第46空中強襲旅団のコゼル中佐はウクライナ軍の問題を公に批判した最初の人物として注目を集めたものの、当時は批判が許される雰囲気ではなかったため軍を去ることになったが、久々にウクライナメディアの取材に応じ「軍指導部が何を間違えているのか」を赤裸々に語った。
参考:Оборону ПОКРОВСЬКА треба було ГОТУВАТИ рік ТОМУ! 30% ФРОНТУ з ДІРКАМИ. Курський ФЕЙК. Анатолій КУПОЛ
プロの軍人にとって早期勝利という考え方は宇宙的な幻想に思えた
第46独立空中強襲旅団の第3大隊指揮官を務めていたアナトリー・コゼル中佐(コールサインはクポル)は2023年3月、New York Timesの取材に「我々の大隊は1年の戦いで約100人が戦死し、残り400人も負傷して大隊を去ったため戦闘経験のある兵士は数人しかいない」「補充される新兵を戦場に連れて行っても全てを捨てて逃げるだけ」「なぜ戦わずに逃げるのかと尋ねると『銃声が怖い』『手榴弾を投げたことがない』と答える」「国内の訓練所にNATOの教官が配置して『任務を果たしていないウクライナ人教官』は塹壕の向こう側に送られるべきだ」と語った。

出典:Генеральний штаб ЗСУ バフムートで戦う兵士の様子
さらにコゼル中佐はソレダルの戦いについても「一緒に戦っていた味方部隊では何百人もの兵士が陣地を捨てて逃げた」「前線ではグレネード弾、迫撃砲弾、手榴弾といった弾薬が不足して「敵に向かって撃つものが本当に無いんだ」と言及し、ウクライナ軍の問題を公に批判した最初の人物として注目を集めたが、ウクライナ軍側は「動員された人々は所定の訓練を受けている」「彼が言及した損失の数字は誇張されている」と反論してコゼル中佐の主張を否定。
最終的にコゼル中佐は訓練センターの副大隊長ポストに降格を命じられ、軍の指導者は真実を好まず構造的な問題を解決したがらないと述べて軍を辞めてしまい、New York Timesのウクライナ支局長は「身分を明かした証言は組織からの報復を招く恐れがあったが、彼はそのリスクを負う価値がある思っていた」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「彼の言及は事実で的を得ていた。なぜなら実際の状況はもっと酷いからだ。本来なら指導者や軍上層部は問題を改善すべきなのに、賢い指揮官を罰することで別の問題を解決しようとしている」と批判。
An update on Kupol, the battalion commander who candidly told us about his frustration with poor training of newly mobilized troops and ammo shortages:
He was removed from his position of battalion commander in the 46th brigade because of his interview with us. https://t.co/DONrHNhlSZ
— Isabelle Khurshudyan (@ikhurshudyan) March 16, 2023
前線で戦う兵士らもブトゥソフ氏の批判に「現在のウクライナは最悪の時代の隣人を模倣しているだけ」「彼ほどのプロフェッショナルを失うことは信じられない」「この結果は兵士がやる気を失うという明快な結果をもたらすだろう」「彼は声を上げられない家畜ではない」「彼は血と汗と長年の戦いによって専門家としての意見を述べる権利がある」「もし同じことが自分の指揮官に起これば私も軍を止める」「兵士の士気を鼓舞するのは大統領ではなく現場のリーダーだ」と述べた。
但し、当時はウクライナ軍のことを「ロシア軍と比べて兵士の士気が高い」「NATO方式で効率的な組織だ」「兵士の命を大切に考えている」と描くことが一般化しており、春には大規模な反攻作戦が始まるという期待感もあったため「批判的な意見は許されない」と風潮が強く、Ukrainska Pravdaも2023年当時の社会的雰囲気について以下のように指摘したことがある。

出典:Telegram経由
“2022年後半の勝利は国内において新たな勝利、色鮮やかで壮大な勝利への序曲として受け止められていたが、ロシア軍の占領状態が続くハルキウ州とヘルソン州を解放する戦略的好機は2023年初頭まで失われており、ウクライナ軍は新たな成功の保証がないまま反攻作戦を開始しなければならなかった。さらにウクライナ政府が人々の期待を煽ったことも間違いないが、社会全体における異論への不寛容とレッテル貼りの傾向も同様に重要な役割を果たした。懐疑論者の多くは反攻作戦への疑念が「裏切り者」や「敵のために働いている」と見なされる可能性を理解していたため、反攻作戦への疑念を他人と共有することを好まなかったからだ”
“結局、公共空間を埋め尽くしたクリミア解放に関する派手な予測が何一つ的中しなかったため、人々は大きなフラストレーションを経験することになった。2023年末時点でウクライナは軍事的敗北を喫しておらず「ロシア軍との痛み分け(引き分け)」について話し始めているが、多くの人々は法外な期待値を背景に「引き分け」ですら「ウクライナ軍の敗北」と受け止めている”

