ウクライナ軍はロシア軍に大損害を与えているため「もうすぐロシア軍の攻勢が止まる」という見方もあるが、New York Timesは「ウクライナはロシアよりも兵士の損失が少ないかもしれない。それでも戦争には負けている。太った男は痩せるだけだが、痩せた男は死んでしまう」と指摘した。
参考:Ukraine Is Losing Fewer Soldiers Than Russia — but It’s Still Losing the War
現在の戦場を形作っている原因の大部分は政治的決断の先延ばしにある
ウクライナ軍は80万人以上のロシア軍兵士が死傷し、9,000輌以上の戦車、2万輌以上の装甲車、2万門以上の砲兵システムが損傷したと主張しているが、前線の均衡が改善される様子は一切なく、ロシア軍が攻勢を再開した2023年10月以降、人口1万人以上のマリンカ、アウディーイウカ、ピヴニチネ、クラスノホリフカ、ニューヨーク、ノヴォホロディフカ、セリダブ、ウクライナスク、ヒルニク、クラホヴェ、ヴフレダルを失い、このリストにはまもなくチャシブ・ヤール、トレツク、ヴェリカノボシルカが加わるだろう。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
ロシア軍の人的損害について正確な数は不明だが、地方当局の公式発表、地方メディアの記事、兵士の遺族による(埋葬に関連した)ソーシャルメディアへの投稿といった情報を収集・分析を行う露独立系メディア=МедиазонаとBBC Russianは「ウクライナで8万8,726人のロシア軍兵士が戦死した(1月17日時点)」と発表しており、これだけ損害を与えているのだから「もうすぐロシア軍の攻勢が止まる」「ウクライナ軍が反撃する番だ」という見方もあるが、本当に重要なのは「ウクライナ軍が補充可能な範囲の損害」で「ロシア軍に補充能力を上回る損害」を与えられているかどうかだ。
つまり「タブー視されるウクライナ軍の人的損害」に踏み込む必要があり、New York Timesも23日「ウクライナはロシアよりも兵士の損失が少ないかもしれない。それでも戦争には負けている。太った男は痩せるだけだが、痩せた男は死んでしまう」と指摘した。

出典:Lostarmour
“ウクライナとロシアも「相手の損失」については積極的に言及しても「自国の損害」については機密扱いで、ウクライナは人的損失の推定に活用できる人口統計データへのアクセスを制限しており、ウクライナ軍兵士の戦死者数を最も正確に集計しているのは「偏向的なLostarmour」や「秘密主義的なUALosses」だ。Lostarmourは約10人ほどのボランティアで運営され、その殆どがロシア人で占められている。我々の取材に「情報をインターネット上で探し、信憑性を担保するためクロスチェックしている」と回答したが、彼らの目的はロシアに同調してウクライナの信用を失墜させることだろう”
“UALossesを運営していると主張する人物は「西側諸国に拠点を置くIT技術のスペシャリストで、世間の認知ギャップに対処するためプロジェクトを始めた」「ウクライナやロシアとの繋がりはなく、法的・個人的リスクを避けるため匿名で活動している」と言う。両者は戦死に関する記事、死後に授与された勲章、葬儀に関する告知、その他の情報に基づき「約6万2,000人のウクライナ軍兵士が死亡した」と報告しているが、これは情報が確認できる戦死者の数で、実際の戦死者については「これよりも多い」と指摘し、Lostarmourは「戦死者が10万人以上を超えているかもしれない」と予想している”

出典:UALosses
“ウクライナ政府は「UALossesが虚偽の情報を流布している」と非難し、Lostarmourと共に国内からのアクセスを遮断しているが、イデオロギー的偏向や秘密主義的な運営を理由に「調査結果が信頼できない」と言う訳でもない。New York Timesが独自にLostarmourの公開データを統計的に分析したところ情報の正確性は95%で誤差範囲は5%以下だった”
“ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「戦死者7万人と行方不明者3.5万人を含む10.5万人が不可逆的に失われた」「この数字には国家親衛隊など軍に指揮下にない部隊は含まれない」「そのため負傷者を含む人的損害の総数は非常に大きな数字になるだろう」と述べたことがあり、ウクライナ軍の損害評価に精通した西側諸国のアナリストらも「ブトゥソフ氏の数字は信頼できる」と語っている。さらにウクライナでは行方不明として登録される兵士数(内務省は約5.9万人が行方不明と発表/ブトゥソフ氏は軍関係者の行方不明者数が3.5万人と言及)が多すぎ、アナリストらは大半が死亡していると見ている”

出典:68 окрема єгерська бригада ім. Олекси Довбуша
“ウクライナの法律では行方不明者の遺族が死亡を宣言できないため、戦場から遺体が回収されない遺族は相続などの法的問題で行き詰まることになるが、死亡を宣言できないことは公式の犠牲者数を低く抑えることに役立っている。兄が2023年に行方不明者扱いになった妹は「もう正直に話してもらった方がいい」「荒野のどこかに1年半も横たわっていると考えるよりお墓があった方がいい」と述べた”
“アナリストらは上記の推計や留意点を加味して「死亡や重症などウクライナとロシアの不可逆的な損失割合は1対2だ」「この程度の比率ではロシアの人口や動員プロセスの優位性を克服できない」「そのためロシア軍は損害を受けても規模が維持でき、逆にウクライナ軍は損害を補充出来ずに規模が縮小している」「前線で対峙している両軍の戦力は約25万人と40万人以上で、この格差はどんどん広がっている」と指摘している”

出典:President of Ukraine
“ゼレンスキー大統領は世論を気にして不人気な動員プロセスの改革を先延ばししてしまった。さらに改革を実行に移しても動員逃れや動員免除に関する不正は続き、このような動員プロセスのギャップが現在の戦場を形作っている。確かにロシア軍は兵士を失っているが、ウクライナ軍の死傷者が増えれば増えるほどクレムリンは勝利に近づく”
ウクライナの人員不足や動員アプローチの問題は降って湧いたものではなく、2022年後半に表面化していたのを「反攻作戦が必ず成功する」という前提で放置してきたことが、反攻作戦の失敗を有耶無耶にする過程で「大規模な追加動員」を先送りしたことが、ザルジニー総司令官が要求した50万人の追加動員を「政治的にも経済的にも受け入れられない」と拒否したことが、動員法の改正議論が長引いて「新しい法律の発効が2024年5月にずれ込んだこと」が元凶で、現在の戦場を形作っている原因の大部分は政治的決断の先延ばしにある。
ロシアも決して余裕があるわけではなく、いつまでも現在の消耗率を維持出来るわけではないが、補充が追いつかないほどの損害を被っているのも、その影響で戦力格差の不利益を被っているもの、現在の動員アプローチと損失割合で先に力尽きるのもウクライナである可能性が高く、もう「ウクライナ軍は優秀でロシア軍が大損害が被っている」「もうすぐ損害に耐えきれなくなってロシア軍は停止する」「苦しいのロシアの方だ」という色眼鏡を外すべきだ。
この問題を解決できるのはウクライナだけで、このまま前線の戦力格差が広がり続ければロシア軍の前進テンポはますます加速し、失う領土の広さは2024年を超えるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
コメ欄にスライドするまでに関連記事がいくつかランダムに張り出されているけど、3年前のウクライナ側が優勢だった頃の話ばかりで今となっては哀しくなるね。
仰る通りですね。
南部反転攻勢の前までに、停戦交渉がまとまっていれば。どれだけよい停戦条件・他国からも復興支援を得られたことかと…
日露戦争=ポーツマス条約を思い出すのですが、日ロ両国のリーダー・交渉担当者の決断力を感じてしまいます。
そもそも領土一切失いたくないって主張だったから反転攻勢せずに停戦は無理って前提はさておき、支援国全てからやめとけって言われたのに無視してやった挙句支援国の支援が少ないからだーじゃねぇ…?
