、ウクライナの英霊のお墓が、肖像画のレーザー刻印付きの墓石で豪華だなあと思っていましたが、最近、放映された海外のTVでは、戦死者の数に間に合わず、木製の十字架のお墓になっている様子が映されました。
深刻な墓石不足。