ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはクルスク方面テトキノ方向について「ロシア軍がベザリフカを占領した」と、スームィ方面について「ウクライナ軍がロシア軍の防衛ラインを破って4km近く前進した」と、シヴェルシク方面について「再び嘘報告が行われ始めている」と報告した。
参考:Бои в приграничье освобождение Бессаловки и зачистка окрестностей Горнали
参考:Бои в приграничье контратаки ВСУ в районе Алексеевки и Кондратовки
参考:О виртуальном «штурме Северска»
ウクライナ軍と同じようにロシア軍にも多くの問題が潜んでおり、嘘報告の復活が指摘されているシヴェルシク方面では再びチャンスがやって来るかもしれない
RYBARはクルスク方面テトキノ方向について7日「敵は過去数ヶ月間に渡り、テトキノと周辺地域からロシア領への侵入を試みてきたが成功しなかった」「それでも敵は国境沿いの陣地を長期間占領・維持することに成功した」「ロシア軍は延々と続いた陣地戦を経てテトキノ~ヴォルフィーノ方向への攻勢を開始して第158独立機械化旅団の部隊をベザリフカから駆逐することに成功した」「この拠点はウクライナ軍が国境を越える足がかりとしていた場所だ」と、9日「ロシア軍がベザリフカを占領した」と報告。
但し、テトキノ方向のオトルバとべセロエ方向のノヴィ・プットは依然として「ロシア軍の支配が及んでいない」と戦況マップの中で示唆しており、RYBAR基準で見てもクルスク州の完全な奪還には至っていない。
RYBARはクルスク・スームィ方面について9日「ロシア軍がゴナル方向の領土を奪還した」「ロシア軍がゴナル方向からスームィ州に侵入した」「ユナキフカ集落のH-07付近で両軍の衝突が続いている」「ウクライナ軍がコスティアンティ二フカ~アンドリイフカ~オレクシイウカ方向の安定化に努めている」「コスティアンティ二フカとアンドリイフカで激しい戦闘が続いている」「ウクライナ軍が大兵力を投入してコスティアンティ二フカとキンドラティフカの間の防衛ラインを突破した」「上記のラインを制圧できれば敵の兵站にとって重要なピサリフカへの道が開かれる」と報告。
RYBARはコスティアンティ二フカ~キンドラティフカ方向で発生したウクライナ軍に反撃について「敵はテトキノ方面の戦闘に参加していた部隊をこの方向に移動させた」「この反撃の意図は集落間を分断してロシア軍部隊を孤立させること」「ロシア空軍機が当該地域の友軍を支援している」と述べているものの、ロシア軍の防衛ラインは4km近く突破されており、DEEP STATEが過去に報告した「ウクライナ軍の反撃=アンドリイフカ奪還」と合わせると「キンドラティフカ奪還」を狙っているのだろう。
この方面のロシア軍がスームィに向かうのかどうかは不明だが、スームィの北にはリマン・クレミンナ方面やクピャンスク方面よりも広大な大森林地帯が広がっているため、ここを北から南に突破するのはほぼ不可能だ。そのためロシア軍がスームィに向かうなら西に大きく迂回しなければならず、ポクロウシク方面の戦力をスームィ方面にでももってこない限り「短期間でスームィが危機的状況に陥る」というのは考えにくい。

出典:Минобороны России
それでも広大な大森林地帯の手前までロシア軍に前進されるとスームィはロシア軍砲兵部隊の射程圏内に収まるため、RYBARも「ユナキフカ~クラピフシュチナ~イヴォルジャンスケ~ピサリフカのラインまで占領できればスームィは砲撃圏内だ」と主張している。
