kyiv Independentはロシア軍が迫るポクロウシクについて7月「残念ながら街からの撤退は時間の問題だ」と報じ、DEEP STATEもRYBARも「状況が悪化している」という評価で一致、ポーランドメディアの取材に応じたウクライナ人ボランティアも「ポクロウシクの状況は最悪だ」と述べた。
参考:“Graves Are Being Dug in the Streets of Pokrovsk” [INTERVIEW]
光ファイバー制御のFPVドローンを無力化できないのでポクロウシクに向かう車両は常に危険と隣り合わせだ
kyiv Independentはロシア軍が迫るポクロウシクについて7月17日「ポクロウシクを巡る戦いは最終局面で都市の側面で何が起こっているかは明白だ。残念ながら撤退は時間の問題で、ロシア軍はほとんど抵抗を受けることなく都市を制圧できるだろう」と報じ、記者が現地取材を終えてポクロウシクからドブロピリアに脱出する際「T-0515ルート上で敵ドローンに遭遇した」と明かしていたが、ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEも今月5日「ポクロウシク・ディミトロフ都市群の運命を決定づけるのはロディンスケを巡る戦いだ」と報告。
“ロシア軍はポクロウシクの側面に回り込むためコトリーネを攻撃したものの、これをウクライナ軍が阻止して戦術的優位を確立したが、ロシア軍も光ファイバー制御のFPVドローンでE-50を走行する車両を攻撃し、パブログラード~ポクロウシク間の物流を遮断することに達成した。ロシア軍はポクロウシクの東でもロディンスケに向って前進しており、この街の支配を失えば敵は必ずドローン部隊を送り込んで、ポクロウシク・ディミトロフ都市群の兵站を支える最後の拠点=フリシネを攻撃するだろう”
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍はポクロウシクの北東に位置するクラスノリマンスカヤ炭鉱に侵入して地上施設の占拠に乗り出した。まだクラスノリマンスカヤ炭鉱地域はグレーゾーンのままで、ウクライナ軍も予備戦力を投入してロシア軍の施設占拠を阻止しようとしている。それでもウクライナ軍は炭鉱周辺の支配を失ったため、ロシア軍はディミトロフの主要補給ルートが通るロディンスケへの攻勢を開始できるだろう」と報告し、両陣営も「ポクロウシクの状況が悪化している」という評価で一致している。

出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
さらにポーランドのディフェンスメディア=Defence24の取材に応じたウクライナ人ボランティアも「ポクロウシクの状況は最悪だ」「光ファイバー制御のFPVドローンが登場したことで、物理的な包囲が完成しなくても移動が遮断される」と述べた。
“ポクロウシクの状況は最悪だ。最近も民間人を避難させるためポクロウシクに車で向っていたボランティアがドローンの攻撃を受けた。このボランティアは腕と足を失って障害者になったが、この攻撃から生き延びられたのは本当に奇跡で、なぜなら街の周囲にはどこにでもドローンが飛んでいるからだ。もうポクロウシク市内から人々を避難させる手段はない。市内に向かうことを志願するボランティアも極僅かだ”

出典:Brave1
“ポクロウシクに残っている民間人の大半は親族がいない高齢者ばかりで、彼らは街に残ることで死ぬかもしれないと知りつつ「最後の瞬間を自宅で迎えたい」と望んでいる。彼らはロシア軍の到着を待っている協力者ではなく、街の外に身寄りがいないただの高齢者だ。軍は最後の瞬間まで彼らを救おうと努力しているが、ポクロウシクの状況は本当に困難だ”
