ウクライナ戦況

ゼレンスキー大統領、支援国が動員年齢の引き下げを望んでいると認める

ウクライナでは政府高官や議員が「動員年齢の引き下げに対する外圧」や「その必要性」について発言し、ウメロフ国防相は18日「外圧はない」と否定したものの、ゼレンスキー大統領は出演したTV番組の中で「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいる」「現段階での引き下げは危険だと思う」と述べた。

参考:Президент: На сьогодні небезпечно запроваджувати мобілізацію з 18 років
参考:Зеленський зробив заяву щодо зниження мобілізаційного віку
参考:Зеленський вважає запропоновані моделі економічного бронювання несправедливими
参考:Nearly 11,000 North Korean Troops In Russia Preparing To Enter The Fight Says Ukraine’s Spy Boss
参考:Уряд показав відео, на якому військовим з КНДР видають російське спорядження

現状で動員法を弄るのは政治的リスクが高すぎるのだろう

ウクライナ東部戦線の報道に登場する指揮官や兵士らは常に「人員不足」を訴えており、安全保障委員会に所属するコステンコ議員は今月4日「世界中に徴兵対象者が動員されない国はない。米国の同僚=議員らは国を守る兵士が不足しているのに25歳以下の徴兵対象者が動員対象外になっていることに驚いている。この国では21歳から最高議会の議員に立候補できるのに誰が25歳からしか戦うことが出来ないと言い出したのか? 18歳は無理でも20歳から動員して祖国のために戦うべきだと思う」と言及。

出典:Сухопутні війська ЗС України

この発言を受けてレシチェンコ大統領府長官顧問も「米国ではベトナム戦争時に19歳から動員していたため、米国の両党議員らは『18歳から25歳までの若者が動員対象から外れている問題』についてゼレンスキー大統領に圧力をかけている」「西側が供給する武器だけでは不十分で18歳からの動員が必要だとほのめかしている」「この圧力にゼレンスキー大統領は屈せず、現状の動員年齢のまま武器を提供して欲しいと両党議員を説得している」と明かした。

動員年齢の引き下げに対する相次ぐ発言についてウメロフ国防相は18日「動員年齢の引き下げに対する外圧はない」と否定したものの「パートナーらは『18歳~25歳までの国民を動員しない理由』を知りたがっており、この問題は定期的に議論されている」と付け加えたため、RBC-Ukraineは「パートナーが18歳から25歳までの動員について疑問を抱いているとウメロフが認めた」と報じていたが、ゼレンスキー大統領は出演したTV番組の中で「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいる」と明確に発言。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ゼレンスキー大統領は「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいる。私は25歳からの動員を認めているが、なぜ(動員年齢の)変更を導入する必要なのかわからない。現段階では危険だと思う。25歳未満でも自由意志で国防省と契約を結ぶことができる」と述べ、今のところ18歳~25歳の男性を動員する計画はないと強調したが、ウクライナ軍指揮官は「40歳越えた兵士は健康上の問題で医者から特定任務への配属制限がつく」「兵士の平均年齢が下がれば問題が少なくなる」と訴えていたことがある。

要するに「前線での人員不足」は単純な人数不足の側面に加え、持病や疾患を抱えた40歳超えの兵士が多くなると運用上の問題が増えて「若い兵士」の負担が増加するため、同じ10人を動員するにもしても兵士の平均年齢を下げた方が効果的なのだが、25歳(当初は27歳)からだった動員条件を18歳~20歳に引き下げると「ロシアとの戦いが上手くいっていない」と強く印象付ける上、ゼレンスキー大統領が指示した「一定期間服務した兵士の復員」も人員不足が原因で有耶無耶にされており、現状で動員法を弄るのは政治的リスクが高すぎるのだろう。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

因みにウクライナの動員には様々な動員延期の権利をもつカテゴリーが存在し、産業界は必要な労働力を確保するため「不可欠な従業員の動員延期」を合法的に申請できるのだが、この申請数が150万人を越えたことにゼレンスキー大統領は激怒し「動員延期申請の一時停止」と「企業に対する監査」を指示、出演したTV番組の中でも「このモデルはあまり公平ではなくバランスが欠けている」「企業の動員延期申請のせいで軍は十分な人数を動員できないのではないかと恐れ、企業は動員延期の基準を心配している」「軍と産業界のニーズの間でバランスをとるのは難しい問題だ」と述べている。