ウクライナ至上主義者除いたらまともな人は本性知る機会になっちゃったし、元から好きじゃなかった人は「惚れ見た事か」ってなるのよね。
戦争も外交も、相手国があるものですからね…
も自分達(自国)の思い通りにいかないのは、基本なのですが難しい所だなと感じます。
まぁその3年前の優勢ってのも本当だったのかと言うと疑問が残るけどね…
よく言う「人海戦術」に任せたロシア軍の無謀な突撃を、精強なウクライナ軍が「無双」したといのは全くのプロパガンダだった、という事でしょうね。
武器弾薬兵器量で勝るロシア軍、総動員によって兵員数で勝るウクライナ軍、という対比を見れば、
現実は損害構わず無謀な突撃を繰り返していたのはウクライナ側であった、というのは明白です。
その無謀な突撃に対して、武器弾薬兵器量で勝るはずロシア軍が2倍の損害を出していては世話はないですけどね。
ロシアを貶すばかりで自国の意思決定を先送りにするから、今ウクライナは負けている。「ロシアを貶すだけの人々」の慢心が、プーチンにより確固たる勝利を与える。なぜ、【ロシアを侮る】という利敵行為を続けるのかは、理解に苦しみます。我が国にとっても非常に危険で、付き合い方を慎重にせねばならない隣人なのに。ゼレンスキーを真似事をしても、碌な結果にはならないのに。
まず2倍が本当かどうかも疑問の余地があるというのはさておき…
そらほぼずっと攻撃側の勢力とずっと守ってる引いてるだけの勢力、どっちが被害が大きいかなんて明らかな訳で。
逆にほぼずっと防衛している側が2倍しか被害を与えてない方がヤバいんだよなぁ…
普通の国なら戦闘不能になる損害を受けても気にしない国がロシアなので。
ウクライナも援助があることを考えても異常にしぶといんだけど。
イランみたいにマトモに援助が受けられない状態でF14みたいな高級戦闘機を維持してあの手この手で武器を仕入れて8年も戦争を続けてた例もあるから外野からは分からん。
イラン空軍の「ペルシャ猫」ことF-14はもう正規の部品が手に入らないので、相当な部分が東側の部品に入れ替わったフランケン猫で、フェニックスミサイル用の長距離レーダーを使用した早期警戒機として使用されている。
という話を聞いたことがあります。
流石に寿命と資金の問題で去年の内に退役するって話を見た。
イランも簡単な部品ならコピーでかなり作れるんじゃないかと。
F5のコピーのコウサルの類の他にベル系のヘリのコピーも作ってる位の技術はあるし。
>「死亡や重症などウクライナとロシアの不可逆的な損失割合は1対2だ」
まだ色眼鏡があるのではないかなと
おそらく損害は1:1に近いでしょう
“彼等の目的はロシアに同調してウクライナの信用を失墜させる事だ”……。ニューヨークタイムズでさえ、この体たらくですか…。別にロシアに“魂を売る”までも無く、寧ろ「自由で公平で忖度無く正確な」西側民主主義国家が理想とする情報収集と報道をすればする程、ウクライナ・現政権の“信用”なるものが失墜する筈ですが…(ここの管理人様を見習って欲しいです)。元々、ソ連崩壊・オレンジ革命・マイダン革命・ドンバス戦争・ロシア侵攻と、巨大な“色眼鏡見本市”なっていたのではないでしょうか?。
それでも甘すぎですよ。砲撃量の差と滑空爆弾の分だけでもそんなわけないんですよ。
爆弾1つで歩兵1人を倒しているという宇宙的に譲歩した仮定をしたとしましょう。
爆弾の数を数えるだけでもその死者数(ウクライナ空軍の発表でここまで5万発は使ったそうです)の勘定はどこに消えたのかと。
マジレスするとこと塹壕戦に限れば砲撃なんて大半は無駄やぞ。
相手を塹壕に閉じ込めさせる効果しかない。
あれは野戦とかの隠れる場所が無い時に効果的なだけで、そういう限定された戦場以外での対人殺傷能力は意外と低い。
そんなん大昔の話でしょ、観測手段の発達した現代では通じない
てか122mmや155mmなど重砲クラス主体で撃ち合ってるのにそれに耐え得る塹壕がウクライナ側に十分にないじゃん
そも重砲クラスに耐え得る塹壕自体が容易に野戦築城可能な代物ではないし
重砲に耐えるって、何も直撃だけの話じゃないですよ。弾片効果で敵兵をなぎ倒すのが火砲の仕事ですから、塹壕に伏せるだけでほぼ封殺できます。だからこそ、各国軍は塹壕掃討のために歩兵突撃を訓練しているわけで。
直撃しなけりゃほぼ効果ねーよ…
核弾頭でもない限り塹壕に被害を与えるなんて砲じゃほぼ不可能。
だってそもそも爆発って現象は側面や上の方により強く力を与えて、下の方には殆ど被害を与えないんだから。
塹壕論争で思うのは宮崎駿がナウシカで描いた塹壕の表現はかなり正確なんだな。
攻勢の期間を考えると1対2はそこまで無茶のある予測じゃないかなぁ…
結局守る方が被害少ないのは間違いないから。
ただ問題はウクライナは元々人的資源以外ほぼ無かった状況で何とかため込んだ支援武装を片っ端からあんまり意味がない反転攻勢で喪失した事よ。
んでその時に「反転攻勢したけどロシアの方がその期間も損害が多かった!!」なんて絶対あり得ない嘘を放言してしまった事やな。
これで多分各国からの信用が二重に無くなった。
攻勢をするなって警告を無視した事と、被害を適切に支援国に報告しなかった事で。
結果的にその補填のために実態を無視して優位であると他国にアピールする羽目になって今度は国民が徴兵逃れ。
まぁそりゃ優位だって話を信じてる国民は何で有利なのに徴兵されないといけねーんだよってなるし、実態を理解出来てる国民は肉壁なんて御免被るって逃げるわな。
>結局守る方が被害少ないのは間違いないから。
そんな軍事常識はウクライナ以前には存在しなかった
だって嘘だから
戦闘は攻撃地点を選べる攻撃側の方が有利だよ
しかし選んだ場所が要塞線だった場合はさにあらずと両陣営が実証しているような
そうだ!反転攻勢の時にこそクルスクに侵攻してればよかったんや!!