RYBARはシヴェルシク方面について9日「指揮官の交代でシヴェルシク方面のロシア軍は良好な成果を上げている」「苦戦を強いられたビロホリウカとフリホリフカから敵を追い出すことに成功した」「ロシア軍がシヴェルシク東郊外に戦力を集結中でまもなくシヴェルシクを巡る市街戦が始まるという噂は真実ではない」「一部の情報源や関係者によるシヴェルシク攻撃開始発言は完全な嘘で現地部隊の努力を軽視するものだ」「シヴェルシク方面では現地部隊から上層部への嘘報告が廃止されたばかりだが、一部の部隊で再び嘘報告が行われ始めており、過去の嘘報告がもたらした悲惨な結果は十分でなかったようだ」と報告した。
“ここ数日「ロシア軍がシヴェルシク東郊外に前進して市街戦が始まろうとしている」という情報がインターネット上で拡散しているが事実ではない。現地のロシア軍はセレブリャンカ~ヴェルフノカミャンスケ間の高知すら確保出来ておらず、ここの確保なしにシヴェルシク攻撃など論じられるはずがない。ロシア軍はヴェルフノカミャンスケ集落の大部分を制圧したものの、まだシヴェルシクまでは開けた土地を5km以上も前進する必要があり、ロシア軍がシヴェルシク東郊外に戦力を集結しているという情報は嘘だ”
“シヴェルシクを攻撃するには少なくともヴェルフノカミャンスケと周辺の高地を完全に制圧する必要がある。同時にセレブリャンカも確保しなければならない。シヴェルシクを防衛するウクライナ軍は2022年から戦い続けている経験豊富な部隊で、我々の兵站ルートを熟知しており、シヴェルシクへ向かうルート上には塹壕や要塞が多数存在する。さらに当該地域は荒れた草原地域なので敵はシヴェルシクからビロホリウカまでの視界を完全に確保している”

出典:3-я ударная
“上空にも多数のドローンが飛んでいるためロシア軍の動きは常に監視されており、敵は接触線の数キロ前で我々の前進を察知することができる。例えば最近、ビロホリウカとヴェルフノカミャンスケの間で装甲車輌による攻撃を実施したが、敵は我々の動きをいち早く察知してドローンによる空からの攻撃を仕掛けてきたため大きな成果を上げることができなかった。ロシア軍はシヴェルシクから数キロ離れた地点まで到達しているものの、残りの距離を詰めるにはドローンの監視下で複数の防衛ラインを突破する必要があり、これを実行するのは本当に容易なことではない”
“したがって、一部の情報源や関係者によるシヴェルシク攻撃開始発言は完全な嘘だ。これは防衛ラインの突破を試みる現地部隊の努力を軽視するものだ。さらにシヴェルシク方面では現地部隊から上層部への嘘報告が廃止されたばかりだが、一部の部隊で再び嘘報告が行われ始めており、過去の嘘報告がもたらした悲惨な結果は十分でなかったようだ”

出典:IZ.RU 以前の偽報道
ロシア軍は東部戦線の複数方向で前進しているものの「一方的にウクライナ軍を押し込んでいる」「ウクライナ軍は為す術なく後退している」「ロシア軍には何も問題がない」という訳ではなく、ウクライナ軍と同じようにロシア軍にも多くの問題が潜んでおり、嘘報告の復活が指摘されているシヴェルシク方面では再びウクライナ軍にチャンスがやって来るかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
























大日本帝国のインパール作戦、指揮官の見栄・建前など、昔から意味不明なことで現場の犠牲は大きくなります。
日本の自衛隊=P-1に関する杜撰さが、関係監査院から指摘されていて、平時でさえも自浄作用がないことが露呈しました。
(自衛隊も)ウクライナ=ロシア両国のように、RYBER・DEEPSTATEのような複数OSINT・軍事ブロガーがあることにより、軍隊組織に対して何らかのチェック機能が働けばいいですね。
追記です。
大手重工・電機メーカー・鉄道会社など、色々な企業組織でデータ偽装がありました。
どんなに優秀な指揮官(上司)でも、嘘報告を前提にして判断すれば、悲惨なことになってしまいます…。
嘘報告があるという前提で、何らかのチェックする仕組みを、(罰則なしを含めて)作っておくことが不可欠なのでしょうね。
嘘報告の大半は到底達成が無理であろう成果の押し付けと未達時ペナルティの過酷さが原因です