追記:ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は米ディフェンスメディア=WarZoneの取材に応じた中で「約1.1万人の北朝鮮人がロシア東部で訓練中」「11月1日にはウクライナで戦う準備が整うだろう」「北朝鮮人部隊はロシア製の武器と装備を使用する」「最初の2,600人はクルスクに向かう」「残りの兵士が何処に向かうのは不明」「現時点で(北朝鮮人部隊)の全体像は把握できていない」と述べていたが、ウクライナ政府は18日「ロシア軍が北朝鮮兵士に装備を支給している様子」を公開した。

ウクライナ当局は問題の映像について「72時間以内に撮影されたもの」と説明し、映像内に登場する兵士は朝鮮語(韓国語)で「これは何ですか?」という喋っている。

関連記事:ウクライナ国防相、支援国は25歳まで動員しない理由を知りたがっている
関連記事:米議員から動員年齢の引き下げ圧力、若いウクライナ人も戦いに参加すべき
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関連記事:ウクライナ軍の復員問題、前線の状況が厳しく人員不足のため解決困難
関連記事:復員の約束は? ウクライナ議会議長が戦時中の動員解除は行わないと示唆

 

※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine

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コメント

    • Zdjc
    • 2024年 10月 19日

    ここからウクライナが挽回する方法、単独でドローン使ってモスクワに核汚染物質を撒いて全世界を脅すとかしか思い付かない

    19
      • 名無し
      • 2024年 10月 20日

      ドローンで撒ける量の核汚染物質なんて、ぶっちゃけ、大した被害出せませんぜ。
      日本人は核汚染の威力を、あまりにも過大に評価しすぎている。広島に普通に人住んでるねんで。

      4
    • 古銭
    • 2024年 10月 19日

    問題の発端となっている今年から導入された産業界向けの動員猶予・免除申請システムと審査体制を用意したのは言うまでもなく政府なので、運用開始後にそのようなことを仰られても。

    22
      • 名無しの悪夢
      • 2024年 10月 19日

      この件を全く知らず、話を聞く限り必須と言えそうなシステムですが
      賄賂でどうとでもなる抜け道みたいに言われてそうなのが目に浮かびます。
      しかもそういう話題に触れるあたり、かなりの人が真剣に思ってそう

      8
    • マミー
    • 2024年 10月 19日

    西側は本気でウクライナを見捨てるのか、動員年齢引き下げはウクライナの為にならないのは人口動態見たら明らかだろに。

    12
      • そもそも
      • 2024年 10月 19日

      列強の宗主国は
      属国の幸せなど考えてませんよ

      アメリカとて日本のことなど
      核でも沈まない空母だとしか思ってない

      72
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 10月 19日

      見捨てるも何も、最初からウクライナがどうなろうと西側諸国にとってはどうでもいいでしょ
      強いて言えば大量の難民が発生するのは困るので、国としての形は残っていて欲しいぐらいですか
      ウクライナ人がいくら死のうが支援国にとっては無関係なんですよ
      兵器を支援してウクライナ人が戦う事でロシアの国力・軍事力が削れるなら安いとアメリカの議員も発言していますし

      18
        • aaa
        • 2024年 10月 19日

        因果応報で自分たちが捨て駒になる未来なんて、これっぽっちも考えてないんだろうな。

        5
    • 亡国
    • 2024年 10月 19日

    西側が思い通りにならないので
    汚い爆弾を使うと
    核の脅しを始めたようですね

    飼い犬に徹してるうちは良いが、
    野良犬はサダムフセインみたいな目に遭いますよ

    39
      • アンゴラ
      • 2024年 10月 19日

      クルスク侵攻以降(厳密には米国はATACMS使用制限変更なしの決定以降)、ボグダンさんの動画の雰囲気が明らかに変わってしまったような気がします。
      政府から監視されるようになってしまったのか、それとも西側の態度に絶望してしまったのか・・・。

