DEEP STATEはクルスク方面について17日夜「ウクライナ軍はプレホヴォを失い、ロシア軍はプセール川を渡河してクリロフカ郊外まで前進し、38K-024方向でもノヴォイヴァノフカとクルグレンコーに迫っている」と報告、Economistも「ウクライナ軍はクルスク州で厳しいクリスマスを迎える」と報じた。
参考:ССО розповіли, що відбулося на Сумщині 10 грудня: не прорив кордону, а ДРГ
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 13 декабря 2024 года
参考:Ukrainian troops celebrate a grim Christmas in Kursk
2024年を領土の増減や目標達成の度合いで評価するなら「ウクライナが負けっぱなしだった」と言うべき
DEEP STATEはクルスク方面について9日夜「ロシア軍が国境を越えてスームィ州オレクサンドリア方向に前進した」と、ロシア人ミルブロガーらも「プレホヴォ奪還作戦の一部としてスームィ州オレクサンドリア付近のウクライナ領を占領した」と報告、これに対してウクライナ軍は「DEEP STATEが報告したスームィ州オレクサンドリア方向へのロシア軍前進は誤報」「ロシア軍がスームィ州を越えた記録はない」と反論していたものの、ウクライナ特殊作戦軍は16日「敵偵察部隊がスームィ州への侵入を試みた」と発表した。

出典:Сили Спеціальних Операцій ЗС України
特殊作戦軍は「敵は国境を越えてスームィ州オレクサンドリアを占領したと主張している。これは敵偵察部隊による試みで今月10日に特殊作戦軍が敵を排除した。生き残った敵兵はロシア領に逃亡したが、これもドローンによって排除された」と明かし、ロシア軍兵士が国境を越えてスームィ州に侵入したのは事実だが「既に撃退済みだ=スームィ州にロシア軍兵士はいない」という意味だ。
RYBARはクルスク方面について14日「ロシア軍がプセール川を渡河してクリロフカ郊外まで前進した」と報告していたが、DEEP STATEも17日夜「ウクライナ軍がノヴォイヴァノフカとクルグレンコーの郊外で陣地を失った」「ロシア軍がプセール川を渡河してクリロフカ郊外まで前進した」「ウクライナ軍がプレホヴォの西でプセール川沿いまで後退した」「ロシア軍がプレホヴォを奪還した」「ロシア軍がスームィ州境沿い西へ前進した」「ウクライナ軍がオレクサンドリア方向のロシア軍を押し戻した」と報告。
RYBARも17日夜「ロシア軍がクルグレンコー集落の郊外まで前進した」と報告し、DEEP STATEとRYBARは「38K-024西側方向」「プセール川沿いクリロフカ方向」に対する評価が概ね一致した格好だが、Economistは16日「ウクライナ軍はクルスク州で厳しいクリスマスを迎える」という記事で中々興味深いことに言及している。
“ロシア軍が迫るヴェリカノボシルカで新聞を届けるには危険が伴うが、最前線の集落では電気も携帯電話も通じておらず、テレビをつければロシア側の番組が映るため、ここで地元紙=ボルスクラの発行と配達を続けている50代の夫婦は「ロシア側のプロパガンダを暴くため留まり続ける必要がある」と感じている。この夫婦は現在クリスマスに届ける特別号を準備中で「読者が何を必要としているか」もよく理解している”

出典:Генеральний штаб ЗСУ