“ポクロウシクは物理的な包囲が完成しなくても移動が遮断されている。道路の制圧にはドローンさえあれば十分で、街に近づく全ての車両は攻撃を受ける可能性がある。車両にはドローンの制御を妨害する装置が搭載されているものの、これは光ファイバー制御のFPVドローンを無力化できないのでポクロウシクに向かう車両は常に危険と隣り合わせだ”

出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
このウクライナ人ボランティアは戦場における人道支援の問題について「避難しない人々に食料を届けることは避難しないことを助長させ労働意欲も失わせている」「このことが問題を引き起こし状況を悪化させている」「避難しない人々はただ生き延びているだけだ」「そのため人道支援の食料は国内の後方に避難した人々に届けるべきだ」「ドローンのせいで戦場から人々を連れ出すのは大きな課題だ」と述べ、戦場に近い他のドンバス地域の様子についても以下のように述べている。
“ドンバス地域の人々は普通の暮らしを維持しようと努力している。街のレストランは営業中で、人々も日中は仕事に出かけているが、夜になると戦闘が激しくなり本当に地獄のような状況だ。戦場に近いスラビャンスクのような場所でも人々は何とか暮らしているものの、それでも状況は日々悪化し続けている。兵士もロシア軍を阻止する決意は固いが非常に疲れている”

出典:Вадим Філашкін / Донецька ОДА (ОВА)
因みに8月上旬時点でポクロウシク市内に残っている住民の数は1,370人で、既に行政サービスの提供は停止されているものの、(人道支援を街に持ち込むことが困難なため)市職員と警察部隊による住民避難活動が続けられている。但し、ロシア軍が物流ルートのほぼ全てを遮断しているため行政側は軍に住民避難の支援を求めている。
追記:DEEP STATEはポクロウシク方面について8日「フェドリフカ郊外でグレーゾーンが拡大した」と、9日「ロシア軍がフェドリフカ郊外で前進した」と、9日「ロシア軍がフェドリフカ郊外から北に大きく前進した」「ゾロティ・コロディアズ郊外までグレーゾーンが伸びた」「ノヴェ・シャホヴェがグレーゾーンに移行した」「ドロジニェがグレーゾーンに移行した」と報告。
ロシア軍にゾロティ・コロディアズを奪われT-0514に接近されると、ウクライナ軍はドブロピリアとクラマトルスク間の移動を遮断されしまう。
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※アイキャッチ画像の出典:68 окрема єгерська бригада ім. Олекси Довбуша























ドローンを攻撃するレーザー兵器や対空機関砲はどうなっている
ドロンはもう高出力マイクロ波で基板を物理的に焼くしか対策無いのでは。
重くはなりますがドローン側も電磁シールドやレーザー反射機構を強化してくるでしょうし
最終的にはやっぱり弾丸頼りでしょうか
町に残っている高齢者はそれこそソ連時代の教育を受けたロシア語ネイティブの方々で、むしろロシア軍の到着を心待ちにしているんじゃないの?
アイディウカ、クラホボあたりでも確かそうだったぞ
「避難しない人々に食糧を届けることは、避難しないことを冗長させ労働意欲も失わせる」
このボランティアの一言、冷静に考えるとぞっとしない話ですね…
避難できない高齢者や郷土愛や意地で避難しようとしない人々が、災害時でもクローズアップされている本邦が戦場になったら文字通りの「地獄」が現出しそうです
そして左翼から非難される自衛隊まではセットでしょうね、理想的語る人間程信用出来ない人種はいないと思ってる。
一方その“理想論”ですらジリジリとハードルを下げられている気がするのには、危機感を覚えてもいます。
仰るとおりです。
最後の一人まで諦めない博愛主義は人類共通の理想で、我が国は災害救助などで概ねその理想を実現してきたといえる。
