ウクライナ軍南部司令部は10月「敵がザポリージャ方面で攻勢を準備している」と警告し、カミアンスケ北岸地区、レバドネ方向、ロボティネ方向でロシア軍の前進が確認されていたが、再び「ロシア軍が攻撃部隊をザポリージャ地域の前線に移動させている」「攻撃がいつ始まっておかしくない」と警告した。
参考:Ukraine rushes to reinforce east as pressure mounts in south and Russia’s Kursk
参考:Росіяни можуть розпочати штурми у Запорізькій області протягом кількох днів, – Волошин
現地部隊は『攻撃に対する準備が出来ている』と上級司令部に報告していても突破を許す状況
ウクライナ軍南部司令部は10月5日「敵がオリヒウとマラ・トクマチカ付近で新たな突撃部隊を編成しており、数日以内に両拠点への新たな攻撃を開始する可能性が高い」「ここに突破口が開かれるとザポリージャからウクライナ東部に向う兵站ルートを火力管制下に置くことができる」「敵は我々の兵站を断つため同ルートの制圧に乗り出すだろう」と発表、南部司令部が予測した地点と異なるものカミアンスケ北岸地区とドネツク州境に近いレバドネ方向への攻撃が発生。
さらにDEEP STATEは11月2日「ロシア軍がオリヒウ方面のロボティネ付近で前進した」と報告し、昨年夏の反攻作戦で奪還したロボティネを喪失したものの、カミアンスケ北岸地区、レバドネ方向、ロボティネ方向への攻撃は大規模で継続的なものではなく「拠点や領土の喪失も限定的」と言えたが、南部司令部のウラディスラフ・ヴォロシン報道官はReutersの取材に「ロシア軍が訓練を受けた攻撃部隊をザポリージャ地域の前線に移動させている。近いうちに攻撃が始まるかもしれない。これは数週間先の話ではなくいつ始まっておかしくないという意味だ」と述べた。
ヴォロシン報道官は攻撃の規模について「大規模なものになるか、単体の攻撃になるかは分からないが、諜報機関はロシア軍が装甲車輌、バギー、バイクを準備しており、相当数の無人機を作戦に投入してくると予想している」「既にロシア軍は予備偵察を実施し、ここ2~3週間の間に航空爆弾やロケット弾を使用した空爆を30%~40%ほど強化している」と言及し、この報道を受けてウクライナメディア=RBC-Ukraineも「この地域のロシア軍は兵力でウクライナ軍を大幅に上回っている」と報じている。
果たして南部司令部の懸念が的中するのかどうかは蓋を開けてみるまで分からないが、DEEP STATEはレバドネ方向の唐突な突破が成功したことについて「ロシア軍がオートバイ攻撃を実施し、残念ながら攻撃は成功してしまった。現地部隊は『攻撃に対する準備が出来ている』と上級司令部に報告していたものの、どういう理由かわからないが準備できていなかった。ハルキウ州のときと同じように諜報機関が敵の攻撃時期、規模、手法に関する情報を提供していたのにだ」と報告していたことがある。
1つ前の記事でも触れたが、DEEP STATE、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏、第92独立強襲旅団の偵察部隊で指揮官を務めるレオニード・マスロフ氏は「ウクライナ軍で嘘報告が蔓延している」「階級の高い上官ほど悪い知らせを聞きたがらない」「戦場で問題が生じても現地部隊の指揮官は解任を恐れて上に事実を報告しない」と示唆しており、kyivIndependentも5日の記事の中で以下のように指摘した。
