ウクライナ戦況

ウクライナメディアによる2024年の総括、状況が好転するとは思えない

RBC Ukraineは今年の戦いを総括する記事の中で「2024年の戦いはウクライナにとって有利な展開とはならず、交渉による戦争終結が近づいており、2022年や2023年に予想したものとは異なる結末が待っているかもしれない」と報じ、2025年に何が起きるかもしれない5つのシナリオを提示した。

参考:Пʼять сценаріїв війни. Чого чекати на фронті у 2025 і чи можливі переговори з РФ

どのシナリオに進んでも妥協が必要になり、得られる安全保障の内容もウクライナの立場=戦場の結果に左右されるだろう

kyiv Independentは今年の戦いを総括する記事の中で「ウクライナ軍の人員不足は解決されず、重要な戦闘で敗北が迫り、戦況を好転させる見込みがないまま2024年を終えようとしている」と報じたが、RBC Ukraineも「2024年の戦いはウクライナにとって有利な展開とはならなかった。米支援の停滞やウクライナ軍自体の内部問題もあってロシア軍の前進を阻止できなかった。我が国や西側政府の声明からは戦争が終結に近づいていることを読み取ることができる」と報じ、2025年に何が起きるのかについて5つのシナリオを提示した。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

“2024年の戦いはウクライナにとって有利な展開とはならなかった。主要な同盟国である米国からの支援が停滞し、ウクライナ軍自体の内部問題もあってロシア軍の前進を阻止できなかった。ロシア軍は1年以上も攻勢を維持して前線で前進し続けている。我が国や西側政府の声明は戦争が終結に近づいていること、恐らくは戦争終結に向けた水面下の動きが始まっていると強く示唆しており、私達が2022年や2023年に予想したものとは異なる結末が待っているかもしれない”

“ロシアにとっての目標は「可能な限り攻勢を続けて前進し続けること」で、ウクライナは客観的もしくは主観的な理由で敵の前進を止めることも、前線で戦いの主導権を握ることも出来ない。どれだけ視点を変えて見ても「ウクライナが今後状況を好転させられる」とは到底思えない。大半の西側諸国も「武力による領土奪還の可能性」を信じておらず、ロシアとの和平交渉を求める声が高まっており、この考え方はトランプ次期大統領の方針とも一致し、来年誕生するホワイトハウスの新政権がロシアとの和平プロセスを積極的に主導していく可能性が高い”

出典:Donald J. Trump

“西側諸国だけでなくウクライナ側も「武力による領土奪還は不可能だ」と慎重に語り始めており、1991年の国境を回復するまで戦いを継続するという方針は公的なレトリックから姿を消した。トランプ次期大統領は「戦争を終結させるため協定を締結する用意があるとゼレンスキー大統領が述べた」と明かしたが、現在の交渉立場は理想から程遠いためトランプ次期大統領の発言は「ウクライナが特定の妥協に同意する」と示唆している。具体的な妥協内容は今後の交渉によって決定されるが、ゼレンスキー大統領は戦争の再発を防止する強力な安全保障が必要と考えている”

“戦争終結に向けた課題は3つあり、1つ目はウクライナが得られる安全保障の内容、2つ目はロシアが交渉に応じるかどうか、3つ目は米国がロシアを交渉テーブルに着かせるため原油価格の引き下げ、ロシア支援国への二次的制裁、ロシア経済に対する制裁拡大といった手段を行使するかどうかで、この辺りの可能性を加味すると2025年のシナリオを幾らか予想することができる”

出典:Президента России

“1つ目の可能性はトランプ政権がロシアに交渉を強いることに失敗し、和平プロセスへの関心を徐々に失い国内問題に集中し始め、同時にウクライナへの支援も現状維持か減少し、ウクライナは領土を失い続けて2026年も戦いが継続するシナリオだ。2つ目の可能性はトランプ政権が全ての当事国を交渉テーブルに着かせつものの、プーチンが見せる戦争終結への意志は表面的なものに留まり、戦争を長引かせてさらなる領土獲得に和平プロセスを利用する可能性で、ウクライナ支援と戦争への関心が減少し、領土を失い続けて2026年も戦いが継続するシナリオだ”