      17
        • ポンタ
        • 2024年 10月 19日

        >ボグダンさんの動画の雰囲気が明らかに変わってしまったような気がします。

        同感です。youtubeによくある陰謀論的プロパガンダが目立つようになったと思います。

        当局からの検閲による影響を疑ってしまいます。

        10
        • 亡国
        • 2024年 10月 19日

        私もそれは感じてました
        クルスク攻めに一瞬成功したように見えた日に
        日を境に好戦的な動画に変わりましたね

        実際はクルスクが、もう持たないのも
        実際には耳に入ってそうなので
        ああいう捨て鉢な配信になるのでは

        13
      • ak
      • 2024年 10月 19日

      随分と物騒な話ですが、ネタ元は何でしょうか?YouTube ですか?

      私は9月にトランプとの会談で、「ウクライナの安全保障の為にはNATOへの加盟か核武装する必要が有ると訴えた」とする報道は知っていますが、そのような「核汚染物質をバラ撒く」という話は聞いた事が無いのですが。

      ついでに言えばソ連崩壊後にウクライナがそのまま核兵器を所有し続けていれば、全く管理が出来ずに国外に横流しされた核兵器があちこちのテロで使用されていただろうと信じて疑いませんので、放棄させた事は正しかったと確信しています。

      17
        • いそきち丸
        • 2024年 10月 19日

        ネタ元はメドベージェフの発言みたいです。
        TASSやRTも引用して報じてますね。メドベ曰く、ソ連時代の研究所に残ってる技術を用いれば、低出力の核爆弾を開発できるとか、ロシア国内の原子力発電所を狙っている、みたいです。メドベは大袈裟のことをよく言うのであまり信憑性はどうでしょね。

        3
        • D-day
        • 2024年 10月 19日

        ガッツリ発言しました。
        NATOに入れないなら核兵器開発を始める。
        その後に、まだ始めたわけではない、と釈明しました。
        日本のニュースは書いてないのがほとんどですが色々見ればありますよ。

        11
    • Mr.R
    • 2024年 10月 19日

    核汚染物質によるダーティボムですか······そこにチェルノブイリの土があるじゃろう?
    それを自爆ドローンに詰めてじゃな

    12
    • 名無しの悪夢
    • 2024年 10月 19日

    あーあ、言っちゃった
    こういう他国のメンツに関わるようなのはのらりくらりと躱さなきゃいけないのに変なとこで正直なんだから
    ポーランドやバルト三国、はたまたベラルーシのような一流の東欧政治には程遠いですね。

    18
      • 通りすがり
      • 2024年 10月 19日

      >のらりくらりと躱さなきゃいけない
      のらりくらりと先送りに出来るだけの地盤と求心力がもはや無いのでしょう。
      本人の気質や性格以前に、“戦争に失敗して負け続けている”という事実が深刻なデバフとなる。

      4
    • 朴秀
    • 2024年 10月 19日

    負けそうです

    と自白するに等しいから
    言いたくないしやりたくもないでしょうね

    続けるのが難しければ降伏する算段をつけないとダメなのですが
    まともな判断ができる人は残っているんでしょうか?
    我が国は昭和天皇がいて良かったですが

    18
      • みかん
      • 2024年 10月 19日

      昭和天皇は近衛文麿の降伏の進言を1945年の2月にことわってまふよ。その時降伏していれば、原爆は投下されてませんでしたよ。それくらいの事実は知っておきましょう

      29
        • 朴秀
        • 2024年 10月 19日

        仰るとおりタイミングは遅かった(マリアナで負けたあたりで止めるべきでした)ですが
        ソ連参戦で万策尽きたのを認めて降伏したのはまだマシだったと思います

        22
        • 通りすがり
        • 2024年 10月 19日

        「近衛文麿の降伏の進言」だけを受託したところで、軍部の急進派を抑えられる政治的環境が整わなければ天皇の暗殺で全てが終わる。“その時降伏していれば”も机上の空論に過ぎない(降伏の判断をすべきは議会と軍部であって天皇は元来追認)、御前会議で“継続か降伏か”で半々となり、国論二分で決まらなかったから、【昭和天皇の最後の一票】が決断の決め手となっただけで、最初から昭和天皇に全ての独裁的権限があったわけではなく、ヒトラーやスターリンとは立ち位置が違う。
        「それくらいの事実は知っておきましょう」と言うならば、「そのくらいの背景」もまた抑えていただきたい。戦争は日本全体の失敗であって、個人の判断だけで決まる体制ではなかった。