現場をさらに縛るチェック体制の強化をしても上が根拠のない無理を強いてくる体制をどうにかしないと現場での捏造はなくならないと考えます
自動車業界にいたことがありますが、資料の細かい捏造は割とあるあるでした。
まあ実害の無い範囲ですが。
一時期、自動車関連で問題になったのも、やっても意味のない無駄な資料作成とかテストとか現場判断で省いた結果でした。資料が無意味であっても、資料作成の手続きを廃止してもらうためには、多くの労力が必要なので。現場としては勝手に省く方が楽なのです。
分野が別になりますが、憲法9条の改正が大変すぎるので、解釈改憲と既成事実化で済ますなんてのも似たようなものかもしれません。
コンプライアンスが運びりすぎて、無駄なものだらけになってたりしますよね。
憲法解釈については仰る通りで、最近では内閣法制局が主体的にやっていたのを思い出しました。
日本=ドイツを比較すれば、ドイツは50回以上改正されているわけで、日本が硬直的すぎる面もあるのでしょうね。
どの分野もそうですが、現場に余力を作っておくのが大事かなと感じています。
シヴェルスク方面のロシア軍が、まさに仰る通りの状況なのでしょうね。
(上層部の)政治命令・政治日程(外交日程)が優先されて、現場に負担がかかり、捏造されるパターンもあるだろうなと。
上司に、無理だと讒言できるような仕組みがないと、なかなか難しいものを感じますね。
RYBER・DEEPSTATEの両者のコミュニティがどうか分からないけれど、日本だとイデオロギーの殴り合いで殴り合いになって冷静な分析出来ない恐れがある気がする。ここのウクライナ戦争の記事とか見てると尚更。
なんだか、そうなりそうですよね…
(自分の視点ですが)ロシア=ウクライナ両国ともに世界最強レベル、ウクライナ戦争は第二次大戦以来最大規模の戦争という考えでして。
お世辞ではなく、いわゆる西側諸国に、4年間これだけの継戦能力のある国はありません(外交の失敗とも言えますが…)。
アメリカが最強と言われますが、これだけの人的損失に耐えることは、政治的に不可能です。
イスラエルが強いと言われます、大国相手の消耗戦に長期間耐える事は、人的資源・物的資源の面で無理です。
どの分野でもそうですが、上手に学べるようになりたいものですね。
また嘘報告やってるよ・・・以前よりは改善されたっぽいけど。
ウクライナ軍の動きもよくわからん。テトキノ攻略に失敗した部隊なら疲弊してると思うがそれを即座にまた別の攻勢に使うのはちょっと無茶じゃない?
シヴェルシク戦線は北からリマンを脅かすか、南のコンスタンティノフカが陥落しないと進みそうにないな。勿論今の部隊が単独でシヴェルシクまで進めばリマンを南から脅かして、バフムトの側面を固められるから大勝利なんだろうけど。全体的にロシア軍上層部も優先順位低めで、当地の指揮官も兵士もやる気ないから、こんな嘘が何度も罷り通るんだろうな。多分ここが開戦以来持ちこたえている最後の要塞になるのかな。
シヴェルシクは現存のウクライナ軍の最強部隊がいますからね
具体的にどの部隊でしょうか?
開けた地形・高地「我々が最強部隊だ!」
最高(物理)の舞台が最強の部隊、と(審議
シヴェルスク方面は22年以来同地に布陣している部隊やK-2ユニットといった経験豊富なドローン部隊がいる上に、基本的には開けた地形なので無理攻めしようとすれば大きな犠牲が出るでしょうね。
シヴェルシク方面ではウクライナに求められる徹底的な遅滞戦術に依る防衛という戦い方が出来ていそうでしょうか、ビロホリウカは陥落しましたが相当な時間を稼いでおりこの方面はまだまだウクライナ軍が健闘しそうですし本当に粘り強く戦っていますね。
またそもそも何故にテトキノ方面を攻勢するのか良くわからなかったですが、攻勢辞めて他のスムイ地域の奪還を目指すことになったのでしょうけどそもそもクルスク攻勢の余波での現状なのでテトキノ攻勢なぞせずシヴェルシクに様な戦い方を目指すべきではないのだろうか。
もう戦争の勝敗は決まったも同然なのでウクライナ応援団を勢いづかせるような内容の記事は辞めませんか?
