ウクライナ軍がポクロウシク市内中心部の市庁舎に国旗を掲げる映像を公開し、DEEP STATEは「この映像は街が包囲されておらず、敵の支配下でもないことを裏付けているものの市内の大部分はグレーゾーンままだ」と指摘し、さらに「塗り絵タイプの戦況マップ」についても苦言を呈した。
参考:Мапу оновлено
参考:425 ОШП “Скеля” підняв прапор над будівлею міськради Покровська
現地の兵士と繋がりがないモニター越しの観察者に「どうして街の状況が見てきたかのように把握できるのか」を冷静に考えれば「彼らが引いてる線は創造の産物に過ぎない」と気づくはずだ
ハルキウ州ドヴォリチナ方面の状況を最後に更新したのは7月21日で、それ以降も動きは確認されていたものの「変化の大きさ」が小さすぎて無視してきたが、DEEP STATEは5日「ロシア軍がオドラドネやボロヒフカ方向に前進した」と報告し、ミロヴからオスキル川沿いまでロシア軍支配地域が繋がった格好だ。
但し、両軍の衝突回数から見てもハルキウ州ドヴォリチナ方面、特に国境沿いの戦いはロシア軍にとって優先度が低く、約3ヶ月間の間に獲得したウクライナ領土や集落も僅かで、今のところ特筆すべき点を見出すのは難しい。
もう少し連続した変化が確認されればボルチャンスク方面やクピャンスク方面の状況を加味して「ロシア軍の動き」を論じることもできるが、現時点でそれに言及するのは流石に大げさ過ぎるだろう。
RYBARはポクロウシク方面について4日「ロシア軍がポクロウシク市内中心部を占領した」と報告したが、同時に「ロシア軍はポクロウシク市内でも徐々に支配地域を拡大させているが、市内の完全掃討には程遠い状況だ。両軍とも小規模部隊を分散させて行動させているため、市内の状況は事実上『巨大なグレーゾーン』であり局所的な支配が続いている」とも指摘。
要するに「ロシア軍がポクロウシク市内中心部を占領した」と戦況マップ上で報告しても「線で結んだ範囲からウクライナ軍を完全に掃討した訳では無い」「支配は局所的で安定的な足場を確保したロシア軍支配地域というよりもグレーゾーンに近い」「ここからここまでを占領したというような分かりやすい状況ではない」という意味で、DEEP STATEも5日夜に同様の指摘を行った。
“第425独立突撃連隊が市内中心部の市庁舎=Ⓐにウクライナ国旗を掲げた。奇妙に聞こえるかもしれないが、ウクライナ軍の兵士はポクロウシク市内全体に潜入し、中心部に到達して国旗を掲げることが出来た。公開された映像は街が包囲されておらず、敵の支配下でもないことを裏付けている。同時にポクロウシク市内の大部分はグレーゾーンでウクライナ軍陣地とロシア軍陣地が存在し、市内の状況は本当に複雑で完全に理解するのは不可能だ”
“例えばラズールニー地区にあるウクライナ軍陣地は敵に包囲されているように見えるものの、逆に線路を越えたところにあるロシア軍陣地も包囲されているように見えるが、実際には誰も陣地と陣地の間を支配しておらず、そこにあるのはドローンだけだ。市内に潜伏する両軍の兵士は直接的な戦闘を避けることが重要で、そうしないと大量のFPVドローンで攻撃されるからだ”
#NewsMap
Big surprise – at least to some. The center of #Pokrovsk was – and most likely still is – under Ukrainian control.Russians never entered the area to do a flag stunt.
Ukrainian never posted footage of hitting Russians in that area.
