DEEP STATEは3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入してユリフカ集落の大半を支配している」と、RYBARも5日「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告した。
ロシア軍がニューヨーク郊外の防衛ラインを突破して市内に3km以上も食い込んだという評価で一致
DEEP STATEはホルリウカ方面について3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入した」「ロシア軍がユリフカ集落の大半を支配している」と報告したものの、RYBARは「幾つかの情報によるとロシア軍ははユリウカ集落の南郊外へ前進することに成功した」「但し、客観的な現地映像がないためニューヨーク方向への前進範囲を明らかにすることが出来ない」とだけ言及。
この方面についてRYBARは5日「ロシア軍がドゥルジバ郊外を占領した」「ピヴ二チネのアパート地区で戦闘が始まった」「ピヴデンネの郊外には広大な地雷原があるので前進は困難」「ピヴデンネ方向は砲兵と航空機が攻撃している」「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告。
RYBARは戦況マップの中で示したニューヨーク方向のロシア軍支配地域はDEEP STATEのものより広いが、ロシア軍の突破方向はほぼ一致しており、まだ視覚的証拠は登場していないものの「ロシア軍がニューヨーク郊外の防衛ラインを突破して市内に3km以上も食い込んだ」という評価で一致している。
因みにロシア軍の攻撃で廃墟になったカナル地区(チャシブ・ヤール)の映像が公開されており、これまでと同じようにロシア軍は全ての建物を破壊している。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
まぁ確定ですね。最近ではオチェレティネの線路以来の驚きの突破ですけど、なんかトレツク周辺ってウクライナ防御が他より弱すぎますね。今回も部隊ローテーションのミスか士気低い奴らが持ち場から逃げたとか、この周辺では普通じゃないことが起きてるっぽい。
オチェレティネよりはアウディーイウカ崩壊の方が近いと思います
ここは14年以来落ちなかった堅固な要塞線だから大丈夫だろ、他が苦しいから他をケアしよう
→部隊引き抜き&後方の予備陣地構築後回し&ローテーション先送り
→疲弊した部隊の限界が訪れる
長く膠着していたので坑道作戦も行われた、なんて話も未確認ながら流れてますね
ある程度までは無理させても耐えられる、しかし限界が来ると一気に崩壊すると言うのは戦争に限らずどこもそうですが
ウクライナは余裕が無く冗長性を削って無理を続けている感が長く続いているので、いつかの反攻作戦に向けた戦力捻出どころか防御も続けられず決壊する方が現実味を帯びてきてますね
ニューヨーク、一気に進みましたか。
急に防衛線が崩れており、何があったのか気になりますね。
予備部隊を投入したい所ですが、ハリコフ方面に引き抜かれたのか気になりますね。
追記です。
イギリス国防大臣が落選しており、スナク首相は当選できたようですね。
安全保障政策が、少なくとも得票に結びついていないともとれます。
インフレ対策とも密接な関係があるため、新政権がどういった政策をとるのか注目したいと思います。
(2024.7.5【イギリス総選挙2024】 労働党が単独過半数、14年ぶり政権交代 保守党は現職閣僚や元首相ら落選 BBC)
労働党は選挙前にはウクライナ支援継続を主張してました。ただ、穿った見方をすると、選挙前だからこそ、当たり障りのない主張をしただけの可能性もあるので見通しは不明でしょう。
仰る通りです。引き続き注目したいと思います。