マジレスするとクピャンスク北部の国境からブリャンスク州に侵入して再度ウクライナ国境入れればワンチャン要塞線の裏を取れたかもしれない(白目)
そら選択肢が存在するならな。
元から攻める場所が防衛線しかないなら守る側が圧倒的に有利だわ。
そしてこの戦争は攻めるルートが比較的限られていたから守る側が圧倒的に有利だし攻める側は数少ない選択肢から選ぶしかないから全然有利な要素は無い。
てかまぁそもそも攻撃側が有利ってどっから出た話なんだろうかと思ってちょっとAI君に聞いてみたが…
「攻撃側の方が有利」という主張は、純粋な軍事的観点からは非常に限定的な条件下でしか成り立ちません。そのため、この主張が現代戦の全体像を正確に反映しているわけではありません。
とまで言われちゃってるのちょっと笑ういやまぁおっしゃる通りの説明受けたが…
・結論
「攻撃が有利」という主張は、現代戦の複雑な現実を正確に反映しているとはいえません。むしろ、多くの場合、防御側が地形や準備の優位性を活かし、攻撃側にとって大きな障害をもたらします。
このような誤った主張が目立つ場合、それは軍事的な素人が、特定の条件や過去の戦争事例を一般化して発言している可能性が高いです。あなたの困惑は十分に正当であり、批判的思考を持って議論を検証することが必要です。
まぁ軍事の歴史とか知ってたらおかしいって感じるのは当たり前だしなぁ攻撃側が有利って主張…
そして言いたい事を全部まとめてくれるの便利だなAI君…
長すぎたからかそれとも禁止ワードでも引っかかったのか表示されなかったから2重に書き込みしてしまった…
てか軍事的に考えて攻撃が有利って相当限定的な条件でしかあり得ないのにそれが軍事常識ってどういう事やろと思ったけど…
AI君に聞いてみたら素人の妄想呼ばわりまでされててワロタ。
多分まともな軍人も同じ反応すると思うんだけど何処から出てきた主張なんだろうか…?
視点の違いなんじゃない。
攻め手が有利な状況ってだけで、戦闘に置いては基本守りが有利だと思いますね。色々準備出来るし。あくまで同等の戦力の場合ですから、ウクライナみたいに防衛戦線が穴だらけになれば、意味をなさないし、ケースバイケースですね。
いや、枝元の名無しは明確に「防御側が有利と言う軍事的常識」を嘘って断言しているから視点の違いとかケースバイケースとかそういうレベルじゃないのよ。
後、ウクライナだって反転攻勢とか死守命令の乱発なんてアホな事してなかったらいまだに防衛線の穴はそこまで無かっただろうし、それを置いておいても攻撃側が有利なんて相当特殊例を普遍的事実みたいに言ってるのは流石に否定されるべきでしょ。
多分名無しはミリオタ何だろうと思うけど、軍事知識が欠片でもあればおかしい事分かる話を普遍的事実みたいな言い方するのは異常だよ流石に。
使ってる兵器の差や戦術の差というのは考えないといけないのでは
たとえば西側兵器(戦車・装甲車)のほうが乗組員の生存性が高いのはウクライナ兵の証言から確かだろうし、塹壕と地雷という環境では戦車・装甲車よりバイクのほうが被害/損害率が少ないといっても生存率が高いとは言えないはずだし(敵勢力下に切り込んでるわけだから)
正確な数はネット上からでは何も分からないと思う
寝返ったり脱走したりもあるけど、最早統計が機能しているとも思えないので……
一つ言えるのは今年ウクライナ軍は破滅的な状態に陥る、という事
どういう形で最期を迎えるかは分からないが、もう色んな場所に穴が開いて血が漏れ始めている
純粋な疑問なのですがゼレンスキー氏は何故ここまで動員に消極的なんでしょうね?
世論が〜支持率が〜と言うのも分かりますが厳戒令を敷いて選挙を先延ばしにしていますし、ロシア軍を国内から追い出せていない今の状況で戦後のことを考えるのは時期尚早な気もします。
もちろん訓練や武器の用意など問題が沢山あるのも承知ですが、汚名を被ってでも取り返しのつかない段階になる前に手を打つべきだと思います。
個人的には、戦後復興をささえる人がいなくなるからかなと思ってます。
彼なりの譲れない部分なのではないかと。
戦後復興を真剣に考えるほど真面目な政治家なら、2022年の9月~11月の段階でロシアに停戦や和平の提案をしていると思います。少なくとも、クリミアを含めた全領土奪還なんて誇大妄想な戦略目標は掲げない。
動員したくても国民が応じないのよ。
逃げちゃう。
元々開戦直後から根こそぎ動員かけてるから既に従順な人間は全員徴兵済み。
んで国内では自国優勢のプロパガンダをずっと続けてるから国民は何でそんな状況で徴兵だよおかしいだろ!!ってなるし、プロパガンダを信じてない人は猶更断る。
強制的に動員しようにも国外逃亡や袖の下で適性無しって診断貰ったり。
それでも動員された兵士は国外で訓練中に逃走を繰り返したり、戦場に移動中に逃げてる。
どっかの記事(このサイトだっけ?)によると確か訓練満了して西側最新鋭装備で固めた1個大隊を前線に穴埋めとして派遣したけど、3割が脱走して帳簿上から消滅したんじゃなかったっけな?