“ロシア軍の成功は人員、弾薬、装備の全てで優位があることに加え、訓練不足、装備不足、疲弊した部隊が配備されているウクライナ軍の弱点を的確に狙い撃ちしてくるためで、この問題は南ドネツクで特に深刻だ。ロシア軍が最大の成果を上げているのも領土防衛隊が守っている地区で、クラホヴォ方向で戦う将校も「これらの部隊は撤退すると罰せられるため報告なしで陣地を捨てる」「彼らが所定の陣地を保持していると報告しても、実際にはロシア軍に乗っ取られているため我々の部隊は孤立することが多い」と証言した”
“外交政策研究所のロブ・リー氏も「この様な問題が悪化したのは全てクルスクのせいだ。(ロシア軍に対して数的不利のウクライナ軍は)クルスクに侵攻することで薄く引き伸ばされ、守るべき前線の範囲を長くしただけだった。指揮官たちはロシア軍の攻勢に対応するための援軍や予備戦力が少なくなっている」と指摘する。ウクライナの上層部は絶え間ない前線のプレッシャーの中で「良く言えば物議を醸す決断」「悪く言えば自滅的な反応」を示す。つまり旅団戦力を大隊や中隊規模で切り離し、別旅団の指揮下で別の戦場に送り込むのだ”
“このやり方は戦場に統一性のない混乱した指揮系統を発生させ、全体的な戦闘効果を損ないながらバラバラの対応を強いることになる。リー氏も「ウクライナ軍は旅団単位で戦場に配備するのではなく、旅団を構成する大隊を異なる戦場に配備することが多い。このようなやり方は急場しのぎに過ぎず、バラバラの配備が長期化すればするほど戦場に大きな問題を引き起こす」と述べている”
ウクライナ軍もロシア軍も戦略的な突破(ウクライナならクリミアへの突破/ロシアならキーウへの突破)を短期間で成功させる見込みはなく、両軍とも「敵を消耗させて戦争継続を不可能にする」という消耗戦術を採用し、ウクライナ軍は「日1,000人前後のロシア人兵士を死傷させている」と主張しているが、これが事実でもリー氏は「ロシアが月2万人~3万人の契約兵士を確保し続けられるどうかにかかっている」と指摘しており、これが続くなら現在の攻勢を維持できるという意味だ。
要するにウクライナ軍発表が事実だったとしても「消耗分を補充できている」という話で、これだけ前線からの報告に嘘が混ざっていると「発表通りにロシア軍が消耗しているのか」と首を傾げたくなるが、結局のところ「1年以上もロシア軍が前進し続けている」という以上のことは誰にも分からない。
追記:クラホヴェとウスペニフカの間にロシア軍が楔を打ち込んで来たため、早ければ明日、遅くとも数日以内にクラホヴェ方面の状況悪化がDEEP STATEから報告されるだろう。もうクラホヴェは11月中に落ちるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
クルスク侵攻は始めた当初「何故やった?」と困惑しましたし、結局戦力や物資引き抜いた東部が悪化して、そのクルスクも進めないどころか押し返されて何も良い事無しでしたね。
まあ、色んな意味で話題にはなりましたけど。
建物とか綺麗なままロシア軍が占領したり起きてたのは、ウクライナ軍が勝手に放棄して逃げてるって以前から言われてましたっけ。
守れないなら無駄に死傷者出すより撤退した方がいいけど、政府や軍が認めないから自主的に撤退するのは兵士達からしたら仕方ないと思いますし。
クルスク侵攻、追加部隊の投入が続いており、仰るように良い事がなかったですね…
ゼレンスキー大統領の拘りを見れば、軍上層部から讒言するのも不可能なことが、管理人様の過去記事から感じます。
コメント欄の皆様が、街・集落が綺麗なままである事を仰るように指摘されていましたが、その背景を知れば『戦争続けて大丈夫なのか?』と愕然としました。
(2024.11.12 嘘は全てを滅ぼす、クラホヴェの状況が新たな惨事を引き起こす可能性 航空万能論)
ゼレンスキー大統領が関わってあれだけ宣伝した作戦ってのもあって、失敗したと認めると面子潰れるし責任追及されるから退くに退けなくなってるのでは?