出典:Минобороны России
“侵攻当初、世界第二位の軍隊を嘲笑することは国民の士気を高める役割を果たしたが、2023年までに敵を馬鹿にするやり方はメリットよりもデメリットの方が多くなっていた。ロシア人は自らの過ちから学んだのに対し、ウクライナ人はロシアへの憎しみが愛国心の公的な指標になった。我々はロシア人を嘲笑し、ロシア人を軽蔑し、ロシア軍を無能で馬鹿な集団として描かなければ「敵に同調している」と疑われる理由になったため、多くのウクライナ人には「哀れでろくでなし」の話が延々と与え続けられ、最終的に不愉快な発見が次々と降り掛かった”
政府や軍は「2023年の反攻作戦が失敗した」と認められなかったため「今後の戦いに関する具体的な展望」を国民に提示できず、ロシア軍がアウディーイウカ方面で攻勢を再開すると前線の指揮官や兵士からは「人員不足」「訓練不足」「動員問題」に関する不満が爆発し、コゼル中佐の訴えが正しかったこと、問題がさらに悪化していること、政府や軍が「反攻作戦失敗に備えたプランB」を用意していなかったことが露呈してしまい、Ukrainska Pravdaが言うように不愉快な発見が次々とウクライナに襲いかかった格好だ。
前置きが非常に長くなったが、軍を辞めて沈黙を保ってきたコゼル中佐はУкраїнський свідок(侵略者に対するウクライナ人の抵抗を記録するNGO組織)の取材に応じ、軍指導部は何を間違えていたのか、2023年の反攻作戦はなぜ失敗したのか、バフムートやアウディーイウカといった都市はなぜ失われたのか、クルスク侵攻は何らかの期待に応えられているのかなどを語っており、興味深い部分のみを紹介すると以下のようになる。
あの事件から2年が経過した。NATOが用いるAfter Action Review=事後検証を実施し、当時は何が計画され、何が起ったのかを評価し、結論を導き出そう。貴方が参謀本部の弾圧に直面していたのは2023年初頭で、当時は誰もが反攻作戦や年末までに勝利を収めるという考えに集中していた。
プロの軍人にとって早期勝利という考え方は宇宙的な幻想に思えた。そもそも反攻作戦をどうやってやるのか?空は完全に敵のものだし、兵力や装備といった主要要素も敵が優勢で、我々には海外で訓練され、戦闘経験が皆無で、準備も整っていない旅団(反攻作戦用に用意した旅団のこと)で作戦を始めたんだ。
我々は反攻作戦を開始したものの、その結果は明らかに想定外だった。
正確な作戦内容は知らないが、恐らく10日~11日以内にアゾフ海の海岸線に到達し、敵の防衛ラインを突破してクリミア半島に侵入するというものだったと思う。

出典:Сухопутні війська ЗС України
貴方が戦っていたソレダルやバフムートでは何か計画があったのか?
戦略的な計画はなにもない。防衛行動の計画しかなかった。それでも計画を立案する試みはあったし、バフムート方面では幾つかの成功もあった。この時の成功が積み重ねられていたら、現在とは少し違った展開になったかもしれないが、戦争全体の流れから見れば何も変わらなかっただろう。何故ならウクライナ軍の問題を改善するには組織やシステムの改革が必要だからだ。
2024年の主な出来事は?
あまりにも多くの出来事が起こりすぎ、本当に多くの領土を失った。バフムート方面のチャシブ・ヤール(が持つ戦略的価値=重要な高台地域)もほぼ失われてしまった。

出典:24 ОМБр імені короля Данила
我々はクラホヴェも失い、敵はポクロウシクの端までやって来た。ザポリージャ方面では州都の防衛準備が進んでいる。
敵は前線全体で毎日前進し、我々は領土を毎日失っているというのが現実だ。そしてウクライナ軍が犯している戦略上の誤りは「土地のための戦い」をやっていることで、本当なら「敵に対する損失の最大化」を第一にし、十分な機動力を備えた防衛作戦を行うのが正解だ。これは我々と敵の長所と短所を見れば一目瞭然だ。敵の強みは大きな人的リソースで、出来る限り敵の人員を破壊しなければならないし、これこそが我々にとっての戦略的課題だ。
1平方メートルの土地を守る戦いにも意義はあるが、長期的な成功から見れば土地を守るより人員を破壊した方が効果的だ。そのためには各旅団長に担当戦線で独自の作戦を行う権限を与え、もっとも戦場を理解している各旅団の得意な方法で攻撃的な防衛作戦を行うべきなのだが、我々にはそれが出来ないのだ。
機動力を備えた防衛作戦とは何なのか?いま行っている防衛作戦とは何が違うのか?
現在の防衛作戦も攻撃的な防衛作戦と呼べるものだ。ほぼ全ての旅団長は毎日「失われた陣地を奪還せよ」と命令を受け、それを実行しているため「攻撃的な行動」と言えるが必要なリソースがない。各旅団の上位司令部=戦術・作戦グループは兵士も装備も弾薬も足りない状況で盲目的に「失われた陣地を奪還せよ」と命令を連発するため、さらに貴重なリソースが失われ土地や陣地を毎日失うのだ。兎に角、最も重要なのは人数だ。

出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка
では、我々の長所は何なのか?
