ウクライナ人が運営するDEEP STATEは7日夜「ウクライナ軍がクルスク方面で後退し続けている」と報告、ウクライナ軍兵士らも「包囲の危機に直面してる」「クルスク方面の兵士らは撤退を望んでいる」と訴え、ゼレンスキー大統領が「交渉材料だ」と主張するクルスク占領地は失われる寸前だ。
参考:Мапу оновлено
参考:Ситуація на Курщині. Спроби ворога фізично перекрити логістику
参考:Ukrainian troops’ logistics in Kursk Oblast destroyed, face risk of encirclement, sources say
ロシア軍の突破は3月4日頃に発生して全道路が制圧されてしまった
DEEP STATEはクルスク方面について7日夜「ロシア軍がノヴァヤ・ソロチナ、スタラヤ・ソロチナ、マルエフカを占領した」「二コラエフカがグレーゾーンに入った」「ロシア軍がクリロフカ南の突出部で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもウクライナ軍がスームィ州バシフカの北西=Ⓐでロシア軍兵士を攻撃する様子が登場し、初めてスームィ州にロシア軍が侵入していることを示す視覚的証拠が登場した。
DEEP STATEはクルスク方面の状況について「ウクライナ軍はジェラフカ方向に対するどんな試みも阻止することが出来ている」「敵はジェラフカとノヴェンケの間で成功を収めてスームィ州に侵入しているが、これ以上の前進をウクライナ軍は阻止しようとしている」「最も困難なのはノヴェンケ方向で敵は集落に集結してバシフカに向おうとしている」「この方向は敵の数が多いため困難を引き起こしている」「敵はクリロフカ方向からもスームィ州に向けて前進している」「この両方はスジャ防衛の生命線=38K-004~H-07の遮断が目的だ」とも指摘。
クルスク方面で戦うウクライナ軍兵士はkyivIndependentの取材に「状況は危機的で包囲の危機に直面してる」「クルスク方面に駐留するウクライナ軍兵士らは撤退を望んでいる」と訴え、同じくクルスク方面で活動する衛生兵も「ロシア軍の突破は3月4日頃に発生して全道路が制圧されてしまった」と語り、取材に応じた情報筋も「スジャ付近の橋が全て破壊された」と明かしている。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE
因みにDEEP STATEは「どのような結果で終わるのか予想もつかないが、残念なことに我々は『最終的に悪い結果に繋がる問題に気づかない』という悪癖を繰り返している。なぜこれが繰り返されるのかは分からない。決定を下す能力と権限は指揮官にあり、兵士らは敵の前進や集結を阻止し、これを押し戻すためあらゆる努力を行っている」とも述べており、ゼレンスキー大統領が「交渉材料だ」と主張するクルスク占領地は失われる寸前だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ここがチェルカッスイですか?(違います)
タイミング的にアメリカの情報提供停止が相当に効いているようですが
ここまで依存していたとは意外でした。
HIMARSが使えなくなってるという話があるらしいけど、ロシア領のクルスクへの影響は微弱なんじゃなかろうか
このような大規模な行動は、ここ数日で計画された可能性は低い
トランプ氏がウクライナ支援を続けたくないと表明し、ロシアとの関係改善に意欲を示した時、ロシア軍はすでに「ウクライナ軍の士気を深刻に打撃するだろう。好機だ!」と気づくだろう
道路以外もう泥濘よね、この時をロシアは待っていたのかな?