“1つ目と2つ目のシナリオは「ロシア軍が戦場で前進し続けている」という事実に裏付けられており、ロシアは前進のため大きな犠牲を支払っているものの、今年だけで43万人もの志願兵を採用することに成功し、2025年は45万人の採用を予定している。ロシアにとっては「もっと領土を獲得できる状況」なので戦いを止める理由がない。トランプ次期大統領にとって戦争終結は大統領選挙の主要公約の1つだ。彼はバイデンの優柔不断や努力不足を批判し、米軍撤退後にタリバンが政権を握ったアフガニスタンのことを再三非難した”

出典:U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Patrick King 

“ウクライナはトランプ次期大統領にとってのアフガニスタンになるかもしれないが、次期政権チームは「力による和平を確保する」とも語っているためロシアが交渉テーブルに着かない場合、トランプ政権はウクライナへの支援や武器供給を劇的に増加させ、ウクライナも守備的な戦いを攻撃的な戦いに切り替え「交渉立場」を強化したのち和平プロセスに戻る可能性がある。この3つ目のシナリオでは2025年末までに戦争が終結するかもしれないが、交渉開始が遅れるため戦いが2026年に持ち越されるかもしれない”

“但し、3つ目のシナリオにも「if」が存在する。プーチンもトランプ次期大統領が主導する和平プロセスを拒否すれば何が起こるか承知しているだろう。対外的にも「交渉を強要された」というより「説得に応じた」というポーズの方が合理的に映るため、4つ目にシナリオに分岐する可能性がある。このシナリオのロシアは最初から交渉テーブルに着き、ウクライナは交渉立場を強化するためのリソースを得て2025年に反撃を開始するというもので、交渉と反撃が同時並行で行われるパターンだ。この場合も2025年末までに戦争が終結するか、戦いが2026年に持ち越される可能性がある”

出典:24 ОМБр імені короля Данила

“最後のシナリオはトランプ政権が当事国を交渉テーブルに着かせ、交渉中の敵対行為を停止させ、2025年末までに停戦条件の合意を達成するというもので、ウクライナも戦争に疲れ果てているが、ロシアも無限のリソースを持っている訳ではないため、交渉中の敵対行為停止は実現不可能なアイデアではない”

RBC Ukraineが提示した5つのシナリオをシンプルにすると「➀交渉環境が整わず戦いが継続する」「➁偽りの交渉環境で戦いが継続する」「➂ロシアの交渉拒否を理由に支援が増加してウクライナが交渉立場が強化される」「➃交渉と交渉立場を強化するため反撃が同時並行で進む」「➄戦闘停止を伴う交渉によって年内に戦争が終結する」になり、トランプ政権がロシアに交渉を強いることを失敗して和平プロセス自体に興味を失うか、ロシアの交渉拒否やウクライナの交渉立場を強化することに無策だと最悪の結末=戦いの継続か譲歩の度合いが大きくなる。

出典:Президент України

最良のシナリオ=➂➃でも反撃の範囲は「交渉立場の強化」に留まるため「譲歩を必要としない武力による全領土の奪還」という意味ではなく、人命的に最も優れている➄もウクライナにとって「特定の妥協」が必要になるため、どのシナリオに進んでも妥協が必要になり、得られる安全保障の内容もウクライナの立場=戦場の結果に左右されるだろう。

RBC Ukraineが提示したシナリオは非常に大雑把なものなので揚げ足をとっても無意味だが、1つだけ言えるのは2025年に入って武器支援が増加しても直ぐに効果は現れないという点だ。コンピューターゲームのように生産した次のターンに武器システムが能力を発揮するという状況は非現実的で、人的リソースや反撃規模の問題をスキップしても「2025年に交渉立場を強化できるほどの成功を収める」と想定は中々だ。

出典:Telegram経由

勿論、戦場では何が起きても不思議ではなく、反撃の成功は「ウクライナ軍の準備」と「ロシア軍の状況」に左右され、後者の問題で信じられないような出来事が起きるかもしれないが、戦争も4年目になると前線の強化が進みすぎて「2022年秋の奇跡」を再現できる可能性は極めて低いだろう。

関連記事:ウクライナメディアによる2024年の総括、ロシア軍に打ちのめされた1年
関連記事:ウクライナメディアによる2023年の総括、自分達で作り出した罠に嵌った
関連記事:ウクライナメディアによる2023年の総括、政府は困難な現状を認められない

 