それはモチベーションだ。まだ軍に高いモチベーションを維持した人々が沢山残っている。これは愛国心ややる気のある人々のことで、この戦争に負ければ「ウクライナという国家が無くなってしまうかもしれない」と理解している人々のこと、それを理解できるだけの知性を備えた人々が沢山いる。さらに我々の長所には創造性もあるが、これは発揮できない状況にある。何故なら政治的指導者や軍が全てを抑圧するからだ。
創造性とは何なのか?
創造性とは危機的状況下で標準的なアプローチと異なる解決策を採用することだ。具体的に言えばキーウ防衛戦で採用された解決策の数々は創造的だったと言える。
貴方も大隊指揮官としてキーウ防衛戦に参加していたと思うが、当時の我々は正規軍でゲリラ戦術を採用していたと聞いている。それはどこまで本当なのか?そのような創造性が本当にあるのか?
我々がキーウ防衛戦で採用したのは創造的な「少人数編成グループによる戦闘戦術」と「商用ドローンの活用」だ。Mavicを戦闘に使用したのもキーウ防衛戦が初めてで、当時はMavicの映像をライブストリーミングする仕組みはなかった。それでもMavicから抜き取ったフラッシュドライブをラップトップで確認して戦っていたが、こうした創造的な解決策は規則によって採用できなくなり、全てが失われてしまった。

出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
どうしてそんなことが?
私にもどうしてかは分からない。一つだけ言えるのは我々のシステムは旧ソ連方式ではなく、突然変異したソビエト・ノヴァ・ウクライナ方式のシステムで、しかも旧ソ連方式よりも悪い方向に変異した。
2つの特性が異なる軍隊がある。1つは意欲的で創造性に富み、もう1つは規模が大きく、前者より経済規模が大きく、より多くの大砲の餌を供給できる。どうすれば前者は後者に対抗できるのか?
非常に簡単なことだ。適切なリーダーシップ、適切で緻密な計画、国民の団結、さらに国や軍の指導者に対する信頼があれば対抗可能だが、その全てが現在のウクライナに欠けている。政治と軍の上層部は戦場で何が起きているのかを認識しなければならない。

出典:Воин DV
その意見に賛同するが余りにも抽象的に聞こえる。我々は総司令官交代後、どのような対応を取ればよかったのか?アウディーイウカで露見した問題も未だ解決されていない。オチェレティネで第2防衛ラインの準備なしに撤退してしまい、ロシア軍はポクロウシクに到達してしまった。これを何処で食い止められるのかも不明瞭なままだ。いったい指導者の適切な対応とは何なのか?
最初にやるべきことは自軍と敵軍の戦闘能力を適切に評価することだ。特に我々は自分たちの戦闘能力を十分理解していない。司令官の名前は挙げないが、ドネツク作戦・戦術グループやルハンシク作戦・戦術グループは指揮下部隊の戦闘能力を本当に理解していない。仮に旅団の定数が1万人、諸事情で定数の4割しか人員がいないと旅団の兵力は4,000人なる。先ほど挙げた作戦・戦術グループは「兵士が4,000人もいるなら20kmの前線を任せられる」「これで全てが上手くいく」と考えるんだ。
諸事情で定数の4割しか人員がいない旅団の中身は?大半を占めるのは各種支援部隊、兵站部隊、砲兵部隊の人員で、その殆どが侵攻開始から動員され戦い続けている人々だ。しかも支援部隊は戦闘で負傷しても軍に残った人々だ。私が知っている司令官は「彼らもБЗВП=基礎軍事訓練に皆合格しているので問題ない。ヘルメット、防弾ベスト、小銃を持たせて塹壕に行かせろ」という。これが戦場の現実で、連中が把握している旅団の戦闘能力とはこの程度なのだ。
本当の問題は無能な司令官らが精鋭部隊を無駄に消耗させたこと、何も考えず正面攻撃に精鋭部隊を投入したことが原因で、私も無意味な攻撃作戦に参加したことがある。ヘルソン方面の作戦では「前へ、前へ、前へ」だけだった。本当にこれだけだった。我々の人的リソースは無限ではない。愛国心とやる気と溢れた予備役が500万人はいると見込んでいたが、実際には100万~150万人しかいなかった。そのリソースも2022年末か2023年初頭までに枯渇し、現在では強制的に動員された兵士が無断で部隊を離れたり脱走している。
もし貴方がザルジニー総司令官の後任に抜擢されていたら、どう対処していたか?