Now we have a Ukrainian flag video. pic.twitter.com/iUBX5cW2uD
— Julian Röpcke🇺🇦 (@JulianRoepcke) November 5, 2025
“多くの人々は視覚的証拠が登場した位置のみに基づいて塗り絵を行うタイプの戦況マップやOSINTプロジェクトを信じている。何を信じるかは各自の自由だが、敵は7月初めにダチネを占領したと自慢したものの、部隊のローテーション後にダチネ占領が事実でないと判明し、占領したはずのダチネに対する攻撃を再開した”
DEEP STATEは市庁舎にウクライナ国旗を掲げた映像が登場してもグレーゾーンを変更しておらず、つまり「ウクライナ軍が国旗を掲げた市庁舎付近を支配していない」という意味で、既に塗り絵の代表各らは「ここまでウクライナ軍が市内の支配地域を奪還した」と主張し始めているが、この映像だけで「ウクライナ軍がどの方向から市庁舎にアクセスしたのか」など分かるはずがなく、現地の兵士と繋がりがないモニター越しの観察者に「どうして街の状況が見てきたかのように把握できるのか」を冷静に考えれば「彼らが引いてる線は創造の産物に過ぎない」と気づくはずだ。
因みに「ウクライナ軍の攻撃を受けた地点までロシア軍が占領している」と大げさに主張するロシア人の戦況マップも同様で、創造の産物だと理解した上で利用するなら問題はないのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:СКЕЛЯ 425
























グレーゾーンだらけの特に市街地においてはロシア・ウクライナ双方の国旗部隊の旗映像はあまり重要視する必要はないんでしょうね。
ともかくポクロウシクを守る為にはやはり郊外のロシア軍を後退させて、街への接続を断ち切り浸透する歩兵を減らす必要があると思いますが、ロディンスケのロシア浸透部隊を撃破した予備部隊をポクロウシク南方に投入するしかないと思いますが、急がないとまたロシア軍がせっせと塹壕を掘って防御を固めてしまうので、明日にでも反撃が行われるのでしょうか。
逆にその接続部への纏った反撃がなければウクライナ軍はポクロウシクを救う意図と能力がないということになるのかもしれません。
市内外がロシアのドローンで監視されて身動き取れないのに、今更ポクロウシクの南側で攻勢なんて、前線にヘリで乗り込む以上のジサツ行為では?
もう今回はロシアの新しい戦術に対応出来なかったことを反省しつつ、市内全域の回復は諦めるべきだろう。改善を望むなら、まだマシなポクロウシクの北側で反撃に出るべきなんでは?
すでにポクロフスクの陥落は時間の問題で、ウクライナが増援を突っ込めばいくらか遅らせることはできるかもしれないが、予備兵力を消耗したバフムトやクルスクの失敗を繰り返すだけ
私もマンボウさんと同意見です。
郊外北のロディンスケと西のグシリノへのウクライナ軍の反撃は失敗したみたいなので道路はまだ封鎖されていると思うのです。
また、開口部は4キロとか数キロとか言われていますが、ドローンが飛び回っています。たぶんウクライナ軍は負傷者の後送とかできないままだと思う。
つまり、まだ補給ができない状態だと思います。かつ市街のウクライナ軍はその拠点を死守していますが、他の友軍部隊とは連携できていない状態のようです。
しかし、ウクライナ軍は今もポクロウスク郊外にどんどん増援を送り込んでいる。これが成功するかどうか?成功する可能性もあると思います。また戦場は何が起こるか分かりません。
しかし個人的な推測では、私もマンボウさんと同じく、陥落を遅らせることはできるが兵士を消耗する結果になると思うのです。
もう保たないで在ろう要衝に戦力投入しても良い方向には行かない可能性が極めて高いので、早急に撤退し兵員逃がすがことが今後も継戦していくなら一番大事な気がしますね。
またポクロウシクの実情は判り様も無いけども恐らくはグレーゾーンの最前線であろう所まで行き旗立てても、何も解決しないのは間違い無いでしょうね。
しかし、一枚目の写真は、OSINT情報と自軍のドローンでの情報とすり合わせているシーンなんでしょうか。
わざわざスマホで見てみるのもなんかのノウハウなのか。
ウクライナ軍が盛り返してきて市庁舎まで支配地域を押し返したというのではなく、2人の旗立て司令を受けた兵士がロシア支配地域にこっそり忍び込んで旗立てる感じに見える。すぐロシア軍に降ろされるでしょ。
私も旗立て部隊だと思います。
ここへの増援などの流れ、いかにも政治的な要求が多すぎると見えます。
始めから、敵は多くて300人、包囲はされていない、が事実ならヘリで少人数を送らず、車輌で援護もらいながら突破するか包囲されていない区域からロシアみたいに歩兵浸透させるでしょうよ。
市街地戦闘で把握しにくいのはわかります。線引きも難しいでしょうがウクライナが劣勢を跳ね返したとは思えないです。
市街地の大半がお互いの小部隊が入り乱れた広大なグレーゾーンであるというのは理解出来ますが一方でDEEPSTATEの地図でも連日、市街地のロシア軍支配域を拡大しているのが気になる所です。
今までのDEEPSTATEの主張からすればロシア軍支配域はウクライナ軍が完全に排除された地域を意味するものと思われ現時点では、陥落が遠くてもロシア軍の掃討戦は順調に進んでいるように見えます。
もしかしてブダノフの目的は旗立て作戦だったとか?