        34
          • マミー
          • 2024年 10月 19日

          それ言い出したら満州の時に関東軍のやらかした馬鹿どもを統帥権違反で裁いてれば良かったのに。

          11
    • J
    • 2024年 10月 19日

    大量破壊兵器の保有を匂わす国は
    先制攻撃して良いという基準を
    イラク戦争で西側が作ってしまった
    ゼレンスキーの汚い爆弾発言は致命的だ

    44
    • うくらいだ
    • 2024年 10月 19日

    この流れは知っている
    ゼレンスキーは不人気な政策は「自分は国民を思って反対してるが周りがしろって言うから仕方ない」って感じで行う。決して自身は泥を被らない。ザルジニーとの時はそれで揉めた。
    支援国の圧力もあるだろが、あえてテレビで大統領がそれを認めるのはその流れを作る一環でだと思う。

    引き下げを望んでないのなら逆にウメロフの言葉を即座に否定して外圧を認める理由がわからない。

    むしろゼレンスキーが最も動員年齢の引き下げを希望しており、もともとこの流れを作る為に各国にお願いしたまであり得る。もしかしたら、これが本当のビクトリー計画かもしれない!

    29
    • ろみ
    • 2024年 10月 19日

    北朝鮮兵がロシア国内へ移動している事は韓国国家情報院も認めた為、興味深いですね。
    仮に本当にウクライナ戦争への派兵を目的にしているのならばロシアの北朝鮮に対する借りがあまりに大きすぎるのでどのような取引がされたのか興味深い所です。

    個人的には現時点では、派兵が目的ではなく戦訓を取り入れた最新の練兵を北朝鮮に提供する事が弾薬提供への支払いなのではないかと見ています。
    少人数歩兵集団による浸透戦術は、超大規模な特殊部隊で浸透し徹底的な後方破壊を狙う北朝鮮軍の編制にぴったり合致します。

    21
      • 亡国
      • 2024年 10月 19日

      私は22年から北の人材派遣を予想してたので
      在りし日の月刊Gunを引っ張り出して
      北朝鮮軍の実力という記事を読み返してましたが。
      空海軍はともかく、ミサイルと陸上兵力に関しては
      侮るのは危険だと思う。

      旅団クラスが拠点攻撃に出張ってきたら
      今のウクライナ軍では太刀打ち出来ないと予想。

      21
        • aburo
        • 2024年 10月 19日

        隣国が隣国なだけに、弱いまんまじゃいられませんし
        都合よく、大国が隣国にいて尚且つ味方と言えば味方ですし。

        ほんとにいつまでも舐められる国じゃないですね。

        12
      • 名無し
      • 2024年 10月 19日

      北朝鮮は豊富な資源、人口、土地を抱えながらも今まではそれを発展に繋げることが出来ずに最貧国の地位に甘んじており、過激な統治政策、個人崇拝、韓国、西側に対する配慮などから中露とも距離を置かれてきました。しかしウクライナ戦争後、明確に反西側となったロシアは北朝鮮に急速に接近しており、実際ウクライナ戦争後数年で北朝鮮の生活水準は以前より明らかにマシになっており、GDPを見ても以前より成長率が上がっています。これは明らかにロシアとの関係強化の影響であり、インフラや治水設備などもマシになっている様子が窺えることからロシアからの支援、指導が入っている可能性も高いでしょう。そのような状況の中北朝鮮はここで恩を売ることで今後ロシアの本格的な投資、開発、インフラ整備を呼び込むことができます。これはロシアにとっても悪い話ではなく前線の戦力を増やしながら豊富な資源が眠っている北朝鮮の資源を事実上独占すること繋がり、ロシアにとっても大きな利益を呼び込みます。実際にロシア上層部もそこまで見越して北朝鮮と関係を密接化しているように見えます。これらのことから、私は今後北朝鮮の国力が飛躍的に向上すると考えています。不可能ですが、可能であれば今すぐにでも北朝鮮に投資したいものです。