恐らく、楽で稼げてノーリスクで合法でステータスのある仕事に就きたいみたいな、選択に伴う労苦やデメリットを一切考えないゼレンスキー氏のスタンスかなと思っています。
「将来の為に人口ピラミッドを崩壊させたくないから、苦渋の決断で不利な条件でも停戦」は負けるのを認めるのが嫌なのでしない。
「純軍事的にベストを尽くしたいから18才以上を動員」は将来の人口比率や支持率が悪化するのが嫌だからしない。
「人口比率を維持しつつ、純軍事的にベストを尽くす」理想の展開を夢見て、「人口比率が崩壊し、純軍事的にワーストになる」結末に向かっているのは皮肉としかいえないです。
ロシアの戦争開始やウクライナの選択は時期の歴史が証明する内容かと思いますが、少なくともこの戦争が始まってからはウクライナは全体的に長期的な策を取っていない、というか漏れ聞こえてくる限り有していないです。組織運営としては即落第で株式会社であれば降ろされてたでしょう。このあたりに民主主義でも建前を除けば監査の及べない行政府の長の劣化という問題と、ともに汚職体質的組織文化などによる軍の上層の劣化見て取れます。
対してロシア軍は短期的な損害を許容しうまくいかない場合は試行錯誤をしながら、戦略拠点を確保し戦場での優位を積極的に取りに行っています。
緒戦のロシア軍は正直東側兵器好きな私も失望しましたが、この長期目標をもった組織運営力は敵ですら非の打ち所がないと思える見事なものでしょうね。
むしろ民主主義国家程陥りやすい事だけどね近視眼的かつ非論理的な決定ってのは。
結局民主主義って主体は一般市民と言う大半が愚者の集団だから、メディアとかが正常に機能して正しい方向に導いている間はまだしも、日本やアメリカみたいなメディアが特定の思想や国家を崩壊させる目的で洗脳を行っていた場合は滅茶苦茶になるよ。
ウクライナの場合はゼレンスキーの指示通りに報じないと下手したら殺されるし…
頭が良い人間が投票するならまだしも大半が馬鹿で構成される国民が投票する民主主義ってのは結局絶対ポピュリストが強くなるから近視眼的で非論理的なのに国民にとって都合がいい政治家が権力者になりやすいのよね。
んでなんか問題起きたら?その政治家が既に政治家辞めてたら知らん顔(民間人なので下手に批判すると逆に捕まる)、政治家だったら「前政権が決めた」だの「国民が支持したんでしょ?」だのの責任放棄で逃げるだけだからね。
民主主義ってのは責任者不在の最低最悪の制度だよ。
全く同感です。私が民主主義の何が最も悪辣だと考えるかというと、「民衆に政治の責任を取らせる」ことだと思いますね。
明日、食べるものを確保することで精一杯の、貧しく、無知で、その能力も無い民衆に一方的に権限を与えて責任を負わせる。
これほど愚かで無責任な体制は、人類史でも類を見ません。
まあ今後は民主主義国家の崩壊と共に廃れていく思想でしょうが、とんでもない発明をしてくれたものです。
そもそも我ら「民衆」が政治を動かしてきたというのが幻想だったのではないかと、最近そう思うようになりました。
政治の大きな方針はディープステートとは言わないですがエスタブリッシュメント層が決定し、それをメディアが「啓蒙」することで我々はさも自分たちが主権があるように錯覚してきたのではないかと。
特に日本然りアメリカ然り、これまで一見「うまく行ってきた」ように見える民主主義国家はメディアとエスタブリッシュ層がグルになって世論をうまく誘導する体制ができていたのだと思います。
近年のフェイクニュースだ、ファクトチェックだ陰謀論だの騒ぎは、ネット、特にSNSの普及でその統制がうまくかなくなってきたことの焦りではないかと思います。
トッドの言う「リベラル寡頭制」ですね。この状態において、全てはエスタブリッシュメントが決定するため民衆に主権はなく、そのためもはや「西洋(英米仏)は民主主義ではない」とトッドは述べています。これに対して民衆が示している反乱がポピュリズムと呼ばれていると続いていました。
それは若干陰謀論に足を踏み込んでるけど、少なくともメディアが都合よく情報操作してきたのは確定的な事実だからね。
そこに金持ち層が割り込んでるのもまぁあり得ない話ではない。
ただ、そもそもメディア関係者になる人間って極左的視点に立つことが多いからどっちかと言うと自発的に情報操作してきたと思うし初期は金持ちからの依頼とかむしろ反発してたんじゃないかなぁ…
上手く金持ちが騙したなら別だけど。
まぁそもそも民主主義の守り手()のアメリカ君は組織票を堂々と認めてたりする事考えると民主主義とか最初から終わってるのよねw
またぞろ、銀英伝ネタを出す人が出てきそうなことを。
自由惑星連合ってそういえば徴兵制だったっけ?
民主主義は最善ではないが、最悪を防ぐ制度なんです。
例えば、上に立つ独裁者が上杉鷹山や聖徳太子のような人ならいいが、もしヒトラーや毛沢東のような人の場合もあるからです。しかし、アメリカではバイデンからトランプに代わり、トランプも4年後は変わるわけです。
また、ウクライナ戦争は民主主義とは関係ないのです。
ウクライナもロシアも今はソ連共産党ではないのです。民主主義という面からみたら、両国とも完全ではないけど、発展途上国並みの民主主義はあります。両国とも同じような国なんですよ。
その妄言はよく聞くけどね。
今の日本の供託金制度みたいにそもそも立候補する事自体が困難になるようにしてしまえば結局同じことなんだよ。
てかまぁ発言からトランプは最悪であると本気で思ってる節があるけど、そのレベルの人間が民主主義を分かった風に言うのもどうかと思うよ真面目に。
そもそもトランプが最悪ならまともな知性があればそれより更に酷い事が容易に分かるハリスが対立候補の異常性をどう言い訳するのかね?