“つまり戦いに疲れた読者の士気を高めるような、元気が出るような内容の記事だ。今回だけは戦死した兵士の話やクルスクの戦いに関する記事も載せない。Economistの取材に応じた夫婦は「2024年の偉大で唯一の勝利とクルスクの戦いを取り上げるには(現実を)知りすぎている」と説明し、彼らは特別号でクルスクの戦いに言及する代わりに沈黙を選択した”
“第82独立空中強襲旅団で砲兵部隊の指揮官を務めるイワン・バクレフ少佐はクルスクでの問題を率直に語った。クルスクでは北朝鮮軍が投入される前からロシア軍による圧力が高まっており、兵力、大砲、装備のほぼ全てでロシア軍は我々を圧倒し、歩兵部隊と機械化部隊を切り替えながら効果的に攻撃を仕掛けてくる。我々は既にクルスク占領地の約半分を失ったが、ここでの攻守が逆転したのは9月下旬に精鋭部隊を戦闘能力がさほど高くない部隊と交代させたためで、少佐は「この決定が間違いだった」と考えている”

出典:Сухопутні війська ЗС України
Economistは「4ヶ月半でクルスク侵攻を評価するには時期尚早かもしれない。この作戦は『ロシア軍の戦力をドネツクからクルスクに誘引する』という目的を達成できず、貴重な精鋭部隊の一部も失ったしまった。それでも他方面の圧力を和らげ、何も良いところがなかった不作の年に政治的な刺激をもたらした。兵士らは「他国に領土を犯される気分をロシア人に味あわせただけでも侵攻した価値はあった」と考えている」とも報じているが、地元紙を発行する夫婦の言葉は「クルスク侵攻に言及しても良い気分にはなれない」と強く示唆しており、兵士が言う「価値」は主目的を達成できなかったことに対する慰めでしかない。
2024年を目に見える領土の増減や目標達成(ウクライナなら占領地の奪還/ロシアならドンバス制圧)の度合いで評価するなら「ウクライナが負けっぱなしだった」としか言いようがなく、これを「ロシア軍にも大損害を与えた」「局地的にはウクライナ軍も反撃した」「クルスクで広大な占領地を獲得した」と言い繕ってもいいが、2025年に向けて「停戦交渉が成立するまで将来の停戦ライン=前線位置をどれだけ失わないで済むようするか」をよく考えなければならない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ふむ…ではクルスクから撤退したらどうだろうか。クリスマスは転進先のポクロウシクで祝えばよろしい。
少なくとも今南ドネツクの抱える問題の3割くらいはそれだけで解決できるはずだ。
クルスク侵攻が大失敗だったと認めずロシア人に侵攻される気持ちを味わせただけでも成功とか反省せず居座る気満々だから呆れてしまう。
夏頃にはこのまま手薄のモスクワ占領するだの勇ましい声が飛び交っていましたね(小声)
モスクワに到達する前にウクライナは核攻撃で廃墟になっているでしょうに。
向かい合ってる敵軍がそのままスーミを攻撃しない保証がないから踏み切れないでしょ。
また転進時に追撃を受けるのも痛い。
何よりも結局この作戦が失敗だったと認めることが総軍の士気に悪影響で、もはや進退両難かと。
今からポクロウシクに篭っても
滑空爆弾の攻撃効率が上がるだけ説も…
ロシア軍も動員はしたくないから
契約兵を節約しながら迂回戦術で戦ってるし
抵抗が激しければ街を更地にするでしょう
何で単純にクルスク展開戦力を簡単に右から左へすれば良いって話になるんですか。侵略を受けたロシアが黙って返してくれる保証も無いから侵略のお返しと兵器の確保とか狙ってホームでの攻撃が酷くなる可能性もある。
仮に撤退が上手くいったとして北方への備えは必要なので部隊再編と再配置と休暇を考えたら、そんなスケジュールは無理でしょう。
>ふむ…ではクルスクから撤退したらどうだろうか。クリスマスは転進先のポクロウシクで祝えばよろしい。
北朝鮮兵のことですかね?