      6
        • 理想はこの翼では届かない
        • 2024年 10月 19日

        食料・資金・工業機械が安定的に入らなかった+経済・農業政策において無能な独裁政権である事が北朝鮮の成長を阻害していましたが、ロシアとの大規模取引によって食料・資金・工業機械が安定的に入手できるようになり、経済発展が可能になったのは大きいと思います
        勿論、今すぐに急激に発展するというものではないですが、ロシアとの蜜月関係が続くとロシアの策源地として急速に発展してしまう可能性があります
        発展し始めれば、成長産業の確保に困っている中国からの投資も急激に増える可能性があり、それも成長をブーストさせる要因になります

        5
    • cosine
    • 2024年 10月 19日

    ウクライナが要求されていることの本質は、提供武器がちゃんと抗露のために使われることの担保ですね。
    渡せる武器は動員人数分限りであることを突きつけられ、だから動員増やしなさい、なのでしょう。

    5
    • nk
    • 2024年 10月 19日

    若年層動員どうこうの前に消えた兵員問題はどうなったのかなと、何万と神隠しらしいけど見つければある程度解決なのではないかな。
    都合の悪いことは無かったことか天狗のせいにしてないで、現実見る勇気と覚悟をまずは持たないと話にならずロシア兵毎日1000人死傷ロシアカウントダウン開始とか様子が可怪しいのは一部の人間だけかと思っていたが、ウクライナ上層部もそんな感じだったら本当救われ無い。

    23
    • DEEPBLUE
    • 2024年 10月 19日

    屈服が先かゼレンスキー排除が先か

    15
    • たむごん
    • 2024年 10月 19日

    ウクライナの若者が、キエフのクラブで遊んだり・カフェで日常生活してるのを、自ら(ウクライナ人の若者が)SNS動画で流したりしてますからね…。
    ゼレンスキー大統領・ウクライナ国民は、停戦タイミングを見極めるべきでしたが、動員の流れは変わらないかもしれません。

    北朝鮮の特殊部隊は、江陵浸透事件(韓国への侵入作戦)により実力は証明されており、ドローン活用などの実戦経験を積むのは極めて厄介です。
    北朝鮮軍が、クルスクなどの塹壕・後方支援に活用されるのであれば、ロシア軍に余力が生まれる訳ですが周り回るのは因果を感じますね(北朝鮮の核開発・ミサイル開発にウクライナ人が関与した事は言われてますね)。

    (江陵浸透事件 wiki)
    (2022.03.04 北朝鮮インテリジェンス ウクライナと北朝鮮、長年の「闇の関係」 ロシアの侵攻で、核放棄はさらに困難に 朝日新聞GLOBE+)

    17
      • マダコ
      • 2024年 10月 19日

      朝鮮半島は、既に冷戦状態に突入という感じになっていますね。かつての緊張関係もありますが、少々状況がエスカレーションしてきているようにも感じます。
      無人機ビラも、今回の派兵と無関係ではないとのこと。

      (朝鮮日報)
      (「北朝鮮軍1万人以上の派兵決定」、ロシアからの見返りは何なのか【10月19日付社説】 )

      ここ最近のBRICs内でのロシアの外交を見て思うのは、資源と食料で西側を圧倒する戦略を取りつつあるという感じがします。今回の戦争は、軍事的にも政治的にも、西側の敗北の可能性が高いように思えてきます。この戦争を通して言えるのは、当初のジョンソン首相の判断ですね。口ばかり勇ましい連中がダメダメなのは、世界各国共通という感じです。更に生活が苦しくなりそうで泣けてきます。

      6
        • たむごん
        • 2024年 10月 19日

        日本は、貧乏くじ引いて、無理やり引きずりこまれない事を願うのみです…

        資源と食料について仰る通りで、庶民の生活にとっては、こっちの方が重要ですね。
        ジョンソン元首相イギリスも、海外の戦争介入の余裕あるの?イギリス人の生活を見れば思います。

