シルスキー総司令官は「航空機を整備する優秀な人員を歩兵に転属させない」と明言したものの「動員は前線のニーズをカバーできておらず、合理的な範囲で兵站、補給、整備部門の削減措置を講じている」と述べため、改めてウクライナ軍の人員不足や動員が上手く行っていないことを浮き彫りにした。
参考:Інтерв’ю Сирського! Нарешті сказав правду! Ексклюзив ТСН.Тижня!
参考:Ukraine Air Force specialists safe from transfer to infantry but mobilization issues remain, Syrskyi says
参考:Сирський пояснив переведення в піхоту: Можливості мобілізації не покривають потребу
参考:Головнокомандувач ЗСУ анонсував український комплекс ППО, “не гірший, ніж Patriot”
参考:Ukraine developing its own air defense system to combat Russia’s ‘Oreshnik,’ Syrskyi says
改めてウクライナ軍の人員不足や動員が上手く行っていないことを浮き彫りにした
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は自身が告発した第155旅団問題について14日「最高司令部が新旅団編成を中止し、新兵を経験豊富な既存旅団や大隊に供給し始めた」と報告したが、同時に「最高司令部の決定に反して第156機械化旅団の編成が継続されている。この旅団は第155旅団を編成した西部作戦司令部によって編成作業が行われており、残念ながら人員配置や訓練の方法は第155旅団と同じように不十分で、シュヴェデュク准将も西部作戦司令部の司令官職に留まり続けている」と指摘。

出典:155 окрема механізована бригада
ウクライナ軍参謀本部も19日「第156機械化旅団の査察中に多くの重大な問題が判明し、旅団司令部の一部を戦闘経験がある指揮官に交代させた。さらに第156旅団の戦闘能力を高めるため戦闘経験がある将校や下士官を部隊に移動させる。東部戦線での経験に基づきUAVオペレーターと電子戦オペレーターの訓練を強化した。第155旅団の過ちを繰り返さない防止措置が講じられている」と発表、結果論かもしれないがブトゥソフ氏の指摘が生かされた格好だ。
さらにシルスキー総司令官はウクライナメディア=ТСНの取材に応じた中で「航空機整備を専門とする優秀な人員を歩兵に転属させない」と明言したものの「我々の動員は残念ながら前線のニーズをカバーできておらず、合理的な範囲で兵站、補給、整備部門の削減措置を講じている」と述べ、Ukrainska Pravdaは「動員がニーズを満たしていないため歩兵への転属が必要だとシルスキーは説明した」と、kyiv Independentも「空軍の整備兵らは転属を免れたが動員問題は残るとシルスキーは言う」と報じ、改めてウクライナ軍の人員不足や動員が上手く行っていないことを浮き彫りにした。

出典:Public Domain
因みに最高議会のエゴール・チェルネフ議員(安全保障・防衛委員会の副委員長)は2023年7月「独自の中距離防空システムを開発中でテスト結果も良好だ」「このシステムはパトリオット、SAMP/T、IRIS-Tの類似品ではなくHAWKシステムに近いと思う」と述べたことがあるが、シルスキー総司令官は「オレシュニクの脅威が独自のミサイル防衛システム開発の強い動機になった。旧ソ連時代に対空システムを製造していたため必要な技術もノウハウを持っており、既に開発は始まっている」と述べ、パトリオットの類似品かと尋ねられると「そうなることを期待している」と述べた。
オレシュニクは中距離弾道ミサイルなのでパトリオットと同等システムでどうにかなる問題ではないため、専門的な意味で「そうなることを期待している」と言ったわけではないと思うが、ウクライナメディアでは「オレシュニクに対抗できる防空システムを開発中」「開発中の防空システムはパトリオットシステムに劣らない」と報じており、一般向けにはこうなるしかないだろう。
関連記事:ウクライナが新旅団編成を中止、今度は空軍から人員不足のSOS
関連記事:ウクライナ、HAWKに相当する独自の中距離防空システムを開発中
関連記事:SS-20の再来、中距離弾道ミサイルによる模擬攻撃はNATOへの警告
※アイキャッチ画像の出典:СИРСЬКИЙ
兵站、補給、整備を削ったらまずいと思うんですが
それは大丈夫なんですかね…?