後、ウクライナの戦争は結局民主主義の悪いところがもろに出てるだけだよ。
あれが国政や国民に責任を持つ「独裁者」ならあんな無茶苦茶な戦争は吹っ掛けてないからね。
仮に戦争が終わったところで民主主義の思想下ならゼレンスキーに責任が問われる事はまず無いだろうね。
ウクライナだからまぁ感情で処罰される可能性もあるけど。
いくつか考えられるものを挙げてみます。なお、動員に消極的なのはゼレンスキー大統領以外の権力者にも多数いるでしょうから、以下の文章の主語は彼らも含んでいます。
1.自らの権力維持
いうまでもなく、不人気な決定を下し数十万人を挽肉機に放り込めば戦後権力闘争が再開された時に著しく不利になります。政治生命どころか物理的な生命も危ういでしょう。
2.技術的な問題
動員には財源が必要であり、そのために増税を行えばさらに国が苦しくなります。
3.動員しても勝てない
もし動員がうまくいってもせいぜいロシア軍の進軍を遅らせる程度であり、勝利はほぼ不可能です。結局死者をさらに積み上げて同じように敗北するだけの可能性は高く、ウクライナの権力者もそれは理解しているでしょう。
4.そもそも戦うことに意味などあるのか?
ロシアはイスラエルとは違います。ウクライナ人を皆殺しにすることが目的ではなく、領土を占領して編入したとしてもある程度人道的に、自国民として扱われます。ロシアとウクライナに殆ど違いはありませんし、ウクライナの国民意識というものは極めて薄いです。それに、現在戦場となっている地域の住民は(民族的な)ロシア人が殆どであり、ロシアへの帰属を望んでいる人も多いです。さらに、キエフで権力を握っているウクライナ民族主義者たちは本音として「クリミアやドンバスがロシアに行くならそれで良い。かえってせいせいする」と思っている人も多いようです。
このような事情があるわけで、負けて領土を失ったり国が滅んだりする事に対する恐れはあまりないでしょう。これではやる気が出ないのも当然です。戦争初期は熱狂が生じましたが、あれも今は昔です。
異端な考え方かもしれませんが…
5.動員したら、親世代祖父母世代が黙っていない。
動員の可否が論じられている若い世代には確実に大量の上の世代がいます。また、数少ない子や孫を劣勢の戦場に送り危険に曝すという選択は間違いなく忌避対象でしょう。なので、世論を決定的かつ大規模に動かす可能性が高いと判断し政府が恐れて動員に踏み切れなくてもおかしく無いでしょう。
大量の農家の次男三男がいた時代との決定的な違いだと考えています。
同意です。それもウクライナの権力者の念頭にあるのでしょうね。私の上コメントにおいては「不人気な決定」ということで広い意味での1.自らの権力維持の中に含んでいました。
またなんともなしに思いましたが、バフムートで戦ったワグネルの囚人兵は「死んでも抗議する人間が少ない」という意味で「効率的」だったのでしょうね。プーチン政権が国民に対して安寧を提供することで支持されている以上、あの苦しい時期に動員兵を大量に死なせるわけには行かない。だから「命の価値が低い」囚人を死なせる。ロシアには「魚がいなければ、ザリガニもまた魚」即ち本物がなくても代用してなんとかするという諺がありますが、囚人兵はこの通りのロシア式合理性でした。
囚人兵については、ワグネルといういつでも消せる存在に任せた点が巧みだったと思います。また、数十万人が服役中という社会負担の軽減もロシア社会では受け入れやすい素地があったのでしょう。更に、大量に逃亡して犯罪組織化したとしても、治安悪化するのは敵国となります。
一方で、ウクライナは囚人兵運用に失敗している点も重要だと考えます。防衛戦なので、逃亡は即治安悪化に繋がりますし、命懸けの戦場で犯罪者に背中を預けられるか?と言われれば否定的にもなるでしょう。犯罪者にチャンスを与えるという考え方も、防衛戦では犯罪幇助の要素が強く反映されるため受け入れ難いのかもしれません。
戦えば戦うほど自国が疲弊するという側面も合わせて、囚人兵問題も防衛戦の難しさを垣間見た印象です。
囚人兵と聞くと恐らく日本の多くの人々はマイナスイメージを持つでしょう。
大祖国戦争中のソビエトでもそうでした。
しかし祖国を守るために志願してグラーグから戦場に出た囚人兵たちは家族のために己の新たな人生のために誰よりも果敢に戦い中には最高位の勲章であるソ連邦英雄の称号を得た者もいます。
恐らく最も高名なのはアレクサンドル・マトローソフでしょうか…今でも多くのロシア国民たちが彼の墓に花を供えます…工場から逃げ出した罪で2年の懲役を受けた彼の墓にです。
犯罪者に堕ちた人間が二度と這い上がれない認められないシステムより私個人としては犯罪者であろうとも国のために戦い時には命を捧げたのならばそれは賞賛されるべき行いであると思うのです。
囚人兵の中にその彼のような立派な人物がどれだけいるんでしょうね(白目)
正規兵がマトモとも言いませんが···
囚人兵と言っても、旧ソ連では現代日本より遥かに膨大な数で身近な存在だったでしょうし、マトローソフも罪が“工場から逃げ出した”なので容認だったり温情の余地があるのではないでしょうか?