ロシアからしたら隣接するスームイ州を攻撃して補給やら邪魔してるし、そんな敵地であるクルスクに人や物資を投入するならウクライナ軍を削れるだけ削るチャンスにも思えますが。
もう守るだけの士気も戦力も無いって感じですからね。
ただ勝手に撤退した兵士は帰って来るんですかね?そのまま逃亡したなら更に戦力減りますけど。
クルスク侵攻、仰る通りどうやって収めるんですかね、簡単に逃げるに逃げれないでしょうし…
【西】キーウ=スームィ【クルスク】=ハリコフ=クピャンスク【東】
補給線がこの順番になっているので、(個人的な推測ですが)末端ほど影響を受けやすそうに感じるため、実体・他戦線への影響も気になっています。
何か月か前にもここに攻めてくるってウクライナが発表してさっぱり音沙汰が無かった記憶があるけど、今回はどうなんやろ
「嘘の報告の蔓延」というのはこういう部分でも悪影響がありますね。情報の正確性がどんどん欠けていくので、ロシア軍が攻めてきそう、という報告の確度も信頼できるか怪しくなる。かといって、全方向に備える安全策を取れるだけの予備兵はもはやない。個人的には、ウクライナのそういった苦境に付け込んだ陽動作戦&情報戦で、本命はやはりクラホヴェ方面なのではと思います。
警戒している側は、警戒だけで心理的に消耗するからね。災害警報でもドンドン麻痺して行って、反応が鈍くなると大災害が起きたりする。虚偽の可能性もあるけど。ロシア軍は反応を見て判断しているのかも。
そういう報告を上げておかないとクルスクやポクロウシクに兵力を引き抜かれてしまうからかも。
引き抜かれたあとにもし前線を抜かれて責任を取らされるのは現地司令部だし。
キエフ司令部「お前らのとこと安定してるんだって、攻勢の予兆もない? じゃあ兵力の3割をクルスクに送ってな」
現地司令部「え? ちょっ・・・」
なんてのがあったら、そら攻勢が近そうと報告はしますね。
ポクロフスク〜クラホヴェのドンバス南部を確実に落とす為の陽動くさい
クルスクのロシア北朝鮮連合軍5万人とザポリージャで準備してる部隊を撃破できれば休戦交渉のチャンス到来だけど、そうなると今度は調子に乗って、「やっぱりロシアは弱い。全領土奪還だ。」ってなるだろうなあ。
>クルスクのロシア北朝鮮連合軍5万人とザポリージャで準備してる部隊を撃破できれば
クラホヴェ方面を守っているウクライナ兵が聞いたら激怒どころじゃなく、銃をキエフへ向けて転進してきそうな世迷言ですね。そんな戦力が残っているなら、さっさとこちらに寄こせ、ふざけているのかと。
ただ、ゼレンスキーやシルスキーはまだそのような世迷言が蔓延する噓と虚栄の宮殿の中で「休戦交渉のチャンス到来まで我々は徹底抗戦だ!」と叫んでいるのでしょう。
ウクライナが防衛に徹すればロシア軍が攻勢を(一時)中断する可能性はあります。ロシアの攻勢を一時的でも中断させるほど耐えられたら、撃退した。と言い張ることもできるでしょう。休戦交渉のチャンス到来ですが、もしそうなっても調子にのってチャンスを潰すだろうとも思います。
一発逆転を狙ってクルスクやザポリージャでウクライナがさらに攻撃を仕掛けるなんてのは自殺行為というか自殺です。
>ロシア軍が攻勢を(一時)中断する可能性
問題は、一年間以上絶え間なく領土を奪われ続けている(兵士不足で)ことですね。
(一時)の定義が仮に二週間ほどだとしても、二週間ロシア軍が前進しなかった期間がない。ある方面ではローテーションで止まることはあっても、必ずどこかで進んでいる。
ずっとこれを凌げば、耐えれば、ってやってるけど
ロシアの勢いが落ちてないから説得力がないんだよなあ
対照的にウクライナの兵力が不足してるし前進も許してるから結果的には全然凌げてないし
ブフレダールは昨年一度耐え抜いて、いくつものロシア軍部隊が壊滅的打撃を受けました。
あの時休戦してれば良かったのに、判断を誤った結果、ついにそのブフレダールも落ちました。
落ちた後もたいした拠点じゃないとか苦し紛れの言い訳して。