だが、全面戦争のような真の極限状態では博愛主義を維持できないか、無理に維持することでより大きなものが失われる可能性がある。
規模大きくすると
「停戦しない国に支援を続けることは、停戦しないことを冗長させ外交努力する意欲も失わせる」
こうなりますね、実際のとこウクライナに出口戦略はあるのでしょうか
ポクロウスクはドネツク州でもロシア系が少ない街なのかもしれないので否定はできない。
しかし、例えばチャソフヤールも最後は民間人はいなくなったみたいだけど、バフムト戦の頃にチャソフヤールに残っていた住民の多くは親ロ的な人たちだった。たまたま当時、綿井さんという日本人ジャーナリストが個別に接した範囲の話だが。
ドローンによって双方の「密度」が薄くなることにより、都市攻略に際しての双方の犠牲もまた少なくなっているのでしょうね。
そのために以前よりはあっさりと陥落すると。
ウクライナにとっては、犠牲の数が減ること自体は良いことだとしても、相手の勢いを削ぐことはまるでできなくなり、ロシア側が再編に要する時間も短くなっていき、「速度は遅いが抑えられない波」に迫られ続けることになってしまっています。
水位がじわじわ上昇していって国土の陸地が少しずつ失われていくかのごとき感じでしょうかね。
ポクロフスク近郊に前線が到達してから、今月末で1年。
アウディウカのように耐える住民がいるのですね。
8月10日のDS更新はすごいですね。
ロシア軍はポクロフスク攻略よりもドネツク州を迎北上することに注力しているのでしょうか。
なら市街地に立て籠もるなよ…市街地を要塞とするなら避難をさせるのはそこに立て籠もる側の責任なのですから
とはいっても鉄筋コンクリートの建物が無ければ生き延びられないのも理解できる事なので、市街地に籠もるのは仕方ないといえば仕方ない
そう考えると「マレーの虎」と言われた旧日本陸軍の山下奉文陸軍大将の行動を思い出します。
フィリピン首都・マニラの防衛戦において、約100万人の住民を飢えさせずに戦闘することは不可能であることから、住民に被害を及ぼさないためにマニラでの米軍との決戦を避けて、戦闘が始まる前にマニラから撤退したって話がありましたね。(山下が去った後で「マニラ大虐殺」という悲惨な事件もありましたが・・・)
結局提案されていたマニラのオープンシティ化が成されずマニラ市民がタヒにまくったわけですが。
まるで日本軍が郊外に撤退して米軍に全ての責任があるかのような歴史の捏造に草ですよ。
私の書き方に問題があったかのようなコメのように見えましたが、私自身あくまで山下のマニラ防衛についての行動を取り上げただけですし、その後に残った旧日本軍の行動については調べればすぐにでも分かるものですから書かなかっただけですけどね?
双方に正義があるので何をどうすればよかったのか、
一市民・一兵士の視点では見えてこないでしょう
どうしようもない、評価のしようもない
ゼレンスキー、プーチン、欧米首脳陣は当然責任がある
なぜなら彼等は市井の視点では決して見えない情報を
知っているからです。それを元にどんな決断をしたか
愚かな歴史を延々繰り返さない為に精査が必要です
「他国領土の併合」という古典的侵略行為を正当化できる正義があると力説されても迷惑なだけですな。
精査以前の話です。
ウクライナはどうするつもりなんでしょうね。
ロシアが出した停戦、ウクライナ側はSNSなどを通して正式に「ロシアに領土は渡さないし、ウクライナを省いた停戦合意などありえない」との声明を出しましたが、ではアメリカ抜きで戦えるのか、と思ってしまいます。
自らロシアとの交渉をしないと言っておきながら、じゃあ他国の介入で交渉するしかないのかとなれば「ウクライナも混ぜろ」と。武器を支援してもらってるアメリカを立てず、ヨーロッパ(主にポーランド)に反発し、ロシア側の見せかけの譲歩にも噛みつき、なんともゼレンスキー大統領は外交が下手なのでは……と感じてしまいました。これがアメリカのような強国がするのであれば、まぁ理解はできますが、現在あれやこれやと支援でなんとか成り立っている国の振る舞いではないなと……。