でも、ポクロウシクよりはシリアの方が…
ああ、もう間に合いませんか。
新シリアはイスラム教が国教になったようなので祝えませんね。
イスラムでもクリスマスは結構大きな祝日ですよ。聖人イーサー(イエス)の生誕です。イスラム圏の国に暮らした事もありますが食べきれない程のチキンに羊で豪勢ですよ。
以前から「クルスクのウクライナ軍は森林を隠れ蓑としていて、葉が落ちる冬にロシア軍は攻勢に出るかもしれない」と言われていましたね。もう既に葉は落ちているでしょうが、ロシア軍は寒さ等でウクライナ軍が消耗し切るまでは待つのでしょうかね。(今日の前進が攻勢開始の可能性もありますが、まだ評価できる状況ではありません)ちなみにGoogle天気によれば今日クルスク(市と思われます)は−11°まで下がったようです。補給線が長い上自国内とは勝手の違うウクライナ軍の状況は厳しいでしょう。
クリスマスまであと3週間、両軍の兵士たちは何を思っているのでしょうかね。
南ドネツクの補給(自国領)、ボロボロになっているのを見てると、敵地での補給は仰るように心配になりますね。
両軍の前線歩兵、長期間ともに奮戦してきたわけですから、停戦交渉が見えてるのであれば無駄な血が流れないようにして欲しいなと感じています。
露軍はホームですから、兵站充実でローテあり。塹壕にもサウナがあるしクリスマスには温い御馳走でしょう。聖なる大地からナチどもを叩き出せと士気は高い。
ウ軍は?といえば、もう考えちゃいけない世界。凍えるウ兵がマッチの炎に夢を見ようとすれば狙撃を喰らいかねない。
もう完全にミニスターリングラードになってる気がする……
こちらも1月がヤマかもですね
たむごんさん、いつも内容の濃い情報をありがとうございます。
おゃったようにマリウポリは復興が少しずつ進んでいますね。マリウポリは、ウクライナや西側に避難した市民も第三国経由で段々と戻ってきているようですね。
また、今回の記事のクルスク方面は、ロシア軍はスジャへの補給の根本を断とうとしてプレホヴォ(クルスクの)などを奪還したり進んでいますね。しかし、この辺のウクライナ軍は強力なので1月10日過ぎごろ迄なら、どうなるかは予断を許さないと思います。
極寒も過酷ですが、雪解けになると地面がぬかるみます。
重装甲車輛を中心に、移動が非常に困難になりますし、路外ならば尚更でしょう。
1月~の停戦交渉に失敗すれば、3月以降も継戦(雪解けのぬかるみ)は有り得ますが、撤退判断がいつも遅いので大丈夫なんでしょうかね?
全面停戦交渉に失敗すれば、部分停戦交渉からになり、時間はかなり必要になります。
トランプ政権は、ウクライナ支援削減も視野に入れてるわけで、年末~年明けにかけて時間がどちらに味方するのか見守りたいと思います。
追記です。
要塞建設には、大量のコンクリート(セメント)が必要になります。
ウクライナが停電を繰り返す中で、セメント製造に大量の電気・熱が必要になるわけですから、新造するのは非常に困難でしょうね。
マリウポリの復興が話題になりましたが、コンクリート建造物の新造・瓦礫除去が並行しており、ロシア占領地では経済が一定程度回っている事が分かります。
静脈産業(瓦礫除去)~セメント製造(電気・熱の大量消費)~運搬(道路・港のインフラ活用)~建設産業(人の調達)
(2021年年3月23日 セメント業界におけるこれまでの省エネの取組み並びに長期的展望について 一般社団法人 セメント協会)
追記です。
マリウポリについて、ウクライナ国会議員が、ウクライナ国営通信のインタビューに答えています。
ウクライナ国内避難民のうちマリウポリ市民が、ウクライナ政府を見限り始めて、帰還しているという内容ですね。
>また同氏は、現在あるデータでは、マリウポリ市民の内20万人が戦争から逃れて、自らの町を去ったが、同時に「その3分の1が家、マリウポリ、占領へと戻ったのだ」と指摘した。
そして同氏は、「試算では、それは約6万7000〜7万人だ。私は、それはひどい数字だと思っている」と伝えた。
>さらに同氏は、国内避難民は、国家から新しい自治体に統合するための適切な支援を受け取れずに、被占領地に戻る決定を下していると発言した。
(2025.11.25 約15万人の国内避難民がロシアの占領する地域へ帰還 ウクルインフォルム)
興味深いですね。何処か他国を経由しているのか、前線の何処かに市民のアクセスルートがあるんでしょうか。後者は出入りで賄賂とかも必要そうですけど。
まさに仰る通りで、どういったルートなのか気になりますよね。
ウクライナ国会議員=ウクライナ国営通信の配信でなければ、ウクライナ国内避難民がマリウポリ帰還ということなので眉唾でした。
22年の夏ごろだったと思うが、ロシア軍解放区に続々と向かうウクライナ民と言う話があった。その時は、(1)車を捨てて軍事境界を越えるという話と(2)ここから先はウク軍が支配していない”グレーゾーン”に至る検問所があってそこを越えるんだという話だったかと。
ドニエプル川南岸のザポリージャ原発のあるエネルゴダルにIEAが入るに当たって(1)素直に障害なきロシア側から入る(2)わざわざ前線を越えてウ側から入るの二論があり、米欧系自称国際機関のIEA要員は(2)を選んで前線を越えていたので、検問所的なところもある模様。
今回のマウリポリ住民の帰還は22年夏のように軍事境界ゾーンを白旗振って?渡ったんじゃないでしょうか?今回は投降の手続きのように露側に連絡し指示に従って通境したのでしょうね。第3国経由も不可能ではないでしょうが、男は出国できないし。
情報ありがとうございます、勉強になります。
>2025.11.25 約15万人の国内避難民がロシアの占領する地域へ帰還 ウクルインフォルム
なぜ未来の記事を掲載してるんでしょう?