私が総司令官の立場なら旅団が別旅団の部隊を奪うことを禁止していただろう。ある旅団の戦力が不足しているからといって別旅団の部隊を与えるのは余計な損失を増やすだけだ。もし戦力が不足しているなら旅団毎入れ替えればいいだけで、その場しのぎで異なる旅団の戦力を組みわせるのを止めて欲しい。私が見た旅団では適切に管理されていない付属部隊(他旅団からやって来た部隊のこと)が沢山いた。このやり方は本当にダメだ。

出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка
最近「前線が崩壊した」という言葉をよく耳にするが、本当に前線は崩壊したのか、そもそも崩壊するというのはどういう意味なのか?
前線は戦術レベルで崩壊したが、作戦レベルや戦略レベルでは全く崩壊していない。統計上の平均的な旅団は約15kmの前線を任せられるが、その30%は防衛上の隙間がある。我々の旅団は15kmの前線を完璧にカバーする能力がないため、その隙間にロシア軍は簡単に入り込むことができる。何故なら旅団の兵士は補充されることなく消耗されるだけ、指定された陣地から負傷して戻って来るか、行方不明になるか、そこで死ぬか、暫く陣地を維持するのかのどれかで、これを交代させる人員がいないからだ。
クルスク侵攻作戦は成功したと思うか?そもそも作戦を実行する必要性があったと思うか?作戦を実施したことで何かを得られたと思うか?
何とも言えない
シルスキー総司令官は条件付きでドンバスやザポリージャを救ったと言っている。クルスク侵攻作戦は大成功では?
ドンバスやザポリージャを救ったと言えるのは同方面から敵戦力がクルスク方面に移動した場合のみで、彼はそれを成し遂げたのか?してないだろう?
しかし、ドンバスやザポリージャに向う可能性があった予備戦力を敵はクルスク方面に投入した。
確かに間接的な効果は認めるが、これを大成功と考えるのは無理がある。恐らく「侵攻計画に期待された戦力移動の規模」と「実際に起った戦力移動の規模」にはギャップがあり、クルスク方面に移動した戦力規模は計画の期待には達していない。
コゼル中佐のインタビューは非常に長く、もっと多くの話題や問題に触れているので興味のある方は動画を見て欲しい。
コゼル中佐を含む多くの批判者に共通するのは「リーダーシップの欠如」「上級司令部が旅団の戦闘能力を把握していない」「組織的・構造的な欠陥が効率的な取り組みを阻害している」という点で、特にコゼル中佐は戦術目標をスペースの保持から「敵の損失を最大化する方向に転換しろ=失った陣地を取り戻すにリソースを消耗するのではなく有利な位置で戦え」と主張しており、領土とリソースを同時に失い続ける戦い方はロシア軍に利するばかりなのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
反攻作戦の進捗予定はヘルソン反攻で前進したペースとほぼ同じなので
こちらの反撃を受け敵は慌てて逃げ出す→我々はそれをクリミア突端と国境、少なくとも戦前の分離地域まで一方的に追いかけ回す→年内(その時点で期間は半年程度)にはウクライナが勝利するであろう
みたいなプランだったんでしょうね
そんなアホなと思いますけどこの方も証言してますが10日で100km進撃するプランはガチで実在してましたからね
兵員不足で補給線も伸びきっていた状況下でヘルソン撤退の殿軍を務めたロシア空挺軍の働きこそがコゼル氏が理想とする機動的な防御戦闘に最も近いのが皮肉な話ですよね
しかしまぁウクライナ軍上層部が指揮統制崩壊による潰走と勘違いするレベルの速度で組織的な撤退が行えるロシア軍の逃げ足の速さてどうなってるんでしょうね
ヘルソンに関してはロシア軍の、というよりミハイル・テプリンスキー大将の手腕によるものなので…
敵が身を寄せる塹壕と地雷原さえなければね
そういうのがなかったクルスクでは相当な範囲を一昼夜で支配下においたわけで・・
ウクライナ軍は塹壕と地雷原があるのを分かっているのに問題にならないとばかりに突っ込んでしまったわけで…
塹壕と地雷原がなければというのはあまりに無意味な仮定ではないですか?
米軍は2022年内の南下を指図してたけどウクライナ側が西側兵器による武装強化を優先して先延ばし(レオパルト戦車の供与を求められた西側がダチョウ俱楽部状態になり時間を消費)してるうちに、ロシア軍が地雷を散布しだして米軍は先行きに不安を感じたという話がここで記事になってたよ
もっともキーウ防衛戦やハルキウ/ヘルソンでの攻勢で少なからず消耗してたウクライナ軍による攻勢でどの程度の成果が得られたかは未知数だとは思うけど
>クルスクでは相当な範囲を一昼夜で支配下においた
そして、政治的な駆け引き道具にした結果、損切と撤退が出来なくなり、東部戦線のリソースを食い荒らす厄介物となった。「相当な範囲」も半分以上を奪還され、厳冬期に敵地で立ち往生している。
そもそもロシア軍がクルスクにまともな防御体制を築いていなかったのは「戦略的価値も大してなく、重要施設は縦深防御が間に合うような地域に攻めてくるようなバカな真似はしないだろう」という意図もあったのでは…?