それはそれとして、ソ連は囚人兵を使いやすくなるよう世論形成するのが上手な国家だったという解釈も可能でしょう。今のロシアは更に精練向上されているようにも思えます。
犯罪者の社会復帰問題は、本人がマトモなら人手不足が解決するでしょう。今の日本で、元囚人の社会復帰が困難というのはマスコミのミスリードもあると思っています。
戦後まで待たなくても経済が成り立たなくなるから
すでにウクライナの税収すべてを軍事につぎ込んでる状態なので税収が減ると軍事予算も減るジレンマ
25歳以下の志願に報奨金を与える制度が検討されてるのに金がないとはこれいかに
その報奨金で集まる見込み人数に動員かけた方が金かかりませんよ
それに計画も立てやすい
(全員とは言わないけど)社会に出てない人を兵士にして給料払うのと、社会人として税金を納めてる人を兵士にして給料払うのが同じではないでしょ
以前から言われていることではありますが、ウクライナ側は開戦当初から総動員体制であるのに対して、ロシアはまだ総動員体制ではない点もありますね。
もちろん政治的、経済的事情から踏み切れない(動員に関して躊躇するプーチン大統領の話は西側でもよく報道されていました)のではとされているので、機能するかどうかという問題はあるのでしょうけど。
しかし、仮に損害比率が1:2で真であるとしても、余力の無いウクライナとまだまだ余力を残しているロシアとでは、このまま戦争が続くことはどちらの優位になるのか言うまでもないことです。
国力が対等でないというのは、原点かつシンプルな話しでして。
ゲームのようにキルレート・撃破数だけを語っても仕方がないんですよね。
スポーツのように対等条件ではないですし、支援国といっても、外交上は一蓮托生を意味しません。
一定の均衡が崩れる前に、トップリーダーが汚名を被っても停戦に持ち込むべきでしたが、今やどうにもならなくっている気がします。
ウクライナ前線歩兵は、ここまで存分に奮戦してきたわけですが、局面ごとに前線が持たなくなっており、どんどん損害が増えていきます。
ウクライナの上層部は、NATO参戦・クリミア奪還のような(不可能な)希望にすがるのではなく、現実を見て決断して欲しいなと南部反転攻勢の頃から思っています。
てか単純に消耗抑制・遅滞防衛戦術ドクトリンの真っ最中に政治的理由で万歳突撃仕掛けたらそら破綻するってだけのシンプルな理由よ。
あのまま西側が自国民に出血を強いながら支援を続けて、ウクライナも攻め込まれてる状況で必死に耐え続ければ目があったのをゼレンスキーが西側へのプレゼンス強化なのか国内の不満逸らしなのか知らんけど余計な命令で大反攻作戦なんてしちゃったもんだから単純に戦力が無くなっちゃっただけの話。
全ての面で劣ってる癖に焦りだけで政治家が軍事作戦に口出しして滅茶苦茶にしちゃった典型
政治が、細かい軍事作戦に口出しすると、ロクなことにならないというのは歴史的な教訓かもしれませんね。
防御作戦のはずが、いつのまにか攻勢作戦の宣伝が目立つようになってしまった気がします…。
先日行われた遺体交換でもウクライナ兵730人、ロシア兵50人位だったので損害比についてはウクライナ側が極度に悪化していることが想像できる
前進し続けているロシア軍は支配地域で遺体を回収できるのに対し、ウクライナ軍は長期間防衛に成功した場合や少回数の反撃等でしか遺体回収が不可能なので、この数字は実際の戦死者数の比を表しているのではないという事には注意が必要ですね。
しかし、去年7月か8月に行われた交換では比率がウクライナ兵250人に対しロシア兵38人だったらしいのでキルレシオがロシア有利に傾いている可能性は高いと思っています。遺体交換の報道をウクライナが殆どしないこともこれが彼らにとって明らかにしたくない事項であること、即ち戦況を表す重要な数字であることを示しているでしょうね。
開戦当初から言われていたように、いくら支援があってもウクライナの国家としてのリソース(金、生産力、人、etc)のいずれかが尽きてしまえば継戦不能になるのですから、この分析は至極真っ当としか言えません
だからこそ、小国は大国の庇護や小国同士の軍事同盟を結ぶのですが、ウクライナはそういった政治・外交的な努力を中途半端にしたのと、政治的問題から人的リソースの抽出を避けているのでどうしようもありません
長距離ドローンでロシア本土に攻撃が出来てもそれがウクライナのリソース増加に直結しない以上、数で押されて損失を補充できない事は解消できないのですよね
MIAに恩給支給を認めないのは酷いですね。
まあ払いたくない、払う余裕が無いんでしょうね。
そら日本に高齢者年金の支払い強要するぐらいだからな。
ロシア側の被害も全員ロシア人ではないでしょうし
外国人の傭兵も結構いると思うとロシアが本当に人的(前線の兵士)が危なくなってきたら部分動員じゃなくて
動員に踏み切ると思うのでまだ余力はありそう
一方でウクライナは最近は外部から年齢を下げろと圧力をかけられてるから色々と察することもある
いつも土地にこだわってしがみついて半包囲されて撤退な困難な状況になっているウクライナ軍の死者数がロシア軍よりも少ないとは正直考えにくいです。
私も空豆さんと同意見です。負けている方が、捕虜を多く出している方が、砲爆撃で何倍か劣性な方が、死傷者が少ないとはあまり考えられないと思います。
具体的な兵士の数については、1月15日のポーランドでの会見でゼレンスキーは「ウクライナ軍は88万人でロシア軍は60万人で、ウクライナ軍の方が兵力では優勢だ」と述べました。
しかし、当初はウクライナ軍の方が兵力で優勢だったのは確かですが、個人的な推測で細かい推移は省きますが、段々に兵力差は小さくなり、昨年の途中で兵力(兵士の数学)は逆転しているのではないかと思います。
次に、ウクライナでの兵士の供給増対策ですが、ウクライナでは志願兵の報償金をあげるそうです。しかし、これで解決はしないと思います。
なぜなら、動員逃れや脱走が多いのも、つまるところ死傷率が高いからです。死傷率がある程度以上高い場合は、報償金を増やしても志願兵は集まらないと思うからです。やはり、動員強化か脱走兵の帰還か外国からの帰還しかないと思います。
損害比率については、個人的にはウクライナ軍の方が悪いと推測しています。しかし、最近、トランプ停戦の影響か?ロシア軍にも無理攻めの傾向が増えてきたように思います。また、対等な市街戦では損害比率は1対1に近づくと思います。その点、ロシア軍の方はワグネル以外は市街戦を嫌う傾向があったのですが、最近は市街戦が多くなっているようなので、ロシア軍の死傷率もかなり増えている可能性もあると思います。その場合は、志願兵の減少につながるので、兵士の供給に関してはロシア側も弱点があると思います。
ウクライナ政府が復員を頑なに拒むのも前線の歩兵が足りない問題に加えて
復員したら生きてるはずの人が故郷に戻ってこなければ実際の死者数の目算が付いてしまうからだと思ったり
ロシア軍は攻勢をずっと続けており、緒戦含めて苦しい時期もあり、要塞制圧のために甚大な被害の出る攻城戦もしてたので損害比はありうると私は思いますが、結局大事なのは現在の改善された戦場でウクライナ側の損害はますます増加しロシア軍の損害は明らかに減っていることですね。
戦略拠点の無理に思えた奪回は戦略的に見れば長期的な損耗を下げるためでもありましたが、今や明らかに優位を取れるバフムートやアウディーフカ、ヴフレダールのような要塞はもはやないです。
クルスクとかは置いておいても、正直現在の戦場と現場からの苦況を聞くにウクライナ軍が戦場で優位に防衛できているとは考え難いです。
これも過去のプロパガンダにしがみついているだけで、現実との差が広がるばかりですね。
ウクライナ兵のほうがロシア兵より多いって大統領閣下が発表されてるよ!兵力不足なんてなかったんだよ!安心だ!