ポクロウシク含め他の都市も包囲されていて厳しい状況ですし、ドローンの数も弾薬の数も負けている。国内の若者達を徴兵して人口をじわじわと減らしていってるのを見るに、戦後は歪なピラミッドに汚職、ゼレンスキー政権への責任追及なども含めてまた2014のような革命やら暴動が起きそうな気がします。
戦後、今のウクライナの状態のままというのは市民が納得しないでしょうし、実質敗戦(ウクライナが譲歩せず全領土の奪還を目標としているため)のような領土の分割がかなえばロシア側の批判よりもゼレンスキー政権の汚職やら含めての批判が強まりそうです。
大統領に就任した頃のゼ閣下と今の居座り続けてる閣下の御写真を見比べましたら老化具合がすごいですね
ほぼ確実にご本人は「こんなことになるはずでは……」とかいう戯けたお考えをお持ちでしょう
まあ2014年にオバマにロシアへの空手形を切らせてまんまと政権をひっくり返したバイデンからして
先のことを考える頭がついてなかった(認知症)というオチがありますがね
大丈夫。日本では相変わらず救国の英雄()として大人気だから。
仰る通りです。ゼレンスキーの主張は駄々っ子のそれです。もはや、ウクライナに反撃の力はない。戦争において、戦場の現実が確定している以上「領土を渡す」以外にウクライナの選択肢はない。
プーチンはおそらく、ゼレンスキーに踏み絵を踏ませたいのでしょう。いざ、トランプからロシアの条件を飲むよう言われた時、ゼレンスキーはどうするか?トランプに屈するなら、ロシアはそれで良しとするでしょう。
反発するなら、支援をアメリカは打ち切れます。ロシアにとってそれもよし。前門の虎、後門の狼です。
そして、ヨーロッパがアメリカに逆らうこともないでしょう。関税交渉でEUは膝を屈しています。すでに限界が見えている以上、足元を見られるだけです。
まして、中国、インド、トルコ辺りが和平を支持するなら尚更です。
「領土変更は許さないー」は中東勢にとって使いやすいですよね。「えっ?あんたら、イスラエルはどうすんの?」と。
ウクライナもヨーロッパも年貢の納め時です。そうしてくれた方がウクライナ市民にとっては幸せですし。
(情報共有の停止)スジャ喪失クルスク侵攻失敗で、アメリカの重要性はっきりしたと思うんですけどね…
アメリカの情報力を、ヨーロッパは代替不可能なわけですから、アメリカ抜きでどうやって戦うつもりなのか仰る通り気になっています。
ウクライナ前線歩兵目線で見れば、すでに米露会談の内容によっては、アメリカの情報共有が制限されることを考えておくステージだと思うんですよね…
プーチンは(我々の条件をウクライナが蹴っても、またそれで米国や英国やEUがそれを支持しても別に構わない。勿論受け入れてもよいが、それは最初から期待してない。ただし、その場合は戦闘続行である)というこのくらいシンプルな考えだったと思います。
一番期待してる事は、ゼレンスキーが渋々ながらでも受け入れる事。この場合はプーチンはゼレンスキーを一応の交渉相手として認めると思います。まず初発で受け入れるならば、まだもう少し条件をウクライナにとってよいものに変える可能性すらあります。
二番目に期待している事で、一番可能性が高いと思われていたもので、そして実際そうなった事は、ゼレンスキーと英国やEUが繰り出したように、蹴飛ばした上で「西欧諸国以外からは空想的な条件でロシアに譲歩を迫る事」です。現在これをやっています。
ロシアが見せたいのは、彼等のこのような態度です。西側諸国との交渉が本質的にはどういうモノであるかを、西側諸国以外の国に見せたいはずです。勿論それは現在ロシアに敵対的、あるいは寄り西側諸国に融和的な国も含まれます。日本みたいな国に対してもです。何故かというと日本は厳密には「西側諸国」と同じでは無く潜在的には「ウクライナ」みたいな立場だからです。幾らでも玩具にされる事が有り得ます。これは日本人でも脳天気な人達には通じないでしょうが、親欧米派だろうがなんだろうが政治家や官僚達には改めて突き付ける事が出来ます。