そんな地域で一瞬暴れるだけなら誰でもできるけど、それだけでは大した意味は持たない
ザルジニーの作戦も本邦と大差なし
かなり残念なお方だったということですな
まるで初期のウクライナ軍が意欲的で創造性に富んだ素晴らしい軍隊だったかのような描きぶりだが、大間違いだ。初期のウクライナ軍の勝利は、単にロシアを物量で上回っていたからに過ぎない。
当時の露軍はわずか20万人で、本格的な占領というより、むしろプラハ動乱鎮圧のような示威行為を目的として進軍を始めた。それに対しウクライナ正規軍は26万、当時は続々と志願兵が集まって動員がかかったことを加味すると、30万以上の戦力で露軍を迎え撃った。勝てて当然だ。ウクライナ軍の功績など、SAMの分散と保全に成功したことくらいだろう。
実際、ハルキウ電撃戦を見せつけられて尻に火がついたプーチンが動員をかけて戦線の兵力密度を高めた瞬間、ウクライナ軍は手も足も出なくなった。今では逆に兵力で劣勢でロシアにいいようにやられる始末だ。
この手の大規模陸戦の勝敗を決めるのは鮮やかな戦術でも効率的な軍組織でもない。ただ物量と物量と物量だ。仮にウクライナ軍の上層部を完璧に改善したところでなんの意味もないだろう。
まあでも気持ちはわかりますけどね
「我々が勝ったのは兵力で勝ったからだ、逆に言えば兵力で勝る相手にはロシア軍だって勝てないし、我々も勝てない」
こんなこと言えないでしょう
つれー、ロシアよりうちのウク軍のほうが兵力多いけど全土守らなきゃならないからつれー
ゼレンスキー大統領 “ウクライナ軍の規模 ロシア軍を上回る”
2025年1月16日 20時36分
ウクライナのゼレンスキー大統領は現在のウクライナ軍の規模は88万人だと明らかにし、国内で戦闘を続けるロシア軍の規模を上回っているとの見方を示しました。ただ、ウクライナ軍が国の全域の防衛にあたらなければならない一方、ロシア軍は一部の地域に集中していて、厳しい状況が続いているとしています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、訪問先のポーランドで行われた会見で、現在のウクライナ軍の兵士の数は88万人だと明らかにしました。
ウクライナ国内で戦闘を続けるロシア軍の兵士の数については、60万人だとの見方を示しました。
つまりゼレンスキーは「我々の方が兵力は大きいが、ルーマニアやモルドバの侵攻にも警戒しなければならないため国境に兵を配置している」とでも言いたいんですかね。
「我々は彼らより優れた存在だ」
勝つにはまずこれを否定しなくてはいけないですね
「彼らと我々は違いはあるが対等である」
ここから始めなくては
>ウクライナ軍~SAMの分散と保全に成功した
ロ軍筋は”長距離SAMの多くを緒戦で破壊できた”と見ている。露軍は、宇民の解放というSVOの題目もあって米欧式のインフラへの徹底的爆撃を避けたことを、それがウ軍SAM等が健在だったからと見るか?あくまでも露側の戦略と見るかで推測は変わるとは思う。
その後、米欧に長距離SAMの援助を依頼していた様を見ると、射耗だけでなく緒戦の被害は大きかったんじゃないかと見ているのだけど。
これは明確に否定出来ると思われます。
確かに緒戦でSAMも甚大な被害を被ったのは間違いないと思われますがそれでも相当数が残存していたのは間違い無いです。
2023初頭辺りに流通した機密文書でもS300は25システム、bukは50システム残存していると記載されています。
勿論この数はNATO諸国からの援助も少なからず含まれていますが大半が元々ウクライナの物だったでしょう。
一ヶ月辺りに何百発もSAMを発射しても2023春くらいまでは活動していたウクライナ軍防空部隊は相当強かったようにおもいます。
そのあたりは統計的な話なので
もちろんロシア軍に破壊されたSAMも多くあります
しかし敵防空網の制圧はシステムの破壊であり、個別の兵器をいくら破壊できたかはさほど重要ではありません
総合してロシア軍は開戦時の攻勢でSEAD/DEADに失敗し、これが大きな原因となってキエフを陥落させられずに撤退することになりました
ウクライナの唯一の勝ち筋は、ヘルソンに突撃を繰り返し
甚大な損害を被りつつも、兵站の補給が困難になったロシア
が音をあげ対岸に撤退した時に停戦交渉を始めるべきでした
ですがこれは結果論で、翌年2023年の大攻勢時はウクライナ
欧米我が国は熱狂し、クソ雑魚ロシアはトクマクが陥落すれば
即座に崩壊し、クリミア打通も可能であると大騒ぎでしたね
俺は無謀だと指摘したら火ダルマになりました(遠い目)
現実にはスロヴィキンラインに無謀な突撃を繰り返し、貴重な
戦力を消耗し、意欲的で創造性に富んだロシアの改善と、長期戦