勝つと調子に乗る。負けると言い訳と戦犯探し。ウクライナの悪い癖です。
まあウクライナには限りませんけど。
残念ながら日本の自衛隊OBにその手が多く、現役が苦言を呈してます
ウクライナ全土がロシア軍に占領される前に、
ロシアが経済的に潰れるか、死傷者多数で国民の退陣要求が強まってプーチン政権が崩壊するならばウクライナの勝ちには一応なるのか。
>クルスクのロシア北朝鮮連合軍5万人とザポリージャで準備してる部隊を撃破できれば
はっきり言えば無理です。
どんな精鋭部隊でもグダグダになる状態になるまでロシアは待ってからのっそりとクルスク奪還に動き始めました。
むしろ、クルスク駐留のウクライナ軍が全滅しなければ御の字です。恐らくそんな所です。
補給拠点のスームィを叩くだけでクルスク駐留のウクライナ軍は勝手に弱っていくのでロシアとしてはあそこにウクライナ軍を貼り付けておくのは非常にリーズナブルなのですよ。
注記で「もうクラホヴェは11月中に落ちるかもしれない。」という漂うクラホヴェ陥落の前触れ、ロシアの突破が成功しがクラホヴェ方面に楔を打ったとなると時間の問題なのでしょうね。
ロシア軍攻勢を1年継続してまるで勢い衰えず、本当にとんでも無い国だしこのロシアを纏めるプーチンは本当に優秀なんでしょうね。
余談ですがプーチンはエリツィン時代に政治に深く食い込むようになったオリガルヒを
政府の意向に沿うならよし、沿わないなら徹底して政治から排除して社会保障を安定させました
相手は政治力も資金力もある経済チンピラなので当然一筋縄ではいかなかったはずですが
結果として自身への集権に成功しオリガルヒが個々に勝手できないようになりました
不正蓄財があるとかはともかくとして、プーチン本人が無能であれば魑魅魍魎の跋扈する、
新興財閥によって私物化されたロシア政府内を改革一新することはできなかったでしょうから
そういう意味では間違いなく優秀でしょうね
プーチンがオリガルヒを粛正できたのはシロヴィキと
サンクトペテルブルク閥の後ろ盾があったからですね
ゼレンスキーも当初は国内のオリガルヒ粛正や、ロシア
との融和政策を掲げていましたが、後ろ盾はほとんど何も
なく、結局は国粋極右勢力に恫喝され現在に至ると
どれほど有能でも(ゼレンスキーは有能とは思えませんが)
後ろ盾がなければ何もできないですね
プーチンが凄すぎ。当時のロシアは金持ちとそれに結託する西側資本に支配されたけど。従順に見せかけて、ひっくり返したからな。演技が凄いよ。ゼレンスキーは本物の役者のはずだけど。
アメリカが後ろ盾だから最強のはずなんだけど、、、
同感です。期待外れであれば、後ろ盾には見限る選択肢もある訳ですので、やはりプーチンの優秀さが際立ちます。
ウクライナ側が防衛を強化すれば、それだけ他の地域が手薄になる。
強化しないなら、そのままここを押し潰す。
どっちに転んでもロシアの利、というわけですね。
戦力で圧倒している側は、奇策を弄さずともいくらでも有利な局面を作り出すことが出来る、古今変わらない戦場の原理原則です。
逆にウクライナは何かしないとジリ貧ですが、何か手があるのか、、
まあ、それがクルスクだったので、もうどうしようもないですかね。
>もうクラホヴェは11月中に落ちるかもしれない
まあ、一連の動きと状況を見てたらそうなりますよね……
とうとうウクライナ側の陣形が崩れ、決定的な突破が成立した可能性がありますね
ここに来て南ドネツクを舞台とした非線形会戦の天秤がロシア側に大きく傾きそうです
兵力差は開く一方、トランプ再選でNATOの参戦確率は0に、これまでの支援すら継続されるか不透明(アメリカは削減されそう)、まだクルスクで遊んでる。ウクライナ兵の士気が保てるはずもなく、立て直しはほぼ不可能でしょう。
兵力差もそうですが、ヒルニクやクラヒフカが急に陥落する少し前、ヒルニク近郊に「開戦当初にロシアに寝返った元ウクライナ軍人を中心に編成された部隊。」が配置された。との情報がありました。
