DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊の情報は事実だ」「我々は兵士からニューヨークやユリフカの状況について批判的かつ失望的な情報を多く受け取っている」と報告し、改善が無ければトレツクとニューヨークの喪失を招くと警告した。
参考:Ситуація з 206 ОБ ТрО, яка описана в мережі, на жаль, є правдою
上級指揮官の能力や部隊運用の不味さがロシア軍の攻勢を助けている格好
DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊(第241独立領土防衛旅団)の情報は事実だ」「我々は兵士からトレツク方面、特にニューヨークとユリフカの状況について批判的かつ失望させる情報を多く受け取っている」「政治的指導者や上級司令部は第206大隊や第41機械化旅団の指揮に注意を払うべきだ」「そうでなければトレツクとニューヨークの喪失を招いて取り返しのつかない結果に繋がる」と警告。
DEEP STATEが言及した「Web上に出回っている情報」とは「第206大隊に所属していると思われるローマン・クリク氏の投稿」と「元軍人のローマン・ペレ氏(クリク氏の兄)の投稿」のことで、ロマン・クリク氏の投稿内容を要約すると以下のようになる。
“我々の大隊にとって7月1日は暗黒の日だ。我々は極めてリスクの高い任務に同意することで「自殺行為同然の任務」を回避した。このように我々は「状況が良くなる」という希望がない中で日々を生きているのだ。上級指揮官は部下の能力を客観的に評価することが出来ない。数年間に及ぶ戦いで兵士が肉体的にも精神的にも疲弊し、歩兵を支援する手段や弾薬が不足しているという事実を無視して到底達成できない任務が設定されている。もし事実を口にすれば弱虫で鼻つまみ者だと排斥され嘲笑される”
Вдалось відбитись від глобальної суїцидальної задачі, згодившись на іншу, теж вкрай ризиковану, але бодай з мінімальними шансами. Так і живемо, від години до години, з одного дня ввалюємось в наступний, вже давно без надії, що буде краще.
— Roman Kulyk (@R_Kulyk) July 2, 2024
“そのため宇宙海兵隊用に設定されたような空想上の任務は遂行されず、兵士は死に、士気が低下し、現実的な任務ですらやる気が起こらなくなる。部隊の最高の兵士が砲弾の破片を受けて大量出血し、病院に搬送する前に輸血を試みたものの組織や物流の問題で実現しなかった。しかも病院に到達しても輸血が受けられなかった。クソみたいない戦争が何年も続いているのに同じ問題から抜け出せないでいる。少しでも命を救おうとする努力の欠如でどれだけの兵士が命を落としたことか”
ローマン・ペレ氏も「どうか支援をお願いしたい。第206大隊は大きな問題を抱えている。200(戦死者の隠語)や300(負傷者の隠語)が沢山いる。屈強な兵士が挽き肉機の中に放り込まれ粉々にされている。騒ぎを起こすの恐れた仲間から沢山連絡が来ている。どうか(弟の投稿を)拡散してほしい」と投稿しており、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も2人の投稿を取り上げている。
第206大隊がトレツク方面に配備されているのかどうかは不明だが、文脈は「第206大隊が直面している問題はニューヨークとユリフカに関連がある」と示唆しており、上級指揮官の能力や部隊運用の不味さがロシア軍の攻勢を助けている格好だ。
因みにブトゥソフ氏はクラスノホリフカの危機的状況を訴える中で「この方面には多くの旅団や部隊が存在し、単一の司令部が正しい報告を行っているものの、シルスキー総司令官が第59独立自動車化歩兵旅団の司令官に任命したボフダン・シェフチュク中佐は事態と任務に対処出来ておらず、クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と指摘。