※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine

影響力と友情を買う最も簡単な方法、戦闘機購入への関心を示すこと前のページ

クラホヴェの状況は悪化の一途、ロシア軍はポクロウシクの東で前進を再開か次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ヴフレダル方面の戦い、ロシア軍はボホヤヴレンカ集落を2日で制圧か

    ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はヴフレダル陥落時「この街ほど…

  2. ウクライナ戦況

    エアバス、ロシアの航空会社にスペアパーツ供給を停止

    エアバスは2日、ボーイングに続きロシアの航空会社に対するスペアパーツ供…

  3. ウクライナ戦況

    東部戦線の後退が止まらない、ロシア軍がシヴェルシクとドネツク西郊外で前進

    ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「シヴェルシク方面で状況が…

  4. ウクライナ戦況

    住民が歓喜の声、ウクライナ軍がヘルソン市解放に成功

    ウクライナ軍がヘルソン市やドニエプル川沿いの拠点に続々と到着、事実上「…

  5. ウクライナ戦況

    オスキル川沿いの戦い、西岸に渡河したロシア軍がドヴォリチナに侵入

    ウクライナ人が運営するDEEP STATEは14日夜「クピャンスク方面…

  6. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍、イランがより致命的な自爆型無人機をロシアに提供する

    ウクライナ国防省情報総局は24日「イランはArash-2をロシアに提供…

コメント

    • ジェム
    • 2024年 12月 30日

    3つ目が記事の願望なのかな。トランプは戦争終結を公約にしてしまったし、バイデンがやった以上の支援をする方法もなければやっても勝てる保証はない。また、発言からはそういうウクライナに都合の良い和平のためになにかする予兆はまったく見えない。
    だいたい、そんな選択をしたら、まずヴァンスから解任する羽目になるよ。

    「20年」が却下されたようにまだ交渉の入口(「永遠に加盟禁止」が交渉解決のスタート地点だから)にも届いていないので、戦争は当面続き、トランプは単純に手を引くだけでしょう。

    34
    • 匿名
    • 2024年 12月 30日

    ウクライナはまず選挙しないとロシアは交渉のテーブルにすら付いてくれないかと…

    55
      • ポンポコ
      • 2024年 12月 30日

      なるほどプーチンはゼレンスキーの正当性について言ってましたね。しかし、少数意見かもしれませんが、実はゼレンスキーはあまり関係ないから、ゼレンスキーが選挙をやってなくても影響がないと思いますよ。

      これは変わった意見かもしれませんが、分かりやすくするために極端に言うと、ウクライナ戦争はバイデンがプーチンに仕掛けた戦争なんです。だから、トランプが止めるなら戦争は終わるのです。

      トランプが「アメリカはウクライナのNATO加盟を認めない」と言って、プーチンが「ロシアはこれ以上の侵攻はしない」と言えば手打ちなんです。領土は現状での停戦が基本です。ただし、クルスクのウクライナ軍を追い出してからでないとプーチンは停戦しないでしょう。

      ゼレンスキーは戦争を止めたくないけど、自前で戦争をやっているわけではないのです。代理戦争みたいなものなんです。だから、ゼレンスキーが「戦争を止めない」と言えば、トランプは「それじゃ自分でやれ」となります。

      トランプ側の障害は、CIAや共和党内のブッシュやチェイニーの系譜の議員だけです。押しきれると思います。プーチン側もゼレンスキーとの約束ではなく、トランプとの約束ですからね。

      27
        •  
        • 2024年 12月 30日

        うーんこの陰謀論者

        10
          • 通りがかりさん
          • 2024年 12月 31日

          すでにゲロってるものを陰謀と言ってるのはどうかと

          19
        • pp
        • 2024年 12月 31日

        安倍晋三とかすきそう

        4
    • たむごん
    • 2024年 12月 30日

    欧州(EU)は、カタールに経済制裁されそうなくらいに、むしろ立場が弱体化していまして…。
    アメリカも、ガザ戦争・その他中東(シリア・イエメンなど)・イラン・台湾海峡問題などを抱えており、ウクライナ戦争に全力を注ぎ込む余裕がありません。

    欧米への期待値を上げすぎると、悲惨な事になるリスクがあると感じています…。
    北朝鮮1国の砲弾提供量が、西側諸国の全砲弾提供量よりも多いと言われているのが現実です。