ご指摘ありがとうございます、2024.11.25ですね。
非常に興味深いスレッドですね。逃れた20万人中7万人がマリウポリに戻ったのなら元の人口は43万人なので現在30万人がマリウポリに暮らしているということになるのです。あれほど酷く破壊された都市にここまでの人数が暮らせているということは驚きです。
ただ、マリウポリの復興として再建が急ピッチで進んでいるのは今の所住宅や商業施設が中心です。住民も復興作業で雇用が生まれたこともあって戻ってきているのでしょう。それでも復興は速いですし偉大な事業ですが、長期的にマリウポリが栄光を取り戻すには産業の復活が不可欠です。
ただこちらも良いニュースがありますね。アゾフスターリよりも大きな製鉄所であるイリイチ製鉄所は去年部分的に再開されました。(ソース:RIAノーヴォスチ “В Мариуполе запустили производство на заводе имени Ильича”)マリウポリ港も稼働しているようなので前途は明るいと思います。ただアゾフスターリは一旦全て取り壊した方が早いような気もしますが…
また、Мариуполь Видео(@MariupolVideo)というYoutubeチャンネルを見つけました。活発にマリウポリの復興状況が投稿されていて、また戦前の動画もあり非常に面白いです。再建事業が非常に盛んであることが見て取れます。
情報ありがとうございます。
Youtubeの登録者数13.4万人もいるのは驚き、興味深く拝見しました。
最新の動画いくつかで、複数興味深い点があり、勉強になりました。
・街灯、路面電車の走行(電力供給が安定している)
・重機、高所作業車、タワークレーンなどの建設車輛(重機に余力がある)
・女性の長い付け爪(経済が回っている)
・スーパーマーケットの豊富な品物、クリスマスを祝う雰囲気(治安経済の安定)
服部先生の記事でも製鉄所の再開が触れられていましたが、マリウポリ港も稼働となれば、重化学工業を中心に活発化していきますね。
ドネツクの鉄鋼石・石炭=マリウポリの製鉄所=マリウポリ港
2024年01月03日 ロシア占領下のマリウポリで巨大製鉄所が生産再開 ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
その記事数日前に見ました。その後その国家議員は発言を撤回したと言う記事も見ましたが、立場もあるでしょうし、撤回前の発言が事実なのだろうと思いました。
マリウポリを調べると戦前ウクライナ軍が街に戦車で突入してくる動画があったり、アゾフスターリ製鉄所が制圧される前に既にロシアによる復興が進められている中での住民の様子が見られる動画もありました。(子供が学校に通ったり、記念日を祝ったり、驚くほど復興しています)
それらを見ると、プーチン大統領によって無理矢理言わされている感じでは無く、危機が去った解放を喜んでいる様に感じました。やはりロシア系住民への迫害はあったのかなと思いました。
(詳しく情報を追っている訳では無いので認識不足もあります)
もちろん復興はプロパガンダの意味も大きいでしょうけど、日本など西側の報道が言う「偽りの復興」「ロシア人が移住している」では無い事実も見えて来て、初めに戻りますが、そのウクライナ国会議員の発言にも納得出来たりしました。
情報ありがとうございます。
マリウポリ復興の様子について、上記Youtubeを拝見したのですが、かなり復興しているのが事実のようですね。
アゾフ海が内海になり、ロシア本土~マリウポリ~クリミア陸の回廊で繋がるうえにアゾフ海が内海になったため、マリウポリ=ベルジャンスクの価値があるのも感じています。
プロパガンダも仰る通りあるとは思うのですが、能登なんかよりも復興してるようには見えますね…。
国会議員にも立場はあるのでしょうが、ウクライナ国営通信で配信となると、事実なのかなと自分も感じてしまいました。
> 2025年に向けて「停戦交渉が成立するまで将来の停戦ライン=前線位置をどれだけ失わないで済むようするか」をよく考えなければならない。
今の戦場でウクライナの方が不利な要素を大量に抱えているのに、停戦交渉が成立してしかもその時点での前線が停戦ラインになるというのはちょっと虫が良すぎる考えじゃないですかね
いえ、割と妥当なラインに落ち着く可能性も十分あると思います。トランプ政権次第の部分が大きいとは思いますが。
仮に、2025年10月頃に停戦交渉が成立したとして(最低でも半年かかるのではと)、その頃にはクルスク全域、南ドネツク全域、ザポリージャの残る半分、ドニプロ州の1/3、ハリコフ州のオスキル川東岸、などが制圧されていた場合、ロシア側にとってはそれよりも先に進もうと思えば進めるが、占領統治の手間を考えると然程欲しいわけでもない土地も増えていきます。なので、領土関連よりも、NATO関連の要求のほうに重きを置くことも十分考えられます。
“停戦交渉がまとまった”ならば、前線の位置が停戦ラインの基本になるのではと。逆に、“まとまらない可能性”や“先にゼレンスキー政権が倒れる可能性”もあるのが、今後の不安定要素だと思います。
北朝鮮ガー連呼してる場合ですかね?
