ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「チャシブ・ヤールのカナル地区、トレツク、ニューヨークで防衛が失敗した原因」について言及し、ロシア軍に押し切られたというよりも「何度も同じミスを繰り返す軍上層部が招いた失敗」と結論づけた。
軍上層部は自分達のミスを棚に上げて第24旅団の司令官に全ての責任を押し付けようとしている
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は何度も何度も軍の問題を指摘し、最近では「将軍や旅団の司令官レベルで過去の反省や分析が行われていない。彼らは近代的な戦術への理解度が乏しく地図に頼った戦い方しかできない。リーダーシップはなく、無駄に人員や装備を失い、何も学ぼうとせず、全てが順調で状況はコントロール下にあると報告する人々が昇進しているだけだ。最大の問題はこのことを誰も気にしてないことだろう。なぜ軍上層部は同じ過ちを繰り返すのか」と批判。

出典:24 ОМБр імені короля Данила
ウクライナ軍は6月下旬までにドネツク州チャシブ・ヤール東地区(カナル地区)を失い、7月上旬にドネツク州ニューヨーク方面への突破を許し、同方面で戦っている第206大隊所属のローマン・クリク氏は「上級指揮官は部下の能力を客観的に評価することが出来ない。数年間に及ぶ戦いで兵士が肉体的にも精神的にも疲弊し、歩兵を支援する手段や弾薬が不足しているという事実を無視して到底達成できない任務が設定されている」と訴えて「司令部が自殺行為同然の任務を要求してくる」と訴えた。
DEEP STATEも7月4日「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊(第241独立領土防衛旅団)の情報は事実だ」「我々は兵士からトレツクやニューヨークの状況について批判的かつ失望させる情報を多く受け取っている」「政治的指導者や上級司令部は第206大隊や第41機械化旅団の指揮に注意を払うべきだ」「そうでなければトレツクとニューヨークの喪失を招いて取り返しのつかない結果に繋がる」と警告。

出典:241 окрема бригада Сил територіальної оборони ЗСУ
Ukrainska Pravdaの取材に応じた第206大隊の小隊長(匿名)も「我々の不満は戦うための支援がないことだ」「第206大隊は第241独立領土防衛旅団の歩兵部隊で武器は小銃と迫撃砲が数門しかないのに、そのような任務(ロシア軍が攻勢を仕掛けてきたニューヨークの防衛)が与えられている」「この様な任務は若い兵士と十分な武器をもつ第3強襲旅団にしか出来ないことだろう」「我々の大隊には過去1年間分の補充兵として1977年生まれ(47歳)と1968年生まれ(56歳)の兵士がやって来たが、後者は病気を患って連れ去られた」と言及。
この小隊長は「ニューヨークを守っていたのは第206大隊だった」「第206大隊の兵士不足と第41機械化旅団からの適切な指示が欠如していためニューヨーク市南部の喪失に繋がった」「ニューヨーク方面に準備された陣地はなかった」「それにも関わらず何とか持ちこたえている」と付け加えており、Ukrainska Pravdaも「敵がホルリウカ方面に戦力と物資を集積していることに諜報機関は気づいていなかった」「ロシア軍は第24旅団と第41旅団のローテーション(チャシブ・ヤールとトレツクの担当地域交換)が行われた直後に攻勢を仕掛けた」と指摘して注目を集めたことがある。

出典:БУТУСОВ ПЛЮС
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も15日「チャシブ・ヤールやニューヨークで失敗したのは第41旅団司令官のセルヒー・ロマシュコ大佐に責任があり、このような人物を司令官に任命した軍上層部による無能な人事に最終的な原因がある」と指摘、この言及の主要部分を要約すると以下のような話になる。
“第95独立空中強襲旅団の大隊長だったロマシュコ中佐は2011年に軍を離れ、2014年に始まったウクライナ東部の戦争にも参加せず、ジトーミル地方で取り組んでいた農業ビジネスを続けたため実戦経験を積んでいなかった。本格的な戦争が勃発するとロマシュコは軍に復帰して第515大隊(第1独立特務旅団)の指揮官に任命された。2022年3月に発足した第515大隊は指揮官や軍曹が不足している一般的な歩兵部隊で、実戦経験はないものの職業軍人だったロマシュコの指揮官任命は部隊の立ち上げを行うのに適していた”