    ウクライナ戦争は、2025年中も継戦する前提で考えた方が無難であると考えているのですが、外交交渉には非常に長い時間が必要だからです。

    (2024.12.24 カタール、EUへのガス輸送停止警告 強制労働巡る新法で=FT ロイター)

    49
      • nachteule
      • 2024年 12月 31日

       外交交渉に時間が掛かるケースは両者がテーブルに着かない事とより良い成果を望む結果であるので国際社会に対し発表する一方的な無条件降伏と言う選択肢があるなら、その限りではないでしょう。

       少なくともロシアの意を十分汲み取った交渉をする気があるならば早期講和なんて夢では無いと思いますし、ロシア側だって長引けば国としての力が削がれていくのは避けられずどこまで無茶振りを押しつけられるかは疑問です。

      3
        • たむごん
        • 2025年 1月 02日

        (1)エネルギー施設など、お互い攻撃しない施設の設定
        (2)戦闘外区域の指定

        クルスク侵攻で棚上げになりましたが、過去の部分停戦交渉から見ると、上記のようなものからになる可能性もあると思います。

        年末の捕虜交換を見ると、交渉チャンネルは生きているようなのでどういった帰結になるのか、仰るような形になるのか見守りたいと思います。

        (2024年8月18日 ウクライナ・ロシア、部分停戦の間接交渉が頓挫 米報道 日経)
        (2024年12月31日 ロシアとウクライナが捕虜交換、UAEの仲介で数百人が帰国へ bloomberg)

    • 2024年 12月 30日

    アメリカと同じように、ロシアもこの戦争で全てを吐き出すつもりはないだろう

    当初の目的である親露政権の樹立はほぼ不可能
    北朝鮮に技術を渡し、中国には経済面で差を付けられ、中東での影響力は弱まった

    引き延ばしはすれど止め時は考えているだろう

    70
      • 匿名
      • 2024年 12月 30日

      あれ?確かロシアは今戦争特需とはいえ、西側やIMFも普通に認めている好況ぶりかつ、中国の方は不動産バブル弾けて経済危機(中国政府も普通に認めている)じゃなかった?

      北朝鮮もそういうのも見越して、中国差し置いてロシアと急接近(事実上の軍事同盟締結)した面もあるし。

      26
      •  
      • 2024年 12月 30日

      >当初の目的である親露政権の樹立はほぼ不可能
      北朝鮮に技術を渡し、中国には経済面で差を付けられ、中東での影響力は弱まった

      どうだろうか?
      HTSもロシアに擦り寄るような態度をしだしてるし、ウクライナだってこの先どう転ぶかは分からない。
      激しく殺し合いしても戦争が終われば現実路線で国益を追求するのは歴史が証明している。
      政権が変わるたびに政策が大きく変わる西側の支援を期待するよりロシアと共存するほうが経済的にも安全保障面でも安定するなら舵を切る可能性はあると思う。
      隣国から引っ越すことは不可能なので永遠に敵対することは現実的でないし。

      42
      • 通りがかりさん
      • 2024年 12月 31日

      だから東部と中部で割る案が出ていたわけですね。西部ウクライナは悲惨ですが

      9
    • 分析
    • 2024年 12月 30日

    NATO軍の介入がない場合、冗談抜きで、あと数年程度戦時経済に耐え抜くのと、ロシア兵数十万人の犠牲さえ払えば、ウクライナ全土の占領がロシアは可能だと思われます。
    例えば日本がロシアの立場だったら、戦争の継続に耐えられず、ある程度の領土を貰って満足しとくわという感じになるでしょうが、ロシアはその犠牲に耐えられる政治態勢でしょう。
    そしてその犠牲に見合う成果(ウクライナ全土併合)になってしまうと思われます。
    プーチンがかなりの妥協をしてくれない限り、ウクライナ単独での停戦は難しく、西側もロシアへ譲歩が必要になると考えられます。

    32
      • 2024年 12月 31日

      問題はロシアにとって中部~西部ウクライナは要らない。そして占領の意思も能力もない(厳密にはペイしない)ために今ですら親露傀儡政権になればよいと考えている節があることですかね。
      代替わりすると全土占領まで止まらないでしょうから話は楽になります。

      9
    • 停滞なくして停戦なし
    • 2024年 12月 30日

    ロシアはトランプ停戦に「応じる」にしても、その前にウクライナ領を奪える限り奪う方針でしょうし、今の南ドネツクの大突破をどうにか出来ない限り、停戦も反撃もままならないんじゃないですかぬ。