いまさらロシア軍の問題を取り上げても現実は変わらないし、ロシアの勝利を信じてきた者としては勢いに水を刺されたようで気分が悪いです。
ここが個人ブログなのは百も承知ですが、ここが取り上げ戦争の話題は影響力が大きいのでご検討ください。
君こそ管理人さんが嫌がっていたロシア応 援 団の癖にそれ言うか?管理人さんの記事に文句があるなら見に来るな。ロシア応援コミュニティに引きこもってろ!
以下、管理人さんの声明
>SNS上で自身が気に入っている情報源と食い違えば「◯◯支持者」とレッテルを貼って攻撃し、伝統的なメディアの情報も「オールドメディアは信じられない」と言うくせに、支持する陣営にとって有利は情報は「正しい」と受け入れる様子を見ると「極度にウクライナを支持する人々」と「極度にロシアをを支持する人々」は本質的に同じではないかと思っている。
もう一つの共通点は両者とも「ウクライナとロシアの戦争(もっと広義な意味で言えば西側諸国と権威主義的な国の対立)」にしか興味がなく、YouTubeで「ウクライナとロシアの戦争」を扱う動画投稿者の大半も含めて軍事的興味心の欠片も感じられない。
そもそも情報ソースはどれも西側だし、「ロシア人ミルブロガーが運営するRYBAR」とか言ってるがロシア人という証拠もない
そんな情況で騒いでる印象操作してるだけなので気にしないほうがいい
なかなか新しい発想ですけど忖度して欲しい要望は難しいのはないでしょうか、管理人さんが興味あることを記事にするだけだと再三仰っていますのでやはり嫌なら見ないが正解なのではないでしょうか。
またこういう。。。
自分の気分に水を差すような記事を見るのが嫌なら、自分で情報を集めればいいのに。
人の庭にやってきて、もてなしが悪いと怒っているようなもんですよ?
そんな人、自分だって嫌でしょうに。
案外、ロシアの工作だったりして
[日本にロシア情報工作の影 政府系メディアのX拡散3倍超、偽情報も – 日経]
ちらほら増えてきたね。
閉鎖するのも時間の問題かな
個人ブログは、管理人さんが公序良俗に反しなければ
なに書いてもいいのだが
いちいちイチャモンつけるやつはなんなんだろう、、、
こっちみんな、来るな、で済む話
半分は冗談/妄想なのかもですが。
”近日中にウクライナ軍の防衛戦を突破する” というプーチン大統領の言動に、
技術的な根拠はあるならば、ですが。
現在のロシア軍の課題は、”ウクライナ側のキルゾーンをいかに突破するか”と思います。
キルゾーンの幅は約10kmであり、ウクライナ側の防衛手段は、地雷原/砲撃/ドローン
であり、砲兵とドローン部隊は、戦線の後方10kmくらいに展開してると想像します。
ですから、ロシア軍は約20kmの縦深を素早く突破し、後方にまわる必要があります。
ここからが素人の妄想?ですが、ひょっとして、使い捨てのWIGを使うのでは?。
過去例で近いものを探すと、グライダーによる空挺作戦ですね。
相当な戦力を200km/時(≒3,300m/分)くらいで超低空を移動させるわけです。
地雷原はパスし、キルゾーンと前線陣地を数分で飛び越え、後方を襲うことができます。
MRLの集中射で前線の頭を下げさせると、ウクライナ側の反応時間も極小化できるかな?。
以上、半分妄想?なのですが。