体制に移行したロシアの圧倒的な物量の前に今や崩壊寸前と
はっきり言って今はNATO・ウクライナ最高司令部・前線部隊が
責任を押し付けあっている末期症状で、回復の見込みは薄い
ここに至っても、ウクライナ側が停戦交渉を具体的に検討する
状況に全くなっていないのが、、、まあ、、、
どうなのだろうね。確かに緒戦期、この戦争の一番画期的な部分、「ドローン戦争」のコンセプトについてはウクライナが一歩進んでいたと思うよ。
でも、問題の第1は、ウクライナ軍自身がその可能性について充分理解していなかったこと。その結果
1)西側から取得した、ロシア製戦車よりずっと強力と思われていた戦車がドローンに対しては脆弱なことが明らかになり、無力化されてしまった。
2)にもかかわらず戦車中心の機動的攻勢を試み、その失敗を通じてこうした機動戦が不可能になっていることにようやく気がついた。ザルジニーが、ドローンに監視された戦場では「美しい突破」が不可能だとコメントしたのが23年の秋。それで戦争は消耗戦になってしまった。
問題の第2は、ロシアがこの新しい戦争形態に素早く習熟したこと。つまり
1)輸入と生産体制の整備によって、まもなくドローンについても質量ともにロシアがウクライナを上回った。
2)ドローンに脆弱な戦車中心の機動戦から歩兵中心の戦闘にシフトした。その結果、歩兵の質量が問題となり、機動戦術によって消耗戦の状況を覆す余地がますますなくなった。さらにウクライナは量に起因する質的な問題を抱えこんだ。つまり適切なローテによって古兵を温存し、軍の経験値を上げることもできなくなった。
それだけじゃあないけど、大国に挑んだ小国が短期戦に失敗した場合の、ありがちな筋道なんじゃないかな。
いや観測ドローンの運用はロシア軍砲兵が世界一と言えるレベルで力を入れていたし、実際初期のウクライナ軍は野戦砲の観測射撃に手も足も出ずヘルソンなどで総動員による圧倒的な兵力優位を活かせなかったわけで、バイラクタルの映像を配信出来たからといってウクライナのコンセプトが進んでたなんてことはないよ
ドローンを攻撃兵器としてではなく戦場認識力を向上させる補助要素と見做してこの戦争の陣地戦という様相を確実にさせたのは確実にロシア軍砲兵の進んだコンセプトがあったからだよ
でも相変わらず日本のネット界隈はウクライナの戦勝ムード一色だから大丈夫だよ(棒)
ネット界隈の楽勝ムードに則って歴史が進む場合、1月22日の今は、カマラ・ハリス政権が始まっているんですよね。別の世界線の話なので、トランプが勝利し、ウクライナが負けている我々の歴史の未来を探る上では何の役にも立ちませんが。
(情報戦ですが)プロパガンダが、あまりにも蔓延してることが、コメント欄でも議論されてきましたからね。
ウクライナのGDP2000億ドルもないですし、海外援助で嵩上げされた結果なわけで、国力差がそもそも厳しいわけです。
クリミア奪還も、独ソ戦でマンシュタイン元帥がペレコブ地峡突破~クリミア制圧に苦心したわけで、小兵力小火力ではそもそも不可能な目標です。
>我々のシステムは旧ソ連方式ではなく、突然変異したソビエト・ノヴァ・ウクライナ方式のシステムで、しかも旧ソ連方式よりも悪い方向に変異した。
こう言っているのに
>2つの特性が異なる軍隊がある。1つは意欲的で創造性に富み、もう1つは規模が大きく、前者より経済規模が大きく、より多くの大砲の餌を供給できる。
話が噛み合ってないから
>最初にやるべきことは自軍と敵軍の戦闘能力を適切に評価することだ。
すごい皮肉で返されてるように見える
前にこの人が命題としたのがロシア軍を弱いとしたことが間違いで敵は成長した、我々も見習って変わらなければならないという言でした。
やはり西側で協調して行ったプロパガンダが浸透しすぎて、ウクライナは創造性豊かで対抗でき、ロシアは古く脆弱性があるという言説から脱却できていないのでしょう。
この人は前回はここまで言いませんでしたが、直前でこうした創造性が失われてしまったと指摘しているのがまた無惨な…
中味のないプロパガンダで西側から金を引き出すのに成功しましたが
ゼレンスキーを始めウクライナ国民までこれを信じたばっかりに余計に酷いことになりましたね…
ウソもほどほどに
>我々がキーウ防衛戦で採用したのは創造的な「少人数編成グループによる戦闘戦術」と「商用ドローンの活用」だ。Mavicを戦闘に使用したのもキーウ防衛戦が初めてで、当時はMavicの映像をライブストリーミングする仕組みはなかった。それでもMavicから抜き取ったフラッシュドライブをラップトップで確認して戦っていたが、こうした創造的な解決策は規則によって採用できなくなり、全てが失われてしまった。
なーんか日本の企業でも聞くような……
セキュリティだかどうだかと言ってUSBの使用者一覧をExcelに纏めるどころか、