    26
    • 2024年 12月 30日

    >トランプ政権はウクライナへの支援や武器供給を劇的に増加させ、ウクライナも守備的な戦いを攻撃的な戦いに切り替え「交渉立場」を強化したのち和平プロセスに戻る可能性がある。

    巨額の軍事支援をしてもウクライナ軍が優勢にならなかったのは既にバイデン政権が実証済みなので、トランプは同じことをして失敗することは絶対に避けるであろう。トランプと取り巻きがウクライナの軍事支援は無意味と言って妨害してきたのに同じことをやれば今までやってきたのは単なる逆張りだったの?って支持者に見られてしまうし。
    もう今となっては軍事支援強化がウクライナ軍の延命にはなっても治療できる特効薬ではない。
    もし攻勢に転ずれば今より激しい人的損耗を覚悟する必要があり、その兵力を捻出することは不可能。

    41
    • もへもへ
    • 2024年 12月 30日

    ウクライナ的には停戦協定をロシアが蹴ってそれに怒ったトランプ大統領&西側からの怒の大量支援受け取って猛烈な反撃最終勝利を掴みたいっていうのが本音でしょうか。

    ウクライナ的にはすんなり停戦協定が始まると困りそうなので、情報総局あたりがまた目立つ破壊工作とかやりそうです。

    35
      • D-day
      • 2024年 12月 30日

      肝心の兵隊がいない。
      西側の軍隊が大っぴらに入って来ることはありません。ロシアに参戦と取られた場合にはミサイルを食らいます。戦死者が多数出た場合には政権が飛びます。すでに多くの国が援助見直しに入っています。
      反撃するには兵器援助パッケージと18歳以上含む大規模動員、訓練プログラムが必要ですが全くありません。前回の南部反撃も半年近く準備をしています(バフムトで溶かしましたが)。
      記事にある大規模援助は無いと思います。

      47
    • kitty
    • 2024年 12月 30日

    ロシアはウクライナと停戦はしても戦争状態は解消しないという手も。
    その場合、永遠にNATO加入はNATOの規定が変わらない限り、不可能になり今次戦争の目的は果たせます。

    13
      • 匿名
      • 2024年 12月 30日

      ぶっちゃけ今のロシアはソ連崩壊以来そうやって『凍結された紛争』として棚上げしてきたツケがいっぺんに降り掛かっている状態でもあるので。

      14
    • D-day
    • 2024年 12月 30日

    ユーゴスラビアみたいに解体でしょう。
    西ウクライナはロシアもイラネ!と言ってるし、今まで協力した東欧諸国も今のウクライナの枠組みが無くなれば領土問題とかは弱小になった分割済みの国家とやればよろしい。
    ロシアはその旧ウクライナ領にNATOが入らなければ良いし、危害がなければあとはコソボやセルビア・モンテネグロみたいに勝手にやってくれれば良い。当然、西側の軍事的援助は減り内戦レベルで荒れようがロシアも西側も知った事ではありません。
    むしろ難民爆弾が問題になるだけでしょう。

    43
    • 匿名
    • 2024年 12月 30日

    あれ?日本ではウクライナの戦勝ムード一色の筈なのにおかしいぞ?(棒)

    30
      • 2024年 12月 30日

      そんなこと言ってる連中も、もうウクライナのことは何も言わずにロシア崩壊だのとしか言わなくなった時点でウクライナ終了って自覚あるんでしょうね…

      32
      • グロズヌイ
      • 2024年 12月 30日

      いうほどか?
      今日の夜のNHKなんて絶望的なポクロウシクの現状特集やってたぞ

      27
        • hiroさん
        • 2024年 12月 30日

        その通りですね。
        オールドメディアがどうの、偏向報道がこうの、と言っている人ほど凝り固まったイメージから抜け出せませんから。

        25
          • D-day
          • 2024年 12月 30日

          ガス抜きと保険ですね。
          CNNすら時折、バフムトはウクライナ兵の肉ひきとか記事を出します。
          後で偏向報道と言われた時に、これ出しました!と言い訳したいだけです。

          17
            • グロズヌイ
            • 2024年 12月 31日

            多分そんな深い所まで考えてないよ。単に内部の記者やディレクター同士の思想争いだよ。
            ウクライナ頑張れ派の記者は戦勝ムード風の記事を書くし、ウクライナもう負けだろ派の記者は敗戦ムード風の記事を書くのよ。んで、自分の記事を乗せてもらえるようPR合戦して勝った方の記事が採用されるわけよ。