つまり、この交渉自体にはロシアは殆ど重きを置いていないという可能性が高いと言う事です。
普通に決裂するでしょうが、ロシアは戦闘続行し、ポクロフスクその他を自分の力で取っていくだけだと思います。こうやって現実でウクライナを押し潰していき、最後には屈服し、当初要求通り四州プラスαをロシアとするのが目的でしょう。
全土を奪う必要が無い以上、このレースは見通しがつきやすいものです。先が見えているレースを走ってるのがロシアで、全く見えないレースを走っているのがウクライナである以上、このマラソンはロシアが勝手に断念しない限りロシアが勝利します。すっかり戦争に飽きたロシア国民も、中途半端な所で放棄するならそれはそれで怒るでしょう。そうしても経済制裁が解除される可能性は無いですからね。だからやり通す事がロシアには出来るのです。
ポクロウシクには恒例のゼレンスキー大統領の訪問は今回はなさそうなのでしょうか。
物流路をドローンで見張られてると言っても、主要道を避けて少数であれば入れると思いますし、現地将兵に見捨てられていないという大きなアピールになると思うのですが。
少し前に恒例の訪問があったからもう終わりではという話はありましたね
そういえば最近ハリコフにも訪れてたみたいですね
ロシアとアメリカがドネツク州割譲を停戦案にしようかって話が出てきてる時にポクロウスクを守ってる兵士は士気維持できんのかね?どうせ州まるごとロシアに渡るなら今この都市の防衛してるの何の意味あるんだ・・・ってならない?
その効果はロシア兵側も同様なので、それだけでは差し引きゼロで対した影響を与えません。ただし、プーチンが切り取り次第で恩賞を与えると約束すれば別です。防御側はそんな約束できないので。
追記部分、フェドリフカ郊外の北側、一気にグレーゾーンが広がり続けてるのは気になりますね。
ディミトロフ北側の前進が止まらないのは、ウクライナ軍の前線が広げられていくため、どうなのかなあと。
ポクロウシク=ディミトロフ維持の為に、武器弾薬だけでなく食料・水も必要でしょうから、想像以上に補給が厳しいのではないでしょうか。
どうもDRGに浸透され突破を許したようですね。
しかしながら本当に人手不足というのがウクライナ軍の最大の問題です……
まさに仰る通りで、人手不足かなり深刻なのを感じます。
防衛ラインが、前線を引き延ばされて密度がますます薄くなり・次の攻勢は起点として迂回ますます浸透されていくなと。
(クルスク侵攻部隊など)まとまった予備部隊・戦力があれば、これだけ突出してるため反撃に使ったり・無理だとしても前線補強に使えたんですけどね…
兵力差あったら人海戦術じゃなくてこうするよって見本ですね
ロシア軍は怖い戦い方しますよね。基本が出来すぎているというか、、、、
しかも、基本戦術をより効果的にするため細かい改善加えますからね。殺しの軍団というか、おっそろしい相手です。
投機的な奇策に走らず、自身の強みを最大限に生かして正攻法。強豪校の戦いかたですね。
「失敗をする」よりたちが悪い「失敗を無かった事に」して延命し続けていた末路でしょうか…。プロパガンダ頼み・イデオロギー頼み・イメージ操作頼みに偏重した…即ち物理的現実では無く仮想的情報のコントロールに偏重した結果にも見えます。
褒めすぎでしょう…
今のロシアは最先端の戦訓を反映した実戦的な軍隊ですが
そうなるまで結構かかったじゃないですか。
それは上層部が戦争の準備をちゃんとやってなかったからであって。
ロシアの戦争への素晴らしい適応は大体前線の兵士が生み出したアイディア
であり無能な将軍・優秀な兵士のセットの典型に見えます。