包囲されれば必要なくなるから(白目)
ウクライナ軍は砲弾不足が極まったせいで補給の負担が減っているらしいので前の二つは意外となんとかなるかもしれません。整備は…手間のかかる西側製の戦車等の兵器を倉庫にしまい込むとか…
かと言って歩兵を削って戦線突破されたら、後方は蹂躙され消滅する運命ですからね・・・
負け戦の最後は小銃持った一兵卒になるしかありません
去年の今時期、50万人徴兵をゼレンスキーが拒否していました。その時にも後方部隊の配置転換で乗り切ると同じ事を言ってます。
結果はご覧の通りで実効性は薄い。
この記事のトップの写真を見る限りの、この司令官はゼレンスキー共々腹が出過ぎで、それって前線にいる兵士とは対照的にどんだけ甘えた生活をしてるんだよ……としか思えない。
日本にいる自分でさえそう思っているんだから、兵士になったウクライナ人が逃げ出したくなる気持ちは分かるというか、それが普通。
停戦とかしてしまったら、ゼレンスキーやこの司令官は買った恨みを抑えれらなくなって、ロシアが戦犯として裁こうとしなくても、ウクライナで暮らすことは出来なくなるかもしれないから、無理ゲーな戦いを続けてるのもあるんだろうけど、それならそれで海外に亡命するなりした方が少なくとも、長い間ずっと無理な負け戦をさせられている前線の兵士にとっていいのは間違いない。
人種差別的な意図は全く無いけれど、白人って年取ると太る人多くない?
体質とか人種的なものもあるだろうし太っている=贅沢の証拠は違うんじゃないかな。
おっしゃる通り特にスラヴ系は脂肪の付き方が違う上、画像は少なくとも膨らむ服で顔も肥満ではないように思います。
ゼレンスキーも言うほどではないです。エリツィンのようなのが欲に肥えた肥満というのですよ…
郷土料理が豚肉の脂身の唐揚げですからねえ。
人種と言うより文化の面も強い。
いよいよ末期臭がキツい
一年以上前から同じ事言い続けていい加減恥ずかしくないの?
前線歩兵が、最前線にいることが、あらゆる作戦の大前提になりますからね。
精鋭部隊は、予備部隊として温存しなければ反撃できず、最前線で消耗させればどんどん苦しくなります。
クルスク侵攻占領の長期化より、精鋭部隊や武器物資をとられ続けているのが、本当に手痛いなと感じてしまいます。
そもそも非戦闘部門で勤務している兵士は健康上や体力上の問題で前線の過酷な任務に耐えられないと判断された人が多いだろうから、彼らを歩兵として転属させても受け入れ先の部隊には喜ばれないように思う。
クルスクを捨てて、東部に集中した方がマシだと思うけどね。
取り返しの付かない事態に陥る前に、ミスを認めて方針転換した方が国民も真摯に受け止めるだろ。
(スレチ失礼します)
つい最近Xにて、管理人様が某ユーザーより因縁を付けられているのを見てしまいましたが…
何故あんなに攻撃的なのかと疑問に思うと同時に恐怖すら感じるんですよね、自分の思う”正しさ”のみが全てでありそれ以外は間違いであり敵だ!みたいな単純な思考は恐ろしいです。
統合失調症患者は100人に1人の割合だそうで
通り魔みたいな攻撃的な人が国内に100万人以上いて
それぞれが情報発信出来てしまうのは怖い世の中ですよね
ナニソレ怖い。
ましてやSNSの普及で顔も名前も出さずに口撃出来るようになってしまったからその手の人がより気にくわない相手を叩きやすくなってしまったと······
兵庫の件も最悪の展開になってしまったみたいですね···
親ウクライナ派の私も無事にドン引きしましたよあれは······
管理人殿に言う前に当該メディアとか適当抜かしてる本人とか言うところあるだろっていう
”神聖三文字”氏と言えば、ぶっ飛んだ人として2ちゃん時代から名高い。あちこちで真面目な人の真面目な発言に絡んできてる。とある元自士官のブログにはタグまであった。で、実は横文字に弱いカタログミリオタに過ぎないことを晒してるのだけれども使い勝手が良いのか、某サイトでライターしてたりHJ増刊で記事書いていたりする。
しつこいがそのうち「勝利宣言」して引き上げていくでしょう。