ブトゥソフ氏は「経験と能力が不足しているシェフチュク中佐の指揮能力は中隊長もしくは大隊長レベルで、これは軽率な命令を遂行せざるを得ない部下の命に関わる問題だが、シェフチュク中佐だけに責任があるのではない。その責任の大半は経験豊富なヴァディム・スハレフスキー大佐の後任に彼を任命した上級司令部の問題で、後方には彼より経験豊富な人間が沢山いる。クラスノホリフカの状況は危機的で、敵の方が優勢なのだがら直ぐにでも変更できる部分、つまり部隊の指揮、秩序、質を改善すべきだ」と警告している。
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※アイキャッチ画像の出典:241 окрема бригада Сил територіальної оборони ЗСУ
「もし事実を口にすれば弱虫で鼻つまみ者だと排斥され嘲笑される。」…この風潮がある限り定期的に起きる人事の問題は詰まるところどうしようもないのでは?と感じました。
日本は腐敗度指数が低いのに嫌な部分でウクライナと相似点があるように思えて、いやきっとノイジーマイノリティだと信じたいんですけど大丈夫かなぁ。
「もし事実を口にすれば弱虫で鼻つまみ者だと排斥され嘲笑される。」…この風潮がある限り定期的に起きる人事の問題は詰まるところどうしようもないのでは?と感じました。
日本は腐敗度指数が低いのに嫌な部分でウクライナと相似点があるように思えて、いやきっとノイジーマイノリティだと信じたいんですけど大丈夫かなぁ。
>後方には彼より経験豊富な人間が沢山いる。
ええー?ほんとにござるかぁ?
交代させられた前任者は優秀だったというし・・
〇〇少将「シェフチュク中佐がやられたようだな…」
△△中将「ククク…奴はクラスノホリフカ四天王の中でも最弱…」
▢▢大将「人海戦術ロシア軍ごときに負けるなどウクライナ軍の面汚しよ…」
きっとこういうことでござるよ!
優秀な上級士官っていうのは現実的に考えて今可能な事、不可能な事を判別して可能な任務の成功率を最大化するために尽力するはずです
いよいよどうしようもないとなれば迅速に撤退の判断が出来るのも優秀な将校ですが今のウクライナ軍ではそういった判断を下そうものならクビが飛ぶみたいですね
結果として肉弾死守命令しか出さない無能将校ばかりに、しかも政治側もそういった無能将校を評価するという負のスパイラル
やはり今月に入ってからのトレツク市~ニューヨーク市の異常な進撃スピードは、ウクライナ防衛内部が崩壊していたのが原因のようですね。
数ヶ月前のアウディーウカ~オチェレチネでは同じように経験の浅い部隊が防御に大失敗し、その後の進軍を今現在も全く止められてないですから、多分同じ問題を抱えてるのはこの2方面だけじゃないです。
前から兵員不足だった上にハリコフに吸われた訳ですからどの戦線でも経験値の高い指揮官不足になって混乱してる筈です
それもあると思う
だけど、それにしても昨日のFIRMSの反応は異常
クレミンナからザポリージャの全域にかなりの反応
特にクレミンナ周辺はこれまでに見たことがないレベルの密度と広さ
冬なら焚き火かなと思うけど、なんだったんだろうか?
本当に夏季攻勢が始まった?
ウクライナ戦況から話は外れるが、アフリカ南部(コンゴ民主共和国とマダガスカル辺り)のFIRMS反応が真っ赤なのは何故?コンゴ民主共和国は酷い内戦状態だが、マダガスカルは(政治的混乱はあるが)流血沙汰は起きていないはず。好意的に考えれば焼き畑農業でも盛んなのかな。
因みにイスラエルは北部に反応が集中、ガザ地区はほぼ皆無です。
コンゴのほうはヤミ採掘とか精錬じゃないですかね
あそこってレアメタルの宝庫でかつ武装勢力がこっそり掘ってるそうですから
マダガスカルのほうは焼き畑&違法伐採の業者がなんか焼いてるのかも
火災もあるだろうけど基本的に焼畑
拡大すれば、スカスカでまばらであることがわかる
季節とともに南下する
1月に砂漠の南から始まって、12月には大陸南端に達する
FIRMSで季節を感じる瞬間
ロシア兵の不満 治療されてもすぐに前線に戻される
ウクライナ兵の不満 治療してもらえない
ロシアのコンバットメディックだって改善されたという話は聞かないしウクライナと似たようなもんでしょ。ウクライナは知らないがロシアは自衛隊と同じぐらいの縛りがあって世界最低レベルの筈。
「筈」で戦争できたら苦労してないよ…
血液は転売できるからな。
前線へ供給するにも転売するにもコールドチェーンが必要
維持するのは結構大変
上級士官も消耗しているんですかね。あるいは元々有能な上級士官というものは居なかったのか。
優秀だけど兵士の撤退を許す将校は解任。
ポンコツだけど兵士の撤退を許さない将校は出世。
って事では?