もしこの部隊が戦闘より調略を目的とした部隊なら、ヒルニクやクラヒフカの早期陥落はこの部隊の成果かも。
もしそうなら、今もどこかで降伏や撤退交渉が行われているかもしれません。
プラス北朝鮮の参戦…トランプさんの仕事に期待しましょう
焦点が本格的に、ウクライナがどのくらいましな負け方ができるか、になってきましたね。
もう勝ちも引き分けも不可能なら、少しでも将来に繋がる負け方を模索するしかない。
東部戦線が後退に次ぐ後退の状況でクルスク・ザポリージャに攻勢がきたらもう支えられないでしょう。
さらにトランプ次期大統領にウクライナは完全に劣勢であると見せつけ、軍事支援を継続する判断をしないようにする思惑もあるかもしれません。
ヴフレダル陥落~南ドネツクの攻略により、南ドネツク~ザポリージャへの補給路が万全になっていますからね。
ザポリージャ方面は、しばらく大きな攻防が発生していなかったため、ウクライナ軍が部隊をどの程度残しているのか気になっています(クルスク侵攻に引き抜かれていなければよいのですが…)。
「ロシア軍がスームイ州への侵攻を計画している」と言っておいてクルスク侵攻をやらかしたように、「ザポリージャでロシア軍の攻撃が始まる可能性大」と言っておいてザポリージャ原発奪還作戦でもやるつもりなのかと一瞬思ってしまった。
トップに寛容性が無いと、おのずと組織は都合の悪い事を隠しがちになりますからね。
クルスクの失敗はもはやゼレンスキー以外誰もが認めるところですが、反転攻勢の時も認めるまでにかなり時間を浪費しましたから、結果要塞化の指示が遅れてまともな要塞なんて準備されなかったですし。上手くいってるときは強いのかもしれないが、頑固で失敗を受け入れることができず決断の柔軟性に欠ける。
戦時下の国のトップとしてはなかなかヤバいすね
まあ、ゼレンスキーですから。自分がただのコメディアンであり、歴戦の将軍ではないという事実を認められないでしょうね。
戦略に口を出し、現実に応じた柔軟な決定もできない。認知症疑惑がある某大統領もそうですが、現実的な思考がかけています。
その最たるものがプーチンとは交渉しない。ウクライナの頭越しに交渉しないという愚かな決定だと思います。
勝利以外戦争が終わることはなく、それはロシアの勝利だとしか言えないわけです。勢いに任せて、愚かな決定をして、それを変えられないのはトップの資質はないと思います。
西側の設定だと2025年に
ウクライナの反転構成2がある筈なのですが
その戦力は何処に…
私には第5次ハリコフ攻防戦が
始まるイメージしか湧いてきません
クラホヴェとウスペニフカの間までもう来てるのって思って調べたらダルニジェに入ってる情報あるのね。
随分突破してきたなぁ…もし本当だとしたらウスペニフカの南は全部総崩れでさっさと撤退しないと完全に包囲されるんじゃ…というかすでに遅いんじゃ…。
マップを見るに、大釜の先端が急速に縮小してきています。おっしゃる通り、早く撤退する必要があるかと。
ダルニジェが制圧されると、ウスペニフカは南北から挟撃される形になりますから、持ちこたえるのは無理筋ですね。仮に粘ったところで補給路が全て射程に入っていますから、長持ちはできません。
ルカシェンコ氏の言った通り本当に今年が最後のチャンスでしたね(過去形)。
ロシアが停戦しないと駄目な理由をウクライナ側がむしろ率先して無くしていっている一年でした。
ウクライナ国民も何されるかも知れませんが声を上げた方が間違いなくよかったです。
このままだと続々動員されていく道しかありませんが、新兵だらけの部隊が今のロシア軍にぶち当たるとか冗談でもやめて欲しいです。見掛けの兵力が互角でも手も無く捻られても全く驚きでは無いので。
本当にね、感想を書くと「我ながら辛辣!」ってなるので書いたけど消しましたが、本当に何度もチャンスはあったんですよ。
それを許さなかったのがバイデン政権だったりEUだったり英国だったりしたというのもあるでしょうけどね。
本当に西側の人達は雁首揃えて何をしてたんでしょうか?