ウクライナ政府に逮捕された観測者に「どうして町の状況を忖度なく実況出来るのか」と冷静に考えればそこに忖度があることは認めざるを得ない
だから複数の立場の観測者が必要なことくらいはdeepstateも承知のはずですが、それでもそう叫んで正しい観測者の地位を独り占めにせざるを得ないのはかなり追い詰められてますね
deepstate以外の街に実際に居る観測者達にはなにを言いますかね?複数居ますが
意外かもしれませんが、市街地入口のモニュメントに旗を立てた以外でロシア国旗は翻っていないようです。私が確認出来ていないだけかもしれませんが・・見える限りはない。そのうち本当に市街地に海外の記者を呼んでイベントをするつもりかもしれませんね。そうなれば誰にも否定できなくなる。
国旗の件は過大評価も過小評価もせず前線を推し量るための1参考資料程度に受け止めておけば良いと思う。
ただ気になるのは、すでにウクライナ側が「侵入する側」になってしまってるのだろうか···
ここまで混沌とした状況となると、敵方がおっ立てた旗をあえて放置することすらも戦術たりえるのかもしれませんね。
少なくとも、旗の除去のために身を晒すは愚かでしかありませんし。
この戦場で大事なのはポクロフスクやディミトロフではなく、どちらかというとその周囲を取り囲むロディンスケなど拠点に成り得る場所やその他のロシア軍制圧地域です。
包囲されているポクロウシクやディミトロフは状況が混沌としているだろうというのはよくわかります。
例えばディミトロフはまだウクライナ軍制圧地域のようですが、ポクロウシクはかなりロシア軍に食い込まれています。そして、ポクロウシクがロシア軍によって陥落してしまったら、ディミトロフの運命もほぼ決まります。
だからディミトロフからもポクロウシクに援軍を出さなければならない。連絡ルートはバレバレでもあえて行く必要はある……、のですが、そもそも問題としてこの大きな袋の口が閉じられてしまっては終わりなので、より重要な戦場はこの場合は例えばロディンスケという事になる。ここをウクライナ軍が確保出来れば結果はどうなるかはともかく、ある程度長く戦う事は可能となるでしょう。
しかし、ウクライナ軍が厳しいのはポクロウシクやディミトロフが勝手に崩壊しても厳しいという事です。ロシア側は「ここは大変なので攻略いったん休み」とか選択する事が出来ます。ロディンスケの確保に全力を入れてもいいし、まずポクロウシクの残っている陣地を潰しにいってもいいい。ですがウクライナ軍は事情が異なっていて、「大変な戦場なら一休みしてもいい」ロシア側と事なり、この戦場では事実上何処も落とせません。どこか一カ所に穴が空くとその他の所も連鎖的に破綻しかねない。つまり、ウクライナ軍は休めないのです。
本来この形はあまりにも不利です。ドローンが飛び交うような戦場となっても本来この形は長く続けるべきではない。でもウクライナの報道を見ると何が何でも守りたい模様ですが、そもそもそれが厳しすぎませんかという事になります。そして現地の指揮官達には常に(幾らここが重要な戦場でも結局持ち堪えられない可能性が高いなら、ここで部下達を損耗するのはどうなのか?)という問題が厳しくなるほどちらつくはずです。
クルスクでもそうでしたが政治的都合によって軍事をウクライナは振り回しすぎですし、そしてそれが結局政治的にも厳しい事になる。これをウクライナは繰り返しすぎだと思いますし、なんだかんだそれだけは避けているロシアは比較で言えば国家全体が戦闘巧者であると言うしかありません。
11月末くらいには、情報が増えて分かりやすい形になっているかもしれませんね。
攻撃側は、1ブロックずつ、1つずつ建物を掃討していくのが王道でしょうし。
防衛側は、増援・物資を送り続けられるのかどうかが、ポイントの1つかなと感じています。
ウクライナ=ロシア、双方の兵力差が大きいということですが、ドローンによる削り合いがどの程度影響しているのかも気になります。
今回、ロシア側はブロック掃討をやってないらしいですよ。
むしろ、確保したはずのブロックでも、ウクライナが兵士を送るとすぐに撤退してしまうそうです。
ただ。
前線の兵士を攻撃しない代わりに、その兵士へ補給を運ぶ後方部隊の車両が狩られまくっています。
もはや前線の兵士なんて誘引のエサみたいな感じです。
ドローン補給も活用されているそうですが、その補給用大型ドローンが帰って行くのをロシアのドローンが後を付けており。ドローン兵の拠点を割り出して、そこに滑空爆弾を叩き込む、みたいな戦術が使われ出しているそうです。