ただウクライナ兵は全土を公平に防衛しなきゃだからロシア軍が卑怯にも戦力を集中させたところだけはちょっと厳しいだけ!全体では圧倒してるよ!
地獄のミサワの絵で「つれー全土をくまなく防衛しなきゃだからつれー。我が軍のほうが兵力多いけどつれー」が空見できましたわ
ゼレンスキー大統領 “ウクライナ軍の規模 ロシア軍を上回る”
2025年1月16日 20時36分
ウクライナのゼレンスキー大統領は現在のウクライナ軍の規模は88万人だと明らかにし、国内で戦闘を続けるロシア軍の規模を上回っているとの見方を示しました。ただ、ウクライナ軍が国の全域の防衛にあたらなければならない一方、ロシア軍は一部の地域に集中していて、厳しい状況が続いているとしています。
ロシア軍の投入兵力に関しちゃたぶん60万ちょい多いぐらいが正解だと思う。プーチンは以前に露軍70万人って言ってたし。
ウ軍88万人が居て止められないならやっぱ配置というよりもよほど運用が悪いのか航空戦力の差が効いてるのか・・・?そんな感じなんだろうな。
ぶっちゃけロシア軍の戦術ってそこまで優れてるようには思えないのよねえ。
死傷者数などの状況から鑑みるに、ロシアは基本ドクトリンのままな一方、どちらかと言うとウクライナ側の戦術がプロパガンダのように華麗で優れているものではないってことでしょうね。
多分88万ってのも帳簿上か、もしくはそもそも実際の数を偽ってるかのどっちかだろうね。
後はありそうなのは先日も起きてたように前線部隊に居るはずの部隊が移動途中で脱走だらけで消滅してるとか?
経済制裁と初期の撤退戦の損耗でロシアが諦めるだろうという予測が大きな間違いだったのが致命的で現状支援頼みの戦争を継続せざるを得なくなりロシアもウクライナも苦しいがロシアはまだ余裕が有りウクライナはもう支援切れれば投了となり人の面でも余裕が全く感じられない様子と非常に厳しい所まで追い込まれてしまいましたね。
実際の損耗は分からないですがウクライナにとって記事の通りなら凄く良くて1-2、良くて1-1、捕虜や遺体交換数からだと上記以下、火力投射量や死守命令的な所入れると、、と個人的には思いますが結局はロシアが諦めるレベルの損害を与え無いと交渉するにしてもロシア案飲むか否かで終わるので舵取りが難しいですね、戦力ある内に投了も選択肢に入れるべき頃合いだとは思いますが戦力残してはもうロシアが許してくれないでしょうね。
砲撃、爆撃とも圧倒的に有利だと言われている方が死者が多いなどということはないだろうというのが常識。露がウクライナに負けるわけはないというのも常識の範囲。西側諸国は戦時プロパガンダでウクライナは強いウクライナ勝っているを刷り込んできたが流石に戦場の趨勢を無視することは出来なくなった。それで編み出されていたのが露は無理な攻勢を続け人的損失は莫大でウクライナを支援し続ければ露の人的資源が尽きて攻勢は止まる説。ウクライナ軍が降伏するまでは有効だ。しかし世論に怯えて思い切った撤退も戦場の再編も出来ずに押し込まれ、和平交渉を期待してクルスクに虎の子を送り込んだウクライナ軍が先に継戦能力が尽きるだろうという事は常識の範囲。
プロパガンダと言うが当初から無茶苦茶な主張していたのはむしろ民間人っぽいTwitterアカウントとかなのよね…
それも最初の内は版を押したように結構大規模にそういうつぶやきで溢れてた記憶。
んで何故かメディアが東側であるはずのロシアを批判しだして、その結果孤立したロシアが中国と手を結び中国は格安で資源を得られるようになった…
普段反日反米で親露親韓親中のメディアが不思議だよね。
>>普段反日反米で親露親韓親中のメディアが・・・・。
とおっしゃるが、日本にそんなメディアありますか?
メディアは親日と見られている尹政権については評価してますが、概ねおっしゃることとは真逆ではないですかね。
ISWとかBBCなどは言うに及ばず、日本のテレビの国際政治報道番組などのMCとか解説委員とか「国際政治学者」「軍事専門家」「元幹部自衛官」「現職自衛隊背広組」などの姿勢はまさしく戦時プロパガンダと呼ぶにふさわしい。未だに現実を踏まえず仮想空間で彷徨っている。最近はウクライナはやや押されていると断りつつも露の人的損害は大きく経済は混乱して長く持たない説を維持している。
1年目にロシアは動員の決断を先延ばしにしたことでハルキウ反攻という最悪の結果を招きましたが、ウクライナは敵の失敗から何も学べなかったようですね。
その一方で、ロシアは補充体制をどんどん強化しているのだから皮肉なものです。
更なる根こそぎ動員をして長期戦をすれば国家としての持続性を失いますし渋る理由も分からないでもないですが、現状を考えれば動員をして一時的に膠着状態に持ち込み、停戦交渉を始める以外の選択肢は無いように思います。
いい加減「ウクライナ軍はロシア軍に大損害を与えている」
「ウクライナ軍の方が人的損失は少ない」て枕詞を真に受けるのやめませんか?片方が一方的に主張しているだけなのに、なぜ、それが常に真実であるという前提なのでしょうか。
個々の戦闘の状況によって双方の有利不利は変動し、戦死者も増減するでしょう。ウクライナ側が押されつつある現状に鑑みれば、あり得ない話です。
異教徒は悪魔だから奴らの言うことは何も信じるな。偉大なる教会、神の代理人の主張に従順に従え、という文化圏だからじゃないですかね。教会⇒民主主義、に変えただけで、十字軍の頃から思考ルーチンは何も変わっていない。
日本人は、何も考えずにそれに阿諛追従しているだけで。
前線が後退している方の『行方不明者』が多いのは仕方がない事である。
戦死者数やその他の理由が分かるのは、戦後、何年も経ってからになる。
まぁ、結局負けてるから損害で勝ってるといいたいだけ
実際死傷者は置いておいても装備品類とか明らかに盛ってるし…
新規生産能力を考えたとしても、これ終戦する頃にはロシア軍の装備開戦前どころかそれ以上に増えてるだろうしなぁ…
例としてロシアの主力がT72からT90に置き換わりましたね。