ロシア一国に西側の集合知は全く歯が立ってないねと言うのが俺の感想です。
ほら、やっぱり辛辣になりました。これでもマイルドですけども。
完成しちゃってますからね、ロシア製肉挽き機……
しかも改良に改良を重ねられた新バージョンです
そら北も製法を欲しがるでしょう
誰が声を上げるんでしょうか
8月の世論調査でもウクライナ国民の8割はロシアへの領土割譲を受け入れられないと回答しています
NATO、EU加盟の断念についても大多数が受け入れられないとの回答です
どうもこのブログのコメ欄には。独裁者ゼレンスキーが国民を不本意な戦争に引きずり込んでいるという物語を構築しておられる方が多数いらっしゃるように見受けられます
実際はウクライナ国民の戦意はいまだに旺盛です
それならば全然構わないので。
俺としては。
ウクライナ国民が望んでいる事なら、文字通りそちらの方面には何も言う事はありません。
あとはそれが真の民意かどうか、同調圧力に呑まれたものとかではないかどうか次第でしょう。
戦意旺盛であるならば、なぜ動員兵や動員のための予算が迅速に集まらないのでしょうか。
ロシアの要求を「受け入れられない」のは理解できます、ですが「誰が犠牲になるか」
という問いには誰も手を上げないという現実が有りますからね。
兵員の枯渇と言う問題が解決できない以上、ウクライナ人がどう思うかは関係なくロシアの要求を全面的に受け入れざるを得ない事になると思います。
>実際はウクライナ国民の戦意はいまだに旺盛です
国民の戦意は旺盛なれど、徴兵からは逃げる不思議の国ウクライナ。
ウクライナ語では「戦意」とは、“自分は安全圏にいて他人を戦場へ送り出すこと”を指すのだとしたら、友人付き合いはしたくない国ですね。NATO軍もウクライナのために戦場へ送り出されることを望むとは思えません。
追記です。
西側の世論調査が本当に実態を表すものでしたら、今頃ハリス大統領が当選してるはず。
世論調査と現実は異なりトランプが圧勝したのに、ウクライナの世論調査はゼレンスキーに都合の良い数値が正確無比な現実だとは考えにくい。しかも8月は、クルスク侵攻直後で一番沸き立っていた“外れ値”に過ぎない。トランプ当選後の世論調査でなければ、あまり参考にもならない。
正確無比とまでは言ってませんがね、そういうのを藁人形っていうんですよ
しかしながら8割の数字が切り口を変えただけで5割を切るとも思えませんがね
おっしゃる通り、戦意が旺盛なのに動員逃れが横行してることに着目すべきかと思います。
戦意の意味が歪んでる可能性も大ですが、もう一つ可能性があって、口先だけということです。
ビジネスでも、前向きに検討します!という顧客。やたら褒める面接官。目標必達!根性!と言いながら異様に生産性が低い部署。口先だけはよくあります。
同じように動員逃れの横行。パルチザン活動がほぼない。キーウでは日常をSNSで流す。国外志願兵も極小。これを見て戦意旺盛とはビジネス的にはありえません。
実際面を無視した戦意は存在していないと同義です。
常識と社会人としての一定の経験があればわかりそうですが
その口先が民意を形成し政策に影響を与えるのが民主主義というものですので
しかし常識とか社会人とかビジネスとか、具体的実績に不安を抱えた方の物言いですよね
うーん。民主主義かどうかは正直関係ないですね。
民主主義だろうがなんだろうが、負ける時は負けます。自分がしているのはその領域の話です。(一例は、アテネがスパルタに負けたこと)
口先の戦意が世論に影響を与えたとして、兵士が増えないなら、負けます。そして、行動に移らない戦意は意味がない。ビジネスの例えは自分の実感から来ていますが、戦争から例を取りましょう。
日本の軍部が一億玉砕を口にしても、実際はアメリカ軍が来た時、抵抗らしい抵抗をしなかった。これは事実です。
一方、アフガニスタンは頑強な抵抗によってアメリカに勝利した。これも事実です。
その両者の差は何か?戦意が本物かどうかです。
戦争という領域で、口先だけ勇ましいことは勝敗に影響を与えないということです。スポーツがよければ、そちらでもたくさん例があります。
調査上の戦意が高ければ勝てるのなら、ウクライナが劣勢なのはなぜですか?大日本帝国が負けたのはなぜですか?