労働党党首まで、核兵器を使う用意があると言い出してるんだから、争点にすらなっていない
安全保障政策に関しては、労働党が現実路線に転換済なので両党に大きな違いはない
争点は移民と保険
故に大きく変わりうるのは、移民と保険
どういった政策をとるのかは、様子見ないと分からないよ。
インフレは、生活を直撃するから投票に影響するよ。
保険は、おおざっぱすぎて、ちょっと何の保険をさしているのかよく分からない。
(2023年12月26日 家賃が47万円!? ロンドンで「家が借りられない」 いま何が? NHK)
(2024年6月25日 英保守党、議席大幅減か インフレや離脱「失敗」で失望 日経)
ことイギリスの労働党に関しては多分何も変わらないと思う
コービン路線を脱却していわゆる現実路線でいくらしいけどそれって要するにエマニュエル・トッド氏が言うところの保守党と見分けがつかない労働党路線に戻るってことですからね
だからそのうち有権者も何も変わらないことに気付いて支持率が急減するんじゃないかな
仰る通りで、これはありえそうですね。
>だからそのうち有権者も何も変わらないことに気付いて支持率が急減するんじゃないかな
ごめん、本当に意味がわからない
インフレは政策ではなく現状(の不満)
で、労働党は伝統的に大きな政府を目指しているし、今回の公約もバラマキ志向が強い
一方で保守党は小さな政府志向
つまり、政権取得後インフレ傾向が強くなるのは労働党
インフレは、イギリスが余計な戦争に首を突っ込んだ結果とも見れますし、戦争長期化の一要素でもあり、無関係とも思わない人も多いかと。それが、前の政権の決定だとしても、継続される以上は支持率に影響するのは仕方がないということではないでしょうか?個人的には、今の戦争が続く以上は、政権担当している側が貧乏くじを引く状況で、それを如何にごまかせるかではないかと。
政権担当側が、貧乏くじと言う表現、まさに仰る通りです。
結局、批判が高まれば、5年後の政権交代のきっかけになりえます。
政権をとった後に、実際どうするのかという点が、注目点と考えています。
イギリス労働党が大きな政府路線だったのは昔の話だよ
ブレア時代以降はいわゆる第三の道路線でエマニュエル・トッド氏が批判するように右も左も新自由主義で労働党も新自由主義の政党になってた
その反動でここ最近は極左扱いで党内でもはなつまみ者だったコービン氏が若者支持で党首やってたけど
党内主流派はコービン氏をめちゃくちゃ嫌っててなんとか追い出そうとしてた上にスターマー現党首はその主流派が担いだ党首だからチェンジと言っても大きな政府に戻るわけじゃない
日本のメディアで穏健路線って言われてるのも要は中道のこと
付け加えて言うとだから今のイギリスには左派と言える政党がない
ファラージ党首のリフォームUKもフランスの国民連合とかとは違って昔気質の反移民政党で反移民だけど経済政策は小さな政府だし
だから多分個人的予想だけどスターマー政権は国民の不満を解消できなくて支持率が急落してその穴を埋めるようにそのうちイギリスにも反移民で且つある程度大きな政府の国民連合みたいな政党が出てくると思う
というか、エマニュエル・トッド氏が言うように実はジョンソン政権がそれに近かった
市街戦をロシアは嫌がって瓦礫に変えながら進んでるなあ
ウクライナ軍の6倍もの損耗が出続けているロシア軍が
なぜ攻勢を継続して前線を前に進め続けているのか人口比率を考えてもよくわからないですね
双方の発表している損耗率は参考程度に聞いておいた方が無難でしょう。無意味とは思いませんが、ロシア軍が前進して、ウクライナ軍が後退しているという事実が全てなので。
6倍というのが嘘だからでしょうね
ニューヨークだとたとえ一瞬でもアメリカの都市の方と混同する人も結構多いみたいだから、改称前の旧名(ノヴゴロドスケだっけ?)も併記しない?