        上級国民、彼ら少数は生活に余裕がある訳ですから、グレートゲーム・主義主張を優先しているというだけの気がしています。
        EU離脱後も政策失敗で、製造業・金融業などが空洞化して貧乏になってる気がしてまして、イギリス貴族は庶民の生活には関心がないのでしょうかね。

        (2023.2.2 今は「働く人々でさえ飢えている」英国のリアル 「生活費危機」の恐るべき貧困化インパクト The New York Times 東洋経済)
        (2023年6月3日 【Exclusive】ロシア産「金」の貿易拠点化「UAEに指摘される懸念」 フォーサイト 新潮社)
        (2024.10.17 英シティ、EU離脱で雇用喪失4万人 「大惨事」と行政トップ ロイター)

        5
    • マダコ
    • 2024年 10月 19日

    北朝鮮の軍隊、最近、韓国のメディアではしきりに言われていましたが、概ね数は合っていますね。降伏を迫っているようにも見えます。ウクライナが、喉から手が出るほど欲しかった援軍は、ロシア側に来ました。最初の2600人は、退役した特殊部隊という情報がありましたが、かなり強力で、ロシア兵よりも強いとされていました。実際はどうかは分かりませんが、あの国のことですから、人権無視、現代最強のシゴキがあるでしょうから、本当に強いのでは?とも思いますね。あと、あのパレードの行進を見ても、統制のとれかたは、他国とは一線を画しています。クルスクに関しても予想通りというか、ロシア国内での行動だけに、ウクライナに攻めこむほどには他国も大きくは口出しできないでしょう。

    18
      • ななし
      • 2024年 10月 19日

      NATOも軍人を「退役」させてウクライナに「傭兵」という
      名目で送り込んでいたという話もありますな

      この話が事実なら(豚ノフはどこからこの動画を入手した?)
      北朝鮮兵はどこで使われるのか。最前線の突撃兵か、真逆で
      復興の警備・手伝い程度なのかが気になります

      いずれにしろ11月にあわせて投入されるのが事実なら、ロシアは
      冬季に再び大攻勢をかける為とも言え、個人的な予想ですが、
      スリャビンスク・クラマトルスク以外のドンバスは、来年春季の
      泥濘期までにあらかた制圧されそうな形勢ですね

      12
        • マダコ
        • 2024年 10月 19日

        確かに、NATO、特にポーランドあたりの退役軍人を傭兵として送り込んでいたという噂はありましたし、ロシアもそれを指摘していましたね。

        北朝鮮の派兵決定には、韓国の無人機ビラに対する報復も含むとの情報もあることから、無用な挑発が事を大きくしたという可能性も否定できません。そのことからも、動画は北朝鮮が政治的に意図的に流している可能性もあると思います。

        1万を超える派兵なので、考えようによっては、第二次大戦における日本を降伏に至らしめた、ソ連参戦のような狙いがあるようにも思えます。継戦するとしても、士気の著しい低下は免れ得ないでしょうから、多くの地域が制圧されそうですね。

        6
          • ななし
          • 2024年 10月 19日

          北朝鮮の参戦が事実なら、我が国の国防の脅威になる
          事は間違いですね

          こちらから挑発しなければ凶行には及ばないでしょうが
          正直、中露より北朝鮮のほうがイスラエルに似た狂犬
          のような危険性があると俺は考えています

          食べて応援!のノリでウクライナ支援を言っている方は
          ロシアや北朝鮮が実戦経験を積み、兵士の練度や技術、
          その運用ノウハウが日々向上していく事に危機感を
          持っていただきたいです

          ウクライナ紛争は一刻も早く終結した方が我が国の国益
          に資すると思います

          12
          • kitty
          • 2024年 10月 19日

          ヴェトナム戦争での猛虎部隊みたいな大活躍するかもしれませーんねー。

          1
      • 匿名
      • 2024年 10月 19日

      たむごん様のコメントにある江陵浸透事件や本邦の九州南西海域工作船事件然り、粗末な装備ながら工作任務に務め、徹底的な思想統制による自死を厭わない顛末には、当時の世論に衝撃を与えていた事は朧げながら覚えています。