有能な上級士官は、こんな未来の無い戦争には極力関わらないよう、あらゆる手練手管を駆使して後方任務をゲットして居座っているんじゃないでしょうかね・・・
仰る通りですね。
優秀な人間は、火中の栗拾いを、わざわざやらないだろうなと。
一年前、対戦車地雷の密度に怖気付いて
歩兵の人海戦術に切り替えたのは
ザルジニーだという話ですけどね
上司から視る有能な指揮官と部下から視る有能な指揮官には、差が有りますからね…。
中間管理職の悲哀を感じます。
司令部からみた有能な指揮官は多少無理な司令でも文句を言わずにこなす人で、部下から見た有能な指揮官は無茶な命令はせず生き延びることができそうな指揮官でしょうか。
両立できたら超有能な指揮官でしょうね。この世に何人もいるとは思えませんが。
仰る様な誰が観ても有能な方なら良いのですが、少数ですよね。その他大勢の指揮官は、評価する人個々で判断が別れるという意味です。上司・部下それぞれ立場や環境でも違いがでるかと。また外的要因でも判断が変わりますよね。
例えると部下から観れば、戦況劣勢な戦術的指揮官(旅団長や部隊長クラス)は、無理な厳しい命令が増え無能判定されやすい。と考えます。よって外部から有能/無能を一概に判断するのは難しく、少数の告発や記事で簡単に決め付けるのはどうか?とも思っています。
好き好んで突撃や死守命令を出す者は少なく両軍の指揮官は辛いだろう。との意味でもあります。
上司からの評価は他の皆様の仰る通りかと。
中央と現場の評価基準が違うことはよくある話です
つまり、政権の意向に沿った行動をとる士官が優秀であり、文句をいうやつは首です
シルスキーさんはそういう点ではザルジニーさんより優秀ということです。
空爆によって粉々に吹き飛ばされている建物の中には前線指揮所も多数含まれていると思いますので、
ウクライナ軍は士官の損耗も滅茶苦茶多そうだなァとは思います。
表に出てこないだけで上官殺害とか普通にありそうだ
ニューヨークで司令部が吹っ飛んだのもロシアに座標をリークしてたりして
まったくもってあり得ないと言い切れないのが嫌な所
高部正樹氏の著書にも
弾は前から飛んでくるとは限らない事例として
味方にRPG7で吹き飛ばされた
指揮官の末路について書いてあった
両国共に前線は地獄絵図の様相なんでしょうね、ウクライナ側の方がより地獄絵図だとは思いますが。
トランプ就任も見据え夏季ロシアの夏季攻勢が本格的に始まっている様ですがどこまで切り取る予定なんでしょうね。
自称併合4州の内東部2州は必達と思うが南部はまださほど動いてない様子なのでとりあえず砲爆撃で削っとくか位の感じなのか、実は南部でも攻勢準備完了であとはタイミングという感じなのか、そこまでの余裕がさすがに無いものなのか、攻勢準備完了してて攻勢が開始となると相当な領域切り取られると推測されるが果たしてどうなるか注目してます。
今日の夕方以降のFIRMS次第で、、、
厳しい前線の状況ですね。そしてまたの上級司令部や部隊指揮官への批判。自身の実名を晒して迄、理不尽な作戦指示や運用・命令に対しての怒りと庇護の訴えですので、気持ちは理解出来ますが。
この様な直接SNSで糾弾するのは、正直如何なものかとも思います。指揮命令系統の崩壊、各部隊の軍規や士気の低下を促し、また現してる証拠ですよね。勝手ながら取り方に拠れば、部隊内での責任逃れ・責任追及の押し付けあいにも視えてしまうのですが…。
軍事板では、「もしも、○○の時代に2ちゃんねるがあったら」というネタで、スレのタイトルとか考えるのが定番でしたが、それがリアルになった感じです。
内部統制が崩壊してるからこそのSNSでの告発なのかもですね
ブラック企業の内部で告発しても、もみ消しでなかったことにされるからSNSに放流するみたいな感じというか
戦時中の軍隊で上層部の覚えめでたいともなれば究極のブラック手段、告発者をそのまま激戦地送りなんてできるから
ウクライナ上層部は特に順法意識に欠けてるようなとこありますし、それらから身を守るために公にするのはまあ理にかなってるかなと思います
SNSで上官を告発するのって今っぽいというかなんというか。。。
軍紀としてもどうかと思いますが、、、
でも、それ、ロシアも見てますよ?