システムで制限したり……
そもそも『Stuxnet』が良くITセキュリティの講義(大学レベル)でも取り上げられ、
そのUSB持ち出しや利用の制限を喧伝したがる
しかし、そもそもうUSBを利用した致命的な攻撃をするだけのコストに見合った攻撃対象なんか無いだろ、って思う事は度々あった
現実に見合ってないし、寧ろ業務の妨げなんだよな、その手の規則って
>我々がキーウ防衛戦で採用したのは創造的な「少人数編成グループによる戦闘戦術」と「商用ドローンの活用」だ。Mavicを戦闘に使用したのもキーウ防衛戦が初めてで、当時はMavicの映像をライブストリーミングする仕組みはなかった。それでもMavicから抜き取ったフラッシュドライブをラップトップで確認して戦っていたが、こうした創造的な解決策は規則によって採用できなくなり、全てが失われてしまった。
なーんか日本の企業でも聞くような……
セキュリティだかどうだかと言ってUSBの使用者一覧をExcelに纏めるどころか、
システムで制限したり……
そもそも『Stuxnet』が良くITセキュリティの講義(大学レベル)でも取り上げられ、
そのUSB持ち出しや利用の制限を喧伝したがる
しかし、そもそもうUSBを利用した致命的な攻撃をするだけのコストに見合った攻撃対象なんか無いだろ、って思う事は度々あった
現実に見合ってないし、寧ろ業務の妨げなんだよな、その手の規則って
やっぱりこういう事あったんやな、って
二度書き込んでたらごめん
ここまで領土内に入りこまれて、適切な防衛陣地がどこにあるのかという状況で「十分な機動力を備えた防衛作戦を行う」事ができるのかは怪しいですが、意見としては至極真っ当なものですね
ウクライナ上層部はまず現実を直視して彼我の戦力把握をするべきというのは心底そのとおりだと思いますし
でも統制の喪失というのはそういうものですよ
状況認識ほど難しいものはない
前線指揮官が自分の手足となって動く部隊の状況を理解することと、上級司令部が組織の全容を把握するのでは話が全然違います
戦えば戦うほど軍隊という組織は歪が溜まっていき、徐々に統制を失ってコントロールが効かなくなり、それに耐えきれなくなった時に崩壊が訪れるのです
孫子とクラウゼビッツが色々言いたそうな話ですね。
クラウゼビッツは戦場の霧でしたが今回はあえて司令部の霧とでもしましょうか。いや司令部の闇か。
そう考えると戦争序盤にロシアの高級将校が前線に出てやられてたけどちゃんと前線の状況を把握しようとしてたから職務を全うしてたんだなって
上級指揮官が司令部にいては見えない戦場の状況を把握するために前線に出てくるのは割とよくあることです
例えば湾岸戦争において第2機甲騎兵連隊の作戦参謀だったダグラス・マクレーガーは、自部隊が敵タワカルナ師団の奇襲攻撃を受ける形になった時、自ら前線に赴きて戦車小隊の指揮を取り、この73イースティングの戦いを勝利に導きました(ちなみにこの人は西側軍隊やウクライナ軍に旅団制という誤った道を歩ませた原因になるのですがそれは別の話です)
東側で有名な事例といえばやはりジューコフですかね
彼はスタフカ代表として前線を飛び回り、前線部隊の司令部への数日間の滞在で全く自軍の状況を把握し、無能な指揮官を粛清して回り、全ての部隊に詳細な作戦を立案させ、多くの正面の勝利を達成したと言われています
まあこういった話は大衆でも容易にアクセスできるくらい広く知られた華々しい成功事例なわけですが、当然その裏には同じことをやろうとして失敗してそのまま戦死した事例も山程あるわけで、初戦のロシア軍のものもその一例に過ぎません
ロシアにも最近ようやく首が飛んだホラ吹き司令部がありましたが、この問題の対処は結局上が足を運ぶしかないのですよね。
もともと数週間で降伏すると言われていた位だから
ウクライナ軍は良くやったよ
優勢だった時に政治家が煽りすぎた
ロシア「失敗は成功の母」
ウクライナ「失敗は認めない」
っていうか元中佐が戦時中軍辞めれるのな
NATOもゼレンスキーもUkrainska Pravdaもブトゥソフ氏も
コゼル中佐も、改善さえすればロシアを押し返せると考えて
いるのでしょうかね。
俺にはとてもそうは思えないのですが。
ドタバタ責任の押し付け合いを延々している間にも、ロシアは
それ以上のスピードで改善を繰り返している。追いつける訳ない
いや…この人はかなり悲観的だと思います。できることはこの改善だと挙げていますが、人的リソースの破壊重視や前線指揮の広い裁量など、まさにロシア軍が戦場で見せていることなので。
恐らく軍を離れてからもロシア軍の改善をよく研究しているのでしょう。
…戦後、彼の著書を読みたいですね…
プロパガンダに付き合いつつも辟易してる感じがヒシヒシと伝わりますよね