2023年 バフムート陥落、反転攻勢失敗、マリンカ陥落
2024年 アウディーイウカ陥落、ハリコフ戦線の形成、ポクロウシク射程距離に迫られる、クルスク侵攻失敗、ウブレダル陥落、セリダブ陥落
確かに、負けっぱなしで良いことがない。その上、クラホヴェは既に中心部を失っており、ヴェリカノボシルカとトレツクは2025年の2月頃には陥落しそうな劣勢。そして、戦争の決着が停戦交渉になるなら、反転攻勢もクルスク侵攻もやらず、じっと防衛ラインを固めて守っているほうが遥かに条件が良かった。
ゼレンスキー政権は能力もないのに「クリミアを含めた全領土奪還」を掲げ続けた。それが無駄な攻勢、侵攻に繋がり、兵力の不足が多くの両土失陥に至っている。この残されたクルスクの占領地から追い出されるのと、停戦交渉はどちらが先になるか。
2022年はキエフ撤退、ハリコフ撤退と勝ち戦もあったので(震え声)
アサド崩壊をもって勝ち戦としている方が居るのでまだ一発逆転の大博打打つ気力はあるのでしょう。外野には。
トランプ就任しても戦争終わる保障はまず無いから。シリアの時やそれこそミンスク合意みたく数年後に一方的に破棄されるだけになったんだから、ウクライナを人的物的に徹底的に削り尽くした上で領土割譲も含めて再起不能にしないとまーた後年(プーチンやトランプの任期後も含む)に寝首を掻かれる。
トランプが辞めても根本的なCIAと革命の時からズブズブのウクライナ諜報部が諸々が残りますからね
ウクライナが中立を宣言しない限りCIAがウクライナの諜報に働きかけて反ロシアする未来は一生見えますし
となるともうプーチンのとれる手は再起不能にするという選択肢でしょうな…
中途半端が一番良くないからね
やる時は徹底的にブチのめすしかない
まぁそうさせてるのはウクライナ政府の上層部なんだが……
今年は景気のいいニュースがクルスク侵攻以外ないから皆心が折れかかってる。
かといって戦場でいいニュースを作り出す力はもう残っていないとなると、この前モスクワでロシア軍の科学隊の司令官を爆殺したようにテロって侵略者の首魁の一部を正義のウクライナが天罰を加えたってニュースを作るしかない。
それほど手間もかからないし、西側も称賛してくれるし国民の士気も上がる。
是非もっと大々的にテロるべき。
そういう西側マスコミ受けの派手なパフォーマンスに全振りしてきた結果が今のウクライナの苦境でしょ?
>是非もっと大々的にテロるべき
それは、一人の人間として非常に危険な考え方だと思います。そのような考え方をする日本人が増えれば、満州事変や日中戦争のような悲劇に至る道を、日本人が再開してしまうでしょう。第一次世界大戦も、最初はテロから始まりました。
「テロを称賛して士気が上がる」効果など、「テロを憎む敵方の士気がもっと上がる」効果に比べ、小さすぎます。
Twitterとかでなら普通に通報・凍結されても文句言えない書き込み
一般人から、もう勝手にやってくれと敬遠されませんかね?