出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ 右側の人物がロマシュコ大佐
“第515大隊は2022年4月にヘルソンで実戦を経験して大きな代償を支払ったが、同大隊は独自の作戦地域を与えられておらず、他の部隊の指揮下にあったためロマシュコは実戦の作戦指揮について経験を積んでいない。さらに第515大隊はバフムート近郊のクラスナ・ホラに短期間配備されたが、航空偵察の不足、兵力の不足、部隊自体の戦闘能力が低かったため敵の前進を長く食い止めるのに失敗したが、司令部は2023年にロマシュコを第44機械化旅団の副司令官に昇進させた”
“彼の実戦経験は限られていて能力も曖昧なため、この昇進が理にかなったものか説明するのは難しい。さらに第44旅団も独自の作戦地域を持たず、幾つかの所属部隊はクピャンスク戦術グループ(ホルティツィア作戦軍の作戦単位)に参加していたため、ここでもロマシュコは実力を試す機会に恵まれなかったが、シルスキー総司令官はドヴォリチナ方向の防衛を担当する第41機械化旅団の司令官にロマシュコを抜擢(この段階で大佐に昇進した可能性が高い)したのだ”

出典:СИРСЬКИЙ
“第41旅団のマクハ司令官は要塞建設に不向きな場所への防衛ライン設定を拒否していたため、何ヶ月も前からシルスキー総司令官やフナトフ准将(当時はクピャンスク戦術グループの司令官で後に統合軍司令官に昇進)は司令官の交代を検討していた。そのためロマシュコの司令官任命は彼の作戦を指揮した実績や実戦経験を考慮した計画的抜擢に見えない。どちらかと言うとシルスキーとフナトフが気に入った人物を第41旅団の司令官に任命だけのように見える”
“強調しておきたいのは第41旅団(ブトゥソフ氏は比較的最近に創設された旅団で組織上の問題が多く、人員が不足し、装備も不完全で、戦闘訓練も不十分と説明)司令官への任命はロマシュコのせいではないという点で、不適格な人間の任命責任は軍上層部の責任だ。これまで解任された司令官や後方で勤務している人物の中には有能な人材が沢山いるが、軍上層部にとっては能力や経験よりも「上官に対する立ちふるまいや報告の仕方を心得ている人物」を6個大隊で構成される旅団司令官に据える方が遥かに重要なのだろう”

出典:АрміяInform ユーリー・ソドル中将
“さらに問題なのは重要戦線の1つであるチャシブ・ヤールに第41旅団を派遣するというシルスキーとソルド(統合軍司令官で先月末にアゾフ旅団の告発を受けて解任)の決定だ。何を考えて司令部は戦闘能力が低い旅団を最も戦闘が激しい地獄に送り込んだのだろうか?第41旅団の兵士達は勇敢に戦ったものの大損害を被り、旅団は相当数の増援部隊(他の旅団や独立部隊から派遣された大隊を指揮下に収めるという意味)を受け入れざるを得なかった”
“チャシブ・ヤールで第41旅団が自らを証明できなかったのは旅団司令部の指揮や運用能力の低さが原因で、無謀な作戦運用は兵士達を素早く疲弊させてしまい、第41旅団の戦力だけで戦線を維持することは難しくなり、重要拠点は派遣された増援部隊によって保持されていた。各増援部隊の指揮官らも「ロマシュコは戦場の状況を把握しておらず、部隊間の強調も低レベルに留まっていた」と語っている。第41旅団と第67旅団が幾つかの陣地を失った後、全ての責任は第67旅団に押し付けられて残存兵力の大部分は第41旅団に移されてしまった”
“結果から言えば同決定は戦場に何の改善ももたらさず、チャシブ・ヤールにおける第41旅団の防衛体制は崩壊し続けた。カナル地区防衛の最終段階で重要な役割りを果たしたのは特殊部隊クラーケンと第225機械化大隊で、両部隊の兵士らも第41旅団の指揮や運用能力の低さを常に批判していた。クラーケンからカナル地区の防衛を第41旅団が引き継ぐと防衛体制が急速に崩壊したが、この話はここで終わりではない”
“チャシブ・ヤールで消耗した第41旅団の戦闘能力低下は誰の目にも明らかだったが、ホルティツィア作戦軍司令部はシルスキー総司令官の承認を得て「後方での再編」ではなく「トレツクや二ューヨーク方面への再配置を決定し、この方面でロシア軍の前進を1歩も許してこなかった第24機械化旅団がチャシブ・ヤールに移動することになった。どの様な根拠に基づいてこの決定が行われたのかは不明だが、第41旅団と第24旅団のローテーションは敵の諜報部隊に直ぐ気づかれてしまった”