匿名さんの投稿を見て、改めて絶望しています。「戦前に戻る」どころか、「露探許すまじ!」「おろしあ間諜おそろしや」の世界では?…。況してや管理人様は(経緯はどうあれ間違い無く被害者である)ウクライナを応援しつつ戦場の事実を開示して下さっている訳で、感謝されこそすれ、攻撃される謂れは無いと思うのですが…。私の様な書き込みがご迷惑になっているのかも…。私は約20年ネットから距離を置いて来ました。パソコンがオフィスの福音になった様に、諜報機関が大喜びのツールじゃねえか!と個人的に予感したからです。食い詰め売文家を十人かそこら雇えば貞子式に拡散して世論操作・誘導は自在、百人使えば革命を扇動する事も可能ではと…。最近とある事情でネットに戻って来たら、更に事態は進み、親米と反中・反露(反イラン)が義務かの様になっている様に感じ、恐怖しています。少数意見どころか“極論”ですら、多様性の担保で強くなる民主主義の保険の様なものだと思うのですが…。陰謀論が良く無いのは当然かも知れませんが、民主主義国の国民を「殺し・殺され一文の得にもならない」戦争に駆り立てるのに、情報操作や謀略抜きで可能にする方法を逆に教えて欲しい位です。その“攻撃的ユーザー”の方がそうだとは限りませんが、つい疑ってしまいます。私自身も暫く自重しようと思います(怒りで我を忘れてしまうかも知れませんが…)。
カッとなる気持ちは分かります。私も人のこと言えた義理はありませんが、そんな時こそアンガーマネジメント(目を閉じて心のなかで6つ数える的なやつです)が大事ですね。
彼は楽観的なウクライナ勝利論にも噛みついているので、「露探許すまじ!」というタイプでもないです。
単なる噛みつきマンかと。
(発言こそしてませんが、おそらくロシアが勝利すると思っているのでは?)
件の記事については、コメント欄でも土子氏の主張を鵜呑みにしている人が多数いましたので、問題がない紹介記事とは言い難かったとは思います。
管理人様による記事削除対応を支持します。
まあ神聖三文字先生は昔からああなので…
航空万能論GF氏はこういうニュースを現地メディアが伝えていますよと紹介しているだけなのでフェイクニュースなんて指摘される謂れはないと思いますが、まあ土子文則が極左活動家でその発言が全く信用ならないのも事実なので当該記事でそれを指摘していればよかったかもしれませんね
その方の評価については主眼なのでコメントします。
まあどうやら色々問題がある方のようですが、なんだとしても現地で表彰されて、現地向けに今も活動して戦地付近に残ってた人なので、彼の発言が真実かどうかともかく現地メディアに取り上げられたのでしょう。
現地の人にとっては毛沢東主義だろうがレーニン主義だろうが…それが知れ渡ると微妙かもしれませんが、日本でとやかく言う人や外国に逃げた人よりは重要で傾聴に値します。
それはたしかにそう。結果が伴わなかったりやり方に問題があったかもしれないけれど、口だけ番長よりは行動している時点で万倍優れてる。
イデオロギーで、真偽や信用できるかを判断するのは微妙だな。
現状、親露だから嘘プロパガンダと散々叩かれたわけだし。 イラクの大量破壊兵器とかも、反米だから共産主義者だからと、発言を無視、嘘扱いして、案の定な結果。 人質事件の時も共産党員だからヤラセとか叩いていたし。
攻撃性は遺憾ですが…それでも外部のことですしコメント規約で特定個人へのコメントは禁止事項なので、そういったことはここでは語らないようにしましょう
まーた管理人がスルーしてるのにわざわざマッチポンプ持ってきちゃって、そういうのがコメント欄の質を低下させるんやで。案の定個人攻撃っぽい書き込みワラワラ沸いてきてるし。
こういう「ご注進」は、余計なお世話以外の何者でもありませんな。
ご本人が放置できないと思えば、反論エントリを書くのは過去にもありましたし、無視するかどうかは本人が決めることです。
基本的にはそのスタンスであるべきだと思いますが今回は向こうから仕掛けてきた訳ですから特例かなあと。
神聖三文字先生に何か言われるような事なんて管理人はしていませんから。
まあ以前「航空万能論はRYBARの情報を元に記事書いてるからロシア寄り」とかデタラメ抜かしたのに対して「いやディープステートと双方の情報を照らし合わせてるんですけど嘘つかないでもらっていいですか?」のカウンターが効いちゃったんだろうね
端から見りゃろくに確認もしないでデタラメ言ったのがそもそも悪いのに逆ギレとかガキかよ、と思うわけだけど今回に限らず氏はガキみたいな事ずっとしてたわけだしさもありなん
問題ない。この話は数日中にケリがつくはずだ。
他兵科も歩兵に転用するのは軍隊としても国家としても典型的な末期症状じゃない…?