      今回のウクライナ侵攻への派兵ですが、持ち前の死兵ぶりが健在で、適切な装備と軍事教練を与えられ、ロシア側と共闘した際に何が起きるのか。

      最近敵対国に書き換えられた韓国や威圧対象の本邦の安全保障にも関わりますので、非常に興味深くあります。

      8
        • J
        • 2024年 10月 19日

        みなとみらいに工作船を見に行きましたけど
        海上保安庁くらいが相手なら
        圧勝できるくらい重武装でしたね

        RPG7や23mm連装機関砲のほか
        イグラ地対空ミサイルも積まれてました
        上からの命令で自爆しなければ
        相当な殉職者が出てたと思います

        8
    • アンドレJr
    • 2024年 10月 19日

    いまの韓国の保守政権は
    支持率低迷で死に体だし
    北の脅威を必要以上に喧伝して
    支持を繋ぎ止めたい意図も感じられる

    対露協力する可能性は否定しないが
    北、北と騒いで日本を焚き付ける勢力とは
    距離を取るのが肝要かと思う

    9
    • 野良猫
    • 2024年 10月 19日

    ウクライナが負けそうじゃないならもう支援なんて必要ないよねって話な訳で
    他国に膨大な支援させようって言うなら自国は死ぬほど抵抗見せてみなきゃ話にならんわい

    4
    • nanashi
    • 2024年 10月 19日

    本当に最後の1人になるまで戦えと言わんばかりの、まさにセフル民族浄化のような状況になってますね。
    本来ならこのような状況になるまえに手を打つトップの役割だと思いますが、これが傀儡政権の悲哀なのでしょう。

    この状況が、戦後どのようなナラティブになっていくのか非常に心配しています。

    ロシアとしては、停戦の機会を握りつぶして強制的に国民を動員したゼレンスキー政権、ひいてはそれを裏から操った西側に責任があると主張するでしょうが、西側は決してそのような主張を認めないでしょう。

    そうしたら本邦は、先の大戦の反省とどのように整合を取ることになるのか?
    先の大戦の一般的な認識としては、カミカゼ特攻などはその最たるもので、当時の政権の誤った判断により不必要な多大な犠牲を国民が払うことになった、理由は問わずもう二度とこんな悲惨な戦争をしてはならない、ということだと思っています。

    戦後のウクライナの甚大な損失、被害が明らかになっていく中で、この戦争を正当化するため、正義のためなら国民総玉砕も致し方ないという論調に変わっていくんでしょうか。
    あのとき降伏しないで本土決戦を持ち込めば勝てたんだ!みたいな。

    穿った見方かもしれませんが、なんだか台湾有事に向けて着々と外堀が埋められていくような気がして恐ろしいです。

    10
    • M774A6
    • 2024年 10月 20日

    一種の踏み絵的にも感じます。
    これまで自国の戦争にもかかわらず安全なところから継戦を唱える人々に対しても戦争の負担を被らせる。
    それでもウクライナ人は継戦を選ぶのかと。
    ウクライナがクルスクでロシア国内にも戦争を持ち込んだと自賛していましたが、ウクライナで継戦を訴えながら戦地にいない人々にもあなた達も戦地に行くのだよと告げるのも同じことでしょう。
    こんなことを外圧で行うのはひどい話だとは思いますが、このままでは継戦を支持している人々のところにもひょっこり戦争が訪れて焼かれることになってしまい、それよりはまだ情け深いと思う人もいるはずです。
    米国は支援対象国に国民皆兵の精神を求めることがありますが、戦地に行かない人が大多数を占める民主主義国では後方にいて勇ましく戦争を唱える人が多々いるので彼らを戦地に引きずり出しても戦うのかと問うことは民意形成には必要な側面があると思います。
    なお、ウクライナが動員の大拡大に踏み切るなら兵力不足の問題は相当に緩和し、当面の継戦能力は確保できるのでそれならそれで戦ってもらおうとも考えているはずです。
    この圧力でウクライナが継戦能力確保のために更なる出血を受け入れるならそれでよし、敗戦を受け入れるならそれもよし、そう算段しているのではないでしょうか。

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