それがどうしたって話でしょう。味方に殺されるか敵に殺されるかの二択ならどっちがマシなんでしょうね。どっちの兵士も国の為を思えばこそ戦っている人がいるにも関わらず守るべき対象に蔑ろにされるってのはね。
現場の告発だけではなんとも言えないけど
元ソ連同士の戦争ならあるかもなあと
snsの発達とその弊害って感じ
今までは内部でいざこざが起きても表に出てこなかった、出さないで済んだことがsnsで告発されることで対応しなきゃ行けなくなるとかウクライナ政府も大変やね
こういう非愛国的事実情報を出すと
ネット憲兵に親露やフェイク認定されて
叩きまくって圧殺されますね
祖父に聞いた戦時中の日本と変わらん
War…war never changes
人は過ちを繰り返す
一週間前
オースティン国防長官
「数週間前までロシア軍が大きく前進するのではないかと懸念されたが、もうその心配はないと思う」
外交政策研究所のロブ・リー氏
「最悪のシナリオ(チャシブ・ヤール市内を貫く運河の突破など)は起きなかった」
今
二人
あかんなあ。ちょっと言うの早すぎたんちゃうか。。。
ま、ええか、今日天気いいし。
その二人は今頃ロシアに電話して愚痴ってそう
「もうちょっと遠慮しろよ 空気読めって」
「こっちも立場ってもんが…」
ロシア
知らんがな~ もうやってもうたし
そんなことより、あのミサイルな、ちょっと手加減してもらわなあかんで、ほんま。
二人
いやー、ちょっとムリっすわー
ロシア
ほな、次の大統領にいうわ。
これ国防長官が全然ロシアの動きを把握できてなかったというのか結構な失態だと思う・・・
世界一級の組織が取ってきて精査した情報が全然違ってたなんて
懸念はしてたからセーフ…
ハルキウに投入した戦力をここに投入してた場合はどうだったかという場合も考慮しないといけないのでは
それとハルキウ侵入からほぼ2か月で要所の都市を一つも落とせてないスピード感をどう評価するか
むろん進撃スパンが1~3か月早まったから有益と考えることもできるとは思うけど、自分的にはハルキウに抽出された部隊が再配置される間もなく都市が落ちるようなスピード感を恐れてたと思う(ここのコメント欄情報では再配置されたらしいので)
ロシアもウクライナも民主国家ってわけじゃないから、訴えても何も変わらん
プリコジンみたいに首都に進撃して武力で抗議しないと
ウクライナが、原因と対策を、はっきりさせる必要があるのでしょうね。
戦争長期化、消耗戦はそういったものと考えれば、そうなのかもしれませんが。
シルスキー総司令官の交代後、人事異動により問題が発生しているのか。
たまたまローテーションで問題が発生したのか…
(1)軍本部内の人事再編が、ごちゃごちゃしている
(2)前線部隊の隊長クラスの引継ぎ
(3)部隊移動に指令を出す機関の大量設置
(2024/05/05 【ウクライナ防衛線の危機】勢い衰えぬロシア軍、厳しい状況にあるウクライナについて解説します。 Youtube 23:15~)
3番目の
>部隊移動に指令を出す機関の大量設置
がすごく気になる。
官僚制において、権限をはっきりさせるのは重要ですからね。
ウクライナ軍の拡大、部隊移動が早すぎて、組織再編が追い付いていないのかと推察しました。
いや、むしろ権限を持つ部署が多すぎるのかなと。
「優秀な指揮官がいるにもかかわらず前線に配置されていない」
適材適所が行われていない理由は様々(たとえば大統領側と軍の思惑の違い など)だとは思いますが、上記のようなことも原因の一つかな?と。
仰る通りです。
部署ごとの権限範囲をはっきさせて、重複させないようにするべきという意図でした。
下級指揮官の能力によって、大きく左右される状況という事は、マニュアル化・行動規範が曖昧なのかもしれないなと考えていました。
急拡大した組織に、よくある話しなんでしょうかね?