“ロシア軍は第41旅団の部隊がトレツクや二ューヨークに到着すると直ぐに攻勢を開始し、この方面の防衛も日に日に崩壊し続け、消耗した第41旅団の戦力だけ戦線を支えることが出来なくなったため、各部隊からの増援部隊で戦力が補強されている。結局のところトレツクや二ューヨークで危機を招いたのは「第41旅団と第24旅団を交代させる」という軍上層部の誤った判断に原因がある。さらにトレツク近郊に派遣された増援部隊も公にロマシュコを批判している”
“ロマシュコも自分が指揮する部隊で困難な戦闘任務を遂行でないと正直に報告できず、戦場で招いた事態の責任を他人のせいにしている。多くの人々は「失敗を繰り返しているロマシュコが地位を維持できているのは強力な後ろ盾があるためだ」「ロマシュコは全てのミスが許されると思っているのだろう」と考えるようになっているが、軍上層部は自分達のミスを棚に上げて第24旅団の司令官に全ての責任を押し付けようとしている”

出典:24 ОМБр імені короля Данила 第24旅団がチャシブ・ヤールに入ったと明かした写真
“チャシブ・ヤールに移動してきた第24旅団は「第41旅団が随分前に失った陣地を取り戻せ」と命令されたものの任務を果たせず、チャシブ・ヤール(カナル地区)の防衛も失敗に終わった。軍上層部は「第41旅団の戦闘能力を見誤った」「第41旅団と第24旅団を交代させるという判断が間違っていた」と認めるのではなく、その責任を第24旅団のホリシェフスキー司令官に押し付けようとしている。激しい戦闘が続いている中で第24旅団が司令官を失うという事態だけは避けなければならない”
以上が「カナル地区防衛の失敗とロシア軍にトレツク・ニューヨーク方向へ突破された原因」で、ブトゥソフ氏は「作戦を指揮した実績や実戦経験を考慮しない指揮官の任命」「両地域の作戦を指揮した第41旅団のセルヒー・ロマシュコ大佐の経験・能力不足」「第41旅団と第24旅団を交代させるという軍上層部の誤った判断」「オチェレティネで経験したローテーション直後を狙われる失敗の再現」「失敗を反省しようとしない軍上層部の改善のなさ」を指摘している。
関連記事:第59旅団の関係者が司令官を告発、ウクライナ軍が調査チームの派遣を発表
関連記事:ウクライナ軍が繰り返す失敗、兵士不足、不適切な指揮、陣地の欠如、攻勢準備の察知
関連記事:トレツク方面で戦うウクライナ人、司令部が自殺行為同然の任務を要求すると批判
関連記事:状況は極めて困難、ウクライナ軍が第24旅団をチャシブ・ヤールに投入
関連記事:最小限の戦闘でオチェレティネを失った理由、街を守る兵士がいなかった
関連記事:ゼレンスキー大統領、味方兵士を大勢殺したと告発された統合軍司令官を解任
関連記事:ウクライナ人ジャーナリスト、勝利を妨げるのは最高司令官の無能さと無責任さ
関連記事:ウクライナ人ジャーナリスト、なぜ軍上層部は同じ過ちを繰り返すのか
※アイキャッチ画像の出典:Енот Херсон
長引く戦争で指揮官の質が下がるなんて古今東西当たり前だと思うが、指揮さえまともだったら勝てるんだと言わんばかりの内容でちょっと納得しづらいところ 。
兵力不足、武器不足、指揮の不味さの複合要因なのに指揮の不味さに注目されて他が無かったことになりそう。
個人的に有能な指揮官でもこの状況は抜かれるでしょ。
会社とかでも失敗あるとともかく人が悪いで終わらせようとするけどさ。
↑上記書き込みは忘れてください。
いろいろ違うと改めて思いました。
じゃあこのブトゥソフ氏本人に旅団や大隊の指揮を執らせたら、ロシア軍の突破を阻止できるのかといえばそうではないでしょう。
今のウクライナ軍が実戦経験がなくて、指揮能力が低い指揮官ばっかりというのは確かにブトゥソフ氏の言う通りですが、問題は人事の適否というよりは、長く続く消耗戦で、ウクライナ軍の優秀で有能な指揮官がすでに大勢戦死したことと、もともとロシア軍よりも将校の人数が絶対的に少ないということです。
シルスキー司令官の信頼する人は能力が低い、といってもザルジニ将軍の信頼する人はゼレンスキー大統領が政治的に信頼できない、というのもあるかもしれません。
ジャーナリストに指揮を執ってみろというのはどうなんですかね?