日本人は戦争当事者ではないわけですから、テロを称賛する国家となれば、イメージが悪くなるだけだけですよ。
無関心層からメディアコントロールで同情集めたのに、汚職だけでなく得体の知れない民族となれば、スポンサー国を続ける支持も国民から得られなくなるだろうなと。
テロとの戦いという事になればテロ支援国家を叩き潰す方が正義になっちゃいますからね、アメリカやイスラエルのように。周りも止めにくくなりますねー
なんか目的と手段が入れ替わってしまっているような。
あと気になるのは「天罰」ってワードです。
真顔で仰っているならちょっと怖いですね。
西側諸国の価値観では、例え自分たちが軍事力を行使してその国に軍を駐留させているという根本的な原因があったとしても、その国の勢力が何かしらの攻撃を行ってくればテロ行為に認定しています
そして、テロ行為というものは絶対に許すべきではないという認識を頑として持っています
ロシア相手ならテロOKはさすがにいかんでしょう
それ言ったらイスラエルやアメリカにブーメランが投げた瞬間突き刺さりますよ
大概は自分にブーメランで返ってくるとは思ってない発言なんですよね…
地元紙を発行する老夫婦の言葉が悲しい
しかし政治主導の作戦である以上はクルスクから引くことは難しいでしょうね…軍人を更迭すればいいという問題じゃない
総括はずっと先になりそうです
クルスクは既にウクライナの停戦交渉カードでは無く、ロシアが停戦交渉の開始時期を調整出来るカードになっている気もする
クルスクのウクライナは精鋭部隊では無い部隊にローテーションしている様ですし、ロシアが注力すれば数ヶ月で追い出せてしまいそうな
トランプ大統領が停戦に取り掛かっても、ロシアはクルスクを理由に先延ばしし、東部支配地域を拡大し続けるとか
ただの当たらない想像です
その前にウクライナがクルスクから撤退(転進)する事もあるかもですね
どうなるか気になる所です
クルスクで精鋭部隊が引き上げられたという証言が、さらっと書かれているのが気になりますね
では、交代した精鋭部隊はどこへ転属したのでしょう…?まだ再編成中というには時間が経ちすぎているのでどこかには居るはず
一方、ロシア軍はマラヤ・ロクにゃ、スジャをそれぞれ補給線を断って包囲しようとしているように見えます
クルスクのウクライナ軍がロシア軍を押し返す力が無いのであれば、いずれは他の地域と同じように補給線を断たれて半包囲されて撤退か大損害かのいつものパターンになってしまうでしょうね
といっても、2025年1月下旬までは何が何でも維持したいのでしょうから、損害やむなしなのでしょうけど
血を流し続けて維持したところでなぁ…というのが正直な感想
上にもある通り逆にロシアのカードとして利用されるという方が現状現実味があると思う
>交代した精鋭部隊はどこへ転属したのでしょう…?
>どこかには居るはず
すでに露軍に融かされてひまわり畑にいるんじゃないですかね?少数の車両で前線遥か後方を駆け回り暴れまくるといういかにも消耗率の激しい戦法を取っていたんで生き残った将兵は相当僅かでしょう。個々の人員はいくらか残っても、部隊と言うチームでは少なくとも残れなかったでしょう。元々が「特攻隊」ですし、消耗しちゃったと見るべき。特に最初期の4~6個の米欧謹製虎の子機械化旅団は融けちゃったでしょ。
既に精鋭部隊はクルスクから離れているとあったけど、じゃあどこにいるんだろうか
消耗が激しくてまだ動ける状況じゃないのか、東部戦線の火消し役として待機しているのか…
ATACMSはクリミア大橋の切断に繋がらなかった。ロシアは防空アセットを強化しマリウポリ回廊の道路と鉄道を敷設した。
クルスクも同じだろう。交渉のために兵力を無駄にするという矛盾はドンバス戦線を苦しめている。
敵を過小評価しニュースサイクルのためのPR作戦を乱発した結果、犠牲になる兵士が現実的になり大規模に脱走するようになったのではないか。
今となっては全てが遅く、失われた機会も兵士の命も帰ってはこない。
最もこの局面に至っても真剣な反省がウ指導部にも支援国指導部にもあるとは期待できない。