整備は専門職の一種なので、それこそ一人前になるのに年単位で必要になるのに前線送りにしてしまったら取り返しが付かないでしょうに
「合理的な範囲で兵站、補給、整備部門の削減措置を講じている」という発想自体がもう末期にしか思えません
ウ軍にあっては航空機整備なんて、騎兵科の馬調教師のように需要のない職種。使える飛行機も飛行場もろくにないのですから。後方で遊兵に無駄飯を食わす余裕はないという判断は残当。
ベトナム戦争で前線送りを避けたい米若者は赤紙が来る前に(1)州軍※(2)海軍(3)空軍に志願した由。
※小ブッシュが典型
ベトナム戦争で言えば、前線送りのない水兵に志願したのに海兵隊が足りないとレザーネックに強制転属になるようなもので驚愕でしょうね。
ま、ウクが末期(まつご)症状なのは間違いありません。
でも、ぶっちゃけ、チャレンジャー戦車の整備兵はもう前線に送っても問題ないような気が。。
もうまっとうな戦える状態の軍隊じゃないよね
何とか西側の輸血や個々の兵士の死に物狂いの奮戦でなんとかしてる状態で
>開発中の防空システムはパトリオットシステムに劣らない
あのV1もどきの巡航だかドローンだかの出来から見るに100パー無理w
まあソ連時代S-300とかブークの開発に関わってたわけだから対空ミサイルの開発自体は不可能じゃないだろうけど、ウクライナ産巡航ミサイル、ドローンの記事にあったようにそれを製造、量産するってのはまた別問題だから厳しいだろうね
むしろ作るべきはS300みたいなものだと思うんですがね。パトリオットなんて高くて足りないの典型…
まあでも今の前線のウクライナ軍は野戦防空が機能してないのでブーク(ホーク)のような短距離ミサイルも必要だと思いますよ
もちろん中高度の防空ミサイルも必要ですが
ブークやホークは中高度ミサイル…
まあ短距離相当のシルカ・ツングースカ・パーンツィリがドローン対策に大活躍してるのはそのとおりですが
クルスクから撤退してくれ······
何でやったんだと叩かれるだろうけど撤退そのものにはもうケチはつかんだろうよ
クルスクからの撤退なんて現実的じゃないでしょう。補給路が完全に遮断されているわけでもなく、現地の防衛線がまだ機能している以上、撤退すればウクライナ領内深くまでロシア軍に進出されるリスクが高い。戦術的観点から見ても、現段階では防衛継続が最適解かと思われます。戦略的観点?そんなものは知らん
一旦は撤回されたとはいえそのうち空軍機甲師団や警察官を軍人に転用した警察師団とか出てきそう
警察大隊などは既にあります
トレツクで警察主体の旅団(名称は失念してしまいました)が戦闘していたはずです。
AP通信の記者がマリウポリでの戦闘を記録した映像でも記者の案内をしていたのはAKを持った警察官でしたね
トレツクにいたのは内務省傘下の攻撃親衛隊のひとつ、リュート旅団ですね。
攻撃親衛隊は内務省の国家親衛隊、国家警察、国境警備隊をもとに23年2月に設立が決定された部隊で、リュート旅団は国家警察から志願者を集めた部隊です。
攻撃親衛隊は南部反攻作戦において市街地掃討戦を担う予定の部隊だったのでトレツクに投入されたのでしょう。
ありがとうございます。勉強になりました。
あるいはそんな彼らだからこそトレツクをここまで支えられたのかもしれませんね。
消防士や刑務官や国境警備隊まで駆り出しそう…
国境警備隊の駆り出しは国内の男子諸君から大歓迎されそうですね…
オレシュニクは運動エネルギー弾と言われています
極超音速という特徴によって迎撃困難であるのと同時に、それ自体がミサイルの破壊力に直結しているわけです
つまり弾頭の破壊によって爆発を阻止することを想定していた従来型MDでは落下物を阻止することは出来ず、そういう意味での迎撃困難性をも備えています