戦略レベルで何処でも基本は同じなので「現場」というよりも「上層部」だとやはり思います。
現場のアイディアを採用するのも上の仕事なので。
確かに最初は駄目でしたが、それは最初は駄目だったというだけです。
むしろ、イスラエルとハマスの騒ぎが起きてから、つまり「戦場で勝ってもそれが戦略的勝利に繋がらない」という状況から「戦場で勝利するほど戦略的にも有利になる」という状況に変化した後は、ロシア軍はこれといった大きな失敗は本当になもしてません。
膠着状態の時ですら内部では改良改善を続けていたと言うしか無い。
一方ウクライナ軍はクルスク侵攻を決定していた訳です。
そのクルスク侵攻を絶賛していたのがMI6とCIAのトップでしたが、その記事は俺の大切なコレクションの一つです。
ぶっちゃけロシア軍は今もダメダメだと思う。しかし最近思ったのは将軍だけでなく官僚もあまりいい仕事をしないなと。
後方の重要民間施設の防護は軍ではなく官僚側の仕事だが戦時体制になってない。
ロシア軍がゾロティ・コロディアズ郊外まで一気に打通しててちょっと笑う。
もう側面が脅かされるだけの戦力がウクライナに無いって判断で突っ走ってるんだろうな。
その地域にも塹壕陣地は有る筈だけどその陣地にも人が居ないんだろう。
ドブロピリア=クラマトルスク間は、大きく北回りに迂回する事になりますがT-0514だけではなくT-0515でも接続されている為、ゾロティ・コロディアズの陥落が即座にドブロピリアの孤立にはなりません。
ただしドロニジェにまでグレーゾーンが拡大している事からロシア軍がビールィツィケの攻略を伺っているのは明らかです。
ロディンスケは、厳しい戦況とされながら予備兵力の投入で地図上では一応、まだ持ちこたえていますがビールィツィケまで同時攻撃が開始された場合、ウクライナ軍はおそらく守り切るのは不可能だと思います。
そもそもポクロウシクの補給路の安全を確保するには、マニリフカ、ノヴォ・ポルタフカのT-0504沿いのラインまで戦線を押し戻さない事にはどうしようも無くそのような事が出来る戦力がウクライナ軍には残されていないので何度も言われているように陥落は、時間の問題でしょうね。
ロシア軍の夏季攻勢の入念さを考えると7/1にコプチェヴェが陥落しT-0514経由の連絡を脅かす事が可能なった時点でこうなるのは、避けられなかったのかもしれません。
本記事とはあまり関係ないですが、以前ご教示いただいたロシアが使用しているRPG搭載のFPVの動画を見ました。
搭載しているのはRPG-26で発射後はランチャーを投棄するためドローン本体の再利用が可能との事。動画を見る限り反動もかなり抑えられていますな
いよいよ何らかの飛翔体を発射できるドローンが実戦に登場しましたか。
高い命中精度という強みが犠牲になるわけですが、プロペラ音を聞かれる前に不意打ちしたり、高速で逃げてゆく敵を追撃できるわけで、戦況にどういう変化を与えるか見ものですね。
私の考えでは、結局体当たりで確実にしとめる方が良いという結論になると思いますが、体当たり攻撃時でも推進剤が無駄にならず敵への加害力に寄与するような工夫があれば、射撃もできるドローンとして生き残れそうですね。
ウクライナ軍もグレネードランチャー装備のFPVの動画を出していたのを以前確認していましたが、どんどん大火力化が進んでいるような気もしますね
株が暴落して塩漬けになっていく時ってこんな感じだよな
まだ大丈夫、きっと上がる、と思っていたらより損失が拡大して行くという
さっさと売って損切りすれば良いのだが、株の売買用パスワードを持ってるのが決算書読めない上に、無茶な売買するヤツなんだもの……
マリウポリで人道回廊攻撃をウクライナ側がやらかさなければ住人避難するぐらいの配慮はして貰えただろうね
そしてFPVドローンに関しては安易に実戦投入したせいで同じ事をされていると云うか、ウクライナに作れるものはロシアが数倍の規模でやれるのを忘れていたとしか