そして犬が隠れてるかどうか探したのは俺だけではないはず
だまし絵かなと、動物を探してしまいました…
犬猫が消えてしまった…
ホモ・サピエンスは写っていますね…。チンパンジーと共に戦争をする動物として有名です。近縁のゴリラやボノボは特にそんな事無いのに…。傭兵種族として知性化され、「蠱毒実験」の最中では?と勘繰るレベルです。
人間だけが耐えるのだ。神よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか。
犬…猫…
現代のスターリングラードかよ
ピンポンダッシュの予定が初動上手く行ったので居座り続行し損耗重ね続け、ウクライナ曰く交渉材料だのロシア軍引き付けただの妄言重ね政治的に引けなくなり優先した結果東部が崩されて現状クルスクは兵站線が切られる寸前になっているとなると結果から見れば明らかに軍事史に名を残すレベルでの失敗ということになりそうですね。
ここのコメント欄だと最初からこうなると思っていた方が多い印象ですが有るべき論や感情論では無く全面を俯瞰して見れば当然の帰結でしかないでしょうね。
たぶんロシア軍が一番困惑していたでしょうね
なぜこんな意味のない作戦を…
最序盤クルスクの攻勢はロシア崩壊待った無し、ゼレンスキーの温めていた妙案炸裂といった感じでしたが結果は残念ながら最早撤退出来れば御の字の現状に追い込まれました。
増援か撤退か死守かでウクライナはどう選択しますかね。
斧先生ですら当初困惑していたのが印象深かったですね
そして今となっては来るべき時が来てしまったといった感じですね
そもそも、最初の攻勢が成功したこと自体が、「ロシアはここに価値がないと思っているので防御兵力をあまり配置していない」という前提に基づいている……
政治主導の作戦は、本当に悪い結果を引き起こしますね…
バシフカの維持も怪しいとのことですが、クルスク占領地からの撤退が遅れれば、本当に悲惨なことになりそうです。
ゼレンスキー大統領=政権幹部は、100%責任を持つべき作戦でしたから、現地司令官・現地部隊が責任を押し付けられない事を願っています。
追記です。
管理人様の過去記事、Economist・Politicoに触れているのが興味深いですね。
クルスク侵攻における作戦計画の関係者、情報封鎖の理由について。
ゼレンスキー大統領がクルスク侵攻を提案、ザルジニー総司令官が反対していたた理由、再度こだわっていたと触れていますね。
>…シルスキー総司令官は作戦に関する情報を徹底的に隠した。計画は少数の将軍と関係者だけで共有し、大統領への報告も1対1で行われ側近の同席さえ許されなかった
>作戦に必要な情報収集も国防省情報総局に任せず陸軍の情報部が担当(GURも最終的に作戦に参加)した。ある関係者は「西側諸国にもクルスク侵攻作戦やその意図について意図的に通知しなかった」「シルスキー総司令官は過去2回も西側に作戦を台無しにされたことがある」「1回は作戦がロシア側にリークされ、もう1回は作戦中止を命じられた」「今回は通知する情報を制限することでロシアが事態を察知する前に攻撃を開始することが出来た」「ロシア人は何かが進行中だと気づいてものの大胆な作戦は米国の承認が必要だと考えていた」と語った”
(2024.08.20 クルスク侵攻は本戦争の転換点、どちらが利益を上げるかは予測不可能 航空万能論)
(2024.09.18 ゼレンスキーがクルスク侵攻を主導、ザルジニーを含む一部の軍高官は反対 航空万能論)
いいことではないのか?きれいさっぱり包囲殲滅されてしまった方が諦めがつくというもの。包囲下の兵士たちは降伏すれば普通に助かる訳で、外地で死ぬまで戦う義理がある訳でもなし。
第二次大戦中、軍事的合理性を無視した政治都合の作戦が尽く失敗したように、最新の技術で武装した21世紀の軍隊でも同じことすると国が破滅するという教訓をしっかり戦史に残すべきだ。それが後の世のためになる。
いえクルスクでのウクライナ兵はロシアではテロリストと定義されており、降伏して武器を持ってない兵がうつ伏せでならべられて処刑されている写真も公開されているので、降伏しても助かるとは限りません
捕虜は取らない。慈悲はない。
を地でいってますね。
多分降伏しても助からないと思います…
ロシア軍はクルスク方面のウクライナ兵は捕虜にするつもりないようなので…
ロシアのクルスクの見解はテロリストが侵入して占拠している
ウクライナ軍の侵攻ではないのでレッドラインを超えていない、対テロ作戦で対応する建付け
なのでロシアはテロリストだからジュネーブ条約の保護対象外として扱うでしょう
屁理屈ですが核戦争を回避する方便でもあります
いまクルスクにいる兵士はロシア人憎しに凝り固まったSSみたいな連中で、占領地の民間人にありとあらゆる悪行を尽くしているのでロシア兵は「彼らを捕虜にとりたくない」と宣っていたような・・・・
退却するほかないよ。スジャに集結して、気合で南の露軍を突破するしかない。何ならスミィ州方面に再編途中の部隊集めて、撤退補助しても何割かは帰ってこれないだろうな。もう大統領閣下は対米外交で忙しいから、将軍達で勝手に計画して勝手に実行して大丈夫じゃないかな
明らかに撤退以外の選択肢は残されてないな。
時間が経てば経つほど撤退が困難になる。
マラヤロクニャを放棄してスジャ方面まで下がりつつクリロフカの森林地帯を奪還して退路を確保する必要がある。
15個旅団が包囲の危機からの撤退ってこの戦争でウクライナ軍が経験した最大規模の撤退戦じゃないだろうか?