色々と取材した問題提議はジャーナリストの役割りだと思いますが。
現在のウクライナの劣勢は複合的原因があるのでしょうが、作戦指揮の拙さもその一因というのは説得力がある指摘に見えます。
兎にも角にもロシアの攻勢を止めないと。
ウォッカ飲みながら、お互いに責任を押し付け合っているようにしか見えんな。
まあ、するなという上から目線の精神論より、この状況では一般的に起こるもの、的な内容なんだろうけど。
有名なゼークトの組織論の通りなんだなと改めて実感させられる、軍隊において無能な働き者は権限一切無しか即銃殺が最適解ということなのに上層部が殆どこのパターンの人間しかいなそうなウクライナ軍に未来はあるのか、ロシアもさほど変わらないと思うが両国負けが込んできた場合は誰かしら人柱が必要ということなんでしょうかね。
身近でいえば会社組織でもあるあるだなと感じる所でコネやら太鼓持ちのイエスマンが出世し有能な人間が引き抜きや独立で消え当然数字作るのが難しくなるが、意味不明な精神論と業務改善する気の無い上役がのさばり中間管理職が板挟みでどうにもならんと。。まるで私の会社のことかという悲しい事実も改めて実感する。
会社は気に食わなければ辞められるが、戦時の軍隊はそうじゃないことだよな。
戦時の軍隊は敵がいるから、結果で分かりやすいというのもあるが。
クラーケン部隊って東部のロシア系住民に残虐行為を働いて牢屋にぶち込まれてた囚人兵部隊でしたっけ?
まともに扱われると思わないし全滅したんでしょうか。
あと10年以上前に除隊した老兵を引っ張り出して司令官任命とか、相当人材不足なんですね
そんな無茶苦茶な人事をしてたらそりゃ能力の低い連中も結構な頻度で混ざるでしょう
非難するべきは中間管理職じゃなくて、キーウ政府のトップなのでは?
総動員体制ですからそこはやむなしですよ
10年経験がなかったとはいえ無経験の大卒に指揮官やらせるよりははるかにマシです
>>クラーケン部隊って東部のロシア系住民に残虐行為を働いて
あってるのはここまでですね
ゴリッゴリの極右集団ですが、ウクライナ国防省情報総局直属の特殊部隊で精鋭扱いです
こんなのでも、ですが
政治力がある部隊で、かつブタノフの無茶振りをこなしてくれる便利な駒なのでかなり装備と補充兵で優遇されているので有名ですね。最新の暗視装置や電波妨害装置を持っているので、戦闘力は他のウクライナ部隊とは段違いで。クラーケン兵の殺害や捕縛にはロシア側で賞金がかけられているとか。
ただ、同時に割と大切にされており、不利な戦線から撤退することができるようです。死守命令で消耗させられる他の部隊との大きな違いですね。
正直捜査が終わるまでは話半分というかふーんという感想しか思わないかな
現場の声からして問題がある指揮官なのは間違いないだろうけど、だからといって「今回の敗因は指揮官のせい」は、いくらなんでもロシア軍を過小評価し過ぎじゃないか?
>後方で勤務している人物の中には有能な人材が沢山いる
まずその幻想をぶち壊すしないとダメなんじゃないかな。
ブトゥソフ氏はポロシェンコやザルジニーに近く、中立なジャーナリストとも言えないので割り引いて聞いておく方がいいと思う。
無能はどこにでもいるが彼の批判のやり玉に上がるのはゼレンスキーやシルスキーに近い軍人ばかりだし。
今のウクライナって“ロシア軍に損害を与えながら、撤退すればいい”みたいな話だったのに、少し前のも無理な防衛を命じられた中間管理職を名指しにして責任をなすりつけて退任させて現場の不満のガス抜きをしてる感じというか、どう考えても無理なことをさせてるゼレンスキーやシルスキーが悪いのに、その元凶に対しては何の非難もしていないのもヤバい。
イギリスに国外追放&島流しにされたザルジニーが言ってたことの方がマシだったのは間違いないし、中間管理職の軍人も自分だけに責任をなすりつけられて非難されるとか、やってらんないでしょ。
本当に現地の指揮官が無能でしかないなら、何でそんなのに任せようと思ったかの答えは「ソイツよりまともな人間がいない」からだし。
「第206大隊は第241独立領土防衛旅団の歩兵部隊で武器は小銃と迫撃砲が数門しかないのに」
自衛隊のL16 81mm 迫撃砲は一門1000万円
高い!