ターミナルフェイズにおける弾道弾迎撃の技術的困難さはPAC-3弾を見ればわかる通りです
速度と誘導性能を稼ぐために迎撃弾自体を小型化し、弾体全体にスラスターを仕込み、炸薬と燃料は極限まで少なく、そうすることでようやく弾道弾への命中が期待出来るわけです
しかし逆に言えばこのような構造であることからPAC-3弾の持つエネルギーは最小限であり、弾頭の破壊の必要十分をなんとか満たせる程度の設計のため、運動エネルギーを相殺することは極めて困難です
記事の写真の地対空ミサイルすごいですね、こんなにミサイルみたいなミサイルってあるんでしょうか?
HAWKだと思います。冷戦時代の旧式SAMですが自衛隊でも現役です。
ホークミサイルですね
自衛隊でも使っていた米製地対空ミサイル「ホーク」ですよ。1950年代以来じゃなかったかな。
米レベルなどからプラもが出てたし、最近もドラゴンとかから発売されてるくらい普及し長く使われ人気があります。
それこそ日本でもよく見てきたから典型と感じるものでしょうね
中SAM に全部置き換える予算が無かったのでホークは改良型ですがまだ陸自で現役ですね
ソ連の2k11が昔のsfポクて好み。ウクライナには是非、復活、改良していただきたい。無駄だけど。
でもそのかき集めた戦力は殆どクルスクに送るんでしょう?ギャンブルの負のスパイラル・・・。
転属つったって基礎的な訓練くらいはしたかもしれないが、実戦で通用するのか?
今のロシア軍相手に通用するとはとても思えないが
せっかく育てた専門職をこんな所ですりつぶすなんて
ジリ貧という言葉がしっくりくる
これは難しい問題で。
高度技能職は前線勤務を命じられない、という規定を悪用して技術も経験もないのに賄賂を積んで後方部隊に入り込んでいる連中が非常に多くて社会問題になっているんですよ。
バトゥソフ氏の糾弾にも、よく読むと怪しい部分があり。
氏は空軍基地の対空機銃トラック部隊が前線への転属を命じられたのを批判していましたが。空軍基地にシャヘド対策の車載機関銃なんて本当に必要かどうか。バンカーと土嚢で十分ではないのか、と。
キエフ近郊の車載対空機銃部隊は無駄メシ喰らいとして軒並み前線に送られたそうですが、その矛先が空軍基地の対空部隊にも向けられている、ということですね。
空自でも要員を確保できないと、VADSが用廃になっちゃいましたからねえ。
そしたらドローン対策でやっぱり必要だったんじゃとか言われてるし。
何で22年に動員を始めなかったのかと悔やみきれんな。
22年の反転攻勢失敗時が今考えたら一番余裕があったのに、人事の混乱で全改革がキャンセルされたのが宇軍衰退の原因だと思う。ロシアの柔軟性についていくのは無理でも、今みたいな完全な機能不全にはならなかったのでは?
ブトゥソフ氏が14日に指摘して19日に改善案発表ですか
一見すると良いように見えますが、外部のジャーナリスト
に散々指摘されて改善、しかもそんな迅速にできるの?
できるなら、なぜこんな状況になるまでできなかったのか
要するに、組織の自浄能力が全くないということでしょう
どうも批判されて上っ面だけ「ハイハイ、改善しましたよ」
という、底なしの腐敗臭が漂っている感じがしますね
同様の傾向は、記事の最後の4行でも感じ取れますな
オレシュニクに対抗できる防空システムなどアメリカでも困難
なのに、「開発中」と、、、どころか「開発中の防空システムは
パトリオットシステムに劣らない」とはズレすぎでしょう
ミリオタニキには釈迦の説法でしょうが、パトリオットシステム
で中距離弾道ミサイルの迎撃は不可能だというのに
てか国産対空ミサイルはパトリオットと言うよりホークだと認めていながら、オシュレチュニク迎撃とか言うのは?だな。まあポジショントークだと分かる人には分かるから良いのか?