まあ余計なこと言って目をつけられたくないでしょうしおっしゃる通り彼の話は戦後に改めて聞くべきでしょう
まあ人員が多い相手に対し絶対死守だけ命じていれば、そら先に息切れしますよねえ・・・。クルスク侵攻はあくまで東部の片手間で受け流されてるもその通りですし。
ウクライナ政府は最近弱気な発言を言うようになりましたがそれでも領土を92年の段階に戻すという目標を撤回してはいません
最終目標がこうである以上領土を奪還せよという命令が下されるのは当然と言えます
現実味が全くない目標を撤回し現実可能な新たな目標を定めるべきでしょう
そしてこれは政治の領分です。方針転換を決断できるのはゼレンスキー大統領だけです。まだ戦う兵士が残っている内になんとかしてくれ…無茶な命令を下される兵士が可哀想だ…
発言だけは弱気になれども、相変わらず相手側の視点考えませんしね…
今ウクライナ政府が口にするような「一旦領土は棚上げにして、実効支配範囲は現状のまま塩漬けにして停戦してNATO加入」
これが停戦案になると思っているのは西側だけでしょう
ロシアからしたら後でウクライナ+NATOと戦うより、今ウクライナだけと戦う方がずっと楽なのですから
己がどんな選択肢に直面しているかすら、ウクライナ政府は理解してないのかと暗澹たる気持ちになります
正直、この中佐が理想とする軍の姿をほぼほぼロシア軍が実現してしまっているような気がします・・
機動防御、少人数歩兵とドローンの複合戦術、リアルタイムストリーミングによるリアルタイム作戦指揮、現地部隊の創造性による新兵器珍兵器の即席改造・・全部ロシアがやってますよね
>リアルタイムストリーミングによるリアルタイム作戦指揮
しかし、こういうのをまさか部隊が自腹で衛星回線確保してやる時代は想定外だろうなあ。
それだけ衛星回線確保のコスト自体は安くなっている時代なのでしょうね。
相手の電子戦も発達してますから簡単ではないでしょうが、進化の速さは純粋に凄い。
このままドンバスの地雷原を突破して、ウクライナ側のドローンすやも尽きたら、みんなお待ちかねのバグラチオンばりの機動戦&領土塗り絵タイムかな?
まあ、その時は戦争の終局と同列だけど。
これは仰る通りですね。
管理人様の先日の記事で、巡行ミサイル・防空ミサイル生産についての記事を拝見しました。
(軍隊だけでなく)どの組織もリソースは限られてますから、地雷の大量生産の方が、とても地味ですが費用対効果はあるだろうなと思います。
迂回突破されそうになってますから、また地雷原の作り直しが必要でしょうし…。
問題を改善せずに2年以上も放置して、今更喚いても手遅れになってしまっている。2年前に比べてウクライナの条件はあらゆる面で悪化している。「今まで放置してきた者たちの処罰」を成さずして、改善を図れるはずもない。
面白い考察で勉強になりますね、「敵の損失を最大化する方向に転換しろ=失った陣地を取り戻すにリソースを消耗するのではなく有利な位置で戦え」本当にその通りでウクライナの出来る最善策は徹底堅守しロシアの妥協をひたすら待ち少しでも良い終戦条件を勝ち取るが現実的な所で、間違ってもロシアを叩き出すとかすでにやってるけどロシア領攻め込むや市街地攻撃するは論外でプロパガンダ的に大正義大天使のウクライナが悪辣な権威主義ロシアの狂人プーチンの領土的野心で一方的に攻撃されているというのが一番良く、ロシアと同じことやっても勝てるわけが無いし如何に西側の一般市民を上手く躍らせ世論で西側政府動かし支援得るかなので大分動き方に修正が必要だと思われるが西側すでに国内状況が芳しく無くウクライナに構っている余裕のある国が余り無さそうなのが厳しい所か。
優秀で信頼できる上官がいるからこそ踏ん張れるんであってペーペーに一つしかない命は預けられませんよ
ドローン、ミサイル、地雷といった兵器が湯水のように投入される現代の戦争においても
「天を知り地を知れば勝乃ち窮まらず」「囲師には必ず開く」「敵を知り己を知れば百戦危うからず」「上兵は謀を伐つ」
といった孫子の兵法は有効なのだなあ…
逆に考えるんだ。何を間違えなかったか考えるんだ。…そんなのがあればの話だが
>「批判的な意見は許されない」と風潮が強く
>ロシア人を嘲笑し、ロシア人を軽蔑し、ロシア軍を無能で馬鹿な集団として描かなければ「敵に同調している」と疑われる
↑マジでウクライナ関連の動画でコメント欄に蔓延してる考えだよな…。
少しでもウクライナ軍の不備をコメントすると猛烈な批判を食らうしな。
確かに2022年のロシア軍の動きは稚拙な動きだったのは間違いないけどそれをずっとそうだと思い込んでるコメントが今でも多い。
もうロシア軍はその頃と違って今の戦場に適応して堅実な攻勢を掛けてるのにそれを認めないとかね