管理人様向け
併記不要に1票
ニウ・ヨルクと書けばいいんじゃないかな
別にその一瞬の迷いがあって何か問題でも起きるのか?常識的に考えてアメリカの方とだと騒ぐ奴は相当にヤバいと思うけど。
また線路沿いか、と思ったらここは尾根ではなく谷らしい。意外だなあ。
なんかこれにからんでニュースでやってたけれどゼレンスキー曰く
「武器持ってない旅団もいる」
だそうで
・・・そんな旅団送んなや
流石に大げさに言ってるだけだと思いたいが
情報ありがとうございます、勉強になります。
さすがに、それは想定していませんでした…
少し前までロシア軍はスコップで戦ってるとか、大学の偉い先生とか自衛隊のお偉いさんがニュース番組で大真面目に解説してた思い出
バカが将軍をやっていたと他国に思われるのは
安全保障上まずい気がするんですが
それは大丈夫なんですかね…
今回に限って言えば、結果的にそれが大正解だった
武器持って戦うだけが兵士の役割じゃない
当初の事を思い出すと、流石に、専門家の方々も、現在の戦況を研究して、色々と更新してほしいところです。当然、そうしているものと思いますが。。
予備役って言ってるからまだ前線には出してないんじゃないかなあ。ただ14個旅団もあるってのが本当なら凄いなあと思う。武器の不足っぷりとか人員の多さの両面で。
結局ウクライナ軍って何人いるんだろうね?謎が深まるばかりだ。
いつものクレームっぽいけど、充足率も足りてないとか何とかで良くわかんないけど色々不足らしい
ハルキウ攻勢が始まったタイミングでウクライナが新たに10個旅団新設準備中で装備が足りないとかウクライナ陸軍司令官が言っていたよな。しかもキーウ防衛用とか言っちゃっていて流石にキーウ防衛するためのリソースおかしくないかなと思うわ。逃げるべき後方が無い訳でもなく下げずに象徴をとして踏みとどまるために限られたリソース使いますとか流石に支援されている国がやっていい事の限度を超えている感じがする。
大砲・装甲車の需要が依然として大きいため人員ではなく装備が現在の最大の懸念事項で、西側諸国がこれらの物資を提供してくれることを期待している。と述べてはいるが2ヶ月前の時点ですら人員には問題無いとか流石におかしいとは思うし、そんな装備が欲しいなら優先順位を付けるのが筋だろうF-16もパトリオット等の迎撃ミサイルも必要です、オマケに長距離攻撃出来るミサイルも必要ですとか流石にどこかを切り捨てて陸戦装備だけくださいとかが本来あるべき姿じゃないかな。
ふとロシア軍広報を眺めてたけど・・・パトリオットのミサイルって地対空ミサイルで撃墜出来るの?
トレツクもニューヨークもかなり危険だが安心して欲しい。
最悪都市抜かれても後方にはゼレンスキーラインなる鉄壁の防御線があるので前線での死守も無駄ではない、ロシアの兵員兵器もそろそろ枯渇しクリンキーからのクリミア奪還の日も近い!
よってトレツク、ニューヨーク、クリンキーの諸君には持ち場を死守してもらう。大本営だとこんな感じかな?
ルーマニアまで命かけて川泳ぐ気持ち凄く理解できます。
確かにそういえば、年末・年始からゼレンスキーラインの話題が大きく伝えられてましたが、最近は全く報道されなくなりましたよね。
勿論、戦略・戦術的に公表・発表するもので無いのは承知ですが、現在劣勢が顕著化し新たな防衛線構築等を含め、話題に出ても良さそうなものですがね。
7ヶ月以上経ち、本当にどうなってるのでしょう?
年末年始から今迄は、戦線の変化が少ない中で夏季攻勢が本番を迎えそうですが、どのラインを想定して建設してたのか?はたまた実在しないものなのか?答え合わせの時期に入ったのでは無いでしょうか。
バフムートもアウディウカも結局陥落したので、どんな要塞でもいつかは落ちるのではって思います
犯罪者部隊とかバイク突撃隊とか恐ろしい戦術を繰り出してくるロシアを下回るようじゃ、厳しいと思うんですよね
それにロシアに支配されると不幸になるから戦ってるという前提も吹っ飛ぶので
ゼレンスキー体制のウクライナ人って幸運なのかなあ・・・あと何万人の軍人が死ぬんだろうか・・・
そういえば去年の暮れ頃はゼレンスキーがいきなりホルリウカ奪還しろと無茶ぶりしたりテリコンに旗を立てに行って吹き飛ばされたりしてましたね。
政治の都合でそういうしょうもない反転攻勢ごっこしてたら逆に自分たちの要塞線が崩壊したでござる。
ウクライナ軍が何かにつけて「戦勝記念日までに○○を落とせとプーチンから命令されている!」みたいなことを騒ぎ立てるのは自分たちのことを投影しているだけだったりして。
仰っしゃる通り
ウクライナが損害を受けるとロシア軍はそれ以上の似たような損害が
何時も報告されてるような気がしてました
自分達が受けてる被害を、それとなく他の人達に知らせる為の
何らかのサインなのかも知れませんですね。