なのでウクライナ側のドローン兵の損耗がじわじわ増えており。
育成速度が損耗を下回るようになったら真に終わりだ、とウクライナ側でかなり危機感がもたれていますね。
情報ありがとうございます、勉強になります。
ドローンによる消耗戦の延長と考えれば、仰るような戦法に、極めて合理性がありそうですね。
ウクライナ=ロシア、ポクロウシク正面の戦力差が大きいという話しもでてますから、月末くらいには変な事になってそうだなと…
(スジャ撤退まで)マラヤロクニャ~スジャ~スームィ間の補給ルート、車輛を狩りっている映像が大量に出ていましたから、似たような事になっていくのか注目したいと思います。
スジャ同様にルビコンがポクロウシクに投入されましたが今度のルビコンの役目は補給網攻撃よりも空の支配権勝負でした。真相は我々には知りようがないので個人的感想ですが、ルビコンがドローン制空権を奪った前後で、「侵入する敵を排除する」ウクライナと「敵から逃れながら浸透する」ロシアの立場が入れ替わったように感じます。
10000回以上の攻撃実績となっていますが、事実とすれば、部隊としての練度は極めて高そうですね。
(Rubicon (UAV unit) Wiki)
そういった事象含めてのグレーゾーンの拡大と考えると、なおさら興味深いものはありますね。
そしてドローンオペレーターの育成は計算できるレベルまでどれくらいかかるのでしょうか…?
そうですね。ポクロウスク市街は、ロシア軍は補給遮断をして大きく包囲した中で、ウクライナ軍の小さな拠点を別々に囲したままそれほど無理に攻めてない感じですね。
問題は包囲されたウクライナ兵の運命だろうと思います。ゼレンスキーは包囲や補給遮断を破るために次々に増援を送り込んでいるのですが・・・。
ポクロウシク市内、南北方向のウクライナ軍が移動しているものとして、使われている動画を拝見しまして。
これが事実であれば、増援なのか移動だけなのか分かりませんが、上空から丸見えなのは過酷だなと感じています…
(2025/11/06 Штурмовики зачистили будівлю міськаради в Покровську. Youtube)
上でも指摘されていたが問題はポクロウシクがどの程度占領されているかいないかではなく、ポクロウシクを中心にまたウクライナが消耗戦に引きずり込まれているという点だろうと思う。
ロシア軍はさらなる予備兵力の拡充を図っているのに対してウクライナ側は前線に張り付かせる兵すら不足しそれの補填すらおぼついておらず、そのため迂回や浸透に対応しきれない。
ここで多くの将兵を失うことになればポクロウシクという都市ひとつが失陥する以上のダメージになるだろうな。
現在では視覚情報の解像度が急激に上がって場所の特定が数メートル単位でなされてますが、結局のところこれだけの広範囲で行われている戦争でカーナビみたいな地図が必要なのかとは思ってしまいます
ISWやWARGONZOの概要地図くらいの、よくて10万分の1程度の地図で表わしたほうがいいのかもしれないですね
範囲の広い戦況マップも見たいですが、ここは管理人さん頼りなので作成しやすいもので、後は自分の頭の中でつないでいくしか。
どちらも市内で直接ドンパチしないからよく分からないことになってるが、
既に南郊外を攻略して、比較的簡単に市内に侵入してくるロシア軍に対して、既に北郊外でドローンの監視なり、爆撃なり食らってるウクライナ軍のが先行き厳しいのは事実じゃないだろうか。逆に隣のディミトロフはロシア側も郊外に確たる侵入拠点がないのか、こっちには出没しないし。
ロシアもウクライナも旗立行為を批判する向きが多いのに一向に改善しないのな。
両軍とも部隊単位で民間からの寄付に支えられてるからだろうけど、旗立部隊だけでなくて、その周辺で息を潜めてる部隊まで危険に晒すのは如何なものか?仮に旗立て部隊は逃げ遂せても、周辺の拠点にいる兵は観測のためにその辺りに残り続ける訳で、彼等はロシア軍のドローンによるクリアリングに真っ先に晒される事になる。
何と言うかそこまで浸透するのに多くの兵が関わっているだろうに、その結果が要人の狙撃でも拠点の破壊でもなく旗立てで良いのかと
いつの時代も旗持ちが先陣切って敵の支配地域で旗振るのは士気が上がるということではないですか?
明確な支配地域安全な場所で旗振るのはあまり意味がない受けが悪いでしょうし