ありがとうございます。
>急拡大した組織に、よくある話し
それもあるとは思いますが、やはり、アメリカをはじめとした自由主義国家からの援助も大きいのかな?と個人的な意見ですが。
自分で稼いだ金でさえ利権に群がるアリが多いというのに、自分で稼いだ金じゃなければなおさらかな、と。
いやはや、怖いですね。
>事実を無視して到底達成できない任務
しかし、これを言い出すとそもそもゼレンスキー大統領の全領土奪回こそが非現実な目標ではないかというそもそも論が発生していまうような。
また興味深い状況が生まれてきましたね。
数日前ロシアで前線兵士の不満がSNSでも拡散され、10日ほど前同様の告発でウクライナで中将の解任されたばかり。
俯瞰的に見れば、軍事面まで民主的な改革が起き始めたといったところでしょうけど
単に作戦を失敗した、あるいは損害が大きいせいで責任を追及されているという見方もできます。
民主主義的な改革によりスマートな作戦立案が可能になるか、それとも民主主義では不可避な意見対立により作戦実行に行き詰まりを見せるか
いわばこの戦争の新しいステージだと思います。
私は古いタイプの思考をする人間なので、こういう告発が続いて解任まで拡大していことは軍事的には良い結果にならないように考えていますが
おそらく政府の政策や企業の投資よりも早くに結果が表れる物のはずなので注目したいと思います。
戦争で全ての兵士に等しく与えられる最高にイカした任務、なんで要求してもそれこそが空想の軍隊の空想の任務、となってしまいますが。さりとて,では上から下まで軍隊蟻のアリの一匹みたいに易々諾々と死ねという命令に従うのが正しいかというと、それもまたどうかと。
割と永遠の問題ですねこれは。
まあそもそも戦時の指揮官というのは無理な命令をあれこれ出すものなんだけど、こういう話が表に出てくるという事は戦況が芳しくなく士気も低下しているのであろうと容易に推察出来てしまいますね。
>>宇宙海兵隊用に設定されたような空想上の任務
なんかツボに入った
マスターチーフとかストーム1並の兵士に要求される任務というと
ライフル一丁で敵の戦車や攻撃機撃ち落とせとかそのレベルか
ウクライナ人もエイリアン2ネタが通用するんですね
ゴルゴもM16で、対空ミサイルから衛星まで落としていますね。
warhammer40kのスペースマリーンネタっぽい(一般部隊じゃ到底遂行不能な無茶苦茶な作戦に投入される超人じみた遺伝子・人体機能拡張強化の施された遠未来の機動装甲服着装部隊)
昨年の反転攻勢時にあのロシア軍の防衛ラインに突入させた事を考えるとまだマシだと思いますが・・・
こうした軍隊に所属する1個人がSNSで容易に内部情報を公開できてしまう事の方が問題だと思ってしまいます。この個人がこれで配置転換でもして助かり?でもしようものなら他兵士からどういう目で見られるか、軍の規律維持が不可能になるんじゃないでしょうか?
今後もこういう事が起こり続けると容易に想像出来ます。戦況の悪化で加速するであろうこの手の問題にどう対処するのか注目したいですね。