もしクリロフカの森林地帯を奪還できたら、「まだクルスクで粘れる。」と判断して居座ると思います。
ウクライナ軍のクルスク侵攻は大方の予想通り失敗に終わったようだ。
宇露の戦争はまた要らないウクライナ側の突出からの敗北受け入れになるのか…イロヴァイスクの戦い再びだな。
クルスクから兵力を引き抜いて東部へ回していたという説もありますし
ウクライナがロシア軍のクルスク攻勢へどれだけ合理的に対処できていたかは
クルスク失陥後に続くスームィ侵攻にどれだけ対応できるかでわかりそう
(ロシアは余勢を駆ってスームィへ攻めてくるだろうという仮定)
軍事の合理性だけ考えれば既にクルスクにいるのは価値の低い捨て駒のみで
スームィ州には十分な防御陣地が用意され
そこにはクルスクから引き上げてきた兵力が充填されているはずです
今度はモグラだね
ちょっと武装してこわいけど
ファレーズポケットの再来ですなあ
東部戦線見るに有力な部隊をそっちに引き抜いたからロシアが目標としてたであろう精鋭は居ないみたいですが
追記ですがニューヨークポストに2週間以内にクルスクからウクライナ軍を撤退させるとの記事があったみたいですね。
維持よりかはマシとはいえ判断が遅過ぎる。
露系SNSではクルスクのウクライナ軍はすでに包囲され撤退不能と報じている。どれくらいの規模のウクライナ軍が閉じ込められたのか?
ゼレンスキーがクルスクの占領地を交渉材料だと言うなら、そりゃロシアはそう来るよとしか。
元役者としてトランプとの友好関係を演出すべきだったのかもしれないが(クリス・マーフィー上院議員の自爆投稿が事実だと仮定して)、民主党の口車に乗るべきではなかったのかもしれない。
トワニング准将「もはや撤退こそ至難の業かと。。」
先ほどウクライナ軍が右翼のロシアの突破部隊を殲滅しとりあえずは後方を確保したとXで目にしました。果たして真偽は、、、?
考えたくないけど「俺達に退路は無い。進めー!」みたいな事を言い出さないかちょっと心配
今なら救えるはずの命を上層部が無駄にする、なんて事はどちらの陣営であってもやめてほしいものです
>『最終的に悪い結果に繋がる問題に気づかない』という悪癖を繰り返している。なぜこれが繰り返されるのかは分からない
一貫してロシア軍を過小評価(ウクライナ軍を過大評価)して行動してるからじゃないかな
アメリカ抜きの主体的な首班交代が必要じゃないかな・・・。ゼレンスキー閣下は兵士が畑から生えると勘違いし過ぎなアレだ
ゼレンスキーさんは、兵士が畑からとれるとは思ってませんが。
「いくら溶かしても、西側から追加支援が送られて来る」と思ってる節はありますね。
むしろ負ければ負けるほど西側が一致団結してカネと武器を送ってくれるんですよ。
ちなみにこれ以上負けると、ポーランドがNATOの精鋭旅団を送ってくれるようになります。
そりゃ,停戦なんかしませんよ。打ち出の小槌を抱えて戦争してるわけですから、負けるわけがない。
真偽は不明ですけど撤退支援の為かシルスキーがドンバスから優良装備部隊を移動させてるなんて話が出てきましたね(白目)
そんな余裕あるんですかね……
今度は東の何処かが崩壊しそう
トランプを動かす魔法の言葉は、「『ウクライナ戦争』ば、バイデンがやったことだ。それでアメリカ国民は、生活苦を強いられている。支援しても感謝されないだろう、だから、手を引いた方がいいぞ。」『』内に言葉をいれれば、不思議とうまく動く。バイデン時代に行われたことは、すべて悪、というのがトランプの考え。ここ2年間以内に、これを崩すのは難しい。
クリロフカ西方にやって来る部隊はプレホベを経由してやってくる。
グエボから管制下に置いておかないといくらでも増援部隊がやってくる事になる。
マラヤ方面は、もう身動きが取れなくなってる気がする。
時間があるうちにポレチノエ・マルキロフカにいる部隊も撤退するべきなのかもしれない。
結局、マラヤ・・にこだわった事でスジャを失う羽目になるかもしれない。
バシフカとグエボを取られたらスジャは終わりになる。