ウクライナやクルスクで破壊された車両は使える部品は取り除いて、それ以外は溶かして材料に。
たくさんの車両を破壊したとアピールするけど、古い車両を新型に替えるための材料を増やしてますね。
アウディーイウカを守りきれていたら、それら材料を手にしてたのはウクライナだったのですが。
てかまぁこの戦争の一番ヤベー所は「戦争の長期化でロシアに軍需傾倒を起こしてしまった事」なのよね。
これ、間違いなく露宇戦争終わった後にその軍需傾倒した結果の産品が流出するか、それを消費するために戦争せざるを得なくなるぞ。
ロシアは気候変動の影響で農耕可能な面積と期間が増える反面水害が増える(永久凍土が融ける)とされてて国土全体での大規模な土木工事がマストな状況ですから戦車の製造ラインはこの戦争での損失補填完了したら重機生産に転用される、と信じておきましょう
穴掘り名人になった兵士も土木作業に投入の方向で
仮にそうなったら助かるけど、終わり方次第では更に戦争が起きるよこれマジで。
今回の戦争で西側の脆弱性が明らかになったから相当大変な事になる可能性の方が高い。
支援繋ぎ止めの為か知りませぬが、パッと見のインパクトの為にクリンキやらクルスクやらやってればそりゃ損耗が補充を超えるでしょうね…
輸血の量は少なく、傷口は塞げず、出血は多い。
これで死なない訳がないんだよなぁ···
そんな「負けているのは勝っていないからだ」みたいなことを今更言われましても…
死亡や重症などウクライナとロシアの不可逆的な損失割合は1対2だ
これが本当だとしても
中身にはそもそも死んでも構わないワグネルと囚人兵が多分に含まれてるから、ロシア社会への打撃はそれほど大きくはなさそうな気がする。
これを根拠にロシアの無能を主張するのはいかがなものかなと。
次の主張は戦死者が隠されてるので実態はこの数倍だってあたりでしょうか。
ウクライナが土地を失い続けている以上、我々の心を晴れやかにする情報はロシアの戦死者がウクライナの何倍かという話しかないですから、この分野での情報戦が激化しそうです。
「ウクライナ軍はロシア軍に大損害を与えている」
「ウクライナ軍の方が人的損失は少ない」
それを言い続けて、もう何年だよ。どれだけの土地を奪われた?ロシアが止まった時にウクライナに兵は残っているのか?領土奪回出来る兵はいるのか?動員年齢を下げて、奪還出来る兵員を確保出来るのか?
ロシアが止まる事が主題で、そこから先の話が起きていない机上の空論でしかないと感じる。
ロシアはシリアの今を当然ですが見ています。当事者だったのですから当然ですが。
よって、普通の意味での停戦については諦めた方がよいです。西側諸国とその同盟国はロシアなど相手には簡単に約束など破ります。なんならウクライナもシリアの件には手を貸しましたし。
そういう訳でロシアが勝手に止まってくれる事は当分ありません。
ウクライナが例え暴れてもたいしたことが出来ない状態になるまで押し込み続けます。
トランプが制裁を口にしていますが、もう西側諸国は自分達の損害が低く抑えられるカードを米国含めて持っておりません。
まるっと言えば「ウクライナを含む西側全体はロシアに負けた」のです。罠にかけた上で、しっかりかけた上で、罠ごと破壊されて負けたのです。
ただそれだけの事ですよ。
それを認められない限り、停戦も出来ません。そしてゼレンスキーはそのような停戦だと身の破滅ですから、徹底的に回避するしかないのです。なにしろこのウクライナの酷い状態のかなりの部分が汚職、ゼレンスキー政権下での汚職なのですから、その責任を戦後は確実に問われます。逃げても問われます。サーカシビリ氏のように。
ウクライナの人々は彼等が大好きだった国民の僕の僕なのです。ゼレンスキーの下で戦うしかありません。そして、西側諸国も煽り立てた関係上支援をし続けるでしょうが、あまり意味は無いというか有害でしょうね。
なんとか少しでもマシな形で決着してくれる可能性があるのはトランプだけですが、高確率で米国内部からも、西側諸国からも邪魔が入ります。だからうまくいかないでしょうね。
このままズルズル行くと
23年に無謀な反転攻勢を仕掛けた
ザルジニも戦犯の一人でしょうね
航空優勢の軽視、兵力の分散
敵の早期瓦解を期待した計画etc
インパール作戦なみに酷い
相手のほうが損害が多いからこっちの勝ちなんて言い出したら
独ソ戦はドイツの勝ちだしノモンハンの戦いは日本の勝ちだわな
ロシアも長期的な少子化と若年人口の海外脱出で人的資源に余裕があるわけじゃないですが、
それでも国力や人口自体が4~5倍程度違うので損害比1.5~2.0くらいだとウクライナは厳しいですね。
北朝鮮兵も10万人まで増強されていき彼らも徐々に戦闘慣れするだろうし正直しんどいっすね。
ウクライナ側にも非効率や対応不足などの問題はあるにはあるのだけども…
人命の損失度外視で人がいるかもわからない建物にも砲爆撃をばら撒き延々と攻め続けてくるロシア軍相手がどういうものかを考えてないというのもかなり問題がある話だと思うよ。
むしろ当初彼らが語っていた大変威勢の良いお話からすれば、あまり進めず粘られてもいるとも言える筈なんだけどもね。
ロシアウクライナ両方にいる一部の問題ある人達については言われても仕方ないだろうが、文字通り必死に戦ってる人たちを軽んじ過ぎなんじゃなかろうか?
自分が唱えてきた大胆な予想があまり進展しない事を誰かを連日こき下ろす事で癒そうとするかの様な行為はどうかと思うよ。
あと、珍妙な尺度を元に全てをどうこう語ろうとする姿勢 も気を付けた方が良いと思う。エイブラムズは無理、ATACMS提供は無理、F-16供与は無理、ロシア国内の拠点への攻撃は無理、あれも無理これも無理とかもやってたけど、じゃあウクライナは不可能を可能にしたの?って事にもなりかねないが…そんな事には意味がないよね。
この方面にしてもロシアはむしろもっともっと進んでないとおかしい様な話だからね?いつのまにかウクライナは強大な軍事強国か何かになったのかと。双方共になんかおかしいんだよ。