            だから、今後ウクライナが逆転勝利を決めれば社内的にもウクライナ頑張れ派閥が幅を気がしてウクライナ万歳記事が量産されるだろうし、逆にウクライナがぼろ負けになればウクライナもう負けだろ派閥が急成長して敗戦記事が量産されるようになるよ。

            「言い訳したいだけ」っていうのは組織としての一貫性がないと出来ない技で、マスコミにそんな高尚な統一性なんて無い。その場その場で社内派閥が綱引きして勝った方の意見が放送されるよ。

            36
    • 匿名
    • 2024年 12月 30日

    トランプが就任さえすれば〜が今も多いけど、正直それで戦争終わる保証なんかまず無いっしょ。ロシア目線ではシリアの時やそれこそミンスク合意みたく中途半端に停戦しても、数年後に西側の方から一方的に破棄されるだけという教訓になったんだから。もうウクライナを人的物的にも領土的にも徹底的に削り尽くして再起不能にしないと後年(プーチンの没後やトランプの任期後も含む)にまーた寝首を掻かれる。

    60
    • nk
    • 2024年 12月 30日

    終戦交渉始まるもお互いに譲歩出来ず、継戦となり結果再来年辺りにウクライナ軍兵員枯渇にてロシア軍に大きな突破を許しロシア案飲まされて終戦し、いつの間にかゼレンスキーとアゾフが全て悪いことになりほぼロシアの要求通りで終戦し西側は背に腹は代えられずロシアと資源取引を迅速に始めるのではないかなと思うけどどうなることか難しい所ですね、間違い無さそうなのはウクライナがロシアを駆逐するというのだけは無さそうだという所か。

    34
      • 匿名
      • 2024年 12月 30日

      まだ18歳以下も動員の余地があるし、警察官や消防士や刑務官も動員できますね(白目)

      20
        • 琥珀
        • 2024年 12月 31日

        それをすると遠くない未来に国家を維持出来なくなると思うんですけど…?

        8
        • 田舎者
        • 2024年 12月 31日

        人口のボリュームゾーンとして、中高年の女性が残っていますよ。

        強そうです。

        6
    • エッデ
    • 2024年 12月 30日

    前提としてロシア側としてはウクライナのNATO非加盟だけは絶対条件。
    勝てない以上ウクライナに安全保障が付くなんて夢のまた夢。
    賠償と領土割譲と非武装化と非同盟辺りが落とし所かと。

    そもそも本来ウクライナ自体がロシアの安全保障だった訳で、黙って親露の緩衝国家を務めてればロシアは攻めて来なかった。

    48
      • アンゴラ
      • 2024年 12月 30日

      それはその通りなんですが、それだといよいよ何のために戦争したのか、もっと言うならなんで旧ソ連から独立したのかわからなくなってしまいますね
      唯一の希望があるとするなら、どんな結果になろうと、恐らく欧州圏で起こる戦争はこれが最後になるかも知れないということです
      どの国も借金と少子高齢化が酷くて戦争どころじゃありませんから
      だからこそ欧州もロシアも躍起になっているのかも知れません、どうせ最後の戦争なら戦勝国になりたいでしょう

      16
        • 理想はこの翼では届かない
        • 2024年 12月 30日

        独立したら周辺国の影響を受けなくなるわけではないので、独立してからどう立ち回るかが重要なのです
        そもそも論で言ってしまえば、ロシアに対して反ロシアを明確にしなければこのような状況にはなっていないのです
        EUへの加盟については何も言わないとロシアが表明していたように、東西どちらに対しても経済的な結びつきは問題なかったのであって、本当にシンプルにウクライナはあまりにも性急にNATO加盟をぶちあげてしまったのが問題なのです

        45
          • 伊怜
          • 2024年 12月 31日

          もっと言えばマイダン革命による「西側工作による正当性のない政変」、あれが決定的
          あくまで正当な選挙によって親欧米へと切り替わっていったならロシアも戦争には踏み切れなかったと思うが、あの革命によって「親露は今後弾圧される」ということが確定してしまったから侵攻せざるを得なくなった