実際問題ウクライナは無茶な攻勢とか死守して包囲とかしないようにしながらひたすら塹壕掘って防御に徹し続け数年持久戦をやっていればロシアの戦時経済が倒れて有利な形で停戦って可能性は十分あったと思います。
それをせずに無茶な攻勢と死守ばかりやったからこの惨状なので妥当な持久戦略から無茶な攻勢戦略を選ばせたのはやはり自らへの過大評価と敵の侮蔑からなのではないかと考えます。
我々日本人もミリオタの中でさえ中国は経済不況から崩壊する、軍隊は汚職だらけで兵器も見かけ倒しっていうのを真顔で主張する人も多いですから、ウクライナの教訓を学びたいですが無理なんでしょうね。
未だに前大戦時の事すらステレオタイプな話しか出来ないですから。
まず、ミリオタが、一般人より、軍事に明るく、妥当な判断力を有しているという思い込みからなんとかした方がよろしいかと。
軍事知識が一般人よりあるのは間違いないでしょうけど、判断力を担保するものではないのはこの界隈に住み着いていればすぐにわかることです。
ミリオタにも色々ある。
戦史や戦略が好きな人も居れば。兵器のみの人も居る。国にこだわる人も居れば、拘らない人も居る。
第二次大戦から学ぶ教訓も人それぞれだ。
ガンダムから入る人も居れば。40代、50代あたりは小林よしのりの戦争論から入っている人も居る。
そもそもマニア、専門家が自分のジャンルの知識を過信して、素人に負けるのは良くあること。
自分に対する戒めです。
まあ、我が国のミリオタというのは兵器でカードバトルゲームを始めたり、戦争をRPGやソシャゲ的に考えたりしがちですからな
著名な軍事ブロガーの先生ですら兵器のスペックでカードバトルしてますし
本邦は軍事が身近な物じゃないし、ゲームにしても戦争モノは諸外国のようにポピュラーな存在じゃないしで、仰るようにミリオタを名乗っていても実際には軍事に明るいわけではないのはどうしようもない事ではあります
NATOの軍事力にすがってロシアを無視したウクライナが戦争で破滅寸前
日本は最新の対空兵器も必要だがトランプが大統領就任演説で言ったように
戦争に巻き込まれない政治外交が最重要
ひたすら防御の持久戦を続けていたら、「攻勢のチャンスがあってもチャレンジしない」などと罵られ、「映えが無いので支援国民が飽きる」という効果で支援が更に先細りし、防戦一方の政府に国民がウンザリ、更には露側は宇側の防衛体制に合わせた攻撃形態や体制に変更したかもしれません。
無理な攻勢や無謀な死守命令というミスは露側のボーナスタイムではありますが、同レベルのミスは露側にもそれなりにあるでしょう。結局は、総合力で圧倒的に劣り西側支援に頼る宇側にはミスは許されず、目立つということではないかと。
確かに、ミスが少なかったら現在の戦況は随分と違ったものになったでしょうが、それでも、
”露の戦時経済が倒れる“
”有利な形での停戦“
に至ったか疑問ですし、お互い相手のいる長期の大規模戦争においてボロボロとミスは露見するのが当然では無いでしょうか?
そもそも、それなりにミスが少ない政府や国家なら、戦争に至る前に色々と有効な手を打つでしょう。
自らへの過大評価と敵への侮蔑なんてのはミリオタが好きそうな言い回しですね。
物事の判断は外部からは不合理に見えるものでも内部的には合理性があるもの。学ぶべきは不合理に見える合理的判断が行われた理由でしょう?リスペクトの無さという点においては中国を簡単に侮る人と変わりませんよ。
イデオロギーは横に置いておいてミリタリーな話ができるここを見つけられたのは私にとってけっこうなプラスですな。
その手があったかみたいな発見もしばしばあるし。