この質問に答えてくださいますか。
「シルバー民主主義」が機能してるんじゃないですかねー。
徴兵されるような人は、そもそも調査対象から既に除外されているでしょうし。
>実際はウクライナ国民の戦意はいまだに旺盛です
定量化出来ない、定性的な人の感情を、しかも現地に言って話した事の無い人間がどうして分かるのか
推定なら兎も角、断言するのは外部の分析者にあっては宜しくない姿勢ですね
ウクライナは士気旺盛とか言ってる人が居るけど、言論の自由においてあの国が今どうなってるか知らないんですかね?
一旦停戦は必須でしょう、今の世論自体十分民意が反映出来てるとは言えませんし、報道統制も酷いですからね
断定出来ない現実を推測する上で、着目点の選別は重要ですよね。センスが必要なので、結果に大きな差異が出てくる分野です。
確かに、”口先だけ“は社会生活を送る上でよく見かける事象です。そして、実を伴わないという事実を見破ることが出来ないととんでもない誤認したり、被害を受けることさえあります。そういう目的でなされるのが”口先だけ“という側面もあるでしょう。
“動員逃れの横行。パルチザン活動がほぼない。キーウでは日常をSNSで流す。国外志願兵も極小。これを見て戦意旺盛とはビジネス的にはありえません。”
これ程多彩で良質な情報を手にすれば、世論調査の質を疑うのは当然でしょう。政策を実行する為に、民意を歪める目的での調査公表だと判断するのが妥当だと私は思います。
監視技術が段違いに進歩した21世紀に旧世紀型のパルチザン活動なんて無理でしょう?
せいぜい、スマホで現地情報を流すのが精一杯。
ちなみに過去にウクライナパルチザンは、ユーゴやフランスなどと違って、ナチスドイツを相手にじゃなくて、ソ連・ポーランド相手に戦っていました。
ライブカメラなど当局側の装備はレベルアップしていますが、失敗を繰り返しても尚、生命を賭して挑戦し続けるのが”戦意“旺盛というものだと考えています。
現在の監視技術が完全に劣勢側の抵抗活動を抑えるものであるなら、10/7のガザもあり得ないことになってしまいます。
戦意旺盛ならば、監視システムの穴を探り続け、一部当局側の懐柔を試み、無謀と思える活動が度々報道されると思います。仰る通り、旧世紀型パルチザン活動は難易度の割に見込み成果が乏しいので、ハッキングやら不審火などが現代における主要な活動形態なのかもしれませんが。
10/7以前のガザ地区ってイスラエルはゲットー化していただけで濃厚な監視などしていなかったのでは?
パラグライダーで高い壁を越えるのは南斗人間砲弾もビックリでしたが。
境界の監視は濃厚だったと記憶していますが…
・多数の監視カメラをドローンで破壊
・機械やシステムに頼りすぎたイスラエルの油断
・パラグライダーやバイクなどを利用した奇策
など、突破は衝撃をもって評価されていたと思います。
しかもこちらは敵味方判別容易で設備が充実した境界“線”での監視です。広大な”面“でかつ敵味方判別困難な露占領地の方が遥かに監視困難だと考えられます。