虎の子の精鋭部隊、装備、弾薬を優先的に送り込み続けてるクルスク方面でもロシア軍に装備、弾薬、兵力全てで圧倒されてるて……
戦車や装甲車両が枯渇しただの、ドイツ製の工作機械が無ければ砲身が作れないだの、一体なんだったんだろうなアレ
砲身が云々の記事を思い出して読み返すと、「今のペースで消耗すると2026年には撃てなくなる計算」とかAxe先生が書いてて草。
他国の参戦が無い限り、2026年のウクライナ戦争は心配するだけ無駄。
関係ないけど、Axe先生の記事見てたら、不発弾が多すぎて、米軍ですら廃棄するレベルの旧式クラスター弾頭をクルスクでは撃ちまくっているのだとか。自国土じゃなければ、残存する不発弾気にせず使えるもんな。しかも基本進軍できていないし。
工作機械は中国からも調達できるので、詳しくない人が書いてたんだと思いますよ。
Pzh2000などの155mm砲ラインメタル製を中心に、ウクライナ(西側製)の方が、新規発注対応もあり需給逼迫で砲身不足なってまして。
牽引式に関しては、152mm砲をロシアが大量に持っていますし、122mm砲もあるうえに北朝鮮などから調達もできるんですよね。
(2024/09/20 西側製自走砲はウクライナでの砲撃頻度で砲身が摩耗!パーツも不足し、稼働率が低下 Youtube ミリレポ)
(2024.11.21 ウクライナ軍司令官、最も効果的で戦場に適している砲兵システムはM777 航空万能論)
(2024年08月04日 やはりロシア軍需産業を回しているのは中国 ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
(第14章中国の工作機械産業-急成長する市場と高度化への課題 IDE-JETRO)
半導体やベアリングやそれらの工作機械はロシア自身でも普通に開発・製造しているし、昨今の不況(不動産バブル崩壊)の中国から好況(戦争特需)のロシア側が大量に買い漁っているまである。
仰る通りです。
半導体・ベアリングなどが作れる国は、基礎工業力が高い国と判断すべきですね。
なんでかロシアが孤立無援な設定で語られてるだよねそんなのは……
仰る通りです。
日本人の弱点は、メディアコントロールに弱いことなんですよね。
他国の戦争でこんな感じでは、当事国・近海で何かあればどうなるかなと、今もダメなんだろうなと心配してます。
ミサイルやドローンの残骸の解析では、ふつうに米国製のICが使われているようです。
第三国(場合によっては4,5国)を経由して調達されているそうで。
仰る通りですね。
aliexpressに汎用電子部品が、普通に売ってたり、普通に流通してるんですよね…
アメリカ人なら巡航ミサイルにメリークリスマスとかクリスマスプレゼントとか落書きしそうなのにロシア人は慎み深いな
普通の爆弾を「人道支援物資」と言い張る国とどっちが不謹慎なんでしょうか。
ウクライナ人兵士だけではなく、欧米人の傭兵・義勇兵もかなりいるでしょ。
>何も良いところがなかった不作の年に政治的な刺激をもたらした。
政治的な刺激で、戦況が好転できれば苦労しませんな。現状は、、、
>兵士らは「他国に領土を犯される気分をロシア人に味あわせただけでも
侵攻した価値はあった」と考えている」とも報じているが
単なる「嫌がらせ」で自己満足する状況ですか。そういう思考に
ウクライナ軍が上から下まで陥っているなら正に末期症状ですな
>正に末期症状
もう”まっき”を越えて「まつご」症状、断末魔でしょ
いわゆる”ウクライナ軍は死期が高い”ならぬ””死期が近い”ですよ
おっしゃる通りですね
瀕死の重病人に鞭打って「死ぬまで戦え!」と
言い続けるアメリカの何と残酷なことか
俺はトランプを評価していませんが、少なくとも
停戦交渉に最も影響力を行使できる立場だったにも
かかわらず、一切我関せずだったバイデンよりは
マシだろうと考えています
医学用語には「死戦期」というしゃれた用語がありましてな。
しかし、ロシアからナチス呼ばわりされるウクライナですが、ナチスドイツの終盤でももっと必死だったと思う。
クルスクは一時的に士気をあげる効果はあったよ
ボグダンさんとか絶望的だっのがイケイケになったし