          23
            • 阿呆
            • 2024年 12月 31日

            それをプーチン大統領はもっと早く決断すべきだったと先日言っている。(ウクライナ侵攻を)
            クリミアを制圧した後ウクライナに西側の協力で準備期間を与えるべきではなかったと言う事だが。
            そうするとこの侵攻の主旨はトランプ云々で終わる事はないですな。

            8
    • 傍観者
    • 2024年 12月 30日

    トランプはバイデンと同じことはしないだろう。劇的に支援を増やすわけがないし増やしたところで兵士がいないのでは全く意味はない。トランプにとって一番簡単な事は支援を打ち切ることだ。ゼレンスキーは前政権時代にトランプを裏切ってバイデン親子のウクライナ疑惑をもみ消した。トランプはゼレンスキーに対して何の義理もない。しかもマイダンを演出したのはトランプの宿敵のネオコンとそれに飼いならされている役人達、所謂ディープステートだ。一日で戦争をやめさせるのはゼレンスキーに一言・「降伏しろプーチンに頼んで命だけは保証してやる。」以外にはない。もしトランプがバイデンの後追いをしてズルズルとウクライナに肩入れするなら米国に希望はなく破綻は早い。もうお前達は詰んでいる投了しなさいとタオルを投げ込んでやるのがコーナーに追い詰められたウクライナに対する最高の愛だ。さてどうなるだろうか?

    43
    • 通りすがれ
    • 2024年 12月 30日

    トランプおじさんはこれまでの傾向から費用対効果の悪いことは嫌うようですから軍事支援継続ならほぼ確実に動員年齢引き下げと引換えにされるかと
    ゼレンスキーがそれを飲めるかどうか次第でしょうかね
    (ただし20歳以上に妥協される気はしています)

    9
    • paxai
    • 2024年 12月 30日

    ロシアは勝ってはいるけどジワジワ過ぎてキエフの指導者層には効いてない感じがする。
    これをどうにかしないとロシアの思う形には持っていけないと思うわ。

    23
    • ロシアの利益
    • 2024年 12月 30日

    ジワジワのサラミスライスのお陰で、キーウには悪い知らせは届かない、従って何の対策もなされない、粗だらけ隙だらけの貧弱な防衛線が維持されるならロシアの利益でしょうよ。

    23
    • キーウに期待するだけ無駄
    • 2024年 12月 31日

    トランプ時代になっても、やはり問題はウクライナ政府です。ロシアは戦線が膠着しない限り講和に応じないでしょうが、それがウクライナの望み通りアメリカの支援拡大に繋がるのか?
    いくら支援しても前線を把握してないキーウ上層部にはロシアを止めることは無理ですし、それでトランプを呆れさせて、もっと酷いロシア有利な講和案を叩き付けられるのがオチでしょう。
    本当にマジで上層部の連中がもう少し賢明なら、アレだけの支援と兵士達の勇敢な抵抗をもう少し有利な形で活かしえたろうと。
    今の何も見えてないキーウに幾ら兵器や兵士を与えても、ゴミ箱に金塊を捨てるようなものです。

    17
    • col
    • 2024年 12月 31日

    ウクライナに関しては、戦況や徴兵問題にもまして社会活動がさらに弱まっていく方が問題になると思います。
    戦闘継続の民意もですが、経済界も何年もの間、赤字続きでは耐えられないでしょう。
    勝敗や領土より、元の生活にもどりたいと希求する空気が高まる事を政権はどうにもできない。

    10
    • ななし
    • 2024年 12月 31日

    ロシアからすれば、
    戦争バブルがいつはじけるか怖いだろうし
    停戦したらしたで失業者であふれるだろうし、
    どっちに転んでも危険なんだろうね。
    ドンバス復興事業のために労働者募集するのかな。
    炭鉱とかあるし。

    5
      • 匿名
      • 2024年 12月 31日

      そうそう。最近はロシアは辛勝してもどの道お先真っ暗論もよく聞きますね

      3
    • DEEPBLUE
    • 2024年 12月 31日

    冗談抜きにゼレンスキー指導部をウクライナ国内で引きずり降ろすのが一番だと思うなあ。

    6
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  2. 欧州関連

    アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフはアゼル領と認識しながら口を噤んだ
  3. 米国関連

    米陸軍の2023年調達コスト、AMPVは1,080万ドル、MPFは1,250万ド…
  4. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  5. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
PAGE TOP