検索してみましたが、M252 Load Assembly PackがFYによっても違いますが、米国ではunitあたり$550ですよ。
その他付属品付けてもそんな値段にはなかなかならんでしょう。
わーくに独特の調達方法による例外的な値段としか。
結局の所、戦時下で猫の手も借りたい状態にも関わらず旅団レベルの将校にすら政治的信頼性を求められるのがウクライナの現実なんですかね。これに関してはロシアでも見られますが、将校の母数が桁違いに多いため問題にならないのでしょう。
有力な第24旅団をシャシブ・ヤールでの反撃に使うために、再編補充が必要な第41旅団と交代させた。
そして、交代した第41旅団はニューヨーク方面で突破されてしまった。
ということでしょうか。
第24旅団はチャシブ・ヤールで反撃はしたけれども、大きな戦況の変化はなかった。反撃はゼレンスキーの指示かも?
まあ、戦況が悪くなると色々とこういう話がでますね。それと戦線は膠着していても、ウクライナ軍は部隊のやりくりに苦労していますね。
チャシブヤール防衛、ウクライナ軍の前線部隊は、かなりの時間を稼いでおり頑張ったと思いますよ。
ウクライナ人ジャーナリストは、そもそもの根本を間違えており、精鋭部隊を配置できる軍事資源がそもそも残っていない中でやりくりする必要がるわけです。
現場指揮官ではなく、大統領官邸・軍上層部に責任があるのは、その通りと思います。
よくあるトップ(上司)が、責任の擦り付けをしたり、稼いだ時間でパフォーマンスをやってるように見えてしまいます。
ブトゥソフさんには悪いけどこれは誰がやっても無理だと思う
兵士はいない大砲もろくにない、補充頼んでもくるのは56歳の定年間際のおっさん
これで守れってのは無理がある
誰かに責任を負わせたいのはわかるが誰が司令官でもこれは変わらない、絶対的なものが不足しているのだから。
戦線を大幅に縮小して守りやすいように再編成しないもっと上の政府や軍の司令部に問題がある
もしくはNATOがロシア以上の金を出して世界中から傭兵をかき集めればいいだけ。
彼らは金さえもらえれば旗は気にしないのだから参加してくれるだろう。
全てライトスタッフで固められるような軍が何処かにあるんだろうか。優秀な人であったとしても、それがどの分野におけるものなのかはある。
資質に大なり小なり問題があるのは仕方ないし国の危機だから献身的で優秀な人材が集まる訳でもないだろう。そんなのはフィクションの世界でしか見た事がない。
失敗の話にしたって精鋭部隊をローテーション無しに貼り付けるのは不可能だと思うし、全ての部隊がウクライナ軍が定める何かしらの基準みたいなレベルにある訳でも無いと思う。
上から下まで理想的な軍人で固めるの今のウクライナでは不可能と断言出来るし、優秀な部隊とロクでもない部隊が存在して戦う以上は全ての戦域においてロシアに対して優位に立てる訳がない。
ロシアはザコでロクでも無い軍隊だから勝てる、ウクライナは装備に優れ優秀な人材ばかりとか思っているなら夢の見過ぎじゃないだろうか。どんな質であれリソースを使って戦うのが総力戦であって良い物だけ使って戦い抜くにはウクライナの規模は小さすぎる。
ウクライナが大きな成果出した時はロシアが弱兵でウクライナ側が
ほならね
しかしこの理屈だと同一(24)旅団が永久に最前線に貼りつくことになるのよなぁ
ローテーションしなかったらしなかったで兵の疲弊がどうこうで叩かれてたし
予備兵すら経験積んだ精鋭って状況ではない以上、どこかで破綻するしかない